JP2000039464A - Ic試験装置のレジスタアドレス検索システム - Google Patents

Ic試験装置のレジスタアドレス検索システム

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JP2000039464A
JP2000039464A JP10206926A JP20692698A JP2000039464A JP 2000039464 A JP2000039464 A JP 2000039464A JP 10206926 A JP10206926 A JP 10206926A JP 20692698 A JP20692698 A JP 20692698A JP 2000039464 A JP2000039464 A JP 2000039464A
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Koji Koshiba
廣司 小柴
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションソフトウエアにおける従来
のプログラム構造を保持しつつ、高速にしかも効率良く
レジスタアドレスを検索することのできるIC試験装置
のレジスタアドレス検索システムを提供すること。 【解決手段】 レジスタ情報検索手段4(アドレス検索
手段)は、入力機器1からレジスタ名を入力し、このレ
ジスタ名に反映されたレジスタの機能に基づき、レジス
タ情報検索表7に格納されたレジスタ情報を検索してレ
ジスタアドレスを出力する。サブアドレス作成手段5
(アドレス拡張手段)は、レジスタ名に反映されたレジ
スタの機能の属性に基づきサブアドレスを作成してレジ
スタアドレスを拡張する。したがって、レジスタの機能
の属性については検索の対象とされず、検索はレジスタ
の機能に基づいてのみ行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、IC試験用の測
定条件データを格納するためのレジスタを読み書きする
際にレジスタ名からレジスタアドレスを検索するための
IC試験装置のレジスタアドレス検索システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】IC試験装置において、ICの電気的特
性を測定するための信号タイミング条件や電圧条件など
の測定条件データは、IC試験装置内に設けられた各種
のレジスタに格納される。このレジスタは、試験装置の
I/Oバス上に任意のアドレスでマッピングされてお
り、タイミングの設定機能や電圧条件の設定機能などの
各機能に相応するレジスタ名が付加されている。
【0003】一般に、測定条件データの格納・変更・参
照等の処理は、このレジスタ名を指定して行なわれる
が、各レジスタに対してはアドレスを指定する必要があ
るので、レジスタ名はアプリケーションソフトウェア上
でレジスタアドレスに変更される。このアプリケーショ
ンソフトウェアは、レジスタ名をレジスタアドレスに変
更する際、レジスタ名とレジスタアドレスとが対応づけ
られたテーブルを検索することにより該当するレジスタ
アドレスを取得するものとなっており、このためのレジ
スタアドレス検索システムを必要とする。
【0004】図5に、従来技術にかかるレジスタアドレ
ス検索システム35の適用例を示す。同図に示すシステ
ムは、レジスタ名に基づきレジスタアドレスを検索して
レジスタに測定条件データを書き込むレジスタ書き込み
システムであり、入力機器1、レジスタ書き込みアプリ
ケーションソフトウエア32、レジスタ8、および出力
機器9で構成される。
【0005】ここで、入力機器1は、書き込み対象のレ
ジスタ名および測定条件データを指定するための入力部
であり、端末のキーボードがこれに相当する。レジスタ
書き込みアプリケーションソフトウエア32は、指定さ
れたレジスタ名からレジスタアドレスを検索し、測定条
件データをレジスタ8に書き込むものである。出力機器
9は、この書き込みの成否(成功/失敗)を表示するた
めの出力部であり、端末のディスプレイがこれに相当す
る。
【0006】また、レジスタ書き込みアプリケーション
ソフトウエア32は、レジスタアドレス検索システム3
3とレジスタ書き込み手段36とで構成され、レジスタ
アドレス検索システム33は、レジスタアドレス検索手
段34とレジスタアドレス検索表35と書き込み可能レ
ジスタ検索表37とで構成される。レジスタアドレス検
索表35と書き込み可能レジスタ検索表37は、検索の
際に用いられる参照用データとしてレジスタ検索システ
ム33の内部メモリに格納されている。
【0007】レジスタアドレス検索表35は、レジスタ
名とレジスタアドレスとの対応テーブルとして構成さ
れ、レジスタ名からレジスタアドレスを検索するために
使用される。この表には、全てのレジスタに関するレジ
スタアドレスが列挙されており、検索はレジスタ名をサ
ーチして行われ、レジスタ名から該当するレジスタアド
レスを取得するものとなっている。また、書き込み可能
レジスタ検索表37は、レジスタの種類に応じて、書き
込みの可否(許可/禁止)を確認するために使用され
る。
【0008】次に、図6に示すフローチャートに沿っ
て、レジスタ8に対する書き込み手順を説明する。 ステップS41: レジスタアドレス検索手段34は、
入力機器1から入力されたレジスタ名でレジスタアドレ
ス検索表35の文字列を検索する。 ステップS42:続いて、検索が成功か否かを判断す
る。この時、検索対象のレジスタ名が無いなどのエラー
を検知して検索が不成功に終わった場合(ステップS4
2:NO)、ステップS45において検索不能を表すエ
ラーを出力して検索を終了する。
【0009】ステップS43: また、検索が成功した
場合(ステップS42:YES)、レジスタ書き込み手
段36が、書き込み可能レジスタ検索表37を検索し、
検索対象のレジスタに対して書き込みが可能か否かを判
定する。この時、書き込み不能(禁止)の場合(ステッ
プS43:NO)、ステップS45において検索不能を
表すエラーを出力して検索を終了する。 ステップS44: また、書き込みが可能な場合(ステ
ップS43:YES)、該当するレジスタへの書き込み
を実施して終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
技術によるレジスタアドレス検索システムでは、検索の
際に用いられる参照用データが、レジスタアドレスを検
索するためのテーブル(レジスタアドレス検索表35)
と、レジスタに対する書き込みの可否を検索するための
テーブル(書き込み可能レジスタ検索表37)とに別々
に設定されている。このため、例えば、或るレジスタに
データを書き込む場合、レジスタ名とレジスタアドレス
との対照表であるレジスタアドレス検索表35を参照し
た後、さらに書き込み可能レジスタ検索表37を参照す
る必要があり、検索の効率が悪く、高速な検索が困難で
あった。
【0011】また、レジスタアドレス検索表35には、
膨大な数の全てのレジスタが網羅されているため、該当
するレジスタアドレスを得る上で膨大な数のレジスタ名
の文字列をサーチする必要があり、高速な検索を阻む要
因となっていた。さらに、これら複数の参照用データが
レジスタアドレス検索システム33を有するアプリケー
ションソフトウエア32の内部に展開されているため、
このアプリケーションソフトウエア自体が大規模なもの
となり、その動作効率が低下するという欠点があった。
【0012】また、従来技術のレジスタアドレス検索シ
ステム33は、既に多くのアプリケーションソフトウエ
アで使用されている。このため、従来のレジスタアドレ
ス検索システムを置き換えて動作効率の良いアプリケー
ションソフトウエアを提供しようとする場合、最小限の
作業でレジスタアドレス検索システムの置き換えがで
き、しかもアプリケーションソフトウエアの使用者にレ
ジスタ名などの使用環境の変更を意識させないようにす
る必要がある。
【0013】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、レジスタアドレス検索システムを使用するアプリ
ケーションソフトウエアにおける従来のプログラム構造
を保持しつつ、検索効率が高くしかも高速にレジスタア
ドレスを検索することのできるレジスタアドレス検索シ
ステムを提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決達成する
ため、この発明は以下の構成を有する。すなわち、請求
項1に記載のレジスタアドレス検索システムは、測定条
件データを格納するためのレジスタの機能と該機能の属
性とが反映されたレジスタ名に基づき、前記レジスタの
機能ごとに定義されたレジスタ情報を検索して、前記レ
ジスタに対するレジスタアドレスを生成するIC試験装
置のレジスタアドレス検索システムであって、前記レジ
スタの機能に基づき前記レジスタ情報を検索し、このレ
ジスタ情報で特定されるレジスタアドレスを取得するア
ドレス検索手段と、前記アドレス検索手段により検索さ
れたレジスタ情報に基づき、該レジスタ情報で特定され
るレジスタアドレスについて拡張の要否を判断し、前記
レジスタの機能の属性に基づき該レジスタアドレスを拡
張するアドレス拡張手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0015】このレジスタアドレス検索システムによれ
ば、共通の機能を有し且つその機能の属性が異なるレジ
スタに対して、共通のレジスタアドレスが割り付けられ
たレジスタ情報が準備される。アドレス検索手段は、レ
ジスタ名に反映されたレジスタの機能のみに基づきレジ
スタ情報を検索し、該当するレジスタアドレス、即ちレ
ジスタ情報で特定されるレジスタアドレスを得る。この
とき、レジスタ情報の検索は機能の属性を無視して行わ
れ、レジスタの機能だけに着目して行われる。
【0016】次に、アドレス拡張手段は、検索されたレ
ジスタ情報に基づき、アドレス検索手段で得られたレジ
スタアドレスを拡張する必要があるか否かを判断する。
拡張の必要があると判断した場合、レジスタ名に反映さ
れた機能の属性に基づき、例えばサブアドレスを作成し
てレジスタアドレスを拡張し、レジスタの機能とその機
能の属性との両方で特定されるレジスタに対する最終的
なレジスタアドレスを生成する。
【0017】したがって、アドレス検索手段は、機能が
共通してその属性が異なるレジスタについては、検索を
一度だけ行えばよく、全てのレジスタについて検索する
必要はない。アドレス検索手段により機能が共通するレ
ジスタが検索された場合には、アドレス拡張手段が、ア
ドレス検索手段により得られたレジスタアドレスを拡張
し、機能の属性に応じたレジスタを特定するためのアド
レスを生成する。これにより、機能と属性とで特定され
るレジスタのレジスタアドレスが生成される。
【0018】また、請求項2に記載されたレジスタアド
レス検索システムは、前記レジスタ情報が、レジスタ名
と、レジスタアドレスと、レジスタの種類とを含み、前
記アドレス拡張手段が、前記レジスタの種類に基づき前
記レジスタアドレスについて拡張の要否を判断すること
を特徴とする。
【0019】さらに、請求項3に記載のレジスタアドレ
ス検索システムは、前記レジスタ情報が、レジスタに対
する書き込みの可否を定める保護属性をさらに含み、前
記アドレス拡張手段が、前記アドレス検索手段により検
索されたレジスタ情報で特定される保護属性をレジスタ
アドレスと共に出力することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。なお、前述の図5
に示す要素と共通する要素については同一符号を付す。
図1に、この発明にかかるレジスタアドレス検索システ
ムの適用例を示す。同図に示すシステムは、レジスタ名
に基づきレジスタアドレスを検索してレジスタに測定条
件データを書き込むレジスタ書き込みシステムであり、
1は入力機器、2はこの発明にかかるレジスタアドレス
検索システムを備えるレジスタ書き込みアプリケーショ
ンソフトウエア、7はレジスタ情報検索表、8はレジス
タ、9は出力機器である。
【0021】ここで、レジスタ情報検索表7には、測定
条件データを格納するためのレジスタの機能(例えば信
号のタイミングを設定する機能)と該機能の属性(例え
ば後述する周期レベル)とが反映されたレジスタ名と、
このレジスタ名に対応するレジスタアドレス(例えば後
述するオペコードに対応するデータ)と、レジスタに対
する書き込みの可否を定める保護属性と、レジスタの種
類とが集約されたレジスタ情報が格納され、このレジス
タ情報はレジスタの機能ごとに定義されている。また、
レジスタ情報検索表7は、レジスタ書き込みアプリケー
ションソフトウエア2などのソフトウェアが共有できる
メモリエリア(図示なし)に格納される。
【0022】レジスタ書き込みアプリケーションソフト
ウエア2は、アドレス検索手段4と、アドレス拡張手段
としてのサブアドレス作成手段5と、レジスタ書き込み
手段6とから構成される。ここで、アドレス検索手段4
は、レジスタの機能に基づきレジスタ情報検索表7に定
義されたレジスタ情報を検索し、このレジスタ情報で特
定されるレジスタアドレスを得るものである。また、ア
ドレス拡張手段としてのサブアドレス作成手段5は、検
索されたレジスタ情報に基づきレジスタアドレスについ
て拡張の要否を判断し、レジスタの機能の属性に基づき
レジスタアドレスを拡張するものである。
【0023】図2に、レジスタ情報検索表7の構成フォ
ーマットの一例を示す。同図において、Aはレジスタ情
報の記述上のフォーマット例であり、51はレジスタ
名、52はレジスタアドレス、53は保護属性、54は
レジスタ種類である。これらのデータは、同図に示す記
述上の規約Bに従って、あらかじめテキストタイプのデ
ィスクファイルとして作成され、IC試験装置が起動さ
れた時点でレジスタ情報検索表7として共有メモリ(図
示なし)に展開される。
【0024】この共有メモリをアクセスしようとするア
プリケーションソフトウエア2などの各ソフトウェア
は、ライブラリとしてまとめられたアクセス手順である
レジスタ情報検索表7をリンクすることにより、実体を
自身に取り込むことなく、共有メモリをダイレクトアク
セスすることが可能であり、内部メモリ(図示なし)へ
のアクセスと同等の速度でアクセスを実行することがで
きる。
【0025】レジスタ名51は、そのレジスタの機能に
相当する名称が最大12文字のキャラクタで定義されて
いる。一般にレジスタは、制御CPU(図示なし)から
みて32ビットで表現されるIC試験装置の中のアドレ
ス空間にマッピングされており、レジスタアドレス52
として16進数8桁の数字が割り当てられる。
【0026】これらのレジスタには、制御CPUからの
読込み・書き込みの要求により動作するリード回路・ラ
イト回路(図示なし)の両方又はどちらか一方が割り付
けられており、これら回路の割り付けによるレジスタへ
の動作制約が保護属性53として表現される。例えばリ
ード回路のみが割り付けられているレジスタには「R」
の属性を付加してアプリケーションソフトウエア2上で
の書き込みを禁止する。また、レジスタは、その機能に
よりレジスタ種類54で示される分類がされており、こ
の種別によりレジスタが取り扱うデータの種類が決定さ
れ、また後述するようにレジスタアドレスを二次元的に
拡張すべきか否かが判断される。
【0027】以下、この実施の形態の動作につき、図3
のフローチャートに沿ってレジスタへの書き込み手順を
説明する。 ステップS21: レジスタアドレス検索手段4は、入
力機器1から入力されたレジスタ名でレジスタ情報検索
表7の文字列を検索する。なお、入力機器1には、レジ
スタ名と共に測定条件データ等も入力され、測定条件デ
ータはレジスタ書き込み手段6によりレジスタ8に書き
込まれるが、本発明はレジスタアドレスの検索に特徴を
有するものであることから、測定条件データそのものの
取り扱いについては説明を省略する。
【0028】ステップS22: 続いて、検索が成功か
否かを判断する。ここで、レジスタ名が一致し、検索が
成功した場合、検索されたレジスタ名のレジスタアドレ
ス・保護属性・レジスタ種類のレジスタ情報を取得す
る。これに対し、検索対象のレジスタ名などが無いなど
のエラーを検知して検索が不成功に終わった場合(ステ
ップS22:NO)、ステップS27において検索不能
を表すエラーを出力して検索を終了する。
【0029】ステップS23: 続いて、検索が成功し
た場合(ステップS22:YES)、得られたレジスタ
情報のレジスタ種類からレジスタアドレスの拡張の必要
性を判定する。例えば、タイミング系レジスタの場合、
後述するように、機能の属性としての周期ランクによっ
て分類されており、各周期ランクに対するレジスタを特
定する必要がある。しかし、取得されたレジスタアドレ
スは機能を特定することはできても、その周期ランク
(機能の属性)までは特定できないため、レジスタアド
レスを拡張する必要がある。したがって、タイミング系
レジスタについては、拡張の必要ありと判定する。
【0030】ステップS24: 拡張の必要性があると
判定された場合(ステップS23:YES)、以下に述
べるアドレスの拡張処理を実行する。これに対し、ステ
ップS23において拡張の必要性がないと判定された場
合(ステップS23:NO)、このステップS24の処
理は省かれる。
【0031】以下、図4を参照してレジスタアドレスの
拡張処理について説明する。先ず、拡張処理の対象とな
るレジスタ情報検索表7に記述されているレジスタアド
レス52について説明する。レジスタ情報検索表7に記
述されるレジスタ名は、従来のレジスタアドレス検索表
35と違い、全てのレジスタを網羅するものではない。
すなわち、同じ機能を持ち、またレジスタアドレスが一
定のアルゴリズムによって拡張されるレジスタに関して
は、代表されるレジスタ名のみが登録される。ここで、
レジスタアドレスが一定のアルゴリズムによって拡張さ
れるレジスタとは、その機能の属性が異なり、一定のア
ルゴリズムに従ってその機能の属性に応じたサブアドレ
スが付与されるレジスタを言う。
【0032】例えば、図4に示すように、タイミング系
レジスタ61では、タイミングの種類62を表すTS0
1〜TS32(レジスタの機能に対応)について、それ
ぞれ周期レベル63(機能の属性に対応)として16種
類のレベルが割り当てられており、実際のIC試験装置
では、タイミングの種類と周期レベルとの組み合わせに
より32×16個のタイミング系レジスタが存在する。
同一のタイミングの種類62(例えばTS01)に属す
るレジスタは、そのアドレスが周期レベル63に応じて
16種類に拡張され、一定のアルゴリズムに従って拡張
される。
【0033】従来のレジスタアドレス検索表35では、
これら32×16個の全てのレジスタについてレジスタ
アドレスが登録されているが、この実施の形態にかかる
レジスタ情報検索表7では、例えばタイミング系レジス
タ61については、タイミングの種類62に応じた32
種類のアドレスのみがレジスタアドレス52として登録
される。
【0034】したがって、タイミング系レジスタ61に
ついては、アドレス検索手段4はタイミングの種類62
に応じた12種類のデータの文字列を検索すればよく、
従来技術に比較して検索量は16分の1に低減される。
ただし、タイミング系レジスタ61については、このレ
ジスタアドレス52によっては周期レベルに応じた個々
のレジスタを特定するまでには至らない。
【0035】次に、上述のレジスタ情報検索表7に記述
されたレジスタアドレス52を、個々のレジスタを特定
可能なアドレスに拡張する手順を説明する。レジスタア
ドレスは、32ビットのバイナリデータで表現される
が、例えばタイミング系レジスタ61の場合、レジスタ
アドレスの下位16ビットは、タイミングの種類62が
オペコード65と称される16ビットデータで定義さ
れ、その上位側のビットは周期レベル63がランク64
と称される8ビットデータで定義される。
【0036】一方、レジスタ情報検索表7に記述されて
いるレジスタアドレス52には、タイミングの種類62
を示すオペコード65のみが定義されている。そこで、
このレジスタアドレス52のオペコード65の上位側に
ランク64の8ビットデータを付け加えてレジスタアド
レス52を拡張し、周期ランクごとにタイミング系レジ
スタを特定することが可能な完全なレジスタアドレスを
得る。
【0037】例えば、タイミングの種類62を表す「T
S01」と周期レベル63を表す「5」との組み合わせ
からなるレジスタ名「TS01.5」に対するレジスタ
アドレスを検索する場合、上述のステップS21におい
て、先ずタイミングの種類を表す「TS01」でレジス
タ情報検索表7のレジスタ情報を検索し、レジスタアド
レスの下位16ビットのデータとしてオペコード65を
取得する。
【0038】この後、ステップS24において、周期レ
ベルを表す「5」を特定するためのサブアドレスとして
ランク64を求め、このサブアドレスをレジスタアドレ
ス52中のオペコード65の上位ビット側に付加する。
これにより、レジスタアドレス52は、周期ランクごと
のタイミング系レジスタを特定するレジスタアドレス
(ランク64+オペコード65)に拡張される。
【0039】ここで、図3に説明を戻す。 ステップS25: レジスタアドレスの拡張処理が終了
すると、レジスタ書き込み手段6は、レジスタアドレス
検索システム3から拡張処理済みのレジスタアドレスと
保護属性53とを入力し、このレジスタアドレスで特定
されるレジスタが書き込み可能か否かを判定する。ここ
で、書き込み不能と判定された場合、ステップS27に
おいて検索不能を表すエラーを出力して検索を終了す
る。
【0040】ステップS26: また、書き込み可能と
判定された場合(ステップS25:YES)、レジスタ
書き込み手段6は、該当するレジスタ8(レジスタアド
レス検索システム3からのレジスタアドレスで特定され
るレジスタ)にデータを書き込み、一連の検索動作が終
了する。
【0041】なお、レジスタの種類によっては、レジス
タ情報検索手段4により得られたレジスタアドレス52
を拡張する必要のない場合もある。このようなレジスタ
アドレスについては拡張処理が施されることなく、その
ままレジスタ情報検索手段4からレジスタ書き込み手段
6に出力される。
【0042】以上、この発明の一実施の形態を説明した
が、この発明は、この実施の形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更等が
あってもこの発明に含まれる。例えば、上述の実施の形
態では、オペコード65をレジスタアドレス52の下位
側に割り付け、周期レベルを表すランク64をサブアド
レスとしてその上位側に割り付けることによりレジスタ
アドレス52を拡張するものとしたが、レジスタの機能
の属性に対応する階層のデータを操作してレジスタアド
レスを拡張するものであればよく、レジスタアドレスに
対するデータの割り付け方を変更しても良い。
【0043】また、レジスタの種類54に応じてレジス
タアドレス52の拡張の要否を判定するものとしたが、
これに限ることなく、レジスタ名から拡張の要否を判定
するように構成することも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
以下の効果を得ることができる。すなわち、請求項1に
記載の発明によれば、レジスタの機能に基づきレジスタ
アドレスを取得し、レジスタの機能の属性に基づきこの
レジスタアドレスを拡張するようにしたので、検索量を
低減することができ、レジスタアドレス検索システムを
使用するアプリケーションソフトウエアにおける従来の
プログラム構造を保持しつつ、検索効率を改善すること
ができる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、レ
ジスタ情報が、レジスタ名とレジスタアドレスとレジス
タの種類とを含み、レジスタの種類に基づきレジスタア
ドレスについて拡張の要否を判断するようにしたので、
レジスタアドレスの要否を判定するための情報をレジス
タ名に付加する必要がなく、従来から使用されているレ
ジスタ名をそのまま使用することができる。
【0046】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
レジスタ情報が、レジスタに対する書き込みの可否を定
める保護属性をさらに含み、検索されたレジスタ情報で
特定される保護属性をレジスタアドレスと共に出力する
ようにしたので、レジスタの書き込みを判定するための
テーブルを別に準備する必要がなくなり、レジスタ情報
などを格納するためのメモリを共有化できる。
【0047】すなわち、この発明によれば、IC試験装
置において、レジスタ名からレジスタアドレスを高速に
しかも効率よく検索することができ、また、そのための
各アプリケーションソフトウエアの変更は、レジスタア
ドレス検索システムを置き換えるという最小限ですみ、
その検索用データも個別に持つ必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるレジスタアドレス検索シス
テムが適用されたレジスタ書き込みシステムの構成図で
ある。
【図2】 この発明にかかるレジスタ情報検索表の構成
フォーマットを示す図である。
【図3】 この発明にかかるレジスタアドレス検索シス
テムは適用されたレジスタ書き込みシステムの動作の流
れを示すフローチャートである。
【図4】 この発明にかかるレジスタアドレス検索シス
テムによるアドレスの拡張処理を説明するための図であ
る。
【図5】 従来技術にかかるレジスタアドレス検索シス
テムが適用されたレジスタ書き込みシステムの構成図で
ある。
【図6】 従来技術にかかるレジスタアドレス検索シス
テムが適用されたレジスタ書き込みシステムの動作の流
れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…入力機器、2…レジスタ書き込みアプリケーション
ソフトウェア、3…レジスタアドレス検索システム、4
…レジスタ情報検索手段、5…サブアドレス作成手段、
6…レジスタ書き込み手段、7…レジスタ情報検索表、
8…レジスタ、9…出力機器、51…レジスタ名、52
…レジスタアドレス、53…保護属性、54…レジスタ
種類、61…タイミング系レジスタ、62…タイミング
の種類、63…周期レベル、64…ランク、65…オペ
コード、S21〜S27…ステップ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定条件データを格納するためのレジス
    タの機能と該機能の属性とが反映されたレジスタ名に基
    づき、前記レジスタの機能ごとに定義されたレジスタ情
    報を検索して、前記レジスタに対するレジスタアドレス
    を生成するIC試験装置のレジスタアドレス検索システ
    ムであって、 前記レジスタの機能に基づき前記レジスタ情報を検索
    し、このレジスタ情報で特定されるレジスタアドレスを
    取得するアドレス検索手段と、 前記アドレス検索手段により検索されたレジスタ情報に
    基づき、該レジスタ情報で特定されるレジスタアドレス
    について拡張の要否を判断し、前記レジスタの機能の属
    性に基づき該レジスタアドレスを拡張するアドレス拡張
    手段と、 を備えたことを特徴とするIC試験装置のレジスタアド
    レス検索システム。
  2. 【請求項2】 前記レジスタ情報は、レジスタ名と、レ
    ジスタアドレスと、レジスタの種類とを含み、 前記アドレス拡張手段は、前記レジスタの種類に基づき
    前記レジスタアドレスについて拡張の要否を判断するこ
    とを特徴とする請求項1に記載されたIC試験装置のレ
    ジスタアドレス検索システム。
  3. 【請求項3】 前記レジスタ情報は、レジスタに対する
    書き込みの可否を定める保護属性をさらに含み、 前記アドレス拡張手段は、前記アドレス検索手段により
    検索されたレジスタ情報で特定される保護属性をレジス
    タアドレスと共に出力することを特徴とする請求項2に
    記載されたIC試験装置のレジスタアドレス検索システ
    ム。
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