JP2000039155A - 台所用器具のための通信制御装置 - Google Patents

台所用器具のための通信制御装置

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JP2000039155A
JP2000039155A JP11172493A JP17249399A JP2000039155A JP 2000039155 A JP2000039155 A JP 2000039155A JP 11172493 A JP11172493 A JP 11172493A JP 17249399 A JP17249399 A JP 17249399A JP 2000039155 A JP2000039155 A JP 2000039155A
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ウッズ サラ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ制御および通信装置から独立してい
る、所定の家庭用機能を行うように構成されている電子
レンジ（１０）のような台所用器具を含むデータ通信制
御装置を提供する。 【解決手段】 上記台所用器具（１０）は、データ入力
用の入力手段３２と、上記台所用器具（１０）と遠隔設
備との間で通信を行うことができるように、インターネ
ットのような通信ネットワークに接続するために構成さ
れている通信手段２８を含む。上記システムは、家庭環
境内で電子バンキング設備、電子ショッピング設備およ
び電子メール設備を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭環境内で使用
するためのデータ制御および通信装置に関し、家庭環境
と選択した遠隔設備との間でデータを管理し、データを
通信するためのように構成されている台所用器具のため
の通信制御装置に関する。
【従来の技術】個人の財務処理およびショッピングのよ
うな多くの日常の活動により、家庭にいる消費者間での
電子データ転送および関連サービス・プロバイダが、ま
すます頻繁に使用されるようになると考えられている。
電話による銀行処理は、すでに非常に普及していて、現
在では、多くの銀行が、消費者にインターネットを通し
て、オンライン・ホーム・バンキングのオプションを提
供している。大型のスーパマーケットおよびデパート
は、宅配サービスを行っていて、この場合、消費者は、
電話またはインターネットを通して、食品のような特定
の商品を注文し、注文された商品は消費者の家庭に配達
される。支払は、通常、注文をするときに、クレジット
／デビット・カードまたは店舗カードを提示することに
より行われる。
【発明が解決しようとする課題】現在のところ、インタ
ーネットを通してのオンライン・サービスの提供は、通
常、インターネットに接続している、パソコンにアクセ
スすることができる消費者だけが利用することができ
る。しかし、多くの消費者は、自分の家庭環境でパソコ
ンにアクセスすることができないか、またはそのような
サービスを使用するのをいやがる。何故なら、コンピュ
ータの取扱に慣れていないからである。消費者がパソコ
ンにアクセスすることができる家庭においてさえ、コン
ピュータは、オンライン・ショッピング等のような日常
の家庭活動を行う際に使用するために、最も便利な家庭
環境に設置されていることはほとんどない。本発明の一
つの目的は、家庭環境の使い易いところに設置されてい
て、比較的コストが安く、操作が易しいデータ制御およ
び通信装置を提供することである。ある観点から見た場
合、本発明は、データ制御および通信装置から独立して
いる、所定の家庭用機能を行うように構成されている台
所用器具を特徴とするデータ制御および通信装置であ
る。上記台所用器具は、データ入力用の入力手段、およ
び上記台所用器具と遠隔設備との間で通信を行うことが
できるように、通信ネットワークに接続するために構成
されている通信手段を含む。本発明は、インターネット
に接続しているパソコンを使用しなくても、消費者が、
自らの日常の家庭環境内で、通信ネットワークに容易に
アクセスすることができるという点で便利なものであ
る。上記システムは、台所用器具と一緒に提供されるの
で、特にコスト・パーフォーマンスが高く、使用するの
に便利である。
【課題を解決するための手段】好適な実施形態の場合に
は、上記入力手段は、選択した家庭用必需品に関するデ
ータを入力するための手段を備え、上記通信手段は、上
記入力データを、上記選択した家庭用必需品の調達を管
理するように構成されている遠隔管理ユニットに転送す
るための転送手段を備える。上記遠隔管理ユニットは、
好適には、選択した小売商からの上記選択した家庭用必
需品の注文と収集、および上記家庭用必需品の指定され
た場所への配達を管理できることが好ましい。それ故、
オンライン・ショッピング設備には容易にアクセスでき
るし、また、システムは家庭環境の便利な場所に設置さ
れ、家庭用必需品に対するオンライン・ショッピングの
会話型管理を容易に、便利に制御することができる。遠
隔管理ユニットは、選択した小売商への選択した家庭用
必需品の注文が行われる前に、一つまたはそれ以上の指
定の小売商から、上記装置への選択した家庭用必需品の
コスト、および／または入手可能性についてのデータを
通信するように構成することができる。このような方法
により、ユーザは、まだ注文をする前に、必要な必需品
を、特定の小売商から入手できるかどうかをチェックす
ることができ、数軒の小売商からの必要な必需品のコス
トを比較することができる。都合のよいことに、上記転
送手段は、家庭用必需品の取得に関する支払命令を転送
するように構成されている。転送手段は、遠隔管理ユニ
ットに転送する前に、ある期間の間の家庭用必需品に関
するデータを記録するように構成することもできる。そ
うすることにより、ユーザは、家庭用必需品に関するデ
ータ、製品が何時消費されたのか、特定の必需品が必要
なことに何時気がついたのかに関するデータを入力する
ことにより、ある期間の間の「ショッピング・リスト」
を編集することができる。その後で、ユーザは、必要な
場合に、入力データを遠隔管理ユニットに転送すること
ができる。データ入力手段は、多くの場合、大家庭用製
品の包装の上に表示してあるバーコードのような家庭用
必需品に関連するバーコードを読み取るための、バーコ
ード・リーダを含むことができる。この装置により、上
記バーコードが表示されている製品に関するデータの入
力が容易になる。別の方法としては、またはその他の方
法としては、ユーザが音声でシステムにデータを入力す
ることができるように、入力手段は、音声入力システム
を含むことができる。この音声入力システムは、バーコ
ードを使用できない場合に特に有益であり、またシステ
ムへの一般的なデータの入力が容易になる。好適には、
システムは、家庭用装置に内蔵させることが好ましい。
複数の技術を新しく内蔵させることにより、現在の家庭
用装置が持たない、大勢の消費者にとって魅力のある、
追加機能を特徴とする全く新しい家庭用装置が生まれ
る。通信手段は、遠隔情報サイトからシステムへデータ
を転送するように構成することができる。そうすること
により、例えば、一つまたはそれ以上の成分を含む料理
用のレシピのような必要な情報を、インターネットを通
して、装置に容易にダウンロードすることができる。好
適には、家庭用器具が電子メール・メッセージを送受信
することができるように、上記通信手段は、電子メール
設備を含むことが好ましい。通信手段は、また、ユーザ
が自分の家庭環境から個人財務処理を行うことができる
ように、ホーム・バンキング設備を含むことができる。
都合のよいことに、上記器具は、例えば、電子レンジの
ような調理器具を含む。電子レンジは、その構造、その
機能およびそのサイズが、家庭環境で本発明による使用
に適しているので特に好都合である。周知のシステムの
中には、例えば、インターネット・アクセス内蔵多重機
能、家庭用必需品識別能力、データおよびコマンド入力
方法として、音声識別を行うことができ、また通常の家
庭用器具としてその主要な機能を実行することができる
物理的ハードウェア能力を持つものはまだない。本発明
は、またインターネットに接続しているパソコンを必要
としないで、家庭環境内で他のウエブをベースとする情
報の他に、アクセス・オンライン・ショッピング設備、
およびホーム・バンキング設備をユーザに提供する。添
付の図面を参照しながら、本発明をさらに詳細に説明す
るが、これは単に例示としてのものに過ぎない。
【発明の実施の形態】図１について説明すると、この図
は、本発明の利点を提供することができる、電子レンジ
の簡単な平面図である。現在、電子レンジは、多くの家
庭で普通に使用している家庭用器具であり、本発明に従
って使用するのに特に適した構造および大きさを持つ。
図１（ａ）の電子レンジ１０は、オーブンの後部に位置
するデータ処理領域１２、調理する消費用食品を収容す
るための共通中央オーブン領域１４、オーブンの前部の
ユーザ・インターフェース領域１６を備える。データ処
理ユニット１２は、ビデオ・ボード２０および音響ボー
ド２２に接続していて、さらに、ＳＣＳＩインターフェ
ース２４に接続している中央処理ユニット１８を備え、
必要な場合には、アンテナ２６またはテレビの放送信号
を受信するための他の適当な信号入力部を備える。上記
データ処理ユニット１２の上記素子は、都合のよいこと
に、標準マイクロ波機能に必要な制御および作動を行う
ばかりでなく、以下に説明する種々の家庭および個人活
動に関して発生するデータの制御および処理を行うよう
に有利に構成されている。オーブン１０は、本発明の特
に有利な機能に従って、同様に、家庭環境へまた家庭環
境から通信を行うために、インターネットにアクセスす
るための通信チャネルを提供するため、主電源ユニット
２８により動作電力を受信するように構成されている。
もちろん、別の方法としては、専用モデム電話線によ
り、電子レンジ１０のデータ処理ユニット１２をインタ
ーネットにアクセスさせることができることを理解する
ことができるだろう。しかし、本発明に関連して共通に
使用する家庭用器具は、いかなる場合でも、主電源装置
に接続されるので、現在までのところ、インターネット
へ接続を行うための最も有利な手段は、オーブン１０の
ような装置の主電源装置を通して行う接続である。さら
に、中央処理ユニット１８にダウンロードされた、適当
なソフトウェアと協力して行うインターネットへの接続
により、システムは電子メール設備、電子バンキング設
備および電子ショッピング設備を持つことができるが、
これらについては、以下に詳細に説明する。データ処理
ユニット１２は、またシステムが、日記、カレンダー、
クロックおよび種々のスプレッド・シートを備える電子
個人オーガナイザを持つことができるように適当なソフ
トウェアをダウンロードする。図１（ｂ）は、オーブン
１０のユーザ・インターフェース１６の一般的な構造の
より詳細な図面である。このユーザ・インターフェース
は、上記家庭用器具に普通使用されているもので、オー
ブンのドアを含む。このドアはオーブン１４の内部に密
封状態でアクセスするためのものであり、また以下に詳
細に説明するように、ユーザ・インターフェース１６の
一部として機能する。このドアは、プラスチック製のマ
ウント３４に装着されている液晶ディスプレイ・タッチ
・スクリーン３２を含むが、このタッチ・スクリーン３
２は、それ自身に平行な面を延びる標準電磁放射保護ス
クリーン３６により、電子レンジ１４内で発生する放射
から保護されている。上記タッチ・スクリーン３２は、
システムへのデータ入力、およびユーザへの適当な情報
の表示の両方に使用することができる。タッチ・スクリ
ーン３２に表示された情報は、データ処理部１２の素子
により制御される。食品および他の家庭用製品の包装上
に通常表示してある製品識別バーコードを読み取るため
に、バーコード・リーダ３８も、同様に、ユーザ・イン
ターフェース領域１６上に設置されている。家庭用製品
項目には、調理するためにオーブンに導入される包装さ
れた肉類のような食品、または洗剤、缶詰食品等によう
な他の製品も含まれることを理解されたい。ユーザ・イ
ンターフェース１６は、またオーブン１０のデータ処理
ユニット１２にダウンロードされた適当な音声識別ソフ
トウェアと協力して、システムへデータを入力するため
に使用することができる音声入力装置の一部を形成する
マイクロホン４０を備える。このことは、製品包装が製
品識別のためのバーコードを含んでいない場合、または
多くの場合、予め包装されていない果物、野菜または肉
製品に関するデータを入力する場合に、特に役に立つ。
それ故、バーコード・リーダ３８を通して入力された項
目識別データおよびコマンド実行を、システムのユーザ
の音声により生成された追加データにより容易に強化す
ることができる。例えば、製品項目に関連するスマート
・タグから、データを読み取るための適当な読み取り手
段のような他の形のデータ入力手段も、本発明による装
置に容易に内蔵させることができることを理解された
い。それ故、ユーザ・インターフェース１６が、共通の
インターフェースを提供し、それによりシステムのユー
ザが、それが関連するオーブン１０のデータ制御および
通信設備および一般的な調理機能を選択し、アクセス
し、および相互作用を行うことができることを理解する
ことができるだろう。都合のよいことに、タッチ・スク
リーン３２は、グラフィカル・ユーザ・インターフェー
スとして構成されていて、標準ウエブ・ブラウザのよう
な、インターネット・ツールが提供する適当な機能に容
易にアクセスでき、選択することができるように、また
システムの電子メール設備、電子バンキング設備、およ
び電子ショッピング設備および個人オーガナイザ設備に
関連して共通に発生する機能への迅速で、容易なアクセ
スを行うことができるように、アイコンをベースとする
ツールバーを備える。それ故、タッチ・スクリーン３２
は、ユーザに、オーブン１０の一般的な調理機能のため
のものばかりでなく、データの制御および管理および本
発明のシステムによる、オーブン１０により達成したイ
ンターネット・アクセスのための、ユーザ・インターフ
ェースを提供する。オーブン１０に関連するシステムに
より行われたインターネット接続は、中央処理ユニット
１８にダウンロードされた適当なソフトウェアと協力し
て、必要な場合には、インターネット上の任意の適当な
サイトから使用される家庭環境への選択された情報にア
クセスし、それをダウンロードするために使用すること
ができる。例えば、バーコード・スキャナまたは他の適
当な入力手段により識別された、特定の食品に関するレ
シピを容易にダウンロードし、タッチ・スクリーン３２
上に表示することができる。さらに、上記製品の調理に
関するアドバイス、上記食品のカロリー量および脂肪分
のようなダイエット情報も、同様に、ダウンロードする
ことができ、直ちにタッチ・スクリーン３２上に表示す
ることができ、消費者はそれに容易にアクセスすること
ができる。本発明の利点を最もよく発揮することができ
る通常のシナリオを以下に説明する。毎日の家庭生活に
おいて、または特定の品目を間もなく交換しなければな
らないことにユーザが気がついた時、家庭用製品が消費
され、上記製品の包装上のバーコード識別が、オーブン
１０の前面に設置されたバーコード・リーダ３８により
走査され、その結果、その品目に関するデータが、デー
タ制御システムに入力される。ある例の場合には、オー
ブン内部に調理しようとする製品を入れる前に、ユーザ
は、オーブン１０で調理しようとしている食品に関する
データを入力することができ、それにより、次の供給が
行われた時、消費された製品を確実に交換することがで
きる。別の方法としては、ユーザは、マイクロホン４０
により、またはオーブン・ドア上のタッチ・スクリーン
３２上に設置されているキーボードを使用して、製品情
報を入力することにより、交換または注文しようとする
項目に関するデータを音声により入力することもでき
る。このことは、製品の包装にバーコードが表示されて
いない場合、または消費品目が、多くの場合、予め包装
されていない果物、野菜または肉製品のような製品であ
る場合、または、そのデータが恐らく、初めて、または
一度だけ注文する新しい品目、またはすでに使用したこ
とはあるが、まだシステムに入力されていない品目に関
連するものである場合に特に役に立つ。バーコード・リ
ーダ３８、およびシステムの音声またはテキスト入力設
備に関連する、データ処理ユニット１２のソフトウェア
が、提示された特定の製品を識別する働きをする。この
情報は、その後、その製品の適当な注文を作成するのに
使用される。任意の特定の機能または要件に従って、補
充する食品または他の家庭用製品のリストを識別するた
めのデータは、例えば、一週間または一日単位の期間で
システムに入力することができ、オーブン１０のデータ
処理ユニット１２に容易に記憶することができる。ユー
ザが注文したい場合には、タッチ・スクリーン２のツー
ルバー上の適当なアイコン、およびデータ処理ユニット
１２に記憶した、関連蓄積データが表示するリストが、
インターネット・アクセスを通して、遠隔管理システム
４２のような遠隔設備に送信される。別の方法により、
所定の時間が経過した場合、上記蓄積データを自動的に
遠隔管理ユニット４２に送信し、またはユーザにこれら
必需品がまだ注文してないことを思い出させるために、
所定の時間が経過した場合、適当なメッセージがタッチ
・スクリーン３２上に、表示されることを理解された
い。システムにデータが入力された時、システムへの各
必需品の入力に関連するデータをインターネットを通し
て送信することができることを理解されたい。その後、
この情報は、遠隔管理ユニット４２のところで収集さ
れ、照合される。ユーザは、注文相手の小売商および注
文が送られる場所を指定するようにプロンプトされる。
このデータは、タッチ・スクリーンのツールバー上の、
適当なアイコンを選択することにより、または他の入力
手段により入力することができる。注文した製品に対す
る支払は、システムの任意のデータ入力手段を通して、
クレジット／デビット・カードまたは他のカードを入力
することにより行われる。別の方法としては、電子バン
キング設備を使用して支払を行うことができる。この場
合、ユーザは、注文した小売商の口座へ自分の口座から
オンラインで金銭を送る。各注文を行う際に必要な、小
売商、配達場所および支払の詳細は、処理を容易にする
ために、中央処理ユニット１８に記憶することができる
ことを理解されたい。遠隔管理ユニット４２は、遠隔の
記憶場所で、特定の小売商に注文した家庭用必需品の注
文および収集を完了し、その後、自宅等のようなユーザ
が指定した場所に、商品を配達する手配をする。まだ消
費されていないが、近い将来交換しなければならない他
の品目に関するデータをシステムに入力することができ
るが、その場合、ある場合だけ必要となる他の品目に関
するデータも一緒に入力されるが、家庭にすでにストッ
クされているある品目は、交換されないことを理解され
たい。本発明の他の有利な実施形態の場合には、ユーザ
は、インターネットを通して、注文中の種々の家庭用必
需品が入手可能かどうかについての情報、および／また
は指定の小売商から注文品を入手するための情報を要求
して、いくつかの遠隔管理ユニット４２に、同時に注文
を行うことができる。その後、要求された情報は、イン
ターネットを通して、各遠隔管理ユニット４２によりユ
ーザに送られ、タッチ・スクリーン３２上に表示され
る。その後、ユーザは、どの小売商に注文するかを決定
する前に、各遠隔管理ユニットからの情報を比較するこ
とができる。ユーザは、その後、上記情報に基づいて小
売商を選択し、注文を完了するために、適当な遠隔管理
ユニット４２に要求を送信する。遠隔管理ユニット４２
から受信した情報に基づいて、ユーザは、異なる小売商
から異なる必需品を入手するために、注文を分割するこ
とを決定することができる。この例の場合には、ユーザ
は特定の小売商に注文した必需品を削除し、適当な遠隔
管理ユニット４２へ、修正した注文を送信することによ
り注文を修正する。一つの遠隔管理ユニットが、複数の
指定の小売商に注文した家庭用必需品の注文、収集 お
よび配達を完了するために機能することを理解された
い。電力供給装置により供給される通信チャネルの代わ
りに、モデムおよび電話、またはデータ通信の任意の他
の手段を使用することができる。いずれの場合でも、家
庭用必需品の選択に関するデータが、システムに入力さ
れると、そのような品目の在庫が不足したという記録、
またはそのような品目が注文されるという記録が、装置
のインターネット接続を通して、適当な貯蔵場所／倉庫
のある場所で容易に入手でき、その結果、それら品目の
在庫の交換を容易に開始することができる。電子ショッ
ピング設備の他に、本発明は、電子バンキング設備を含
む。ユーザがこの設備を使用したい場合には、適当なア
イコンが、ユーザ・インターフェース１６上のタッチ・
スクリーン上で選択される。認証データを入力するよう
にとのメッセージが表示され、次に、ユーザが使用する
ことができる種々の設備に関連する、一連のオプション
がタッチ・スクリーン３２上に表示される。その後、ユ
ーザは、必要なオプションを選択し、処理に関する詳細
を入力するように要求される。ユーザが、上記処理を行
うために必要なすべての情報を入力すると、認証処理の
詳細が、インターネットを通して、適当な遠隔管理ユニ
ット４２に送信され、そこで認証データの確認が行わ
れ、有効である場合には、取引の詳細が処理される。電
子バンキング設備を、支払処理、小切手、トラベラーズ
・チェック、銀行為替手形等の注文、貸借表または残高
を要求するために使用することができる。電子バンキン
グ設備は周知であるので、詳細な説明は省略する。電子
メール設備も設置されていて、それにより電子メール・
メッセージを送受信することができる。ユーザがこの設
備を使用したい場合には、タッチ・スクリーンのツール
バー上の適当なアイコンをが選択し、中央処理ユニット
１８が適当な情報を表示する。ユーザは、受信したメー
ルを開くことができ、タッチ・スクリーン３２上のキー
ボードにより、またはユーザ・インターフェース１６上
のマイクロホン４０により、データを入力してメール・
メッセージを作成することができる。その後、メッセー
ジをインターネットを通して必要な受信人に送信するこ
とができる。上記電子メール設備は周知であるので、詳
細な説明は省略する。個人オーガナイザ設備も設置され
ている。ユーザは、日記、誕生日、アポイントメント等
の要求メモを維持することができ、種々のスプレッド・
シート・プログラムの、個人データを維持することがで
きる。上記システムの素子および動作は周知であるの
で、詳細な説明は省略する。テレビおよび無線設備も設
置されている。図２について説明すると、この図は、そ
の内部で、本発明のシステムに関連する装置が使用され
ている完全な装置のブロック図である。図１の電子レン
ジ１０は、この実施形態の場合には、家庭に設置されて
いるローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）に対し
てサーバとして動作し、普通の家庭にある他の家庭用装
置４４を備えるノードを含むことができる。インターネ
ットへの接続は、電力供給装置２８により行われ、それ
により銀行および小売商のある場所４２のような遠隔の
場所にアクセスすることができ、上記遠隔の場所は、消
費者に関連情報を供給するためばかりでなく、システム
へのデータ入力により、品目の注文を行うための、オン
ライン分析処理（ＯＬＡＰ）またはオンライン取引処理
（ＯＬＴＰ）により供給されるような適当な在庫／注文
システムのために構成されていて、ネットワークに接続
しているデータ・ベースまたはデータ・ウェアハウスを
含むことができる。もちろん、本発明が上記実施形態の
詳細な説明に限定されないことは理解することができる
だろう。例えば、上記関連装置は、必ずしも、電子レン
ジでなくてもよく、現在家庭に普通に見られ、それによ
り消費者が、補充を必要とする製品の識別、または近い
将来必要となる他の製品の識別を容易に記録することが
できるような、普通のオーブン、冷蔵庫および／または
フリーザまたは皿洗い機のような、ある種の他の台所用
器具であってもよい。その後、上記情報は、適当な製品
注文管理システムに容易に転送することができる。本発
明は、関連家庭用装置が、通常、特定の家庭環境すなわ
ち、キッチンに内蔵でき、オーブン上記家庭用装置の機
能を拡張することができるという利点を持つ。また、本
発明は、インターネット・アクセスを可能にする現在の
装置と比較すると、遥かにユーザに優しく、また装置が
通常使用される環境で容易に読み取ることができ、その
ため相互作用を行うことができる、ユーザ・インターフ
ェースを容易に供給することができる。以下の説明から
理解することができるように、本発明を使用すれば、専
用モデムまたは電話接続装置による接続を必ずしも行わ
なくても、電子バンキングまたは電子ショッピングを行
うために、インターネットに簡単に、安全に、また有利
にアクセスすることができる。また、その内部において
は、システムが関連する、または内蔵している家庭用装
置が、例えば、食品の調理のような主要な家庭用機能を
容易に実行することができ、一方、任意の家庭消費品目
を容易にまた簡単に再注文することができる。システム
は、また適当な、またはそうでなければ必要な、そして
例えば、テレビ放送の受信および表示のような、家庭環
境内でそれが関連する装置の位置に関連する他の機能を
供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による電子レンジ及び電子レンジのドア
の簡単な平面図である。
【図２】本発明による装置を使用する、完全な管理シス
テムのブロック図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年７月１日（１９９９．７．１）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 台所用器具のための通信制御装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭環境内で使用
するためのデータ制御および通信装置に関し、家庭環境
と選択した遠隔設備との間でデータを管理し、データを
通信するためのように構成されている台所用器具のため
の通信制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】個人の財務処理およびショッピングのよ
うな多くの日常の活動により、家庭にいる消費者間での
電子データ転送および関連サービス・プロバイダが、ま
すます頻繁に使用されるようになると考えられている。
電話による銀行処理は、すでに非常に普及していて、現
在では、多くの銀行が、消費者にインターネットを通し
て、オンライン・ホーム・バンキングのオプションを提
供している。大型のスーパマーケットおよびデパート
は、宅配サービスを行っていて、この場合、消費者は、
電話またはインターネットを通して、食品のような特定
の商品を注文し、注文された商品は消費者の家庭に配達
される。支払は、通常、注文をするときに、クレジット
／デビット・カードまたは店舗カードを提示することに
より行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】現在のところ、インタ
ーネットを通してのオンライン・サービスの提供は、通
常、インターネットに接続している、パソコンにアクセ
スすることができる消費者だけが利用することができ
る。しかし、多くの消費者は、自分の家庭環境でパソコ
ンにアクセスすることができないか、またはそのような
サービスを使用するのをいやがる。何故なら、コンピュ
ータの取扱に慣れていないからである。消費者がパソコ
ンにアクセスすることができる家庭においてさえ、コン
ピュータは、オンライン・ショッピング等のような日常
の家庭活動を行う際に使用するために、最も便利な家庭
環境に設置されていることはほとんどない。
【０００４】本発明の一つの目的は、家庭環境の使い易
いところに設置されていて、比較的コストが安く、操作
が易しいデータ制御および通信装置を提供することであ
る。
【０００５】ある観点から見た場合、本発明は、データ
制御および通信装置から独立している、所定の家庭用機
能を行うように構成されている台所用器具を特徴とする
データ制御および通信装置である。上記台所用器具は、
データ入力用の入力手段、および上記台所用器具と遠隔
設備との間で通信を行うことができるように、通信ネッ
トワークに接続するために構成されている通信手段を含
む。
【０００６】本発明は、インターネットに接続している
パソコンを使用しなくても、消費者が、自らの日常の家
庭環境内で、通信ネットワークに容易にアクセスするこ
とができるという点で便利なものである。上記システム
は、台所用器具と一緒に提供されるので、特にコスト・
パーフォーマンスが高く、使用するのに便利である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】好適な実施形態の場合に
は、上記入力手段は、選択した家庭用必需品に関するデ
ータを入力するための手段を備え、上記通信手段は、上
記入力データを、上記選択した家庭用必需品の調達を管
理するように構成されている遠隔管理ユニットに転送す
るための転送手段を備える。上記遠隔管理ユニットは、
好適には、選択した小売商からの上記選択した家庭用必
需品の注文と収集、および上記家庭用必需品の指定され
た場所への配達を管理できることが好ましい。それ故、
オンライン・ショッピング設備には容易にアクセスでき
るし、また、システムは家庭環境の便利な場所に設置さ
れ、家庭用必需品に対するオンライン・ショッピングの
会話型管理を容易に、便利に制御することができる。
【０００８】遠隔管理ユニットは、選択した小売商への
選択した家庭用必需品の注文が行われる前に、一つまた
はそれ以上の指定の小売商から、上記装置への選択した
家庭用必需品のコスト、および／または入手可能性につ
いてのデータを通信するように構成することができる。
このような方法により、ユーザは、まだ注文をする前
に、必要な必需品を、特定の小売商から入手できるかど
うかをチェックすることができ、数軒の小売商からの必
要な必需品のコストを比較することができる。
【０００９】都合のよいことに、上記転送手段は、家庭
用必需品の取得に関する支払命令を転送するように構成
されている。
【００１０】転送手段は、遠隔管理ユニットに転送する
前に、ある期間の間の家庭用必需品に関するデータを記
録するように構成することもできる。そうすることによ
り、ユーザは、家庭用必需品に関するデータ、製品が何
時消費されたのか、特定の必需品が必要なことに何時気
がついたのかに関するデータを入力することにより、あ
る期間の間の「ショッピング・リスト」を編集すること
ができる。その後で、ユーザは、必要な場合に、入力デ
ータを遠隔管理ユニットに転送することができる。
【００１１】データ入力手段は、多くの場合、大家庭用
製品の包装の上に表示してあるバーコードのような家庭
用必需品に関連するバーコードを読み取るための、バー
コード・リーダを含むことができる。この装置により、
上記バーコードが表示されている製品に関するデータの
入力が容易になる。別の方法としては、またはその他の
方法としては、ユーザが音声でシステムにデータを入力
することができるように、入力手段は、音声入力システ
ムを含むことができる。この音声入力システムは、バー
コードを使用できない場合に特に有益であり、またシス
テムへの一般的なデータの入力が容易になる。
【００１２】好適には、システムは、家庭用装置に内蔵
させることが好ましい。複数の技術を新しく内蔵させる
ことにより、現在の家庭用装置が持たない、大勢の消費
者にとって魅力のある、追加機能を特徴とする全く新し
い家庭用装置が生まれる。
【００１３】通信手段は、遠隔情報サイトからシステム
へデータを転送するように構成することができる。そう
することにより、例えば、一つまたはそれ以上の成分を
含む料理用のレシピのような必要な情報を、インターネ
ットを通して、装置に容易にダウンロードすることがで
きる。
【００１４】好適には、家庭用器具が電子メール・メッ
セージを送受信することができるように、上記通信手段
は、電子メール設備を含むことが好ましい。通信手段
は、また、ユーザが自分の家庭環境から個人財務処理を
行うことができるように、ホーム・バンキング設備を含
むことができる。
【００１５】都合のよいことに、上記器具は、例えば、
電子レンジのような調理器具を含む。電子レンジは、そ
の構造、その機能およびそのサイズが、家庭環境で本発
明による使用に適しているので特に好都合である。
【００１６】周知のシステムの中には、例えば、インタ
ーネット・アクセス内蔵多重機能、家庭用必需品識別能
力、データおよびコマンド入力方法として、音声識別を
行うことができ、また通常の家庭用器具としてその主要
な機能を実行することができる物理的ハードウェア能力
を持つものはまだない。本発明は、またインターネット
に接続しているパソコンを必要としないで、家庭環境内
で他のウエブをベースとする情報の他に、アクセス・オ
ンライン・ショッピング設備、およびホーム・バンキン
グ設備をユーザに提供する。
【００１７】添付の図面を参照しながら、本発明をさら
に詳細に説明するが、これは単に例示としてのものに過
ぎない。
【００１８】
【発明の実施の形態】図１について説明すると、この図
は、本発明の利点を提供することができる、電子レンジ
の簡単な平面図である。現在、電子レンジは、多くの家
庭で普通に使用している家庭用器具であり、本発明に従
って使用するのに特に適した構造および大きさを持つ。
【００１９】図１（ａ）の電子レンジ１０は、オーブン
の後部に位置するデータ処理領域１２、調理する消費用
食品を収容するための共通中央オーブン領域１４、オー
ブンの前部のユーザ・インターフェース領域１６を備え
る。
【００２０】データ処理ユニット１２は、ビデオ・ボー
ド２０および音響ボード２２に接続していて、さらに、
ＳＣＳＩインターフェース２４に接続している中央処理
ユニット１８を備え、必要な場合には、アンテナ２６ま
たはテレビの放送信号を受信するための他の適当な信号
入力部を備える。上記データ処理ユニット１２の上記素
子は、都合のよいことに、標準マイクロ波機能に必要な
制御および作動を行うばかりでなく、以下に説明する種
々の家庭および個人活動に関して発生するデータの制御
および処理を行うように有利に構成されている。
【００２１】オーブン１０は、本発明の特に有利な機能
に従って、同様に、家庭環境へまた家庭環境から通信を
行うために、インターネットにアクセスするための通信
チャネルを提供するため、主電源ユニット２８により動
作電力を受信するように構成されている。もちろん、別
の方法としては、専用モデム電話線により、電子レンジ
１０のデータ処理ユニット１２をインターネットにアク
セスさせることができることを理解することができるだ
ろう。しかし、本発明に関連して共通に使用する家庭用
器具は、いかなる場合でも、主電源装置に接続されるの
で、現在までのところ、インターネットへ接続を行うた
めの最も有利な手段は、オーブン１０のような装置の主
電源装置を通して行う接続である。
【００２２】さらに、中央処理ユニット１８にダウンロ
ードされた、適当なソフトウェアと協力して行うインタ
ーネットへの接続により、システムは電子メール設備、
電子バンキング設備および電子ショッピング設備を持つ
ことができるが、これらについては、以下に詳細に説明
する。
【００２３】データ処理ユニット１２は、またシステム
が、日記、カレンダー、クロックおよび種々のスプレッ
ド・シートを備える電子個人オーガナイザを持つことが
できるように適当なソフトウェアをダウンロードする。
【００２４】図１（ｂ）は、オーブン１０のユーザ・イ
ンターフェース１６の一般的な構造のより詳細な図面で
ある。このユーザ・インターフェースは、上記家庭用器
具に普通使用されているもので、オーブンのドアを含
む。このドアはオーブン１４の内部に密封状態でアクセ
スするためのものであり、また以下に詳細に説明するよ
うに、ユーザ・インターフェース１６の一部として機能
する。
【００２５】このドアは、プラスチック製のマウント３
４に装着されている液晶ディスプレイ・タッチ・スクリ
ーン３２を含むが、このタッチ・スクリーン３２は、そ
れ自身に平行な面を延びる標準電磁放射保護スクリーン
３６により、電子レンジ１４内で発生する放射から保護
されている。
【００２６】上記タッチ・スクリーン３２は、システム
へのデータ入力、およびユーザへの適当な情報の表示の
両方に使用することができる。タッチ・スクリーン３２
に表示された情報は、データ処理部１２の素子により制
御される。
【００２７】食品および他の家庭用製品の包装上に通常
表示してある製品識別バーコードを読み取るために、バ
ーコード・リーダ３８も、同様に、ユーザ・インターフ
ェース領域１６上に設置されている。家庭用製品項目に
は、調理するためにオーブンに導入される包装された肉
類のような食品、または洗剤、缶詰食品等にような他の
製品も含まれることを理解されたい。
【００２８】ユーザ・インターフェース１６は、またオ
ーブン１０のデータ処理ユニット１２にダウンロードさ
れた適当な音声識別ソフトウェアと協力して、システム
へデータを入力するために使用することができる音声入
力装置の一部を形成するマイクロホン４０を備える。こ
のことは、製品包装が製品識別のためのバーコードを含
んでいない場合、または多くの場合、予め包装されてい
ない果物、野菜または肉製品に関するデータを入力する
場合に、特に役に立つ。それ故、バーコード・リーダ３
８を通して入力された項目識別データおよびコマンド実
行を、システムのユーザの音声により生成された追加デ
ータにより容易に強化することができる。
【００２９】例えば、製品項目に関連するスマート・タ
グから、データを読み取るための適当な読み取り手段の
ような他の形のデータ入力手段も、本発明による装置に
容易に内蔵させることができることを理解されたい。
【００３０】それ故、ユーザ・インターフェース１６
が、共通のインターフェースを提供し、それによりシス
テムのユーザが、それが関連するオーブン１０のデータ
制御および通信設備および一般的な調理機能を選択し、
アクセスし、および相互作用を行うことができることを
理解することができるだろう。都合のよいことに、タッ
チ・スクリーン３２は、グラフィカル・ユーザ・インタ
ーフェースとして構成されていて、標準ウエブ・ブラウ
ザのような、インターネット・ツールが提供する適当な
機能に容易にアクセスでき、選択することができるよう
に、またシステムの電子メール設備、電子バンキング設
備、および電子ショッピング設備および個人オーガナイ
ザ設備に関連して共通に発生する機能への迅速で、容易
なアクセスを行うことができるように、アイコンをベー
スとするツールバーを備える。それ故、タッチ・スクリ
ーン３２は、ユーザに、オーブン１０の一般的な調理機
能のためのものばかりでなく、データの制御および管理
および本発明のシステムによる、オーブン１０により達
成したインターネット・アクセスのための、ユーザ・イ
ンターフェースを提供する。
【００３１】オーブン１０に関連するシステムにより行
われたインターネット接続は、中央処理ユニット１８に
ダウンロードされた適当なソフトウェアと協力して、必
要な場合には、インターネット上の任意の適当なサイト
から使用される家庭環境への選択された情報にアクセス
し、それをダウンロードするために使用することができ
る。例えば、バーコード・スキャナまたは他の適当な入
力手段により識別された、特定の食品に関するレシピを
容易にダウンロードし、タッチ・スクリーン３２上に表
示することができる。さらに、上記製品の調理に関する
アドバイス、上記食品のカロリー量および脂肪分のよう
なダイエット情報も、同様に、ダウンロードすることが
でき、直ちにタッチ・スクリーン３２上に表示すること
ができ、消費者はそれに容易にアクセスすることができ
る。
【００３２】本発明の利点を最もよく発揮することがで
きる通常のシナリオを以下に説明する。
【００３３】毎日の家庭生活において、または特定の品
目を間もなく交換しなければならないことにユーザが気
がついた時、家庭用製品が消費され、上記製品の包装上
のバーコード識別が、オーブン１０の前面に設置された
バーコード・リーダ３８により走査され、その結果、そ
の品目に関するデータが、データ制御システムに入力さ
れる。ある例の場合には、オーブン内部に調理しようと
する製品を入れる前に、ユーザは、オーブン１０で調理
しようとしている食品に関するデータを入力することが
でき、それにより、次の供給が行われた時、消費された
製品を確実に交換することができる。
【００３４】別の方法としては、ユーザは、マイクロホ
ン４０により、またはオーブン・ドア上のタッチ・スク
リーン３２上に設置されているキーボードを使用して、
製品情報を入力することにより、交換または注文しよう
とする項目に関するデータを音声により入力することも
できる。このことは、製品の包装にバーコードが表示さ
れていない場合、または消費品目が、多くの場合、予め
包装されていない果物、野菜または肉製品のような製品
である場合、または、そのデータが恐らく、初めて、ま
たは一度だけ注文する新しい品目、またはすでに使用し
たことはあるが、まだシステムに入力されていない品目
に関連するものである場合に特に役に立つ。
【００３５】バーコード・リーダ３８、およびシステム
の音声またはテキスト入力設備に関連する、データ処理
ユニット１２のソフトウェアが、提示された特定の製品
を識別する働きをする。この情報は、その後、その製品
の適当な注文を作成するのに使用される。
【００３６】任意の特定の機能または要件に従って、補
充する食品または他の家庭用製品のリストを識別するた
めのデータは、例えば、一週間または一日単位の期間で
システムに入力することができ、オーブン１０のデータ
処理ユニット１２に容易に記憶することができる。ユー
ザが注文したい場合には、タッチ・スクリーン２のツー
ルバー上の適当なアイコン、およびデータ処理ユニット
１２に記憶した、関連蓄積データが表示するリストが、
インターネット・アクセスを通して、遠隔管理システム
４２のような遠隔設備に送信される。別の方法により、
所定の時間が経過した場合、上記蓄積データを自動的に
遠隔管理ユニット４２に送信し、またはユーザにこれら
必需品がまだ注文してないことを思い出させるために、
所定の時間が経過した場合、適当なメッセージがタッチ
・スクリーン３２上に、表示されることを理解された
い。
【００３７】システムにデータが入力された時、システ
ムへの各必需品の入力に関連するデータをインターネッ
トを通して送信することができることを理解されたい。
その後、この情報は、遠隔管理ユニット４２のところで
収集され、照合される。
【００３８】ユーザは、注文相手の小売商および注文が
送られる場所を指定するようにプロンプトされる。この
データは、タッチ・スクリーンのツールバー上の、適当
なアイコンを選択することにより、または他の入力手段
により入力することができる。注文した製品に対する支
払は、システムの任意のデータ入力手段を通して、クレ
ジット／デビット・カードまたは他のカードを入力する
ことにより行われる。別の方法としては、電子バンキン
グ設備を使用して支払を行うことができる。この場合、
ユーザは、注文した小売商の口座へ自分の口座からオン
ラインで金銭を送る。各注文を行う際に必要な、小売
商、配達場所および支払の詳細は、処理を容易にするた
めに、中央処理ユニット１８に記憶することができるこ
とを理解されたい。
【００３９】遠隔管理ユニット４２は、遠隔の記憶場所
で、特定の小売商に注文した家庭用必需品の注文および
収集を完了し、その後、自宅等のようなユーザが指定し
た場所に、商品を配達する手配をする。
【００４０】まだ消費されていないが、近い将来交換し
なければならない他の品目に関するデータをシステムに
入力することができるが、その場合、ある場合だけ必要
となる他の品目に関するデータも一緒に入力されるが、
家庭にすでにストックされているある品目は、交換され
ないことを理解されたい。
【００４１】本発明の他の有利な実施形態の場合には、
ユーザは、インターネットを通して、注文中の種々の家
庭用必需品が入手可能かどうかについての情報、および
／または指定の小売商から注文品を入手するための情報
を要求して、いくつかの遠隔管理ユニット４２に、同時
に注文を行うことができる。その後、要求された情報
は、インターネットを通して、各遠隔管理ユニット４２
によりユーザに送られ、タッチ・スクリーン３２上に表
示される。その後、ユーザは、どの小売商に注文するか
を決定する前に、各遠隔管理ユニットからの情報を比較
することができる。ユーザは、その後、上記情報に基づ
いて小売商を選択し、注文を完了するために、適当な遠
隔管理ユニット４２に要求を送信する。
【００４２】遠隔管理ユニット４２から受信した情報に
基づいて、ユーザは、異なる小売商から異なる必需品を
入手するために、注文を分割することを決定することが
できる。この例の場合には、ユーザは特定の小売商に注
文した必需品を削除し、適当な遠隔管理ユニット４２
へ、修正した注文を送信することにより注文を修正す
る。
【００４３】一つの遠隔管理ユニットが、複数の指定の
小売商に注文した家庭用必需品の注文、収集 および配
達を完了するために機能することを理解されたい。
【００４４】電力供給装置により供給される通信チャネ
ルの代わりに、モデムおよび電話、またはデータ通信の
任意の他の手段を使用することができる。
【００４５】いずれの場合でも、家庭用必需品の選択に
関するデータが、システムに入力されると、そのような
品目の在庫が不足したという記録、またはそのような品
目が注文されるという記録が、装置のインターネット接
続を通して、適当な貯蔵場所／倉庫のある場所で容易に
入手でき、その結果、それら品目の在庫の交換を容易に
開始することができる。
【００４６】電子ショッピング設備の他に、本発明は、
電子バンキング設備を含む。ユーザがこの設備を使用し
たい場合には、適当なアイコンが、ユーザ・インターフ
ェース１６上のタッチ・スクリーン上で選択される。認
証データを入力するようにとのメッセージが表示され、
次に、ユーザが使用することができる種々の設備に関連
する、一連のオプションがタッチ・スクリーン３２上に
表示される。その後、ユーザは、必要なオプションを選
択し、処理に関する詳細を入力するように要求される。
ユーザが、上記処理を行うために必要なすべての情報を
入力すると、認証処理の詳細が、インターネットを通し
て、適当な遠隔管理ユニット４２に送信され、そこで認
証データの確認が行われ、有効である場合には、取引の
詳細が処理される。電子バンキング設備を、支払処理、
小切手、トラベラーズ・チェック、銀行為替手形等の注
文、貸借表または残高を要求するために使用することが
できる。電子バンキング設備は周知であるので、詳細な
説明は省略する。
【００４７】電子メール設備も設置されていて、それに
より電子メール・メッセージを送受信することができ
る。ユーザがこの設備を使用したい場合には、タッチ・
スクリーンのツールバー上の適当なアイコンをが選択
し、中央処理ユニット１８が適当な情報を表示する。ユ
ーザは、受信したメールを開くことができ、タッチ・ス
クリーン３２上のキーボードにより、またはユーザ・イ
ンターフェース１６上のマイクロホン４０により、デー
タを入力してメール・メッセージを作成することができ
る。その後、メッセージをインターネットを通して必要
な受信人に送信することができる。上記電子メール設備
は周知であるので、詳細な説明は省略する。
【００４８】個人オーガナイザ設備も設置されている。
ユーザは、日記、誕生日、アポイントメント等の要求メ
モを維持することができ、種々のスプレッド・シート・
プログラムの、個人データを維持することができる。上
記システムの素子および動作は周知であるので、詳細な
説明は省略する。
【００４９】テレビおよび無線設備も設置されている。
【００５０】図２について説明すると、この図は、その
内部で、本発明のシステムに関連する装置が使用されて
いる完全な装置のブロック図である。図１の電子レンジ
１０は、この実施形態の場合には、家庭に設置されてい
るローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）に対して
サーバとして動作し、普通の家庭にある他の家庭用装置
４４を備えるノードを含むことができる。インターネッ
トへの接続は、電力供給装置２８により行われ、それに
より銀行および小売商のある場所４２のような遠隔の場
所にアクセスすることができ、上記遠隔の場所は、消費
者に関連情報を供給するためばかりでなく、システムへ
のデータ入力により、品目の注文を行うための、オンラ
イン分析処理（ＯＬＡＰ）またはオンライン取引処理
（ＯＬＴＰ）により供給されるような適当な在庫／注文
システムのために構成されていて、ネットワークに接続
しているデータ・ベースまたはデータ・ウェアハウスを
含むことができる。
【００５１】もちろん、本発明が上記実施形態の詳細な
説明に限定されないことは理解することができるだろ
う。例えば、上記関連装置は、必ずしも、電子レンジで
なくてもよく、現在家庭に普通に見られ、それにより消
費者が、補充を必要とする製品の識別、または近い将来
必要となる他の製品の識別を容易に記録することができ
るような、普通のオーブン、冷蔵庫および／またはフリ
ーザまたは皿洗い機のような、ある種の他の台所用器具
であってもよい。その後、上記情報は、適当な製品注文
管理システムに容易に転送することができる。
【００５２】本発明は、関連家庭用装置が、通常、特定
の家庭環境すなわち、キッチンに内蔵でき、オーブン上
記家庭用装置の機能を拡張することができるという利点
を持つ。また、本発明は、インターネット・アクセスを
可能にする現在の装置と比較すると、遥かにユーザに優
しく、また装置が通常使用される環境で容易に読み取る
ことができ、そのため相互作用を行うことができる、ユ
ーザ・インターフェースを容易に供給することができ
る。以下の説明から理解することができるように、本発
明を使用すれば、専用モデムまたは電話接続装置による
接続を必ずしも行わなくても、電子バンキングまたは電
子ショッピングを行うために、インターネットに簡単
に、安全に、また有利にアクセスすることができる。ま
た、その内部においては、システムが関連する、または
内蔵している家庭用装置が、例えば、食品の調理のよう
な主要な家庭用機能を容易に実行することができ、一
方、任意の家庭消費品目を容易にまた簡単に再注文する
ことができる。システムは、また適当な、またはそうで
なければ必要な、そして例えば、テレビ放送の受信およ
び表示のような、家庭環境内でそれが関連する装置の位
置に関連する他の機能を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による電子レンジ及び電子レンジのドア
の簡単な平面図である。
【図２】本発明による装置を使用する、完全な管理シス
テムのブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン ジェー エムモット イギリス国 イングランド ＳＥ１ ９Ｌ Ｊ ロンドン ホプトン ストリート 65 ミレニウム タワー 103 (72)発明者 サラ ウッズ イギリス国 イングランド ＳＷ１Ｗ ８ ＱＲ ロンドン ガトリフ ロード グロ スヴェナー ドック クリッパーケ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 データ制御および通信装置から独立して
    いる、所定の家庭用機能を行うように構成されている、
    データを入力するための入力手段（３２）と、前記装置
    と遠隔設備との間で通信を行うことができるように、通
    信ネットワークに接続するように構成されている通信手
    段（２８）とを含む台所用器具（１０）のための通信制
    御装置。
  2. 【請求項２】 前記台所用器具が、供給者に前記用品に
    より処理された品目を交換するように要求するように構
    成されていることを特徴とする請求項１に記載の通信制
    御装置。
  3. 【請求項３】 前記通信ネットワークが、インターネッ
    トであることを特徴とする請求項１乃至２に記載の通信
    制御装置。
  4. 【請求項４】 前記台所用器具（１０）が、前記通信ネ
    ットワークからデータを受信し、そのデータを前記用品
    のユーザに表示することを特徴とする請求項１乃至３に
    記載の通信制御装置。
  5. 【請求項５】 前記台所用器具（１０）が、前記通信ネ
    ットワークを通してバンキング機能を実行するように構
    成されていることを特徴とする請求項１乃至４に記載の
    通信制御装置。
  6. 【請求項６】 前記台所用器具（１０）が、前記通信ネ
    ットワークを通してホーム・ショッピング機能を実行す
    るように構成されていることを特徴とする請求項１乃至
    ５に記載の通信制御装置。
  7. 【請求項７】 前記台所用器具（１０）が、電子メール
    を送受信するように構成されていることを特徴とする請
    求項１乃至６に記載の通信制御装置。
  8. 【請求項８】 前記台所用器具（１０）により処理され
    た品目のリストを発生するためのデータ記憶手段を特徴
    とする請求項１乃至７に記載の通信制御装置。
  9. 【請求項９】 前記リストが、処理された品目の交換を
    確実に行う遠隔管理ユニット（４２）に転送を行うよう
    に構成されていることを特徴とする請求項８に記載の通
    信制御装置。
  10. 【請求項１０】 前記台所用器具が個人オーガナイザ設
    備を提供することを特徴とする請求項１乃至９に記載の
    通信制御装置。
  11. 【請求項１１】 前記台所用器具が、オーブン、電子レ
    ンジ、冷蔵庫および／またはフリーザ、皿洗い機の何れ
    かを備えることを特徴とする請求項１乃至１０に記載の
    通信制御装置。
JP11172493A 1998-06-18 1999-06-18 台所用器具のための通信制御装置 Pending JP2000039155A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9813191.5A GB9813191D0 (en) 1998-06-18 1998-06-18 Data management apparatus for domestic appliance
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