JP2000036078A - プログレッシブク―ポンシステム - Google Patents

プログレッシブク―ポンシステム

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JP2000036078A
JP2000036078A JP17612599A JP17612599A JP2000036078A JP 2000036078 A JP2000036078 A JP 2000036078A JP 17612599 A JP17612599 A JP 17612599A JP 17612599 A JP17612599 A JP 17612599A JP 2000036078 A JP2000036078 A JP 2000036078A
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JP
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coupon
progressive
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electronic
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JP17612599A
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English (en)
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Jonathan B Ziegler
ビー. ジエルガー ジョナサン
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Original Assignee
Sun Microsystems Inc
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising

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  • Strategic Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Finance (AREA)
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  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Marketing (AREA)
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  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーポンを使用する際にクーポンの受け取り
を規定することにより、潜在的な商業的利点を引き出す
こと。 【解決手段】 プログレッシブクーポンスキームが容易
にできるようにクーポンを生成する方法であり、上記ク
ーポンを生成する方法は、プログレッシブクーポンスキ
ームを生成する工程であって第1のクーポンの使用がど
のように第2のクーポンの生成を導くかをどのように決
定するかを特定する工程を含む工程と、プログレッシブ
クーポンスキームを格納する工程と、第1のクーポンを
処理の一部として受け取る工程であり第1のクーポンの
保持者が第1のクーポンを使用する工程と、第1のクー
ポンにおける識別子を検査することによって第1のクー
ポンを識別する工程と、プログレッシブクーポンスキー
ムを参照することによって第1のクーポンと第2のクー
ポンとを関連づける工程と、第2のクーポンが後続処理
において使用され得るように第2のクーポンを発行する
工程とを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品またはサービ
スの購買に関連して使用されるクーポンに関する。より
詳細には、本発明は、クーポンを処理および生成するた
めの自動化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】クーポンは、製品およびサービスに対す
る顧客の購買意欲をそそる方法として長年のあいだ使用
されてきた。一般にクーポンは、新聞の広告、またはク
ーポン小冊子の形態をとり、製品またはサービスの購買
の際に値引きと引き換えられることができる。クーポン
には、多くの利点がある。第一に、クーポンは、特定の
小売業者または特定の製品の広告となる。たとえ顧客が
クーポンを使用しなくても、クーポンを単に目にするこ
とによって小売業者または製品を意識させられる。第二
に、特定の製品を買おうという顧客を店に誘い込むこと
によって、店は、顧客が店内にいるあいだにさらに購買
することの恩恵が得られる。さらに、顧客がその気にさ
れて初めて製品を買い、その製品に満足するならば、顧
客はその製品を継続して購買することが見込まれる。し
たがって、クーポンは、ブランド信仰を潜在的に作り出
すことができる。
【0003】クーポンを配布する方法およびクーポンを
処理する方法を向上させるためにコンピュータテクノロ
ジーが使われ始めている。食料雑貨店のキャッシュレジ
スタは一般に、クーポン上に印刷されたバーコードを読
み取ることができる光学スキャナを備えており、購買処
理中のクーポン処理に要する時間が低減される。さら
に、食料雑貨店キャッシュレジスタには、競合製品の購
買に応答して別製品のクーポンを自動的に印刷するコン
ピュータシステムが組み込まれていることがよくある。
このクーポンは、競合製品の得意客を別製品に乗り換え
させようと意図するものである。このようなシステム
は、Mindrumらの米国特許第4,723,212
号「MethodandApparatusforDi
spensingDiscountCoupons」に
記載される。
【0004】従来のクーポンとの交換に「交換システム
クーポン」を発行する別のシステムがある。この「交換
システムクーポン」は、参加する小売店に対してのみ利
用可能であり、小売店に著しい利益を与える。顧客は、
交換システムクーポンに伴ったゲームおよび賞品によっ
て、交換システムクーポンを使用する気にされる。この
種類のシステムは、EverettE.Schultz
e、Jr.の米国特許第5,483,049号「Cou
ponExchangingandCheckWrit
ingSystem」に記載される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記システムの各々
は、商業的な利点を提供する。しかし、これらのシステ
ムのうちのいずれについても、従来のクーポンを使用す
る際にクーポンの受け取りを規定することの潜在的な利
点を引き出していない。
【0006】本発明は上記を鑑みてなされたものであ
り、その目的は上記のような問題点を克服して、クーポ
ンを使用する際にクーポンの受け取りを規定することに
より、潜在的な商業的利点を引き出す方法および装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】プログレッシブクーポン
スキームが容易にできるようにクーポンを生成する方法
であって、該クーポンを生成する方法は、該プログレッ
シブクーポンスキームを生成する工程であって第1のク
ーポンの使用がどのように第2のクーポンの生成を導く
かをどのように決定するかを特定する工程を含む、工程
と、該プログレッシブクーポンスキームを格納する工程
と、該第1のクーポンを処理の一部として受け取る工程
であって、該第1のクーポンの保持者が該第1のクーポ
ンを使用する、工程と、該第1のクーポンにおける識別
子を検査することによって該第1のクーポンを識別する
工程と、該プログレッシブクーポンスキームを参照する
ことによって、該第1のクーポンと該第2のクーポンと
を関連づける工程と、該第2のクーポンが後続処理にお
いて使用され得るように該第2のクーポンを発行する工
程と、を包含し、それにより上記目的が達成される。
【0008】前記プログレッシブクーポンスキームを定
義する工程が、前記第2のクーポンの使用がどのように
第3のクーポンの生成に導くかを特定する工程を含んで
いてもよい。
【0009】前記プログレッシブクーポンスキームを定
義する工程が、綴られたクーポンを特定する工程を含
み、ここで該綴り中の各連続したクーポンは、該綴り中
の前のクーポンの引き換えに応答して生成されてもよ
い。
【0010】前記第2のクーポンが、前記第1のクーポ
ンよりも金銭的価値が高くてもよい。
【0011】前記第2のクーポンが、前記第1のクーポ
ンとは異なる商品およびサービスに適用されてもよい。
【0012】前記第2のクーポンの価値が、ランダムに
決定されてもよい。
【0013】前記プログレッシブクーポンスキームが動
的であり、随時変更可能であってもよい。
【0014】前記プログレッシブクーポンスキームが第
1のクーポンの保持者に対して未知であってもよい。
【0015】前記第2のクーポンを発行する工程が、1
つより多いクーポンを発行できてもよい。
【0016】前記第1のクーポンを受け取る工程が、販
売時に使用され得るスマートカード上で前記第1のクー
ポンを受け取る工程を含んでいてもよい。
【0017】前記第1のクーポンを用いてユーザ識別子
を受け取る工程をさらに含み、前記第1のクーポンと前
記第2のクーポンとを関連づける工程が、該第2のクー
ポンを選択するために該ユーザ識別子および該第1のク
ーポンを使用する工程を含んでいてもよい。
【0018】前記第1のクーポンが再使用され得ないよ
うに該第1のクーポンを無効にする工程をさらに含んで
いてもよい。
【0019】前記第1のクーポンおよび前記第2のクー
ポンが通信チャネルを介して通信され得る電子クーポン
を含んでいてもよい。
【0020】前記第1のクーポンの前記保持者が人間で
あってもよい。
【0021】前記第1のクーポンの前記保持者がコンピ
ュータシステムであってもよい。
【0022】プログレッシブクーポンスキームが容易に
できるようにクーポンを生成する方法であって、該クー
ポンを生成する方法は、該プログレッシブクーポンスキ
ームを定義する工程であり第1の電子クーポンの使用が
該第1の電子クーポンと異なる条件を有する第2の電子
クーポンの生成をどのように導くかをどのように決定す
るかを特定する工程を含む、工程と、該プログレッシブ
クーポンスキームを格納する工程と、該第1の電子クー
ポンを電子処理の一部として受け取る工程であって、該
第1の電子クーポンの保持者が該第1の電子クーポンを
使用する工程と、該第1の電子クーポンにおける識別子
を検査することによって該第1の電子クーポンを識別す
る工程と、該プログレッシブクーポンスキームを参照す
ることによって、該第1の電子クーポンと該第2の電子
クーポンとを関連づける工程と、後続電子処理において
該第2の電子クーポンを使用できるように該第2の電子
クーポンを発行する工程と、を包含し、それにより上記
目的が達成される。
【0023】コンピュータによって実行される場合に、
プログレッシブクーポンスキームが容易にできるように
クーポンを生成する方法を該コンピュータに行わせる指
示を格納するコンピュータ読み出し可能格納媒体であっ
て、該プログレッシブクーポンスキームを定義する工程
であって、第1のクーポンの使用がどのように第2のク
ーポンの生成を導くかをどのように決定するかを特定す
る工程を含む、工程と、該プログレッシブクーポンスキ
ームを格納する工程と、該第1のクーポンを処理の一部
として受け取る工程であって、該第1のクーポンの保持
者が該第1のクーポンを使用する、工程と、該第1のク
ーポンにおける識別子を検査することによって該第1の
クーポンを識別する工程と、該プログレッシブクーポン
スキームを参照することによって、該第1のクーポンと
該第2のクーポンとを関連づける工程と、該第2のクー
ポンが後続処理において該第1のクーポンの保持者によ
って使用され得るように該第2のクーポンを発行する工
程と、を備え、それにより上記目的が達成される。
【0024】プログレッシブクーポンスキームが容易に
できるようにクーポンを生成する装置であって、該クー
ポンを生成する装置は、クーポンを生成する装置該クー
ポンを生成するコンピュータシステムと、該コンピュー
タシステム内にある格納部であって、第1のクーポンの
使用がどのように第2のクーポンの生成を導くかをどの
ように決定するかを特定するプログレッシブクーポンス
キームを格納する、格納部と、該コンピュータシステム
に結合される入力であって、該第1のクーポンを処理か
ら受け取り、該第1のクーポンの保持者が該第1のクー
ポンを使用する、入力と、該入力に結合された関連づけ
機構であって、該プログレッシブクーポンスキームを参
照することによって、該第1のクーポンと該第2のクー
ポンとを関連づける、関連づけ機構と、該コンピュータ
システム内にある発行機構であって、該第2のクーポン
が後続処理において使用され得るように該第2のクーポ
ンを発行する、発行機構と、を備え、それにより上記目
的が達成される。
【0025】前記プログレッシブクーポンスキームが、
前記第2のクーポンの使用がどのように第3のクーポン
の生成に導くかを特定してもよい。
【0026】前記プログレッシブクーポンスキームが、
綴られたクーポンを特定し、ここで該綴り中の各連続し
たクーポンは、該綴り中の前のクーポンの引き換えに応
答して生成されてもよい。
【0027】前記第2のクーポンが、前記第1のクーポ
ンよりも金銭的価値が高くてもよい。
【0028】前記第2のクーポンが、前記第1のクーポ
ンとは異なる商品およびサービスに適用されてもよい。
【0029】前記第2のクーポンの価値が、ランダムに
決定されてもよい。
【0030】前記プログレッシブクーポンスキームが動
的であり、随時変更可能であってもよい。
【0031】前記プログレッシブクーポンスキームが前
記第1のクーポンの保持者に対して未知であってもよ
い。
【0032】前記発行機構が、1つより多いクーポンを
発行できるように構成されてもよい。
【0033】前記入力が、販売時にスマートカードから
前記第1のクーポンを受け取るように構成されてもよ
い。
【0034】前記関連づけ機構が、前記第1のクーポン
を用いてユーザ識別子を受け取り、該第2のクーポンを
選択するために該ユーザ識別子および該第1のクーポン
を使用するように構成されてもよい。
【0035】前記第1のクーポンが再使用され得ないよ
うに該第1のクーポンを無効にする、無効化機構を、さ
らに含んでもよい。
【0036】前記第1のクーポンおよび前記第2のクー
ポンが通信チャネルを介して通信され得る電子クーポン
を含んでもよい。
【0037】前記第1のクーポンの前記保持者が人間で
あってもよい。
【0038】前記第1のクーポンの前記保持者がコンピ
ュータシステムであってもよい。
【0039】プログレッシブクーポンスキームが容易に
できるようにクーポンを生成する装置であって、該クー
ポンを生成する装置は、第1のクーポンの使用がどのよ
うに第2のクーポンの生成を導くかをどのように決定す
るかを特定するプログレッシブクーポンスキームを格納
する、格納手段と、該第1のクーポンを処理から受け取
り、該第1のクーポンの保持者が該第1のクーポンを使
用する、入力手段と、該入力手段および識別手段に結合
される関連づけ手段であって、該プログレッシブクーポ
ンスキームを参照することによって、該第1のクーポン
と該第2のクーポンとを関連づける、関連づけ手段と、
該関連づけ手段に結合される発行手段であって、該第2
のクーポンが後続処理において使用され得るように該第
2のクーポンを発行する、発行手段と、を備え、それに
より上記目的が達成される。
【0040】プログレッシブクーポンスキームの一部で
ある第1のクーポンを実施するためのデータ構造を含む
コンピュータ読み出し可能格納媒体であって、該データ
構造が、処理における該第1のクーポンの価値を特定す
る、価値特定子と、該第1のクーポンの使用に対する限
定を特定する、制限特定子と、該第1のクーポンを認証
するために使用されるデータを含む、認証領域と、該第
1のクーポンの引受け時に受け取られる第2のクーポン
のパラメータを特定する、プログレッシブ領域と、を包
含し、それにより上記目的が達成される。
【0041】データ構造を含むコンピュータ読み出し可
能格納媒体が、前記クーポンを識別するクーポン識別子
をさらに含んでいてもよい。
【0042】前記認証領域が、公開鍵暗号システムに伴
った秘密鍵を用いてデジタル的に署名されたメッセージ
ダイジェストを含んでいてもよい。
【0043】前記第2のクーポンが、前記第1のクーポ
ンよりも金銭的価値が高くてもよい。
【0044】前記第2のクーポンが、前記第1のクーポ
ンとは異なる商品およびサービスに適用されてもよい。
【0045】前記第2のクーポンの価値が、ランダムに
決定されてもよい。
【0046】本発明の1つの実施態様は、クーポンを使
用すると別のクーポンが作成され、購買者はこの別のク
ーポンを後続購買処理において使用できるというプログ
レッシブクーポンスキームが容易にできるための方法お
よび装置を提供する。本方法は、プログレッシブクーポ
ンスキームを定義し格納する工程を含み、第1のクーポ
ンがどのように使用されたかを特定し、第2のクーポン
の生成を導く。購買処理の一部として第1のクーポンを
受け取る際に、システムは、第1のクーポンにおける識
別子を検査することによって第1のクーポンを識別す
る。次に、格納されたプログレッシブクーポンスキーム
において第1のクーポンを検索することによって、第1
のクーポンと第2のクーポンとを関連づける。最後に、
システムは、購買者によって後続購買処理において使用
されるべき第2のクーポンを購買者に発行する。
【0047】第2クーポンは、多くの点で第1のクーポ
ンと異なり得る。第2のクーポンは、第1のクーポンよ
り金銭的な価値が大きいことがあり得る。第1のクーポ
ンとは異なる商品およびサービスに適用されることがあ
り得る。第2のクーポンの価値は、ランダムに決定され
てもよい。
【0048】この目的のために、プログレッシブクーポ
ンスキームは、様々な形式をとり得る。スキームは、ク
ーポンユーザに知られてもよいし、知られなくてもよ
い。スキームは、静的でもよいし、または動的に決定さ
れてもよい(例えば、クーポン発行の一定時間後)。さ
らに、スキームは、予め設定された一続きのクーポンに
したがって秩序づけられてもよいし、またはスキームは
任意であってもよく、所定のランダム度を有してもよ
い。
【0049】上記実施態様の変形において、プログレッ
シブクーポンスキームを定義する工程は、綴られたクー
ポンを特定する工程を含み、ここで綴り中の各連続した
クーポンは、綴り中の前のクーポンの引き換えに応答し
て生成される。
【0050】別の変形において、第1のクーポンおよび
第2のクーポンは、通信チャネルを通して通信できる電
子クーポンの形態をとる。それは、例えば、コンピュー
タネットワーク、電話ネットワーク、またはディスクな
どのコンピュータ読み出し可能格納媒体である。
【0051】したがって、本発明は、クーポンを使用す
ると、購買者が後続購買において使用できる後続クーポ
ンが生成されるというプログレッシブクーポンスキーム
を容易に実現できる。スキーム中のクーポンが漸増する
値引きを提供するならば、購買者はより大きな値引きを
享受するために連続して購買することに心をそそられ得
る。連続するクーポンを前のクーポンとは異なる商品お
よびサービスに適用するならば、プログレッシブクーポ
ンスキームは、異なる商品およびサービスを交雑する市
場で販売するために使用され得る。第2のクーポンの価
値がランダムに決定されるならば、価値のあるクーポン
を得られるかもしれないという偶然の要素に心をそそら
れ得る。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に提示される記載により、当
業者は、本発明を作成および使用することができる。以
下の記載は、特定の用途およびその制約にしたがって与
えられる。開示される実施態様の種々の変更は、当業者
には容易に明らかとなり、本明細書中で規定される一般
的な原則は、本発明の精神および範囲を逸脱せずに他の
実施態様および用途に適用され得る。したがって、本発
明は、提示される実施態様に限定されるようには意図さ
れず、本明細書中に開示される原則および特徴に整合す
る最も広い範囲にしたがうものである。
【0053】分散型システム 図1は、本発明の実施態様による分散型コンピュータシ
ステムを例示する。本実施態様において、商業者システ
ム110は、ネットワーク100を通して第三者システ
ム120および顧客システム130に接続される。ネッ
トワーク100は一般に、コンピュータ間の任意の種類
の有線または無線リンクを意味し、ローカルエリアネッ
トワーク、ワイドエリアネットワーク、またはこれらの
ネットワークの組合せを含むが、これに限定されない。
本発明の1つの実施態様において、ネットワーク100
は、インターネットを含む。商業者システム110およ
び第三者システム120は、計算資源またはデータ格納
資源に関与するサービスへアクセスするための他のアプ
リケーションからの要求に応えるための機構を含むコン
ピュータネットワーク上の任意のノードであり得る。顧
客システム130は、商業者システム110を用いて金
融処理に参加するために商業者システム110と通信で
きるコンピュータネットワーク100上の任意のノード
であり得る。
【0054】商業者システム110は、ウエブサイト1
12を含む。ウエブサイト112は、インターネットな
どのネットワーク上のロケーションを提供する。ロケー
ションは、グラフィック画像および/またはテキストか
らなる相互結合された1つ以上の画面を含み、画面間を
移動するための手段を備える。ウエブサイト112など
のウエブサイトは一般に、他のウエブサイトへのリンク
を含む。本例示の実施態様において、ウエブサイト11
2は、商業者システム110上に存在し、商業者システ
ム110の所有者によって提供される商品またはサービ
スを販売するために使用される。例えば、ウエブサイト
112は、ネットワーク100を介してコンピュータソ
フトウエアを販売し得る。この目的のために、ウエブサ
イト112により、顧客は、売出された商品を漫然と読
み、特定品目の商品を注文できる。
【0055】同様に、顧客システム130は、ネットワ
ーク100上の種々のウエブサイト(商業者システム1
10上のウエブサイト112を含む)を漫然と読むため
に使用され得るブラウザ132を含む。ブラウザ132
は、NetscapeCommunicationsC
orporation(MountainView、C
alifornia)によって製造および配布されるN
etscapeNavigator3.0であってもよ
い。
【0056】第三者システム120は、ネットワーク1
00を介して他のアプリケーションによってアクセスさ
れ得るサービスとしてプログレッシブクーポンスキーム
を提供するクーポンサーバ122を含む。クーポンサー
バ122は、プログレッシブクーポンスキームの一部と
しての後続クーポンを発行するために使用され得るコー
ドおよびデータを含む。
【0057】図1に示されるシステムは、以下のように
動作する。ブラウザ132を操作するユーザは、商業者
システム110上のウエブサイト112を移動する。ユ
ーザがウエブサイト112から購買する品目(コンピュ
ータソフトウエアなど)を選択した後で、ユーザは、支
払金およびクーポン1を用いて品目に対する支払いをす
る(工程A)。ウエブサイト112は、支払金およびク
ーポン1を受け取り、クーポン1をクーポンサーバ12
2へ転送する(工程B)。クーポンサーバ122は、ク
ーポン1を受け取り、交換にクーポン2をウエブサイト
112に対し発行する(工程C)。
【0058】クーポンサーバ122は、クーポン1が有
効でないと判断する場合に、クーポン2の代わりにエラ
ー状態をウエブサイト112へ返信する。この場合、い
くつかの処理が行われ得る。クーポンサーバ122は、
このクーポンの引受けを決定できる。クーポンサーバ1
22は、ユーザに新しい取り替えクーポンを提供でき
る。または、クーポンサーバ122は、単に処理を拒絶
できる。
【0059】最後に、処理が完全に終了すれば、または
クーポン1が有効であると判断されれば、ウエブサイト
112は、クーポン2を返信し、商品を顧客システム1
30に送達させる(工程D)。クーポン2は、一旦ブラ
ウザ132へ返信されると、ウエブサイト112からの
同じまたは異なる製品に関与する後続処理に使用され得
る。
【0060】図1に示される実施態様において、クーポ
ンは、電子形態である。これにより、商業者および顧客
の両方にとってクーポンの取扱いがより簡単になる。電
子クーポンは、商業者にとって処理が簡単である。物理
的なクーポンを取り扱う人の労働を必要とせず、購買処
理の一部として自動的に処理され得るからである。電子
クーポンはまた、顧客にとっても使用が簡単である。電
子クーポンは、常にアクセス可能な顧客のコンピュータ
システム上に格納されているので、顧客は、忘れずに物
理的なクーポンを購買処理に持ち込むより仕方がない。
さらに、クーポンが顧客のコンピュータシステム上に存
在する場合にクーポンを自動的に購買処理に適用するよ
うに、顧客のコンピュータシステムのためのソフトウエ
アを設計することが可能である。この場合、システムが
自動的にクーポンを適用してくれるので、顧客は、自分
がクーポンを有していることを覚えておく必要がない。
電子クーポンは、コンピュータ読み出し可能格納媒体上
に格納され得る。コンピュータ読み出し可能格納媒体の
例としては、半導体メモリデバイス、磁気および光学格
納デバイス(ディスクドライブ、磁気テープ、CD(コ
ンパクトディスク)、およびDVD(デジタルビデオデ
ィスク)など)、ならびに搬送波に埋め込まれたコンピ
ュータ指示信号などがあり得るが、それらに限定されな
い。
【0061】上記実施態様において、ウエブサイト11
2、クーポンサーバ122、およびブラウザ132は、
別個のコンピュータシステム上に存在するが、こうであ
る必要はない。例えば、クーポンサーバ122およびウ
エブサイト112の機能は、単一の演算ノードにおいて
組み合わされ得る(1つのアプリケーションにすること
も可能である)。これは、商業者がプログレッシブクー
ポンスキームを提供する場合に意味がある。一方、プロ
グレッシブクーポンスキームが第三者によって提供され
るサービスであるならば、クーポンサーバ122は第三
者に属する別個の演算ノード上に存在する可能性が最も
高い。
【0062】他の構成も可能である。例えば、ブラウザ
132およびクーポンサーバ122は、同じ演算ノード
上に存在し得、またはブラウザ132およびウエブサイ
ト112は、同じ演算ノード上に存在し得る。
【0063】上記の実施態様において、プログレッシブ
クーポンスキームは、分散型コンピュータシステムを介
する電子商業処理の状況にしたがって実施される。しか
し、本発明は、電子商業または分散型コンピュータシス
テムに限定されない。他の実施態様において、システム
は、従来の紙のクーポンを用いて動作できる。
【0064】1つの実施態様において、紙のクーポンが
店における購買処理の一部として引き換えられる場合、
店のコンピュータシステムは、プログレッシブクーポン
スキームが容易にできるために顧客に対し後続クーポン
を自動的に印刷する。
【0065】コンピュータシステムは、本発明にとって
必要でさえない。別の実施態様において、店は、プログ
レッシブスキームを実施するためにクーポンの蓄えを維
持する。顧客が購買処理の一部として第1のクーポンを
使用するとき、その顧客は第2のクーポンを与えられ
る。顧客が第2のクーポンを使用するとき、その顧客は
第3のクーポンを与えられる。なお、コンピュータに基
づくスキームにおいては、店が異なるクーポンの集まり
を維持する必要がないので、処理がより簡単になる。
【0066】さらに別の実施態様において、顧客は、綴
られたクーポンを含むクーポン小冊子を与えられる。顧
客が小冊子中の第1のクーポンを使用するとき、顧客
は、小冊子にスタンプを受け取り、第2のクーポンが使
用可能になる。これを小冊子のすべてのクーポンが使い
きられるまで繰り返される。
【0067】クーポンの構造図2は、本発明の実施態様
によるプログレッシブクーポンスキームにおける使用の
ためのクーポン200の構造の一部を示す。クーポン2
00は、価値202、限定204、クーポン識別子20
6、プログレッシブクーポン処理208、グラフィック
/音声/テキスト領域209、および認証情報210な
どの多くの情報を含む。本発明の1つの実施態様におい
て、クーポン200は、オブジェクト指向プログラミン
グシステム内で定義されるオブジェクトによって表され
る。別の実施態様において、クーポン200は、上に列
記された情報が印刷またはコーディングされた物理的な
クーポンによって表される。
【0068】価値202は、クーポンの価値を含む。こ
れは、「購買価格から1ドル引き」または「1つ分の価
格で2つ」という程度の簡単なものである。あるいは、
100ドルまでの購買に対し10%引き、100ドルを
超える購買すべてに対して15%引きといった若干より
複雑になったものでもよい。一般に、クーポン200に
対し想定し得る任意の価値が使用され得る。
【0069】限定204は、クーポンの使用に対する限
定を特定するための情報を含む。この情報は一般に、ク
ーポンの有効期限の日付を含み、「1顧客につき1枚限
り」または「土曜日に限り使用可」などの他の制限を含
み得る。
【0070】クーポン識別子206は、クーポンを識別
する情報を含む。クーポン識別子206は、特定のクー
ポンを唯一識別するシリアル番号を含む場合がある。ク
ーポン識別子206は、クーポンがどの種類かを識別す
る情報だけを含む場合もある。例えば、クーポン識別子
206は、クーポンが所定のブランドの朝食シリアルの
購買に適用されるクーポンの種類であることを特定す
る。
【0071】プログレッシブクーポン処理208は、ク
ーポンの使用時における交換によって得られ得る次のク
ーポンについての情報を含む。この情報は、クーポンの
保持者にプログレッシブスキームにおける将来のクーポ
ンの価値についての知識を与える。この知識によって顧
客がクーポンを使用しようという気にさせられることが
期待される。あるいは、将来のクーポンの価値は、クー
ポン200が発行された後で決定され得る。この場合、
プログレッシブクーポン処理208は、新たに決定され
たプログレッシブクーポンスキームが格納される場所を
示す。
【0072】グラフィック/音声/テキスト領域209
は、クーポンの対象である製品または組織のための広告
として機能し得るグラフィック、音声、および/あるい
はテキスト情報を含み得る。例えば、領域209は、会
社のロゴ、映像広告、またはテキストの宣伝文句を含み
得る。
【0073】認証情報210は、クーポンが本物である
ことを確認するために使用され得る情報を含む。クーポ
ン200が電子形態であるならば、認証情報210は、
デジタル署名の形態をとり得る。例えば、デジタル署名
は、公開鍵暗号システムに伴った秘密鍵を使用すること
によって、クーポン内のデータを署名するために生成さ
れ得る。別の実施態様において、クーポンは、物理的な
紙であり、認証情報は、紙の上に印刷された、バーコー
ドなどの特別な模様の形態を仮定する。
【0074】上述のように、本発明の実施態様におい
て、クーポンは電子形態である。そのような電子クーポ
ンは、コピーを防ぐことが難しい。クーポンの保持者は
ほとんどだれでも、簡単にクーポンのバイナリコピーを
することができ、他の潜在的なクーポンの使用者に簡単
に配布することができるからである。しかし、このよう
なコピーおよび配布の簡便さは、一般にクーポンの配布
者にとっても利点である。クーポンシステムを実施する
コストの多くは、クーポンの印刷と配布に関与している
からである。電子クーポンの配布は、紙のクーポンの配
布よりも非常に簡単かつ安価である。
【0075】一方、使用され得るクーポンの数は、制限
されるのが好ましいことがある。例えば、商業者は、ク
ーポンの使用を1顧客につき1枚に制限したいことがあ
る。これは、クーポンを引き換える際にユーザに所定の
形態の身元証明を提示させることで達成できる。なお、
この身元証明は、必ずしも名前によって顧客を同定する
必要はない。例えば、顧客は、購買するために口座番号
の提示を求められ得る。この場合、クーポンの使用は、
システムによって認識される口座の数を制限すること、
そして各口座を用いて使用され得るクーポンの数を制限
することによって制限され得る。あるいは、クーポン
は、商業者に提示される最初の100コピーまでのクー
ポンだけが引き換えられ得るように限定され得る。たと
え何千コピーものクーポンが配布されたとしても、最初
の100コピーまでが引受けられる。一般に、電子クー
ポンの使用を制限する他の多くの方法が本発明と伴に使
用され得る。
【0076】クーポン交換処理 図3は、本発明の実施態様によって、第1のクーポンが
第2のクーポンとどのように交換されるかを示すフロー
チャートである。システムは、状態300から開始し、
状態302に進む。状態302において、図1の顧客シ
ステム130のユーザなどの顧客は、第1のクーポンを
受け取る。このクーポンは、電子メール通信を介して受
け取られ得る。あるいは、顧客によって、図1のウエブ
サイト112などのウエブサイトを漫然と読みながら取
り出され得る。クーポンは、元々クーポンサーバ122
に存在し得、中間体(intermediary)を介
して顧客へ渡される。次に、システムは状態304に進
む。状態304において、システムは、第1のクーポン
を後で使用するために格納する。これは、第1のクーポ
ンをランダムアクセスメモリ中に、または顧客システム
130内の磁気ディスクドライブなどの不揮発性格納装
置に格納する工程を含む。次に、システムは状態306
に進む。状態306において、顧客は、販売のための売
り込みを受け取る。この売り込みは、電子メール通信、
あるいはウエブサイト112などのウエブサイトを介し
て起こり得る。
【0077】次に、システムは状態308に進む。状態
308において、顧客は、販売のための売り込みを承諾
し、支払金および第1のクーポンを商業者に提出する
(これは、図1の工程Aに対応する)。この支払いは、
電子クレジットカード、電子チェック、またはデジタル
キャッシュなどの多くの方法で電子的に行われ得る。本
発明の1つの実施態様において、クーポンは、販売の時
点で物理的に提示されるスマートカードなどの携帯可能
な電子デバイス上に格納される。次に、システムは状態
310に進む。状態310において、商業者は、支払金
および第1のクーポンを受け取る。次に、システムは状
態312に進む。状態312において、商業者は、第1
のクーポンを図1のクーポンサーバ122へ送る(これ
は、図1の工程Bに対応する)。次に、システムは状態
314に進む。状態314において、システムは、第1
のクーポンと交換にクーポンサーバ122から第2のク
ーポンを受け取る(これは、図1の工程Cに対応す
る)。クーポンを交換する際のクーポンサーバ122に
よって行われる動作は、図4を参照して以下により詳細
に説明される。次に、システムは、状態316に進む。
状態316において、商業者は、第2のクーポンおよび
購買された商品を顧客に送る(これは、図1の工程Dに
対応する)。次に、システムは、最終状態の状態318
に進む。この処理の終了時に、顧客は、商業者からの同
じ商品およびサービス(あるいは、異なる商品およびサ
ービスも可能)を購入するために使用され得る第2のク
ーポンを有する。この上記処理は、プログレッシブクー
ポンに関与する各購買について繰り返される。
【0078】図4は、本発明の実施態様によって、どの
ようにクーポンサーバ122が次のクーポンに対する要
求を処理するかを示すフローチャートである。このシス
テムは、状態400で開始し、状態402に進む。状態
402において、システムは、プログレッシブクーポン
スキームを定義する。これは、スキーム中の連続するク
ーポンがどのように生成されるかを特定するパラメータ
を商業者から受け取ることによって達成され得る。ある
いは、クーポンサーバ122の所有者は、多くの有用な
プログレッシブクーポンスキームを定義し得、これらの
スキームを商業者が使用できるようにする。次に、シス
テムは状態408に進む。状態408において、システ
ムはプログレッシブクーポンスキームを格納する。これ
は、クーポンサーバ122によってアクセス可能なデー
タベースにスキームを格納することによって達成され得
る。あるいは、スキームは、クーポンサーバ122によ
ってアクセス可能な第三者システム120内の揮発また
は不揮発格納装置中に格納され得る。
【0079】次に、システムは状態406に進む。状態
406において、システムは、商業者システム110上
のウエブサイト112から第1のクーポンを受け取る
(これは、図1の工程Bに対応する)。次に、システム
は状態408進む。状態408において、システムは、
第1のクーポン中の識別情報を検査することによって第
1のクーポンを識別する(これは、図2のクーポン識別
子206に対応する)。次に、システムは、状態410
に進む。状態410において、システムは、格納された
プログレッシブクーポンスキーム中で第1のクーポンを
検索することによって第1のクーポンと第2のクーポン
とを関連づける。この検索は、第1のクーポンが第2の
クーポンと交換されるべきものであることを示す。次
に、システムは、状態412に進む。状態412におい
て、システムは、第2のクーポンを発行し、ウエブサイ
ト112へ第2のクーポンを返信する(これは、図1の
工程Cに対応する)。さらに、本発明の実施態様におい
て、クーポンサーバ122は、第1のクーポンが再使用
され得ないように第1のクーポンを無効にする。次に、
システムは、最終状態の状態414に進む。上記処理
は、クーポンサーバ122によって受け取られる各後続
クーポンについて繰り返される。
【0080】ウエブサイト112から受け取られたクー
ポンが無効な場合に何が生じるかは、図4に示されな
い。この場合、クーポンサーバ122は、第2のクーポ
ンを返信する代わりに、ウエブサイト112へエラーメ
ッセージを返信する。
【0081】本発明の1つの実施態様は、クーポンを使
用すると別のクーポンが作成され、購買者はこの別のク
ーポンを後続購買処理において使用できるというプログ
レッシブクーポンスキームが容易にできるための方法お
よび装置を提供する。本方法は、プログレッシブクーポ
ンスキームを定義し格納する工程を含み、第1のクーポ
ンがどのように使用されたかを特定し、第2のクーポン
の生成を導く。購買処理の一部として第1のクーポンを
受け取る際に、システムは、第1のクーポンにおける識
別子を検査することによって第1のクーポンを識別す
る。次に、格納されたプログレッシブクーポンシステム
において第1のクーポンを検索することによって、第1
のクーポンと第2のクーポンとを関連づける。最後に、
システムは、購買者によって後続購買処理において使用
されるべき第2のクーポンを購買者に発行する。第2の
クーポンは、多くの点で第1のクーポンと異り得る。第
2のクーポンは、第1のクーポンより金銭的な価値が大
きいことがあり得、また第1のクーポンとは異なる商品
およびサービスに適用されることがあり得、第2のクー
ポンの価値は、ランダムに決定されてもよい。上記実施
態様の変形において、プログレッシブクーポンスキーム
を定義する工程は、綴られたクーポンを特定する工程を
含み、ここで綴り中の各連続したクーポンは、綴り中の
前のクーポンの引き換えに応答して生成される。別の変
形において、第1のクーポンおよび第2のクーポンは、
通信チャネルを通して通信できる電子クーポンの形態を
とる。
【0082】本発明の実施態様の前述の記載は、例示お
よび説明だけの目的で提示された。例示および記載は、
あらゆる実施例を説明し尽くすものでもなければ、発明
を開示された形態に限定するものではない。多くの改変
および変更が当業者にとって明らかである。したがっ
て、上記開示は発明を限定するものではなく、発明の範
囲は、添付の請求項の範囲によって限定される。
【0083】
【発明の効果】本発明によると、1つの実施態様におい
て、クーポンを使用すると別のクーポンが作成され、購
買者はこの別のクーポンを後続購買処理において使用で
きるというプログレッシブクーポンスキームが容易にで
きるための方法および装置が提供される。本方法は、プ
ログレッシブクーポンスキームを定義し格納する工程を
含み、第1のクーポンがどのように使用されたかを特定
し、第2のクーポンの生成を導く。購買処理の一部とし
て第1のクーポンを受け取る際に、システムは、第1の
クーポンにおける識別子を検査することによって第1の
クーポンを識別する。次に、格納されたプログレッシブ
クーポンシステムにおいて第1のクーポンを検索するこ
とによって、第1のクーポンと第2のクーポンとを関連
づける。最後に、システムは、購買者によって後続購買
処理において使用されるべき第2のクーポンを購買者に
発行する。第2のクーポンは、多くの点で第1のクーポ
ンと異り得る。第2のクーポンは、第1のクーポンより
金銭的な価値が大きいことがあり得、また第1のクーポ
ンとは異なる商品およびサービスに適用されることがあ
り得、第2のクーポンの価値は、ランダムに決定されて
もよい。上記実施態様の変形において、プログレッシブ
クーポンスキームを定義する工程は、綴られたクーポン
を特定する工程を含み、ここで綴り中の各連続したクー
ポンは、綴り中の前のクーポンの引き換えに応答して生
成される。別の変形において、第1のクーポンおよび第
2のクーポンは、通信チャネルを通して通信できる電子
クーポンの形態をとる。それにより、クーポンを使用す
ると別のクーポンが作成され、購買者はこの別のクーポ
ンを後続購買処理において使用できるというプログレッ
シブクーポンスキームが容易にできるための方法および
装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様による分散型コンピュータシ
ステムを例示する図である。
【図2】本発明の実施態様によるプログレッシブクーポ
ンスキームにおいて使用されるために設計されたクーポ
ンの構成の一部を例示する図である。
【図3】本発明の実施態様において第1のクーポンが第
2のクーポンとどのように交換されるかを例示するフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の実施態様おいてどのようにクーポンサ
ーバが次のクーポンに対する要求を処理するかを例示す
るフローチャートである。
【符号の説明】
100 ネットワーク 110 商業者システム 112 ウエブサイト 120 第三者システム 122 クーポンサーバ 130 顧客システム 132 ブラウザ 200 クーポン

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログレッシブクーポンスキームが容易
    にできるようにクーポンを生成する方法であって、 該プログレッシブクーポンスキームを生成する工程であ
    って、第1のクーポンの使用がどのように第2のクーポ
    ンの生成を導くかをどのように決定するかを特定する工
    程を含む、工程と、 該プログレッシブクーポンスキームを格納する工程と、 該第1のクーポンを処理の一部として受け取る工程であ
    って、該第1のクーポンの保持者が該第1のクーポンを
    使用する、工程と、 該第1のクーポンにおける識別子を検査することによっ
    て該第1のクーポンを識別する工程と、 該プログレッシブクーポンスキームを参照することによ
    って、該第1のクーポンと該第2のクーポンとを関連づ
    ける工程と、 該第2のクーポンが後続処理において使用され得るよう
    に該第2のクーポンを発行する工程と、を包含する方
    法。
  2. 【請求項2】 前記プログレッシブクーポンスキームを
    定義する工程が、前記第2のクーポンの使用がどのよう
    に第3のクーポンの生成に導くかを特定する工程を含
    む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記プログレッシブクーポンスキームを
    定義する工程が、綴られたクーポンを特定する工程を含
    み、ここで該綴り中の各連続したクーポンは、該綴り中
    の前のクーポンの引き換えに応答して生成される、請求
    項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第2のクーポンが、前記第1のクー
    ポンよりも金銭的価値が高い、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のクーポンが、前記第1のクー
    ポンとは異なる商品およびサービスに適用される、請求
    項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のクーポンの価値が、ランダム
    に決定される、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記プログレッシブクーポンスキームが
    動的であり、随時変更可能である、請求項1に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記プログレッシブクーポンスキームが
    第1のクーポンの保持者に対して未知である、請求項1
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第2のクーポンを発行する工程が、
    1つより多いクーポンを発行できる、請求項1に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記第1のクーポンを受け取る工程
    が、販売時に使用され得るスマートカード上で前記第1
    のクーポンを受け取る工程を含む、請求項1に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第1のクーポンを用いてユーザ識
    別子を受け取る工程をさらに含み、前記第1のクーポン
    と前記第2のクーポンとを関連づける工程が、該第2の
    クーポンを選択するために該ユーザ識別子および該第1
    のクーポンを使用する工程を含む、請求項1に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第1のクーポンが再使用され得な
    いように該第1のクーポンを無効にする工程をさらに含
    む、請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第1のクーポンおよび前記第2の
    クーポンが通信チャネルを介して通信され得る電子クー
    ポンを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第1のクーポンの前記保持者が人
    間である、請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のクーポンの前記保持者がコ
    ンピュータシステムである、請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 プログレッシブクーポンスキームが容
    易にできるようにクーポンを生成する方法であって、 該プログレッシブクーポンスキームを定義する工程であ
    って、第1の電子クーポンの使用が該第1の電子クーポ
    ンと異なる条件を有する第2の電子クーポンの生成をど
    のように導くかをどのように決定するかを特定する工程
    を含む、工程と、 該プログレッシブクーポンスキームを格納する工程と、 該第1の電子クーポンを電子処理の一部として受け取る
    工程であって、該第1の電子クーポンの保持者が該第1
    の電子クーポンを使用する、工程と、 該第1の電子クーポンにおける識別子を検査することに
    よって該第1の電子クーポンを識別する工程と、 該プログレッシブクーポンスキームを参照することによ
    って、該第1の電子クーポンと該第2の電子クーポンと
    を関連づける工程と、 後続電子処理において該第2の電子クーポンを使用でき
    るように該第2の電子クーポンを発行する工程と、を包
    含する方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータによって実行される場合
    に、プログレッシブクーポンスキームが容易にできるよ
    うにクーポンを生成する方法を該コンピュータに行わせ
    る指示を格納するコンピュータ読み出し可能格納媒体で
    あって、 該プログレッシブクーポンスキームを定義する工程であ
    って、第1のクーポンの使用がどのように第2のクーポ
    ンの生成を導くかをどのように決定するかを特定する工
    程を含む、工程と、 該プログレッシブクーポンスキームを格納する工程と、 該第1のクーポンを処理の一部として受け取る工程であ
    って、該第1のクーポンの保持者が該第1のクーポンを
    使用する、工程と、 該第1のクーポンにおける識別子を検査することによっ
    て該第1のクーポンを識別する工程と、 該プログレッシブクーポンスキームを参照することによ
    って、該第1のクーポンと該第2のクーポンとを関連づ
    ける工程と、 該第2のクーポンが後続処理において該第1のクーポン
    の保持者によって使用され得るように該第2のクーポン
    を発行する工程と、を備えるコンピュータ読み出し可能
    格納媒体。
  18. 【請求項18】 プログレッシブクーポンスキームが容
    易にできるようにクーポンを生成する装置であって、 該クーポンを生成するコンピュータシステムと、 該コンピュータシステム内にある格納部であって、第1
    のクーポンの使用がどのように第2のクーポンの生成を
    導くかをどのように決定するかを特定するプログレッシ
    ブクーポンスキームを格納する、格納部と、 該コンピュータシステムに結合される入力であって、該
    第1のクーポンを処理から受け取り、該第1のクーポン
    の保持者が該第1のクーポンを使用する、入力と、 該入力に結合された関連づけ機構であって、該プログレ
    ッシブクーポンスキームを参照することによって、該第
    1のクーポンと該第2のクーポンとを関連づける、関連
    づけ機構と、 該コンピュータシステム内にある発行機構であって、該
    第2のクーポンが後続処理において使用され得るように
    該第2のクーポンを発行する、発行機構と、を備える装
    置。
  19. 【請求項19】 前記プログレッシブクーポンスキーム
    が、前記第2のクーポンの使用がどのように第3のクー
    ポンの生成に導くかを特定する、請求項18に記載の装
    置。
  20. 【請求項20】 前記プログレッシブクーポンスキーム
    が、綴られたクーポンを特定し、ここで該綴り中の各連
    続したクーポンは、該綴り中の前のクーポンの引き換え
    に応答して生成される、請求項18に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記第2のクーポンが、前記第1のク
    ーポンよりも金銭的価値が高い、請求項18に記載の装
    置。
  22. 【請求項22】 前記第2のクーポンが、前記第1のク
    ーポンとは異なる商品およびサービスに適用される、請
    求項18に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記第2のクーポンの価値が、ランダ
    ムに決定される、請求項18に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記プログレッシブクーポンスキーム
    が動的であり、随時変更可能である、請求項18に記載
    の装置。
  25. 【請求項25】 前記プログレッシブクーポンスキーム
    が前記第1のクーポンの保持者に対して未知である、請
    求項18に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記発行機構が、1つより多いクーポ
    ンを発行できるように構成される、請求項18に記載の
    装置。
  27. 【請求項27】 前記入力が、販売時にスマートカード
    から前記第1のクーポンを受け取るように構成される、
    請求項18に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記関連づけ機構が、前記第1のクー
    ポンを用いてユーザ識別子を受け取り、該第2のクーポ
    ンを選択するために該ユーザ識別子および該第1のクー
    ポンを使用するように構成される、請求項18に記載の
    装置。
  29. 【請求項29】 前記第1のクーポンが再使用され得な
    いように該第1のクーポンを無効にする、無効化機構
    を、さらに含む、請求項18に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記第1のクーポンおよび前記第2の
    クーポンが通信チャネルを介して通信され得る電子クー
    ポンを含む、請求項18に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記第1のクーポンの前記保持者が人
    間である、請求項18に記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記第1のクーポンの前記保持者がコ
    ンピュータシステムである、請求項18に記載の装置。
  33. 【請求項33】 プログレッシブクーポンスキームが容
    易にできるようにクーポンを生成する装置であって、 第1のクーポンの使用がどのように第2のクーポンの生
    成を導くかをどのように決定するかを特定するプログレ
    ッシブクーポンスキームを格納する、格納手段と、 該第1のクーポンを処理から受け取り、該第1のクーポ
    ンの保持者が該第1のクーポンを使用する、入力手段
    と、 該入力手段および識別手段に結合される関連づけ手段で
    あって、該プログレッシブクーポンスキームを参照する
    ことによって、該第1のクーポンと該第2のクーポンと
    を関連づける、関連づけ手段と、 該関連づけ手段に結合される発行手段であって、該第2
    のクーポンが後続処理において使用され得るように該第
    2のクーポンを発行する、発行手段と、を備える装置。
  34. 【請求項34】 プログレッシブクーポンスキームの一
    部である第1のクーポンを実施するためのデータ構造を
    含むコンピュータ読み出し可能格納媒体であって、該デ
    ータ構造が、 処理における該第1のクーポンの価値を特定する、価値
    特定子と、 該第1のクーポンの使用に対する限定を特定する、制限
    特定子と、 該第1のクーポンを認証するために使用されるデータを
    含む、認証領域と、 該第1のクーポンの引受け時に受け取られる第2のクー
    ポンのパラメータを特定する、プログレッシブ領域と、
    を包含する、 コンピュータ読み出し可能格納媒体。
  35. 【請求項35】 前記クーポンを識別するクーポン識別
    子をさらに含む、請求項34に記載のデータ構造を含む
    コンピュータ読み出し可能格納媒体。
  36. 【請求項36】 前記認証領域が、公開鍵暗号システム
    に伴った秘密鍵を用いてデジタル的に署名されたメッセ
    ージダイジェストを含む、請求項34に記載のデータ構
    造を含むコンピュータ読み出し可能格納媒体。
  37. 【請求項37】 前記第2のクーポンが、前記第1のク
    ーポンよりも金銭的価値が高い、請求項34に記載のデ
    ータ構造を含むコンピュータ読み出し可能格納媒体。
  38. 【請求項38】 前記第2のクーポンが、前記第1のク
    ーポンとは異なる商品およびサービスに適用される、請
    求項34に記載のデータ構造を含むコンピュータ読み出
    し可能格納媒体。
  39. 【請求項39】 前記第2のクーポンの価値が、ランダ
    ムに決定される、請求項34に記載のデータ構造を含む
    コンピュータ読み出し可能格納媒体。
JP17612599A 1998-06-30 1999-06-22 プログレッシブク―ポンシステム Withdrawn JP2000036078A (ja)

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