JP2000037254A - 椅子の身体接触部の硬さ調節装置 - Google Patents

椅子の身体接触部の硬さ調節装置

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JP2000037254A
JP2000037254A JP10208013A JP20801398A JP2000037254A JP 2000037254 A JP2000037254 A JP 2000037254A JP 10208013 A JP10208013 A JP 10208013A JP 20801398 A JP20801398 A JP 20801398A JP 2000037254 A JP2000037254 A JP 2000037254A
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JP
Japan
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opening
chair
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hardness
contact part
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Withdrawn
Application number
JP10208013A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nagamitsu
諭司 長光
Mitsuaki Shiraishi
光昭 白石
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Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体接触部の硬さを調節する際の操作性に優
れているとともに、身体接触部表面の変形量が小さく、
安定感、フィット感のよい椅子の身体接触部の硬さ調節
装置の提供。 【解決手段】 椅子のクッション体を支持するシェル1
0に、開口部16を穿設し、シェル10下面の両側に、
左右1対のガイドレール14を設け、このガイドレール
14に案内されて移動可能で、かつ開口部16の全部ま
たは一部を閉塞し得る閉塞板12をシェル10の下面に
配設して、クッション体の変形可能量を変化させること
により、身体接触部の硬さを調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子のクッション
体の硬さを調節して、座り心地を個人に適合するように
調節することが可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、着席者の体格の違いや好みに
よって、椅子の身体接触部の硬さを調節することができ
る機構を内蔵した椅子は公知である。このような機構の
一例としては、風船状のクッション体にエアを送り込ん
で、その内圧の増減でクッション体の硬さを変化させる
もの等が存在する。クッション体の硬さの異なる数種類
の椅子を準備しておくこともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エアの増減に
よって、クッション体の硬さを調節する装置の場合は、
風船に送り込まれたエアの量によって、身体接触部の表
面の形状が、盛り上がったりして変化するため、着座時
における身体のフィット感がその都度変化し、座り心地
に悪影響を及ぼすことがある。
【0004】また、上体を動かしたときの重心の変化に
より、風船状のクッション体がずれるため、着座時の安
定感が失われやすいという問題があり、さらに、風船状
のクッション体に穴があくとクッション体としては機能
しなくなってしまう。
【0005】一方、硬さの異なる数種類の椅子を準備し
ておくのは、不経済であり、かつ1つの椅子を複数人で
使うことができず、不便である。
【0006】クッション体として、ばねを使用している
椅子では、ばねを圧縮したり、締め込んだり、或いは、
使用しているばねの数の増減により、硬さを調節する方
法があるが、複雑で大きな機構部が必要になったり、分
解して設定を変える必要が生じ、その結果、操作性が悪
く、かつコスト高を招くとともに、小型の椅子には適用
が困難である。
【0007】本発明は、従来の技術が有する上述のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、身体接触部の硬さを
調節する際の操作性に優れているとともに、座面や、背
面等の身体接触部表面の変形量を少なくすることにより
安定感、フィット感が向上し、かつ小型化が可能で、コ
ストパフォーマンスに優れた硬さ調節装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のようにし
て上記課題を解決している。 (1)椅子のクッション体の支持板に開口部を設けるとと
もに、この開口部の全部または一部を閉塞し得る閉塞板
を設け、この閉塞板によって前記開口部の開口面積を変
化させることにより、前記クッション体の変形可能量を
変化させて、身体接触部の硬さを調節する。
【0009】(2)上記(1)項において、開口部または閉
塞板に、開口面積を増減させる孔を設ける。
【0010】(3)上記(1)項において、開口部に、ネッ
ト等の軟質材を張設する。
【0011】(4)上記(1)項〜(3)項のいずれかにおい
て、支持板の開口部両側に、それぞれレールを設け、こ
のレールに閉塞板を移動可能に案内させることにより、
前記開口部の開口面積を変化させる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る椅子の身体接
触部の硬さ調節装置の実施形態を、添付図面を参照しな
がら説明する。
【0013】図1は、本実施形態の椅子の身体接触部の
硬さ調節装置の主要構成部材を示している。同図に示す
ように、本実施形態の硬さ調節装置は、クッション体の
支持板としての機能を有するシェル(10)と、閉塞板(12)
等とから構成されている。
【0014】シェル(10)は、適宜の曲率で湾曲し、臀部
の形状に沿うように形成されている。シェル(10)の材料
には、樹脂等が用いられる。シェル(10)の上面には、図
示しないウレタン等のクッション体が取り付けられ、椅
子の身体接触部である座面が形成される。
【0015】シェル(10)の左右下面両側には、鉤状の1
対のガイドレール(14)(14)が、前後方向に設けられてい
る。また、シェル(10)のほぼ中央部には、方形状の開口
部(16)が穿設されている。
【0016】閉塞板(12)の両側には、横方向に突出する
把手(17)(17)が形成されているとともに、四角形の一部
を切り欠いた断面形状をなす係合部(18)(18)が形成さ
れ、前述したガイドレール(14)と係合可能となってい
る。これにより、シェル(10)のガイドレール(14)に、閉
塞板(12)の係合部(18)を係合させれば、閉塞板(12)は、
シェル(10)に対して、前後にスライド可能に取り付けら
れ、閉塞板(12)の前後位置を適宜調節することにより、
開口部(16)の開口面積を連続的に変化させることが可能
となる。
【0017】図2は、図1の硬さ調節装置を適用した椅
子の側面図である。同図の椅子は、シェル(10)が、公知
の手段によって支基(21)に取り付けられている。シェル
(10)の上面には、椅子の着座部を構成するクッション体
(24)が取り付けられている。
【0018】次に、上記実施形態の椅子の身体接触部の
硬さ調節装置の使用方法について、図2〜図5に基づい
て説明する。
【0019】図2における閉塞板(12)は、シェル(10)の
開口部(16)を閉塞しておらず、開口部(16)の開口面積が
最大となる位置に移動した状態である。この状態では、
図5に示すように、着席者の体重Wがかかると、クッシ
ョン体(24)は、開口部(16)から下方へと移動することが
できるため、クッション体(24)の変形量も大となる。そ
の結果、クッション体(24)の硬さは、柔らかくなり、着
席者は、身体接触部である座面(25)をソフトに感じるよ
うになる。
【0020】一方、図3に示すように、図2の状態から
閉塞板(12)を前方に移動させて、シェル(10)の開口部(1
6)を閉塞すると、クッション体(24)の下方への変形が阻
止され、その結果、図4に示すように、クッション体(2
4)に着席者の体重がかかっても、クッション体(24)の変
形量は小さくなるので、着席者は、座面(25)を硬く感じ
ることになる。
【0021】このように、本実施形態によれば、閉塞板
(12)によってシェル(10)の開口部(16)の開口面積を調整
して、クッション体(24)の変形可能量を変化させ、これ
により、身体接触部の硬さを調節するようにしている。
このため、硬さの調節を行う機構部を簡単化することが
でき、椅子全体のコストダウンが図られるとともに、小
型の椅子への適用も可能となる。
【0022】また、閉塞板(12)の位置に拘わらず、身体
接触部表面の変形は、ほととんどないために、着座時の
安定感、フィット感を向上させることができる。さら
に、身体接触部の硬さを変化させるときは、閉塞板(12)
をスライドさせるだけで、調節を行うことができ、操作
性にも優れている。
【0023】図6は、請求項2記載の本発明の実施形態
における支持板の形状を示している。図6に示すシェル
(26)は、その開口部(28)の領域に、横長の多数のスリッ
ト(30)が穿設され、スリット(30)間の線条(30a)によっ
て開口部(28)の開口面積を減らし、この状態で、開口部
(28)を図示しない閉塞板で、前述した実施形態と同様に
閉塞するようにしている。これによれば、クッション体
の変形可能量を、スリット(30)の数、或いはその大きさ
によって調節することができる。
【0024】なお、図6の実施形態では、開口部(28)の
領域にスリット(30)を直接設けているが、閉塞板に孔ま
たはスリットを設けても、同様な効果を得ることができ
る。
【0025】図7は、請求項3記載の本発明の実施形態
を示し、シェル(31)の開口部(32)に、軟質のネット材(3
4)を張設することにより、クッション体の変形可能量を
調整している。これによれば、硬さを微妙に調節するこ
とが可能となる。
【0026】以上説明した実施の形態では、身体接触部
として椅子の座面に本発明を適用した場合について説明
したが、本発明は、これに限らず、椅子の背面にも適用
可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a)請求項1の発明によると、クッション体を取り付け
る椅子の支持板の開口部を閉塞し得る閉塞板を設け、こ
の閉塞板によって開口面積を変化させることにより、ク
ッション体の変形可能量を変化させるため、機構部が簡
単化され、椅子の小型化、コストダウンを図ることがで
き、適用可能な椅子の範囲が拡がる。また、硬さを変え
ても身体接触部表面の盛り上がり等の変形がないので、
着座時の安定感、フィット感を向上させることができ
る。
【0028】(b)請求項2の発明によると、開口部また
は閉塞板に、開口面積を増減させる孔を設けているの
で、クッション体の変形可能量を調整することができ、
椅子の用途に適した硬さに調節が可能な椅子を提供でき
る。
【0029】(C)請求項3の発明によると、開口部に、
ネット等の軟質材を張設しているので、硬さの微妙な調
節が可能となり、身体接触部を適度な硬さに保持するこ
とができる。
【0030】(d)請求項4の発明によると、支持板の開
口部両側に設けたレールに閉塞板を前後移動可能に案内
させて開口部の開口面積を変化させるため、硬さ調節の
ための機構部が簡単化され、操作性に優れた椅子を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の椅子の身体接触部の硬さ調節装置
の主要構成部材を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の硬さ調節装置を適用した椅子の側
面図である。
【図3】同じく、本実施形態の硬さ調節装置を適用した
椅子の側面図で、閉塞板を前方に移動して、開口部を閉
塞した状態である。
【図4】本実施形態の硬さ調節装置を適用した椅子の概
略正面図で、閉塞板によって開口部を閉塞した状態であ
る。
【図5】同じく、本実施形態の硬さ調節装置を適用した
椅子の概略正面図で、閉塞板によって開口部を開放した
状態である。
【図6】支持板としてのシェルの他の実施形態を示す斜
視図である。
【図7】同じく、支持板としてのシェルの他の実施形態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
(10)シェル (12)閉塞板 (14)ガイドレール (16)開口部 (17)把手 (18)係合部 (21)支基 (24)クッション体 (25)座面 (26)シェル (28)開口部 (30)スリット (30a)線条 (31)シェル (32)開口部 (34)ネット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子のクッション体の支持板に開口部を
    設けるとともに、この開口部の全部または一部を閉塞し
    得る閉塞板を設け、この閉塞板によって前記開口部の開
    口面積を変化させることにより、前記クッション体の変
    形可能量を変化させて、身体接触部の硬さを調節するよ
    うにしたことを特徴とする椅子の身体接触部の硬さ調節
    装置。
  2. 【請求項2】 開口部または閉塞板に、開口面積を増減
    させる孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の椅子
    の身体接触部の硬さ調節装置。
  3. 【請求項3】 開口部に、ネット等の軟質材を張設した
    ことを特徴とする請求項1記載の椅子の身体接触部の硬
    さ調節装置。
  4. 【請求項4】 支持板の開口部両側に、それぞれレール
    を設け、このレールに閉塞板を移動可能に案内させるこ
    とにより、前記開口部の開口面積を変化させるようにし
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の椅
    子の身体接触部の硬さ調節装置。
JP10208013A 1998-07-23 1998-07-23 椅子の身体接触部の硬さ調節装置 Withdrawn JP2000037254A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199955A (ja) * 2001-01-04 2002-07-16 Delta Tooling Co Ltd 3次元ネットを有するシート
CN102573572A (zh) * 2009-10-23 2012-07-11 约瑟夫·格洛克尔 直立座椅

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199955A (ja) * 2001-01-04 2002-07-16 Delta Tooling Co Ltd 3次元ネットを有するシート
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Effective date: 20051004