JP2000035195A - 非共沸混合冷媒容器 - Google Patents

非共沸混合冷媒容器

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JP2000035195A
JP2000035195A JP10204544A JP20454498A JP2000035195A JP 2000035195 A JP2000035195 A JP 2000035195A JP 10204544 A JP10204544 A JP 10204544A JP 20454498 A JP20454498 A JP 20454498A JP 2000035195 A JP2000035195 A JP 2000035195A
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JP
Japan
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refrigerant
charging
lower chamber
container
container body
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Pending
Application number
JP10204544A
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English (en)
Inventor
Takashi Murakami
高 村上
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 残量が少なくなっても組成が変化せず、
チャージを行う場合に、いちいち残量チェックを行う必
要のない冷媒容器を提供して作業性を向上する。 【解決手段】 容器本体11の底部12にボンベ口13
を形成し、内部に下室15と上室16に区画することが
できると共に、容器本体11内において上下に移動可能
な隔壁ピストン14を組み込む。チャージ用冷媒17を
下室15内に充填し、上室16内には前記下室15内の
チャージ用冷媒17と同一冷媒18を封入し、チャージ
により下室15内のチャージ用冷媒17の量が減少した
ときに、これに連れて隔壁ピストン14を封入冷媒18
の圧力と自重の作用で下降させる。このようにすると、
下室15内のチャージ用冷媒17は、残量が少なくなっ
ても組成変化しないので、最後まで使い切ることができ
る。よって、チャージ時にいちいち残量チェックを行う
必要がなくなり、作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍システム等に
おいて、冷熱を搬送するために、システム内に封入して
使用される非共沸混合冷媒を貯蔵するための容器(高圧
ボンベ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】R407C等の非共沸混合冷媒は、液相
でシステム内に冷媒補充を行う必要があるため、従来は
図3(a)に示すようなサイホン式シングルバルブ型の
冷媒容器が使用されている。
【0003】この図3(a)の冷媒容器は、容器本体1
と、この容器本体1の上部に設けたボンベ口2と、この
ボンベ口2から容器本体1内に挿入されたサイホン管3
とから成り、システムへの冷媒チャージは、ゲージマニ
ホールドなどの工具をボンベ口2に接続して直接容器本
体1から行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の冷
媒容器の場合、図3(b)に示すように、容器本体1内
の冷媒4が減少するにつれて、容器本体1内の空間5が
広くなると、冷媒組成が初期状態から変化する。特に、
冷媒4の残量が少なくなった場合に、組成の変化度が大
きく、やがて使用可能範囲を超えるようになると、容器
本体1内に残っている冷媒4は使用できなくなるという
問題がある。
【0005】このため、従来は、チャージを行う前に必
ず容器本体1内の冷媒4の残量を確認し、これが使用可
能範囲を超えている場合には、別な冷媒容器に交換する
必要があり、チャージ作業に手間と時間がかかるという
欠点がある。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みて提供されるもの
であって、容器本体内の冷媒が減少した場合でも、従来
のように組成変化しない構造を有する冷媒容器を提供す
るのが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、非共沸混合冷媒
容器において、容器本体の底部にボンベ口を形成すると
共に、この容器本体内を上室と下室に区画し、且つ容器
本体内において上下に移動可能な隔壁ピストンを設け、
前記下室内に非共沸混合冷媒を充填し、上室内に前記下
室内の冷媒と同一冷媒を封入するように構成したことを
特徴とするものである。
【0008】更に、請求項2に記載の発明においては、
請求項1記載の発明において、上室内に、下室内の冷媒
とほぼ同等の圧力を有する冷媒を封入したことを特徴と
するものである。
【0009】更に、請求項3に記載の発明においては、
請求項1及び2記載の発明において、隔壁ピストンの円
周面にOリングを取り付けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】容器本体内に冷媒を充填する場合は、ボンベ口
を充填機に接続することにより行う。冷媒は、充填機か
らボンベ口を経由して容器本体の下室内に充填される。
この充填が開始すると、容器本体内の隔壁ピストンは、
冷媒の充填圧で容器本体内を上室側に移動する。この結
果、上室内に封入された冷媒が圧縮される。一方、下室
内には冷媒が充填され、所定の充填圧となったところで
充填機を止め、容器本体のバルブを閉じて充填作業を終
了する。
【0011】チャージを行う場合には、チャージ対象シ
ステムとボンベ口間をゲージマニホールド等で接続し、
容器本体内の冷媒圧力でシステム内にチャージを行う。
このチャージにより、容器本体内の下室側に充填された
冷媒量が減少して来ると、隔壁ピストンは、上室側の冷
媒圧力と自重の作用により下室内の液相の液面の低下に
連れて下降する。
【0012】下室内の冷媒は、隔壁ピストンにより上室
側と完全に区画されていることにより、その量が少なく
なっても組成変化することはなく、又、ボンベ口が容器
本体の底部に設けられていることにより、最後の量まで
チャージする(使い切る)ことが出来る。
【0013】
【実施例1】図1に請求項1及び2に記載した本発明に
対応する実施例を示す。この実施例に示す冷媒容器10
は、容器本体11の底部12にボンベ口13を設けると
共に、内部に上下動自在に隔壁ピストン14を組み込む
ことにより、容器本体11内を下室15と上室16に区
画した構成である。17は下室15内に充填されたチャ
ージ用冷媒、18は上室16内に封入された冷媒であっ
て、この封入冷媒18は、チャージ用冷媒17と同一の
もの、又は他の冷媒であってもよい。
【0014】上記実施例において、容器本体11内にチ
ャージ用冷媒17を充填する場合には、ボンベ口13を
図外の充填機に接続することにより行う。チャージ用冷
媒17は、充填機からボンベ口13を経由して容器本体
11の下室15内に充填される。この充填が開始する
と、容器本体11内の隔壁ピンストン14は、チャージ
用冷媒17の充填圧で容器本体11内を上室16側に移
動する。この結果、上室16内に封入された冷媒が圧縮
される。一方、下室15内にはチャージ用冷媒17が充
填され、所定の充填圧となったところで充填機を止め、
容器本体11のバルブを閉じて充填作業を終了する。
【0015】チャージを行う場合には、チャージ対象シ
ステムとボンベ口13間を図外のゲージマニホールド等
で接続し、容器本体11内の冷媒圧力でシステム内にチ
ャージを行う。このチャージにより、容器本体11内の
下室15側に充填されたチャージ用冷媒17の液面が低
下すると、隔壁ピストン14は、上室16側の封入冷媒
18の圧力と自重の作用により下室15内の液面の低下
に連れて下降する。
【0016】下室15内のチャージ用冷媒17は、隔壁
ピストン14により上室16側と完全に区画されている
ことにより、その量が少なくなっても組成変化すること
はなく、又、ボンベ口13が容器本体11の底部12に
設けられていることにより、最後の量まで使い切ること
が出来る。
【0017】
【実施例2】本実施例は請求項3に記載の発明に対応し
ており、図2に示すように、隔壁ピストン14の周囲に
Oリング19を装着することによって、下室15と上室
16間の区画性を高めたものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように、容器本体内に隔
壁ピストンを挿入して容器本体内を上室と下室に区画
し、下室内にチャージ用冷媒を充填し、チャージにより
このチャージ用冷媒の液相が低下したときは、これに連
れて隔壁ピストンが下降し、常にチャージ用冷媒の液面
に接しているように構成した。この結果、下室内のチャ
ージ用冷媒は、その量の変化に拘らず、上室内の封入冷
媒と接触することがないので、組成が変化せず、最後の
量まで使い切ることができる。よって、本発明による
と、従来のように、チャージ作業時に容器本体内の残量
チェックを行う必要がないので、チャージの作業性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒容器の説明図であって、
(a)は冷媒を容器本体内に充填した状態、(b)はチ
ャージにより冷媒の量が減った状態の説明図である。
【図2】隔壁ピストンにOリングを取り付けた実施例2
の説明図。
【図3】従来の冷媒容器の説明図であって、(a)は冷
媒を容器本体内に充填した状態、(b)はチャージによ
り冷媒の量が減った状態の説明図である。
【符号の説明】
10 冷媒容器 11 容器本体 12 底部 13 ボンベ口 14 隔壁ピストン 15 下室 16 上室 17 チャージ用冷媒 18 封入冷媒 19 Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の底部にボンベ口を形成すると
    共に、この容器本体内を上室と下室に区画し、且つ容器
    本体内において上下に移動可能な隔壁ピストンを設け、
    前記下室内に非共沸混合冷媒を充填し、上室内に前記下
    室内の冷媒と同一冷媒を封入するように構成して成る非
    共沸混合冷媒容器。
  2. 【請求項2】 上室内に、下室内の冷媒とほぼ同等の圧
    力を有する冷媒を封入して成る請求項1記載の非共沸混
    合冷媒容器。
  3. 【請求項3】 隔壁ピストンの円周面にOリングを取り
    付けて成る請求項1及び2記載の非共沸混合冷媒容器。
JP10204544A 1998-07-21 1998-07-21 非共沸混合冷媒容器 Pending JP2000035195A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002333097A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Nippon Soken Inc 液化ガス用燃料タンク及びタンク内圧の制御装置
WO2021132256A1 (ja) 2019-12-27 2021-07-01 Cpmホールディング株式会社 混合冷媒製造装置、混合冷媒製造方法、混合冷媒容器、混合冷媒容器使用方法、気液混合機能付き混合冷媒容器、気液混合機能付き混合冷媒容器使用方法

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WO2021132256A1 (ja) 2019-12-27 2021-07-01 Cpmホールディング株式会社 混合冷媒製造装置、混合冷媒製造方法、混合冷媒容器、混合冷媒容器使用方法、気液混合機能付き混合冷媒容器、気液混合機能付き混合冷媒容器使用方法

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