JP2000038021A - 車両用空調装置及び流量制御機構 - Google Patents

車両用空調装置及び流量制御機構

Info

Publication number
JP2000038021A
JP2000038021A JP10205470A JP20547098A JP2000038021A JP 2000038021 A JP2000038021 A JP 2000038021A JP 10205470 A JP10205470 A JP 10205470A JP 20547098 A JP20547098 A JP 20547098A JP 2000038021 A JP2000038021 A JP 2000038021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
rotation
adjusting member
passage
adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10205470A
Other languages
English (en)
Inventor
Ushio Hashimoto
潮 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10205470A priority Critical patent/JP2000038021A/ja
Publication of JP2000038021A publication Critical patent/JP2000038021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用空調装置の製造原価上昇を抑制しつ
つ、各エアミックスドアの回転量を正確に検出する。 【解決手段】 両回転軸31a、32aとポテンショメ
ータ33とを直接連結するとともに、各回転軸31a、
32aの回転量を検出する第1、2検出部をケーシング
33e内に一体収納する。これにより、ポテンショメー
タ33の検出値がリンク機構Lのガタツキや製品バラツ
キの影響を受けることなくなるとともに、検出された両
回転軸31a、32aの回転量に含まれる検出誤差が小
さくなる。したがって、各部品の精度及びそれら部品の
組み付け精度を高めることなく、各エアミックスドア3
1、32の回転量を正確に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立した2つの通
路それぞれに流通する流量を独立して制御する流量制御
機構に関するもので、車両用空調装置に適用して有効で
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、右側から吹き出す空気(以下、こ
の空気を第1吹出空気と呼ぶ。)の温度と、左側から吹
き出す空気(以下、この空気を第2吹出空気と呼ぶ。)
の温度とを独立して制御することができる、いわゆる左
右独立温度コントロール機構を有する車両用空調装置が
望まれている。
【0003】このため、従来は、第1吹出空気の温度を
調節する第1エアミックスドアと、第2エアミックスド
アとを設けるとともに、エアミックスドアの回転量を検
出するポテンショメータ内蔵型サーボモータを各エアミ
ックスドアにそれぞれ設けている。なお、エアミックス
ドアとは、周知のごとく、空気の加熱手段であるヒータ
コアを迂回して流通する風量を調節することにより、吹
出空気の温度を調節するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エアミック
スドアは、複数本のリンクから構成されたリンク機構を
介してサーボモータにより駆動されるので、リンク機構
のガタツキや製品バラツキ等により、仮に両サーボモー
タの回転量(ポテンショメータが検出する検出回転量)
が同じであっても、両エアミックスドアの実際の回転量
が異なる場合がある。
【0005】したがって、両エアミックスドアを稼働さ
せたとき、両エアミックスドアの回転量が相違していて
も、ポテンショメータが検出する検出回転量は等しい場
合があり、実際の各エアミックスドアの回転量を正確に
検出することができない。このため、各エアミックスド
アを正確に制御することができないので、両吹出空気の
温度を正確に制御することができないという問題が発生
してしまう。
【0006】この問題に対しては、各部品の精度及びそ
れら部品の組み付け精度を高めて(厳しくして)リンク
機構のガタツキや製品バラツキ等を小さくするといった
手段が考えられるが、この手段では、車両用空調装置の
製造原価上昇を招いてしまうとともに、精度向上の限界
がある。本発明は、上記点に鑑み、車両用空調装置の製
造原価上昇を抑制しつつ、各エアミックスドアの回転量
を正確に検出することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
3に記載の発明では、第1通路(25)内に回転可能に
配設され、前記第1通路(25)を流通する風量を調節
する第1調節部材(31)と、第2通路(26)内に第
1調節部材(31)と独立して回転可能に配設され、第
1調節部材(31)の回転軸(31a)の延長線上に位
置する回転軸(32a)を有するとともに、前記第2通
路(26)を流通する風量を調節する第2調節部材(3
2)と、第1調節部材(31)の回転軸(31a)に直
接に連結されて第1調節部材(31)の回転量を検出す
る第1検出部(33A)、及び第2調節部材(32)の
回転軸(32a)に直接に連結されて第2調節部材(3
2)の回転量を検出する第2検出部(33B)を有する
回転量検出手段(33)とを備えることを特徴とする。
【0008】第1に、両回転軸(31a、32a)と第
1検出部(33A)及び第2検出部(33B)とが直接
に連結されているので、回転量検出手段(33)の検出
値が、アクチュエータ(31b、32b)のガタツキや
製品バラツキの影響を受けない。第2に、回転量検出手
段(33)に2つの検出部(33A、33B)が一体収
納されているので、検出された両回転軸(31a、32
a)の回転量に含まれるバラツキ量(検出誤差)は、2
つの検出部を別体にしたものに比べて、十分に小さい。
【0009】以上の次第であるから、本発明では、車両
用空調装置の製造原価上昇を抑制しつつ、各調節部材
(31、32)の回転量を正確に検出することができ
る。因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施形態は、本発明に係る流量
制御機構を車両用空調装置に適用したものであって、図
1、2は本実施形態に係る車両用空調装置の模式図であ
る。この車両用空調装置は、図1に示すように、概略、
送風ユニット10と空調ユニット20との2つの部分か
ら構成されており、送風ユニット10は車室内の計器盤
下方部のうち、中央部から助手席側(紙面左側)にずれ
た位置に配置され、空調ユニット20は車室内の計器盤
下方部のうち、車両左右方向の略中央部に配置されてい
る。
【0011】送風ユニット10は、空気を送風する遠心
式の送風ファン11及び送風ファン11を収納する渦巻
き状のスクロールケーシング12から構成されており、
送風ファン11の送風空気はスクロールケーシング12
の渦巻き形状に沿って矢印aの向きに流通する。なお、
送風ファン11の吸入口(図示せず)側には、内気(車
室内空気)吸入口と外気(車室外空気)吸入口と、これ
らの吸入口を切替開閉する切替ドアとが設けられてい
る。
【0012】一方、空調ユニット20のうち空気(空調
風)の通路を構成する空調ケーシング21内には、空気
流れ上流側から順に、空気を冷却する蒸発器(冷房用熱
交換器)22、及び蒸発器22で冷却された空気を加熱
するヒータコア(暖房用熱交換器)23が配設されてい
る。そして、送風ユニット10から送風される空気は、
その全量が蒸発器22を通過した後、仕切り板27によ
って第1通路25に流通する空気と第2通路26に流通
する空気とに分流される。
【0013】また、両通路25、26のうち蒸発器22
の空気流れ下流側には、図2に示すように、ヒータコア
23を迂回して空気を下流側に流通させる第1、2バイ
パス通路29、30が形成されており、ヒータコア23
と蒸発器22との間の部位には、ヒータコア23で加熱
される温風と、第1、2バイパス通路29、30を通っ
てヒータコア23を迂回する冷風との風量割合を調整す
ることにより、車室内に吹き出す空気(空調風)の温度
を調節する板状の第1、2エアミックスドア(第1、2
調節部材)31、32が配置されている。
【0014】そして、両エアミックスドア31、32
は、図3に示すように、第1、2回転軸31a、32a
により両通路25、26内に回転可能に配設されてお
り、第1、2回転軸31a、32a(両エアミックスド
ア31、32)は、空調ケーシング21(両通路25、
26)の外側に設けられたサーボモータM及び複数本の
リンクからなるリンク機構Lを有する第1、2アクチュ
エータ31b、32bにより(図1参照)、それぞれ独
立に回動可能となっている。
【0015】また、第2回転軸32aは、第1回転軸3
1aの延長線上に位置するように水平に延びており、両
回転軸31a、32a間(仕切り板27)には、両回転
軸31a、32aの回転量をそれぞれ独立に検出するポ
テンショメータ(回転量手段)33が配設されている。
なお、このポテンショメータ33は、図4(a)示すよ
うに、第1回転軸31aに直接に連結されて回転する第
1可動接点部33a、33b、及び第2回転軸32aに
直接に連結されて回転する第2可動接点部33c、33
dと、ポテンショメータ33のケーシング33eに対し
て固定された基板33fに設けられた円弧状電気抵抗体
の固定接点33gと、円弧状導体の固定接点33h、3
3jとを有して構成されている。
【0016】そして、ポテンショメータ33は、図4
(b)に示すように、端子a、c間の電圧を検出するこ
とにより、第1回転軸31a(第1エアミックスドア3
1)の回転量を検出し、端子a、d間の電圧を検出する
ことにより、第2回転軸32a(第2エアミックスドア
32)の回転量を検出する。つまり、本実施形態に係る
ポテンショメータ33では、第1可動接点部33a、3
3bと固定接点33g、33hにより第1回転軸31a
(第1エアミックスドア31)の回転量を検出する第1
検出部33Aを構成し、第2可動接点部33c、33d
と固定接点33g、33jにより第2回転軸32a(第
2エアミックスドア32)の回転量を検出する第2検出
部33Bを構成しているとともに、両検出部33A、3
3Bがケーシング33eに内蔵されて一体化されてい
る。
【0017】なお、33nは第1回転軸31aに連結さ
れるシャフトであり、33kは第2回転軸32aに連結
されるシャフトであり、33mはポテンショメータ33
のワイヤハーネスである。ところで、図1中、43〜5
2は、乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフェイス吹
出口(図示せず)に連通するフェイス開口部である。そ
して、フェイス開口部43、44は、計器盤左右方向の
中央部上方側に配置されているセンターフェイス吹出口
に連通し、フェイス開口部45〜48は、計器盤左右両
端部の左右のサイドフェイス吹出口連通している。
【0018】次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施
形態では、両回転軸31a、32aとポテンショメータ
33(第1検出部33A、第2検出部33B)とが直接
に連結されているので、ポテンショメータ33の検出値
が、リンク機構L(アクチュエータ31b、32b)の
ガタツキや製品バラツキの影響を受けない。
【0019】ところで、仮に各回転軸31a、32a
(各エアミックスドア31、32)それぞれにポテンシ
ョメータを設けると、検出された各回転軸31a、32
aの回転量に、各ポテンショメータの製品バラツキ(検
出誤差)が含まれることとなるので、各ポテンショメー
タの製品バラツキ(検出誤差)が相違すると、検出され
た各回転軸31a、32aの回転量が同じであっても、
実際の各回転軸31a、32aの回転量が相違する可能
性が高い。
【0020】これに対して、本実施形態では、2つの検
出部33A、33Bが一体化されて1つのケーシング3
3eに収納されているので、検出された両回転軸31
a、32aの回転量に含まれるバラツキ量(検出誤差)
は、2つの検出部33A、33Bを別体にしたものに比
べて、十分に小さい。以上の次第であるから、本実施形
態では、車両用空調装置の製造原価上昇を抑制しつつ、
各エアミックスドア31、32の回転量を正確に検出す
ることができる。
【0021】ところで、上述の実施形態では、電圧(電
気抵抗)の変化から各エアミックスドア31、32の回
転量を検出するポテンショメータを回転量検出手段とし
て採用したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、その他の検出手段でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の模式図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】エアミックスドアの斜視図である。
【図4】(a)はポテンショメータの断面図であり、
(b)はポテンショメータの回路図である。
【符号の説明】
27…仕切り板、31…第1エアミックスドア、31a
…第1回転軸、32…第2エアミックスドア、32a…
第2回転軸、33…ポテンショメータ(回転量検出手
段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に吹き出す空気の調和を図る車両
    用空調装置であって、 車室内左側から吹き出す空気が流通する第1通路(2
    5)内に回転可能に配設され、前記第1通路(25)を
    流通する風量を調節する第1調節部材(31)と、 車室内右側から吹き出す空気が流通する第2通路(2
    6)内に前記第1調節部材(31)と独立して回転可能
    に配設され、前記第1調節部材(31)の回転軸(31
    a)の延長線上に位置する回転軸(32a)を有すると
    ともに、前記第2通路(26)を流通する風量を調節す
    る第2調節部材(32)と、 前記第1調節部材(31)の回転軸(31a)に直接に
    連結されて前記第1調節部材(31)の回転量を検出す
    る第1検出部(33A)、及び前記第2調節部材(3
    2)の回転軸(32a)に直接に連結されて前記第2調
    節部材(32)の回転量を検出する第2検出部(33
    B)が一体収納された回転量検出手段(33)と、 前記第1調節部材(31)を稼働させる第1アクチュエ
    ータ(31b)と、 前記第2調節部材(32)を稼働させる第2アクチュエ
    ータ(32b)とを備えることを特徴とする車両用空調
    装置。
  2. 【請求項2】 前記回転量検出手段(33)は、前記両
    回転軸(31a、32a)間に位置していることを特徴
    とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 流体が流通する第1通路(25)内に回
    転可能に配設され、前記第1通路(25)を流通する流
    量を調節する第1調節部材(31)と、 流体が流通する第2通路(26)内に前記第1調節部材
    (31)と独立して回転可能に配設され、前記第1調節
    部材(31)の回転軸(31a)の延長線上に位置する
    回転軸(32a)を有するとともに、前記第2通路(2
    6)を流通する流量を調節する第2調節部材(32)
    と、 前記第1調節部材(31)の回転軸(31a)に直接に
    連結されて前記第1調節部材(31)の回転量を検出す
    る第1検出部(33A)、及び前記第2調節部材(3
    2)の回転軸(32a)に直接に連結されて前記第2調
    節部材(32)の回転量を検出する第2検出部(33
    B)を有する回転量検出手段(33)と、 前記第1調節部材(31)を稼働させる第1アクチュエ
    ータ(31b)と、 前記第2調節部材(32)を稼働させる第2アクチュエ
    ータ(31b)とを備えることを特徴とする流量制御機
    構。
JP10205470A 1998-07-21 1998-07-21 車両用空調装置及び流量制御機構 Pending JP2000038021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10205470A JP2000038021A (ja) 1998-07-21 1998-07-21 車両用空調装置及び流量制御機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10205470A JP2000038021A (ja) 1998-07-21 1998-07-21 車両用空調装置及び流量制御機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000038021A true JP2000038021A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16507403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10205470A Pending JP2000038021A (ja) 1998-07-21 1998-07-21 車両用空調装置及び流量制御機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000038021A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004017617A1 (de) * 2004-04-07 2005-10-27 Behr Gmbh & Co. Kg Klappenantrieb, insbesondere für Luftklappen
JP2016020830A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 株式会社デンソー ドア位置検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004017617A1 (de) * 2004-04-07 2005-10-27 Behr Gmbh & Co. Kg Klappenantrieb, insbesondere für Luftklappen
JP2016020830A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 株式会社デンソー ドア位置検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4253960B2 (ja) 車両用空調装置
US6352102B1 (en) Air conditioning apparatus for vehicle
JP3269467B2 (ja) 車両用空調装置
JPH11105531A (ja) 車両用空調装置
JPH10230734A (ja) 車両用空調装置
JP4085769B2 (ja) 車両用空調装置
JP3978826B2 (ja) 車両用空調装置
JP5375721B2 (ja) 空気通路開閉装置
JPH10181331A (ja) 車両用空調装置
JP2004058775A (ja) 車両用空調装置
JPH11129730A (ja) 車両用空調装置
JP2000038021A (ja) 車両用空調装置及び流量制御機構
JP4178866B2 (ja) 車両用空調装置
JP3791126B2 (ja) 車両用空調装置
JP3760582B2 (ja) 車両用空調装置用ドア手段の駆動回転軸組付機構
JP3752757B2 (ja) 車両用空調装置
JPH10181336A (ja) 車両用空調装置
JP2694983B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JPH11254944A (ja) 空気通路切替装置および車両用空調装置
JPH10338019A (ja) 車両用空調装置
JP4075627B2 (ja) 車両用空調装置
JPH04974Y2 (ja)
JP3314692B2 (ja) 車両用空調装置
JP4600211B2 (ja) 車両用空調装置
JP2004243932A (ja) 車両用空調装置