JP2000035351A - 流体振動形流量計 - Google Patents

流体振動形流量計

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JP2000035351A
JP2000035351A JP11062345A JP6234599A JP2000035351A JP 2000035351 A JP2000035351 A JP 2000035351A JP 11062345 A JP11062345 A JP 11062345A JP 6234599 A JP6234599 A JP 6234599A JP 2000035351 A JP2000035351 A JP 2000035351A
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wall portion
upstream end
fluid vibration
semi
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JP11062345A
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Minoru Kumagai
稔 熊谷
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間壁部の上流側端面において生じる渦の発
生を防止することによって、測定精度の向上を図ること
のできる流体振動形流量計を提供することを課題として
いる。 【解決手段】 ノズル流路210から下流側流路220
に噴出する噴流の流体振動に基づいて流量を検出するよ
うに構成した流量測定部FM1、FM2を、中間壁部1
10の一方の面111側及び他方の面112側に備えて
なる流体振動形流量計であって、中間壁部110は、そ
の上流側端面113が上流側に向けて半円形状に盛り上
がる断面形状をしていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2次元流路のノ
ズル流路出口部付近の位置に生じる流体振動から流量を
検出する流体振動形流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流体振動形流量計としては、例
えば図16及び図17に示すものが知られている。これ
らの図に示す流体振動形流量計FMは、カバー5で閉じ
られるハウジング1内に一対のノズル部材2、2を設け
ることにより、同ハウジング1内にノズル流路210を
構成すると共に、このノズル流路210の上流側及び下
流側にぞれぞれ上流側流路200及び下流側流路220
を構成する構造になっている。下流側流路220には、
ノズル流路210の延長線上(中心線C上)にターゲッ
ト3が設けられている。そして、ノズル流路210を通
って噴出するガス(流体)がターゲット3に衝突するこ
とによって流体振動が発生し、この流体振動に基づいて
流量を検出する原理になっている。
【0003】上記ハウジング1は、中間壁部110の一
方の面111側及び他方の面112側のそれぞれに、凹
状に形成された箱型矩形状の溝1aを有するもので一体
に形成されている。そして、各溝1aの表面をカバー5
で覆うことによって、上流側流路200、ノズル流路2
10及び下流側流路220からなる2次元流路を中間壁
部110の両側に構成するようになっている。すなわ
ち、上流側流路200、ノズル流路210及び下流側流
路220は、溝1aの底面である中間壁部110の一方
の面111又は他方の面112からの高さ(図16の紙
面に直交する方向である厚さ方向の寸法)が一定で、中
心線Cを介して左右対称の2次元流路を構成している。
【0004】さらに、ハウジング1には、中間壁部11
0の一方の面111側及び他方の面112側のそれぞれ
に、流入口1b及び流出口1cが設けられている。ま
た、ハウジング1には、カバー5を固定するためのねじ
穴1eが形成されていると共に、ノズル部材2を固定す
るためのねじ穴(図示せず)が形成されている。ねじ穴
1eには、カバー5を固定するためのボルト6がねじ込
まれるようになっている。そして、ノズル部材2には、
上記ボルト6の通る貫通孔2aが形成されていると共
に、ノズル部材2をハウジング1に固定するためのボル
ト7の貫通孔2bが形成されている。
【0005】また、中間壁部110における一方の面1
11及び他方の面112のそれぞれには、中心線Cに対
して左右対称の位置に圧力取出口4が2つずつ開口して
いる。
【0006】以上のように、上記流体振動形流量計FM
は、中間壁部110の一方の面111側及び他方の面1
12側のそれぞれに、第1の流量測定部FM1及び第2
の流量測定部FM2を有する構成になっている。また、
図16及び図17において、1fはターゲット3の脚部
3aを保持する凹部である。脚部3aの上面は、凹部1
fに嵌合した状態において、一方の面111又は他方の
面112と面一状になるようになっている。さらに、図
17において81はガス供給路であり、82はガス排出
路である。
【0007】そして、上記のように構成された流体振動
形流量計FMにおいては、流体振動の周波数と、ガス
(流体)の流量あるいは流速が比例関係にあることか
ら、流量を測定することができ、かつ流量測定部FM
1、FM2が2つ設けられているから大流量の測定がで
きる。しかも、すでに実績のある同一の流体振動形流量
計としての流量測定部FM1、FM2を二つ設けるだけ
ですむから、大形流量計の開発に要する費用を大幅に低
減することができるという利点がある。また、流体振動
を検出する圧力センサーは、流量測定部FM1あるいは
FM2のどちらか一方だけでよい。
【0008】なお、上記流体振動形流量計FMは、LP
ガスの流量を測定するものであり、LPガスの流体振動
を測定することになる。ただし、上記構造の流体振動形
流量計FMにあっては、LPガス以外の他の気体や、液
体の流量を測定することも可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記流体振
動形流量計FMにおいては、中間壁部110における上
流側端面110aが一方の面111及び他方の面112
に対して直角に形成された状態になっているので、ガス
供給路81から供給されてきたガスが一方の面111側
及び他方の面112側に分かれる際に渦が発生し、この
渦がノズル流路210から噴出する噴流の流体振動に乱
れを生じさせる原因となっていることが明らかになって
きた。すなわち、上記渦の発生を防止することによっ
て、測定精度の向上を図ることができるという知見をえ
た。
【0010】この発明は上記知見に基づきなされたもの
であり、中間壁部の上流側端面において生じる渦の発生
を防止することによって、測定精度の向上を図ることの
できる流体振動形流量計を提供することを課題としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に係る発明は、ノズル流路(210)から
下流側流路(220)に噴出する噴流の流体振動に基づ
いて流量を検出するように構成した流量測定部(FM
1、FM2)を、中間壁部(110)の一方の面(11
1)側及び他方の面(112)側に備えてなる流体振動
形流量計であって、前記中間壁部(110)は、その上
流側端面(113)が上流側に向けて半円形状に盛り上
がる断面形状をしていることを特徴としている。
【0012】請求項2に係る発明は、ノズル流路(21
0)から下流側流路(220)に噴出する噴流の流体振
動に基づいて流量を検出するように構成した流量測定部
(FM1、FM2)を、中間壁部(110)の一方の面
(111)側及び他方の面(112)側に備えてなる流
体振動形流量計であって、前記中間壁部(110)の上
流側端面(110a)には、上流側に向けて半円形状に
盛り上がる断面形状を有する半円柱部材(120)が取
り付けられていることを特徴としている。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明において、半円柱部材(120)はピン(130)を
介して中間壁部(110)の上流側端面(110a)に
固定されていることを特徴としている。
【0014】請求項4に係る発明は、ノズル流路(21
0)から下流側流路(220)に噴出する噴流の流体振
動に基づいて流量を検出するように構成した流量測定部
(FM1、FM2)を、中間壁部(110)の一方の面
(111)側及び他方の面(112)側に備えてなる流
体振動形流量計であって、前記中間壁部(110)は、
その上流側端面(114)が上流側に向けて二等辺三角
形状に盛り上がる断面形状をしていることを特徴として
いる。
【0015】請求項5に係る発明は、ノズル流路(21
0)から下流側流路(220)に噴出する噴流の流体振
動に基づいて流量を検出するように構成した流量測定部
(FM1、FM2)を、中間壁部(110)の一方の面
(111)側及び他方の面(112)側に備えてなる流
体振動形流量計であって、前記中間壁部(110)の上
流側端面(110a)には、上流側に向けて二等辺三角
形状に盛り上がる断面形状を有する二等辺三角柱部材
(121)が取り付けられていることを特徴としてい
る。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項5に係る発
明において、二等辺三角柱部材(121)はピン(13
0)を介して中間壁部(110)の上流側端面(110
a)に固定されていることを特徴としている。
【0017】請求項7に係る発明は、請求項2に係る発
明において、中間壁部(110)の上流側端面(110
a)及び半円柱部材(120)の弦に位置する基礎平面
(120b)のいずれか一方の面には、その幅方向に延
びる凹状の溝(110c)を設け、他方の面には、前記
溝(110c)に嵌合する突条(120d)を設けてな
り、前記突条(120d)を前記溝(110c)に嵌合
することにより、半円柱部材(120)を中間壁部(1
10)の上流側端面(110a)に固定していることを
特徴としている。
【0018】請求項8に係る発明は、請求項5に係る発
明において、中間壁部(110)の上流側端面(110
a)及び二等辺三角柱部材(121)の底辺に位置する
基礎平面(121b)のいずれか一方の面には、その幅
方向に延びる凹状の溝(110c)を設け、他方の面に
は、前記溝(110c)に嵌合する突条(121d)を
設けてなり、前記突条(121d)を前記溝(110
c)に嵌合することにより、二等辺三角柱部材(12
1)を中間壁部(110)の上流側端面(110a)に
固定していることを特徴としている。
【0019】請求項9に係る発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7又は8に係る発明において、中間壁
部(110)を複数備えていることを特徴としている。
【0020】そして、上記のように構成された請求項1
に係る発明においては、中間壁部(110)における上
流側端面(113)が上流側に向けて半円形状に盛り上
がる断面形状に形成されているから、上流側から流れて
きた流体が半円形状の上流側端面(113)を介して一
方の面(111)側及び他方の面(112)側に均等に
かつスムーズに分流するようになる。したがって、一方
の面(111)側及び他方の面(112)側に流れる流
量が等しくなると共に、中間壁部(110)の上流側端
面(113)で渦が発生するのを防止することができる
ので、測定精度の向上を図ることができる。
【0021】請求項2に係る発明においては、半円柱部
材(120)を中間壁部(110)とは別体のものとし
て加工することができるから、半円柱面(120a)の
加工が極めて容易になる。したがって、製造コストの低
減を図ることができる。また、半円柱部材(120)を
射出成形やダイキャスト等によって成形することによ
り、さらに製造コストの低減を図ることができる。その
他、請求項1に係る発明と同様の作用を奏する。
【0022】請求項3に係る発明においては、半円柱部
材(120)がピン(130)を介して中間壁部(11
0)の上流側端面(110a)に固定されるようになっ
ているから、例えば接着剤等を用いて固定する場合のよ
うにな位置のズレがない。したがって、半円柱部材(1
20)を、中間壁部(110)における上流側端面(1
10a)の正確な位置に簡単に取り付けることができ
る。その他、請求項1及び請求項2に係る発明と同様の
作用を奏する。
【0023】請求項4に係る発明においては、中間壁部
(110)における上流側端面(114)が上流側に向
けて二等辺三角形状に盛り上がる断面形状に形成されて
いるから、上流側から流れてきた流体が上流側端面(1
14)の二等辺三角形状の頂点を境にして一方の面(1
11)側及び他方の面(112)側に均等にかつスムー
ズに分流するようになる。したがって、請求項1に係る
発明と同様の作用を奏する。ただし、上流側端面(11
4)が二等辺三角形状に形成されているので、、その頂
点で流量を均等に分流する点において請求項1に係る発
明よりも優れており、また頂点における渦流の発生を防
止する点においても請求項1に係る発明よりも優れてい
る。
【0024】請求項5に係る発明においては、中間壁部
(110)の上流側端面(110a)に二等辺三角柱部
材(121)を設けているから、その二等辺三角形状の
頂点で流量を均等に分流する点において請求項2に係る
発明よりも優れており、また頂点における渦流の発生を
防止する点においても請求項2に係る発明よりも優れて
いる。その他、請求項1、請求項2及び請求項4に係る
発明と同様の作用を奏する。
【0025】請求項6に係る発明においては、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4及び請求項5に係る
発明と同様の作用を奏する。
【0026】請求項7に係る発明においては、半円柱部
材(120)が突条(120d)と溝(110c)との
嵌合によって中間壁部(110)の上流側端面(110
a)に固定されるようになっているから、請求項3に係
る発明よりも強固に半円柱部材(120)を中間壁部
(110)に固定することができる。ピンなどの連結の
ための部品を使わないので、部品点数の低減を図ること
ができる。その他、請求項3に係る発明と同様の作用を
奏する。
【0027】請求項8に係る発明においては、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6及び請求項7に係る発明と同様の作用を奏する。
【0028】請求項9に係る発明においては、中間壁部
を複数備えているから、流量測定部を3以上の複数に構
成することができる。したがって、より大量の流量を正
確に測定することができる。その他、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
7及び請求項8に係る発明と同様の作用を奏する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき図1〜図15を参照して説明する。
【0030】なお、図1〜図4は第1実施例、図5は第
2実施例、図6は第3実施例、図7は第4実施例、図8
は第1実施例の他の例、図9〜図13は第5実施例、図
14及び図15は第6実施例を示している。
【0031】まず、図1〜図4を参照して第1実施例を
説明する。ただし、図16〜図17に示す従来例の構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0032】この実施例で示す流体振動形流量計FM
は、図1〜図4に示すように、ノズル流路210から下
流側流路220に噴出する噴流の流体振動に基づいて流
量を検出するように構成した第1の流量測定部FM1及
び第2の流量測定部FM2を、中間壁部110の一方の
面111側及び他方の面112側に備えたものであっ
て、前記中間壁部110は、その上流側端面113が上
流側に向けて半円形状に盛り上がる断面形状をしている
ことを特徴としている。
【0033】上記中間壁部110は、アルミニウムなど
の金属によりハウジング1とともに一体に形成されたも
のであり、上流側端面113から一方の面111及び他
方の面112に滑らかに連続的に形成されている。上流
側端面113の頂点は、中間壁部110の厚さ方向の中
心に一致していると共に、ハウジング1における上流側
の端面1gに一致した状態になっている。また、上流側
端面113の半円柱状の曲面は、機械加工により形成さ
れている。
【0034】また、図2及び図4において、1hは、ガ
ス供給路81をボルト(図示せず)でハウジング1に固
定するためのねじ穴である。さらに、図3において、8
3は、ハウジング1又はノズル部材2と、カバー5との
隙間を埋めるためのパッキンである。このパッキン83
は、カバー5の内面全体に接着剤あるいはシリコングリ
ース等により貼り付けられた状態になっている。また、
圧力取出口4(図16参照)は、図3に示すカバー5の
所定の位置に設けてあり(図示せず)、検出圧力は導入
口を通って外部に導かれ、図示しない圧力測定手段に接
続されるようになっている。なお、圧力取出口4は、ど
ちらか一方のカバー5に設けてある。
【0035】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、中間壁部110における上流側端面1
13が上流側に向けて半円形状に盛り上がる断面形状に
形成されているから、上流側から流れてきたLPガス
(流体)が半円形状の上流側端面113を介して一方の
面111側及び他方の面112側に2等分されるように
して滑らかに分かれることになる。したがって、中間壁
部110の上流側端面113で渦が発生するのを防止す
ることができるので、ノズル流路210から噴出する噴
流の流体振動を安定させることができる。したがって、
低流量から高流量まで、測定精度の向上を図ることがで
きる。また、全流量が正確に2等分されるので、どちら
か一方の流量測定部(FM1またはFM2)で計測する
ことによる誤差を低下できる。
【0036】次に、この発明の第2実施例を図5を参照
して説明する。ただし、図1〜図4に示す第1実施例の
構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。この第2実施例が第1実施例と異なる点
は、中間壁部110に半円柱部材120を取り付けるよ
うに構成している点である。
【0037】すなわち、中間壁部110の上流側端面1
10aは、一方の面111及び他方の面112に対して
直角に形成された状態になっている。そして、この上流
側端面110aには、上流側に向けて半円形状に盛り上
がる断面形状を有する半円柱部材120が取り付けられ
ている。
【0038】半円柱部材120は、中間壁部110の厚
さ方向の寸法を直径とする半円柱面120aと、直径に
相当する位置を通る基礎平面120bを有している。し
たがって、基礎平面120bの直径方向(弦方向)の長
さは、上流側端面110aの厚さ方向の長さと一致して
いる。そして、半円柱部材120は平行ピン(ピン)1
30を介して中間壁部110の上流側端面110aに固
定されている。平行ピン130は、上流側端面110a
から凹状に形成された位置決め穴110b、及び基礎平
面120bに形成された位置決め穴120cに圧入され
ることにより、半円柱部材120を中間壁部110の上
流側端面110aに固定するようになっている。また、
半円柱面120aの頂点は、中間壁部110の厚さ方向
の中心と一致していると共に、ハウジング1における上
流側の端面1gに一致した状態になっている。
【0039】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、半円柱部材120を中間壁部110と
は別体のものとして加工することができるから、半円柱
面120aの加工が極めて容易になる。したがって、製
造コストの低減を図ることができる。また、半円柱部材
120を射出成形やダイキャスト等によって成形するこ
とにより、さらに製造コストの低減を図ることができ
る。そして、半円柱部材120の形状が単純であるた
め、例えば射出成形により、大量にかつ安価に生産する
ことができる。さらに、中間壁部110の先端部に不良
となるものが生じても、先端部としての半円柱部材12
0のみを交換すればよいという利点がある。さらに、中
間壁部110の先端部の形状を作り変える必要が生じた
時には、半円柱部材120だけを交換し、他の中間壁部
110はそのまま再利用することができるという利点も
ある。また、半円柱部材120を精度良く作り、その後
中間壁部110に取り付けるため、中間壁部110の先
端部分における分流精度がきわめて向上した状態にな
る。したがって、流量の計測精度を非常に向上できる。
しかも、半円柱部材120だけを精度良く作ればよいた
め、歩留まりの向上を図ることができる。
【0040】また、半円柱部材120が平行ピン130
を介して中間壁部110の上流側端面110aに固定さ
れるようになっているから、例えば接着剤等を用いて固
定する場合のような位置ズレを生じることがない。すな
わち、半円柱面120aと、一方の面111又は他方の
面112との接続部に段差を生じさせることなく、この
半円柱部材120を、中間壁部110における上流側端
面110aの所定の位置に正確にかつ簡単に取り付ける
ことができる。その他、第1実施例と同様の作用効果を
奏する。
【0041】次に、この発明の第3実施例を図6を参照
して説明する。ただし、図1〜図4に示す第1実施例の
構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。この第3実施例が第1実施例と異なる点
は、中間壁部110の上流側端面114が二等辺三角形
状に形成されている点である。
【0042】すなわち、中間壁部110は、その上流側
端面114が上流側に向けて二等辺三角形状に盛り上が
る断面形状をしており、上流側端面114の頂点が中間
壁部110の厚さ方向の中心に一致している。さらに、
上流側端面114の頂点は、ハウジング1における上流
側の端面1gに一致している。
【0043】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、上流側端面114が二等辺三角形状に
形成されているので、その頂点で流量を均等に分流する
点において第1実施例のものよりも優れており、また頂
点における渦流の発生を防止する点においても第1実施
例のものよりも優れている。その他、第1実施例と同様
の作用効果を奏する。
【0044】次に、この発明の第4実施例を図7を参照
して説明する。ただし、図5に示す第2実施例の構成要
素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を省
略する。この第4実施例が第2実施例と異なる点は、中
間壁部110の上流側端面110aに二等辺三角柱部材
121を設けている点である。
【0045】すなわち、二等辺三角柱部材121は、長
さの等しい辺に位置する2つの等辺面121aと、底辺
に位置する基礎平面121bを有している。基礎平面1
21bは、上流側端面110aの厚さ方向の長さと一致
している。そして、二等辺三角柱部材121は、平行ピ
ン130を介して中間壁部110の上流側端面110a
に固定されている。平行ピン130は、上流側端面11
0aから凹状に形成された位置決め穴110b、及び基
礎平面121bに形成された位置決め穴121cに圧入
されることにより、二等辺三角柱部材121を中間壁部
110の上流側端面110aに固定するようになってい
る。また、等辺面121aの頂点は、中間壁部110の
厚さ方向の中心に一致していると共に、ハウジング1に
おける上流側の端面1gに一致した状態になっている。
【0046】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、等辺面121aの頂点で流量を均等に
分流する点において第2実施例のものよりも優れてお
り、また頂点における渦流の発生を防止する点において
も第2実施例のものよりも優れている。その他、第1実
施例、第2実施例、第3実施例と同様の作用効果を奏す
る。
【0047】なお、第2実施例においては、平行ピン1
30を用いて半円柱部材120を中間壁部110に固定
するように構成したが、接着剤のみを用いて固定するよ
うに構成してもよい。ただし、半円柱部材120の基礎
平面120aと、中間壁部110の上流側端面110a
とを正確に合わせるため、平行ピン130を用いること
が好ましい。また、平行ピン130と接着剤とを共に用
いて、半円柱部材120を中間壁部110に固定するよ
うにしてもよい。この場合には、半円柱部材120を、
中間壁部110における正確な位置に確実に固定するこ
とができる。そして、上述した点は、第4実施例におい
ても同様である。
【0048】また、上記各実施例おいては、中間壁部1
10が1つのものを示したが、この中間壁部110につ
いては複数設けることにより、上述した第1の流量測定
部FM1や第2の流量測定部FM2に相当するものをさ
らに多く設けるように構成してもよい。例えば、中間壁
部110を2つ平行に設けるようにすれば、流量測定部
の数は、2つの中間壁部110の間に位置するものと、
2つの中間壁部の外側に位置するものとによって、合計
3つになる。ただし、その場合でも、流体振動を測定す
る圧力センサは、いずれかの流量測定部の一つに対応す
るように設けるだけでよい。すなわち、圧力取出口4
(図16参照)は、図3に示すカバー5のいずれか一方
のカバー5に設けておけばよい。また、この圧力取出口
4は、中間壁部110に設けてもよい。
【0049】さらに、上記各実施例においては、半円形
状の上流側端面113の頂点、半円柱部材120の半円
柱面120aの頂点、二等辺三角形状の上流側端面11
4の頂点、二等辺三角柱部材121の等辺面121aの
頂点を、ハウジング1における上流側の端面1gに一致
させているが、これらの半円形状の上流側端面113、
半円柱部材120の半円柱面120a、二等辺三角形状
の上流側端面114、二等辺三角柱部材121の等辺面
121aについては、少なくともノズル部材2の上流側
の端面2c(図16参照)より上流側に突出するように
構成すればよい。
【0050】つまり、図8において、第1実施例の半円
形状の上流側端面113について代表して示すと、上流
側端面113の半円形状の部分のみがノズル部材2の上
流側端面2cから出た状態(図8の状態)よりも、上流
側端面113が上流側に突出するように構成すればよ
い。また、図1、図2、図4〜図7は、ノズル部材2及
びターゲット3を設置する前の状態を示している。
【0051】次に、この発明の第5実施例を図9〜図1
3を参照して説明する。ただし、図16〜図17に示す
従来例及び図5に示す第2実施例の構成要素と共通する
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。この
第5実施例が第2実施例と異なる主な点は、突条120
dと溝110cとの嵌合によって半円柱部材120を中
間壁部110の上流側端面110aに固定している点で
ある。また、従来例とも異なる部分もあるので以下に詳
細に説明する。
【0052】すなわち、ハウジング1は、底壁部116
を有しており、この底壁部116の上に一対のノズル部
材2を載置し、さらにその上に中間壁部110を載置
し、さらにその上に一対のノズル部材2を載置するよう
になっている。下側のノズル部材2は、図示しないネジ
(図9のボルト7に相当)によって底壁部116に固定
されている。また、上側のノズル部材2は、ボルト7に
よって中間壁部110に固定されている。カバーは、図
示を省略するが、ハウジング1の表面を覆おうようにネ
ジ穴1eに固定されるようになっている。また、位置決
めを正確にするために、位置決め用平行ピン1dで位置
決めをする。したがって、中間壁部110の上下の位置
に、2次元流路からなる第1及び第2の流量測定部FM
1、FM2が構成されている。
【0053】また、ハウジング1には、上流側流路20
0の流入口1bから上流側に供給流路11、導入流路1
2、流入流路13が順次形成され、下流側流路220の
流出口1cから下流側に排出流路14、流出流路15が
順次形成されている。これらの供給流路11、導入流路
12、流入流路13、排出流路14及び流出流路15
は、一方のノズル部材2の高さ、中間壁部110の高さ
及び他方のノズル部材2の高さを合計した高さの断面矩
形状の2次元流路となっている。そして、特に、供給流
路11、導入流路12、上流側流路200、ノズル流路
210、下流側流路220、排出流路14は、中心線C
を介して左右対称の2次元流路に形成されている。流入
流路13の上流側及び流出流路15の下流側には、それ
ぞれ外部に接続するためのフランジ13a及び15aが
設けてある。
【0054】また、供給流路11は、流入口1bから導
入流路12に向けてテーパ状に縮径されている。この供
給流路11における底壁部116には、その中心線C上
の位置に、中心線Cに対して左右対称に形成された半円
柱8が設けられている。
【0055】半円柱8は、半円状の曲面8aと、直径位
置の平面8bとを有しており、その高さが供給流路11
と同じ高さになっている。また、半円柱8の下部には矩
形状のベース部材81が一体に形成されており、このベ
ース部材81が底壁部116の底面116aに形成され
た凹部116bに嵌合されるようになっている。すなわ
ち、半円柱8は、ベース部材81を凹部116bに嵌合
した状態において、曲面8aを上流側に向け、平面8b
を下流側に向けた状態に維持され、ベース部材81の上
面が底面116aと面一状になり、底面116aからの
高さが供給流路11の高さと同一になるようになってい
る。
【0056】そして、上記半円柱8は、導入流路12か
ら流れてきたLPガスを中心線Cに対して左右対称に分
流して整流すると共に、同導入流路12から流れてきた
LPガスの動圧がノズル流路210に直接作用し、流量
の測定精度が低下するのを防止するようになっている。
【0057】また、上流側流路200には、後述する半
円柱部材120の上流側の位置に、整流やフィルタを兼
ねた金網(均等に分布した細孔を有する手段)9が設け
られている。
【0058】一方、中間壁部110は、ハウジング1と
は別体のもので構成されており、所定の厚さの四角形状
のもので形成されている。この中間壁部110は、ハウ
ジング1と同じアルミニウム等の材質で形成してもよい
し、樹脂等の他の材質のもので形成してもよい。また、
ノズル部材2に形成した貫通孔2aと同じ位置に貫通孔
が形成されている。すなわち、図示しないカバーを取り
付けるためのボルト6(図16参照)がノズル部材2の
貫通孔2aや中間壁部110の貫通孔を通って底壁部1
16の所定の位置に形成されたネジ孔(図示せず)に螺
合するようになっている。
【0059】また、中間壁部110の上流側端面110
aには、図11〜図13に示すように、その厚さ方向の
中心位置に、中間壁部110の幅方向の全体に延びる凹
状の溝110cが形成されている。この溝110cは、
上流側端面110aに直角に形成された側面と、上流側
端面110aに平行に形成された底面とにより形成され
ている。他方、半円柱部材120の基礎平面120bに
は、上記溝110cに嵌合する突条120dが形成され
ている。この突条120dは、基礎平面120bの弦方
向の中心位置にあって、半円柱部材120の幅方向の全
体に形成されており、その高さ寸法は溝110cの深さ
寸法よりやや小さくなっている。そして、半円柱部材1
20は、その突条120dを溝110cに嵌合すること
により、基礎平面120bが上流側端面110aに密着
するようにして、中間壁部110に固定されるようにな
っている。すなわち、半円柱部材120と中間壁部11
0との境の部分に、段差や隙間が生じないようになって
いる。また、半円柱部材120についても、ハウジング
1と同じアルミニウム等の材質で形成してもよいし、樹
脂等の他の材質のもので形成してもよい。
【0060】なお、突条120dと溝110cとは、締
まり嵌めとなるように構成することにより、嵌合だけで
連結固定されるようにしてもよいし、接着剤等を用いて
さらに強固に連結固定するようにしてもよい。図9のX
−X断面を示したのが図10である。
【0061】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、半円柱部材120が突条120dと溝
110cとの嵌合によって中間壁部110に固定される
ようになっているから、第2実施例のものよりも強固に
半円柱部材120を中間壁部110に固定することがで
きる。また、ピンなどの連結部材を用いないので、部品
点数の低減を図ることができると共に、組立が簡単にな
り、工数の低減を図ることができる。さらに、中間壁部
110をハウジング1と別体のもので構成しているの
で、中間壁部110を成形しやすい材料で形成すること
ができる。例えば、中間壁部110を樹脂で射出成形し
た場合には、溝110cや凹部1f等について別途加工
を行う必要がないので、コストの低減を図ることができ
る。半円柱部材120についても、射出成形で製造する
ことにより、同様にコストの低減を図ることができる。
その他、第2と同様の作用効果を奏する。
【0062】次に、この発明の第6実施例を図14及び
図15を参照して説明する。ただし、図7に示す第4実
施例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、
その説明を省略する。この第6実施例が第4実施例と異
なる点は、突条121dと溝110cとの嵌合によって
二等辺三角柱部材121を中間壁部110の上流側端面
110aに固定している点である。なお、中間壁部11
0については、第5実施例と同一であるので説明を省略
する。
【0063】すなわち、二等辺三角柱部材121の基礎
平面121bには、中間壁部110の溝110cに嵌合
する突条121dが形成されている。この突条121d
は、二等辺三角形の底辺の中心位置にあって、二等辺三
角柱部材121の幅方向の全体に形成されており、その
高さ寸法は溝110cの深さ寸法よりやや小さくなって
いる。そして、二等辺三角柱部材121は、その突条1
21dを溝110cに嵌合することにより、基礎平面1
21bが上流側端面110aに密着するようにして、中
間壁部110に固定されるようになっている。すなわ
ち、二等辺三角柱部材121と中間壁部110との境の
部分に、段差や隙間が生じないようになっている。ま
た、二等辺三角柱部材121についても、ハウジング1
と同じアルミニウム等の材質で形成してもよいし、樹脂
等の他の材質のもので形成してもよい。
【0064】また、突条121dと溝110cとについ
ても、締まり嵌めとなるように構成することにより、嵌
合だけで連結固定されるようにしてもよいし、接着剤等
を用いてさらに強固に連結固定するようにしてもよい。
【0065】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、第4実施例及び第5実施例と同様の作
用効果を奏する。
【0066】なお、上記第5及び第6実施例おいては、
中間壁部110が1つのものを示したが、この中間壁部
110については複数設けることにより、上述した第1
の流量測定部FM1や第2の流量測定部FM2に相当す
るものをさらに多く複数設けるように構成してもよい。
例えば、中間壁部110を2つ平行に設けるようにすれ
ば、流量測定部の数は、2つの中間壁部110の間に位
置するものと、2つの中間壁部の外側に位置するものと
によって、合計3つになる。ただし、その場合でも、流
体振動を測定する圧力センサは、いずれかの流量測定部
の一つに対応するように設けるだけでよい。すなわち、
底壁部116に設けた一対の圧力取出口4に圧力センサ
を接続するようにしておくだけでよい。また、圧力取出
口4は中間壁部110に設けてもよい。
【0067】また、突条120d、121dを中間壁部
110側に設け、溝110cを半円柱部材120や二等
辺三角柱部材121に設けるように構成してもよい。
【0068】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、中間壁
部における上流側端面が上流側に向けて半円形状に盛り
上がる断面形状に形成されているから、上流側から流れ
てきた流体が半円形状の上流側端面を介して一方の面側
及び他方の面側に均等にかつスムーズに分かれるように
なる。したがって、一方の面側及び他方の面側に流れる
流量が等しくなると共に、中間壁部の上流側端面で渦が
発生するのを防止することができるので、測定精度の向
上を図ることができる。また、流量を正確に2等分でき
るので、どちらか一方の流量測定部で測定しても測定誤
差を低下できる。
【0069】請求項2に係る発明においては、半円柱部
材を中間壁部とは別体のものとして加工することができ
るから、半円柱面の加工が極めて容易になる。したがっ
て、製造コストの低減を図ることができる。また、半円
柱部材を射出成形やダイキャスト等によって成形するこ
とにより、さらに製造コストの低減を図ることができ
る。その他、請求項1に係る発明と同様の効果を奏す
る。
【0070】請求項3に係る発明においては、半円柱部
材がピンを介して中間壁部の上流側端面に固定されるよ
うになっているから、例えば接着剤等を用いて固定する
場合のようにな位置のズレがない。したがって、半円柱
部材を、中間壁部における上流側端面の正確な位置に簡
単に取り付けることができる。その他、請求項1及び請
求項2に係る発明と同様の効果を奏する。
【0071】請求項4に係る発明においては、中間壁部
における上流側端面が上流側に向けて二等辺三角形状に
盛り上がる断面形状に形成されているから、上流側から
流れてきた流体が上流側端面の二等辺三角形状の頂点を
境にして一方の面側及び他方の面側に均等にかつスムー
ズに分流するようになる。したがって、請求項1に係る
発明と同様の効果を奏する。ただし、上流側端面が二等
辺三角形状に形成されているので、その頂点で流量を均
等に分流する点において請求項1に係る発明よりも優れ
ており、また頂点における渦流の発生を防止する点にお
いても請求項1に係る発明よりも優れている。
【0072】請求項5に係る発明においては、中間壁部
の上流側端面に二等辺三角柱部材を設けているから、そ
の二等辺三角形状の頂点で流量を均等に分流する点にお
いて請求項2に係る発明よりも優れており、また頂点に
おける渦流の発生を防止する点においても請求項2に係
る発明よりも優れている。その他、請求項1、請求項2
及び請求項4に係る発明と同様の効果を奏する。
【0073】請求項6に係る発明においては、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4及び請求項5に係る
発明と同様の効果を奏する。
【0074】請求項7に係る発明においては、半円柱部
材が突条と溝との嵌合によって中間壁部の上流側端面に
固定されるようになっているから、請求項3に係る発明
よりも強固に半円柱部材を中間壁部に固定することがで
きる。また、ピンなどの連結のための部品を使わないの
で、部品点数の低減を図ることができる。その他、請求
項3に係る発明と同様の作用を奏する。
【0075】請求項8に係る発明においては、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6及び請求項7に係る発明と同様の作用を奏する。
【0076】請求項9に係る発明においては、中間壁部
を複数備えているから、流量測定部を3以上の複数に構
成することができる。したがって、より大量の流量を正
確に測定することができる。その他、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
7及び請求項8に係る発明と同様の作用を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例として示した流体振動形
流量計の断面図であって、図16のXVII−XVII線に相当
する位置の断面図である。
【図2】同流体振動形流量計を示す図であって、図1の
II−II線に沿う断面図である。
【図3】同流体振動形流量計を示す図であって、図1の
III−III線に沿う断面図である。
【図4】同流体振動形流量計の斜視図である。
【図5】この発明の第2実施例として示した流体振動形
流量計の要部断面図である。
【図6】この発明の第3実施例として示した流体振動形
流量計の断面図であって、図16のXVII−XVIIに相当す
る位置の断面図である。
【図7】この発明の第4実施例として示した流体振動形
流量計の要部断面図である。
【図8】第1実施例の他の例として示した流体振動形流
量計の断面図である。
【図9】この発明の第5実施例として示した流体振動形
流量計の正面図である。
【図10】同流体振動形流量計を示す図であって、図9
のX−Xに沿う断面図である。
【図11】同流体振動形流量計における中間壁部と半円
柱部材とを示す分解断面図である。
【図12】同流体振動形流量計における中間壁部と半円
柱部材とを示す組立断面図である。
【図13】同流体振動形流量計における中間壁部と半円
柱部材を示す図であって、図12のXIII矢視図である。
【図14】この発明の第6実施例として示した流体振動
形流量計における中間壁部と二等辺三角柱部材とを示す
分解断面図である。
【図15】同流体振動形流量計における中間壁部と二等
辺三角柱部材とを示す組立断面図である。
【図16】従来例として示した流体振動形流量計の正面
図である。
【図17】同流体振動形流量計を示す図であって、図1
6のXVII−XVIIに沿う断面図である。
【符号の説明】
110 中間壁部 110a 上流側端面 110c 溝 111 一方の面 112 他方の面 113 上流側端面 114 上流側端面 120 半円柱部材 120b 基礎平面 120d 突条 121 二等辺三角柱部材 121b 基礎平面 121d 突条 130 ピン(平行ピン) 210 ノズル流路 220 下流側流路 FM1 流量測定部(第1の流量測定部) FM2 流量測定部(第2の流量測定部) FM 流体振動形流量計

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル流路から下流側流路に噴出する噴
    流の流体振動に基づいて流量を検出するように構成した
    流量測定部を、中間壁部の一方の面側及び他方の面側に
    備えてなる流体振動形流量計であって、 前記中間壁部は、その上流側端面が上流側に向けて半円
    形状に盛り上がる断面形状をしていることを特徴とする
    流体振動形流量計。
  2. 【請求項2】 ノズル流路から下流側流路に噴出する噴
    流の流体振動に基づいて流量を検出するように構成した
    流量測定部を、中間壁部の一方の面側及び他方の面側に
    備えてなる流体振動形流量計であって、 前記中間壁部の上流側端面には、上流側に向けて半円形
    状に盛り上がる断面形状を有する半円柱部材が取り付け
    られていることを特徴とする流体振動形流量計。
  3. 【請求項3】 半円柱部材はピンを介して中間壁部の上
    流側端面に固定されていることを特徴とする請求項2記
    載の流体振動形流量計。
  4. 【請求項4】 ノズル流路から下流側流路に噴出する噴
    流の流体振動に基づいて流量を検出するように構成した
    流量測定部を、中間壁部の一方の面側及び他方の面側に
    備えてなる流体振動形流量計であって、 前記中間壁部は、その上流側端面が上流側に向けて二等
    辺三角形状に盛り上がる断面形状をしていることを特徴
    とする流体振動形流量計。
  5. 【請求項5】 ノズル流路から下流側流路に噴出する噴
    流の流体振動に基づいて流量を検出するように構成した
    流量測定部を、中間壁部の一方の面側及び他方の面側に
    備えてなる流体振動形流量計であって、 前記中間壁部の上流側端面には、上流側に向けて二等辺
    三角形状に盛り上がる断面形状を有する二等辺三角柱部
    材が取り付けられていることを特徴とする流体振動形流
    量計。
  6. 【請求項6】 二等辺三角柱部材はピンを介して中間壁
    部の上流側端面に固定されていることを特徴とする請求
    項5記載の流体振動形流量計。
  7. 【請求項7】 中間壁部の上流側端面及び半円柱部材の
    弦に位置する基礎平面のいずれか一方の面には、その幅
    方向に延びる凹状の溝を設け、 他方の面には、前記溝に嵌合する突条を設けてなり、 前記突条を前記溝に嵌合することにより、半円柱部材を
    中間壁部の上流側端面に固定していることを特徴とする
    請求項2記載の流体振動形流量計。
  8. 【請求項8】 中間壁部の上流側端面及び二等辺三角柱
    部材の底辺に位置する基礎平面のいずれか一方の面に
    は、その幅方向に延びる凹状の溝を設け、 他方の面には、前記溝に嵌合する突条を設けてなり、 前記突条を前記溝に嵌合することにより、二等辺三角柱
    部材を中間壁部の上流側端面に固定していることを特徴
    とする請求項5記載の流体振動形流量計。
  9. 【請求項9】 中間壁部を複数備えていることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7又は請求項8記
    載の流体振動形流量計。
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