JP2000037710A - 中密度繊維板の製造装置及び製造方法 - Google Patents

中密度繊維板の製造装置及び製造方法

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JP2000037710A
JP2000037710A JP10223582A JP22358298A JP2000037710A JP 2000037710 A JP2000037710 A JP 2000037710A JP 10223582 A JP10223582 A JP 10223582A JP 22358298 A JP22358298 A JP 22358298A JP 2000037710 A JP2000037710 A JP 2000037710A
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Noritoshi Sawada
紀年 澤田
Hideo Takase
秀夫 高瀬
Takashi Karimata
隆史 狩俣
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    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27NMANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
    • B27N3/00Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
    • B27N3/04Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres from fibres

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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操作及びメンテナンスが容易な木質繊維板の製
造装置及び製造方法について開示する。 【解決手段】木質繊維と二液型ウレタン系の接着剤を、
予め接着剤を混合せずに、主剤、硬化剤を別々の位置で
木質繊維に供給した。解繊後フォーミング工程に木質繊
維を移送する途中の、空気輸送と機械混合の工程におい
て、接着剤を任意の位置で供給した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、中密度繊維板の製
造に関するものである。具体的には、二液型ポリウレタ
ン系接着剤を使用して木質繊維板を製造する場合に、そ
れぞれの成分を予め混合せずに別々に木質繊維に供給す
ることを特徴とする製造方法及びそのような木質繊維板
の製造装置に関するものであって、メンテナンスが容易
で優れた中密度繊維板の製造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、中密度繊維板の製造には接着
剤が採用されているが、その主なものとしては、尿素樹
脂、フェノール樹脂、尿素−メラミン共縮合樹脂などが
使用されてきた。これらの樹脂は安価で性能も比較的良
好なことから広く使用されてきたが、成型品の耐水性及
び耐温性が悪く、硬化には高温で長期間の処理が必要で
あり、さらに、得られた製品からホルムアルデヒドが放
出されるという欠点があった。これらの欠点を回避した
ものとして、従来からポリウレタン系の接着剤を使用す
る研究がなされている。
【0003】図2は、木質資源材料の従来の製造ライン
を示したものであって、主に、高圧解繊工程、気流乾燥
するブローライン工程、高速ブレンダーを備えた高速ブ
レンダー工程及び熱圧締工程からなっている。このうち
接着剤との混合は、高圧解繊工程後、直ちにブローライ
ン工程で、若しくは、ブローライン工程で木質繊維を乾
燥させた後、高速ブレンダー工程にて、あるいは前述両
方を併用することにより行われていた。特に、ポリウレ
タン系の接着剤においては、接着剤の成分である、原料
A及びBを二液型混合塗布装置を採用して均一にしてか
ら、高圧解繊工程直後、ブローライン工程にて木質繊維
と混合する方法が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高圧解繊直後
の木質繊維は含水率が高く、この状態で接着剤を添加す
ると、ブローライン工程で接着剤が化学変化を起こし、
硬化後の物性が悪くなる傾向にある。加えて、温度が高
いので接着剤の反応が速く、即ち、可使用時間が短いの
で、作業性、接着特性に問題があり、製造装置のメンテ
ナンスが困難でトラブルが多いという欠点がある。さら
に、木質繊維に適したポリウレタン系接着剤をブローラ
イン工程あるいは高速ブレンダー工程で採用すると、製
品の物性にも問題を生じると共に、設備のメンテナンス
の困難性はさらに増すという結果を生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、木質繊維板の製造にあたり、二液型ポ
リウレタン系接着剤の成分A及びBを予め混合すること
なく、それぞれ独立に木質繊維に供給するという手段を
採用した。そして、前記接着剤の成分は、成分Aが有機
ポリイソシアネートを、成分Bが水及びポリオールをそ
れぞれ必須成分とするようにした。従来の混合してから
供給する方法では、接着剤が機械設備の内部に付着した
り、製造ライン上のメンテナンスにおいて不都合が生じ
たが、当該手段を採用するとこれらの問題は回避され、
さらに木質繊維との混合性も良くなるという効果を有す
る。また、これらの方法を実施する為、高圧解繊工程、
ブローライン工程、高速ブレンダー工程、熱圧締工程か
らなる中密度繊維板の製造装置において、さらに、成分
A及びBをそれぞれ独立に供給可能な、二液型ポリウレ
タン系接着剤の供給装置を備えた中密度繊維板の製造装
置を作成した。
【0006】製造ライン上での接着剤の成分は、高圧解
繊工程の直後のブローライン工程から高速ブレンダー工
程迄の任意の位置で供給した。具体的には、成分A及び
Bを高速ブレンダー工程で木質繊維に供給しながら気流
混合して熱圧成型する方法、一方の成分をブローライン
工程で、他方を高速ブレンダー工程で供給する方法、成
分A及びBをブローライン工程から高速ブレンダー工程
迄の任意の位置で供給する方法、成分A及びB共にブロ
ーライン工程で供給する方法、あるいは、解繊工程の直
後のブローライン工程で成分Bを、ブローライン工程か
ら高速ブレンダー工程の任意の位置で成分Aをそれぞれ
供給して気流混合する方法等が該当する。さらに、成分
A及びBを交互に複数回に分けて供給するという手段も
採用した。このような手段を採用することにより、接着
剤の粘度や木質繊維の状態及び従来の製造設備の不備等
の点を考慮して、使用者が供給位置を決定することが可
能になった。
【0007】成分Aに含まれるイソシアネートは水と反
応するので、木質繊維の水分を25%以下の状態にして
から供給するという手段を採用した。また、製造工程の
メンテナンスを容易にするために、成分A及びBの粘度
は、25℃でそれぞれ2,000cps以下とし、木質
繊維と接着剤の混合割合は、木質繊維100に対し、ポ
リウレタン系接着剤を3から50の割合とした。さら
に、接着剤の成分Aを、ポリメリックポリイソシアネー
トとし、成分BをポリオールのOH価が56から950
である活性水素を持った多官能水溶性にするという手段
を採用した。特に、成分Aのポリイソシアネートは、乳
化型のものとするという手段も採用した。また、成分B
には、製造を円滑にするために、上記に加えて必要に応
じて、触媒、増量剤、体質顔料、界面活性剤、離型剤を
添加した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を説明する。本発明の特徴的な構成は、従来の製造ライ
ンにおける、高圧解繊直後の気流乾燥を行うブローライ
ン工程から高速ブレンダー工程迄の任意の位置で、二液
型ポリウレタン系接着剤の成分A及びBをそれぞれ独立
に木質繊維に供給したことである。従来は、接着剤の主
材である有機ポリイソイアネート及び硬化剤その他の材
料の成分を予め混合してから木質繊維に供給していた
が、これらを別々に木質繊維に直接的に供給することに
より、木質繊維と接着剤の成分との混合性がよくなり、
従来の製造工程で最も問題となっていた機械内部への接
着剤の付着がほとんどなくなり、接着剤の無駄が減り、
結果として、接着剤の量の削減、物性の向上、分散不
良、レジンスポットの発生による金型からの離型不良を
解決できた。
【0009】図1は、本発明の好ましい製造ラインを示
したものである。まず、原料チップを、高圧解繊工程で
リファイナーにより解繊する。そして、ブローライン工
程で、ブローラインの風速を10〜45m/sとして木
質繊維を乾燥させる。それに平行して、ブローラインか
ら高速ブレンダー迄の工程で、前記接着剤の成分A及び
Bをそれぞれ交互に複数に分けて回供給する。すると、
接着剤のそれぞれの成分は、接着剤の供給位置によっ
て、ブローライン工程から高速ブレンダー工程迄で機械
的に木質繊維と気流混合され、その後の熱圧成型によっ
て木質繊維板となる。本実施形態では、乾燥させ含水率
が調整された状態の木質繊維が高速ブレンダーに風送さ
れるので接着剤の反応が制御しやすく、性能が良好で品
質の安定したボードが得られる。
【0010】接着剤の成分を供給する位置は、上記のほ
か、高圧解繊維後のブローライン工程から高速ブレンダ
ー工程迄のどの位置で供給してもよく、木質繊維の流れ
と同方向に配列するだけで、同位置で供給しても、両成
分を交互に供給しても、何れかの成分を先に供給しても
良いので、各成分を予め強制的に混合しなくても製造が
可能である。具体的には、ブローライン工程若しくは高
速ブレンダー工程で成分A及びBを別々に供給する方
法、高速ブレンダーへの入り口部分で二成分を別々に供
給し、それから高速ブレンダー内で混合する方法、ある
いは、成分の一方をブローライン工程で、他方を高速ブ
レンダー工程で供給する方法等が該当する。もちろん、
両成分ともにブローライン工程での供給も可能である
が、成分Bは高圧解繊直後から供給可能であるのに対
し、成分Aは、その中に含まれるイソシアネートが水と
反応を起こし、製品の物性に影響するので、十分にブロ
ーライン工程に移行してから供給しなければならない。
実際、成分Aは、木質繊維の水分が25%以下の状態に
なってから供給するのがよい。また、本発明は成分A及
びBを別々に供給することが重要であって、それぞれの
供給回数は、一回でも複数回づつでもよい。また、高速
ブレンダー工程に設けられた、高速ブレンダーは一台で
ある必要はないから、各成分を異なったブレンダーに対
し供給することも可能である。特に、複数台の高速ブレ
ンダーを組み合わせるときは、直列に組み合わせると、
一成分をさらに分割して供給でき、接着剤のコントロー
ルがしやすく、並列にすれば、多層ボードを製造すると
きには、表裏用接着剤にのみ内部離型剤を供給すること
ができるなどのメリットがある。
【0011】ところで、接着剤を供給する際に、一から
複数個のスプレーガンを成分AあるいはBもしくはそれ
ら両方に採用して各成分を霧状で供給するのが、木質繊
維との混合性から好ましい。この場合に、それぞれの成
分の全量のみが正確であればよい。つまり、複数のスプ
レーガンを使用してもそれぞれの成分を正確に計量して
送り込む必要はなく、結果として、計量装置は一成分に
対し一台でよく、原料の流量調整も容易になった。尚、
接着剤の供給方向は木質繊維の移動と同じ方向から直角
方向まで自由に設定できる。また、接着剤の添加量は木
質繊維の3〜50%になるよう供給するのが好ましく、
可使用時間はフォーミング工程を考慮すると、20分以
上が望ましい。可使用時間が短いと、その分だけ機械設
備の内部に付着しやすくなり、不都合が生じるのは言う
までもない。尚、本願発明では全て重量%で示してい
る。
【0012】一方、本発明において重要な点は、系の粘
度であり、これは、混合性を考えると塗布時に2,00
0cps以下であることが好ましい。それ以上になる場
合は、希釈剤を採用するのがよいが、この場合、有機溶
媒より水が好ましい。成分Aは、希釈剤として水を採用
すると木質繊維との混合性が良くなり、加えて成分Bと
の混合性能も大きく改善されるが、有機ポリイソシアネ
ートは水と反応しやすいので、製造装置に供給する直前
に水と混合するのがよい。また、界面活性剤を添加して
もよい。一方、成分Bの希釈剤として水を使用すると希
釈剤としての作用に加えて、水とA成分のイソシアネー
トが反応するので硬化剤の効果もあり、さらに好まし
い。
【0013】木質繊維は、杉、くわい、ヒバ、松、白
樺、こずえ、くぬぎ、ネズコ、楠、銀杏、椿、ラワン、
栗、ポプラ、柳等の針葉樹材あるいは広葉樹材の一種ま
たはそれら複数種を適宜混合したものを原料の木材チッ
プとして採用する。そして、それらを高温高圧蒸気で蒸
煮することにより脱脂軟化して、さらに解繊装置で解繊
し、気流風送乾燥により、所定水分量に調整する。ま
た、木質繊維にはこれらの他に、さとうきび、やし殻等
を解繊して得られるバカス、ガラス繊維、有機高分子繊
維を混合してもよい。
【0014】成分Aであるポリイソシアネートは、ヘキ
サメチレンジイソシアネート(HMDI)、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート(ポリメリック
MDI)、メタキシリレンジイソシアネート等を単独
で、または混合しての使用が可能である。また、上記有
機ポリイソシアネートと、活性水素を有するポリオール
との反応により生成される有機ポリイソシアネートプレ
ポリマーも有用である。尚、水溶性有機溶剤や可塑材を
加えて用いても良く、また、乳化型ポリイソシアネート
も使用できる。
【0015】成分Bである水とポリオールを必須成分と
する混合物は、水、ポリオールの他、触媒、増量剤、界
面活性剤、体質顔料、離型剤、その他添加剤からなるも
のである。
【0016】ポリオールは、多官能でOH価が56から
905の範囲のものが適応する。また、ジプロピレング
リコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、2,5−ヘキサンジオール、2−エチル−1,
3−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、N,
N’−ビスヒドロキシイソプロピル−2−メチルピペラ
ジン等の比較的分子量の低いものと併用することができ
る。つまり、活性水素を有する混合物のOH価が56か
ら950の範囲内であればよい。また、ポリオールは水
溶性の物が好ましいが、水溶性でないものも採用でき
る。従来から、木質繊維に対する樹脂の使用量は、木質
繊維の3から25%が適当とされていたが、樹脂量をさ
らに増加することにより板材等の成型加工品の製造にも
適用が可能である。
【0017】触媒は、液状のものが混合性や触媒活性の
点で好ましく、さらに、水溶性溶剤に溶解するもの、あ
るいは水溶性のものが触媒活性の点で好ましい。具体的
に使用できるものは、有機金属化合物、ジブチルスズジ
ラウレート、ジブチルチンジアセテート、スタナスオク
トエイト、アセチルアセトン第二鉄、三級アミン、ジエ
チレントリアミン等である。また、有機金属化合物と三
級アミンの混合物も使用できる。
【0018】増量剤は、物性改良やコストダウン等を考
慮すると、水性エマルジョン樹脂の添加が可能である。
sbr系共重合ラテックス、nbr系重合ラテックスな
どの合成ゴム系ラテックスや、酢酸ビニル系エマルジョ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合エマルジョン、アクリ
ル系重合エマルジョン、スチレン−アクリル系共重合エ
マルジョン等が該当する。
【0019】界面活性剤は、ノニオン及びまたはアニオ
ン系のものであって、水とポリオールを必須成分とする
混合物Bに含まれる組成物を必要に応じて分散させるた
めに使用する。
【0020】また、体質顔料は、カオリン、タルク、炭
酸カルシウム等が、離型剤は、カルナバワックス、低分
子量ポリエチレン、パラフィンワックス等の水分散体
が、それぞれ適応する。さらに、触媒、増量剤、体質顔
料等の必要に応じて、泡消剤、防腐剤、防黴剤等も加え
てもよい。
【0021】次に、本願発明を実施するための具体的な
数値例を開示する。まず、解繊後の木質繊維を取り出
し、木質繊維を1500kg/Hrの割合で熱風乾燥
し、含水率が18%になってから、ブレンダーに風送す
る。ブレンダー入り口でポリメリックMDI系ポリウレ
タン接着剤90kg/HrをA成分のスプレーガン5
台、B成分のスプレーガン5台を交互に配列して供給す
る。その後、2m3の高速ブレンダーを通過させ、それ
をフォーミングし、圧力20kg/cm2で、温度18
0℃で熱圧成形し木質繊維板とした。その結果、ボード
の厚さが2.7ミリ、比重が0.75、IBが20k
g、曲げ強度が430kg・f/cm2の良好な木材繊
維板が得られた。尚、本実施例では、接着剤成分Aは、
ポリメリックMDI(NCO%=30%)100に対
し、成分Bは、水溶性ポリオール(OH価=490)1
2.5に対し、水100の割合で混合している。
【0022】
【発明の効果】本発明は、二液型接着剤の成分をそれぞ
れ別々に木質繊維に供給することにより、可使用時間の
短いポリウレタン系接着剤を、容易に使用することが可
能になった。すなわち、従来は、解繊後直ちにブローラ
インで接着剤を混合した場合に必ず必要であった清掃が
不要になった。さらに、スプレーガン毎の正確な計量等
が不要になり製造設備の操作とメンテナンスが容易にな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で採用する製造ラインのフローチャート
【図2】本発明で採用する従来の製造ラインのフローチ
ャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩俣 隆史 大阪府岸和田市木材町17番地2 ホクシン 株式会社内 Fターム(参考) 2B260 BA01 BA18 BA19 CB01 DA05 DC02 DC04 DC05 DC10 DC14 DD02 EA01 EA05 EB02 EB05 EB06 EB08 EB13 EB19 EB21 EC18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧解繊工程、ブローライン工程、高速ブ
    レンダー工程、熱圧締工程からなる装置に対して、さら
    に二液型ポリウレタン系接着剤の供給装置を備えた装置
    であって、前記接着剤供給装置は、高圧解繊以後の工程
    で、それぞれの成分を独立して木質繊維に供給すること
    を特徴とする中密度繊維板の製造装置。
  2. 【請求項2】高圧解繊工程、ブローライン工程、高速ブ
    レンダー工程、熱圧締工程からなる中密度繊維板の製造
    方法であって、二液型ポリウレタン系接着剤のそれぞれ
    の成分を予め混合することなくそれぞれ独立に木質繊維
    に供給しながら気流混合して熱圧成型することを特徴と
    する中密度繊維板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記二液型接着剤の成分A及びBは、成分
    Aが有機ポリイソシアネートを、成分Bが水及びポリオ
    ールをそれぞれ必須成分とする請求項2記載の中密度繊
    維板の製造方法。
  4. 【請求項4】ブローライン工程から高速ブレンダー工程
    迄の任意の位置に、成分A及びBをそれぞれ複数回に分
    けて、交互に供給する請求項2または3記載の中密度繊
    維板の製造方法。
  5. 【請求項5】高速ブレンダー工程で、成分A及びBをそ
    れぞれ独立に供給しながら木質繊維と気流混合し、熱圧
    成型する請求項2又は3記載の中密度繊維板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記接着剤成分のうち、一方をブローライ
    ン工程で、他方を高速ブレンダー工程で供給する請求項
    2または3記載の中密度繊維板の製造方法。
  7. 【請求項7】成分A及びBをブローライン工程にて木質
    繊維と混合する請求項2または3記載の中密度繊維板の
    製造方法。
  8. 【請求項8】高圧解繊工程の直後に、成分Bを供給する
    請求項2または3記載の中密度繊維板の製造方法。
  9. 【請求項9】重量比で、木質繊維100に対してポリウ
    レタン系接着剤を3から50の割合で混合した請求項2
    から8記載の中密度繊維板の製造方法。
  10. 【請求項10】成分Bにさらに、触媒、増量剤、体質顔
    料、界面活性剤、離型剤を添加した請求項3記載の中密
    度繊維板の製造方法。
  11. 【請求項11】成分Aがポリメリックポリイソシアネー
    トであり、成分Bのポリオール価が56から950であ
    り、加えて、活性水素を持った多官能水溶性である請求
    項3記載の中密度繊維板の製造方法。
  12. 【請求項12】成分Aのポリイソシアネートが乳化型ポ
    リメリックポリイソシアネートである請求項11記載の
    中密度繊維板の製造方法。
  13. 【請求項13】木質繊維の水分が25%以下の状態で、
    成分Aを供給することを特徴とする請求項3記載の中密
    度繊維板の製造方法。
  14. 【請求項14】成分A及びBの粘度は、25℃でそれぞ
    れ2,000cps以下である請求項3記載の中密度繊
    維板の製造方法。
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