JP2000035451A - 配電系統の負荷高調波特性測定方法および測定装置 - Google Patents

配電系統の負荷高調波特性測定方法および測定装置

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JP2000035451A
JP2000035451A JP21957598A JP21957598A JP2000035451A JP 2000035451 A JP2000035451 A JP 2000035451A JP 21957598 A JP21957598 A JP 21957598A JP 21957598 A JP21957598 A JP 21957598A JP 2000035451 A JP2000035451 A JP 2000035451A
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ign
load
harmonic
conductance
fundamental wave
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JP21957598A
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Takashi Ganji
崇 元治
Takayoshi Sawada
賢良 澤田
Soji Nishimura
荘治 西村
Toshihiko Shikata
俊彦 志方
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Kansai Electric Power Co Inc
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電系統の負荷アドミタンスYn および負荷
側電流源電流Ignを簡単にしかも正確に求めることので
きる方法および装置を提供する。 【解決手段】 この測定方法は、まず配電系統の高調波
コンダクタンスgn と基本波コンダクタンスg1 との関
係を表す比例定数αn 、井上モデルの高調波サセプタン
スbinの補正値βn 、負荷側電流源電流Ignの大きさと
基本波電流との関係を表す比例定数γn および負荷側電
流源電流Ignの位相の平均値δn を基本波計測および高
調波計測を行って求めておき(ステップ50)、次に配
電系統の基本波電圧V1 および基本波電流I1 を計測し
(ステップ51)、この計測した電圧V1 および電流I
1 ならびに前記定数等αn 、βn 、γn およびδn を用
いて、かつ負荷特性式に従って、ステップ52〜62の
処理を実施して、目的とする負荷アドミタンスYn およ
び負荷側電流源電流Ignを求めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配電系統の負荷
高調波特性(具体的には第n次の負荷アドミタンスYn
および負荷側電流源電流Ign)を測定する方法および装
置に関し、より具体的には、配電系統の負荷特性式(モ
デル)を構成する各種定数等を予め高調波計測によって
求めておき、次からは基本波計測のみによって上記負荷
特性式を用いて上記負荷高調波特性を測定する方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に配電系統の一例を簡略化して示
し、図10にその等価回路を示す。
【0003】上位系統2に変電所変圧器4を経由して配
電系統6が接続されている。配電系統6には、負荷8お
よび力率改善用のコンデンサ10が接続されている。力
率改善用には、電力系統の高調波発生を抑制するため
に、近年はリアクトル付コンデンサ12を設ける傾向に
ある。
【0004】両図中の符号の意味は以下のとおりであ
る。nは第n次調波を表し、1以上の整数である。高調
波としては、第5次調波に注目することが多い。なお、
電圧は、いずれも相電圧である。
【0005】En :上位系統の第n次調波電圧(2次側
換算値) Zn :変電所変圧器の第n次調波インピーダンス(2次
側換算値) Vn :配電系統の第n次調波電圧 In :変電所変圧器の2次側を流れる第n次調波電流 Yn :配電系統の第n次調波負荷アドミタンス bcn:力率改善用コンデンサの第n次調波サセプタンス bLcn :リアクトル付コンデンサの第n次調波サセプタ
ンス bLn:負荷の第n次調波サセプタンス gn :負荷の第n次調波コンダクタンス Ign:負荷の第n次調波電流源電流
【0006】図10の等価回路において次式が成立す
る。
【0007】
【数1】Yn =gn +jbn bn =bLn+bcn+bLcn Vn =(En +Zn ×Ign)/(1+Zn ×Yn )
【0008】ここでEn およびVn は実測することがで
き、Zn は計算で求めることができるけれども、これら
の値を数1のVn の式に代入しても、Yn およびIgnの
二つが明らかでないため、Yn およびIgnの値を個別に
求めることはできない。
【0009】この問題を解決する方法の一つに公知のS
C(力率改善用コンデンサ)開閉法がある。この方法
は、簡単に言えば、配電系統に接続しているコンデンサ
の開閉を行って配電系統に変動を与え、その変動の前後
二つの条件から、上記負荷アドミタンスYn および負荷
側電流源電流Ignを個別に求める方法である。
【0010】しかしこのSC開閉法は、開閉用のコンデ
ンサおよびスイッチ等が必要になるので、計測装置が大
がかりになり、計測が簡単でないという課題がある。
【0011】一方、負荷アドミタンスYn (より具体的
にはそれを構成するコンダクタンスgn およびサセプタ
ンスbn )を次の数2および数3の特性式(これをこの
明細書では井上モデルと呼ぶ)で表しておき、SC開閉
法に依らずに、負荷アドミタンスYn を求める方法が井
上氏によって提案されている(井上昌彦「電力系統の高
調波伝搬特性に関する一考察」、電気学会論文誌B 1
03巻7号、 p.459〜466 (昭58−
7))。
【0012】井上モデルでは高調波コンダクタンスgn
は次式で表される。ここで、g1 は基本波コンダクタン
ス、Aは次数に共通の定数であり1である(即ちgn =
g1と見なしている)。
【0013】
【数2】gn =A×g1 [S:ジーメンス]
【0014】井上モデルでは高調波サセプタンスbn は
次式で表される。ここで、SCは配電系統に存在するコ
ンデンサの容量[S]、Fは配電系統の力率、Bは次数
に共通の定数であり13.36である。
【0015】
【数3】 bn =n×SC−(B/n)√(1/F2 −1)×g1 [S]
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記井上モデルによれ
ば、SC開閉法に依らずに負荷アドミタンスYn を求め
ることはできるけれども、負荷側電流源電流Ignについ
ては考慮されていないので、負荷側電流源電流Ignを求
めることはできない。また、高調波電圧および高調波電
流の測定結果から負荷アドミタンスYn を求める場合、
負荷側電流源電流Ignが誤差要因となり、正確な負荷ア
ドミタンスYn を求めることができない。
【0017】また、上記のように近年は、高調波発生抑
制のために、力率改善用に単なるコンデンサの代わりに
リアクトル付コンデンサを設ける傾向にあるけれども、
井上モデルではこのリアクトル付コンデンサの容量が考
慮されていない。リアクトル付コンデンサがある場合と
無い場合とでは、高調波領域ではサセプタンスbn の値
が大きく異なってくる。これは、リアクトルのサセプタ
ンスは基本波のときのn倍になるからである。従って、
リアクトル付コンデンサの分、サセプタンスbn に誤差
が生じる。
【0018】そこでこの発明は、配電系統の負荷アドミ
タンスYn および負荷側電流源電流Ignを簡単にしかも
正確に求めることのできる測定方法および測定装置を提
供することを主たる目的とする。
【0019】なお、配電系統の負荷アドミタンスYn と
負荷インピーダンスとは単に互いに逆数の関係にあるだ
けであるので、負荷アドミタンスYn を求めれば負荷イ
ンピーダンスを求めたことと実質的に同じである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の測定方法は、
(イ)まず前記配電系統の高調波コンダクタンスgnと
基本波コンダクタンスg1 との関係を表す比例定数αn
、井上モデルの高調波サセプタンスbinの補正値βn
、負荷側電流源電流Ignの大きさと基本波電流との関
係を表す比例定数γn および負荷側電流源電流Ignの位
相の平均値δn を基本波計測および高調波計測を行って
求めておき、(ロ)次に前記配電系統の基本波電圧V1
(1は基本波を表す。以下同じ)および基本波電流I1
を計測し、この計測した電圧V1 および電流I1 ならび
に前記比例定数αn 、補正値βn 、比例定数γn および
平均値δn を用いて次の〜のステップを実施するこ
とを特徴としている。 基本波コンダクタンスg1 =実部(I1 /V1 )を演
算する。 高調波コンダクタンスgn =αn ×g1 を演算する。 井上モデルの高調波サセプタンスbinを演算する。 高調波サセプタンスbn =bin−βn を演算する。 負荷側電流源電流の大きさ|Ign|=γn ×|V1 |
×g1 を演算する。 負荷アドミタンスYn =gn +jbnを演算する。 負荷側電流源電流Ign=|Ign|δn を演算する。
【0021】上記測定方法によれば、配電系統の上記比
例定数αn 、補正値βn 、比例定数γn および平均値δ
n は、基本波計測および高調波計測を行って一度求めて
おけば、これらの定数等を用いることによって、次から
は、計測の容易な基本波計測(基本波電圧V1 および基
本波電流I1 の計測)のみによって、上記〜のステ
ップ中に示した負荷特性式に従って、負荷アドミタンス
Yn だけでなく負荷側電流源電流Ignをも正確に求める
ことができる。
【0022】しかもこの測定方法は、初めに上記比例定
数αn を求めるときはSC開閉法等に依る必要があるけ
れども、一旦上記比例定数αn 等を求めた後は、計測の
容易な基本波計測のみによって負荷アドミタンスYn お
よび負荷側電流源電流Ignを求めることができ、SC開
閉法に依る必要がないので、計測を行う度ごとにSC開
閉を行う必要のあるSC開閉法に比べて、計測が簡単で
ある。
【0023】また、上記補正値βn によってリアクトル
付コンデンサを考慮しており、更に上記比例定数αn に
よって基本波コンダクタンスg1 と高調波コンダクタン
スgn との差を考慮しているので、井上モデルそのもの
の場合よりも負荷アドミタンスYn を正確に求めること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明に係る測定方法および測
定装置は、簡単に言えば、以下の数4〜数9に示す負荷
特性式(モデル)を用いて目的とする負荷アドミタンス
Yn および負荷側電流源電流Ignを求めるものであり、
そのために予め図1および図2に示す流れに従って、上
記負荷特性式を構成する比例定数αn 、補正値βn 、比
例定数γn および平均値δn を配電系統ごとに(但し後
述するようにαn は全ての配電系統に共通な固定値とす
る)求めておく。そうすると、次からは、配電系統の条
件が変わらない限り、基本波計測(基本波電圧V1 およ
び基本波電流I1 の計測)のみで、上記αn 、βn 、γ
n 、δn および上記負荷特性式を用いて、図3に示す流
れに従って、目的とする負荷アドミタンスYn および負
荷側電流源電流Ignを簡単にかつ正確に求めることがで
きるというものである。以下それを項分けして詳述す
る。
【0025】(1)負荷特性式 負荷アドミタンスYn および負荷側電流源電流Ignにつ
いて次の負荷特性式を作成した。
【0026】(1−1)負荷アドミタンスYn に関する
特性式
【数4】Yn =gn +jbn [S]
【0027】ここで、gn は高調波コンダクタンス、b
n は高調波サセプタンス、jは虚数単位である。
【0028】
【数5】gn =αn ×g1 [S]
【0029】ここで、g1 は基本波コンダクタンス、α
n は前述した比例定数であり、井上モデルでは前述した
ように高調波コンダクタンスgn は基本波コンダクタン
スg1 と同じであるとしているが(数2の説明参照)、
それでは正確さに欠けるので、この発明では高調波用に
比例定数αn を設定している。
【0030】
【数6】bn =bin−βn [S]
【0031】ここで、binは、数3に示した井上モデル
に依る高調波サセプタンスbn と同じものであり、これ
を井上モデルの高調波サセプタンスと呼ぶことにする
(後述する数11参照)。βn は井上モデルの高調波サ
セプタンスbinの前述した補正値である。即ち、リアク
トル付コンデンサの容量を考慮するための補正値であ
る。
【0032】(1−2)負荷側電流源電流Ignに関する
特性式
【数7】Ign=|Ign|∠Ign [A]
【0033】ここで、|Ign|は負荷側電流源電流Ign
の大きさを表し、∠Ignは位相を表す。
【0034】
【数8】|Ign|=γn ×|V1 |×g1 [A]
【0035】ここで、|V1 |は基本波電圧の大きさで
あり、g1 は上述のとおりであり、γn は負荷側電流源
電流Ignの大きさを基本波計測から求めるための前述し
た比例定数である。
【0036】
【数9】∠Ign=δn [°]
【0037】ここで、δn は、負荷側電流源電流Ignの
位相を基本波計測から求めるための前述した位相の平均
値である。
【0038】(1−3)上記特性式の補足説明 上記基本波コンダクタンスg1 は、基本波電流I1 を基
本波電圧V1 で割ったものの実部(実数部)から、即ち
次式から求められる。
【0039】
【数10】g1 =実部(I1 /V1 )
【0040】上記井上モデルの高調波サセプタンスbin
は、次式で表される。これは数3と同じである。配電系
統に存在するコンデンサの容量SCおよび配電系統の力
率Fの求め方は後述する。定数Bはここでも13.36
を使用する。
【0041】
【数11】 bin=n×SC−(B/n)√(1/F2 −1)×g1 [S]
【0042】(2)αn 、βn 、γn 、δn の求め方 上記負荷特性式を構成する定数等αn 、βn 、γn 、δ
n を求める流れの一例を図1および図2を参照して説明
する。
【0043】(2−1)比例定数αn この比例定数αn は、例えばSC開閉法によって高調波
コンダクタンスgn および基本波コンダクタンスg1 を
求めることによって、αn =gn /g1 から求める(ス
テップ20)。但し、全ての配電系統についてSC開閉
法を実施するのは現実的ではないので、この発明では、
この比例定数αn だけは、全ての配電系統に共通な固定
値としている。
【0044】求めた比例定数αn は、後で使用できるよ
うに、例えばメモリ等に格納(出力)しておく(ステッ
プ21)。
【0045】(2−2)補正値βn この補正値βn を求めるためには、配電系統に存在する
リアクトル付コンデンサの容量LC[S]を例えば調査
によって求める(ステップ22)。リアクトル付コンデ
ンサには通常は6%または8%のリアクトルが付いてい
るので、ここではそれを6%(0.06)と見なして次
式中に用いている。
【0046】上記容量LCを用いて、次式に従って補正
値βn を求める(ステップ23)。
【0047】
【数12】 βn ={n+1/(0.06×n−1/n)}×LC
【0048】求めた補正値βn は、後で使用できるよう
に、例えばメモリ等に格納(出力)しておく(ステップ
24)。
【0049】(2−3)比例定数γn この比例定数γn は、簡単に言うと、基本波計測(ステ
ップ25)によって求めた基本波電圧V1 (ステップ2
5)、基本波コンダクタンスg1 (ステップ26)およ
び負荷アドミタンスYn (ステップ32)と、高調波計
測(ステップ33)によって求めた負荷側電流源電流I
gn(ステップ34)の大きさとから、次式によって求め
る(ステップ35)。この式は上記数8を変形したもの
である。
【0050】
【数13】γn =|Ign|/(|V1 |×g1 )
【0051】詳述すると、まず基本波電圧V1 および基
本波電流I1 を計測する(ステップ25)。そして上記
数10の演算を行って基本波コンダクタンスg1 を求め
る(ステップ26)。これと先に求めた比例定数αn と
から、数5の演算を行って高調波コンダクタンスgn を
求める(ステップ27)。
【0052】次に、高調波サセプタンスbn を求める準
備として、この例では、配電系統の半日〜1日程度以上
の基本波電圧V1 および基本波電流I1 の計測値から有
効電力Pおよび無効電力Qを求めて例えば図5に示すよ
うなPQ直線を求め(ステップ28)、そのY(Q軸)
切片から、配電系統に存在するコンデンサの容量SCを
求める(ステップ29)。配電系統の力率Fは、上記P
Q直線の傾きに対応しており、次式から求める(ステッ
プ29)。
【0053】
【数14】F=P/√(P2 +Q2
【0054】但し、基本波電圧V1 および基本波電流I
1 の計測を行う代わりに、配電系統の調査を行って、上
記容量SCおよび力率Fを求めても良い。
【0055】次に、上記基本波コンダクタンスg1 、容
量SCおよび力率Fを用いて、上記数11の演算を行っ
て井上モデルの高調波サセプタンスbinを求める(ステ
ップ30)。そしてこの井上モデルの高調波サセプタン
スbinと上記補正値βn とを用いて、上記数6の演算を
行って高調波サセプタンスbn を求める(ステップ3
1)。更にこの高調波サセプタンスbn と先に求めた高
調波コンダクタンスgnとを用いて、上記数4の演算を
行って負荷アドミタンスYn を求める(ステップ3
2)。
【0056】次に、高調波計測を実施して高調波電圧V
n および高調波電流In を計測し(ステップ33)、そ
の結果と先に(ステップ32で)求めた負荷アドミタン
スYn とを用いて、次式の演算を行って負荷側電流源電
流Ignを求める(ステップ34)。
【0057】
【数15】Ign=Vn ×Yn −In [A]
【0058】そして、上述したように、この負荷側電流
源電流Ignの大きさ|Ign|と、先に求めた基本波電圧
V1 および基本波コンダクタンスg1 とを用いて(ステ
ップ25および26)、上述した数13の演算を行って
比例定数γn を求める(ステップ35)。この比例定数
γn は、例えば図6中の直線の傾きに相当している。
【0059】求めた比例定数γn は、後で使用できるよ
うに、例えばメモリ等に格納(出力)しておく(ステッ
プ36)。
【0060】(2−4)位相の平均値δn 高調波計測等によって先に(ステップ34で)求めた負
荷側電流源電流Ignの位相は、例えば図7に示すよう
に、時間によって変動しており、この変動している位相
の平均値を求めてδn とする。即ち次式の演算を行う
(ステップ37)。
【0061】
【数16】δn =平均(∠Ign) [°]
【0062】求めた平均値δn は、後で使用できるよう
に、例えばメモリ等に格納(出力)しておく(ステップ
38)。
【0063】(3)負荷特性式を使用してYn 、Ignを
求める方法 上記(1)に示したように負荷特性式を決めておき、か
つ上記(2)で示したように予め定数等αn 、βn 、γ
n 、δn を一旦決めておけば、それらを用いて、次から
は配電系統の条件が変わらない限り、基本波計測のみで
目的とする負荷アドミタンスYn および負荷側電流源電
流Ignを求めることができる。その方法を図3を参照し
て説明する。
【0064】(3−1)負荷アドミタンスYn の求め方 まず、先に求めた上記定数等αn 、βn 、γn 、δn
を、以下の演算で用いることができるように、例えばメ
モリ等に取り込んで(入力して)おく(ステップ5
0)。
【0065】そして、基本波計測を実施して基本波電圧
V1 および基本波電流I1 を計測する(ステップ5
1)。
【0066】この計測した基本波電圧V1 、基本波電流
I1 および上記比例定数αn 等を用いて、先に説明した
ステップ26〜32の場合と同様にして、負荷アドミタ
ンスYn を求める(ステップ52〜58)。各ステップ
52〜58における処理内容は、前述したステップ26
〜32の処理内容とそれぞれ同じであるのでここでは重
複説明を省力する。
【0067】以上によって、目的とする負荷アドミタン
スYn を求めることができる。求めた負荷アドミタンス
Yn は、例えばディスプレイ、プリンタ等の出力手段に
出力する(ステップ59)。
【0068】(3−2)負荷側電流源電流Ignの求め方 上記比例定数γn 、上記基本波計測(ステップ51)で
求めた基本波電圧V1およびステップ52で求めた基本
波コンダクタンスg1 を用いて、上記数8の演算を行っ
て負荷側電流源電流Ignの大きさ|Ign|を求める(ス
テップ60)。
【0069】そしてこの大きさ|Ign|と上記位相の平
均値δn とを用いて、上記数7および数9の演算を行っ
て負荷側電流源電流Ignを求める(ステップ61)。
【0070】以上によって、目的とする負荷側電流源電
流Ignを求めることができる。求めた負荷側電流源電流
Ignは、例えばディスプレイ、プリンタ等の出力手段に
出力する(ステップ62)。
【0071】(4)測定装置 上記測定方法は、例えば図4に示す測定装置を用いるこ
とによって、省力化して実施することができ、それによ
って目的とする負荷アドミタンスYn および負荷側電流
源電流Ignを簡単に得ることができる。
【0072】この測定装置は、αn 設定手段70、LC
設定手段72、高速フーリエ変換器74、g1 演算手段
76、gn 演算手段78、βn 演算手段80、PQ直線
演算手段82、SC,F演算手段84、bin演算手段8
6、bn 演算手段88、Yn演算手段90、第1のIgn
演算手段92、γn 演算手段94、δn 演算手段96、
|Ign|演算手段98、第2のIgn演算手段100およ
び出力手段102を備えている。
【0073】αn 設定手段70およびLC設定手段72
は、例えばキーボード、設定器等から成る。g1 演算手
段76〜Ign演算手段100までの演算手段は、例えば
マイクロコンピュータによって簡単に実現することがで
きる。出力手段102は、例えばディスプレイ、プリン
タ等から成る。
【0074】αn 設定手段70は、上記のようにしてS
C開閉法等によって求めた比例定数αn を設定する。
【0075】LC設定手段72は、上記のように調査し
たリアクトル付コンデンサの容量LCを設定する。
【0076】高速フーリエ変換器74は、配電系統の電
圧Vおよび電流Iが入力され、それらを高速フーリエ変
換して基本波電圧V1 、基本波電流I1 、高調波電圧V
n および高調波電流In を出力する。
【0077】g1 演算手段76は、高速フーリエ変換器
74から出力される基本波電圧V1および基本波電流I1
を用いて、数10に示した基本波コンダクタンスg1
を演算する。
【0078】gn 演算手段78は、αn 設定手段70で
設定された比例定数αn およびg1演算手段76からの
基本波コンダクタンスg1 を用いて、数5に示した高調
波コンダクタンスgn を演算する。
【0079】βn 演算手段80は、LC設定手段72で
設定された容量LCを用いて、数12に示した補正値β
n を演算する。
【0080】PQ直線演算手段82は、高速フーリエ変
換器74から出力される基本波電圧V1 および基本波電
流I1 を用いて、前述したような(数5参照)PQ直線
を求める。
【0081】SC,F演算手段84は、PQ直線演算手
段82で求めたPQ直線から、前述したようにして、配
電系統に存在するコンデンサの容量SCおよび配電系統
の力率Fを求める。
【0082】但し、このPQ直線演算手段82およびS
C,F演算手段84を設ける代わりに、配電系統の調査
を行って、配電系統に存在するコンデンサの容量SCお
よび配電系統の力率Fを求めて、それらを次のbin演算
手段86に入力するようにしても良い。
【0083】bin演算手段86は、この例ではSC,F
演算手段84で求めた容量SC、力率Fおよびg1 演算
手段76からの基本波コンダクタンスg1 を用いて、数
11に示した井上モデルの高調波サセプタンスbinを演
算する。
【0084】bn 演算手段88は、βn 演算手段80か
らの補正値βn およびbin演算手段86からの井上モデ
ルの高調波サセプタンスbinを用いて、数6に示した高
調波サセプタンスbn を演算する。
【0085】Yn 演算手段90は、gn 演算手段78か
らのコンダクタンスgn およびbn演算手段88からの
サセプタンスbn を用いて、数4に示した負荷アドミタ
ンスYn を演算する。
【0086】Ign演算手段92は、高速フーリエ変換器
74からの高調波電圧Vn 、高調波電流In およびYn
演算手段90からの負荷アドミタンスYn を用いて、数
15に示した負荷側電流源電流Ignを演算する。
【0087】γn 演算手段94は、Ign演算手段92か
らの負荷側電流源電流Ign、高速フーリエ変換器74か
らの基本波電圧V1 およびg1 演算手段76からのコン
ダクタンスg1 を用いて、数13に示した比例定数γn
を演算する。
【0088】δn 演算手段96は、Ign演算手段92か
らの負荷側電流源電流Ignを用いて、数16に示した位
相の平均値δn を演算する。
【0089】|Ign|演算手段98は、γn 演算手段9
4からの定数γn 、高速フーリエ変換器74からの基本
波電圧V1 およびg1 演算手段76からのコンダクタン
スg1 を用いて、数8に示した負荷側電流源電流の大き
さ|Ign|を演算する。
【0090】Ign演算手段100は、|Ign|演算手段
98からの大きさ|Ign|およびδn 演算手段96から
の平均値δn を用いて、数7および数9に示した負荷側
電流源電流Ignを演算する。
【0091】出力手段102は、Yn 演算手段90から
の負荷アドミタンスYn およびIgn演算手段100から
の負荷側電流源電流Ignを出力する。
【0092】(5)実施例 関西電力のある変電所において、基本波計測および高調
波計測等を実施して、上記測定方法に従って上記定数等
αn 、βn 、γn 、δn を求め、更にこの定数等と前述
した負荷特性式とを用いて前述した負荷アドミタンスY
n および負荷側電流源電流Ignを求め、このようにして
求めたYn およびIgnを用いて数1中のVn 式から算出
した第n次調波電圧Vn の大きさと、実測による第n次
調波電圧Vn の大きさとを比較して、上記負荷特性式が
正確なものであるか否かを確かめた。高調波次数は、典
型的な第5次調波とした。従って、高調波次数nは、以
下では全て5としている。
【0093】(5−1)比例定数α5 比例定数α5 は、SC開閉法実施が可能な2箇所の変電
所の変圧器バンクにおいて、SC開閉法によってそれぞ
れ測定した結果である1.39および1.57の平均値
1.48を採用した。
【0094】(5−2)補正値β5 この補正値β5 および以下に述べる比例定数γ5 、平均
値δn は、上記変電所の第3変圧器バンクにおける基本
波計測および高調波計測から求めた。
【0095】この配電系統には250kVAのリアクト
ル付コンデンサが設けられていることが分かっており、
これからβ5 =0.0859が得られた。
【0096】(5−3)比例定数γ5 上記比例定数α5 、補正値β5 および図5に示すPQ直
線等から負荷アドミタンスY5 を求め、更にこれを用い
て求めた負荷側電流源電流Ig5と|V1 |×g1 との相
関図である図6中の直線の傾きから、γ=0.394が
得られた。
【0097】(5−4)位相の平均値δ5 上記(5−3)で求めた負荷側電流源電流Ig5の位相は
図7に示すようになり、これの平均値からδ5 =15
7.2が得られた。
【0098】(5−5)第5次調波電圧V5 上記α5 、β5 、γ5 、δ5 と前述した負荷特性式とを
用いて負荷アドミタンスYn および負荷側電流源電流I
gnを求め、更にこのYn およびIgnを数1中のVn 式に
代入して計算した第5次調波電圧V5 の大きさ(計算
値)と、実測による第5次調波電圧のV5 の大きさ(実
測値)とを図8に示す。両者は良く一致している。この
ことから、上記負荷特性式が正確なものであることが分
かる。
【0099】
【発明の効果】以上のようにこの発明の測定方法によれ
ば、配電系統の上記のような比例定数αn 、補正値βn
、比例定数γn および平均値δn を一度求めておけ
ば、次からは計測の容易な基本波計測のみによって、負
荷特性式に従って、配電系統の負荷アドミタンスYn だ
けでなく負荷側電流源電流Ignをも、正確にしかも簡単
に求めることができる。
【0100】またこの発明の測定装置によれば、上記測
定方法を省力化して実施することができ、それによって
目的とする負荷アドミタンスYn および負荷側電流源電
流Ignを簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る測定方法の内で、定数等を求め
る部分の流れの一例を示すフローチャートである。
【図2】この発明に係る測定方法の内で、定数等を求め
る部分の流れの一例を示すフローチャートであり、図1
に続く。
【図3】この発明に係る測定方法の内で、負荷特性式使
用でYn およびIgnを求める部分の流れの一例を示すフ
ローチャートである。
【図4】この発明に係る測定装置の一例を示すブロック
図である。
【図5】PQ直線を求めた例を示す図である。
【図6】負荷側電流源電流の大きさ|Ig5|と|V1 |
×g1 との関係の測定結果例を示す図である。
【図7】負荷側電流源電流の位相∠Ig5の測定結果例を
示す図である。
【図8】第5次調波電圧V5 の大きさの実測値と計算値
の例を示す図である。
【図9】配電系統の一例を簡略化して示す単線接続図で
ある。
【図10】図9の配電系統の等価回路図である。
【符号の説明】
6 配電系統 70 αn 設定手段 72 LC設定手段 74 高速フーリエ変換器 76 g1 演算手段 78 gn 演算手段 80 βn 演算手段 86 bin演算手段 88 bn 演算手段 90 Yn 演算手段 92 第1のIgn演算手段 94 γn 演算手段 96 δn 演算手段 98 |Ign|演算手段 100 第2のIgn演算手段 102 出力手段 Yn 負荷アドミタンス Ign 負荷側電流源電流 αn 高調波コンダクタンスの比例定数 βn 井上モデルの高調波サセプタンスの補正値 γn 負荷側電流源電流の大きさの比例定数 δn 負荷側電流源電流の位相の平均値 Vn 変圧器2次側の第n次調波電圧 In 変圧器2次側の第n次調波電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 賢良 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 西村 荘治 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内 (72)発明者 志方 俊彦 京都府京都市右京区梅津高畝町47番地 日 新電機株式会社内 Fターム(参考) 2G028 AA02 BF01 CG08 CG11 DH14 FK01 FK02 KQ01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電系統の負荷アドミタンスYn (nは
    第n次の高調波を表す。以下同じ)および負荷側電流源
    電流Ignを測定する方法において、 (イ)まず前記配電系統の高調波コンダクタンスgn と
    基本波コンダクタンスg1 との関係を表す比例定数αn
    、井上モデルの高調波サセプタンスbinの補正値βn
    、負荷側電流源電流Ignの大きさと基本波電流との関
    係を表す比例定数γn および負荷側電流源電流Ignの位
    相の平均値δn を基本波計測および高調波計測を行って
    求めておき、 (ロ)次に前記配電系統の基本波電圧V1 (1は基本波
    を表す。以下同じ)および基本波電流I1 を計測し、こ
    の計測した電圧V1 および電流I1 ならびに前記比例定
    数αn 、補正値βn 、比例定数γn および平均値δn を
    用いて次の〜のステップを実施することを特徴とす
    る配電系統の負荷高調波特性測定方法。 基本波コンダクタンスg1 =実部(I1 /V1 )を演
    算する。 高調波コンダクタンスgn =αn ×g1 を演算する。 井上モデルの高調波サセプタンスbinを演算する。 高調波サセプタンスbn =bin−βn を演算する。 負荷側電流源電流の大きさ|Ign|=γn ×|V1 |
    ×g1 を演算する。 負荷アドミタンスYn =gn +jbnを演算する。 負荷側電流源電流Ign=|Ign|δn を演算する。
  2. 【請求項2】 配電系統の負荷アドミタンスYn (nは
    第n次の高調波を表す。以下同じ)および負荷側電流源
    電流Ignを測定する装置において、 前記配電系統の高調波コンダクタンスgn と基本波コン
    ダクタンスg1 との関係を表す比例定数αn を設定する
    αn 設定手段と、 前記配電系統のリアクトル付コンデンサの容量LCを設
    定するLC設定手段と、 前記配電系統の電圧および電流が入力されそれらを高速
    フーリエ変換して基本波電圧V1 (1は基本波を表す。
    以下同じ)、基本波電流I1 、高調波電圧Vn(nは第
    n次の高調波を表す。以下同じ)および高調波電流In
    を出力する高速フーリエ変換器と、 この高速フーリエ変換器から出力される基本波電圧V1
    および基本波電流I1を用いて基本波コンダクタンスg1
    =実部(I1 /V1 )を演算するg1 演算手段と、 前記αn 設定手段で設定された比例定数αn および前記
    g1 演算手段からのコンダクタンスg1 を用いて高調波
    コンダクタンスgn =αn ×g1 を演算するgn 演算手
    段と、 前記LC設定手段で設定された容量LCを用いて井上モ
    デルの高調波サセプタンスbinの補正値βn を演算する
    βn 演算手段と、 前記配電系統に存在するコンデンサの容量SC、前記配
    電系統の力率Fおよび前記g1 演算手段からのコンダク
    タンスg1 を用いて井上モデルの高調波サセプタンスb
    inを演算するbin演算手段と、 前記βn 演算手段からの補正値βn および前記bin演算
    手段からの井上モデルの高調波サセプタンスbinを用い
    て高調波サセプタンスbn =bin−βn を演算するbn
    演算手段と、 前記gn 演算手段からのコンダクタンスgn および前記
    bn 演算手段からのサセプタンスbn を用いて負荷アド
    ミタンスYn =gn +jbnを演算するYn 演算手段と、 前記高速フーリエ変換器からの高調波電圧Vn および高
    調波電流In ならびに前記Yn 演算手段からの負荷アド
    ミタンスYn を用いて負荷側電流源電流Ign=Vn Yn
    −In を演算する第1のIgn演算手段と、 この第1のIgn演算手段からの負荷側電流源電流Ign、
    前記高速フーリエ変換器からの基本波電圧V1 および前
    記g1 演算手段からのコンダクタンスg1 を用いて負荷
    側電流源電流Ignの大きさと基本波電流との関係を表す
    比例定数γn =|Ign|/(|V1 |×g1 )を演算す
    るγn 演算手段と、 前記第1のIgn演算手段からの負荷側電流源電流Ignを
    用いて当該電流Ignの位相の平均値δn を演算するδn
    演算手段と、 前記γn 演算手段からの比例定数γn 、前記高速フーリ
    エ変換器からの基本波電圧V1 および前記g1 演算手段
    からのコンダクタンスg1 を用いて負荷側電流源電流の
    大きさ|Ign|=γn ×|V1 |×g1 を演算する|I
    gn|演算手段と、 この|Ign|演算手段からの大きさ|Ign|および前記
    δn 演算手段からの平均値δn を用いて負荷側電流源電
    流Ign=|Ign|δn を演算する第2のIgn演算手段
    と、 この第2のIgn演算手段からの負荷側電流源電流Ignお
    よび前記Yn 演算手段からの負荷アドミタンスYn を出
    力する出力手段とを備えることを特徴とする配電系統の
    負荷高調波特性測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010125799A1 (ja) 2009-04-27 2010-11-04 塩野義製薬株式会社 Pi3k阻害活性を有するウレア誘導体
JP2014044188A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Tohoku Electric Power Co Inc 高調波計測方法および高調波計測装置
JP2015219189A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 一般財団法人電力中央研究所 高調波推定装置、高調波推定方法及び高調波推定プログラム

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WO2010125799A1 (ja) 2009-04-27 2010-11-04 塩野義製薬株式会社 Pi3k阻害活性を有するウレア誘導体
JP2014044188A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Tohoku Electric Power Co Inc 高調波計測方法および高調波計測装置
JP2015219189A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 一般財団法人電力中央研究所 高調波推定装置、高調波推定方法及び高調波推定プログラム

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