JP2000039769A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000039769A
JP2000039769A JP10205426A JP20542698A JP2000039769A JP 2000039769 A JP2000039769 A JP 2000039769A JP 10205426 A JP10205426 A JP 10205426A JP 20542698 A JP20542698 A JP 20542698A JP 2000039769 A JP2000039769 A JP 2000039769A
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JP
Japan
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roller
toner
developing roller
image
photosensitive drum
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JP10205426A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakano
孝 中野
Yoshitaka Nose
佳孝 能勢
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間隔保持部材により現像ローラと感光体ドラ
ムとを所定間隔として現像ローラを感光体ドラムに所定
圧で接触させると共に、飛散したトナーや塵、埃の異物
を間隔保持部材に付着させず、印字品質の低下を防止す
ることができる画像記録装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム62に圧接された現像ロー
ラ55を介して現像器51のトナーを感光体ドラム62
に移転し、電子写真方式により感光体ドラム62にトナ
ー画像を形成し、トナー画像を用紙に転写して印字する
画像記録装置であって、感光体ドラム62表面と現像ロ
ーラ55の軸心とを所定間隔とする間隔保持部材80を
現像ローラ55の両端部に設けると共に、間隔保持部材
80を清掃する清掃手段90を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、現像器ユ
ニットと感光体ユニットとを含むプロセス部を備えた電
子写真方式の画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた画像記録装
置では、感光体ドラムおよび帯電器、現像器等を備えた
プロセスユニットが用いられており、このプロセスユニ
ットは一般に装置本体着脱可能に設けられている。プロ
セスユニットを用いた画像記録装置では、例えば1万枚
程度のコピー可能なユニットとして構成した場合には、
その画像形成装置に設けられたカウンターの計数値等を
用いてユニットの寿命を推定することにより、ユニット
の交換を指令する等の情報を表示部等に出力させるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像記録装置では、現像ローラを感光体
に所定圧で圧接させる必要がある。そのために、現像ロ
ーラと感光体ドラムとを所定間隔とし、現像ローラに接
触部を所定量弾性変形させ所定圧で圧接させるための間
隔保持部材を設ける。
【0004】しかし、その間隔保持部材に付着に飛散し
たトナーや塵、埃の異物が付着し、現像ローラと感光体
ドラムとの間隔が広がる等の問題が発生していた。その
ため、現像ローラが所定量弾性変形せず、感光体ドラム
に現像ローラが所定圧で圧接されなくなる。その結果、
現像ローラの周面の所定量のトナーが感光体ドラムに適
切な量移転されず、印字品質を低下させるといった問題
になっていた。
【0005】本発明の目的は、従来のこのような欠点を
解消するため、間隔保持部材により現像ローラと感光体
ドラムとを所定間隔として現像ローラを感光体ドラムに
所定圧で接触させると共に、飛散したトナーや塵、埃の
異物を間隔保持部材に付着させず、印字品質の低下を防
止することができる画像記録装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、電子写真方式により、現像ロー
ラ上のトナーを感光体に移転させ、感光体にトナー画像
を形成し、トナー画像を感光体より用紙に転写して印字
する画像記録装置であって、感光体表面と現像ローラ軸
心とを所定間隔とする間隔保持部材を現像ローラの端部
に設けると共に、間隔保持部材を清掃する清掃手段を設
けた。
【0007】また、請求項2の発明は、上記間隔保持部
材は現像ローラ軸心を中心に回転する回転体で、その周
面で感光体に接すると共に、上記清掃手段は、間隔保持
部材の周面の異物を掻き落とすように接触して設けられ
た接触片である。さらに、請求項3の発明は、上記接触
片が絶縁体である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の画像
記録装置を図面を参照しつつ述べる。図1は、本発明の
実施の形態の画像記録装置を示す正面図である。図2
は、図1の装置に組み込んで使用する走査装置の構成を
示す断面図である。図3は、図1の本体フレームに配置
するプロセス装置部の断面図である。図4は、図3のプ
ロセス装置の詳細な構成を示す断面図である。図5は、
図4のプロセス装置を示す要部正面図である。
【0009】図示される例にしたがって、本発明の画像
記録装置の構成を説明する。図1に示される例は、ファ
クシミリ装置と複写機とを複合した装置として構成する
場合を示しているもので、画像記録装置1は、下部に2
つの給紙カセット3、3aを配置し、その上部に電子写
真方式の記録部を備えた本体フレーム2と、本体フレー
ム2の一側部に設けた支点21を介して揺動可能に設け
た走査部フレーム20とを組み合わせて構成している。
走査部フレーム20には、フレームの上面にプラテンを
配置し、そのプラテンにセットしたブックものの原稿を
走査するFBS(フラットベッドスキャナ)としての走
査装置と、プラテンカバーの上面を原稿排出トレイ28
として用い、原稿トレイ27から挿入する原稿を、自動
原稿搬送装置としての原稿搬送部40内で移動させなが
ら走査し、自動原稿搬送装置(ADF)としての動作を
行う移動原稿走査部とを設けている。画像記録装置1に
おいては、図1の仮想線で示されるように、本体フレー
ムに対して走査部フレーム20を開閉可能に構成してい
るものであり、走査部フレーム20を支点21を介して
開いた状態では、本体フレーム2の上面が開放される状
態となる。
【0010】各構成部材と、フレームの開閉機構を配置
することにより、本発明の画像記録装置においては、給
紙カセットに対する用紙の補給と装置の制御の動作をフ
ロント側から行い得るとともに、手差しトレイを用いた
用紙の供給と、コピーの取り出しの動作を両側部から行
うことができる。また、走査部フレーム20を開閉する
ことにより本体フレームの上部を開放して、画像記録部
のプロセス装置に対するメンテナンスを行い得るように
する。さらに、プラテンにブックものの原稿をセットす
る動作を、走査部フレーム20の上の上部開閉フレーム
25を開閉して行うことができ、プラテンに対してセッ
トした原稿の走査を行いながら、画像情報の送信の動作
を容易に行うことができる。
【0011】本体フレーム2の下部に収容する給紙カセ
ット3、3aは、任意のサイズの用紙を収容可能で、装
置のフロント側に引き出し可能に設けられている。ま
た、本体フレームの他方の側部には、図3にも示される
ように、手差し挿入口5を配置して、手差しトレイ6を
装着可能に構成し、特殊なサイズの用紙や、給紙カセッ
トに収容しない少数枚の用紙を用いてコピーを作成可能
にしている。手差しトレイを装着しない状態では、本体
フレームの側面には突出するものがないように構成され
る。さらに、図1に示されるように、本体フレーム2の
一側部には、コピーを収容する排出トレイ7を配置し、
大サイズの用紙に対応させて補助トレイ8を引き出し可
能に設けている。排出トレイ7は、補助トレイ8を引き
出さない状態では、走査部フレーム20の端部よりも側
部に突出しないので、用紙が若干トレイから突出する状
態で収容される。
【0012】画像記録装置1において、本体フレーム2
の上部に配置する走査部フレーム20には、図2に示す
ように構成した走査装置30を設けている。走査装置3
0は、一般の複写機や画像記録装置の読取り装置に用い
られているものと同様に、ランプ32と1つのミラーm
1を設けたフルレートキャリッジ31と、2つの対向す
るミラーm2、m3を配置するハーフレートキャリッジ
33とを組み合わせて設け、原稿の走査情報をレンズ装
置37を介してCCD38に伝達し、光信号を電気信号
に変換して、本体フレームに配置する画像情報処理部に
伝達する。フルレートキャリッジ31とハーフレートキ
ャリッジ33とを駆動するために、本実施の形態におい
ては、径が2:1に設定された駆動プーリ35、35a
を同軸に配置し、各々の駆動プーリに巻き掛けたベルト
36、36aを介して、2つのキャリッジを各々連動さ
せて移動させる機構を設けている。
【0013】走査部フレーム20の上端には、ブックも
のの原稿を載置し、FBSとしての動作に対応させるプ
ラテン23と、ADFとしての動作に対応させて、原稿
搬送部40の下部に配置するプラテン24とを設けてい
る。プラテン23に対しては、上部開閉フレーム25を
開いて原稿をセットし、上部開閉フレーム25を閉じる
ことにより、プラテンカバー26がプラテンの上面に原
稿の画像面を押圧させて、固定位置にセットした原稿の
走査を行う。そして、プラテン23にセットした原稿に
対しては、図示を省略したセンサの検出情報に応じて、
走査装置30のフルレートキャリッジ31が原稿の走査
方向の長さだけ往復移動し、ハーフレートキャリッジ3
3がフルレートキャリッジの半分の速度で移動しながら
画像情報の読取りを行い、CCD38を介して画像信号
を出力する。また、原稿トレイ27を用いてシートもの
の原稿の走査を行う際には、ADF(自動原稿搬送装
置)としての原稿搬送部40に設けたU型搬送路44を
通して原稿を搬送し、プラテン24の部分に走査装置を
固定する状態で画像の読取りの動作を行う。
【0014】原稿搬送部40に設けるU型搬送部44に
は、原稿前挿入部のピックアップローラ42と、用紙さ
ばき装置43および、U型搬送路の内部で原稿の搬送を
行う搬送ローラ装置45を設けている。搬送ローラ装置
45には、原稿のターン部の内面の案内面を形成する大
径の駆動ローラ46と、2つのピンチローラ47、47
aとを配置し、ピンチローラ47aの下流部にプラテン
24を位置させている。また、U型搬送路44の終端部
には排出ローラ装置48を配置して、走査が終了した原
稿を排出トレイ28に向けて排出させる。
【0015】原稿搬送部40には、U型搬送路44の外
側の用紙ガイドを一体に設けた開閉フレーム41を支軸
40aを介して開閉可能に設けており、開閉フレーム4
1にはピックアップローラ42と用紙さばき装置43の
ローラ、およびピンチローラ47、47aを配置してい
る。そして、開閉フレーム41を開くことにより、U型
搬送路44を開放してジャム紙の処理を行い得るように
する。また、図示を省略しているが、U型搬送路44の
内側のガイド板と駆動ローラ46、および排出ローラ装
置48の1つのローラを含むフレームを、原稿搬送部の
下部フレームに対して開閉可能に設ける場合には、プラ
テン24に対する清掃等のメンテナンスを容易に行うこ
とが可能になる。
【0016】原稿搬送部40を用いて、原稿トレイ27
にセットした原稿の走査を行う際には、原稿を原稿トレ
イにセットしたことを、図示を省略した検知手段の検知
信号により制御装置を作動させることや、コントロール
パネルに原稿搬送部を用いて、画像読取りの指令を入力
することによって行う。そして、信号に応じて、走査装
置30のフルレートキャリッジ31をプラテン24に対
応する位置に停止させ、ハーフレートキャリッジ33を
走査部フレーム30の左側の端部にまで移動させ、原稿
トレイ27から原稿を1枚ずつU型搬送路44内で搬送
し、プラテン24の部分で原稿の画像の読取りを行う。
したがって、走査部フレーム20に配置する走査装置に
おいては、2つのプラテン23、24に対応させて走査
装置をセットし、任意の原稿に対する読取りの動作を行
うことができ、画像記録装置の送信機能を利用して、画
像情報を送信することができる。
【0017】原稿搬送部40の下部に配置している本体
フレーム2には、図3及び図4に示されるような電子写
真方式を用いたプロセス装置50と、給紙カセットから
排出トレイに至る用紙搬送機構とを設けている。プロセ
ス装置50は現像器ユニット51と感光体ユニット60
とを組み合わせており、感光体ユニット60に設けた感
光体ドラム62に対して、現像器ユニット50の現像ロ
ーラ55を配置し、感光体ドラム62の下部には、用紙
の通路を挟むようにして転写ローラ17を設けている。
プロセス装置50を構成する2つのユニット51、60
は、後述するように、一体に組み合わせたままで本体フ
レームの上部から着脱可能に設られ、中間蓋10を閉じ
た状態で動作位置に固定保持される。63は、感光体ド
ラム62のドラム軸である。なお、この実施の形態で
は、感光体として感光体ドラムを用いているが、感光体
ベルトを用いることもできる。
【0018】本体フレームのプロセス装置の下部に配置
される給紙カセット3においては、用紙送り出し側に配
置する給紙ローラ13により用紙を1枚ずつ送り出し、
用紙搬送路14内を搬送して画像転写部を介して、定着
装置18に送り込み、排出ローラ装置19を介して排出
トレイに向けて排出させる。用紙搬送路14には、搬送
ローラ装置15、16を設けており、用紙の先端部が搬
送ローラ装置15にニップされると、給紙ローラ13に
よる送り作用が中断され、搬送ローラ装置15により用
紙が送られる。その後、感光体ドラム62に形成される
トナー画像のタイミングに応じて、搬送ローラ装置16
が駆動されて用紙を搬送するとともに、転写ローラ17
からの電圧の印加により感光体ドラム62上の、トナー
画像を用紙に転写する。そして、トナー画像が転写され
た用紙は、感光体ドラム62による用紙の送り作用によ
り定着装置18に案内され、定着装置18の熱ローラと
加圧ローラの間を通って定着され、コピーを排出ローラ
装置19により排出トレイに排出させる。
【0019】図1に示す装置では、給紙部に2つの給紙
カセットを配置しているが、給紙カセット3の下部の給
紙カセット3aからは、図3に示す用紙搬送路14aを
介して用紙搬送路に送られる。また、図1に示す手差し
挿入口5に設けた手差しトレイを介して供給される用紙
は、図3に示す手差し用ローラ装置5aを介して搬送ロ
ーラ装置16に送られ、画像の転写が行われる。本体フ
レームの縦の用紙搬送路には、側板4を開いた状態で用
紙搬送路を開放する手段を設けており、図の仮想線で示
された状態よりもさらに大きく開くことにより、縦の用
紙搬送路内での用紙の処理を行うことができる。側板4
に対しては、本体フレームにロック機構と検知手段とを
設けておき、側板を閉じた状態でのみ、用紙の搬送を行
い得るようにする。
【0020】図3に示すように、用紙搬送路14の水平
部の上部に配置されるプロセス装置50において、感光
体ユニット60の感光体ドラム62の上部には書き込み
装置70を配置し、書き込み装置70は中間蓋10を閉
じた状態で感光体ドラム62に対して位置決めされるよ
うに設けられている。プロセス装置50は、クリーナレ
ス方式の装置として構成されているもので、クリーニン
グ装置を感光体ドラム62に配置して、トナー画像を用
紙に転写した後で、感光体ドラム62に付着して残留す
るトナーを回収する従来のものとは異なる構成を有して
いる。プロセス装置を構成する現像器ユニット51と感
光体ユニット60との2つのユニットは、本体フレーム
の保持部に対して、2つのユニットを組み合わせたまま
で着脱可能に装着される。
【0021】図4に示されるように、現像器ユニット5
1の非磁性一成分卜ナーを収容する容器部52には、ト
ナーを攪拌しながら給紙ローラ54に供給するための攪
拌部材53を配置している。容器部52からのトナー排
出部には供給ローラ54と、感光体ドラム62に接する
現像ローラ55、および現像ローラ55に接する層厚規
制部材56とを設けている。攪拌部材53はトナーを攪
拌しながら供給ローラ54に向けて供給するもので、任
意の羽根部材を設けたものまたは棒状の部材として構成
可能である。また、供給ローラ54は軸にスポンジ状の
導電性を有する弾性体、または導電牲の繊維を有する植
毛体を、所定の厚さで設けた弾性体ローラとして構成す
ることができる。そして、供給ローラ54の軸には、図
示を省略した給電部材から、−400〜−600V、望
ましくは−500V前後の値のバイアス電圧が印加され
る。
【0022】現像ローラ55はステンレス等の金属製の
ローラ軸に、導電牲のゴム(シリコンゴム、ウレタンゴ
ム、NBR)を所定の厚さで被覆したもので構成されて
いるもので、そのローラ表面を平滑なものとして構成す
る。現像ローラ55に対しては、−200〜−400
V、望ましくは−300V前後の値のバイアス電圧が印
加される。また、現像ローラ55に対して配置する層厚
規制部材56は、現像ローラ55の表面に形成するトナ
ーの薄層を均一な厚さに設定するためのものであり、ウ
レタン樹脂シートまたはステンレス製の板部材からなる
バネ性を有するものとして構成する。そして、層厚規制
部材56に対しては、−300V〜−500Vの範囲、
望ましくは−400V前後の値のバイアス電圧が印加さ
れる。
【0023】供給ローラ54と現像ローラ55との軸芯
間距離は、2つのローラの半径の合計よりも若干小さく
設定されており、両ローラを同一方向(矢印X方向)に
回転することにより、両ローラの接触部では圧接されな
がら反対方向に摺動される状態となる。そして、両ロー
ラの摩擦作用と各々のローラに印加されている電圧の差
により、両ローラ間でトナーが帯電されるとともに、現
像ローラ55の表面にトナーが付着される。さらに、現
像ローラ55の表面に付着されたトナーを層厚規制部材
56により均一な厚さに形成し、感光体ドラム62に向
けて露出させ、感光体ドラム62に形成された潜像にト
ナーを移転させて、トナー画像を形成する。
【0024】図4に示すように、現像器ユニット51に
組み合わせて配置する感光体ユニット60には、ユニッ
トフレーム61に支持される感光体ドラム62と、表面
が植毛部材等により帯電されるブラシローラのようなブ
ラシ帯電器65とを設けている。そして、感光体ドラム
62に対して書き込みユニット70を配置して画像の書
き込みを行うとともに、感光体ドラム62に形成したト
ナー画像を転写ローラ17の放電により用紙に転写す
る。また、書き込み装置70はLEDヘッドアレイによ
り構成されるもので、画像情報出力装置からの情報に基
づいて、LEDを発光させて感光体ドラム62に光を照
射する。感光体ドラム62の表面はアースされた光導電
体よりなるもので、ブラシ帯電器65により−780V
の帯電が行われ、書き込み装置70より光が照射された
部位、すなわち画像情報の黒に対する部分の電位が−8
0V程度となり、光の照射部位と非照射部位(画像情報
の白に対応する部分)とで電位差が生じ、画像情報に対
応する静電潜像が形成される。
【0025】感光体ドラム62に形成される静電潜像に
対して、現像ローラ55の表面に付着している負に帯電
しているトナーが接すると、トナーは感光体ドラム62
の表面の光照射部位に吸引され、感光体ドラム62の表
面にはトナー画像が形成される(反転現像)。トナー画
像の転写位置では、用紙の裏面から転写ローラ17によ
り600V〜3.5kVのバイアス電圧が印加されるこ
とによって、用紙にトナー画像が転写される。トナー画
像が転写された用紙は、感光体ドラム62の回転により
定着器18に向けて送られる。
【0026】また、トナ一画像を用紙に転写した後で、
感光体ドラム62の表面に残留するトナーは、転写ロー
ラ17の下流側にドラム表面に接するよう配置されたメ
モリ除去ブラシ66により掻き乱されて、感光体ドラム
62の表面に分散される。このメモリ除去ブラシ66に
はドラム表面でのトナーの掻き乱しを有効に行わせるた
めに所定の電圧(望ましくは+300V)が印加され
る。そして、感光体ドラム62が現像ローラ55に接す
る位置で、両者の間の電位差によりトナーは現像ローラ
55側に移転され、容器部から新たに供給されるトナー
に混合されて再使用されるようにして、クリーナレス方
式の装置として構成している。
【0027】感光体ドラム62とブラシ帯電器65は、
感光体ドラム62にトナー画像を形成して用紙に転写す
る印字の動作を行う場合に、図の矢印X1方向に、各
々、独立に駆動される状態で、ブラシ帯電器65に加え
られる電位により感光体ドラム62の表面を帯電させる
作用が行われる。
【0028】次に、プロセス装置50における現像ロー
ラ55の周辺部について、主に図5を参照して述べる。
上述のように、現像ローラ55は感光体ドラム62に、
現像ローラ55の接触部が弾性変形して押圧されてい
る。その弾性変形量を所定量とするために、現像ローラ
の両端部に間隔保持部材であるギャップローラ80が設
けられている。現像ローラ55の両端部では、現像ロー
ラ55の軸55aが容器部52に回転自在に支持されて
いる。その容器52の各々の外側の軸55aに、ギャッ
プローラ80が回転自在に設けられている。
【0029】ギャップローラ80は、現像ローラ55の
径よりも若干小さくなっている。ギャップローラ80は
感光体ドラム62の周面に押圧され、感光体ドラム62
の回転により従動回転するようになっている。そのよう
な構成により、感光体ドラム62との接触面における現
像ローラ55の押圧による弾性変形が所定量となるよう
にしている。
【0030】しかし、ギャップローラ80の周辺は、ト
ナーなどが、飛散し易い場所であり、その飛散したトナ
ーがギャップローラ80の周面に付着し、更に圧接して
堆積するような場合がある。そうなると、ギャップロー
ラの周面に凸部が出来、現像ローラ55の軸心と感光体
ドラム62表面との間隔が不安定となってしまう。
【0031】そのため、図4及び図5に示すように、ギ
ャップローラ80の周面には、清掃手段としてブラシ9
0からなる接触片が設けられている。ブラシ90は、一
端が容器部52に取り付けられ、ブラシ部が回転するギ
ャップローラ80の周面にブラシ部が接触するように設
けられている。ブラシ90によりギャップローラ80の
周面に付着するトナー等が掻き落とされ、ギャップロー
ラの周面に堆積することはない。
【0032】尚、ブラシ90は絶縁体で構成されている
ので、ギャップローラ80部周辺は帯電物が多いが、そ
れに影響を及ぼすことはない。また、上記実施の形態で
は接触片がブラシである場合を説明したが、フィルム状
の部材であっても問題はない。
【0033】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明により、
飛散したトナーや塵、埃の異物を感光体ドラムと、間隔
保持部材の感光体との接触部に付着することを防止し、
現像ローラ軸心と感光体表面とを確実に所定間隔に維持
することができる。そして、感光体ドラムに現像ローラ
を常に所定圧で圧接することができ、印字品質を低下さ
せることなく、良好に維持できる。
【0034】また、請求項2の発明により、簡易な部材
で飛散したトナーや塵、埃の異物を確実に掻き落とすこ
とができる。
【0035】さらに、請求項3の発明により、感光体ド
ラムや現像ローラ等の所定電圧が印加された帯電物に悪
影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像記録装置の外観を示
す正面図である。
【図2】図1の装置に組み込んで使用する走査装置の構
成を示す断面図である。
【図3】図1の本体フレームに配置するプロセス装置部
の断面図である。
【図4】図3のプロセス装置の詳細な構成を示す断面図
である。
【図5】図4のプロセス装置を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 画像記録装直 50 プロセス装置 55 現像ローラ 60 感光体ユニット 62 感光体ドラム 65 ブラシ帯電器 80 ギャップローラ(間隔保持部材) 90 ブラシ(接触片)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式により、現像ローラ上のト
    ナーを感光体に移転させ、感光体にトナー画像を形成
    し、トナー画像を感光体より用紙に転写して印字する画
    像記録装置であって、感光体表面と現像ローラ軸心とを
    所定間隔とする間隔保持部材を現像ローラの端部に設け
    ると共に、間隔保持部材を清掃する清掃手段を設けたこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 上記間隔保持部材は現像ローラ軸心を中
    心に回転する回転体で、その周面で感光体に接すると共
    に、上記清掃手段は、間隔保持部材の周面の異物を掻き
    落とすように接触して設けられた接触片であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 上記接触片が、絶縁体であることを特徴
    とする請求項2に記載の画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7039341B2 (en) 2003-08-25 2006-05-02 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Developing unit and image forming device having the developing unit
US7088940B2 (en) 2003-08-25 2006-08-08 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device

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