JP2000035164A - 排水配管における変位吸収用可撓性ホ―スの支持装置 - Google Patents
排水配管における変位吸収用可撓性ホ―スの支持装置Info
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- JP2000035164A JP2000035164A JP11190230A JP19023099A JP2000035164A JP 2000035164 A JP2000035164 A JP 2000035164A JP 11190230 A JP11190230 A JP 11190230A JP 19023099 A JP19023099 A JP 19023099A JP 2000035164 A JP2000035164 A JP 2000035164A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/16—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない構成部材数を用いて低コスト化を図る
ことができると共に、所定の排水機能を確保したままで
地震発生時における大きな水平変位を適正かつ円滑に吸
収することができるようにする。 【解決手段】 水平面内で屈曲された可撓性ホース5の
両端部を固定側の排水配管1および変位側の排水配管3
にそれぞれ連通接続させるとともに、この可撓性ホース
5を、ホース支持体7における所定の排水勾配を有し、
かつ、変位側排水配管3の最大変位時にも脱落のないよ
うな形状、大きさに形成された略水平支持面8上に受止
め支持させる構成としている。
ことができると共に、所定の排水機能を確保したままで
地震発生時における大きな水平変位を適正かつ円滑に吸
収することができるようにする。 【解決手段】 水平面内で屈曲された可撓性ホース5の
両端部を固定側の排水配管1および変位側の排水配管3
にそれぞれ連通接続させるとともに、この可撓性ホース
5を、ホース支持体7における所定の排水勾配を有し、
かつ、変位側排水配管3の最大変位時にも脱落のないよ
うな形状、大きさに形成された略水平支持面8上に受止
め支持させる構成としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排水配管における変
位吸収用可撓性ホースの支持装置に関し、詳しくは、免
震構造を採用したビル等の建築物に配設されている排水
配管が地震発生時に建築物と地盤との間に生じる大きな
相対変位によって破損されることのないように大きな変
位を吸収させるべく用いられる排水配管における変位吸
収用可撓性ホースの支持装置に関するものである。
位吸収用可撓性ホースの支持装置に関し、詳しくは、免
震構造を採用したビル等の建築物に配設されている排水
配管が地震発生時に建築物と地盤との間に生じる大きな
相対変位によって破損されることのないように大きな変
位を吸収させるべく用いられる排水配管における変位吸
収用可撓性ホースの支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の排水配管における変位吸収用可
撓性ホースの支持装置として、従来、図8に示すよう
に、建築物側に固定の排水配管20に接続した可撓性ホ
ース21と地盤側(変位側)の排水配管22に接続した
可撓性ホース23とをエルボ24を介してL字形に接続
し、このエルボ24を固定保持するエルボ支持台25を
テーブル26の上面にキャスター27を介して水平面の
全方向に自由移動可能に受止め支持させることにより、
地震発生時における地盤側排水配管22の水平面二次元
方向x,yの変位をエルボ支持台25の移動に伴う可撓
性ホース21,23の伸縮および屈曲性能で吸収させる
ように構成のものが知られている。
撓性ホースの支持装置として、従来、図8に示すよう
に、建築物側に固定の排水配管20に接続した可撓性ホ
ース21と地盤側(変位側)の排水配管22に接続した
可撓性ホース23とをエルボ24を介してL字形に接続
し、このエルボ24を固定保持するエルボ支持台25を
テーブル26の上面にキャスター27を介して水平面の
全方向に自由移動可能に受止め支持させることにより、
地震発生時における地盤側排水配管22の水平面二次元
方向x,yの変位をエルボ支持台25の移動に伴う可撓
性ホース21,23の伸縮および屈曲性能で吸収させる
ように構成のものが知られている。
【0003】また、図9に示すように、建築物側に固定
の排水配管20と地盤側(変位側)の排水配管22とを
一直線上に配置し、これら両配管20,22間に亘っ
て、中間部に変位吸収用の括れ部分28aを有する可撓
性ホース28を連通接続させることにより、地震発生時
における地盤側排水配管22の水平面二次元方向x,y
の変位を可撓性ホース28の括れ部分28aの伸縮およ
び屈曲性能で吸収させるように構成したものも知られて
いる。
の排水配管20と地盤側(変位側)の排水配管22とを
一直線上に配置し、これら両配管20,22間に亘っ
て、中間部に変位吸収用の括れ部分28aを有する可撓
性ホース28を連通接続させることにより、地震発生時
における地盤側排水配管22の水平面二次元方向x,y
の変位を可撓性ホース28の括れ部分28aの伸縮およ
び屈曲性能で吸収させるように構成したものも知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来の支持
装置のうち、前者のものでは、可撓性ホース21,23
の水平レベル、すちわち、所定の排水勾配を保ちつつ、
変位吸収性能を発揮させることが可能であるものの、エ
ルボ24、キャスター27付のエルボ支持台25および
テーブル26といった多くの構成部材を必要としてコス
トが高くつくと共に、大きなスペースを要し、さらに変
位吸収時に可撓性ホース21,23に局部的な応力・歪
が生じて大きな変位反力がかかり、変位吸収性能の面で
改善の余地が残されていた。
装置のうち、前者のものでは、可撓性ホース21,23
の水平レベル、すちわち、所定の排水勾配を保ちつつ、
変位吸収性能を発揮させることが可能であるものの、エ
ルボ24、キャスター27付のエルボ支持台25および
テーブル26といった多くの構成部材を必要としてコス
トが高くつくと共に、大きなスペースを要し、さらに変
位吸収時に可撓性ホース21,23に局部的な応力・歪
が生じて大きな変位反力がかかり、変位吸収性能の面で
改善の余地が残されていた。
【0005】また、後者のものでは、可撓性ホース28
以外の付属品を必要としないため、前者のものに比べ
て、低コストでかつ小スペース化が図れる反面、水平方
向の変位吸収時に可撓性ホース28の括れ部分28aが
図10のzで示すように、垂れ下がって所定の排水勾配
を保てず、そこに流体が停留してしまうという致命的な
問題があり、かつ、可撓性ホース28の中間部に括れ部
分28aを形成するには特殊な製法が必要で、可撓性ホ
ース28自体の製造コストが高くつくという問題もあっ
た。
以外の付属品を必要としないため、前者のものに比べ
て、低コストでかつ小スペース化が図れる反面、水平方
向の変位吸収時に可撓性ホース28の括れ部分28aが
図10のzで示すように、垂れ下がって所定の排水勾配
を保てず、そこに流体が停留してしまうという致命的な
問題があり、かつ、可撓性ホース28の中間部に括れ部
分28aを形成するには特殊な製法が必要で、可撓性ホ
ース28自体の製造コストが高くつくという問題もあっ
た。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、構成部材数を少なくして低コスト化を図ることがで
きると共に、所定の排水機能を確保したままで地震発生
時における大きな水平変位を適正かつ円滑に吸収するこ
とができる排水配管における変位吸収用可撓性ホースの
支持装置を提供することを目的としている。
で、構成部材数を少なくして低コスト化を図ることがで
きると共に、所定の排水機能を確保したままで地震発生
時における大きな水平変位を適正かつ円滑に吸収するこ
とができる排水配管における変位吸収用可撓性ホースの
支持装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る排水配管における変位吸収用可撓性ホ
ースの支持装置は、水平面内で屈曲され、その両端部が
固定側の排水配管および変位側の排水配管にそれぞれ連
通接続された可撓性ホースと、この屈曲された可撓性ホ
ースを、所定の排水勾配を有し、かつ、上記変位側排水
配管の最大変位時にも脱落のないように受止め支持する
略水平支持面を有するホース支持体とを備えていること
を特徴とするものである。
に、本発明に係る排水配管における変位吸収用可撓性ホ
ースの支持装置は、水平面内で屈曲され、その両端部が
固定側の排水配管および変位側の排水配管にそれぞれ連
通接続された可撓性ホースと、この屈曲された可撓性ホ
ースを、所定の排水勾配を有し、かつ、上記変位側排水
配管の最大変位時にも脱落のないように受止め支持する
略水平支持面を有するホース支持体とを備えていること
を特徴とするものである。
【0008】上記構成の本発明によれば、水平面内で屈
曲された可撓性ホースと該可撓性ホースを受止め支持す
るホース支持体といった2つの構成部材のみを用いて装
置全体の低コスト化を図りつつ、地震発生に伴って変位
側排水配管に水平方向の大きな変位力が作用したとき、
可撓性ホース自体が有する優れた伸縮性および屈曲性を
最大限に活用して該ホースがホース支持体の所定の排水
勾配を有する略水平支持面上に沿って局部的な応力・歪
を生じることなく、また脱落することもなく滑らかに相
対的にスライド変位することになり、これによって、排
水配管として必要不可欠な排水機能は確保しながら、地
震発生時の大きな水平変位を適正かつ円滑に吸収するこ
とが可能である。
曲された可撓性ホースと該可撓性ホースを受止め支持す
るホース支持体といった2つの構成部材のみを用いて装
置全体の低コスト化を図りつつ、地震発生に伴って変位
側排水配管に水平方向の大きな変位力が作用したとき、
可撓性ホース自体が有する優れた伸縮性および屈曲性を
最大限に活用して該ホースがホース支持体の所定の排水
勾配を有する略水平支持面上に沿って局部的な応力・歪
を生じることなく、また脱落することもなく滑らかに相
対的にスライド変位することになり、これによって、排
水配管として必要不可欠な排水機能は確保しながら、地
震発生時の大きな水平変位を適正かつ円滑に吸収するこ
とが可能である。
【0009】上記構成の本発明に係る排水配管における
変位吸収用可撓性ホースの支持装置における上記ホース
支持体の略水平支持面としては、請求項2に記載のよう
に、並列配置された複数本のパイプの外周面から構成し
ても、また、請求項3に記載のように、一本のパイプの
外周面から構成してもよく、いずれの場合も、可撓性ホ
ースがホース支持体の略水平支持面上に沿って相対的に
スライド変位する時の擦れ抵抗を少なくして一層円滑な
変位が可能であるとともに、ホースの擦れによる摩耗を
抑制することが可能であり、特に、一本のパイプとする
場合は、ホース支持体の構成を一層簡単で、かつ設置ス
ペースの小さいものとすることが可能である。
変位吸収用可撓性ホースの支持装置における上記ホース
支持体の略水平支持面としては、請求項2に記載のよう
に、並列配置された複数本のパイプの外周面から構成し
ても、また、請求項3に記載のように、一本のパイプの
外周面から構成してもよく、いずれの場合も、可撓性ホ
ースがホース支持体の略水平支持面上に沿って相対的に
スライド変位する時の擦れ抵抗を少なくして一層円滑な
変位が可能であるとともに、ホースの擦れによる摩耗を
抑制することが可能であり、特に、一本のパイプとする
場合は、ホース支持体の構成を一層簡単で、かつ設置ス
ペースの小さいものとすることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る排水配管に
おける変位吸収用可撓性ホースの支持装置の実施の形態
を示す平面図、図2はその正面図であり、これら各図に
おいて、1は免震構造が採用されているビル等の建築物
の上部構造に固定され垂下された固定側の排水配管で、
その端部に固定の接続用フランジ2を含む管端部分1a
は水平面に沿うように配設されている。3はビル等の建
築物の地盤側に水平姿勢で固定支持された変位側の排水
配管で、その端部に固定の接続用フランジ4を含む管端
部分3aが上記固定側排水配管1の管端部分1aとほぼ
同一の水平面に沿うように配設されている。
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る排水配管に
おける変位吸収用可撓性ホースの支持装置の実施の形態
を示す平面図、図2はその正面図であり、これら各図に
おいて、1は免震構造が採用されているビル等の建築物
の上部構造に固定され垂下された固定側の排水配管で、
その端部に固定の接続用フランジ2を含む管端部分1a
は水平面に沿うように配設されている。3はビル等の建
築物の地盤側に水平姿勢で固定支持された変位側の排水
配管で、その端部に固定の接続用フランジ4を含む管端
部分3aが上記固定側排水配管1の管端部分1aとほぼ
同一の水平面に沿うように配設されている。
【0011】5は合成繊維などの補強コードを埋設して
なるゴム製の変位吸収用可撓性ホースで、その両端部に
は接続用フランジ6,6が固定されている。このゴム製
可撓性ホース5は、水平面内で、例えば平面視形状U字
型に屈曲されてその両端部が上記固定側および変位側排
水配管1,3の管端部分1a,3aにそれぞれフランジ
6,2および6,4を介して連通接続されている。
なるゴム製の変位吸収用可撓性ホースで、その両端部に
は接続用フランジ6,6が固定されている。このゴム製
可撓性ホース5は、水平面内で、例えば平面視形状U字
型に屈曲されてその両端部が上記固定側および変位側排
水配管1,3の管端部分1a,3aにそれぞれフランジ
6,2および6,4を介して連通接続されている。
【0012】7は地盤側に固定設置したホース支持体
で、その上端部には(1/50〜1/200)程度の排
水勾配を有し、上記U字型形状に屈曲された可撓性ホー
ス5を受止め支持する略水平支持面8が金属板から形成
されている。この略水平支持面8は上記変位側排水配管
3が水平方向360°の範囲で最大変位した時にも上記
可撓性ホース5が脱落しないように、かつ、上記接続用
フランジ6,4にも衝突しないような縦横寸法を持つ平
面視形状長方形に形成されている。なお、上記ホース支
持体7の略水平支持面8は金属板以外に樹脂板から形成
されたものであっても良く、また、平板に限らず、フラ
ットバーやH型鋼などの鋼材を用いて形成してもよい。
で、その上端部には(1/50〜1/200)程度の排
水勾配を有し、上記U字型形状に屈曲された可撓性ホー
ス5を受止め支持する略水平支持面8が金属板から形成
されている。この略水平支持面8は上記変位側排水配管
3が水平方向360°の範囲で最大変位した時にも上記
可撓性ホース5が脱落しないように、かつ、上記接続用
フランジ6,4にも衝突しないような縦横寸法を持つ平
面視形状長方形に形成されている。なお、上記ホース支
持体7の略水平支持面8は金属板以外に樹脂板から形成
されたものであっても良く、また、平板に限らず、フラ
ットバーやH型鋼などの鋼材を用いて形成してもよい。
【0013】上記構成の排水配管における変位吸収用可
撓性ホースの支持装置においては、通常、U字型形状に
屈曲された可撓性ホース5が、図1に示すような姿勢で
ホース支持体7の略水平支持面8に受止め支持され、所
定の排水機能が保持されている。そして、地震が発生し
て建築物と地盤との間に大きな相対変位が生じた時は、
変位側排水配管3に図1の仮想線で示すように、水平方
向360°の範囲で大きな変位が作用することになる。
このとき、上記可撓性ホース5自体が有する優れた伸縮
性および屈曲性を最大限に活用して該ホース5が地盤側
に設置固定されているホース支持体7と共に図3の
(A)(B)(C)に示すように、同一方向に移動しつ
つ、両者5,7間には相対的な変位が発生するが、この
とき、可撓性ホース5はホース支持体7における略水平
支持面8上に沿って脱落することなく、また小さな反力
を受けるだけで滑らかにスライド変位することになり、
これによって、排水配管として必要不可欠な排水機能は
確保しながら、地震発生時の大きな水平変位を適正かつ
円滑に吸収することが可能である。
撓性ホースの支持装置においては、通常、U字型形状に
屈曲された可撓性ホース5が、図1に示すような姿勢で
ホース支持体7の略水平支持面8に受止め支持され、所
定の排水機能が保持されている。そして、地震が発生し
て建築物と地盤との間に大きな相対変位が生じた時は、
変位側排水配管3に図1の仮想線で示すように、水平方
向360°の範囲で大きな変位が作用することになる。
このとき、上記可撓性ホース5自体が有する優れた伸縮
性および屈曲性を最大限に活用して該ホース5が地盤側
に設置固定されているホース支持体7と共に図3の
(A)(B)(C)に示すように、同一方向に移動しつ
つ、両者5,7間には相対的な変位が発生するが、この
とき、可撓性ホース5はホース支持体7における略水平
支持面8上に沿って脱落することなく、また小さな反力
を受けるだけで滑らかにスライド変位することになり、
これによって、排水配管として必要不可欠な排水機能は
確保しながら、地震発生時の大きな水平変位を適正かつ
円滑に吸収することが可能である。
【0014】図4は本発明に係る排水配管における変位
吸収用可撓性ホースの支持装置の他の実施の形態を示す
概略平面図であり、この他の実施の形態では、上記ホー
ス支持体7における長方形の略水平支持面8の長手方向
に沿う一辺8aを、変位側の排水配管3と可撓性ホース
5の一端部とのフランジ4,6による接続部Bから上記
可撓性ホース5と略水平支持面8の長手方向に沿う一辺
8aとの交点までの距離h2が固定側の排水配管1と可
撓性ホース5の一端部とのフランジ2,6による接続部
Aから上記可撓性ホース5と略水平支持面7aの上記一
辺8aとの交点までの距離h1よりも小さい傾斜辺とな
るような姿勢に配置したものである。
吸収用可撓性ホースの支持装置の他の実施の形態を示す
概略平面図であり、この他の実施の形態では、上記ホー
ス支持体7における長方形の略水平支持面8の長手方向
に沿う一辺8aを、変位側の排水配管3と可撓性ホース
5の一端部とのフランジ4,6による接続部Bから上記
可撓性ホース5と略水平支持面8の長手方向に沿う一辺
8aとの交点までの距離h2が固定側の排水配管1と可
撓性ホース5の一端部とのフランジ2,6による接続部
Aから上記可撓性ホース5と略水平支持面7aの上記一
辺8aとの交点までの距離h1よりも小さい傾斜辺とな
るような姿勢に配置したものである。
【0015】これを詳述すると、上記の両接続部を結ぶ
直線A,Bと上記ホース支持体7における略水平支持面
8の長手方向に沿う一辺8aの直線a,bとの交差角θ
は、最大変位量をH、直線A,Bの長さをLとすると、 H/L≦tanθ≦2H/L…(1) で表され、この(1)式から、 直線a,b≧(L/cosθ)+H+α ただし、αは余裕長 直線a,cおよびb,d≧100 となり、したがって、フランジ接続部の外径をr、可撓
性ホース5と直線a,bとの交点をe,fとすると、 距離h2(直線B,f)≧r×tanθ+α 距離h1(直線A,e)≧H+r×tanθ+α の関係式が成立するようにホース支持体7を傾斜姿勢に
配置したものである。
直線A,Bと上記ホース支持体7における略水平支持面
8の長手方向に沿う一辺8aの直線a,bとの交差角θ
は、最大変位量をH、直線A,Bの長さをLとすると、 H/L≦tanθ≦2H/L…(1) で表され、この(1)式から、 直線a,b≧(L/cosθ)+H+α ただし、αは余裕長 直線a,cおよびb,d≧100 となり、したがって、フランジ接続部の外径をr、可撓
性ホース5と直線a,bとの交点をe,fとすると、 距離h2(直線B,f)≧r×tanθ+α 距離h1(直線A,e)≧H+r×tanθ+α の関係式が成立するようにホース支持体7を傾斜姿勢に
配置したものである。
【0016】このような構成の他の実施形態によれば、
地震発生時において変位側の排水配管3が水平方向36
0°の範囲で最大限に変位しようとも、図5の(A)
(B)で示すように、U字型形状の可撓性ホース5がホ
ース支持体7の略水平支持面8から脱落したり、ホース
支持体7が排水配管と可撓性ホースとのフランジ接続部
A,Bに当たって変位が規制されたりすることなく、所
定の排水機能を保ちつつU字型形状の可撓性ホース5の
十分に大きな許容変位量を確保して所定の変位吸収機能
を発揮させることが可能であり、かつ、ホース支持体7
における略水平支持面8の必要面積をできるだけ小さく
してホース支持体7の設置スペースの節減を図ることが
可能である。
地震発生時において変位側の排水配管3が水平方向36
0°の範囲で最大限に変位しようとも、図5の(A)
(B)で示すように、U字型形状の可撓性ホース5がホ
ース支持体7の略水平支持面8から脱落したり、ホース
支持体7が排水配管と可撓性ホースとのフランジ接続部
A,Bに当たって変位が規制されたりすることなく、所
定の排水機能を保ちつつU字型形状の可撓性ホース5の
十分に大きな許容変位量を確保して所定の変位吸収機能
を発揮させることが可能であり、かつ、ホース支持体7
における略水平支持面8の必要面積をできるだけ小さく
してホース支持体7の設置スペースの節減を図ることが
可能である。
【0017】なお、上記実施の形態におけるホース支持
体7における略水平支持面8は、金属板を用いて平坦面
に形成したが、図6に示すように、複数本のパイプ9を
互いに平行に並列配置して、それらパイプ9の外周面か
ら略水平支持面8を形成してもよく、また、図4に示す
実施の形態の場合は、ホース支持体7における略水平支
持面8を図7に示すように、一本のパイプ9から形成し
てもよく、これらの場合は、可撓性ホース5の略水平支
持面8上に沿ってのスライド変位時の擦れ抵抗を少なく
して一層円滑な変位が可能であるとともに、ホース5の
擦れによる摩耗も抑制することが可能であり、特に図7
のように一本のパイプ9から形成するときは、ホース支
持体7の構成の簡略化とともに、それの設置スペースを
一層節減することが可能である。
体7における略水平支持面8は、金属板を用いて平坦面
に形成したが、図6に示すように、複数本のパイプ9を
互いに平行に並列配置して、それらパイプ9の外周面か
ら略水平支持面8を形成してもよく、また、図4に示す
実施の形態の場合は、ホース支持体7における略水平支
持面8を図7に示すように、一本のパイプ9から形成し
てもよく、これらの場合は、可撓性ホース5の略水平支
持面8上に沿ってのスライド変位時の擦れ抵抗を少なく
して一層円滑な変位が可能であるとともに、ホース5の
擦れによる摩耗も抑制することが可能であり、特に図7
のように一本のパイプ9から形成するときは、ホース支
持体7の構成の簡略化とともに、それの設置スペースを
一層節減することが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水平面
内で屈曲された可撓性ホースと該可撓性ホースを受止め
支持するホース支持体といった2つの構成部材を使用す
るのみであって、装置全体の低コスト化を図ることがで
きる。しかも、地震発生に伴って変位側排水配管に水平
方向の大きな変位力が作用したとき、可撓性ホース自体
が有する優れた伸縮性および屈曲性を最大限に活用して
該ホースをホース支持体の所定の排水勾配を有する略水
平支持面上に沿って大きな応力・歪等を生じることな
く、また脱落することもなく滑らかにスライド変位させ
ることが可能であり、したがって、排水配管として必要
不可欠な排水機能を確保しながら、地震発生時の大きな
水平変位を適正かつ円滑に吸収し、配管の破損を確実に
防止することができるという効果を奏する。
内で屈曲された可撓性ホースと該可撓性ホースを受止め
支持するホース支持体といった2つの構成部材を使用す
るのみであって、装置全体の低コスト化を図ることがで
きる。しかも、地震発生に伴って変位側排水配管に水平
方向の大きな変位力が作用したとき、可撓性ホース自体
が有する優れた伸縮性および屈曲性を最大限に活用して
該ホースをホース支持体の所定の排水勾配を有する略水
平支持面上に沿って大きな応力・歪等を生じることな
く、また脱落することもなく滑らかにスライド変位させ
ることが可能であり、したがって、排水配管として必要
不可欠な排水機能を確保しながら、地震発生時の大きな
水平変位を適正かつ円滑に吸収し、配管の破損を確実に
防止することができるという効果を奏する。
【0019】また、請求項2および請求項3に記載の発
明によれば、可撓性ホースの略水平支持面上に沿っての
スライド変位時の擦れ抵抗を少なくして一層円滑な変位
吸収機能を発揮させることができるとともに、ホースの
擦れによる摩耗を抑制することができ、特に請求項3に
記載の発明によれば、ホース支持体の構成の簡略化およ
び設置スペースの一層の節減を図ることができる。
明によれば、可撓性ホースの略水平支持面上に沿っての
スライド変位時の擦れ抵抗を少なくして一層円滑な変位
吸収機能を発揮させることができるとともに、ホースの
擦れによる摩耗を抑制することができ、特に請求項3に
記載の発明によれば、ホース支持体の構成の簡略化およ
び設置スペースの一層の節減を図ることができる。
【図1】本発明に係る排水配管における変位吸収用可撓
性ホースの支持装置の実施の形態で、通常状態を示す平
面図である。
性ホースの支持装置の実施の形態で、通常状態を示す平
面図である。
【図2】同上支持装置の正面図である。
【図3】(A)〜(C)は共に同上支持装置による水平
変位吸収作用状態を示す平面図である。
変位吸収作用状態を示す平面図である。
【図4】本発明に係る排水配管における変位吸収用可撓
性ホースの支持装置の他の実施の形態を示す概略平面図
である。
性ホースの支持装置の他の実施の形態を示す概略平面図
である。
【図5】(A)(B)は共に同上支持装置による水平変
位吸収作用状態を示す平面図である。
位吸収作用状態を示す平面図である。
【図6】同上支持装置の構成要素の一つであるホース支
持体における略水平支持面の変形構造を示す平面図であ
る。
持体における略水平支持面の変形構造を示す平面図であ
る。
【図7】図4に示す支持装置の構成要素の一つであるホ
ース支持体における略水平支持面の変形構造を示す平面
図である。
ース支持体における略水平支持面の変形構造を示す平面
図である。
【図8】従来の排水配管における変位吸収用可撓性ホー
スの支持装置の一例を示す概略斜視図である。
スの支持装置の一例を示す概略斜視図である。
【図9】従来の排水配管における変位吸収用可撓性ホー
スの支持装置の他の例を示す概略斜視図である。
スの支持装置の他の例を示す概略斜視図である。
【図10】図9の支持装置による水平変位吸収作用状態
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
1 固定側排水配管 3 変位側排水配管 5 可撓性ホース 7 ホース支持体 8 略水平支持面 9 パイプ
Claims (3)
- 【請求項1】 水平面内で屈曲され、その両端部が固定
側の排水配管および変位側の排水配管にそれぞれ連通接
続された可撓性ホースと、 この屈曲された可撓性ホースを、所定の排水勾配を有
し、かつ、上記変位側排水配管の最大変位時にも脱落の
ないように受止め支持する略水平支持面を有するホース
支持体とを備えていることを特徴とする排水配管におけ
る変位吸収用可撓性ホースの支持装置。 - 【請求項2】 上記ホース支持体の略水平支持面が、並
列配置された複数本のパイプの外周面から構成されてい
る請求項1に記載の排水配管における変位吸収用可撓性
ホースの支持装置。 - 【請求項3】 上記ホース支持体の略水平支持面が、一
本のパイプの外周面から構成されている請求項1に記載
の排水配管における変位吸収用可撓性ホースの支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11190230A JP2000035164A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 排水配管における変位吸収用可撓性ホ―スの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11190230A JP2000035164A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 排水配管における変位吸収用可撓性ホ―スの支持装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19447497A Division JP3876052B2 (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 排水配管における変位吸収用可撓性ホースの支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000035164A true JP2000035164A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16254664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11190230A Withdrawn JP2000035164A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 排水配管における変位吸収用可撓性ホ―スの支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000035164A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002081575A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-22 | Osaka Gas Co Ltd | 免震建物用配管構造 |
JP2002266392A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 住宅の給水配管 |
JP2003027549A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Ichijyo Home Building Co Ltd | 免震構造物における排水配管構造及びこの構造に使用されるパイプ支持具 |
CN106149812A (zh) * | 2015-04-28 | 2016-11-23 | 无锡百科知识产权有限公司 | 一种厨卫用排水管的组合方法 |
-
1999
- 1999-07-05 JP JP11190230A patent/JP2000035164A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2002266392A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 住宅の給水配管 |
JP4700205B2 (ja) * | 2001-03-09 | 2011-06-15 | 積水化学工業株式会社 | 住宅の給水配管構造 |
JP2003027549A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Ichijyo Home Building Co Ltd | 免震構造物における排水配管構造及びこの構造に使用されるパイプ支持具 |
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