JP2000035850A - キーボード一体型情報機器 - Google Patents

キーボード一体型情報機器

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JP2000035850A
JP2000035850A JP10201629A JP20162998A JP2000035850A JP 2000035850 A JP2000035850 A JP 2000035850A JP 10201629 A JP10201629 A JP 10201629A JP 20162998 A JP20162998 A JP 20162998A JP 2000035850 A JP2000035850 A JP 2000035850A
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Sachio Nomura
祐夫 野村
Katsutoshi Suzuki
克俊 鈴木
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータの処理能力の向上に伴う発熱量
の増大に対して、低消費電力且つ高効率で放熱すること
が困難であった。 【解決手段】 キートップ2のスカート部2b,2bに
貫通孔2c,2cを形成し、ベース基板3上に熱伝導率
のよい熱伝達部材4を設ける。熱源Qからの熱をベース
基板3の表面側に伝達するために熱伝達部材4と熱源Q
とを一部で接触させる。また熱伝達部材4は前記貫通孔
2c,2cと対向する部分に突起3b,3bが形成され
ている。これにより、熱源Qからの熱が熱伝達部材4を
伝ってキートップ2側へ伝達され、キートップ2を指で
操作して押し下げたときにキートップ2とベース基板3
との間に対流が起こり、突起3b,3bによって上昇し
た熱が貫通孔2c,2cを通って外部へ放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ内部
の回路から発生する熱を外部へ放出することができるキ
ーボード一体型情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のキーボード一体型情報機
器(ノート型のコンピュータ等)に組込まれて使用され
るキーボード装置のキー30を示す断面図である。前記
キーボード装置のキー30は、キートップ31、支持部
材38、ベース基板39、付勢部材8および押圧部材9
が組み合わされ、前記組み合わせによるキー30が複数
配列されて形成されている。
【0003】前記キートップ31には、裏面にキートッ
プ31を支持する支持部材38が設けられている。この
支持部材38は、2つの支持部35a,35bが組み合
わされてパンタグラフ状に形成されている。また支持部
35a,35bの上側の先端には側方へ円柱状の突起3
6a,36bが形成され、前記突起36aは前記キート
ップ31の裏面に形成された支持部32aと回動可能に
連結され、前記突起36bは前記キートップ31の裏面
に形成された支持部32bにスライド可能に掛止されて
いる。
【0004】また支持部35a,35bの下側の先端に
は側方へ円柱状の突起37a,37bが形成され、前記
突起37aは前記ベース基板39上に形成された支持部
33aと回動可能に連結され、前記突起37bは前記ベ
ース基板39上に形成された支持部33bにスライド可
能に掛止されている。
【0005】前記キートップ31の裏面中央には半円状
の押圧部材9が一体に形成され、且つ前記ベース基板3
9上の前記押圧部材9が対向する位置に付勢部材8が設
けられている。前記付勢部材8はゴムなどの弾性体で形
成されて、前記押圧部材9を常に上方へ付勢しており、
手でキートップ31が押し下げられ、そして手が離れた
ときには前記付勢部材8の付勢力により上方へ押し戻さ
れるようになっている。
【0006】また図示していないが、ベース基板39に
は、フィルム状のスイッチ素子が配設され、キートップ
31が押し下げられると付勢部材8が変形し、付勢部材
8内に形成された突起(図示せず)がスイッチ素子を押
圧し、各キー30毎に決められている信号がホストコン
ピュータ側に送られて処理される。
【0007】上記のようにして形成されたキー30を用
いたキーボード装置は、例えばノートタイプのコンピュ
ータに装着されて使用されるが、近年のノートタイプの
コンピュータ等にあっては、処理能力の向上に伴い、コ
ンピュータ本体に内蔵されたCPU等をはじめとする電
子部品の熱源Qからの発熱量が増大する傾向にある。
【0008】そこで、上記のような熱源Qからの発熱を
抑えるため、(イ)コンピュータ本体に放熱用のファン
を内蔵して熱風を外部へ排気するという強制的に空冷す
る方法、(ロ)ヒートパイプなどの熱伝導体により熱源
Qからコンピュータ本体の筐体に熱を伝達し、筐体から
自然放熱させる方法、(ハ)上記(イ)と(ロ)を併用
する方法、等が採用されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のキーボード装置を用いた放熱構造では、以下に
示す問題があった。すなわち、強制的に空冷する上記
(イ)の方法においては、ノートタイプのような携帯用
コンピュータの分野では屋外等の外部から電源を確保で
きない場所で使用する場合電源として搭載するバッテリ
の持続時間がコンピュータの性能にとって重要となり、
放熱用ファンを用いるとファンを駆動するために余計な
電力を消費してしまうため、バッテリの持続時間が低下
してしまう。またコンピュータ本体の筐体内に放熱用フ
ァンを内蔵するとそのためのスペースが必要となり、コ
ンピュータ本体を小型化するには適さなくなると共に、
放熱用ファンの駆動音が発生して操作者に不快感を与え
るなどの問題があった。
【0010】また自然放熱を利用した上記(ロ)の方法
においては、コンピュータ本体の筐体から自然放熱させ
ることから、例えばコンピュータ本体を木製の机等の熱
伝導率の低い物体の上に置くと放熱効果が低減し、十分
に放熱することができないという問題があった。その他
の放熱構造としては、コンピュータ本体や蓋の筐体に給
気孔、排気孔を設け、これらの筐体内に外気を導入する
ことによって内部を冷却するという方法も提案されてい
る。しなしながら、この場合も給気孔や排気孔は限られ
た大きさであり、十分な放熱効果が得られるとは言い難
かった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、余計な電力を消費することなく、簡単
な構成で信頼性が高く且つ高効率な放熱を行なうことが
できるキーボード装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、機器本体に設
けられ、複数個配列されたキートップと、前記キートッ
プを上下動可能に支持する支持部材と、前記キートップ
を上方へ付勢する付勢部材と、キートップにより操作さ
れるスイッチ素子と、前記支持部材とスイッチ素子とが
取り付けられたベース基板とを有するキーボード一体型
情報機器において、熱源の発熱を前記ベース基板の表面
側へ導く放熱手段を有し、この放熱手段の放熱部がキー
トップ方向へ突出していることを特徴とするものであ
る。
【0013】この場合、放熱手段として例えばベース基
板に熱伝導性の良好な薄板を積層し、前記薄板と熱源と
を接触させて熱源からの熱をベース基板の表面側へ伝
え、さらに放熱手段の放熱部に山型の突起をキートップ
方向へ突設する。これにより熱源からの熱の対流が発生
して上昇し、キーとキーとの間の間隙から熱風が外部へ
放出されることにより、機器本体が冷却される。またキ
ートップを押し下げた場合にもキートップとベース基板
との間に生じた圧力により熱が上昇して外部へ放出され
ることにより、機器本体が冷却される。
【0014】また本発明は、機器本体に設けられ、複数
個配列されたキートップと、前記キートップを上下動可
能に支持する支持部材と、前記キートップを上方へ付勢
する付勢部材と、キートップにより操作されるスイッチ
素子と、前記支持部材とスイッチ素子とが取り付けられ
たベース基板とを有するキーボード一体型情報機器にお
いて、前記キートップには情報機器本体の熱源から発せ
られる熱を情報機器本体の上方へ排出させる貫通孔が形
成されていることを特徴とするものである。
【0015】上記手段により、熱源から生じて上昇した
熱が貫通孔を通って外部へ放出される。またキートップ
の裏面に形成されている凹部に保持されている熱も貫通
孔を通って外部へと放出される。さらにキートップを押
し下げた場合には、キートップとベース基板との間に生
じた圧力により熱が外部へ逃げようとするがこの場合も
貫通孔を通って外部へ放出される。このようにして機器
本体が冷却される。また本発明は、機器本体に設けら
れ、複数個配列されたキートップと、前記キートップを
上下動可能に支持する支持部材と、前記キートップを上
方へ付勢する付勢部材と、キートップにより操作される
スイッチ素子と、前記支持部材とスイッチ素子とが取り
付けられたベース基板とを有するキーボード一体型情報
機器において、熱源の発熱を前記ベース基板の表面側へ
導く放熱手段を有し、この放熱手段の放熱部がキートッ
プ方向へ突出し、且つキートップの前記放熱部に対向す
る部分に貫通孔が形成されていることを特徴とするもの
である。
【0016】上記手段によれば、放熱手段を有し、且つ
前記と同様な突起と貫通孔の両方を形成することによ
り、さらに熱を効率良く外部へ放出することができるよ
うになる。よって熱源からの発熱量が大きい場合には効
果的であり、冷却効果を高めることができる。上記手段
として山型の突起を設けた場合、前記突起が前記貫通孔
と対向する位置にあることにより、熱をより効率的に外
部へ放出することができる。
【0017】また本発明によれば、前記放熱手段が、ヒ
ートパイプまたは冷媒を封止した部材で形成されている
ことが好ましい。上記手段により、熱源で発生した熱を
均一に拡散することができ、一部分が高熱になり周辺の
回路などに不具合を生じさせることがなくなるとともに
放熱機能も持たせることができる。また前記放熱手段
が、金属製のベース基板であり、このベース基板に熱源
が接触していることが好ましい。上記手段によれば、金
属製のベース基板を放熱手段として形成し、このベース
基板を熱源に接触させることにより、熱源からの熱をベ
ース基板の表面側に導くことができる。
【0018】以上のようにして形成されたキーボード一
体型情報機器は、シンプルな構成で熱源からの熱を効率
良く外部へ排出することができる。よって機器本体特に
携帯型コンピュータの処理能力の向上に伴って発生する
発熱量の増大に対しても、電力を用いた冷却方法ではな
いためバッテリ駆動させた場合でも駆動時間を短縮させ
ることがない。また木製の机などの熱伝導率の低い場所
に置いた場合でも放熱効果が低減することはない。さら
に、機器本体の薄型化に伴うキーボード一体型情報機器
の薄型化および処理能力向上に伴う発熱量の増大により
キートップ自体が熱を持ち、操作者に不快感を与えると
いったことが防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキーボード一体型
情報機器を図面を参照して説明する。図1は本発明のキ
ーボード一体型情報機器におけるキーを示す一部省略断
面図、図2は本発明の第2の形態のキーボード一体型情
報機器におけるキーを示す一部省略断面図、図3は本発
明の第3の形態のキーボード一体型情報機器におけるキ
ーを示す一部省略断面図、図4ないし図8は放熱手段と
しての冷却用ヒートパイプを示す図である。
【0020】図1に示すキー1は、ベース基板3上にキ
ートップ2が設けられている。なお図示していないがキ
ー1に設けられる支持部材38、付勢部材8、押圧部材
9などは図9で示したものと同様に形成することができ
る。また支持部材38の取付位置については適宜変更す
ることができる。また図2および図3の他の実施の形態
についても同様である。
【0021】これによりキートップ2が上下動可能に支
持され、キートップ2が指で操作して押し下げられた場
合には押圧部材9が付勢部材8を圧縮するが、このとき
押圧部材9が付勢部材8の付勢力に抗して押圧される。
またキートップ2から指を離した場合には付勢部材8の
付勢力によってキートップ2が上方へ押し上げられ、元
の状態に復帰する。
【0022】図1に示すように本発明のキーボード一体
型情報機器は、例えばノートタイプのコンピュータに組
込まれて使用されるが、このとき情報機器本体のキーボ
ード装置の下側には熱源Qが位置している。この熱源Q
は、大型のIC、電源回路、各種記録再生機構などであ
る。
【0023】図1で示されるキートップ2は、上面部2
aがほぼ平坦な矩形状の部材で形成され、その周囲に下
方へ延びるスカート部2bが一体に形成されている。ま
たスカート部2bは、ベース基板3に対して垂直方向に
貫通孔2c,2cが形成されている。この場合の貫通孔
2c,2cの形状は、円形状または矩形状など種々変更
することができる。また貫通孔2c,2cの形成位置
は、キートップ2の前記スカート部よりも内側の上面部
2aであってもよい。
【0024】ベース基板3の表面側には、放熱手段とし
て熱伝導性のよい熱伝達部材4が設けられている。この
熱伝達部材4は、1〜2mm程度の厚さで且つ熱伝導率
のよいアルミ材、銅材、金属板にアルミ箔を形成したも
のなど適宜選択することができる。
【0025】図1に示すように、ベース基板3には挿通
口3a,3aが形成され、この挿通口3a,3a内に、
前記熱伝達部材4が溝状に折り曲げられ、前記挿通口3
a,3aに嵌め込まれている。この溝状の底部5,5と
熱源Qとが接触するように形成されている。また熱伝達
部材4は、キートップ2に形成された貫通孔2c,2c
に対向する位置に断面が山型の突起3b,3bが突設さ
れている。
【0026】前記熱伝達部材4としては、上記の他にグ
ラファイトシートやヒートパイプを使用してもよい。こ
のような部材としては、例えば図4ないし図8で示され
るものを使用することができる。図4は、冷却用ヒート
パイプHの第1の実施の形態であり、冷却液を内蔵した
一本のパイプ50aを並列にし、両端に空洞の筒部51
を一体に設け、各パイプ50aと筒部51とが貫通構造
となっている。図5は、冷却用ヒートパイプHの第2の
実施の形態であり、冷却液を内蔵した一本のパイプ50
bをジグザグ状に蛇行させたものである。図6は、冷却
用ヒートパイプHの第3の実施の形態であり、冷却液を
内蔵したパイプ50cを櫛形に形成したものである。図
7は、冷却用ヒートパイプHの第4の実施の形態であ
り、図4ないし図6に示すパイプ50(50a〜50
c)の上下部に平板52を固定したものである。なおこ
の平板52は、上下部のいずれか一方に設けてもよい。
図8は、熱伝達部材4に冷却用ヒートパイプHを一体に
形成したもので、熱伝達部材4にパイプ53の空洞が引
き抜き加工や空洞に高圧を加えて空洞を広げる等により
一体に形成されたものである。
【0027】図1に示すベース基板3は、金属基板、ガ
ラスエポキシ基板などで形成することができる。またベ
ース基板3の表面側には、それぞれのキーに対向するよ
うにスイッチ素子がパターン形成されたフィルム状のス
イッチが設けられている。この場合、付勢部材8の変形
によりスイッチ素子のスイッチをオンにしなければなら
ないため、熱伝達部材4には付勢部材8が挿通可能な孔
などが形成される。上記のように形成することにより、
キートップ2を押し下げたときに付勢部材8が押圧され
て縮み、付勢部材8内に形成された突起(図示せず)が
スイッチ素子を押圧することでスイッチがオンになり、
それぞれのキーが有する固有の信号がホスト側に送られ
て処理される。
【0028】上記のように形成されたキーボード一体型
情報機器は、熱源Qから発生した熱が熱伝達部材4の底
部5,5を伝わり、ベース基板3の表面側へ導かれる。
またこのとき熱伝達部材4により熱が均一に拡散する。
ここでキートップ2を指で押し下げることによりキート
ップ2と熱伝達部材4との間の圧力が増し、熱が外部へ
逃げようとする。このとき突起3b,3bにより対流が
発生して熱が突起3b,3bを伝って上昇し、突起3
b,3bの上方に位置しているキートップ2の貫通孔2
c,2c内を通って外部へ熱が放出される(図1中S
1,S2)。またキーを押し下げるという操作を行なっ
ていない場合でも、キートップ2裏面の凹部41まで上
昇して保持された熱は凹部41に溜まらずに貫通孔2
c,2cを通って外部へ放出される。
【0029】またキー1と隣り合うキーとの間に形成さ
れている隙間40,40からも一部の熱を逃がすことが
できる。したがって、キートップ2に貫通孔2c,2c
が形成されていない場合であっても、キートップ2の押
圧時の移動力により、前記突起3b、3bとキートップ
2の下面との間から前記隙間40,40に向けて熱を排
出させることができる。
【0030】図2は、本発明の他の形態のキーボード一
体型情報機器にかかるキー10である。このときのキー
トップ2は、前記したキー1と同様の形状で形成され、
貫通孔2c,2cも同様な位置に形成されている。図2
に示すように、キー10はべース基板13を有し、前記
ベース基板13は、アルミなどの金属板により形成する
ことができる。またベース基板13には貫通孔2c,2
cと対向する部分にキートップ2方向へ突出した突起1
3a,13aが形成されている。この突起13a,13
aはベース基板13の成形時に圧痕成形等で形成するこ
とができる。この形態では、ベース基板13自体が放熱
手段として使用されている。また前記ベース基板13
は、熱源Q側へ脚部15,15が一体に突設され、熱源
Qと接触する位置まで延びている。
【0031】上記のように形成した場合も、図1に示し
たキー1と同様に、熱源Qからの熱がベース基板13を
伝ってベース基板13の表面に伝えられる。このとき突
起13a,13aによってキートップ2が指で押し下げ
られたときにキートップ2とベース基板13との間で熱
の対流が発生し、突起13a,13aの部分では熱が上
昇し、この上昇した熱がキートップ2の押し下げ力によ
り発生する圧力とともに貫通孔2c,2c内を通って外
部へ放出される。
【0032】図3は、本発明のさらに他の形態のキーボ
ード一体型情報機器のキー20を示す。この場合もキー
トップ2は、前記したキー1と同様の形状で形成され、
貫通孔2c,2cも同様な位置に形成されている。図3
に示すキー20は、ベース基板23が設けられ、前記ベ
ース基板23はアルミなどの金属板から形成されてい
る。またベース基板23にはコ字状(上面から見た場
合)に切り込み部24,24が形成されて切起こされ、
山型に起立した突起23a,23aが形成されている。
また突起23a,23aの位置は、キートップ2の貫通
孔2c,2cの真下に位置している。また熱源Qからの
熱が伝わり易いように脚部25,25を形成し、脚部2
5,25と熱源Qとが接触している。
【0033】上記のように形成されたキー20は、上記
したキー1,10と同様に、熱源Qからの熱がベース基
板23の脚部25,25を伝ってベース基板23の表面
側に伝達される。このときキートップ2を操作して押し
下げることによりキートップ2とベース基板23との間
の突起23a,23aの部分で対流が起こり、熱を上昇
させ、突起23a,23aの上方に位置する貫通孔2
c,2c内を通って外部へ放出される。
【0034】またこのキー20では、ベース基板23に
突起23a,23aを起立させるための孔24,24が
形成されているためその孔24,24からも熱源Qから
の熱がベース基板23の表面側に放出させることが可能
になる。この熱もまた貫通孔2c,2cを通って外部へ
放出される。
【0035】図1ないし図3に示したキー1,10,2
0を用いたキーボード一体型情報機器により、熱源から
の熱をキーボード装置を介して外部へ放出することがで
き、コンピュータ本体を効率良くに冷却することができ
る。
【0036】本発明のキーボード一体型情報機器は、上
記した実施の形態に限られるものではなく、例えば貫通
孔の形状をキートップ2の表面の開口部の面積より裏面
の開口部の面積を大きくし、貫通孔内に熱を取り込み易
いように形成してもよい。またベース基板に冷却用ヒー
トパイプを埋め込んでもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明のキーボード一体型情報機器は、
熱源から発生する熱をシンプルな構成で効率的に外部へ
放出することができ、コンピュータ本体が高熱になるこ
とによって生じる不具合を防止することができる。しか
も携帯型コンピュータに使用した場合、処理能力向上に
伴う発熱量の増大に対して、冷却用として電力を消費す
ることがないため、バッテリ駆動で使用した場合に駆動
時間を短縮させるようなことがない。また、木製の机な
どの熱伝導率の低い場所に置いた場合でも、放熱効果を
低減させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーボード一体型情報機器にかかるキ
ーを示す断面図、
【図2】本発明の他の形態のキーボード一体型情報機器
にかかるキーを示す断面図、
【図3】本発明のさらに他の形態のキーボード一体型情
報機器にかかるキーを示す断面図、
【図4】第1の形態の冷却用ヒートパイプを示す平面
図、
【図5】第2の形態の冷却用ヒートパイプを示す平面
図、
【図6】第3の形態の冷却用ヒートパイプを示す平面
図、
【図7】第4の形態の冷却用ヒートパイプを示す側面
図、
【図8】第5の形態の冷却用ヒートパイプを示す斜視
図、
【図9】従来のキーボード一体型情報機器にかかるキー
を示す断面図、
【符号の説明】
Q 熱源 2 キートップ 2a 上面部 2b スカート部 2c 貫通孔 3 ベース基板 3a 挿通口 3b 突起 4 熱伝達部材 5 底部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報機器本体に設けられ、複数個配列さ
    れたキートップと、前記キートップを上下動可能に支持
    する支持部材と、前記キートップを上方へ付勢する付勢
    部材と、キートップにより操作されるスイッチ素子と、
    前記支持部材とスイッチ素子とが取り付けられたベース
    基板とを有するキーボード一体型情報機器において、 熱源の発熱を前記ベース基板の表面側へ導く放熱手段を
    有し、この放熱手段の放熱部がキートップ方向へ突出し
    ていることを特徴とするキーボード一体型情報機器。
  2. 【請求項2】 情報機器本体に設けられ、複数個配列さ
    れたキートップと、前記キートップを上下動可能に支持
    する支持部材と、前記キートップを上方へ付勢する付勢
    部材と、キートップにより操作されるスイッチ素子と、
    前記支持部材とスイッチ素子とが取り付けられたベース
    基板とを有するキーボード一体型情報機器において、 前記キートップには情報機器本体の熱源から発せられる
    熱を情報機器本体の上方へ排出させる貫通孔が形成され
    ていることを特徴とするキーボード一体型情報機器。
  3. 【請求項3】 情報機器本体に設けられ、複数個配列さ
    れたキートップと、前記キートップを上下動可能に支持
    する支持部材と、前記キートップを上方へ付勢する付勢
    部材と、キートップにより操作されるスイッチ素子と、
    前記支持部材とスイッチ素子とが取り付けられたベース
    基板とを有するキーボード一体型情報機器において、 熱源の発熱を前記ベース基板の表面側へ導く放熱手段を
    有し、この放熱手段の放熱部がキートップ方向へ突出
    し、且つキートップの前記放熱部に対向する部分に貫通
    孔が形成されていることを特徴とするキーボード一体型
    情報機器。
  4. 【請求項4】 前記放熱手段が、ヒートパイプまたは冷
    媒を封止した部材で形成されている請求項1または3に
    記載のキーボード一体型情報機器。
  5. 【請求項5】 前記放熱手段が、金属製のベース基板で
    あり、このベース基板に熱源が接触している請求項1ま
    たは3に記載のキーボード一体型情報機器。
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