JP2000034288A - スピロピペリジン誘導体 - Google Patents

スピロピペリジン誘導体

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JP2000034288A
JP2000034288A JP11014058A JP1405899A JP2000034288A JP 2000034288 A JP2000034288 A JP 2000034288A JP 11014058 A JP11014058 A JP 11014058A JP 1405899 A JP1405899 A JP 1405899A JP 2000034288 A JP2000034288 A JP 2000034288A
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勝義 中島
Sachiko Iio
幸子 飯尾
Takeshi Yamaguchi
武 山口
Toshiyasu Takemoto
利泰 竹元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】NK1 、NK2 及びNK3 受容体のすべてに対
して拮抗作用を示す化合物を提供する。 【解決手段】一般式(I)で表わされる化合物、その薬
理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体: 【化1】 {R1 、R2 :置換可アリール基、置換可ヘテロアリー
ル基; A:CH2、CO、SO2; B:単結合、アルキレン、
アルケニレン; D:O、S ; E:アルキレン、アルケニレン; 【化2】 [環式基G:置換可シクロアルケン環、置換シクロアル
カン環;環式基Ar:置換可アリール環、置換可ヘテロ
アリール環] R3 :アルキル; n:1−3}。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タキキニン受容体
(NK1、NK2及びNK3)に対する拮抗作用を有する
新規なスピロピペリジン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タキキニンの受容体として、NK
1受容体、NK2受容体及びNK3受容体が存在すること
が知られており、それぞれのいずれかひとつに対して拮
抗作用を示す化合物は多数知られている。近年では、タ
キキニンが介在する疾患をより効果的に予防又は治療す
る目的で、それら3種のサブタイプのうち、できるだけ
多くのサブタイプを遮断するための化合物が注目され始
め、NK1受容体及びNK2受容体の両方に対して拮抗作
用を示す化合物が開発されている。
【0003】NK1受容体及びNK2受容体の両方に対す
る拮抗作用を有する化合物としては、例えば、下記化合
物AがEP−776893号に開示されているが、この
化合物がNK3受容体に対する拮抗作用を有するとの報
告はない。
【0004】
【化4】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、タキキ
ニン受容体に対する拮抗作用を示す化合物について、永
年、鋭意研究を行った結果、スピロピペリジン誘導体
が、NK1、NK2及びNK 3受容体のすべてに対して拮
抗作用を示し、毒性が少なく、体内動態が優れているこ
とを見出して本発明を完成した。
【0006】更に、本発明の他の目的は、上記化合物を
有効成分とする、新規な医薬を提供することにあり、そ
の医薬を適用し得る疾患としては、例えば、不安、う
つ、精神症及び分裂症を含む中枢神経系の疾患;AID
Sにおける痴呆、アルツハイマー型の老年性痴呆、アル
ツハイマー病、ダウン症候群、脱髄性疾患、筋萎縮性側
索硬化症、神経障害、抹消神経障害、及び神経痛を含む
神経変性性疾患;慢性閉塞性肺疾患、気管支炎、肺炎、
気管支収縮、喘息、咳を含む呼吸器疾患;炎症性大腸疾
患(IBD)、乾癬、結合組織炎、骨関節炎、変性性関
節炎、及び関節リウマチを含む炎症性疾患;湿疹;及び
鼻炎を含むアレルギー疾患;蔓植物に対する過敏性疾患
を含む過敏性疾患;結膜炎、春季結膜炎、春季カタル、
種々の炎症性眼疾患に伴う血液−眼房水関門の破壊、眼
房内圧上昇、縮瞳を含む眼科疾患;接触性皮膚炎、アト
ピー性皮膚炎、蕁麻疹、及びその他の湿疹様皮膚炎を含
む皮膚疾患;アルコール依存症を含む耽弱症;ストレス
による体性疾患;肩・手症候群を含む反射性交感神経ジ
ストロフィー;気分変調;移植片の拒絶を含む望ましく
ない免疫反応及び全身性紅斑性狼瘡を含む免疫増強、或
は免疫抑制に関連した疾患;内臓を調節する神経の異常
による疾患、大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病を含む
消化器疾患;X線照射及び化学療法剤、毒物、毒素、妊
娠、前庭障害、術後病、胃腸閉塞、胃腸運動低下、内臓
痛、偏頭痛、頭蓋内圧増加、頭蓋内圧減少又は各種薬物
投与に伴う副作用により誘発される嘔吐を含む嘔吐;膀
胱炎、尿失禁を含む膀胱機能疾患;膠原病、強皮症、肝
蛭感染による好酸球増多症;狭心症、偏頭痛、及びレイ
ノー病を含む血管拡張、或は収縮による血流の異常によ
る疾患;偏頭痛、頭痛、歯痛を含む痛み侵害受容の疼
痛;睡眠時無呼吸症候群を挙げることができる。本発明
の新規な医薬は、特に、喘息及び/又は気管支炎、鼻
炎、アレルギー、尿失禁の予防剤又は治療剤として用い
ることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)一般式
(I)で表わされる化合物、その薬理上許容される塩、
そのエステル又はその他の誘導体に関する。
【0008】
【化5】 {式中、R1及びR2は、同一若しくは異なって、アリー
ル基、ヘテロアリール基、置換基群Aより選択される基
で1乃至3個置換されたアリール基、又は、置換基群A
より選択される基で1乃至3個置換されたヘテロアリー
ル基を示し、Aは、メチレン基、カルボニル基又はスル
ホニル基を示し、Bは、単結合、炭素数1乃至4個のア
ルキレン基又は炭素数2乃至4個のアルケニレン基を示
し、Dは、酸素原子又は硫黄原子を示し、Eは、炭素数
1乃至4個のアルキレン基又は炭素数2乃至4個のアル
ケニレン基を示し、
【0009】
【化6】 [式中、環式基Gは、炭素数5乃至8個のシクロアルケ
ン環、置換基群Bより選択される基で1乃至2個置換さ
れた炭素数5乃至8個のシクロアルカン環、又は置換基
群Bより選択される基で1乃至2個置換された炭素数5
乃至8個のシクロアルケン環を示し、環式基Arは、ア
リール環、ヘテロアリール環、置換基群Aより選択され
る基で1乃至3個置換されたアリール環又は置換基群A
より選択される基で1乃至3個置換されたヘテロアリー
ル環を示す。]を示し、R3は、低級アルキル基を示
し、nは、1乃至3の整数を示す。
【0010】ただし、環式基Gの定義中、オキソ基のみ
で置換されている基、及び、低級アルカンスルホニル基
のみで置換されている基を除く。} [置換基群A]ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲ
ノ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ
カルボニル基、カルボキシ基、水酸基、低級脂肪族アシ
ル基、低級脂肪族アシルアミノ基、アミノ基、及び、シ
アノ基 [置換基群B]オキソ基;水酸基;カルボキシル基;チ
オール基;並びに、窒素原子上の置換基として、置換基
群Aで置換されていてもよい、低級アルキル、アリール
及びアラルキル基、低級脂肪族アシル基、低級アルカン
スルホニル基。
【0011】これらのうち、好適な化合物は、(2)
1が、アリール基、ヘテロアリール基又は下記置換基
群Aより選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基である化合物、(3) R1が、アリール基又は下記
置換基群A1より選択される基で1乃至3個置換された
アリール基である化合物、(4) R2が、アリール基
又は置換基群Aより選択される基で1乃至3個置換され
たアリール基である化合物、(5) R2が、置換基群
Aより選択される基で置換されたアリール基である化合
物、(6) Aが、カルボニル基である化合物、(7)
Bが、単結合である化合物、(8) Dが、酸素原子
である化合物、(9) Eが、炭素数1乃至4個のアル
キレン基である化合物、(10) Eが、炭素数2又は
3個のアルキレン基である化合物、(11)
【0012】
【化7】 である化合物、(12) 環式基Gが、置換基群Bより
選択される基で1乃至2個置換されたシクロペンタン環
若しくはシクロペンテン環である化合物、(13) 環
式基Gが、1個のヒドロキシ基でされたシクロペンタン
環若しくはシクロペンテン環である化合物、(14)
nが、1又は2である化合物、及び(15) nが、2
である化合物、並びにその薬理上許容される塩、そのエ
ステル又はその他の誘導体である。 [置換基群A1]低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基 更に、上記において、(2)及び(3);(4)及び
(5);(6);(7);(8);(9)及び(1
0);(11)乃至(13);並びに(14)及び(1
5)の8群の各群から選択された要素を任意に組み合わ
せたような化合物も好適である。(16) より更に好
適な化合物としては、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]及び ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン−1,
4’−ピペリジン]、並びにその薬理上許容される塩、
そのエステル又はその他の誘導体を挙げることができ、
(17) 最も好適な化合物としては、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]及び ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、並びにその薬
理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体を
挙げることができる。
【0013】また、本発明の新規な医薬は、上記(1)
乃至(17)より選択されるいずれか1に記載の化合
物、その薬理上許容される塩、そのエステル又はその他
の誘導体を有効成分として含有し、特に、喘息及び/又
は気管支炎、鼻炎、アレルギー、或いは尿失禁の予防剤
又は治療剤として用いることができる。
【0014】上記一般式(I)において、R1及びR2
定義における「アリール基」、R1及びR2の定義におけ
る「置換基群Aより選択される基で1乃至3個置換され
たアリール基」の「アリール基」、並びに、[置換基群
B]の定義における「窒素原子上の置換基として、置換
基群Aで置換されていてもよいアリール基」の「アリー
ル基」とは、例えば、フェニル、インデニル、ナフチ
ル、フェナンスレニル、アントラセニルのような炭素数
5乃至14個の芳香族炭化水素基を挙げることができ、
好適にはフェニル基である。
【0015】尚、上記「アリール基」は、炭素数3乃至
10個のシクロアルキル基と縮環していてもよく、例え
ば、5−インダニルのような基を挙げることができる。
【0016】R1及びR2の定義における「ヘテロアリー
ル基」並びにR1及びR2の定義における「置換基群Aよ
り選択される基で1乃至3個置換されたヘテロアリール
基」の「ヘテロアリール基」とは、硫黄原子、酸素原子
又は/及び窒素原子を1乃至3個含む5乃至7員芳香族
複素環基を示し、例えば、フリル、チエニル、ピロリ
ル、アゼピニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾ
リル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、
1,2,3−オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラ
ゾリル、チアジアゾリル、ピラニル、ピリジル、ピリダ
ジニル、ピリミジニル、ピラジニルのような基を挙げる
ことができ、好適には、窒素原子を少なくとも1個含
み、酸素原子又は硫黄原子を含んでいてもよい5乃至7
員芳香族複素環基を示し、例えば、ピロリル、アゼピニ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキ
サゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−
オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チア
ジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、
ピラジニルのような基を挙げることができ、更に好適に
は、ピリジル、イミダゾリル、オキサゾリル、ピラジニ
ル及びチアゾリルである。
【0017】尚、上記「ヘテロアリール基」は、他の環
式基と縮環していてもよく、例えば、インドリル、ベン
ゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベン
ゾイミダゾリル、イソキノリル、キノリル、キノキサリ
ルのような基を挙げることができる。
【0018】R3、[置換基群A]及び[置換基群A1
の定義における「低級アルキル基」並びに[置換基群
B]の定義における「窒素原子上の置換基として、置換
基群Aで置換されていてもよい、低級アルキル基」の
「低級アルキル基」とは、例えば、メチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロ
ピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチ
ル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メ
チルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメ
チルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチ
ルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチル
ブチル、2−エチルブチルのような炭素数1乃至6個の
直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、好適には、炭素数1
乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基である。
【0019】B及びEの定義における「炭素数1乃至4
個のアルキレン基」とは、例えば、メチレン、メチルメ
チレン、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチルトリメ
チレン、3−メチルトリメチレンのような炭素数1乃至
4個の直鎖又は分枝鎖アルキレン基を挙げることができ
る。
【0020】Bについて、好適には、炭素数1乃至3個
の直鎖又は分枝鎖アルキレン基である。
【0021】Eについて、好適には、炭素数1乃至3個
の直鎖又は分枝鎖アルキレン基であり、更に好適には、
エチレン、トリメチレンであり、最も好適には、エチレ
ンである。
【0022】B及びEの定義における「炭素数2乃至4
個のアルケニレン基」とは、エテニレン、2−プロペニ
レン、1−メチル−2−プロペニレン、2−メチル−2
−プロペニレン、2−エチル−2−プロペニレン、2−
ブテニレンのような炭素数2乃至4個の直鎖又は分枝鎖
アルケニレン基を挙げることができ、好適には、エテニ
レン、2−プロペニレン又は3−ブテニレンであり、更
に好適には、エテニレン又は2−プロペニレンである。
【0023】環式基Gが示す、「炭素数5乃至8個のシ
クロアルケン環」、及び「置換基群Bより選択される基
で1乃至2個置換された炭素数5乃至8個のシクロアル
ケン環」の「炭素数5乃至8個のシクロアルケン環」と
しては、例えば、シクロプロペン環、シクロブテン環、
シクロペンテン環、シクロヘキセン環、シクロヘプテン
環、シクロオクテン環を挙げることができる。好適に
は、「炭素数5乃至6個のシクロアルケン環」であり、
更に好適には、シクロペンテン環である。
【0024】環式基Gが示す、「置換基群Bより選択さ
れる基で1乃至2個置換された炭素数5乃至8個のシク
ロアルカン環」の「炭素数5乃至8個のシクロアルカン
環」としては、例えば、シクロプロパン環、シクロブタ
ン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘ
プタン環、シクロオクタン環を挙げることができる。好
適には、「炭素数5乃至6個のシクロアルカン環」であ
り、更に好適には、シクロペンタン環である。
【0025】環式基Arの定義における、「アリール
環」並びに「置換基群Aより選択される基で1乃至3個
置換されたアリール環」の「アリール環」とは、ベンゼ
ン環、インデン環、ナフタレン環、フェナンスレン環、
アントラセニル環のような炭素数6乃至14個の芳香族
炭化水素環を示し、好適にはベンゼン環を示す。
【0026】環式基Arの定義における、「ヘテロアリ
ール環」並びに「置換基群Aより選択される基で1乃至
3個置換されたヘテロアリール環」の「ヘテロアリール
環」とは、硫黄原子、酸素原子又は/及び窒素原子を1
乃至3個含む5乃至7員芳香族複素環を示し、例えば、
フラン環、チオフェン環、ピロール環、アゼピン環、ピ
ラゾール環、イミダゾール環、オキサゾール環、イソキ
サゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、1,
2,3−オキサジアゾール環、トリアゾール環、テトラ
ゾール環、チアジアゾール環、ピラン環、ピリジン環、
ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環のような環を
挙げることができ、好適には、窒素原子を少なくとも1
個含み、酸素原子又は硫黄原子を含んでいてもよい5乃
至7員芳香族複素環基を示し、例えば、ピロール環、ア
ゼピン環、ピラゾール環、イミダゾール環、オキサゾー
ル環、イソキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾー
ル環、1,2,3−オキサジアゾール環、トリアゾール
環、テトラゾール環、チアジアゾール環、ピリジン環、
ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環のような基を
挙げることができ、更に好適には、ピリジン環、イミダ
ゾール環、オキサゾール環、ピラジン環及びチアゾール
環である。
【0027】すなわち、下記一般式
【0028】
【化8】 が示す基としては、例えば、2−ヒドロキシインダン−
1,1−ジイル(特に、2S−ヒドロキシインダン−
1,1−ジイル)、3−ヒドロキシインダン−1,1−
ジイル、2,3−ジヒドロキシインダン−1,1−ジイ
ル、インデン−1,1−ジイル等を挙げることができ
る。
【0029】[置換基群A]の定義における「ハロゲン
原子」とは、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原
子であり、好適には、弗素原子、塩素原子である。
【0030】[置換基群A]及び[置換基群A1]の定
義における「ハロゲノ低級アルキル基」とは、前記「ハ
ロゲン原子」が「低級アルキル基」に結合した基をい
い、例えば、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、
ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、
フルオロメチル、2,2,2−トリクロロエチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、2−ブロモエチル、2−
クロロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジブロモ
エチルのような基を挙げることができ、好適には、トリ
フルオロメチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル
及び2−フルオロエチルである。
【0031】[置換基群A]及び[置換基群A1]の定
義における「低級アルコキシ基」並びに[置換基群A]
の定義における「低級アルコキシカルボニル基」の「低
級アルコキシ基」とは、前記「低級アルキル基」が酸素
原子に結合した基をいい、例えば、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、
イソブトキシ、s−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペ
ントキシ、イソペントキシ、2−メチルブトキシ、ネオ
ペントキシ、n−ヘキシルオキシ、4−メチルペントキ
シ、3−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、
3,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキ
シ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブト
キシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブ
トキシのような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アル
コキシ基を示し、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又
は分枝鎖アルコキシ基である。
【0032】[置換基群A]の定義における「低級脂肪
族アシル基」;「低級脂肪族アシルアミノ基」の「低級
脂肪族アシル基」;並びに、[置換基群B]の定義にお
ける「窒素原子上の置換基として、低級脂肪族アシル
基」の「低級脂肪族アシル基」とは、炭素数2乃至7個
の脂肪族アシル基を示し、例えば、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ピバロイル、バレリル及びイソバレリルを挙げる
ことができ、好適には、アセチル及びプロピオニルであ
る。
【0033】[置換基群B]の定義における「窒素原子
上の置換基として、置換基群Aで置換されていてもよ
い、アラルキル基」の「アラルキル基」とは、前記「ア
リール基」が前記「低級アルキル基」に結合した基をい
い、例えば、ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフ
チルメチル、インデニルメチル、フェナンスレニルメチ
ル、アントラセニルメチル、ジフェニルメチル、トリフ
ェニルメチル、1−フェネチル、2−フェネチル、1−
ナフチルエチル、2−ナフチルエチル、1−フェニルプ
ロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピ
ル、1−ナフチルプロピル、2−ナフチルプロピル、3
−ナフチルプロピル、1−フェニルブチル、2−フェニ
ルブチル、3−フェニルブチル、4−フェニルブチル、
1−ナフチルブチル、2−ナフチルブチル、3−ナフチ
ルブチル、4−ナフチルブチル、1−フェニルペンチ
ル、2−フェニルペンチル、3−フェニルペンチル、4
−フェニルペンチル、5−フェニルペンチル、1−ナフ
チルペンチル、2−ナフチルペンチル、3−ナフチルペ
ンチル、4−ナフチルペンチル、5−ナフチルペンチ
ル、1−フェニルヘキシル、2−フェニルヘキシル、3
−フェニルヘキシル、4−フェニルヘキシル、5−フェ
ニルヘキシル、6−フェニルヘキシル、1−ナフチルヘ
キシル、2−ナフチルヘキシル、3−ナフチルヘキシ
ル、4−ナフチルヘキシル、5−ナフチルヘキシル、6
−ナフチルヘキシルを挙げることができ、好適には、
「アリール基」部分がベンゼンであり、「低級アルキル
基」の炭素数が1乃至4個の「アラルキル基」であり、
更に好適には、ベンジル基及びフェネチル基である。
【0034】[置換基群B]の定義における「窒素原子
上の置換基として、低級アルカンスルホニル基」の「低
級アルカンスルホニル基」とは、前記「低級アルキル
基」がスルホニルに結合した基を示し、好適には、メタ
ンスルホニル、エタンスルホニル、1−プロパンスルホ
ニルのような炭素数1乃至4個のアルカンスルホニル基
を示す。
【0035】R1は、好適には、アリール基、ヘテロア
リール基又は置換基群Aより選択される基で1乃至3個
置換されたアリール基であり、更に好適には、アリール
基又は置換基群A1より選択される基で1乃至3個置換
されたアリール基であり、より更に好適には、置換基群
1より選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基であり、最も好適には、1乃至3個の低級アルコキシ
基で置換されたアリール基である。
【0036】R2は、好適には、アリール基又は置換基
群Aより選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基であり、更に好適には置換基群Aより選択される基で
1乃至3個置換されたアリール基であり、より更に好適
には、1乃至3個のハロゲン原子で置換されたアリール
基であり、最も好適には、1乃至3個のハロゲン原子で
置換されたフェニル基である。
【0037】
【化9】 は、好適には、環式基Gとピペリジン環とのスピロ結合
を構成する炭素原子に隣接する炭素原子及びそのとなり
の炭素原子が、環式基Arの一部を構成すると同時に、
環式基Gの一部を構成している基である。
【0038】「その薬理上許容される塩」とは、本発明
の化合物(I)は塩にすることができるので、その塩を
示す。
【0039】本発明の化合物(I)と酸により形成され
る塩としては、好適には、弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化
水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、
硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メ
タンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、
エタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩
のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸、りんご酸、フマ
−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸
塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リ
ジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸
塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げること
ができる。更に好適には、ハロゲン化水素酸塩又は有機
酸塩であり、より更に好適には、ハロゲン化水素酸塩で
あり、最も好適には、塩酸塩である。
【0040】一方、本発明の化合物(I)と塩基により
形成される塩としては、好適には、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウ
ム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、ア
ルミニウム塩、鉄塩等の金属塩;アンモニウム塩のよう
な無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン
塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシン
アルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチル
グルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリ
エチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’
−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン
塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジ
ルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルア
ンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン塩のような有機塩等のアミン塩;及び、グリシン塩、
リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸
塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げること
ができる。
【0041】又、本発明の化合物(I)は、分子内のピ
ペリジノ基の窒素原子をR3基で修飾することにより、
4級アミンにすることができるので、このようなカチオ
ンを有する化合物と、アニオン(アニオンとなるもので
あれば特に限定はないが、例えば、塩素イオン、沃素イ
オンのようなハロゲンイオンを挙げることができる。)
との塩も本発明に包含される。
【0042】更に、本発明の化合物(I)は、大気中に
放置しておくことにより、水分を吸収し、吸着水が付い
たり、水和物となる場合があり、そのような塩も本発明
に包含される。「そのエステル又はその他の誘導体」と
は、本発明の化合物が有する官能基(例えば、水酸基、
カルボキシ基、アミノ基など)を、定法にしたがって、
保護基などで修飾することによって得られる化合物であ
って、生体に投与することによって、本発明の化合物
(I)に変換される誘導体を示す。そのような誘導体か
否かは、その化合物をラットやマウスのような実験動物
に静脈内若しくは経口投与し、その後の動物の体液を調
べ、本発明の化合物(I)又はその薬理学的に許容され
る塩を検出できることにより決定できる。
【0043】「そのエステル」とは、本発明の化合物
(I)は、エステルにすることができるので、そのエス
テルをいい、そのようなエステルとしては、「水酸基の
エステル」及び「カルボキシ基のエステル」を挙げるこ
とができ、各々のエステル残基が「一般的保護基」又は
「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し
得る保護基」であるエステルをいう。
【0044】「一般的保護基」とは、加水素分解、加水
分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂
し得る保護基をいう。
【0045】「水酸基のエステル」に斯かる「一般的保
護基」としては、好適には、前記「低級脂肪族アシル
基」;前記「芳香族アシル基」;テトラヒドロピラン−
2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、
4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒ
ドロチオピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロ
チオピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル
又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラ
ン−2−イル、テトラヒドロチオフラン−2−イルのよ
うな「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラ
ニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソ
プロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、
メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシ
リル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低級アルキ
ルシリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチ
ルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジ
イソプロピルシリルのような1乃至2個のアリ−ル基で
置換されたトリ低級アルキルシリル基等の「シリル
基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキ
シメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプ
ロポキシメチル、ブトキシメチル、tert−ブトキシメチ
ルのような低級アルコキシメチル基、2−メトキシエト
キシメチルのような低級アルコキシ化低級アルコキシメ
チル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス
(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲノ低級ア
ルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;1−エト
キシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのような低
級アルコキシ化エチル基、2,2,2−トリクロロエチ
ルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチル基」;
ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、
ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチル
ジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃
至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基、4−
メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、
3,4,5−トリメチルベンジル、3,5−ジ(トリフ
ルオロメチル)ベンジル、4−メトキシベンジル、4−
メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブ
ロモベンジル、4−シアノベンジルのような低級アルキ
ル、ハロゲノ低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、
ハロゲン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3
個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基等の「アラ
ルキル基」;前記「低級アルコキシカルボニル基」;前
記「アルケニルオキシカルボニル基」;前記「アラルキ
ルオキシカルボニル基」を挙げることができる。
【0046】「カルボキシ基のエステル」に斯かる「一
般的保護基」としては、好適には、前記「低級アルキル
基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1
−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニ
ル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プ
ロペニル、2−エチル−2−プロペニル、1−ブテニ
ル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、1−メ
チル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−
エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3
−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−
3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−
メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニ
ル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2
−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチ
ル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、1
−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−
ヘキセニル、5−ヘキセニルのような低級アルケニル
基;エチニル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロ
ピニル、2−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2
−プロペニル、2−ブチニル、1−メチル−2−ブチニ
ル、2−メチル−2−ブチニル、1−エチル−2−ブチ
ニル、3−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−
メチル−3−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2
−ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、2−メチ
ル−2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メチル−3
−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、4−ペン
チニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−4
−ペンチニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−
ヘキシニル、5−ヘキシニルのような低級アルキニル
基;前記「ハロゲノ低級アルキル」;2−ヒドロキシエ
チル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシ
プロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキ
シブチルのようなヒドロキシ「低級アルキル基」;アセ
チルメチルのような「低級脂肪族アシル」−「低級アル
キル基」;前記「アラルキル基」;前記「シリル基」を
挙げることができる。
【0047】「生体内で加水分解のような生物学的方法
により開裂し得る保護基」とは、人体内で加水分解等の
生物学的方法により開裂し、フリーの酸又はその塩を生
成する保護基をいい、そのような誘導体か否かは、ラッ
トやマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、
その後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬
理学的に許容される塩を検出できることにより決定で
き、「水酸基のエステル」に斯かる「生体内で加水分解
のような生物学的方法により開裂し得る保護基」として
は、好適には、ホルミルオキシメチル、アセトキシメチ
ル、ジメチルアミノアセトキシメチル、プロピオニルオ
キシメチル、ブチリルオキシメチル、ピバロイルオキシ
メチル、バレリルオキシメチル、イソバレリルオキシメ
チル、ヘキサノイルオキシメチル、1−ホルミルオキシ
エチル、1−アセトキシエチル、1−プロピオニルオキ
シエチル、1−ブチリルオキシエチル、1−ピバロイル
オキシエチル、1−バレリルオキシエチル、1−イソバ
レリルオキシエチル、1−ヘキサノイルオキシエチル、
1−ホルミルオキシプロピル、1−アセトキシプロピ
ル、1−プロピオニルオキシプロピル、1−ブチリルオ
キシプロピル、1−ピバロイルオキシプロピル、1−バ
レリルオキシプロピル、1−イソバレリルオキシプロピ
ル、1−ヘキサノイルオキシプロピル、1−アセトキシ
ブチル、1−プロピオニルオキシブチル、1−ブチリル
オキシブチル、1−ピバロイルオキシブチル、1−アセ
トキシペンチル、1−プロピオニルオキシペンチル、1
−ブチリルオキシペンチル、1−ピバロイルオキシペン
チル、1−ピバロイルオキシヘキシルのような1−
(「低級脂肪族アシル」オキシ)「低級アルキル基」、
シクロペンチルカルボニルオキシメチル、シクロヘキシ
ルカルボニルオキシメチル、1−シクロペンチルカルボ
ニルオキシエチル、1−シクロヘキシルカルボニルオキ
シエチル、1−シクロペンチルカルボニルオキシプロピ
ル、1−シクロヘキシルカルボニルオキシプロピル、1
−シクロペンチルカルボニルオキシブチル、1−シクロ
ヘキシルカルボニルオキシブチルのような1−(「シク
ロアルキル」カルボニルオキシ)「低級アルキル基」、
ベンゾイルオキシメチルのような1−(「芳香族アシ
ル」オキシ)「低級アルキル基」等の1−(アシルオキ
シ)「低級アルキル基」;メトキシカルボニルオキシメ
チル、エトキシカルボニルオキシメチル、プロポキシカ
ルボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニルオキ
シメチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、イソブト
キシカルボニルオキシメチル、ペンチルオキシカルボニ
ルオキシメチル、ヘキシルオキシカルボニルオキシメチ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、シ
クロヘキシルオキシカルボニルオキシ(シクロヘキシ
ル)メチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソプ
ロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(ブトキシカ
ルボニルオキシ)エチル、1−(イソブトキシカルボニ
ルオキシ)エチル、1−(tert−ブトキシカルボニルオ
キシ)エチル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオ
キシ)プロピル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニ
ルオキシ)プロピル、1−(シクロペンチルオキシカル
ボニルオキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカ
ルボニルオキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシ
カルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニル
オキシ)プロピル、2−(メトキシカルボニルオキシ)
エチル、2−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、2
−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、2−(イソ
プロポキシカルボニルオキシ)エチル、2−(ブトキシ
カルボニルオキシ)エチル、2−(イソブトキシカルボ
ニルオキシ)エチル、2−(ペンチルオキシカルボニル
オキシ)エチル、2−(ヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)プロピ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−
(プロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(イソ
プロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ブトキ
シカルボニルオキシ)プロピル、1−(イソブトキシカ
ルボニルオキシ)プロピル、1−(ペンチルオキシカル
ボニルオキシ)プロピル、1−(ヘキシルオキシカルボ
ニルオキシ)プロピル、1−(メトキシカルボニルオキ
シ)ブチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ブチ
ル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−
(イソプロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(ブ
トキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(イソブトキシ
カルボニルオキシ)ブチル、1−(メトキシカルボニル
オキシ)ペンチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)
ペンチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)ヘキシ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ヘキシルのよう
な(低級アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;
(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル)メチル、〔5−(4−メチルフェニル)−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、
〔5−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル〕メチル、〔5−(4−フル
オロフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル〕メチル、〔5−(4−クロロフェニル)−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、
(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル、(5−エチル−2−オキソ−1,
3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−プロピル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−イソプロピル−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル)メチル、(5−ブチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルのようなオ
キソジオキソレニルメチル基;等の「カルボニルオキシ
アルキル基」:フタリジル、ジメチルフタリジル、ジメ
トキシフタリジルのような「フタリジル基」:前記「低
級脂肪族アシル基」:前記「芳香族アシル基」:「コハ
ク酸のハーフエステル塩残基」:「燐酸エステル塩残
基」:「アミノ酸等のエステル形成残基」:カルバモイ
ル基:1乃至2個の低級アルキル基で置換されたカルバ
モイル基:及び、ピバロイルオキシメチルオキシカルボ
ニルのような「1−(アシルオキシ)アルキルオキシカ
ルボニル基」を挙げることができ、好適には、「カルボ
ニルオキシアルキル基」である。
【0048】一方、「カルボキシ基のエステル」に斯か
る「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂
し得る保護基」としては、好適には、メトキシエチル、
1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチ
ル、1−(イソプロポキシ)エチル、2−メトキシエチ
ル、2−エトキシエチル、1,1−ジメチル−1−メト
キシエチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、
イソプロポキシメチル、n−ブトキシメチル、tert−ブ
トキシメチルのような低級アルコキシ低級アルキル基、
2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化
低級アルコキシ低級アルキル基、フェノキシメチルのよ
うな「アリール」オキシ「低級アルキル基」、2,2,
2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエト
キシ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキシ低級ア
ルキル基等の「アルコキシ低級アルキル基」;メトキシ
カルボニルメチルのような「「低級アルコキシ」カルボ
ニル「低級アルキル基」」;シアノメチル、2−シアノ
エチルのような「シアノ「低級アルキル基」;メチルチ
オメチル、エチルチオメチルのような「「低級アルキ
ル」チオメチル基」;フェニルチオメチル、ナフチルチ
オメチルのような「「アリール」チオメチル基」;2−
メタンスルホニルエチル、2−トリフルオロメタンスル
ホニルエチルのような「ハロゲンで置換されていてもよ
い「低級アルキル」スルホニル「低級アルキル基」」;
2−ベンゼンスルホニルエチル、2−トルエンスルホニ
ルエチルのような「「アリール」スルホニル「低級アル
キル基」」;前記「1−(アシルオキシ)「低級アルキ
ル基」」;前記「フタリジル基」;前記「アリール
基」;前記「低級アルキル基」;カルボキシメチルのよ
うな「カルボキシアルキル基」;及びフェニルアラニン
のような「アミノ酸のアミド形成残基」を挙げることが
できる。
【0049】「その他の誘導体」とは、本発明の化合物
(I)がアミノ基及び/又はカルボキシ基を有する場
合、上記「そのエステル」以外の誘導体にすることがで
きるので、その誘導体を示す。そのような誘導体として
は、例えばアミド誘導体を挙げることができる。
【0050】本発明の化合物(I)は、分子内に不斉炭
素を有し、各々がR配位又はS配位である立体異性体が
存在するが、その各々、或いはそれらの任意の割合の混
合物のいずれも本発明に包含される。
【0051】
【発明の実施の形態】本発明のスピロピペリジン誘導体
は、以下に記載する方法によって製造することができ
る。 [A法]
【0052】
【化10】 上記式中、R1、R2、A、B、D、E、環式基M及びn
は、前記と同意義を示す。
【0053】Yは、通常、求核残基として脱離する基で
あれば特に限定はないが、好適には、塩素、臭素、沃素
のようなハロゲン原子;トリクロロメチルオキシのよう
なトリハロゲノメチルオキシ基;メタンスルホニルオキ
シ、エタンスルホニルオキシのような低級アルカンスル
ホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホニルオキ
シ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキシのようなハ
ロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベンゼンスル
ホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、p−ニ
トロベンゼンスルホニルオキシのようなアリ−ルスルホ
ニルオキシ基を挙げることができ、更に好適には、ハロ
ゲン原子及び低級アルカンスルホニルオキシ基である。
【0054】Step A1は、化合物(II)と化合
物(III)とを、溶媒中、塩基の存在下に、反応さ
せ、本願発明化合物(I)を製造する工程である。
【0055】使用される溶媒としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル
類;ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル
類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン
類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合
物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニ
トリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−
ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルホ
スホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキ
シド、スルホランのようなスルホキシド類を挙げること
ができ、更に好適には、アミド類、エ−テル類及びニト
リル類であり、最も好適には、アミド類である。
【0056】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば、特に限定はな
いが、好適には、沃化カリウムのような金属沃化物と、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのような
アルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸
水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化
カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチ
ウムのようなアルカリ金属水酸化物類又は弗化ナトリウ
ム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無
機塩基類との組合わせ、或は、N−メチルモルホリン、
トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシル
アミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリ
ジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチル
ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.
3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
(DBU)のような有機塩基類を挙げることができ、更
に好適には、金属沃化物と無機塩基類との組合わせであ
り、最も好適には、金属沃化物とアルカリ金属炭酸水素
塩類との組合わせである。
【0057】反応温度は、0℃乃至150℃で行なわれ
るが、好適には、20℃乃至120℃である。
【0058】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常、30分間乃至48時間であり、好適には、1時間
乃至12時間である。
【0059】また、一般式(I)の化合物において、環
式基Gを構成する炭素原子のうち、ピペリジン環に隣接
する炭素原子以外の炭素原子が水酸基で置換されている
化合物を製造する場合には、まず上記A法にしたがって
対応するケトン誘導体を合成し、次いでその化合物を還
元することにより製造することができる。
【0060】使用される溶媒としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、メタノール、エタノールのような
アルコール類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テ
ル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエ−テル類を挙げることがで
き、更に好適には、アルコール類であり、最も好適に
は、エタノールである。
【0061】使用される還元剤としては、通常、還元剤
として使用されるものであれば特に限定はないが、好適
には、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム
のような水素化ホウ素アルカリ金属;水素化アルミニウ
ムリチウム、水素化リチウムトリエトキシドアルミニウ
ムのような水素化アルミニウム化合物;水素化テルルナ
トリウム;ジ(イソブチル)アルミニウムヒドリド、ジ
(メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムジヒドリ
ドのような水素化有機アルミニウム系還元剤等のヒドリ
ド試薬を挙げることができ、更に好適には、水素化ホウ
素アルカリ金属、水素化有機アルミニウム系還元剤であ
り、最も好適には、水素化ホウ素アルカリ金属である。
【0062】反応温度は−78℃乃至50℃で行なわれ
るが、好適には、−20℃乃至20℃である。
【0063】反応時間は、主に反応温度、原料化合物、
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常、5分間乃至24時間であり、好適には、10分間
乃至2時間である。
【0064】上記各反応終了後、目的化合物は常法に従
って、反応混合物から採取される。
【0065】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水等で洗
浄後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム、無水硫酸ナトリウム等で乾燥後、溶剤を留去
することによって得られる。
【0066】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿、又は、通常、有機化合物の分離
精製に慣用されている方法、例えば、シリカゲル、アル
ミナ、マグネシウムーシリカゲル系のフロリジルのよう
な担体を用いた吸着カラムクロマトグラフィー法;セフ
ァデックスLH−20(ファルマシア社製)、アンバー
ライトXAD−11(ローム・アンド・ハース社製)、
ダイヤイオンHP−20(三菱化学社製)ような担体を
用いた分配カラムクロマトグラフィー等の合成吸着剤を
使用する方法、イオン交換クロマトを使用する方法、又
は、シリカゲル若しくはアルキル化シリカゲルによる順
相・逆相カラムクロマトグラフィー法(好適には、高速
液体クロマトグラフィーである。)を適宜組合せ、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
【0067】尚、原料化合物については、市販品を購入
するか又は公知の方法に準じて容易に合成することがで
きる。例えば、前記一般式(II)を有する化合物は、
EP−776893号等にしたがって製造することがで
き、前記一般式(III)を有する化合物は、米国特許
5,578,593等にしたがって製造することができ
る。
【0068】本発明の新規なスピロピペリジン誘導体
は、タキキニンに対して優れた拮抗作用を有し、N
1、NK2及びNK3受容体に対して優れた拮抗活性を
有し、優れた経口吸収性を有し、且つ、毒性も少ないの
で、医薬として有用であり、例えば、不安、うつ、精神
症及び分裂症を含む中枢神経系の疾患;睡眠時無呼吸
症;AIDSにおける痴呆、アルツハイマー型の老年性
痴呆、アルツハイマー病、ダウン症候群、脱髄性疾患、
筋萎縮性側索硬化症、神経障害、抹消神経障害、及び神
経痛を含む神経変性性疾患;慢性閉塞性肺疾患、気管支
炎、肺炎、気管支収縮、喘息、咳を含む呼吸器疾患;炎
症性大腸疾患(IBD)、乾癬、結合組織炎、骨関節
炎、変性性関節炎、及び関節リウマチを含む炎症性疾
患;湿疹;及び鼻炎を含むアレルギー疾患;蔓植物に対
する過敏性疾患を含む過敏性疾患;結膜炎、春季結膜
炎、春季カタル、種々の炎症性眼疾患に伴う血液−眼房
水関門の破壊、眼房内圧上昇、縮瞳を含む眼科疾患;接
触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、及びその他の
湿疹様皮膚炎を含む皮膚疾患;アルコール依存症を含む
耽弱症;ストレスによる体性疾患;肩・手症候群を含む
反射性交感神経ジストロフィー;気分変調;移植片の拒
絶を含む望ましくない免疫反応及び全身性紅斑性狼瘡を
含む免疫増強、或は免疫抑制に関連した疾患;内臓を調
節する神経の異常による疾患、大腸炎、潰瘍性大腸炎、
クローン病を含む消化器疾患;X線照射及び化学療法
剤、毒物、毒素、妊娠、前庭障害、術後病、胃腸閉塞、
胃腸運動低下、内臓痛、偏頭痛、頭蓋内圧増加、頭蓋内
圧減少又は各種薬物投与に伴う副作用により誘発される
嘔吐を含む嘔吐;膀胱炎、尿失禁を含む膀胱機能疾患;
膠原病、強皮症、肝蛭感染による好酸球増多症;狭心
症、偏頭痛、及びレイノー病を含む血管拡張、或は収縮
による血流の異常による疾患;偏頭痛、頭痛、歯痛を含
む痛み侵害受容の疼痛の予防剤及び治療剤として有用で
ある。
【0069】本発明の化合物(I)の投与形態として
は、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくは
シロップ剤等による経口投与又は注射剤若しくは坐剤等
による非経口投与を挙げることができ、これらの製剤
は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニッ
ト、ソルビットのような糖誘導体;トウモロコシデンプ
ン、バレイショデンプン、α澱粉、デキストリン、カル
ボキシメチルデンプンのような澱粉誘導体;結晶セルロ
ース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、内部
架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセ
ルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルラ
ンのような有機系賦形剤:及び、軽質無水珪酸、合成珪
酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのよ
うな珪酸塩誘導体;燐酸カルシウムのような燐酸塩;炭
酸カルシウムのような炭酸塩;硫酸カルシウムのような
硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げることができる。)、滑
沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金
属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のよ
うなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムの
ような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリ
ウム;DLロイシン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウ
リル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及
び、上記澱粉誘導体を挙げることができる。)、結合剤
(例えば、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及
び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができ
る。)、崩壊剤(例えば、前記賦形剤と同様の化合物、
及び、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチ
ルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのよ
うな化学修飾されたデンプン・セルロース類を挙げるこ
とができる。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパ
ラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロ
ブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアル
コールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;
フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロ
サール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げること
ができる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、
甘味料、酸味料、香料等を挙げることができる。)、希
釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
【0070】その使用量は症状、年齢、投与方法等によ
り異なるが、例えば、経口投与の場合には、1回当り、
下限として、0.01mg/kg体重(好ましくは、0.1m
g/kg体重)、上限として、100mg/kg 体重(好ましく
は、50mg/kg 体重)を、静脈内投与の場合には、1回
当り、下限として、0.01mg/kg 体重(好ましくは、
0.05mg/kg 体重)、上限として、100mg/kg 体重
(好ましくは、50mg/kg 体重)を1日当り1乃至数回
症状に応じて投与することが望ましい。
【0071】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明を更に具体
的に説明する。
【0072】
【実施例1】1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロ
ロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾ
イル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−
ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン](後記
化合物番号138) 2−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モルホリン−
2−イル]エタノール メタンスルフォネート200m
g(0.37ミリモル)、及び参考例3で得られたスピ
ロ[(2−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジ
ン]塩酸塩96mg(0.40ミリモル)、炭酸水素ナ
トリウム92mg(1.10ミリモル)、ヨウ化カリウ
ム91mg(0.55ミリモル)を無水ジメチルホルム
アミド4ml中に懸濁させ、窒素雰囲気下、80℃にて
8時間加熱した。反応液に水を加え、次いで酢酸エチル
にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧下で留去し、残渣をシリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー(展開溶媒;塩化メチレン:メタノー
ル=10:1)にて精製を行い、目的化合物を白色結晶
として175mg(73%)得た。
【0073】[α]D 25 +11.8°(c=0.5
6、クロロホルム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.16−7.67(7H,m),6.52
(2H,s),4.40(1H,s),3.85(9
H,s),3.37−4.04(6H,m),3.27
(1H,dd,J=16.7,5.3Hz),2.82
(1H,d,J=16.7Hz),2.62−2.88
(2H,m),1.49−2.40(10H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):343
2,2934,1634,1584 マススペクトル(FAB)m/z:655[(M+H)
+] 元素分析値(C35402612・0.5H2Oとして
%) 計算値:C;63.25,H;6.22,N;4.2
1,Cl;10.67 実測値:C;63.24,H;6.37,N;4.1
4,Cl;10.41
【0074】
【実施例2】1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロ
ロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾ
イル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−
ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン](後記
化合物番号106)
【0075】
【実施例2a】1−{3−[(2R)−(3,4−ジク
ロロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベン
ゾイル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3
−インダノン)−1,4’−ピペリジン] 2−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モルホリン−
2−イル]エタノール メタンスルフォネート200m
g(0.37ミリモル)、及び参考例5で得られたスピ
ロ[(3−インダノン)−1,4’−ピペリジン]塩酸
塩95mg(0.40ミリモル)、炭酸水素ナトリウム
92mg(1.10ミリモル)、ヨウ化カリウム91m
g(0.55ミリモル)を無水ジメチルホルムアミド4
ml中に懸濁させ、窒素雰囲気下、80℃にて8時間加
熱した。反応液に水を加え、次いで酢酸エチルにて抽出
した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶
媒を減圧下で留去し、残渣をシリカゲル薄層クロマトグ
ラフィー(展開溶媒;塩化メチレン:メタノール=1
0:1)にて精製を行い、目的化合物を白色結晶として
167mg(70%)得た。
【0076】[α]D 25 +4.3°(c=0.53、
クロロホルム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm:7.29−7.78(7H,m),6.49
(2H,s),3.85(9H,s),3.30−3.
92(6H,m),2.74−2.96(2H,m),
2.52(2H,s),1.93−2.30(8H,
m),1.47−1.50(2H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):341
6,2933,1714,1637,1603 マススペクトル(FAB)m/z:653[(M+H)
+] 元素分析値(C35382612・0.5H2Oとして
%) 計算値:C;63.44,H;5.93,N;4.2
2,Cl;10.70 実測値:C;63.63,H;6.20,N;4.1
1,Cl;10.26
【0077】
【実施例2b】1−{3−[(2R)−(3,4−ジク
ロロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベン
ゾイル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3
−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン] 水素化ホウ素ナトリウム24mg(0.62ミリモル)
をエタノール1ml中に溶解させ、氷冷下、実施例2a
で合成した1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロ
フェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−イ
ンダノン)−1,4’−ピペリジン]100mg(0.
16ミリモル)をエタノール1ml中に溶解した溶液を
加え、窒素雰囲気下、2時間撹袢した。反応液に水を加
え、次いで酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下で留去し、残
渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;塩
化メチレン:メタノール=10:1)にて精製を行い、
目的化合物を白色結晶として80mg(78%)得た。
【0078】[α]D 25 +8.3°(c=0.52、
クロロホルム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm:7.19−7.69(7H,m),6.50
(2H,s),5.23(1H,t,J=5.9H
z),3.85(9H,s),3.41−4.02(6
H,m),2.78−2.89(2H,m),1.37
−2.45(12H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):342
4,2928,1634,1584 マススペクトル(EI)m/z:654(M+ ) 元素分析値(C35402612・0.5H2Oとして
%) 計算値:C;63.25,H;6.22,N;4.2
1,Cl;10.67 実測値:C;63.62,H;6.35,N;4.0
5,Cl;10.22
【0079】
【実施例3】1−{3−(2R)−(3,4−ジクロロ
フェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[((2
S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]
(後記化合物番号138) 2−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モルホリン−
2−イル]エタノール メタンスルフォネート300m
g(0.547ミリモル)、参考例7で得られたスピロ
[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン]塩酸塩144mg(0.602ミリモル)、炭
酸水素ナトリウム138mg(1.64ミリモル)及び
ヨウ化ナトリウム136mg(0.821ミリモル)を
ジメチルアセトアミド6.0mlに懸濁させ、80℃で
8時間撹袢した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;15g、
展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:3、塩
化メチレン:メタノール=50:1→20:1)で精製
し、1−{3−(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[((2S)−ヒ
ドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]297m
g(収率:83%)を白色結晶として得た。 融点: 121℃ [α]D 24 +23.6°(c=0.96、クロロホル
ム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm:7.67−7.16(7H,m),6.52
(2H,br.s),4.40(1H,br.s),
3.85(9H,s),4.04−3.37(6H,
m),3.27(1H,dd,J=16.7Hz,5.
3Hz),2.82(1H,d,J=16.7Hz),
2.88−2.62(2H,m),2.40−1.49
(10H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):342
7,2933,1634,1584,1465,142
8,1415,1330,1237,1128 マススペクトル(FAB)m/z:655[(M+H)
+] 元素分析値(C35401226・H2Oとして%) 計算値:C;62.41,H;6.29,N;4.1
6,Cl;10.53 実測値:C;62.33,H;6.27,N;3.9
0,Cl;10.49
【0080】
【実施例4】1−{3−(2R)−(3,4−ジクロロ
フェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[((2
S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]
塩酸塩(後記化合物番号138・塩酸塩) 実施例3で得られた1−{3−(2R)−(3,4−ジ
クロロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベ
ンゾイル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ
[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン]297mg(0.453ミリモル)をエタノー
ル3.0mlに溶解し、この溶液に、氷冷下、4N塩酸
−1,4−ジオキサン0.57mlを加え30分間撹袢
した。溶媒を減圧下留去した後、エーテルで洗浄し1−
{3−(2R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モルホリン−
2−イル]エチル}スピロ[((2S)−ヒドロキシ)
インダン−1,4’−ピペリジン] 塩酸塩304mg
(収率:97%)を白色固体として得た。 融点: 169℃ [α]D 24 +30.5°(c=1.0、メタノール) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO)δp
pm:10.78(1H,m),7.88−7.32
(3H,m),7.27−7.06(4H,m),6.
76−6.61(2H,m),4.93−4.92(1
H,m),4.39−4.38(1H,m),3.81
(6H,s),3.70(3H,s),4.22−2.
58(15H,m),2.41−1.18(4H,
m),1.69−1.48(1H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):336
0,2937,2561,1635,1584,146
4,1427,1330,1237,1127 マススペクトル(FAB)m/z:655([M+H]
+ フリー体) 元素分析値(C3540Cl1226・1/2H2Oとし
て%) 計算値:C;59.96,H;5.89,N;4.0
0,Cl;15.17 実測値:C;59.94,H;5.81,N;3.9
4,Cl;15.22。
【0081】以下に示す化合物も、前記実施例と同様に
して合成される。
【0082】
【化11】 尚、以下の表中、「Ac」はアセチル基を示し、「Me」は
メチル基を示し、「Ph」はフェニル基を示し、「iPr」
はイソプロピル基を示し、各置換基(表中「置」と表
示)は以下の基を示す。
【0083】
【化12】
【0084】
【化13】
【0085】
【表1】 表1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 化合物 番 号 R1 R2 A B n D E Z ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 置1 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 2 置2 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 3 置3 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 4 置4 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 5 置5 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 6 置6 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 7 置7 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 8 置8 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 9 置9 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 10 置10 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 11 置11 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 12 置12 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 13 置13 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 14 置14 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 15 置15 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 16 置16 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 17 置17 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 18 置18 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 19 置19 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 20 置20 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 21 置21 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 22 置22 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 23 置23 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 24 置24 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 25 置25 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 26 置26 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 27 置27 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 28 置28 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 29 置29 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 30 置30 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 31 置31 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 32 置32 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 33 置1 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 34 置2 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 35 置3 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 36 置4 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 37 置5 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 38 置6 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 39 置7 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 40 置8 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 41 置9 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 42 置10 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 43 置11 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 44 置12 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 45 置13 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 46 置14 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 47 置15 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 48 置16 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 49 置17 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 50 置18 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 51 置19 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 52 置20 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 53 置21 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 54 置22 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 55 置23 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 56 置24 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 57 置25 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 58 置26 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 59 置27 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 60 置28 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 61 置29 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 62 置30 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 63 置31 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 64 置32 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 65 置1 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 66 置2 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 67 置3 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 68 置4 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 69 置5 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 70 置6 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 71 置7 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 72 置8 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 73 置9 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 74 置10 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 75 置11 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 76 置12 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 77 置13 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 78 置14 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 79 置15 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 80 置16 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 81 置17 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 82 置18 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 83 置19 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 84 置20 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 85 置21 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 86 置22 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 87 置23 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 88 置24 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 89 置25 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 90 置26 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 91 置27 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 92 置28 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 93 置29 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 94 置30 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 95 置31 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 96 置32 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 97 置1 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 98 置2 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 99 置3 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 100 置4 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 101 置5 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 102 置6 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 103 置7 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 104 置8 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 105 置9 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 106 置10 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 107 置11 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 108 置12 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 109 置13 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 110 置14 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 111 置15 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 112 置16 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 113 置17 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 114 置18 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 115 置19 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 116 置20 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 117 置21 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 118 置22 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 119 置23 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 120 置24 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 121 置25 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 122 置26 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 123 置27 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 124 置28 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 125 置29 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 126 置30 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 127 置31 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 128 置32 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 129 置1 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 130 置2 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 131 置3 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 132 置4 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 133 置5 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 134 置6 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 135 置7 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 136 置8 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 137 置9 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 138 置10 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 139 置11 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 140 置12 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 141 置13 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 142 置14 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 143 置15 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 144 置16 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 145 置17 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 146 置18 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 147 置19 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 148 置20 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 149 置21 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 150 置22 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 151 置23 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 152 置24 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 153 置25 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 154 置26 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 155 置27 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 156 置28 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 157 置29 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 158 置30 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 159 置31 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 160 置32 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 161 置1 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 162 置2 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 163 置3 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 164 置4 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 165 置5 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 166 置6 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 167 置7 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 168 置8 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 169 置9 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 170 置10 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 171 置11 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 172 置12 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 173 置13 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 174 置14 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 175 置15 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 176 置16 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 177 置17 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 178 置18 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 179 置19 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 180 置20 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 181 置21 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 182 置22 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 183 置23 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 184 置24 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 185 置25 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 186 置26 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 187 置27 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 188 置28 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 189 置29 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 190 置30 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 191 置31 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 192 置32 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 193 置1 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 194 置2 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 195 置3 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 196 置4 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 197 置5 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 198 置6 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 199 置7 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 200 置8 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 201 置9 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 202 置10 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 203 置11 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 204 置12 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 205 置13 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 206 置14 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 207 置15 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 208 置16 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 209 置17 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 210 置18 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 211 置19 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 212 置20 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 213 置21 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 214 置22 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 215 置23 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 216 置24 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 217 置25 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 218 置26 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 219 置27 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 220 置28 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 221 置29 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 222 置30 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 223 置31 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 224 置32 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 225 置1 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 226 置2 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 227 置3 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 228 置4 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 229 置5 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 230 置6 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 231 置7 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 232 置8 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 233 置9 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 234 置10 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 235 置11 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 236 置12 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 237 置13 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 238 置14 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 239 置15 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 240 置16 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 241 置17 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 242 置18 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 243 置19 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 244 置20 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 245 置21 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 246 置22 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 247 置23 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 248 置24 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 249 置25 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 250 置26 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 251 置27 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 252 置28 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 253 置29 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 254 置30 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 255 置31 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 256 置32 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 257 置1 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 258 置2 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 259 置3 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 260 置4 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 261 置5 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 262 置6 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 263 置7 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 264 置8 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 265 置9 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 266 置10 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 267 置11 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 268 置12 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 269 置13 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 270 置14 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 271 置15 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 272 置16 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 273 置17 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 274 置18 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 275 置19 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 276 置20 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 277 置21 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 278 置22 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 279 置23 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 280 置24 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 281 置25 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 282 置26 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 283 置27 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 284 置28 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 285 置29 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 286 置30 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 287 置31 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 288 置32 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 289 置1 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 290 置2 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 291 置3 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 292 置4 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 293 置5 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 294 置6 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 295 置7 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 296 置8 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 297 置9 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 298 置10 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 299 置11 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 300 置12 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 301 置13 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 302 置14 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 303 置15 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 304 置16 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 305 置17 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 306 置18 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 307 置19 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 308 置20 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 309 置21 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 310 置22 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 311 置23 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 312 置24 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 313 置25 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 314 置26 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 315 置27 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 316 置28 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 317 置29 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 318 置30 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 319 置31 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 320 置32 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 321 置1 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 322 置2 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 323 置3 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 324 置4 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 325 置5 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 326 置6 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 327 置7 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 328 置8 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 329 置9 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 330 置10 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 331 置11 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 332 置12 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 333 置13 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 334 置14 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 335 置15 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 336 置16 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 337 置17 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 338 置18 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 339 置19 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 340 置20 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 341 置21 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 342 置22 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 343 置23 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 344 置24 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 345 置25 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 346 置26 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 347 置27 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 348 置28 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 349 置29 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 350 置30 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 351 置31 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 352 置32 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 353 置1 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 354 置2 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 355 置3 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 356 置4 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 357 置5 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 358 置6 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 359 置7 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 360 置8 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 361 置9 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 362 置10 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 363 置11 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 364 置12 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 365 置13 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 366 置14 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 367 置15 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 368 置16 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 369 置17 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 370 置18 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 371 置19 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 372 置20 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 373 置21 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 374 置22 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 375 置23 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 376 置24 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 377 置25 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 378 置26 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 379 置27 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 380 置28 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 381 置29 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 382 置30 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 383 置31 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 384 置32 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0086】
【表2】 表1(続き) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 化合物 番 号 R1 R2 A B n D E Z ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 385 置1 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 386 置2 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 387 置3 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 388 置4 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 389 置5 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 390 置6 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 391 置7 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 392 置8 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 393 置9 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 394 置10 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 395 置11 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 396 置12 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 397 置13 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 398 置14 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 399 置15 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 400 置16 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 401 置17 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 402 置18 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 403 置19 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 404 置20 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 405 置21 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 406 置22 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 407 置23 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 408 置24 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 409 置25 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 410 置26 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 411 置27 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 412 置28 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 413 置29 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 414 置30 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 415 置31 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 416 置32 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 417 置1 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 418 置2 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 419 置3 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 420 置4 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 421 置5 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 422 置6 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 423 置7 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 424 置8 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 425 置9 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 426 置10 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 427 置11 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 428 置12 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 429 置13 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 430 置14 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 431 置15 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 432 置16 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 433 置17 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 434 置18 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 435 置19 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 436 置20 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 437 置21 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 438 置22 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 439 置23 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 440 置24 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 441 置25 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 442 置26 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 443 置27 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 444 置28 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 445 置29 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 446 置30 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 447 置31 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 448 置32 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 449 置1 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 450 置2 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 451 置3 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 452 置4 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 453 置5 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 454 置6 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 455 置7 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 456 置8 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 457 置9 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 458 置10 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 459 置11 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 460 置12 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 461 置13 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 462 置14 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 463 置15 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 464 置16 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 465 置17 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 466 置18 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 467 置19 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 468 置20 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 469 置21 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 470 置22 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 471 置23 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 472 置24 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 473 置25 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 474 置26 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 475 置27 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 476 置28 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 477 置29 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 478 置30 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 479 置31 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 480 置32 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 481 置1 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 482 置2 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 483 置3 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 484 置4 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 485 置5 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 486 置6 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 487 置7 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 488 置8 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 489 置9 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 490 置10 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 491 置11 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 492 置12 3,4-diClPh 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置28 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 765 置29 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 766 置30 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 767 置31 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 768 置32 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0087】
【表3】 表1(続き) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 化合物 番 号 R1 R2 A B n D E Z ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 769 置1 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 770 置2 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 771 置3 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 772 置4 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 773 置5 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 774 置6 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 775 置7 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 776 置8 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 777 置9 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 778 置10 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 779 置11 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 780 置12 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 781 置13 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 782 置14 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 783 置15 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 784 置16 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 785 置17 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 786 置18 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 787 置19 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 788 置20 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 789 置21 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 790 置22 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 791 置23 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 792 置24 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 793 置25 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 794 置26 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 795 置27 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 796 置28 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 797 置29 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 798 置30 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 799 置31 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 800 置32 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 801 置1 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 802 置2 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 803 置3 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 804 置4 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 805 置5 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 806 置6 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 807 置7 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 808 置8 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 809 置9 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 810 置10 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 811 置11 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 812 置12 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 813 置13 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 814 置14 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 815 置15 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 816 置16 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 817 置17 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 818 置18 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 819 置19 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 820 置20 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 821 置21 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 822 置22 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 823 置23 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 824 置24 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 825 置25 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 826 置26 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 827 置27 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 828 置28 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 829 置29 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 830 置30 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 831 置31 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 832 置32 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 833 置1 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 834 置2 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 835 置3 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 836 置4 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 837 置5 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 838 置6 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 839 置7 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 840 置8 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 841 置9 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 842 置10 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 843 置11 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 844 置12 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 845 置13 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 846 置14 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 847 置15 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 848 置16 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 849 置17 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 850 置18 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 851 置19 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 852 置20 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 853 置21 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 854 置22 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 855 置23 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 856 置24 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 857 置25 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 858 置26 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 859 置27 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 860 置28 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 861 置29 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 862 置30 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 863 置31 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 864 置32 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 865 置1 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 866 置2 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 867 置3 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 868 置4 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 869 置5 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 870 置6 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 871 置7 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 872 置8 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 873 置9 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 874 置10 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 875 置11 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 876 置12 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 877 置13 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 878 置14 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 879 置15 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 880 置16 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 881 置17 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 882 置18 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 883 置19 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 884 置20 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 885 置21 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 886 置22 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 887 置23 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 888 置24 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 889 置25 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 890 置26 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 891 置27 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 892 置28 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 893 置29 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 894 置30 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 895 置31 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 896 置32 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 897 置1 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 898 置2 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 899 置3 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 900 置4 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 901 置5 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 902 置6 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 903 置7 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 904 置8 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 905 置9 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 906 置10 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 907 置11 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 908 置12 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 909 置13 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 910 置14 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 911 置15 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 912 置16 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 913 置17 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 914 置18 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 915 置19 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 916 置20 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 917 置21 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 918 置22 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 919 置23 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 920 置24 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 921 置25 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 922 置26 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 923 置27 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 924 置28 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 925 置29 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 926 置30 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 927 置31 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 928 置32 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 929 置1 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 930 置2 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 931 置3 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 932 置4 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 933 置5 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 934 置6 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 935 置7 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 936 置8 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 937 置9 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 938 置10 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 939 置11 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 940 置12 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 941 置13 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 942 置14 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 943 置15 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 944 置16 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 945 置17 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 946 置18 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 947 置19 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 948 置20 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 949 置21 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 950 置22 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 951 置23 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 952 置24 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 953 置25 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 954 置26 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 955 置27 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 956 置28 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 957 置29 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 958 置30 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 959 置31 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 960 置32 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 961 置36 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 962 置37 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 963 置38 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置33 964 置36 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 965 置37 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 966 置38 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置34 967 置36 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 968 置37 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 969 置38 3,4-diClPh CO 単結合 1 O CH2CH2 置35 970 置36 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 971 置37 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 972 置38 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 973 置36 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 974 置37 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 975 置38 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 976 置36 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 977 置37 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 978 置38 3,4-diClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 979 置36 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 980 置37 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 981 置38 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 982 置36 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 983 置37 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 984 置38 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 985 置36 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 986 置37 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 987 置38 3,4-diFPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 988 置36 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 989 置37 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 990 置38 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 991 置36 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 992 置37 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 993 置38 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 994 置36 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 995 置37 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 996 置38 4-ClPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 997 置36 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 998 置37 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 999 置38 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置33 1000 置36 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 1001 置37 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 1002 置38 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置34 1003 置36 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 1004 置37 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 1005 置38 4-FPh CO 単結合 2 O CH2CH2 置35 1006 置36 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 1007 置37 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 1008 置38 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置33 1009 置36 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置34 1010 置37 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置34 1011 置38 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置34 1012 置36 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置35 1013 置37 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置35 1014 置38 3,4-diClPh CO 単結合 1 O (CH2)3 置35 1015 置36 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1016 置37 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1017 置38 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1018 置36 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1019 置37 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1020 置38 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1021 置36 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1022 置37 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1023 置38 3,4-diClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1024 置36 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1025 置37 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1026 置38 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1027 置36 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1028 置37 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1029 置38 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1030 置36 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1031 置37 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1032 置38 3,4-diFPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1033 置36 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1034 置37 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1035 置38 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1036 置36 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1037 置37 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1038 置38 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1039 置36 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1040 置37 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1041 置38 4-ClPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1042 置36 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1043 置37 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1044 置38 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置33 1045 置36 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1046 置37 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1047 置38 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置34 1048 置36 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1049 置37 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 1050 置38 4-FPh CO 単結合 2 O (CH2)3 置35 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 上記表中、好適な化合物としては、化合物番号1乃至1
92の化合物、及び化合物番号321乃至384の化合
物を挙げることができ、更に好適な化合物としては、化
合物番号97乃至192の化合物を挙げることができ、
より更に好適な化合物としては、化合物番号101乃至
106の化合物、化合物番号133乃至138の化合
物、及び化合物番号165乃至170の化合物を挙げる
ことができる。
【0088】特に好適な化合物としては、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]及び ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン−1,
4’−ピペリジン]を挙げることができ、最も好適な化
合物としては、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]及び ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]を挙げることが
できる。
【0089】
【製剤例】本発明の前記一般式(I)を有する化合物、
その薬理上許容される塩又は誘導体を有効成分として含
有する製剤は、例えば次の方法により製造することがで
きる。
【0090】
【製剤例1】 散剤 実施例1の化合物 5g、乳糖 895gおよびトウモ
ロコシデンプン 100gをブレンダーで混合すると、
散剤が得られる。
【0091】
【製剤例2】 顆粒剤 実施例2の化合物 5g、乳糖 865gおよび低置換
度ヒドロキシプロピルセルロース 100gを混合した
後、10%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液 30
0gを加えて練合する。これを押し出し造粒機を用いて
造粒し、乾燥すると顆粒剤が得られる。
【0092】
【製剤例3】 カプセル剤 実施例3の化合物 5g、乳糖 115g、トウモロコ
シデンプン 58gおよびステアリン酸マグネシウム
2gをV型混合機を用いて混合した後、3号カプセルに
180mgずつ充填するとカプセル剤が得られる。
【0093】
【製剤例4】 錠剤 実施例4の化合物 5g、乳糖 90g、トウモロコシ
デンプン 34g、結晶セルロース 20gおよびステ
アリン酸マグネシウム 1gをブレンダーで混合した
後、錠剤機で打錠すると錠剤が得られる。
【0094】
【参考例】以下に参考例を挙げて、本発明を説明する。
【0095】
【参考例1】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ(1
H−インデン−1,4’−ピペリジン) インデン11.6g(0.10モル)を無水テトラヒド
ロフラン60ml中に溶解し、氷冷下、リチウム ビス
トリメチルシリルアミド(1.0Mテトラヒドロフラン
溶液)200ml(0.20モル)を1時間かけてゆっ
くりと滴下した。さらに30分間撹袢した後、N−t−
ブトキシカルボニル−ビス(2−クロロエチル)アミン
24.2g(0.10モル)をテトラヒドロフラン50
ml中に溶解した溶液を20分間かけて滴下した。さら
に氷冷下2時間撹袢した後、反応液を減圧下で留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=97:3)にて精製を
行い、目的化合物を白色結晶として21.3g(89
%)得た。 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.21−7.41(4H,m),6.85
(1H,d,J=5.7Hz),6.79(1H,d,
J=5.7Hz),4.11−4.28(2H,m),
3.07−3.23(2H,m),2.01(2H,d
t,J=12.8,4.5Hz),1.51(9H,
s),1.47−1.50(2H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):296
5,1680,1425,1365,1245,116
5 マススペクトル(EI)m/z:285(M+
【0096】
【参考例2】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[(2−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジ
ン]及びN−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(3−
ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン] 参考例1で合成したN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ(1H−インデン−1,4’−ピペリジン)10.0
g(35.0ミリモル)を無水テトラヒドロフラン10
0ml中に溶解し、氷冷下、ボラン・ テトラヒドロフラ
ン錯塩(1.0Mテトラヒドロフラン溶液)52.5m
l(52.5ミリモル)を1時間半かけて滴下した。さ
らに氷冷下で30分間、室温で4時間撹袢した後、氷冷
下、反応液にエタノール5mlを加えた。さらに5分間
撹袢した後、6規定水酸化ナトリウム水溶液13mlを
20分間かけて滴下した。次いで30%過酸化水素水1
3.0mlを25分間かけて滴下した。さらに氷冷下で
20分間、室温で3時間撹袢した後、反応液を水中に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下
で留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=70:30−
60:40)にて精製を行い、N−t−ブトキシカルボ
ニル−スピロ[(2−ヒドロキシ)インダン−1,4’
−ピペリジン]を非極性物質として5.83g(55
%)及びN−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(3−
ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]を極性
物質として4.20g(40%)をそれぞれ白色結晶と
して得た。N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2
−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン] 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.20−7.29(4H,m),4.48−
4.52(1H,m),3.96(2H,br.s),
3.32(1H,dd,J=16.7,5.3Hz),
3.24(2H,m),2.86(1H,dd,J=1
6.7,1.0Hz),2.02−2.06(1H,
m),1.84(1H,m),1.52−1.65(3
H,m),1.49(9H,s) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):362
0,2980,2935,1680,1430,136
5 マススペクトル(EI)m/z:303(M+ )。N−
t−ブトキシカルボニル−スピロ[(3−ヒドロキシ)
インダン−1,4’−ピペリジン] 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm: 7.42(1H,d,J=7.0Hz),7.26−
7.36(2H,m),7.23(1H,d,J=7.
0Hz),5.29(1H,d,J=6.2Hz),
4.12(2H,m),2.95(2H,m),2.5
3(1H,q,J=6.9Hz),1.91−1.98
(2H,m),1.72−1.80(2H,m),1.
61−1.67(1H,m),1.49(9H,s),
1.38−1.42(1H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):360
5,2980,2935,1680,1430,136
5 マススペクトル(EI)m/z:303(M+
【0097】
【参考例3】スピロ[(2−ヒドロキシ)インダン−
1,4’−ピペリジン] 塩酸塩 参考例2で合成したN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[(2−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジ
ン]2.51g(8.27ミリモル)をエタノール10
ml中に溶解し、氷冷下、4規定塩酸/ジオキサン1
0.0ml(40.0ミリモル)を5分間かけて滴下し
た。30分間撹袢した後、さらに室温にて4時間撹袢し
た。溶媒を減圧下で濃縮し、残渣をメタノール/ジエチ
ルエーテルより再結晶を行い、目的化合物を白色結晶と
して1.64g(83%)得た。 融点:250−251℃ 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO−
6)δppm:8.99(2H,m),7.13−
7.22(4H,m),5.19(1H,s),4.3
8(1H,s),3.13−3.26(5H,m),
2.77(1H,dd,J=16.5,3.2Hz),
2.07(1H,d,J=14.0Hz),1.82−
1.99(2H,m),1.60(d,J=14.0H
z) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):339
0,2973,2826,1598 マススペクトル(EI)m/z:203(M+ )(フリ
ー体)
【0098】
【参考例4】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[(3−インダノン)−1,4’−ピペリジン] 参考例2で合成したN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[(3−ヒドロキシ)インダン)−1,4’−ピペリ
ジン]2.00g(6.59ミリモル)を塩化メチレン
40ml中に溶解し、粉末モレキュラーシーブス4A1
2.0g及びクロロクロム酸ピリジニウム2.84g
(13.2ミリモル)を氷冷下加え、30分間撹袢した
後、さらに室温にて2時間撹袢した。ジエチルエーテル
80mlを加え、セライトを用いて濾過し、濾液を減圧
下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=75:2
5)にて精製を行い、目的化合物を白色結晶として1.
98g(99%)得た。 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm:7.75(1H,d,J=8.0Hz),7.
65(1H,dd,J=8.0,8.0Hz),7.4
9(1H,d,J=8.0Hz),7.42(1H,d
d,J=8.0,8.0Hz),4.23(2H,br
s),2.86(2H,m),2.64(2H,s),
1.99(2H,dt,J=13.2,4.4Hz),
1.50−1.53(11H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(CHCl3 ):29
80,2940,1710,1685,1430 マススペクトル(FAB)m/z:301(M+
【0099】
【参考例5】スピロ[(3−インダノン)−1,4’−
ピペリジン] 塩酸塩 参考例4で合成したN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[(3−インダノン)−1,4’−ピペリジン]1.
94g(6.50ミリモル)をエタノール20ml中に
溶解し、氷冷下、4規定塩酸/ジオキサン17.0ml
(65.0ミリモル)を5分間かけて滴下した。30分
間撹袢した後、さらに室温にて2時間撹袢した。溶媒を
減圧下で濃縮し、残渣をメタノール/ジエチルエーテル
より再結晶を行い、目的化合物を白色結晶として1.4
6g(94%)得た。 融点:227−228℃ 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO−
6)δppm:9.07(2H,br.s),7.7
8(1H,dd,J=7.8,7.8Hz),7.65
(1H,d,J=7.8Hz),7.59(1H,d,
J=7.8Hz),7.50(1H,dd,J=7.
8,7.8Hz),3.34−3.37(2H,m),
2.99−3.05(2H,m),2.76(2H,
s),2.27(2H,dt,J=13.8,4.1H
z),1.64−1.68(2H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):303
0,2703,2500,1690,1610,147
0 マススペクトル(EI)m/z:201(M+ )(フリ
ー体)。
【0100】
【参考例6】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン] (R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの
1.0Mトルエン溶液0.12ml(0.42ミリモ
ル)に、室温でN−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[(2−インダノン)−1,4’−ピペリジン]2.5
g(8.30ミリモル)のテトラヒドロフラン(8.3
ml)溶液及びボラン−テトラヒドロフラン錯体の1.
0Mテトラヒドロフラン溶液4.2mlを、それぞれ
1.0ml/分の速さで加えた。室温で1時間撹袢した
後、氷冷下、反応液に水を加えた。この反応液を酢酸エ
チルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、N−t−ブ
トキシカルボニル−スピロ[((2S)−ヒドロキシ)
インダン−1,4’−ピペリジン]2.51g(収率:
100%、光学純度:89%ee)を白色結晶として得
た。
【0101】この白色結晶を加熱下で酢酸エチル5.0
mlに溶解した後、ヘキサン150ml)を加えて放置
し、1.9gの白色結晶を得た。さらに同様の操作をも
う一度行なうことによりN−t−ブトキシカルボニル−
スピロ[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’
−ピペリジン]1.52g(収率:61%、光学純度:
100%ee)を白色結晶として得た。(尚、表記化合
物の光学純度は、後述する参考例8のN−t−ブトキシ
カルボニル−スピロ[(2S)−(4−ニトロベンゾイ
ルオキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]に誘導し
た後、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により
決定した。) 融点; 106℃ [α]D 24 +50.0°(c=1.0、メタノール) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.28−7.18(4H,m),4.50
(1H,dd,J=4.9,1.9Hz),4.07−
3.83(2H,m),3.32(1H,dd,J=1
6.7Hz,4.9Hz),3.30−3.12(2
H,m),2.86(1H,dd,J=16.7Hz,
1.9Hz),2.08−1.99(1H,m),1.
89−1.78(1H,m),1.49(9H,s),
1.64−1.42(2H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):334
9,2934,1698,1425,1367,116
8,1162 マススペクトル(FAB)m/z:304[(M+H)
+] 元素分析値(C1825NO3として%) 計算値:C;71.26,H;8.31,N;4.62 実測値:C;70.99,H;8.24, N;4.68
【0102】
【参考例7】スピロ[((2S)−ヒドロキシ)インダ
ン−1,4’−ピペリジン] 塩酸塩 参考例6で得られたN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピ
ペリジン]1.5g(1.95ミリモル)をエタノール
12.4mlに溶解し、この溶液に、氷冷下で、4N塩
酸−1,4−ジオキサン6.2mlを加え、室温で5時
間撹袢した。溶媒を減圧下留去した後、エーテルで洗浄
しスピロ[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,
4’−ピペリジン] 塩酸塩1.1g(収率:93%)
を白色結晶として得た。 融点: 247℃ [α]D 24 +46.2°(c=0.50、メタノール) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO)δp
pm:8.98(2H,m),7.22−7.17(4
H,m),5.20(1H,d,J=5.0Hz),
4.40−4.37(1H,m),3.26−3.13
(5H,m),2.77(1H,dd,J=16.5H
z,3.2Hz),2.07(1H,d,J=14.0
Hz),1.99−1.82(2H,m),1.60
(1H,d,J=14.0Hz) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):341
3,3269,2937,1607,1431,107
4,765 マススペクトル(EI)m/z:203(M+・フリー
体) 元素分析値(C1317NO・HClとして%) 計算値:C;65.13,H;7.57,N;5.8
4,Cl;14.79 実測値:C;64.89,H;7.48,N;5.8
2,Cl;15.01
【0103】
【参考例8】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[(2S)−(4−ニトロベンゾイルオキシ)インダン
−1,4’−ピペリジン] 参考例6で得られたN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピ
ペリジン]30.3mg(0.1ミリモル)を塩化メチ
レン2.0mlに溶解し、氷冷下で、トリエチルアミン
0.042ml(0.3ミリモル)、4−ジメチルアミ
ノピリジン1.2mg(0.01ミリモル)、4−ニト
ロベンゾイルクロリド28mg(0.15ミリモル)を
加え、室温で3時間撹袢した。この反応溶液を減圧下留
去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製
し、N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2S)−
(4−ニトロベンゾイルオキシ)インダン−1,4’−
ピペリジン]42mg(収率:93%、光学純度:10
0%ee)を白色結晶として得た。この化合物の光学純
度は、HPLC分析により決定した。 融点: 75.6℃ [α]D 24 +141.5°(c=1.18、クロロホル
ム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:8.25(2H,d,J=8.9Hz),8.
11(2H,d,J=8.9Hz),7.34−7.1
7(4H,m),5.83(1H,d,J=5.3H
z),4.11−3.84(2H,m)3.52(1
H,dd,J=17.4Hz,5.3Hz),3.32
−3.13(1H,m),3.04(1H,d,J=1
7.4Hz),3.02−2.92(1H,m),2.
16−1.97(2H,m),1.73−1.58(2
H,m),1.47(9H,s) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):297
5,1723,1695,1530,1279,116
7 マススペクトル(FAB)m/z:452[(M+H)
+] 元素分析値(C252826として%) 計算値:C;66.36,H;6.24,N;6.1
9,O;21.21 実測値:C;66.33,H;6.37,N;5.95 HPLC分析: カラム;Chiral Cel AD(ダイセル化学工
業(株)製、内径:4.6mm、長さ250mm) 溶出溶媒;ヘキサン:2−プロパノール=50:50 流速;0.5ml/分 温度;40℃ 検出;254nm 保持時間;17.1分
【0104】
【参考例9】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[((2R)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン] (S)−2−メチル−CBS−オキサザボロジンの1.
0Mトルエン溶液0.083ml(0.083ミリモ
ル)及びN−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2−
インダノン)−1,4’−ピペリジン]0.5g(1.
66ミリモル)を用いて、参考例6と同様に反応をおこ
なって、N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2
R)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]
215mg(収率:43%、光学純度:100%ee)
を白色結晶として得た。(表記化合物の光学純度は、参
考例10のN−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2
R)−(4−ニトロベンゾイルオキシ)インダン−1,
4’−ピペリジン]に誘導した後、HPLC分析により
決定した。) 融点、核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収スペクトル及び
マススペクトルは参考例6で製造した(S)−体のそれ
と一致した。
【0105】[α]D 24 −51.7°(C=1.0、メ
タノール) 元素分析値;(C1825NO3として%) 計算値:C;71.26,H;8.31,N;4.62 実測値:C;71.09,H;8.25,N;4.68
【0106】
【参考例10】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[(2R)−(4−ニトロベンゾイルオキシ)インダン
−1,4’−ピペリジン] 参考例9で得られたN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[((2R)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピ
ペリジン]30.3mg(0.1ミリモル)を用いて、
参考例7と同様に反応を行って、N−t−ブトキシカル
ボニル−スピロ[(2R)−(4−ニトロベンゾイルオ
キシ)インダン−1,4’−ピペリジン]43mg(収
率:95%、光学純度:100%ee)を白色結晶とし
て得た。この化合物の光学純度は、HPLC分析により
決定した。
【0107】融点、核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収ス
ペクトル及びマススペクトルは参考例7で製造した
(S)−体のそれと一致した。
【0108】[α]D 24 −139.9°(C=0.7
6、クロロホルム) 元素分析値(C252826・1/4H2Oとして%) 計算値:C;65.70,H;6.29,N;6.13 実測値:C;65.97,H;6.38,N;6.01 HPLC分析: カラム;Chiral Cel AD(ダイセル化学工
業(株)製、内径:4.6mm、長さ250mm) 溶出溶媒;ヘキサン:2−プロパノール=50:50 流速;0.5ml/分 温度;40℃ 検出;254nm 保持時間;10.1分
【0109】
【参考例11】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[((2R,3S)−エポキシ)インダン−1,4’−
ピペリジン] N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]100mg(0.35ミリモ
ル)を塩化メチレン2.0mlに溶解し、この溶液に、
(S,S)−(+)−N,N’−ビス(3,5−ジ−t
−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキサンジア
ミノマンガン(III)クロリド11.4mg(0.0
18ミリモル)を加え、次いで、4−フェニルピリジン
−N−オキシド19mg(0.11ミリモル)を加え1
0分間撹袢した。更に、1.0M次亜塩素酸ナトリウム
水溶液1.1ml(0.7ミリモル)を加え、2時間撹
袢した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、
有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残留物を分取薄層ク
ロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
2:1)で精製し、N−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[((2R,3S)−エポキシ)インダン−1,4’
−ピペリジン]53.6mg(収率:51%、光学純度
91%ee)を白色結晶として得た。
【0110】この化合物の光学純度は、HPLC分析に
より決定した。 融点: 149℃ [α]D 25 +62.2(c=1.0、メタノール、99
%ee) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.49(1H,d,J=7.3Hz),7.
32−7.15(3H,m),4.28(1H,d,J
=2.9Hz),4.11(1H,d,J=2.9H
z),4.30−4,03(2H,m),3.15(2
H,br.t,J=12.0Hz),1.95−1.7
4(3H,m),1.51(9H,s),1.58−
1.50(1H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):294
9,1679,1424,1365,1244,116
8,765 マススペクトル(EI)m/z:301(M+・フリー
体) 元素分析値(C1823NO3として%) 計算値:C;71.74,H;7.69,N;4.65 実測値:C;71.62,H;7.67,N;4.59 HPLC分析; カラム;Chiral Cel AD(ダイセル化学工
業(株)製、内径:4.6mm、長さ250mm) 溶出溶媒;ヘキサン:2−プロパノール=80:20 流速;0.5ml/分 温度;40℃ 検出;210nm 保持時間;13.2分
【0111】
【参考例12】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン] N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[((2R,3
S)−エポキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]1
25mg(0.415ミリモル)を1,4−ジオキサン
5.0mlに溶解し、この溶液に、蟻酸アンモニウム1
51mg(2.49ミリモル)及び5%パラジウム−炭
素10mgを加え80℃で1時間撹袢した。更に,この
反応液に蟻酸アンモニウム120mg及び5%パラジウ
ム−炭素10mg)を加え1時間撹袢した。反応液を放
置して冷却した後、ろ過し、ろ液から溶媒を減圧下留去
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製
し、N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[((2S)
−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]11
8mg(収率:94%)を白色結晶として得た。
【0112】各種機器データは、参考例6の化合物のそ
れとすべて一致した。
【0113】
【参考例13】N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[((2S,3R)−エポキシ)インダン−1,4’−
ピペリジン] N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]100mg(0.35ミリモ
ル)及び(R,R)−(−)−N,N’−ビス(3,5
−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキ
サンジアミノマンガン(III)クロリド11.4mg
(0.018ミリモル)を用いて、参考例11と同様に
反応を行って、N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[((2S,3R)−エポキシ)インダン−1,4’−
ピペリジン]52.4mg(収率:50%、光学純度8
7%ee)を白色結晶として得た。この化合物の光学純
度は、HPLC分析により決定した。
【0114】融点、核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収ス
ペクトル、マススペクトルは参考例11で製造した(2
R,3S)−体のそれと一致した。
【0115】[α]D 25 −63.5(c=0.50、メ
タノール、99%ee) 元素分析値(C1823NO3・1/3H2Oとして%) 計算値:C;70.33,H;7.76,N;4.56 実測値:C;70.22,H;7.79,N;4.53 HPLC分析; カラム;Chiral Cel AD(ダイセル化学工
業(株)製、内径:4.6mm、長さ250mm) 溶出溶媒;ヘキサン:2−プロパノール=80:20 流速;0.5ml/分 温度;40℃ 検出;210nm 保持時間;10.9分。
【0116】
【試験例】
【0117】
【試験例1】 NK1受容体結合試験(a)粗肺膜標本の作製 Hartley 系雄性モルモットの肺より粗膜標本を作製し
た。即ち、クロロホルム麻酔下に、腹部大静脈より放血
殺し、速やかに肺気道組織を摘出した。
【0118】摘出肺は緩衝液(50mMトリス−塩
酸、pH7.4)で潅流した後、細切し、更に、緩衝液
(120mM塩化ナトリウム及び5mM塩化カリウム
含有緩衝液)中で、ポリトロンを用いてホモゲナイズ
した。
【0119】ホモジネートより、ナイロンメッシュ(5
0μm)濾過にて、組織塊を除去し、遠心分離した(3
0,000xg、30分、4℃)。
【0120】ペレットを、氷冷緩衝液(10mM E
DTA及び300mM塩化カリウム含有緩衝液)に再
浮遊し、4℃で、60分静置した後、2回遠心洗浄した
(30,000xg、15分、4℃)。
【0121】粗膜標本は、使用するまで、−80℃で保
存した。(b)受容体結合試験 被検薬物と、[ 3H]−サブスタンスP(最終濃度1n
M)の混合液250μl(50mMトリス−塩酸、pH
7.4、6mM塩化マンガン、800μg/ml BS
A、8μg/mlキモスタチン、8μg/mlロイペプ
チン、80μg/mlバシトラシン、20μg/mlホ
スホラミドン)に、粗肺膜標本液250μlを加え、室
温で、30分インキュベートした。
【0122】反応後、自動濾過装置(Brandel 社)を用
いて、GF/Bグラス繊維フィルター(Whatman 社)上
に膜成分を回収した。
【0123】尚、グラスフィルターは、非特異結合を低
く抑えるため、0.1%ポリエチレンイミン液で、約4
時間前処理して用いた。
【0124】膜成分回収フィルターを、ピコフロー4m
lを含むミニプラスチックバイアルに移し、液体シンチ
レーション・カウンター(ベックマン社、LSC350
0)にて放射活性を測定した。
【0125】
【試験例2】 NK2受容体結合試験(a)粗回腸膜標本の作製 Hartley 系雄性モルモットの回腸より粗膜標本を作製し
た。即ち、クロロホルム麻酔下に、腹部大静脈より放血
殺し、速やかに回腸を摘出した。
【0126】摘出回腸は、スライドガラスを用いて、内
腔の内容物、分泌物、上皮を擦過、剥離し、緩衝液
(50mMトリス−塩酸、pH7.4)中で細切後、更
に、緩衝液(120mM塩化ナトリウム及び5mM塩
化カリウム含有緩衝液)中で、ポリトロンを用いてホ
モゲナイズした。
【0127】ホモジネートより、ナイロンメッシュ(5
0μm)濾過にて、組織塊を除去し、遠心分離した(3
0,000xg、30分、4℃)。
【0128】ペレットを、氷冷緩衝液(10mM E
DTA及び300mM塩化カリウム含有緩衝液)に再
浮遊し、4℃で、60分静置した後、2回遠心洗浄した
(30,000xg、15分、4℃)。
【0129】粗膜標本は、使用するまで、−80℃で保
存した。(b)受容体結合試験 被検薬物と、[ 3H]−SR−48968(アマシャム
社、最終濃度1nM)の混合液250μl(50mMト
リス−塩酸、pH7.4、6mM塩化マンガン、800
μg/ml BSA、8μg/mlキモスタチン、8μ
g/mlロイペプチン、80μg/mlバシトラシン、
20μg/mlホスホラミドン)に、粗回腸膜標本液2
50μlを加え、室温で、30分インキュベートした。
【0130】反応後、自動濾過装置(Brandel 社)を用
いて、GF/Bグラス繊維フィルター(Whatman 社)上
に膜成分を回収した。
【0131】尚、グラスフィルターは、非特異結合を低
く抑えるため、0.1%ポリエチレンイミン液で、約4
時間前処理して用いた。
【0132】膜成分回収フィルターを、ピコフロー4m
lを含むミニプラスチックバイアルに移し、液体シンチ
レーション・カウンター(ベックマン社、LSC350
0)にて放射活性を測定した。
【0133】
【試験例3】 血管透過性亢進の抑制作用 健常モルモット(体重400g前後、ハートレー系雄性
モルモット)を用い、NK1受容体作動薬であるsubstan
ce P (SP)による血管透過性亢進に対する抑制作用
を漏出色素量を指標にして調べた。ペントバルビタール
(30mg/kg、i.p.)で麻酔したモルモットの
大腿静脈内に色素(Evans blue:40mg/kg、i.
v.)を投与し、直ちにSP(1μg/kg)を静脈注
射することにより、血管透過性の亢進を惹起した。15
分後、モルモットをクロロホルム麻酔下に致死させ、主
気管部位に漏出した色素量をHarada法(J. Phar
m.Pharmacol. 23, 218(1971))に従って測定した。被験
薬物は、0.5%のトラガント懸濁液に懸濁させ、SP
による惹起の1時間前に経口投与した。
【0134】抑制作用は、被検薬物投与モルモットの漏
出色素量より求めた。
【0135】
【試験例4】 気道収縮の抑制作用 健常モルモット(体重500g前後、ハートレー系雄性
モルモット)を用い、NK2受容体作動剤であるneuroki
nin A(NKA)による気道収縮に対する被検薬物の抑
制効果をKonzett−Roessler(Naunyn-S
chmiedebergs Arch. Exp. Pathol. pharmakol. 195, 71
(1940))の変法に準じて、気道内圧を指標として調べ
た。
【0136】即ち、ペントバルビタール(30mg/k
g、i.p.)で麻酔したモルモットに気道カニューレ
を装着して、ガラミン(gallamine 20mg
/kg、i.v.)で処置した後、速やかに8ml/k
g、60回/分の陽圧呼吸(Ugo−Basile、7
025)を施した。人工呼吸時の気道内圧は、気管カニ
ューレの側枝に装着した圧力トランデューサー(日本電
工、TP−200T)を介して増幅、受感(日本電工、
AP−601G)して、レコーダー(日本電工、WT−
685G)に記録した。アトロピン(1mg/kg、
i.v.)及びプロプラノロール(1mg/kg、i.
v.)で前処理し、5分後にNKAを4μg/kg静脈
内投与して気道収縮を惹起し、以後10分間の気道内圧
を測定した。被験薬物は、試験例3と同様に調製し、N
KAによる惹起の1時間前に経口投与した。
【0137】抑制作用は被検薬物投与群と非投与群の気
道内圧面積値より求めた。
【0138】
【試験例5】 NK3受容体結合試験(a)脳粗膜標本の作製 ハートレー系雄性モルモットの脳より、粗膜標本を作製
した。
【0139】すなわち、ハートレー系雄性モルモット
を、クロロホルム麻酔下に腹部大静脈より放血致死さ
せ、右心室より緩衝液(50mMトリス−塩酸、pH
7.4)で灌流後、速やかに脳を摘出した。摘出した脳
を、緩衝液(120mM塩化ナトリウム及び5mM塩
化カリウム含有緩衝液)中で、ポリトロン(Kine
matica社)を用いてホモジナイズした後、ガーゼ
及びナイロンメッシュ(50μm)で濾過して、組織塊
を除去し、濾液を遠心分離(30,000g、30分、
4℃)した。得られたペレット(膜成分)を氷冷緩衝液
(10mM EDTA及び300mM塩化カリウム含
有緩衝液)に浮遊させ、4℃で、60分間静置した
後、遠心分離(30,000g、15分、4℃)により
2回洗浄した。これを緩衝液に浮遊させて粗膜標本と
し、受容体結合試験に使用するまで−80℃で保存し
た。(b)受容体結合試験 反応に用いる試験管は、あらかじめ、5mg/ml ウ
シ血清アルブミン(BSA)を含有する緩衝液で前処
理した。[ 3H]−センクタイド、6mM 塩化マンガ
ン、800μg/ml BSA、8μg/ml キモス
タチン、8μg/ml ロイペプチン、80μg/ml
バシトラシン及び20μg/ml ホスホラミドンを
含有する緩衝液 100μlに、400μg/ml
BSAを含有する緩衝液 150μl及び被検薬物を
加え、更に、脳粗膜標本(タンパク濃度を1mg/ml
に調整したもの) 250μlを加えて反応を開始した
(このとき、反応相中の[ 3H]−センクタイドの最終
濃度は、2.5nMである。)。
【0140】室温で、60分間インキュベートした後、
自動濾過装置(Brandel 社)を用いて、0.1% ポリ
エチレンイミンで4時間以上前処理を行ったGF/Bグ
ラス繊維フィルター(Whatman 社)上に膜成分を回収
し、氷冷した緩衝液(400μg/ml BSA及び
0.01% ドデシル硫酸ナトリウムを含有する5mM
トリス−塩酸、pH7.4) 5mlで3回洗浄した。
【0141】膜成分が付着したGF/Bグラス繊維フィ
ルターを、ピコフロー 4mlを含むミニプラスチック
バイヤルに移し、液体シンチレーションカウンター(ア
ロカ社、LSC3500)にて放射活性を測定した。
【0142】[ 3H]−センクタイドの非特異的結合
(受容体以外の部位(例えばフィルターなど)への結
合)による放射活性を知るために、過剰量のセンクタイ
ド(最終濃度:10μM)を添加して試験を行い、放射
活性を測定した。
【0143】被検薬物によるセンクタイド−受容体結合
阻害率は、次式より求めた。
【0144】阻害率(%)=[1−(C−A)/(B−
A)]×100 A:非特異的結合による放射活性 B:被検薬物を添加せずに行った試験における放射活性 C:被検薬物を添加した試験における放射活性。
【0145】本発明の化合物は、化合物Aに比べて、N
1受容体、NK2受容体及びNK3受容体に対して、優
れた拮抗作用を示した。
【0146】
【発明の効果】本発明のスピロピペリジン誘導体は、N
K1、NK2及びNK3受容体のすべてに対して拮抗作
用を示し、毒性が少なく、体内動態が優れているので、
医薬として有用であり、特に喘息及び/又は気管支炎、
鼻炎、アレルギー、尿失禁の予防剤又は治療剤として有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/5377 A61K 31/535 606 C07D 413/14 209 C07D 413/14 209 213 213 215 215 221 221 307 307 333 333 417/06 263 417/06 263 265 265 417/14 221 417/14 221 307 307 333 333 (72)発明者 飯尾 幸子 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 山口 武 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 竹元 利泰 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 Fターム(参考) 4C063 AA01 AA03 BB03 BB04 CC52 CC54 CC62 CC76 CC92 CC94 DD06 DD12 DD14 DD17 DD34 DD52 DD54 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC69 BC70 BC73 BC82 BC84 GA02 GA03 GA07 GA09 GA10 NA07 NA14 ZA01 ZA05 ZA16 ZA33 ZA34 ZA36 ZA59 ZA66 ZA81 ZA96 ZB08 ZB09 ZB11 ZB13 ZB15 ZC37 ZC39 ZC42

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 {式中、 R1及びR2は、同一若しくは異なって、アリール基、ヘ
    テロアリール基、置換基群Aより選択される基で1乃至
    3個置換されたアリール基、又は、置換基群Aより選択
    される基で1乃至3個置換されたヘテロアリール基を示
    し、 Aは、メチレン基、カルボニル基又はスルホニル基を示
    し、 Bは、単結合、炭素数1乃至4個のアルキレン基又は炭
    素数2乃至4個のアルケニレン基を示し、 Dは、酸素原子又は硫黄原子を示し、 Eは、炭素数1乃至4個のアルキレン基又は炭素数2乃
    至4個のアルケニレン基を示し、 【化2】 [式中、 環式基Gは、炭素数5乃至8個のシクロアルケン環、置
    換基群Bより選択される基で1乃至2個置換された炭素
    数5乃至8個のシクロアルカン環、又は置換基群Bより
    選択される基で1乃至2個置換された炭素数5乃至8個
    のシクロアルケン環を示し、 環式基Arは、アリール環、ヘテロアリール環、置換基
    群Aより選択される基で1乃至3個置換されたアリール
    環又は置換基群Aより選択される基で1乃至3個置換さ
    れたヘテロアリール環を示す。]を示し、 R3は、低級アルキル基を示し、 nは、1乃至3の整数を示す。ただし、 環式基Gの定義中、オキソ基のみで置換されている基、
    及び、低級アルカンスルホニル基のみで置換されている
    基を除く。}で表わされる化合物、その薬理上許容され
    る塩、そのエステル又はその他の誘導体。 [置換基群A]ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲ
    ノ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ
    カルボニル基、カルボキシ基、水酸基、低級脂肪族アシ
    ル基、低級脂肪族アシルアミノ基、アミノ基、及び、シ
    アノ基 [置換基群B]オキソ基;水酸基;カルボキシル基;チ
    オール基;並びに、窒素原子上の置換基として、置換基
    群Aで置換されていてもよい、低級アルキル、アリール
    及びアラルキル基、低級脂肪族アシル基、低級アルカン
    スルホニル基
  2. 【請求項2】請求項1において、 R1が、アリール基、ヘテロアリール基又は下記置換基
    群Aより選択される基で1乃至3個置換されたアリール
    基である化合物、その薬理上許容される塩、そのエステ
    ル又はその他の誘導体。
  3. 【請求項3】請求項1において、 R1が、アリール基又は下記置換基群A1より選択される
    基で1乃至3個置換されたアリール基である化合物、そ
    の薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導
    体。 [置換基群A1]低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3より選択されるいず
    れか1項において、 R2が、アリール基又は置換基群Aより選択される基で
    1乃至3個置換されたアリール基である化合物、その薬
    理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項3より選択されるいず
    れか1項において、 R2が、置換基群Aより選択される基で置換されたアリ
    ール基である化合物、その薬理上許容される塩、そのエ
    ステル又はその他の誘導体。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5より選択されるいず
    れか1項において、 Aが、カルボニル基である化合物、その薬理上許容され
    る塩、そのエステル又はその他の誘導体。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6より選択されるいず
    れか1項において、 Bが、単結合である化合物、その薬理上許容される塩、
    そのエステル又はその他の誘導体。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7より選択されるいず
    れか1項において、 Dが、酸素原子である化合物、その薬理上許容される
    塩、そのエステル又はその他の誘導体。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8より選択されるいず
    れか1項において、 Eが、炭素数1乃至4個のアルキレン基である化合物、
    その薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘
    導体。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項8より選択されるい
    ずれか1項において、 Eが、炭素数2又は3個のアルキレン基である化合物、
    その薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘
    導体。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項10より選択される
    いずれか1項において、 【化3】 である化合物、その薬理上許容される塩、そのエステル
    又はその他の誘導体。
  12. 【請求項12】請求項11において、 環式基Gが、置換基群Bより選択される基で1乃至2個
    置換されたシクロペンタン環若しくはシクロペンテン環
    である化合物、その薬理上許容される塩、そのエステル
    又はその他の誘導体。
  13. 【請求項13】請求項11において、 環式基Gが、1個のヒドロキシ基でされたシクロペンタ
    ン環若しくはシクロペンテン環である化合物、その薬理
    上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体。
  14. 【請求項14】請求項1乃至請求項13より選択される
    いずれか1項において、 nが、1又は2である化合物、その薬理上許容される
    塩、そのエステル又はその他の誘導体。
  15. 【請求項15】請求項1乃至請求項13より選択される
    いずれか1項において、 nが、2である化合物、その薬理上許容される塩、その
    エステル又はその他の誘導体。
  16. 【請求項16】請求項1において、 下記より選択されるいずれか1つの化合物、その薬理上
    許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体: ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
    ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
    シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
    ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
    シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
    ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン
    −1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
    ン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキシ)イ
    ンダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
    ン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキシ)イ
    ンダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
    ン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン−1,
    4’−ピペリジン]。
  17. 【請求項17】請求項1において、 下記より選択されるいずれか1つの化合物、その薬理上
    許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体: ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
    ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
    シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
    ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
    シ)インダン−1,4’−ピペリジン]。
  18. 【請求項18】請求項1乃至請求項17より選択される
    いずれか1項に記載の化合物、その薬理上許容される
    塩、そのエステル又はその他の誘導体を有効成分として
    含有する医薬。
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