JPH11160964A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH11160964A
JPH11160964A JP33942697A JP33942697A JPH11160964A JP H11160964 A JPH11160964 A JP H11160964A JP 33942697 A JP33942697 A JP 33942697A JP 33942697 A JP33942697 A JP 33942697A JP H11160964 A JPH11160964 A JP H11160964A
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JP
Japan
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brush
toner
image
roller
unit
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JP33942697A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Yokogawa
忠弘 横川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像器ユニットと組み合わせてプロセス装置
を構成する感光体ユニットにおいて、感光体ドラムに付
着しているトナー等を容易に分散させ、ブラシ帯電器に
よる帯電作用を良好に行い得るようにする。 【解決手段】 画像記録装置のプロセス装置に配置する
感光体ユニット60においては、感光体ドラム62に対
して帯電作用を付与するブラシ帯電器65を配置して、
一様な帯電を行わせる。前記ブラシ帯電器の上流部に
は、除電ランプ67とメモリ除去手段としてのブラシ部
材66とを配置して、トナー画像を用紙に転写した後
で、付着して残るトナーの付着力を減少させてから均一
に分散させ、帯電器による帯電作用を良好に行い得るよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、好ましくはクリー
ナレス方式の画像形成装置に配置する帯電器に関し、特
に、ロール状ブラシ帯電器に付着するトナー等の汚れの
影響の少ない画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像記録装置において、感
光体ドラムに対する帯電手段として、一般にはコロトロ
ン放電を行う帯電コロトロンを用いている。そして、前
記帯電コロトロンの放電により感光体ドラムの表面電位
を一定の値に設定してから、画像の光を照射して静電潜
像を作成し、その静電潜像に対してトナーを供給するこ
とにより、トナー画像としての可視像を作成する。前記
トナー画像は、画像転写位置で転写コロトロン等を用い
て用紙に転写され、そのトナー画像を担持する用紙を定
着装置を通して定着し、記録紙として排出される。とこ
ろが、前記コロトロンを使用する画像記録装置において
は、コロトロンからの高圧放電によりオゾンが発生する
という問題がある。
【0003】そこで、小型の画像記録装置に対して、感
光体ドラムに帯電させるための帯電器と、トナー画像を
用紙に転写するための転写部材とを、ブラシ状ローラに
より作成したもの(ブラシ帯電器)またはスポンジで形
成したロール状の部材で構成することが行われている。
そして、例えば、ブラシ帯電器を使用することによっ
て、画像形成装置の構成を簡素化できるとともに、放電
電圧を比較的低い電圧とし、オゾンの発生をなくするこ
とによって、排気手段の構成ひいては装置全体の構成を
簡素化できるという特徴を発揮することが可能になる。
【0004】従来の感光体ドラムに対するブラシ帯電器
としては、図7に示すような構成のものが用いられてお
り、装置の両側のフレーム61に支持される軸63に対
して感光体ドラム62を回転可能に設けている。また、
前記感光体ドラムと同一方向に回転する帯電器65と、
前記帯電器65の上流部に配置したメモリ除去ブラシ6
6を組み合わせて感光体ユニット60として構成してい
る。そして、前記感光体ドラム62に形成したトナー画
像を用紙に転写した後で、前記感光体ドラム62の表面
に電圧印加されたメモリ除去ブラシ66を作用させ、転
写後のドラム表面に残留するトナーを掻き乱し、その残
像をかき消すようにして画像情報の書き込みに影響しな
いようにした上で、現像器でトナーを回収するようにし
ている。
【0005】前記感光体ユニット60は、書き込み装置
70により画像を書き込む前の段階で、ブラシ帯電器6
5により感光体ドラム62の表面を一様に帯電させるも
ので、前記ブラシ帯電器65は、金属の軸に対して導電
性の植毛部材を設けたブラシローラとして構成されてい
る。また、前記ブラシ帯電器65には、定電圧または交
流を印加する電源65bを接続し、前記ブラシ帯電器6
5により感光体ドラムの表面電位を一定の値に調整し、
書き込み装置70から画像の光を照射して静電潜像の形
成を行わせるようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、転写後のド
ラム表面の電位は一様でなく、これに定電圧または交流
電源で印加された帯電器により帯電しても、ドラム表面
の電位が一定にならないという問題点がある。また、ブ
ラシの汚れや環境条件(湿度の変化)によってブラシの
抵抗値が変化し、ドラム表面の電位を一様に帯電できな
いという問題点も発生する。特に、図7に示すように、
感光体ドラムから用紙にトナー画像を転写した後で、残
留するトナーをクリーニング装置に回収せずに、現像器
に戻して再使用する方式(クリーナレス方式)の画像記
録装置においては、感光体ドラムに残留するトナーを帯
電前に除去しないので、クリーニング装置を用いたシス
テムに比べてブラシ帯電器が汚れやすく、ブラシ帯電器
のトナー汚れが上記問題点と相乗して感光体ドラムの帯
電性能に大きく影響することになる。
【0007】本発明は、感光体ドラムに対してブラシ帯
電器の上流部に、除電手段を配置し、ブラシ帯電器を定
電流電源により印加することによって、ブラシ帯電器に
よる帯電作用を良好に行わせ得る装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体ドラム
に帯電器を配置し、前記感光体ドラムに画像の光を照射
する前に一様な帯電を行う方式の画像形成装置に関す
る。本発明の請求項1の発明は、前記帯電器に対して定
電流電源による電圧印加手段を配置し、前記帯電器の上
流部に除電手段を配置することを特徴とする。請求項2
の発明は、前記帯電器をブラシ状帯電器で構成すること
を特徴とする。請求項3の発明は、前記帯電器と除電手
段との間に、転写後の感光体ドラム表面に残留するトナ
ーを分散させるためのメモリ除去手段を配置したことを
特徴とする。
【0009】前述したように、回転するブラシ帯電器の
上流部に除電手段を配置する場合には、ドラム表面は一
様に低電位(ゼロ電位)となる。そして、前記帯電器を
定電流電源で印加されたブラシ帯電器により構成するこ
とにより、ブラシ帯電器がトナー付着や環境条件等によ
ってその抵抗値が変化しても、ドラム表面に一定の電位
を印加することができる。特に、クリーナレス方式に採
用した場合、その特徴を有効に生かすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明の構成を説明する。図1には、感光体ドラム62に対
して、トナー画像転写位置と画像書き込み位置との間
に、感光体ドラムの回転方向にしたがって除電ランプ6
7とブラシ部材66、およびブラシ帯電器65とを順次
配置して、感光体ユニット60として構成する例を示し
ている。前記ユニット60においては、感光体ドラム6
2の上部に書き込み装置70を配置し、感光体ドラムの
右側には現像装置を、下部には転写器をそれぞれ配置
し、前記転写器による画像転写位置から帯電位置までの
間に、除電ランプ67とブラシ部材66とを配置してい
る。そして、感光体ドラムのトナー画像を用紙に転写し
た後で、感光体ドラムの表面に対して除電ランプ67か
ら光を照射して、ドラム表面を低電位(ゼロ電位)に落
し、トナー等の付着力を弱める作用を付与し、その下流
部でブラシ部材66を接触させてトナーを掻き乱すこと
により均一に分散させ、ブラシ帯電器65による帯電作
用を良好な状態で行い得るようにする。
【0011】前記ブラシ帯電器65は、金属の軸に対し
て導電性の植毛部材を設けたブラシ状ローラとして構成
されているもので、感光体ドラムの表面に新たに帯電作
用を行う。前記ブラシ帯電器65には、定電流電源とし
ての電源65aを接続し、10μA〜30μA(望まし
くは18μA)の所定電流が流れるように印加する。さ
らに、除電ランプ67をLEDのような装置で構成し、
電源67aから所定の値の電圧を印加する。そして、前
記除電ランプ67より光を照射して感光体ドラムの帯電
状態を改善し、300Vに印加されたブラシ部材(メモ
リ除去ブラシ)66によりトナーを分散させてから、ブ
ラシ帯電器65により感光体ドラムを一様に帯電させる
ことができる。
【0012】図2に示す例は、前記ブラシ帯電器65に
トナー等が付着することにより、ブラシの帯電特性が劣
化することを防止する手段として、プレート部材68を
付加している例を示している。前記プレート部材68は
板金で構成し、基部を感光体ユニット60のユニットフ
レーム61に取り付けて、スクレーパの先端部がブラシ
帯電器65のブラシに対して数mm食い込むように配置
し、回転するブラシ帯電器65の表面を摺動させること
により、植毛の間に入り込んだトナーや紙粉等を払い落
すような作用を行う。前記ブラシ帯電器65に対して配
置するプレート部材68は、単純な1枚の板状の部材を
ユニットフレーム61の内部に突出させて配置すること
ができる。前記スクレーパ67を回転するブラシ帯電器
65の表面に摺擦させることにより、ブラシ帯電器65
のブラシの間に滞留しようとするトナー等を払い落す作
用を行い、その払い落されたトナー等は、ユニットの底
部に溜まる。この底部に溜まるトナー等の量は、実際に
は微量であり、感光体ユニットの寿命に至るまでにユニ
ットからあふれることがなく、ユニットの交換時に廃棄
処分されるものである。
【0013】前記図2に示したように、ブラシ帯電器に
対してスクレーパを配置して、ブラシ帯電器の植毛の間
に入り込んだトナー等を払い落す機構を用いる場合に
は、ブラシ帯電器65の汚れを除去しながら感光体ドラ
ムを帯電させることができるので、ブラシ帯電器による
帯電性能を良好に発揮させることができる。また、図1
に示す感光体ユニットにおいても、除電ランプによりト
ナー等の付着力を弱めてからブラシ部材による分散作用
を行うので、ブラシ帯電器による帯電作用を良好に行わ
せることが可能になる。
【0014】
【実施例】前記感光体ユニットを装備する画像形成装置
として、図3に示されるように、ファクシミリ装置と複
写機とを複合した装置の例を説明する。この実施例に示
す画像記録装置1は、下部に2つの給紙カセット3、3
aを配置し、その上部に電子写真方式の記録部を備えた
本体フレーム2と、前記本体フレーム2の一側部に設け
た支点21を介して揺動可能に設けた走査部フレーム2
0とを組み合わせて構成している。前記走査部フレーム
20には、フレームの上面にプラテンを配置し、そのプ
ラテンにセットしたブックものの原稿を走査するフラッ
トベッドスキャナー(FBS)としての走査装置と、プ
ラテンカバーの上面を原稿排出トレイ28として用い、
原稿トレイ27から挿入する原稿を、自動原稿搬送装置
としての原稿搬送部40内で移動させながら走査し、自
動原稿搬送装置(ADF)としての動作を行う移動原稿
走査部とを設けている。前記画像記録装置1において
は、図3の仮想線で示されるように、本体フレームに対
して走査部フレーム20を開閉可能に構成しているもの
であり、前記走査部フレーム20を支点21を介して開
いた状態では、本体フレーム2の上面が開放される状態
となる。
【0015】前記各構成部材と、フレームの開閉機構を
配置することにより、本発明の画像記録装置において
は、給紙カセットに対する用紙の補給と装置の制御の動
作をフロント側から行い得るとともに、手差しトレイを
用いた用紙の供給と、コピーの取り出しの動作を両側部
から行うことができる。また、走査部フレーム20を開
閉することにより本体フレームの上部を開放して、画像
記録部のプロセス装置に対するメンテナンスを行い得る
ようにする。さらに、プラテンにブックものの原稿をセ
ットする動作を、前記走査部フレーム20の上の上部開
閉フレーム25を開閉して行うので、プラテンに対して
セットした原稿の走査を行いながら、画像情報の送信の
動作を容易に行うことができる。
【0016】前記本体フレーム2の下部に収容する給紙
カセット3、3aは、任意のサイズの用紙を収容可能
で、装置のフロント側に引き出し可能に設けられてい
る。また、本体フレームの他方の側部には、図5にも示
されるように、手差し挿入口5を配置して、手差しトレ
イ6を装着可能に構成し、特殊なサイズの用紙や、給紙
カセットに収容しない少数枚の用紙を用いてコピーを作
成可能にしており、手差しトレイを装着しない状態で
は、本体フレームの側面には突出するものがないように
構成される。さらに、図3、5に示されるように、本体
フレーム2の一側部には、コピーを収容する排出トレイ
7を配置し、大サイズの用紙に対応させて補助トレイ8
を引き出し可能に設けている。前記排出トレイ7は、補
助トレイを引き出さない状態では、走査部フレーム20
の端部よりも側部に突出しないので、用紙が若干トレイ
から突出する状態で収容される。
【0017】前記画像記録装置1において、本体フレー
ム2の上部に配置する走査部フレーム20には、図4に
示すように構成した走査装置30を設けている。前記走
査装置30は、一般の複写機や画像記録装置の読取り装
置に用いられているものと同様に、ランプ32と1つの
ミラーm1を設けたフルレートキャリッジ31と、2つ
の対向するミラーm2、m3を配置するハーフレートキ
ャリッジ33とを組み合わせて設けて、原稿の走査情報
をレンズ装置37を介してCCD38に伝達し、光信号
を電気信号に変換して本体フレームに配置する画像情報
処理部に伝達する。前記フルレートキャリッジ31とハ
ーフレートキャリッジ33とを駆動するために、本実施
例においては、径が2:1に設定された駆動プーリ3
5、35aを同軸に配置し、各々の駆動プーリに巻き掛
けたベルト36、36aを介して、2つのキャリッジを
各々連動させて移動させる機構を設けている。
【0018】前記走査部フレーム20の上部には、ブッ
クものの原稿を載置し、FBSとしての動作に対応させ
るプラテン23と、ADFとしての動作に対応させて、
原稿搬送部40の下部に配置するプラテン24とを設け
ている。前記プラテン23に対しては、上部開閉フレー
ム25を開いて原稿をセットし、上部開閉フレームを閉
じることにより、プラテンカバー26がプラテンの上面
に原稿の画像面を押圧させて、固定位置にセットした原
稿の走査を行う。そして、前記プラテン23にセットし
た原稿に対しては、図示を省略したセンサの検知情報に
応じて、走査装置30のフルレートキャリッジ31が原
稿の走査方向の長さだけ往復移動し、ハーフレートキャ
リッジ33が前記フルレートキャリッジの半分の速度で
移動しながら画像情報の読取りを行い、CCD38を介
して画像信号を出力する。また、原稿トレイ27を用い
てシートものの原稿の走査を行う際には、ADFとして
の原稿搬送部40に設けたU型搬送路44を通して原稿
を搬送し、プラテン24の部分に走査装置を固定する状
態で画像の読取りの動作を行う。
【0019】前記原稿搬送部40に設けるU型搬送路4
4には、原稿挿入部のピックアップローラ42と、用紙
さばき装置43および、U型搬送路の内部で原稿の搬送
を行う搬送ローラ装置45を設けている。前記搬送ロー
ラ装置45には、原稿のターン部の内面の案内面を形成
する大径の駆動ローラ46と、2つのピンチローラ4
7、47aとを配置し、前記ピンチローラ47aの下流
部にプラテン24を位置させている。また、U型搬送路
44の終端部には排出ローラ装置48を配置して、走査
が終了した原稿を排出トレイ28に向けて排出させる。
【0020】前記原稿搬送部40には、U型搬送路44
の外側の用紙ガイドを一体に設けた開閉フレーム41を
支軸40aを介して開閉可能に設けており、前記開閉フ
レーム41にはピックアップローラ42と用紙さばき装
置43のローラ、およびピンチローラ47、47aを配
置している。そして、前記開閉フレーム41を開くこと
により、U型搬送路44を開放してジャム紙の処理を行
い得るようにする。また、図示を省略しているが、U型
搬送路44の内側のガイド板と駆動ローラ46、および
排出ローラ装置48の1つのローラを含むフレームを、
原稿搬送部の下部フレームに対して開閉可能に設ける場
合には、プラテン24に対する清掃等のメンテナンスを
容易に行うことが可能になる。
【0021】前記原稿搬送部40を用いて、原稿トレイ
27にセットした原稿の走査を行う際には、原稿を原稿
トレイにセットしたことを、図示を省略した検知手段の
検知信号により制御装置を作動させることや、コントロ
ールパネルに原稿搬送部を用いて、画像読取りの指令を
入力することにより行う。そして、前記信号に応じて、
走査装置30のフルレートキャリッジ31をプラテン2
4に対応する位置に停止させ、ハーフレートキャリッジ
33を走査部フレーム30の左側の端部にまで移動さ
せ、原稿トレイ27から原稿を1枚ずつU型搬送路44
内で搬送し、プラテン24の部分で原稿の画像の読取り
を行う。したがって、前記走査部フレーム20に配置す
る走査装置においては、2つのプラテン23、24に対
応させて走査装置をセットし、任意の原稿に対する読取
りの動作を行うことができ、画像記録装置の送信機能を
利用して、画像情報を送信することができる。
【0022】前記原稿搬送部40の下部に配置している
本体フレーム2には、図5に示されるような電子写真方
式を用いたプロセス装置50と、給紙カセットから排出
トレイに至る用紙搬送機構とを設けている。前記プロセ
ス装置50は現像器ユニット51と感光体ユニット60
とを組み合わせており、感光体ユニット60に設けた感
光体ドラム62に対して、現像器ユニット50の現像ロ
ーラ55を配置し、前記感光体ドラム62の下部には、
用紙の通路を挟むようにして転写ローラ17を設けてい
る。前記プロセス装置50を構成する2つのユニット5
1、60は、後述するように、一体に組み合わせたまま
で本体フレームの上部から着脱可能に設けられ、中間蓋
10を閉じた状態で動作位置に固定保持される。
【0023】本体フレームの前記プロセス装置の下部に
配置される給紙カセット3においては、用紙送り出し側
に配置する給紙ローラ13により用紙を1枚ずつ送り出
し、用紙搬送路14内を搬送して画像転写部を介して、
定着装置18に送り込み、排出ローラ装置19を介して
排出トレイに向けて排出させる。前記用紙搬送路14に
は、搬送ローラ装置15とレジストローラ装置16を設
けており、用紙の先端部が搬送ローラ装置15にニップ
されると、給紙ローラ13による送り作用が中断され、
搬送ローラ装置15により用紙が送られ、用紙の先端部
がレジストローラ装置により停止される。その後、感光
体ドラム81に形成されるトナー画像のタイミングに応
じて、前記搬送ローラ装置16が駆動されて用紙を送り
出すとともに、転写ローラ17からの電圧の印加により
トナー画像を用紙に転写する。そして、トナー画像が転
写された用紙は、感光体ドラムによる用紙の送り作用に
より定着装置18に案内され、前記定着装置18の熱ロ
ーラと加圧ローラの間を通って定着され、コピーを排出
ローラ装置19により排出トレイに排出させる。
【0024】前記図3に示す装置では、給紙部に2つの
給紙カセットを配置しているが、給紙カセット3の下部
の給紙カセットからは、用紙搬送路14aを介して用紙
搬送路に送られる。また、手差し挿入口5に設けた手差
しトレイを介して供給される用紙は、手差し用ローラ装
置5aを介してレジストローラ16に送られ、画像の転
写が行われる。前記本体フレームの縦の用紙搬送路に
は、側板4を開いた状態で用紙搬送路を開放する手段を
設けており、図の仮想線で示された状態よりもさらに大
きく開くことにより、縦の用紙搬送路内での用紙の処理
を行うことができる。前記側板4に対しては、本体フレ
ームにロック機構と検知手段とを設けておき、側板を閉
じた状態でのみ、用紙の搬送を行い得るようにする。
【0025】前記用紙搬送路14の水平部の上部に配置
されるプロセス装置50は、図6に示すように構成され
るもので、前記感光体ユニット60の感光体ドラム62
の上部には書き込み装置70を配置し、前記書き込み装
置70は中間蓋10を閉じた状態で感光体ドラムに対し
て位置決めされるように設けられている。前記プロセス
装置50は、クリーナレス方式の装置として構成されて
いるもので、従来のクリーニング装置を感光体ドラムに
配置して、トナー画像を用紙に転写した後で、感光体ド
ラムに付着して残留するトナーを回収するものとは異な
る構成を有している。前記プロセス装置を構成する現像
器ユニット51と感光体ユニット60との2つのユニッ
トは、本体フレームの保持部に対して、前記2つのユニ
ットを組み合わせたままで着脱可能に装着される。
【0026】前記現像器ユニット51の非磁性一成分ト
ナーを収容する容器部52には、トナーを攪拌しながら
供給ローラ54に供給するための攪拌部材53とを配置
している。前記容器部52からのトナー排出部には供給
ローラ54と、感光体ドラム62に接する現像ローラ5
5、および前記現像ローラ55に接する層厚規制部材5
6とを設けている。前記攪拌部材53はトナーを攪拌し
ながら供給ローラ54に向けて供給するもので、任意の
羽根部材を設けたものまたは棒状の部材として構成可能
である。また、供給ローラ54は軸にスポンジ状の導電
性を有する弾性体、または導電性の繊維を有する植毛体
を、所定の厚さで設けた弾性体ローラとして構成するこ
とができる。そして、前記供給ローラ54の軸には、図
示を省略した給電部材から、−500〜−700V、望
ましくは−600V前後の値のバイアス電圧が印加され
る。
【0027】前記現像ローラ55はステンレス等の金属
製のローラ軸に、導電性のゴム(シリコンゴム、ウレタ
ンゴム、NBR)を所定の厚さで被覆したもので構成さ
れているもので、そのローラ表面を平滑なものとして構
成する。前記現像ローラ55に対しては、−200〜−
400V、望ましくは−300V前後の値のバイアス電
圧が印加される。また、前記現像ローラ55に対して配
置する層厚規制部材56は、現像ローラ55の表面に形
成するトナーの薄層の均一に設定するためのものであ
り、ウレタン樹脂シートまたはステンレス製の板部材か
らなるバネ性を有するものとして構成する。そして、前
記層厚規制部材56に対しては、−300V〜−500
Vの範囲、望ましくは−400V前後の値のバイアス電
圧が印加される。
【0028】前記供給ローラ54と現像ローラ55との
軸芯間距離は、2つのローラの半径の合計よりも若干小
さく設定されており、両ローラを同一方向(矢印X方
向)に回転させることにより、両ローラの接触部では圧
接されながら反対方向に摺動される状態となる。そし
て、両ローラの摩擦作用と各々のローラに印加されてい
る電圧の差により、両ローラ間でトナーが帯電されると
ともに、現像ローラ55の表面にトナーが付着される。
さらに、前記現像ローラ55の表面に付着されたトナー
を層厚規制部材56により均一な厚さに形成し、感光体
ドラムに向けて露出させ、感光体ドラムに形成された潜
像にトナーを移転させて、トナー画像を形成する。
【0029】前記現像器ユニット51に組み合わせて配
置する感光体ユニット60には、ユニットフレーム61
に支持される感光体ドラム62と、表面が植毛部材等に
より構成されるブラシローラのようなブラシ帯電器65
とを設けている。そして、感光体ドラム62に対して書
き込みユニット70を配置して画像の書き込みを行うと
ともに、感光体ドラムに形成したトナー画像を転写ロー
ラ17の放電により用紙に転写する。また、前記書き込
みユニット70はLEDヘッドアレイにより構成される
もので、画像情報出力装置からの情報にもとづいて、L
EDを発光させて感光体ドラムに光を照射する。前記感
光体ドラム62の表面はアースされた光導電体よりなる
もので、ブラシ帯電器65により−780Vの帯電が行
われ、書き込みユニット70より光が照射された部位、
すなわち画像情報の黒に対する部分の電位が−80V程
度となり、光の照射部位と非照射部位(画像情報の白に
対応する部分)とで電位差が生じ、画像情報に対応する
静電潜像が形成される。
【0030】前記感光体ドラムに形成される静電潜像に
対して、現像ローラ55の表面に付着している略−68
0Vに帯電しているトナーが接すると、トナーは感光体
ドラム62の表面の光照射部位に吸引され、感光体ドラ
ムの表面にはトナー画像が形成される(反転現像)。前
記トナー画像の転写位置では、用紙の裏面から転写ロー
ラ17により800〜2kVのバイアス電圧が印加され
ることによって、用紙にトナー画像が転写される。前記
トナー画像が転写された用紙は、感光体ドラムの回転に
より定着器18に向けて送られる。
【0031】また、前記トナー画像を用紙に転写した後
で、感光体ドラムの表面に残留するトナーは、転写ロー
ラ17の下流側にドラム表面に接するよう配置されたメ
モリ除去ブラシ66により掻き乱されて、感光体ドラム
の表面に分散されるとともに、その後のブラシ帯電器6
5の作用により感光体ドラムの表面と同じ電位に帯電さ
れる。このメモリ除去ブラシ66にはドラム表面でのト
ナーの掻き乱しを有効に行わせるために所定の電圧(望
ましくは300V)が印加される。そして、感光体ドラ
ムが現像ローラ55に接する位置で、両者の間の電位差
により現像ローラ55側に移転され、容器部から新たに
供給されるトナーに混合されて再使用されるようにし
て、クリーナレス方式の装置として構成している。
【0032】なお、本発明の実施例において、プロセス
装置を現像器ユニットと感光体ユニットとを組み合わせ
て構成しているが、前記2つのユニットの接続手段は任
意の機構を用いることができる。そして、前記2つのユ
ニットを組み合わせた状態で本体フレームに着脱するこ
と、または、各ユニットを本体フレームに個別に装着可
能に構成することも可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明の装置においては、前述したよう
に構成しているので、回転するブラシ帯電器の上流部に
除電手段を配置する場合には、ドラム表面は一様に低電
位(ゼロ電位)となる。そして、前記帯電器を定電流電
源で印加されたブラシ帯電器により構成することによ
り、ブラシ帯電器がトナー付着や環境条件等によってそ
の抵抗値が変化しても、ドラム表面に一定の電位を印加
することができる。特に、クリーナレス方式に採用した
場合、その特徴を有効に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の感光体ユニットの構成を示す説明図
である。
【図2】 感光体ユニットの別の実施例の説明図であ
る。
【図3】 本発明の画像記録装置の外観図である。
【図4】 図3の装置に組み込んで使用する走査装置の
構成を示す説明図である。
【図5】 図3の本体フレームに配置する装置の説明図
である。
【図6】 図5のプロセス装置の構成を示す説明図であ
る。
【図7】 従来の感光体ユニットの構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 画像記録装置、 2 本体フレーム、 7
排出トレイ、10 中間蓋、 13 給紙ローラ、
14 用紙搬送路、15・16 搬送ローラ装
置、 17 転写ローラ、 18 定着器、20
走査部フレーム、 23・24 プラテン、25
上部開閉フレーム、 27 原稿トレイ、 30
走査装置、31 フルレートキャリッジ、 33
ハーフレートキャリッジ、37 レンズ、 38
CCD、 40 原稿搬送部、41 開閉フレ
ーム、 44 U型搬送路、 45 搬送ローラ装
置、50 プロセス装置、 51 現像器ユニッ
ト、 55 現像ローラ、60 感光体ユニット、
65 ブラシ帯電器、 66 ブラシ部材、67
除電ランプ、 68 プレート部材、 70
書き込み装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムに帯電器を配置し、前記感
    光体ドラムに画像の光を照射する前に一様な帯電を行う
    方式の画像形成装置において、 前記帯電器に対して定電流電源による電圧印加手段を配
    置し、 前記帯電器の上流部に除電手段を配置することを特徴と
    する画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電器をブラシ状帯電器で構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電器と除電手段との間に、転写後
    の感光体ドラム表面に残留するトナーを分散させるため
    のメモリ除去手段を配置したことを特徴とする請求項1
    または2に記載の画像記録装置。
JP33942697A 1997-11-25 1997-11-25 画像記録装置 Pending JPH11160964A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192941A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Canon Inc 画像形成装置

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JP2009192941A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Canon Inc 画像形成装置

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