JP2000035165A - 免震構造建築物の配管保持構造 - Google Patents
免震構造建築物の配管保持構造Info
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Abstract
き、システムの動きが安定で、狭い空間にも設置しやす
く、しかも免震量の異なる建築物に設置する場合でも同
じ継手を使用することが可能な免震構造建築物の配管保
持構造を提供する。 【解決手段】 第1の接続管(31)の一端は免震構造建築
物側に固定された配管(36)と可撓性及び伸縮性を有する
継手(33)を介して接続されている。第1の接続管(31)の
他端は第2の接続管(32)の一端と可撓性及び伸縮性を有
する継手(34)を介して接続されている。第2の接続管(3
2)の他端は土地側に固定された配管(37)と可撓性及び伸
縮性を有する継手(35)を介して接続されている。第1の
接続管(31)及び第2の接続管(32)は減衰機能を有したス
プリングを備えた吊下具(39)により釣支されている。
Description
建築物の配管の保持構造に関するものである。
揺れを少なくする免震構造を備えた建築物が注目されて
いる。図5は免震構造を備えた建築物の免震機構の概念
を示した図である。(A)は通常時の状態を示してお
り、(B)は地震の際の状態を示している。土地(イ)
が震動しても、免震装置(ウ)の働きで建築物(ア)自
体の震動は抑制され、倒壊等を免れることができる。
に位置関係が変化するために、建築物自体に被害がなく
ても土地から建物につながるガス,電気,上下水道等の
配管は破損してしまい、ガス漏れ,漏電等の危険を招く
おそれがあり、地中の配管の修復には大きな時間や手間
が必要とされる。
物において、地震の際の配管の破損を防止する手段が研
究され、水平方向のみならず垂直方向の震動にも対応が
可能な配管保持構造が特願平9-114485号に提案されてい
る。
物の配管保持構造は、図3(平面図)及び図4(正面
図)に示したようなものであり、接続管(1)の一端が免
震構造建築物(A)側に固定された配管(2)と可撓性及び伸
縮性を有する継手(4)を介して接続されており、接続管
(1)の他端が土地(B)側に固定された配管(3)と可撓性及
び伸縮性を有する継手(5)を介して接続されており、接
続管(1)は減衰機能を有したスプリング(6)を備えた吊下
具により釣支されている。
部であり、(D)は地面(B)側の配管(3)の固定部である。
尚、(13)は土地側に取り付けられた枠体であり、その天
井部(13a)から保持具により接続管(1)が吊下保持されて
いる。(14)は接続管(1)を所定の高さに保持するための
高さ調整ボルトである。
する建築物の変位量(免震量)が比較的小さな300mm免
震と呼ばれるものや、比較的大きな900mm免震と呼ばれ
るもの等があり、近年では免震量の大きなものが増えて
きている。
用いる場合には、接続管(1)の両側に接続されている継
手(4),(5)の長さを長くすることにより接続管(1)の移
動範囲が大きくなるようにして対応させる必要がある。
大きくなり、継手,接続管の動きが安定しにくくなる。
を釣支する吊下具の伸び量も増やす必要があり、結果と
して吊下長さを長くする必要がある。吊下具を建築物の
底部に設置する場合には、吊下長さが長くなると建築物
底部と地面との間に広いスペースを要するので装置の設
置がしにくくなるという問題がある。
対応して複数種類の長さの継手を準備しなければなら
ず、装置の生産や在庫管理が複雑となってしまうという
問題もある。
な免震構造の建築物に使用できる配管の保持構造であっ
て、システムの動きが安定で、狭い空間にも設置しやす
く、しかも免震量の異なる建築物に設置する場合でも同
じ継手を使用することが可能な免震構造建築物の配管保
持構造が求められている。
物の配管保持構造は、第1の接続管(31)の一端は免震構
造建築物側に固定された配管(36)と可撓性及び伸縮性を
有する継手(33)を介して接続されており、第1の接続管
(31)の他端は第2の接続管(32)の一端と可撓性及び伸縮
性を有する継手(34)を介して接続されており、第2の接
続管(32)の他端は土地側に固定された配管(37)と可撓性
及び伸縮性を有する継手(35)を介して接続されており、
第1の接続管(31)及び第2の接続管(32)は減衰機能を有
したスプリングを備えた吊下具(39)により釣支されてい
ることを特徴とする。
量の大きな建築物の配管を保持することが可能となり、
継手を長くする必要がないためにシステムの動きが安定
する。
少なくなるので、吊下具を短くすることができ、建築物
の底部に設置する場合でも地面との間のスペースが小さ
くなるので設置しやすい。 更に、建築物の免震量の大
小に関わらず同じ長さの継手を使用することができるの
で、部品の種類を抑えることができ、装置の製造や在庫
管理等が簡単になる。
は、請求項1記載の配管保持構造において、スプリング
の減衰機能は、吊下具の一部をコイルスプリングの内側
と接触させることにより得ていることを特徴とする。
を示した斜視図である。(40)は土地側の配管固定部であ
り、土地側の配管(37)が取り付けられている。(41)は建
築物底部側の配管固定部であり、建築物側の配管(36)が
取り付けられている。
であり、いずれの接続管(31),(32)もL形で、両端部は
フランジ部となっている。
5)は第3の継手であり、いずれも伸縮性と可撓性を有し
ている。
を介して建築物側の配管(36)と接続されており、接続管
(31)の他端は第2の継手(34)を介して第2の接続管(32)
の一端と接続されている。そして、第2の接続管(32)の
他端は第3の継手(35)を介して土地側の配管(37)と接続
されている。
形であるため、第1の継手(33),第1の接続管(31),第
2の継手(34),第2の接続管(32),第3の継手(35)は全
体としてクランク状に配されることとなる。
夫々吊下具(39)により建築物底部より釣支されている。
(38)は吊下具(39)と各接続管(31),(32)との間に配さ
れ、各接続管(31),(32)の吊り高さを微調節するための
レベルアジャスターである。
る。上方の吊下具取付部(9)にはフック状の先端部(7a)
を有する上方フック部材(7)が取り付けられており、こ
の上方フック部材(7)はコイルスプリング(6)の上方から
内側を通ってコイルスプリング(6)の下端に先端(7a)が
引っかけられている。
端部(8a)を有する下方フック部材(8)が取り付けられて
おり、この下方フック部材(8)はコイルスプリング(6)の
下方から内側を通ってコイルスプリング(6)の上端に先
端(8a)が引っかけられている。各フック部材(7),(8)は
コイルスプリング(6)の内側と接しており、コイルスプ
リング(6)が伸縮すると内側のフック部材(7),(8)と擦れ
ることになる。
4),(35)が伸縮又は曲がり、接続管(31),(32)の位置が
水平に動いた場合には、吊り下げ具(39)の傾きと伸縮に
より接続管(1)を保持することができる。また、垂直方
向の震動についても、吊り下げ具(39)の伸縮により接続
管(31),(32)を保持することができる。
内側はフック部材(7),(8)と接しており、コイルスプリ
ング(6)の伸縮は接触摩擦により減衰する。
の方向の震動が加わった場合にも、接続管(31),(32)を
移動可能に保持でき、配管(36),(37)の損傷を防ぐこと
ができる。
きな建築物の配管を保持することが可能となるので、継
手を長くする必要がない。そのため、システムの動きが
安定したものとなり、大きな揺れに対してスムーズに対
応することができる。
べて少なくなるので、吊下具の伸び量を増やす必要はな
い。したがって、免震量が大きい場合でも吊下長さを短
く抑えることができ、建築物の底部に設置する場合でも
地面との間のスペースが大きくなることはないので装置
の設置がしやすい。特に、近年では免震量が増大する傾
向にあるにも拘わらず、建築物底部の設置可能スペース
が狭くなる傾向にあるので、この設置スペース上の効果
は大きい。
じ長さの継手を使用することができる。すなわち、免震
量が小さい場合は従来のように1つの接続管と2本の継
手を用い、免震量が大きい場合は本発明のように2つの
接続管と3本の継手を用いると良いが、いずれの場合に
も部品として同じ継手を用いることができるので、従来
のように長さの異なる継手を準備しておく必要がない。
そのため、部品の種類を抑えることができ、装置の製造
や在庫管理等が簡単になる。
ング(6)と内側に位置するフック部材(7),(8)との接触
摩擦により減衰機能を付与したが、減衰手段は他の手段
を用いてもよい。例えばコイルスプリングの周囲にゴム
パイプを配してコイルスプリングの伸縮の際にゴムパイ
プと接触するようにさせてもよいし、ダンパーを取り付
ける等してもよい。
が大きな免震構造の建築物に使用でき、システムの動き
が安定で、狭い空間にも設置しやすく、しかも免震量の
異なる建築物に設置する場合でも同じ継手を使用するこ
とが可能な免震構造建築物の配管保持構造を提供するこ
とができた。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の接続管の一端は免震構造建築物側
に固定された配管と可撓性及び伸縮性を有する継手を介
して接続されており、第1の接続管の他端は第2の接続
管の一端と可撓性及び伸縮性を有する継手を介して接続
されており、第2の接続管の他端は土地側に固定された
配管と可撓性及び伸縮性を有する継手を介して接続され
ており、 第1の接続管及び第2の接続管は減衰機能を有したスプ
リングを備えた吊下具により釣支されていることを特徴
とする免震構造建築物の配管保持構造。 - 【請求項2】 スプリングの減衰機能は、吊下具の一部
をコイルスプリングの内側と接触させることにより得て
いることを特徴とする請求項1記載の免震構造建築物の
配管保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20545598A JP3260698B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 免震構造建築物の配管保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20545598A JP3260698B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 免震構造建築物の配管保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3260698B2 JP3260698B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=16507173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20545598A Expired - Lifetime JP3260698B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 免震構造建築物の配管保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3260698B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021008920A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 二重管型継手構造 |
JP2021143814A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-24 | 三機工業株式会社 | 免震ダクト装置 |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP20545598A patent/JP3260698B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021008920A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 二重管型継手構造 |
JP7203384B2 (ja) | 2019-07-02 | 2023-01-13 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 二重管型継手構造 |
JP2021143814A (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-24 | 三機工業株式会社 | 免震ダクト装置 |
JP7370907B2 (ja) | 2020-03-13 | 2023-10-30 | 三機工業株式会社 | 免震ダクト装置 |
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JP3260698B2 (ja) | 2002-02-25 |
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