JP2000037619A - 混練成形機 - Google Patents
混練成形機Info
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- JP2000037619A JP2000037619A JP22370598A JP22370598A JP2000037619A JP 2000037619 A JP2000037619 A JP 2000037619A JP 22370598 A JP22370598 A JP 22370598A JP 22370598 A JP22370598 A JP 22370598A JP 2000037619 A JP2000037619 A JP 2000037619A
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Abstract
固化して押出成形ができにくくなる。 【解決手段】 トラフ3内へ冷却器15をとおして水を
挿入し直接処理物の温度を下げる。トラフ3に液冷ジャ
ケット3hを設ける。ダイス5回りに液冷ジャケット1
1bを設ける。ダイスホルダ11とスクリュー8,8′
との隙間δを小さくすることにより、処理物の隙間δを
通過する時間を短くする。
Description
体の混練成形機に関する。
ガスの中より補集した集塵ダストに例えばセメントのよ
うな固化剤を加えて混練して押し出し成形して水和反応
により固形物とする方法が広く行われ、焼却粉体の処理
方法としてすぐれていることが認識されている。
も一対の横軸のスクリューを備えている。そして混練押
出しの際にはトラフ中の集塵ダストと固化剤に対して年
間を通じて処理物に水を加えている。この水は河川水を
用いる通常の工業用水又は処理場内で再生した再利用水
である。
る。混練成形機50に対して集塵ダストサイロ51から
定量供給機54を介して集塵ダストが供給され、この集
塵ダストに混合されるセメントはローリー車52からセ
メントサイロ53に貯蓄され、セメントサイロ53から
定量供給機55を介して供給される。混練成形機50に
は又水タンク56からポンプ57で水が供給され、薬液
タンク58からポンプ59で薬液が前記ポンプ57で供
給した水に合流させて供給される。
形機50中で混練されると共に図示されていないダイス
に向って押出力を加えられてダイスから押し出され成形
物として養生コンベヤ61上へ落されて、養生コンベヤ
61で処理物バンカ62へ向う間に固化が進み、処理物
バンカ62中に貯留され、トラック63でもって搬出さ
れる。
み焼却炉にくらべて焼却方法が高性能化して行き、ダイ
オキシン量の低減、焼却残査量の減少、さらにはそのも
のの再利用等大きく変化してくる傾向にあり、これらの
ニーズに対応する各種方式の溶融炉、ガス化分解炉、電
気炉等の処理方式に移行しつつある。しかしながら排ガ
ス中に含まれる粉塵は、バグフィルタによって補集され
清浄空気は大気中に排出されるものの、最終的にはこの
補集されたダストは有害廃棄物となって排出される。
速な発熱反応を示し温度の上昇と共に急速な硬化に向う
高反応性集塵ダストである。
が生じている。
し、他方の押出し側の端壁にダイスを有するトラフ中に
少くとも一対の横軸のスクリューを回転可能に備えた混
練成形機を用いて上記高反応性集塵ダストに安定化薬剤
を加え加水して混練、押出成形すると押出しダイスより
成形物が出なくなってくる。これは、このような処理物
は急激な発熱反応を起こして温度が上昇し硬化に向かう
ためである。
熱固化粉体を混練成形するのに適する混練成形機を提供
することを目的とする。
は一方の端壁側上部に原料の入口を有し、他方の押出し
側の端壁にダイスを有するトラフ中に一対の横軸の押出
用回転体を回転可能に備えた混練成形機において、混練
成形機の外周を冷却する冷却手段を設けたことを特徴と
する混練成形機である。
冷却液入口と冷却液出口を有し内部に冷却液が流れる液
冷ジャケットを外周に有する第1の発明に記載の混練成
形機である。
ットはトラフに設けた第2の発明に記載の混練成形機で
ある。
ットはダイス回りに設けた第2又は第3の発明に記載の
混練成形機である。
部に原料の入口を有し、他方の押出し側の端壁にダイス
を有するトラフ中に一対の横軸の押出用回転体を回転可
能に備えた混練成形機において、トラフ内部の処理物へ
処理物の発熱による温度上昇を抑制可能な一定温度以下
の水を常に給水する給水手段を設けたことを特徴とする
混練成形機である。
給水の温度は10℃以下に保つ第5の発明に記載の混練
成形機である。
部に原料の入口を有し、他方の押出し側の端壁にダイス
を有するトラフ中に一対の横軸の押出用回転体を回転可
能に備えた混練成形機において、端壁側に押出用回転体
としてスクリューを有し、このスクリューと端壁間にお
いて処理物が固化しないようにスクリューと端壁を近接
したことを特徴とする混練成形機である。
と端壁との隙間は運転状態において0〜5mmである第
7の発明に記載の混練成形機である。
混練成形機の外周に冷却液をかける流液装置であること
を特徴とする第1の発明に記載の混練成形機である。
は前記トラフを蔽うケースと、トラフに向かって冷却液
を散布する散布装置と、を有することを特徴とする第9
の発明に記載の混練成形機である。
トラフに代えてトラフ及びダイスホルダーを蔽うケース
としたことを特徴とする第9の発明に記載の混練成形機
である。
いて本発明の実施の形態について説明する。
図2は図1のA−A(A′−Aを含む)断面図である。
図3は図1のB−B断面図であり、押出ダイス回りを示
している。
は水平な平面上に平行して横軸2,2′を有する。この
横軸2,2′にはトラフ3に設けた急速発熱固化粉体の
投入口4側からダイス5側に向って一対の送りスクリュ
ー6,6′、混練パドル7,7′、押出スクリュー8,
8′が固定されている。この横軸2,2′はトラフ3に
設けた図示されない軸封装置を挿通して機外へ出てい
る。この横軸2,2′を軸継手を介して剛結した駆動用
歯車装置の回転軸を支持する軸受けに横軸2,2′はス
ラスト荷重、ラジアル荷重を担持するように支持されて
いる(説明は省略する。例えば特開平10−34728
号参照)。
7′、押出スクリュー8,8′は横軸2,2′に固定さ
れて併せて押出用回転体をなし、ダイス5側に向かって
処理物を移動させるように夫々横軸2,2′を中心とし
てねじれている。本例では二本の平行な横軸2,2′は
夫々同方向に回転し、外周にねじ羽根を有する送りスク
リュー6,6′、押出スクリュー8,8′は夫々が同方
向にねじれている。混練パドル7,7′も全体として夫
々のパドル板の位相をずらせることによりねじれてお
り、送りスクリュー6,6′、押出スクリュー8,8′
ともスクリュー6,6′と同方向のねじれ方向である。
a,3bとは隙間が小さいようにしてトラフ3に収容さ
れている。
いに接するか、接近して回転する木の葉形状をしてい
る。パドル7,7′とトラフ3内周とはすきま少く接近
している。パドル7,7′は隣るパドル7,7′とは夫
々について同一方向にリード角を附して捩って横軸2,
2′に固定されており、パドル7,7′群は全体として
リードを附されており、混練作用と共に送り機能を持っ
ている。ただし、パドル7,7′群の軸方向の長さが短
く送りスクリュー6,6′の推力で処理物がパドル群中
を移動可能な場合にパドル7,7′群に全体としてリー
ドを設けなくてもよい。
取り付けた夫々同直径の押出用回転体を収容するケーシ
ングはトラフ3とトラフ3の軸方向出口側を閉塞するダ
イスホルダ11を有する。
であって上部トラフ3A、下部トラフ3Bを夫々の周囲
に設けたフランジ3Aa,3Baを挿通するボルトナッ
ト12で締結してある。
円筒形ボア3a,3bが該ボア3a,3bの直径よりも
小さい中心間距離で形成されている。
a,3bを形成するケース3c,3dに冷却フィン3
e,3fを夫々有している。上部トラフ3A、下部トラ
フ3Bはケース3c,3dの外側に間をおいて液冷ジャ
ケット3g,3hを一体に設けてある。下部液冷ジャケ
ット3hには冷却水入口3h1を設けてある。上部液冷
ジャケット3gには冷却水出口3g2を設けてある。ま
た、下部液冷ジャケット3hには冷却水出口3h2が設
けてある。上部液冷ジャケット3gには冷却水入口3g
1が設けてある。下部液冷ジャケット3hの冷却水出口
3h2と上部液冷ジャケット3gの冷却水入口3g1と
の間はホース13により連通している。
図1に示すように給水管16から分岐した配管18から
更に分岐した配管18aを通じて冷却水は冷却水入口3
h1から下部液冷ジャケット3hに流入し、下部液冷ジ
ャケット3h内をとおり冷却水出口3h2に向う間に冷
却フィン3f付のケース3dを冷却し冷却水出口3h2
から出てホース13をとおり冷却水入口3g1をとおり
上部液冷ジャケット3gに流入し、冷却フィン3e付の
上部ケース3cを冷却し冷却水出口3g2から流出す
る。冷却水出口3g2から流出後の冷却水はトラフ排出
管19aを通じて排出管19から排出される。
1から液冷ジャケット3h内に入り、冷却水出口3h2
から出てホース13をとおり冷却水入口3g1から液冷
ジャケット3g内へ入り液冷ジャケット3g中をとおり
冷却水出口3g2から流出する際はケース3c,3dを
介してトラフ3内の処理物の発生する熱が除去され、処
理物の温度上昇を抑制する。
うにトラフ3の軸方向の全面的に開口した一方端にはダ
イスホルダ11がトラフ3の一方端を閉塞するようにト
ラフ3に取り付けてある。ダイスホルダ11はトラフ3
の軸方向の開口を開閉可能であってトラフ3の端板をな
している。
に面する内壁は軸直角の平面である。
イス5が嵌入支持されている。ダイスホルダ11にはダ
イス5の周囲にジャケット11aが構成されており、夫
々のダイス5についてジャケット11aには夫々冷却水
入口11b、冷却水出口11cを備えている。
イス5−1,5−2,5−3,5−4のように方形の角
に配設され、図において左側のダイス5−1,5−3に
対する液冷ジャケット11aには夫々冷却水入口11b
が設けられ、この液冷ジャケット11aの冷却水出口1
1cと夫々が図において右側のダイス5−2,5−4に
対する液冷ジャケット11aの冷却水入口11bとは図
示のようにこれら冷却水出口11c、冷却水入口11b
と一体成形した冷却水通路11dで結ばれている。
うに処理物の混練に必要な水は給水管16を通じて冷却
水供給口14よりトラフ3のケース3c,3dで形成さ
れたボア3a,3b内へ供給される。ここから供給され
る冷却水は図1に示すように給水を冷却器15を通じて
冷却水にした後に冷却水入口14からトラフ3内へ供給
される。ここで冷却器15は熱交換器を有し、その一次
側に冷媒を流し二次側に水を流して水を冷却する。この
冷媒を用いる熱サイクルは圧縮機→凝縮機→膨張弁→熱
交換器→圧縮機となるような通常のランキンサイクルで
もよい。また、一次側の冷媒としては夏期においても常
に一定温度以下に冷却水を作ることが可能であれば井戸
水でもよい。又、井戸水が水質からして直接用いること
ができる場合は給水管16を通じて井戸水を供給しても
よい。
入するように薬液配管17が結合されている。
る冷却水は混練に必要な量であり、水和反応がおそく養
生コンベア61上で 固化が遅れるとか固化しないよう
に多量であっては好ましくない。そこで、処理物に混ぜ
る水量は限定される。そこでトラフ3内の処理物の発熱
反応による温度上昇を抑制するためには温度の低い液体
を処理物に混合するのがよい。そこで本発明ではトラフ
3内部の処理物へ処理物の発熱による温度上昇を抑制可
能な一定温度以下の水を常に給水する給水手段を設けた
のであり、例えば都市ごみの熱分解、燃焼溶融施設にお
ける集塵ダストを固化処理するための混練成形機では1
0℃以下の水が適当である。混練物中に混合する水は既
に述べた冷却器15を介して冷却した水または年間を通
じて温度変化の小さい低温の水ならば直接混練物に混合
する。
混練物はつまることなく押し出されて通過する。
接ジャケット11aを流れる冷却液が接するようにした
が、ダイス5の外周に接する円筒形ハウジングをダイス
ホルダ11と一体成形し、この円筒形ハウジングの外周
に液冷ジャケットを構成してもよい。即ち、ダイス5の
回りに直接又は間接に液冷ジャケットを設けてもよい。
間)トラフ3の一方端の端壁に相当するダイスホルダ1
1の内壁と押出スクリュー8,8′の端面との間の図1
のδで示す隙間は従来大きくとられている。即ち、δを
大きくすると押出用回転体の軸方向寸法精度をきびしく
しなくてもすみ、また押出スクリュー8,8′の端面は
加工しなくてもよい場合があり、製作が容易となる。
ア3a,3bのこの部分における軸直角断面積がボア3
a,3bの軸方向の位置に関しての空間としては最も大
きく、また、押出スクリュー8,8′、混練パドル7,
7′、スクリュー6,6′におけるボア3a,3bの軸
直角断面における空間の断面積は前記隙間δにおける軸
直角断面積よりも著しく小さい。又、当然ダイス5の合
計断面積は上記何れの断面積よりも小さい。
の平均速度は最も小さい。そこで隙間δが大きいとこの
隙間δを処理物が通過する時間が長くなる。
理物とする混練成形機において、上記隙間δが大きい
と、この隙間δ中で処理物の温度上昇が著しくなり、処
理物が急速に固化しダイス5で押し出すことが困難とな
り、遂には押出し不可能となってしまう。
ば0〜5mmとした。これによって隙間δを処理物が通
過する時間を小さくした。なお、押出スクリュー8,
8′端のダイスホルダ11に対向する端面を軸直角に研
削仕上をすることにより隙間δを小さくできる。
温度状況におけるものである。押出スクリュー8,8′
の端面は混練成形機1の運転による押出用回転体の熱膨
張によりダイスホルダへ近ずく。従って隙間δは運転状
態を考慮して定める。
処理物へ冷却水を注入して処理物の冷却を行う方法は何
れか1つを採用しても急速発熱固化粉体の固化速度を遅
らせることにより押出成形が可能となるが、何れか2つ
以上又は全部を採用することにより押出成形可能な状態
がより安定して得られる。
ントにおける混練成形機は図8と同様に配設されてい
る。投入口4より処理物としての急速発熱固化粉体例え
ば脱塩残渣とセメントを投入すると、同方向に回転して
いる送りスクリュー6,6′はパドル7,7′へ脱塩残
渣とセメントを混合し乍ら送る。この際、給水管16か
ら分岐した配管18から更に分岐した配管18aから冷
却水入口3h1へ流入した冷却水は液冷ジャケット3
h,3gを通じてトラフ3のボア3a,3bに接してい
る処理物を冷却している。この状態はトラフ3を通過中
は続く。送りスクリュー6,6′で送られた処理物は混
練パドル7,7′で混練が行われ水和反応が急速に進も
うとするが冷却水入口14から送入される温度の低い水
によって処理物の温度上昇は小さくなり、水和反応は遅
くされる。パドル7,7′を通過した処理物は押出スク
リュー8,8′により推力を受けてダイス5に向かうが
この間も液冷ジャケット3h,3g中を流れる水により
処理物は冷却され温度抑制による温度上昇の制限により
固化速度を遅らされ乍ら、押出スクリュー8,8′端面
とダイスホルダ11間の隙間δに達する。隙間δは小さ
い値であるため隙間δを処理物が通過する時間は短いた
め固化の進行は少ない。液冷ジャケット3h,3gを流
れた冷却水は冷却水出口3g2からジャケット排出管1
9aをとおり、排出管19に合流して排出される。
れる。このダイス5に入る直前に流動性が小さくなった
処理物がダイス5と処理物の摩擦熱により固化するおそ
れが仮に生じてもダイス5は配管18から分岐した配管
18bを通じて液冷ジャケット11aに送り込まれる冷
却水により冷却されているので温度上昇は抑制されてお
り、ダイス5中で処理物が固化して詰まるおそれがな
い。ダイス5を冷却した冷却水は冷却水出口11cから
ダイス排出管19bを通じて排出管19へ合流して排出
される。
却液を水としてあるが不凍液でもよい。不凍液を用いる
場合は温度を0℃以下にして液冷ジャケットを流すこと
ができる。この場合には、液冷ジャケットを通ずる不凍
液は混練成形機1外で冷凍機で冷却して還流するように
すれはよい。不凍液を用いることにより冬期混練成形機
1を休止する際に液冷ジャケットの冷却液を抜かなくて
もよい。また、液冷ジャケットへの給水と処理物へ混合
する水の給水を同一の給水管から行われているが夫々、
別個に給水してもよい。
2を示す。
ケットを設けて冷却手段とした。しかし乍ら、混練成形
機に液冷ジャケットを設けることはトラフ等と一体成形
しても、或はトラフ外周に別体で取り付けるとしても工
作上コストが高いものになる。
トラフ3及びダイスホルダ11に液冷ジャケットを設け
ないで、混練成形機1の外周に冷却液をかける流水装置
を設けた。
押出側の温度上昇し易い部分及びダイスホルダ11のダ
イス回りが内部になるようにケース21を設ける。この
ケース21の底には排出口21aを有する。ケース21
とトラフ3及びダイスホルダ11の接する部分は耐熱ゴ
ム条材のシール材で液封をする。このケース21は密閉
槽(図示)又は上部が開放された開放槽(図示されな
い)である。ケース21が密閉槽の場合は上部に水蒸気
排出口21bを設ける。なお、ケース21を簡単にする
と共にダイスホルダ11の開閉を容易とするため、ケー
ス21はトラフ3のみを蔽ってケース21内にトラフ3
を収容してもよい。
ホルダ11に向って冷却液を散布す散布器22が設けら
れている。この散布器22はトラフ3の上方にあり、散
布器22の多数のノズル22aはトラフ3に対向してい
る。ただし、散布器22の配置はトラフ3の上部に限ら
れるわけではなく、トラフ3を取り巻く位置であれば有
効であり、トラフ3及びダイスホルダ11の全周にわた
るように配設してもよい。散布器22はノズル22aに
連通する冷却液入口22bを有し、冷却液入口22bが
冷却液供給管22cに連結されている。この冷却液供給
管22cは図示されない冷却液源から冷却液が送られ
る。上記冷却液源、冷却液供給管22c、散布器22で
もって散布装置を構成している。
れることにより発生する熱は、冷却液供給管22cで送
られ冷却液入口22bから散布器22に入り、散布器2
2からトラフ3及びダイスホルダ11に散布され、トラ
フ3及びダイスホルダ11を介して内部の処理物は冷却
される。温度上昇した冷却液はトラフ3及びダイスホル
ダ11回りから落下し、排出口21aから排出される。
又、トラフ3又はダイスホルダ11により加熱されて蒸
発した冷却液蒸気は蒸気排出管21bより排出される。
又、ケース21が開放槽の場合上記冷却液蒸気はケース
12の上方へ開放部分から大気中へ放出される。
実施の形態1の冷却器15により冷却した水道水等が用
いられる。
の形態2において冷却液を循環するようにしたものであ
り、図7に示す。
2、混練成形機1等の構成は実施の形態2と同様であ
り、実施の形態1の説明を援用する。
が連結されたポンプ23の吐出管23bは冷却器24へ
導かれ、この吐出管23bで送られたトラフ3、ダイス
ホルダ11外周に接して温度上昇した冷却液は冷却器2
4で冷却された後、冷却水供給管22cでもって散水器
22に送られる。散水器22でトラフ3及びダイスホル
ダ11に散布された冷却液はトラフ3及びダイスホルダ
11を介して処理物を冷却し、自らは温度上昇して排出
口21aから吸込管23aを介してポンプ23に吸い込
まれて循環する。上記冷却器24は冷媒を圧縮→凝縮→
減圧→熱交換→圧縮する冷凍サイクルの冷凍機でもよい
し、→一次側に井戸水、二次側に温度上昇した冷却液を
流す熱交換器でもよい。また、夏期は冷凍機を用い、冬
期は散水式冷却器を用いてもよい。
えば不凍液を採用できるので冬期休止中に冷却液は何処
においても凍結しないようにできる。
外周を冷却する冷却手段を設けたため処理物を冷却で
き、急速発熱固化粉体を押し出し可能となる。
いて、冷却手段を冷却液入口と冷却液出口を有する液冷
ジャケットとしたので常に新たな冷却液を供給できるの
で冷却効果が大である。
いて液冷ジャケットはトラフに設けたので処理物から取
り除き得る熱量が大きく、急速発熱固化粉体の固化を抑
制出来る効果が大きい。
発明において、ダイス回りに液冷ジャケットを設けたこ
とにより、仮にダイス直前に押し出し困難な状態で処理
物が押し出されて来てもダイス中で固化するおそれがな
くなる。
処理物の発熱による温度上昇を抑制可能な一定温度以下
の水を常に給水する給水手段を設けたことにより、急速
発熱固化粉体の押出成形が可能となった。
いて給水手段の給水の温度を10℃以下に保つことによ
り好適な結果を得る。
を有する端壁と押出用回転体間の隙間を小さくしたこと
により、端壁直前の空間に処理物が滞留する時間が短く
急速発熱固化粉体の固化が抑制される。
いて、前記冷却手段は混練成形機の外周に冷却液をかけ
る流液装置であることにより、混練成形機の製作が容易
である。又、従来の、混練成形機に流液装置を付設でき
る。
おいて、前記流液装置は前記トラフを蔽うケースと、ト
ラフに向かって冷却液を散布する散布装置と、を有する
ことにより、簡単な装置で混練成形機を冷却できる。又
ダイスホルダが開閉式の場合に、ダイスホルダの開閉を
邪げることがない。
において、前記ケースをトラフに代えてトラフ及びダイ
スホルダーを蔽うケースとしたことにより、処理物の冷
却効果を一層大きくできる。
図である。
フ 3Aa…フランジ 3B…下部トラフ 3Ba…フランジ 3c…ケース
3d…ケース 3e…冷却フィン 3f…冷却フィン
3g…上部液冷ジャケット 3g1…冷却水入口 3g2…冷却水出口 3h…下部液冷ジャケット 3h
1…冷却水入口 3h2…冷却水出口 4…投入口 5…ダイス 5−1…ダイス 5−2…ダイス 5−3
…ダイス 5−4…ダイス 6…送りスクリュー 6′…送りスクリュー 7…混練パドル 7′…混練パドル 8…押出スクリュー 8′…押出スクリュー 11…ダイスホルダ 11a…ジャケット 11b…冷
却水入口 11c…冷却水出口 11d…冷却水通路 12…ボルトナット 13…ホース 14…冷却水入口 15…冷却器 16…給水管 17…薬液配管 18…配管 18a…配管 18b…配管 19…排出管 19a…トラフ排出管 19b…ダイス
排出管 21…ケース 21a…排出口 21b…水蒸気排出口 22…散布器 22a…ノズル 22b…冷却液入口
22c…冷却液供給管 23…ポンプ 23a…吸込管 23b…吐出管 24…冷却器
5)
体の混練成形機に関する。
ガスの中より補集した集塵ダストに例えばセメントのよ
うな固化剤を加えて混練して押し出し成形して水和反応
により固形物とする方法が広く行われ、焼却粉体の処理
方法としてすぐれていることが認識されている。
も一対の横軸のスクリューを備えている。そして混練押
出しの際にはトラフ中の集塵ダストと固化剤に対して年
間を通じて処理物に水を加えている。この水は河川水を
用いる通常の工業用水又は処理場内で再生した再利用水
である。
る。混練成形機50に対して集塵ダストサイロ51から
定量供給機54を介して集塵ダストが供給され、この集
塵ダストに混合されるセメントはローリー車52からセ
メントサイロ53に貯蓄され、セメントサイロ53から
定量供給機55を介して供給される。混練成形機50に
は又水タンク56からポンプ57で水が供給され、薬液
タンク58からポンプ59で薬液が前記ポンプ57で供
給した水に合流させて供給される。
形機50中で混練されると共に図示されていないダイス
に向って押出力を加えられてダイスから押し出され成形
物として養生コンベヤ61上へ落されて、養生コンベヤ
61で処理物バンカ62へ向う間に固化が進み、処理物
バンカ62中に貯留され、トラック63でもって搬出さ
れる。
み焼却炉にくらべて焼却方法が高性能化して行き、ダイ
オキシン量の低減、焼却残査量の減少、さらにはそのも
のの再利用等大きく変化してくる傾向にあり、これらの
ニーズに対応する各種方式の溶融炉、ガス化分解炉、電
気炉等の処理方式に移行しつつある。しかしながら排ガ
ス中に含まれる粉塵は、バグフィルタによって補集され
清浄空気は大気中に排出されるものの、最終的にはこの
補集されたダストは有害廃棄物となって排出される。
速な発熱反応を示し温度の上昇と共に急速な硬化に向う
高反応性集塵ダストである。
が生じている。
し、他方の押出し側の端壁にダイスを有するトラフ中に
少くとも一対の横軸のスクリューを回転可能に備えた混
練成形機を用いて上記高反応性集塵ダストに安定化薬剤
を加え加水して混練、押出成形すると押出しダイスより
成形物が出なくなってくる。これは、このような処理物
は急激な発熱反応を起こして温度が上昇し硬化に向かう
ためである。
熱固化粉体を混練成形するのに適する混練成形機を提供
することを目的とする。
は一方の端壁側上部に原料の入口を有し、他方の押出し
側の端壁にダイスを有するトラフ中に一対の横軸の押出
用回転体を回転可能に備えた混練成形機であって、混練
成形機の外周を冷却する冷却手段を設けた混練成形機に
おいて、液冷ジャケットをダイス回りに設けたことを特
徴とする混練成形機である。
いて本発明の実施の形態について説明する。
図2は図1のA−A(A′−Aを含む)断面図である。
図3は図1のB−B断面図であり、押出ダイス回りを示
している。
は水平な平面上に平行して横軸2,2′を有する。この
横軸2,2′にはトラフ3に設けた急速発熱固化粉体の
投入口4側からダイス5側に向って一対の送りスクリュ
ー6,6′、混練パドル7,7′、押出スクリュー8,
8′が固定されている。この横軸2,2′はトラフ3に
設けた図示されない軸封装置を挿通して機外へ出てい
る。この横軸2,2′を軸継手を介して剛結した駆動用
歯車装置の回転軸を支持する軸受けに横軸2,2′はス
ラスト荷重、ラジアル荷重を担持するように支持されて
いる(説明は省略する。例えば特開平10−34728
号参照)。
7′、押出スクリュー8,8′は横軸2,2′に固定さ
れて併せて押出用回転体をなし、ダイス5側に向かって
処理物を移動させるように夫々横軸2,2′を中心とし
てねじれている。本例では二本の平行な横軸2,2′は
夫々同方向に回転し、外周にねじ羽根を有する送りスク
リュー6,6′、押出スクリュー8,8′は夫々が同方
向にねじれている。混練パドル7,7′も全体として夫
々のパドル板の位相をずらせることによりねじれてお
り、送りスクリュー6,6′、押出スクリュー8,8′
ともスクリュー6,6′と同方向のねじれ方向である。
a,3bとは隙間が小さいようにしてトラフ3に収容さ
れている。
いに接するか、接近して回転する木の葉形状をしてい
る。パドル7,7′とトラフ3内周とはすきま少く接近
している。パドル7,7′は隣るパドル7,7′とは夫
々について同一方向にリード角を附して捩って横軸2,
2′に固定されており、パドル7,7′群は全体として
リードを附されており、混練作用と共に送り機能を持っ
ている。ただし、パドル7,7′群の軸方向の長さが短
く送りスクリュー6,6′の推力で処理物がパドル群中
を移動可能な場合にパドル7,7′群に全体としてリー
ドを設けなくてもよい。
取り付けた夫々同直径の押出用回転体を収容するケーシ
ングはトラフ3とトラフ3の軸方向出口側を閉塞するダ
イスホルダ11を有する。
であって上部トラフ3A、下部トラフ3Bを夫々の周囲
に設けたフランジ3Aa,3Baを挿通するボルトナッ
ト12で締結してある。
円筒形ボア3a,3bが該ボア3a,3bの直径よりも
小さい中心間距離で形成されている。
a,3bを形成するケース3c,3dに冷却フィン3
e,3fを夫々有している。上部トラフ3A、下部トラ
フ3Bはケース3c,3dの外側に間をおいて液冷ジャ
ケット3g,3hを一体に設けてある。下部液冷ジャケ
ット3hには冷却水入口3h1を設けてある。上部液冷
ジャケット3gには冷却水出口3g2を設けてある。ま
た、下部液冷ジャケット3hには冷却水出口3h2が設
けてある。上部液冷ジャケット3gには冷却水入口3g
1が設けてある。下部液冷ジャケット3hの冷却水出口
3h2と上部液冷ジャケット3gの冷却水入口3g1と
の間はホース13により連通している。
図1に示すように給水管16から分岐した配管18から
更に分岐した配管18aを通じて冷却水は冷却水入口3
h1から下部液冷ジャケット3hに流入し、下部液冷ジ
ャケット3h内をとおり冷却水出口3h2に向う間に冷
却フィン3f付のケース3dを冷却し冷却水出口3h2
から出てホース13をとおり冷却水入口3g1をとおり
上部液冷ジャケット3gに流入し、冷却フィン3e付の
上部ケース3cを冷却し冷却水出口3g2から流出す
る。冷却水出口3g2から流出後の冷却水はトラフ排出
管19aを通じて排出管19から排出される。
1から液冷ジャケット3h内に入り、冷却水出口3h2
から出てホース13をとおり冷却水入口3g1から液冷
ジャケット3g内へ入り液冷ジャケット3g中をとおり
冷却水出口3g2から流出する際はケース3c,3dを
介してトラフ3内の処理物の発生する熱が除去され、処
理物の温度上昇を抑制する。
うにトラフ3の軸方向の全面的に開口した一方端にはダ
イスホルダ11がトラフ3の一方端を閉塞するようにト
ラフ3に取り付けてある。ダイスホルダ11はトラフ3
の軸方向の開口を開閉可能であってトラフ3の端板をな
している。
に面する内壁は軸直角の平面である。
イス5が嵌入支持されている。ダイスホルダ11にはダ
イス5の周囲にジャケット11aが構成されており、夫
々のダイス5についてジャケット11aには夫々冷却水
入口11b、冷却水出口11cを備えている。
イス5−1,5−2,5−3,5−4のように方形の角
に配設され、図において左側のダイス5−1,5−3に
対する液冷ジャケット11aには夫々冷却水入口11b
が設けられ、この液冷ジャケット11aの冷却水出口1
1cと夫々が図において右側のダイス5−2,5−4に
対する液冷ジャケット11aの冷却水入口11bとは図
示のようにこれら冷却水出口11c、冷却水入口11b
と一体成形した冷却水通路11dで結ばれている。
うに処理物の混練に必要な水は給水管16を通じて冷却
水入口14よりトラフ3のケース3c,3dで形成され
たボア3a,3b内へ供給される。ここから供給される
冷却水は図1に示すように給水を冷却器15を通じて冷
却水にした後に冷却水入口14からトラフ3内へ供給さ
れる。ここで冷却器15は熱交換器を有し、その一次側
に冷媒を流し二次側に水を流して水を冷却する。この冷
媒を用いる熱サイクルは圧縮機→凝縮機→膨張弁→熱交
換器→圧縮機となるような通常のランキンサイクルでも
よい。また、一次側の冷媒としては夏期においても常に
一定温度以下に冷却水を作ることが可能であれば井戸水
でもよい。又、井戸水が水質からして直接用いることが
できる場合は給水管16を通じて井戸水を供給してもよ
い。
入するように薬液配管17が結合されている。
る冷却水は混練に必要な量であり、水和反応がおそく養
生コンベア61上で 固化が遅れるとか固化しないよう
に多量であっては好ましくない。そこで、処理物に混ぜ
る水量は限定される。そこでトラフ3内の処理物の発熱
反応による温度上昇を抑制するためには温度の低い液体
を処理物に混合するのがよい。そこで本発明ではトラフ
3内部の処理物へ処理物の発熱による温度上昇を抑制可
能な一定温度以下の水を常に給水する給水手段を設けた
のであり、例えば都市ごみの熱分解、燃焼溶融施設にお
ける集塵ダストを固化処理するための混練成形機では1
0℃以下の水が適当である。混練物中に混合する水は既
に述べた冷却器15を介して冷却した水または年間を通
じて温度変化の小さい低温の水ならば直接混練物に混合
する。
混練物はつまることなく押し出されて通過する。
接ジャケット11aを流れる冷却液が接するようにした
が、ダイス5の外周に接する円筒形ハウジングをダイス
ホルダ11と一体成形し、この円筒形ハウジングの外周
に液冷ジャケットを構成してもよい。即ち、ダイス5の
回りに直接又は間接に液冷ジャケットを設けてもよい。
間)トラフ3の一方端の端壁に相当するダイスホルダ1
1の内壁と押出スクリュー8,8′の端面との間の図1
のδで示す隙間は従来大きくとられている。即ち、δを
大きくすると押出用回転体の軸方向寸法精度をきびしく
しなくてもすみ、また押出スクリュー8,8′の端面は
加工しなくてもよい場合があり、製作が容易となる。
ア3a,3bのこの部分における軸直角断面積がボア3
a,3bの軸方向の位置に関しての空間としては最も大
きく、また、押出スクリュー8,8′、混練パドル7,
7′、スクリュー6,6′におけるボア3a,3bの軸
直角断面における空間の断面積は前記隙間δにおける軸
直角断面積よりも著しく小さい。又、当然ダイス5の合
計断面積は上記何れの断面積よりも小さい。
の平均速度は最も小さい。そこで隙間δが大きいとこの
隙間δを処理物が通過する時間が長くなる。
理物とする混練成形機において、上記隙間δが大きい
と、この隙間δ中で処理物の温度上昇が著しくなり、処
理物が急速に固化しダイス5で押し出すことが困難とな
り、遂には押出し不可能となってしまう。
ば0〜5mmとした。これによって隙間δを処理物が通
過する時間を小さくした。なお、押出スクリュー8,
8′端のダイスホルダ11に対向する端面を軸直角に研
削仕上をすることにより隙間δを小さくできる。
温度状況におけるものである。押出スクリュー8,8′
の端面は混練成形機1の運転による押出用回転体の熱膨
張によりダイスホルダへ近ずく。従って隙間δは運転状
態を考慮して定める。
処理物へ冷却水を注入して処理物の冷却を行う方法は何
れか1つを採用しても急速発熱固化粉体の固化速度を遅
らせることにより押出成形が可能となるが、何れか2つ
以上又は全部を採用することにより押出成形可能な状態
がより安定して得られる。
ントにおける混練成形機は図8と同様に配設されてい
る。投入口4より処理物としての急速発熱固化粉体例え
ば脱塩残渣とセメントを投入すると、同方向に回転して
いる送りスクリュー6,6′はパドル7,7′へ脱塩残
渣とセメントを混合し乍ら送る。この際、給水管16か
ら分岐した配管18から更に分岐した配管18aから冷
却水入口3h1へ流入した冷却水は液冷ジャケット3
h,3gを通じてトラフ3のボア3a,3bに接してい
る処理物を冷却している。この状態はトラフ3を通過中
は続く。送りスクリュー6,6′で送られた処理物は混
練パドル7,7′で混練が行われ水和反応が急速に進も
うとするが冷却水入口14から送入される温度の低い水
によって処理物の温度上昇は小さくなり、水和反応は遅
くされる。パドル7,7′を通過した処理物は押出スク
リュー8,8′により推力を受けてダイス5に向かうが
この間も液冷ジャケット3h,3g中を流れる水により
処理物は冷却され温度抑制による温度上昇の制限により
固化速度を遅らされ乍ら、押出スクリュー8,8′端面
とダイスホルダ11間の隙間δに達する。隙間δは小さ
い値であるため隙間δを処理物が通過する時間は短いた
め固化の進行は少ない。液冷ジャケット3h,3gを流
れた冷却水は冷却水出口3g2からジャケット排出管1
9aをとおり、排出管19に合流して排出される。
れる。このダイス5に入る直前に流動性が小さくなった
処理物がダイス5と処理物の摩擦熱により固化するおそ
れが仮に生じてもダイス5は配管18から分岐した配管
18bを通じて液冷ジャケット11aに送り込まれる冷
却水により冷却されているので温度上昇は抑制されてお
り、ダイス5中で処理物が固化して詰まるおそれがな
い。ダイス5を冷却した冷却水は冷却水出口11cから
ダイス排出管19bを通じて排出管19へ合流して排出
される。
却液を水としてあるが不凍液でもよい。不凍液を用いる
場合は温度を0℃以下にして液冷ジャケットを流すこと
ができる。この場合には、液冷ジャケットを通ずる不凍
液は混練成形機1外で冷凍機で冷却して還流するように
すれはよい。不凍液を用いることにより冬期混練成形機
1を休止する際に液冷ジャケットの冷却液を抜かなくて
もよい。また、液冷ジャケットへの給水と処理物へ混合
する水の給水を同一の給水管から行われているが夫々、
別個に給水してもよい。
2を示す。
ケットを設けて冷却手段とした。しかし乍ら、混練成形
機に液冷ジャケットを設けることはトラフ等と一体成形
しても、或はトラフ外周に別体で取り付けるとしても工
作上コストが高いものになる。
トラフ3及びダイスホルダ11に液冷ジャケットを設け
ないで、混練成形機1の外周に冷却液をかける流水装置
を設けた。
押出側の温度上昇し易い部分及びダイスホルダ11のダ
イス回りが内部になるようにケース21を設ける。この
ケース21の底には排出口21aを有する。ケース21
とトラフ3及びダイスホルダ11の接する部分は耐熱ゴ
ム条材のシール材で液封をする。このケース21は密閉
槽(図示)又は上部が開放された開放槽(図示されな
い)である。ケース21が密閉槽の場合は上部に水蒸気
排出口21bを設ける。なお、ケース21を簡単にする
と共にダイスホルダ11の開閉を容易とするため、ケー
ス21はトラフ3のみを蔽ってケース21内にトラフ3
を収容してもよい。
ホルダ11に向って冷却液を散布す散布器22が設けら
れている。この散布器22はトラフ3の上方にあり、散
布器22の多数のノズル22aはトラフ3に対向してい
る。ただし、散布器22の配置はトラフ3の上部に限ら
れるわけではなく、トラフ3を取り巻く位置であれば有
効であり、トラフ3及びダイスホルダ11の全周にわた
るように配設してもよい。散布器22はノズル22aに
連通する冷却液入口22bを有し、冷却液入口22bが
冷却液供給管22cに連結されている。この冷却液供給
管22cは図示されない冷却液源から冷却液が送られ
る。上記冷却液源、冷却液供給管22c、散布器22で
もって散布装置を構成している。
れることにより発生する熱は、冷却液供給管22cで送
られ冷却液入口22bから散布器22に入り、散布器2
2からトラフ3及びダイスホルダ11に散布され、トラ
フ3及びダイスホルダ11を介して内部の処理物は冷却
される。温度上昇した冷却液はトラフ3及びダイスホル
ダ11回りから落下し、排出口21aから排出される。
又、トラフ3又はダイスホルダ11により加熱されて蒸
発した冷却液蒸気は水蒸気排出口21bより排出され
る。又、ケース21が開放槽の場合上記冷却液蒸気はケ
ース12の上方へ開放部分から大気中へ放出される。
実施の形態1の冷却器15により冷却した水道水等が用
いられる。
の形態2において冷却液を循環するようにしたものであ
り、図7に示す。
2、混練成形機1等の構成は実施の形態2と同様であ
り、実施の形態1の説明を援用する。
が連結されたポンプ23の吐出管23bは冷却器24へ
導かれ、この吐出管23bで送られたトラフ3、ダイス
ホルダ11外周に接して温度上昇した冷却液は冷却器2
4で冷却された後、冷却水供給管22cでもって散布器
22に送られる。散布器22でトラフ3及びダイスホル
ダ11に散布された冷却液はトラフ3及びダイスホルダ
11を介して処理物を冷却し、自らは温度上昇して排出
口21aから吸込管23aを介してポンプ23に吸い込
まれて循環する。上記冷却器24は冷媒を圧縮→凝縮→
減圧→熱交換→圧縮する冷凍サイクルの冷凍機でもよい
し、→一次側に井戸水、二次側に温度上昇した冷却液を
流す熱交換器でもよい。また、夏期は冷凍機を用い、冬
期は散水式冷却器を用いてもよい。
えば不凍液を採用できるので冬期休止中に冷却液は何処
においても凍結しないようにできる。
回りに液冷ジャケットを設けたことにより、仮にダイス
直前に押し出し困難な状態で処理物が押し出されて来て
もダイス中で固化するおそれがなくなる。
図である。
フ 3Aa…フランジ3B…下部トラフ 3Ba…フラ
ンジ 3c…ケース 3d…ケース 3e…冷却フィン
3f…冷却フィン 3g…上部液冷ジャケット 3g
1…冷却水入口 3g2…冷却水出口 3h…下部液冷ジャケット 3h
1…冷却水入口 3h2…冷却水出口 4…投入口 5…ダイス 5−1…ダイス 5−2…ダイス 5−3
…ダイス 5−4…ダイス 6…送りスクリュー 6′…送りスクリュー 7…混練パドル 7′…混練パドル 8…押出スクリュー 8′…押出スクリュー 11…ダイスホルダ 11a…ジャケット 11b…冷
却水入口 11c…冷却水出口 11d…冷却水通路 12…ボルトナット 13…ホース 14…冷却水入口 15…冷却器 16…給水管 17…薬液配管 18…配管 18a…配管 18b…配管 19…排出管 19a…トラフ排出管 19b…ダイス
排出管 21…ケース 21a…排出口 21b…水蒸気排出口 22…散布器 22a…ノズル 22b…冷却液入口
22c…冷却液供給管 23…ポンプ 23a…吸込管 23b…吐出管 24…冷却器 ─────────────────────────────────────────────────────
14)
はダイスと、一方の端壁側上部に原料の入口を有し、他
方の押出し側の端壁に前記ダイスを有するトラフと、前
記トラフ中に回転可能に有する一対の横軸の押出用回転
体と、トラフ外周を冷却する冷却手段と、ダイス回りに
設けた液冷ジャケットと、を有し、前記トラフの入口か
らトラフ中に投入された急速発熱固化粉体をダイスから
ダイス外へ押出されるまで前記トラフの冷却手段及びダ
イス回りの液冷ジャケットの冷媒で冷却することにより
急速発熱固化粉体を押出し可能としたことを特徴とする
混練成形機である。
熱固化粉体はトラフ入口からダイス手前まで冷却手段に
より発熱が抑制されダイス直前に到る。そこで、ダイス
回りに液冷ジャケットを設けたことにより、仮にダイス
直前に押し出し困難な状態で処理物が押し出されて来て
もダイス中で固化するおそれがなくなる。
Claims (11)
- 【請求項1】 一方の端壁側上部に原料の入口を有し、
他方の押出し側の端壁にダイスを有するトラフ中に一対
の横軸の押出用回転体を回転可能に備えた混練成形機に
おいて、混練成形機の外周を冷却する冷却手段を設けた
ことを特徴とする混練成形機。 - 【請求項2】 前記冷却手段は冷却液入口と冷却液出口
を有し内部に冷却液が流れる液冷ジャケットを外周に有
する請求項1に記載の混練成形機。 - 【請求項3】 前記液冷ジャケットはトラフに設けた請
求項2に記載の混練成形機。 - 【請求項4】 前記液冷ジャケットはダイス回りに設け
た請求項2又は3に記載の混練成形機。 - 【請求項5】 一方の端壁側上部に原料の入口を有し、
他方の押出し側の端壁にダイスを有するトラフ中に一対
の横軸の押出用回転体を回転可能に備えた混練成形機に
おいて、 トラフ内部の処理物へ処理物の発熱による温度上昇を抑
制可能な一定温度以下の水を常に給水する給水手段を設
けたことを特徴とする混練成形機。 - 【請求項6】 前記給水手段の給水の温度は10℃以下
に保つ請求項5に記載の混練成形機。 - 【請求項7】 一方の端壁側上部に原料の入口を有し、
他方の押出し側の端壁にダイスを有するトラフ中に一対
の横軸の押出用回転体を回転可能に備えた混練成形機に
おいて、 端壁側に押出用回転体としてスクリューを有し、このス
クリューと端壁間において処理物が固化しないようにス
クリューと端壁を近接したことを特徴とする混練成形
機。 - 【請求項8】 前記スクリューと端壁との隙間は運転状
態において0〜5mmである請求項7に記載の混練成形
機。 - 【請求項9】 前記冷却手段は混練成形機の外周に冷却
液をかける流液装置であることを特徴とする請求項1に
記載の混練成形機。 - 【請求項10】 前記流液装置は前記トラフを蔽うケー
スと、トラフに向かって冷却液を散布する散布装置と、
を有することを特徴とする請求項9に記載の混練成形
機。 - 【請求項11】 前記ケースをトラフに代えてトラフ及
びダイスホルダーを蔽うケースとしたことを特徴とする
請求項10に記載の混練成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223705A JP3015344B2 (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 混練成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10223705A JP3015344B2 (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 混練成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000037619A true JP2000037619A (ja) | 2000-02-08 |
JP3015344B2 JP3015344B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=16802378
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112871015A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-06-01 | 福州大学 | 立式行星搅拌机搅拌臂长度与安装角的优化方法 |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10223705A patent/JP3015344B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN112871015A (zh) * | 2021-03-26 | 2021-06-01 | 福州大学 | 立式行星搅拌机搅拌臂长度与安装角的优化方法 |
CN112871015B (zh) * | 2021-03-26 | 2022-03-08 | 福州大学 | 立式行星搅拌机搅拌臂长度与安装角的优化方法 |
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