JPH11184216A - クリーナレス画像形成装置 - Google Patents

クリーナレス画像形成装置

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JPH11184216A
JPH11184216A JP9348758A JP34875897A JPH11184216A JP H11184216 A JPH11184216 A JP H11184216A JP 9348758 A JP9348758 A JP 9348758A JP 34875897 A JP34875897 A JP 34875897A JP H11184216 A JPH11184216 A JP H11184216A
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JP
Japan
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drum
unit
toner
charger
sheet member
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Application number
JP9348758A
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Inventor
Takahiro Sasai
隆博 笹井
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーナレスシステムの画像形成装置では、
トナーの有効利用が図れると言う大きなメリットがある
反面、感光体ドラム表面に残留するトナーによって画情
報書込手段が汚染されると言う問題点があった。また、
ブラシ帯電器を使用した場合、特にブラシへのトナーの
付着等により感光体ドラム表面の帯電電位を一様に維持
することが難しいと言う問題点もあった。 【解決手段】 帯電器51と画情報書込手段6との間に
シート部材53を感光体ドラムに摺接するように設け
た。このシート部材53を高抵抗導電性部材で構成し、
更に電圧を印加して帯電後の感光体ドラム5表面の電位
を平滑化を実現するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーナレス画像
形成装置、更に詳しくは転写後の感光体ドラム表面に残
留するトナーを帯電器の前で除去せず現像器に回収する
ようにした画像形成装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記クリーナレス画像形成装置は、以下
のようなプロセスで画像形成を行う。即ち、感光体ドラ
ム表面を一様に帯電し、LEDヘッド等の光書込手段に
よって所望の画情報をドラム表面に書き込み、静電潜像
を形成する。この静電潜像に現像器のトナーを作用させ
て、ドラム表面にトナー像を形成する。その後、転写器
でトナー像を転写紙に転写する。転写紙上に転写された
トナー像は、定着器で永久像として転写紙上に固定され
る。転写後のドラム表面に残留するトナーは、ドラム表
面に摺接するメモリ除去手段(電圧が印加された導電性
ブラシ等から成る)によってドラム表面上で掻き乱され
(残像が消される)、その後帯電器、光書込手段を経て
現像器に回収される。従って、残留トナーは現像器内に
貯留され、再利用されるので、ブレードによって掻き落
とし、廃棄処分される方式に比べ省資源的であり、オペ
レータの手を煩わすことが少ない等の点で近時賞用され
るようになって来ている。
【0003】また、上記帯電器として、オゾンの発生が
ないことから、コロナ放電式帯電器に代わり、ブラシ帯
電器が広く用いられるようになった。このブラシ帯電器
は、回転軸に多数の導電性ブラシを植設したもので、こ
れに所望の電圧を印加しながら感光体ドラムに摺接させ
てドラム表面を一様に帯電させんとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなクリーナ
レス画像形成装置においては、帯電前に残留トナーを強
制的に掻き取るものではないから、ドラム表面にトナー
が残留したまま書込手段に至る。そのため、ドラム表面
から舞い上がる若干のトナーが書込ヘッドに付着し、こ
れが溜まってくると書込ヘッドの光の照射の障害とな
り、画像形成精度が悪くなると言う問題点がある。特
に、帯電器としてブラシ帯電器を用いる場合は、ブラシ
帯電器とドラムとの相対回転に伴うブラシの蹴り上げ作
用によりトナーの舞い上がりが多くなり、上記問題点が
一層助長されることになる。
【0005】また、ブラシ帯電器を用いる場合、ブラシ
の毛倒れ、ブラシ同士の摩擦、ブラシ間へのトナーの溜
まり、更には環境変化(温度、湿度)等の影響に基づく
帯電器の抵抗変化によりドラム表面に対する帯電電位を
一定化させることが難しいと言う点も指摘される。
【0006】本発明は上記に鑑みなされたものであり、
書込手段に対するトナーの汚れを防止し、更にはブラシ
帯電器を用いた場合は、帯電後のドラム表面電位を効果
的に一様とすることの出来る新規なクリーナレス画像形
成装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、感光体ドラムと、転写後の該
ドラム表面に残留するトナーを掻き乱すメモリ除去手段
と、ドラム表面を一様に帯電するための帯電器と、帯電
されたドラム表面に静電潜像を形成するための画情報書
込手段とを含むクリーナレス画像形成装置であって、上
記帯電器と画情報書込手段との間にドラム表面に摺接す
るシート部材を配設することにより、画情報書込手段へ
のトナーの付着を防止するものである。
【0008】請求項2の発明は、帯電器が感光体ドラム
表面を摺接回転するブラシ帯電器から成ることを特徴と
するものであり、ブラシのトナー蹴り上げ作用があって
も上記シート部材により、書込手段のトナー汚れが防止
される。
【0009】請求項3の発明は、上記シート部材が高抵
抗の導電性部材から成ることを特徴とするものであり、
上記トナー汚れを防止する機能に加え、帯電後のドラム
表面電位の高低に多少のむらがあっても、このシート部
材の作用により電位が平滑化される。更に、請求項4の
発明は、この高抵抗の導電性部材から成るシート部材に
電圧を印加するものである。これにより、帯電後のドラ
ム表面の電位むらが上記より大きくてもドラム表面を一
様に帯電する機能を奏する。
【0010】請求項5の発明は、上記感光体ドラム、メ
モリ除去手段、帯電器及びシート部材がユニット筺体に
一体化されてドラムユニットとして構成されていること
を特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の画像形成装
置が採用されたファクシミリ装置の概略正面図、第2図
は記録部の要部を示す縦断面図である。
【0012】図1において、記録部(図2)を内蔵した
装置本体1の上部にスキャナ機構(不図示)を内蔵した
読取部2が、枢軸20を支点として上下回動可能に搭載
されている。装置本体1の下部には各種サイズの記録紙
を収容し得る給紙カセット3、3aが紙面前後に抜差し
可能に装備されている。給紙カセット3または3aから
繰り出され、記録部で記録された記録用紙は、記録紙排
出トレイ31に排出される。31aは、排出トレイ31
を用紙サイズに応じて拡大するための左右引出し自在な
補助トレイである。また、32は手差し用紙の挿入口で
ある。
【0013】読取部2の上面には、自動原稿送り機構部
(ADF)21とフラットベット読取機構部(FBS)
22が形成されている。FBS22は、紙面前後方向に
開閉する原稿抑えカバー22aと、読取部2の上面に設
けられたプラテンガラス22bと、読取部22内に配設
された左右往復動可能なスキャナ(不図示)とからな
る。このプラテンガラス22b上に置かれた厚手原稿
(例えば本など)は、読取部2に内設されたスキャナに
よってその画像が読み取られ、電気信号に変換される。
【0014】ADF21は、その内部に原稿を1枚ずつ
分離する分離部と、分離された原稿をUターンして搬送
する搬送部と、この搬送途中の原稿の画像を読み取る読
取部と、原稿を排出する排出部とからなるが、これら搬
送部等は図示を省略する。上記原稿抑えカバー22aの
上にはADF用原稿供給トレイ21a及び同原稿排出ト
レイ21bが形成されている。このADFを用いて原稿
の読取を行う時には、上記往復動するスキャナがADF
の読取部(不図示)直下に移動して静止し、連続送りさ
れる原稿の画像を読み取って、これを電気信号に変換す
る。電気信号に変換された画データは、不図示の送信部
により遠隔地のファクシミリ装置或いは通信装置(パー
ソナルコンピュータ等を含む)に送信され、また後記す
る記録部で記録用紙に記録される。
【0015】装置本体1の内部には図2に示すように記
録部4が配設されている。この記録部4では、上記読取
部2で読み取られた画情報或いは遠隔地のファクシミ
リ、その他の通信装置から送られて来る画情報が記録紙
に記録される。図例の記録部4は、感光体ドラム表面に
形成された静電潜像を現像器で顕像化し、これを記録紙
に転写して後、定着器で永久像を形成する電子写真方式
の記録部である。
【0016】図2〜図4において、5は感光体ドラム、
51はブラシ帯電器、6は光書込用LEDヘッド、7は
現像器、8は転写ローラ、9は定着器である。感光体ド
ラム5、帯電器51、後述するメモリ除去ブラシ52及
びシート部材53は一体的にユニット化され、一方現像
器7もこれを構成する機構部が一体的にユニット化され
ている。これらドラムユニット及び現像器ユニットは、
装置本体1の上面に開閉可能に取り付けられた中間蓋4
0を開けることにより外部に取り出し可能とされてい
る。この中間蓋40の下面には、上記LEDヘッド6が
取り付けられ、該中間蓋40が閉められた時には、上記
感光体ドラム5とLEDヘッド6とが所定の相対位置に
位置決めされるようになされている。
【0017】給紙カセット3から、ピックアップローラ
33により繰り出された記録紙は、搬送ローラ34によ
り搬送され、レジストローラ35により記録部との同期
がとられて感光体ドラム5及び転写ローラ8の間に給送
される。ここで、上述のようにトナー像が記録紙に転写
され、定着器9により定着された後排出ローラ36によ
り排出される。37は、用紙搬送路中に設けられた用紙
有無センサである。また、38はUターンして搬送され
る記録紙のジャム等を解除する為の開閉カバーである。
【0018】記録部即ち画像形成部の更に詳細を図3及
び図4を参照して説明する。図3はドラムユニット及び
現像器ユニットの配置関係を示すものである。現像器
(ユニット)7は、非磁性一成分トナーを貯留する容器
本体71と、該本体71の下部に配された供給ローラ7
2と、該供給ローラ72と感光体ドラム5との間に互い
に転接するよう配設された現像ローラ73と、容器本体
71内に設けられトナーを攪拌する攪拌体74と、上記
現像ローラ73のトナー搬送方向下流側周面に弾接され
たトナー規制用ブレード75とから成る。現像ローラ7
3は、金属製(ステンレス等)の軸と、該軸の周面に被
覆された導電性のウレタンゴム層とより成り、ウレタン
ゴム層の表面は平滑に仕上げされている。該軸は現像器
ユニット7外の駆動源(不図示)から動力を得て矢視X
方向に回転する。この現像ローラ73にはバイアス電圧
(−200〜−400V、望ましくは−300V)が印
加される。尚、ウレタンゴムに代え、導電性のシリコン
ゴム、NBR等も使用可能である。
【0019】トナー規制用ブレード75は、現像ローラ
73表面に付着したトナーの層厚を均一にする為のもの
であり、弾性を有する導電性の樹脂シート、望ましくは
ウレタン樹脂シート或いはステンレス製板材からなる。
このブレード75にはバイアス電圧(−300〜−50
0V、望ましくは−400V前後)が印加される。
【0020】供給ローラ72は、金属製(ステンレス
等)の軸にスポンジ状の導電性を有する弾性体、または
導電性短繊維を有する植毛体を所定の厚さで設けた弾性
体ローラとして構成される。供給ローラ72は、現像器
ユニット7外の駆動源(不図示)から動力を得て矢視X
方向に回転する。該供給ローラ72にはバイアス電圧
(−300〜−500V、望ましくは−400V前後)
が印加される。
【0021】現像ローラ73と供給ローラ72との軸芯
間距離はそれぞれのローラ半径の合計より若干小さく設
定されており、これにより両ローラの当接部は圧接関係
となる。尚、両ローラ72,73のオーバラップ部(両
ローラの軸芯間距離より小さい分)の長さは0.5〜
1.00mmが好適とされる。即ち、0.5mm未満の
場合、トナーの供給不足や帯電不足を生じる。また、
1.00mmを越えると両ローラ72,73の回転トル
クが大となる。この圧接関係及び上記矢視Xの回転方向
による両ローラ72,73の摩擦作用と各ローラ72,
73に印加されたバイアス電圧とが相まって両ローラ7
2,73付近にあるトナーが帯電する。
【0022】そして、供給ローラ73のX方向への回転
により、該ローラ72に付着したトナーが現像ローラ7
3側に移送され、その圧接部では両ローラ72,73の
電位差でトナーは現像ローラ73に移行しその表面に付
着する。現像ローラ73の表面に付着したトナーは、該
ローラ73のX方向への回転によりドラム5側に搬送さ
れる。途中、略−400Vに印加された規制ブレード7
5によりその層厚が均一にされる。
【0023】感光体ドラム5の周囲に回転方向(矢視
Y)に沿って帯電器51、シート部材53、光書込ユニ
ット(LEDヘッドアレイ)6、現像器ユニット7、転
写器8が順に配設されている。感光体ドラム5、帯電器
51、メモリ除去ブラシ52及びシート部材53はユニ
ット筺体50に一体的にユニット化され、現像器ユニッ
ト7と共に前期中蓋40を開けることにより装置本体1
から取り出し可能とされる。
【0024】上記帯電器51は軸の回りに多数の導電性
刷毛体が植設されたブラシローラ式帯電器であり、該帯
電器51にはバイアス電圧(−1.2KV)が印加さ
れ、回転しながら感光体ドラム5の周面を均一に約−7
50〜−800Vに帯電する。転写器8は導電性発泡体
(望ましくはウレタン樹脂の発泡体)で構成され、該転
写器8には定電圧のバイアス電圧(400〜3.5K
V)が印加される。
【0025】メモリ除去ブラシ(メモリ除去手段)52
は、多数の導電性繊維からなるブラシで構成され、感光
体ドラム5の転写器下流側表面に摺接するよう配設され
ている。このメモリ除去ブラシ52には+300Vの電
圧が印加され、転写後の感光体ドラム52の表面に残留
するトナーを掻き乱して残像を消すことにより、その後
の光書込での悪影響をなくすよう機能するものである。
この掻き乱されたトナーは現像器ユニット7の容器本体
71に回収されて再利用される。
【0026】シート部材53は、ウレタン等のように弾
力性があり、望ましくは高抵抗(106 〜108 Ω)の
導電性シートから成り、帯電器51と光書込位置との間
の感光体ドラム5の表面に弾接するようユニット筺体5
0に取り付けられている。このシート部材53には、更
に望ましくは図例のごとく−750V〜−1.2KVの
電圧が印加される。
【0027】次に、上記構成装置における画像形成プロ
セスについて簡単に説明する。感光体ドラム5が矢視Y
方向に回転し、帯電器51によりドラム5の表面が略−
750〜−800Vに均一に帯電される。その後LED
ヘッドアレイ6により画情報に基づいてドラム5の表面
に光照射がなされる。ドラム5の表面はアースされた光
導電体よりなるから、光の照射された部位、即ち画情報
の黒に対応する部分の電位が−50〜−100V程度に
なり、光の照射部位と非照射部位(画情報の白に対応す
る部分)とで電位差が生じ、これによりドラム5のLE
Dヘッドアレイ6下流側表面には画情報に対応する静電
潜像が形成される。
【0028】上記静電潜像が現像器7に至り、現像ロー
ラ73の表面に付着し略−300Vに帯電したトナーと
接すると、光の照射部位との電位差によりトナーはドラ
ム5表面の光照射部位に吸引され、ドラム5表面にトナ
ー像が形成される(反転現像)。このトナー像はドラム
5の回転によりドラム5と転写器8との転接部に達する
が、この転接部には、ドラム5の回転に同期して、前記
ピックアップローラ33により給紙カセット3(3a)
から1枚ずつ繰り出された記録用紙が搬送ローラ34、
レジストローラ35を経て導入される。転写器8には4
00〜3.5KVのバイアス電圧が印加されているか
ら、ドラム5表面のトナー像は転写器8に吸引され記録
紙に付着転写される。トナー像が転写された用紙はドラ
ム5及び転写器8の回転により更に搬送され、定着器9
に向かい、定着されて排出トレイ31に排出される。
【0029】トナー像が用紙に転写された後のドラム5
表面は、転写器8の作用によりプラス帯電されると共
に、若干の未転写トナーが残る。ドラム5はその後も回
転を続け、帯電器51により上述のようにその表面が均
一に帯電され、その後のプロセスが繰り返される。一
方、ドラム5の表面に残った未転写トナーは、300V
に印加されたメモリ除去ブラシ52の作用により掻き乱
されてドラム5の表面で分散され、帯電器51により−
750〜−800Vに帯電される。このように残存トナ
ーは分散されるから次工程の光照射に悪影響を及ぼさ
ず、現像器ユニット7に至り、現像ローラ73との電位
差により現像ローラ73に吸引されて現像器本体71内
に回収される。従って、トナーの無駄がなく全て現像に
使用されることになる。
【0030】上記実施例では、トナーの無駄をなくすた
めにクリーナレスシステムを採用する。また、帯電器と
してオゾンの発生のないブラシ帯電器51を使用する。
前記の通り、クリーナレスシステムの場合、転写後ドラ
ム表面に残留したトナーは掻き取られず帯電器、光書込
手段を経て現像器に回収されるから、その移送中のトナ
ーの飛散が問題となる。特に、飛散トナーが光書込手段
のヘッドに付着すると画像の書き込み精度に影響する。
本発明では、帯電器51と光書込ヘッド6との間に弾性
シート部材53がドラム5表面に弾設されているから、
帯電器51によりトナーが蹴り上げられても光書込ヘッ
ド6に至ることがなく、トナーの汚染が防止される。
【0031】また、ブラシ帯電器の場合、繊維間へのト
ナーの付着、繊維の毛倒れ、環境変化によりブラシの見
かけの抵抗値が変化し易く、そのためドラム5表面に対
する帯電が一様になされない場合がある。上記シート部
材53を高抵抗の導電性部材で構成した場合、ドラム表
面に多少の帯電電位むらがあっても、これを均して一様
な帯電がなされる。更に、シート部材53に上記のよう
に電圧を印加するようにすれば、ドラム表面の電位むら
が上記より大きくても、シート部材53が補助帯電する
ように作用してドラム表面を所望の電位に一様に帯電さ
せることができる。特に、クリーナレスシステムにおい
ては、ブラシ帯電器51の繊維間にトナーが溜まり易
く、このようなシート部材53の機能は極めて有効であ
る。ここで、シート部材53の抵抗値が106 Ω未満の
場合、感光体ドラム5表面の電荷がシート部材53を通
じてリークし易くなり、また、108 Ωを超えると上記
平滑化作用、補助帯電作用が減退する傾向となる。
【0032】尚、上記実施例における各プロセスに印加
するバイアス電圧は一例を示したものであり、トナーの
種類や機構部に用いる材質等にによりその適正な電位は
変化し得るものである。また、上記ではファクシミリ装
置に採用された例を述べたがこれに限らず、複写機やプ
リンタ等にも適用されることは当然である。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
シート部材の作用により画情報書込手段のトナー汚れが
防止され、クリーナレスシステムの有用性が一層高めら
れる。また、請求項2の発明では、ブラシ帯電器により
感光体ドラム表面のトナーの蹴り上げがあっても、シー
ト部材により画情報書込手段への付着が防止される。
【0034】請求項3の発明では、帯電器による帯電に
多少のむらがあっても、導電性のシート部材の作用によ
り電位の平滑化がなされ、感光体ドラム表面の電位が一
様に維持される。更に、請求項4の発明では、上記帯電
むらが大きくても電圧印加されたシート部材により補助
帯電され、同様に感光体ドラム表面電位の一様化がなさ
れる。
【0035】請求項5の発明では、感光体ドラム、帯電
器等がユニット化されているから、ユニット交換等のメ
ンテナンスに便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置が採用されたファクシ
ミリ装置の概略正面図である。
【図2】 同要部の部分拡大断面図である。
【図3】 画像形成部の拡大断面図である。
【図4】 ドラムユニットの説明図である。
【符号の説明】
5 感光体ドラム 50 ユニット筺体 51 帯電器 52 メモリ除去手段 53 シート部材 6 画情報書込手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムと、転写後の該ドラム表面
    に残留するトナーを掻き乱すメモリ除去手段と、ドラム
    表面を一様に帯電するための帯電器と、帯電されたドラ
    ム表面に静電潜像を形成するための画情報書込手段とを
    含むクリーナレス画像形成装置であって、上記帯電器と
    画情報書込手段との間にドラム表面に摺接するシート部
    材を配設したことを特徴とするクリーナレス画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 上記帯電器が感光体ドラム表面に摺接回
    転するブラシ帯電器である請求項1記載のクリーナレス
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記シート部材が、高抵抗導電性材料か
    ら成る請求項1記載のクリーナレス画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記シート部材にバイアス電圧が印加さ
    れるようにした請求項3記載のクリーナレス画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 上記感光体ドラム、メモリ除去手段、帯
    電器及びシート部材がユニット筺体に一体化されてドラ
    ムユニットとして構成されている請求項1記載のクリー
    ナレス画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003131461A (ja) * 2001-10-25 2003-05-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び作像ユニット
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