JPH11259359A - ワンタイムromアクセス方法 - Google Patents

ワンタイムromアクセス方法

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JPH11259359A
JPH11259359A JP5929698A JP5929698A JPH11259359A JP H11259359 A JPH11259359 A JP H11259359A JP 5929698 A JP5929698 A JP 5929698A JP 5929698 A JP5929698 A JP 5929698A JP H11259359 A JPH11259359 A JP H11259359A
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JP
Japan
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data
area
access
bit
write
Prior art date
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JP5929698A
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English (en)
Inventor
Tokuho Tanaka
徳穂 田中
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ書込位置及び最新書込データ位置の探
索におけるROMへのアクセス回数の多さを解決し、少
ないアクセス回数で未書込領域位置を探索して効率よく
データ書込及び最新書込データ取得を行うことができる
ワンタイムROMアクセス方法を提供する。 【解決手段】 ワンタイムROM上にメモリ管理領域を
設け、メモリ管理領域の各ビットをデータ格納領域の各
アクセス単位に対応付け、データの書込状況をビットの
値で管理し、データ書込や最新書込データ取得の際に、
メモリ管理領域をアクセスして各ビットの値から各アク
セス単位のデータ書込状況を判断し、データ格納領域に
アクセスするワンタイムROMアクセス方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンタイムROM
アクセス方法に係り、特に高速にアクセスが行えるワン
タイムROMアクセス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワンタイムROMは、同一のエリアに対
して1度しか書込が行えないROMのことで、1度ビッ
トの値を0→1へ変更したら0には戻せないようになっ
ている。そのため、データを書込む場合、アクセス単位
毎に既にデータが書込まれているか否かの検査を行って
データが書き込まれていない未書込エリアを探索し、未
書込エリアに対して書込を行う必要がある。
【0003】従来のワンタイムROMにおけるデータ書
込方法について、図5を使って説明する。図5は、従来
のワンタイムROMのフォーマット及び状態例を示す説
明図である。尚、図5では、ランダムアクセスにより書
込が行われる例を示している。
【0004】従来のワンタイムROMは、図5に示すよ
うにROM内の全てをデータ格納領域として使用し、デ
ータの書込が発生した場合には、アドレス(adr)0
から順番にアクセスを行いデータが書込まれているか否
かを検査して未書込エリアを探索し、未書込エリアが検
出されると、そのアドレスにデータの書込が行われるよ
うになっていた。例えば、図5では、アドレス0から9
回目のアクセス(アドレス8)でデータが書き込まれて
いないことが検出されてデータの書込が行われる。
【0005】次に、従来のワンタイムROMにおける最
新書込データ取得方法について、図6を使って説明す
る。図6は、従来のワンタイムROMのフォーマット及
び状態例を示す説明図である。尚、図6では、シーケン
シャルアクセスにより読み書きが行われる例を示してい
る。
【0006】ワンタイムROMは、データの上書きがで
きないので、最新書込データ(すなわち最後に書込んだ
データ)がどのアドレスなのかをポインタ等で当該RO
M上に記憶していくことができない。
【0007】そこで、ワンタイムROMにおいて最新書
込データを取得したい場合は、データを書込む際にラン
ダムに書込むのではなく、先頭番地からシーケンシャル
(順番)にデータを書込むようにしている。こうする事
によってデータ列の最後尾が最新書込データになる。す
なわち、ポインタの代わりにデータの位置により最新書
込データがどれなのかを知る事ができる。
【0008】そこで、従来のワンタイムROMでは、図
6に示すようにROM内の全てをデータ格納領域として
使用しているので、書込データの最後尾を検出する時に
は、先頭のアドレス0から順番にアクセスしてデータが
書き込まれているか否かを検査して未書込エリアを探索
し、最初に検出した未書込エリアのアドレスの1つ前の
アドレスが最新書込データであると判断される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワンタイムROMのアクセス方法では、データの書込を
行う場合に、先頭アドレスから順にアクセスして未書込
エリアを探索しデータの書込位置を探索しなければなら
ず、最悪はROMの領域全てを調べる必要があったの
で、データの書込位置の探索のために多くのアクセスが
必要であり、時間もかかって効率が悪いという問題点が
あった。
【0010】また、従来のワンタイムROMのアクセス
方法では、最新書込データを取得する場合に、先頭アド
レスから順にアクセスして未書込エリアを探索し、その
結果から最新書込データの位置を割り出すため、最新書
込データ位置の探索のために多くのアクセスが必要で、
特に書き込まれているデータ列が長くなるとそれに比例
して当該ROMへのアクセスが増え、例えば当該ROM
のサイズをnとすると平均(n十1)/2回のアクセス
が必要になり、時間もかかって効率が悪いという問題点
があった。
【0011】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、データ書込位置及び最新書込データ位置の探索にお
けるROMへのアクセス回数の多さを解決し、少ないア
クセス回数で未書込領域の位置を探索して効率よくデー
タ書込及び最新書込データ取得を行うことができるワン
タイムROMアクセス方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、任意のビットに対
して1回しか書き込めないワンタイムROMのアクセス
方法において、前記ワンタイムROM上にアクセス単位
におけるデータの書込状況をビットの値に対応付けて管
理するメモリ管理領域と、前記アクセス単位でデータを
格納するデータ格納領域とを設け、前記データ格納領域
にアクセスする際に、前記メモリ管理領域の各ビットの
値から前記データ格納領域内のデータ書込状況を判断し
て未格納領域を探索し、前記データ格納領域にアクセス
することを特徴としており、未格納領域の探索に要する
アクセスを大幅に軽減できる。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載のワンタイムROMア
クセス方法において、データを書き込む場合には、メモ
リ管理領域の各ビットの値からデータ格納領域内のデー
タ書込状況を判断して未格納領域を探索し、当該探索結
果からデータの書込位置を特定することを特徴としてお
り、データ書込位置の探索に要するアクセスを大幅に軽
減できる。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項1記載のワンタイムROMア
クセス方法において、最後に書き込んだデータを取得す
る場合には、メモリ管理領域の各ビットの値からデータ
格納領域内のデータ書込状況を判断して未格納領域を探
索し、当該探索結果から最後にデータを書き込んだ位置
を特定することを特徴としており、最後に書き込んだデ
ータ取得位置の探索に要するアクセスを大幅に軽減でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明のワンタイムROMア
クセス方法は、ワンタイムROM上にメモリ管理領域を
設け、メモリ管理領域の各ビットをデータを格納するデ
ータ格納領域の各アクセス単位に対応付け、データ格納
領域におけるデータ書込状況をビットの値で管理し、デ
ータ書込や最新書込データ取得の際に、メモリ管理領域
をアクセスして各ビットの値から各アクセス単位のデー
タ書込状況を判断して未書込領域を探索するので、未書
込領域の探索に要するアクセスを大幅に軽減でき、デー
タ格納領域へのアクセスを効率よく行うことができる。
【0016】本発明のワンタイムROMアクセスにおけ
るデータ書込方法について、図1を使って説明する。図
1は、本発明のワンタイムROMのフォーマット及び状
態例を示す説明図である。尚、図1では、ランダムアク
セスにより書込が行われる例を示している。
【0017】本実施の形態のワンタイムROMアクセス
方法では、図1に示すように、例えば先頭アドレス(a
dr0)の1ワード(1回のアクセスで扱えるビット
列)にメモリ管理領域1を設け、残りの領域をデータ格
納のためのデータ格納領域とする。
【0018】そして、データ格納領域におけるアクセス
単位をメモリ管理領域1の各ビットの割り当て、アクセ
ス単位におけるデータの書込状況をビットの値に対応付
けて管理するビットマップ方式を用いる。
【0019】具体的には、図1の例ではワンタイムRO
Mが、1ワード=16ビットの場合で、メモリ管理領域
1の第0ビットがアドレス0に、第1ビットがアドレス
1に、…、第FビットがアドレスFに対応付けられてい
る。そして、各ビットの値は、値が0であれば未書込領
域(エリア)、1であれば書込済領域(エリア)であ
る。
【0020】次に、本発明のワンタイムROMアクセス
方法におけるデータ書込処理について、図2を使って説
明する。図2は、本発明のワンタイムROMアクセス方
法におけるデータ書込処理の流れを示すフローチャート
図である。
【0021】本発明のワンタイムROMアクセス方法に
おけるデータ書込処理は、まずメモリ管理領域1(ビッ
トマップ)へアクセスして読み込み(100)、ビット
ポインタに0をセットし(102)、ビットポインタが
指すビットの値が0であるか判断し(104)、0でな
い場合(No)は、ビットポインタに1加算して(11
0)、処理104に戻る。
【0022】一方、処理104において、ビットの値が
0である場合(Yes)は、当該ビットに対応する領域
へデータを書き込み(106)、当該ビットの値を1に
変更して書き込み(108)、データ書込処理を終了す
る。
【0023】次に、本発明のワンタイムROMアクセス
における最新書込データ取得方法について、図3を使っ
て説明する。図3は、本発明のワンタイムROMのフォ
ーマット及び状態例を示す説明図である。尚、図3で
は、シーケンシャルアクセスにより書込が行われる例を
示している。
【0024】本実施の形態のワンタイムROMアクセス
方法では、前述のように先頭アドレス(adr0)の1
ワードにメモリ管理領域1を設け、ビットマップ方式で
管理しているので、図3に示すように、アドレス7まで
データが書き込まれている場合には、メモリ管理領域の
ビット0からビット7までが値1であり、以降が値0に
なっている。
【0025】次に、本発明のワンタイムROMアクセス
方法における最新書込データ取得処理について、図4を
使って説明する。図4は、本発明のワンタイムROMア
クセス方法における最新書込データ取得処理の流れを示
すフローチャート図である。本発明のワンタイムROM
アクセス方法における最新書込データ取得処理は、まず
メモリ管理領域1(ビットマップ)へアクセスして読み
込み(200)、ビットポインタに0をセットし(20
2)、ビットポインタが指すビットの値が0であるか判
断し(204)、0でない場合(No)は、ビットポイ
ンタに1加算して(210)、処理204に戻る。
【0026】一方、処理204において、ビットの値が
0である場合(Yes)は、ビットポインタから1減算
して(206)、当該ビットに対応する領域からデータ
を読み込み(208)、最新書込データ取得処理を終了
する。
【0027】本発明の実施の形態のワンタイムROMア
クセス方法によれば、ワンタイムROM内にデータ書込
状況をビットマップ方式で管理するメモリ管理領域1を
設け、データアクセス時には、メモリ管理領域1内の各
ビットの値からデータ格納領域の未書込領域を探索する
ので、データ書込位置や最新書込データ位置の探索に要
するROMへのアクセス回数を大幅に軽減でき、データ
書込処理や最新書込データ取得処理の効率を高めること
ができる効果がある。
【0028】例えば、一度のアクセスで扱えるビット数
(1ワード)が16ビットであるとすれば、ビットマッ
プを1ワードアクセスするだけで、16ワード分のデー
タ書込状況の情報を得ることができる。従って、データ
書込処理におけるデータ書込位置の探索には、従来に比
べて平均約8分の1のアクセス回数で済むことになる。
(16ワードを検査するのに、従来の方法では平均は
8.5回のアクセスが必要)
【0029】また、最新書込データ取得処理における時
の検査には、一度のアクセスで扱えるビット数(1ワー
ド)が16ビットであるとすれば、ビットマップを1ワ
ードアクセスするだけで、16ワード分の情報を得るこ
とができるので、平均(n/16+1)回のアクセスで
最新書込データが取得でき、従来に比べて約8分の1の
アクセス回数で済むことになる。また、この方法を用い
れば1ワードのビット数に比例して効率の向上が望め
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、データ格
納領域のアクセス単位におけるデータの書込状況をメモ
リ管理領域のビットの値に対応付けて管理し、データ格
納領域にアクセスする際に、メモリ管理領域の各ビット
の値からデータ書込状況を判断して未書込領域を探索
し、データ格納領域にアクセスするワンタイムROMア
クセス方法としているので、データ格納領域のアクセス
位置の探索に要するアクセスを大幅に軽減でき、データ
格納領域へのアクセスを効率よく行うことができる効果
がある。
【0031】請求項2記載の発明によれば、データを書
き込む場合に、メモリ管理領域の各ビットの値からデー
タ格納領域内のデータ書込状況を判断して未格納領域を
探索し、データの書込位置を特定する請求項1記載のワ
ンタイムROMアクセス方法としているので、未書込領
域の探索に要するアクセスを大幅に軽減でき、効率よく
データを書き込むことができる効果がある。
【0032】請求項3記載の発明によれば、最後に書き
込んだデータを取得する際に、メモリ管理領域の各ビッ
トの値からデータ格納領域内のデータ書込状況を判断し
て未格納領域を探索し、最後に書き込んだデータ位置を
特定する請求項1記載のワンタイムROMアクセス方法
としているので、最後に書き込んだデータ位置を特定す
るための未書込領域の探索に要するアクセスを大幅に軽
減することによって、効率よく最後に書き込んだデータ
を取得できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワンタイムROMのフォーマット及び
状態例を示す説明図である。
【図2】本発明のワンタイムROMアクセス方法におけ
るデータ書込処理の流れを示すフローチャート図であ
る。
【図3】本発明のワンタイムROMのフォーマット及び
状態例を示す説明図である。
【図4】本発明のワンタイムROMアクセス方法におけ
る最新書込データ取得処理の流れを示すフローチャート
図である。
【図5】従来のワンタイムROMのフォーマット及び状
態例を示す説明図である。
【図6】従来のワンタイムROMのフォーマット及び状
態例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…メモリ管理領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のビットに対して1回しか書き込め
    ないワンタイムROMのアクセス方法において、前記ワ
    ンタイムROM上にアクセス単位におけるデータの書込
    状況をビットの値に対応付けて管理するメモリ管理領域
    と、前記アクセス単位でデータを格納するデータ格納領
    域とを設け、前記データ格納領域にアクセスする際に、
    前記メモリ管理領域の各ビットの値から前記データ格納
    領域内のデータ書込状況を判断して未格納領域を探索
    し、前記データ格納領域にアクセスすることを特徴とす
    るワンタイムROMアクセス方法。
  2. 【請求項2】 データを書き込む場合には、メモリ管理
    領域の各ビットの値からデータ格納領域内のデータ書込
    状況を判断して未格納領域を探索し、当該探索結果から
    データの書込位置を特定することを特徴とする請求項1
    記載のワンタイムROMアクセス方法。
  3. 【請求項3】 最後に書き込んだデータを取得する場合
    には、メモリ管理領域の各ビットの値からデータ格納領
    域内のデータ書込状況を判断して未格納領域を探索し、
    当該探索結果から最後にデータを書き込んだ位置を特定
    することを特徴とする請求項1記載のワンタイムROM
    アクセス方法。
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