JP2000034288A - スピロピペリジン誘導体 - Google Patents
スピロピペリジン誘導体Info
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Abstract
して拮抗作用を示す化合物を提供する。 【解決手段】一般式(I)で表わされる化合物、その薬
理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体: 【化1】 {R1 、R2 :置換可アリール基、置換可ヘテロアリー
ル基; A:CH2、CO、SO2; B:単結合、アルキレン、
アルケニレン; D:O、S ; E:アルキレン、アルケニレン; 【化2】 [環式基G:置換可シクロアルケン環、置換シクロアル
カン環;環式基Ar:置換可アリール環、置換可ヘテロ
アリール環] R3 :アルキル; n:1−3}。
Description
(NK1、NK2及びNK3)に対する拮抗作用を有する
新規なスピロピペリジン誘導体に関する。
1受容体、NK2受容体及びNK3受容体が存在すること
が知られており、それぞれのいずれかひとつに対して拮
抗作用を示す化合物は多数知られている。近年では、タ
キキニンが介在する疾患をより効果的に予防又は治療す
る目的で、それら3種のサブタイプのうち、できるだけ
多くのサブタイプを遮断するための化合物が注目され始
め、NK1受容体及びNK2受容体の両方に対して拮抗作
用を示す化合物が開発されている。
る拮抗作用を有する化合物としては、例えば、下記化合
物AがEP−776893号に開示されているが、この
化合物がNK3受容体に対する拮抗作用を有するとの報
告はない。
ニン受容体に対する拮抗作用を示す化合物について、永
年、鋭意研究を行った結果、スピロピペリジン誘導体
が、NK1、NK2及びNK 3受容体のすべてに対して拮
抗作用を示し、毒性が少なく、体内動態が優れているこ
とを見出して本発明を完成した。
有効成分とする、新規な医薬を提供することにあり、そ
の医薬を適用し得る疾患としては、例えば、不安、う
つ、精神症及び分裂症を含む中枢神経系の疾患;AID
Sにおける痴呆、アルツハイマー型の老年性痴呆、アル
ツハイマー病、ダウン症候群、脱髄性疾患、筋萎縮性側
索硬化症、神経障害、抹消神経障害、及び神経痛を含む
神経変性性疾患;慢性閉塞性肺疾患、気管支炎、肺炎、
気管支収縮、喘息、咳を含む呼吸器疾患;炎症性大腸疾
患(IBD)、乾癬、結合組織炎、骨関節炎、変性性関
節炎、及び関節リウマチを含む炎症性疾患;湿疹;及び
鼻炎を含むアレルギー疾患;蔓植物に対する過敏性疾患
を含む過敏性疾患;結膜炎、春季結膜炎、春季カタル、
種々の炎症性眼疾患に伴う血液−眼房水関門の破壊、眼
房内圧上昇、縮瞳を含む眼科疾患;接触性皮膚炎、アト
ピー性皮膚炎、蕁麻疹、及びその他の湿疹様皮膚炎を含
む皮膚疾患;アルコール依存症を含む耽弱症;ストレス
による体性疾患;肩・手症候群を含む反射性交感神経ジ
ストロフィー;気分変調;移植片の拒絶を含む望ましく
ない免疫反応及び全身性紅斑性狼瘡を含む免疫増強、或
は免疫抑制に関連した疾患;内臓を調節する神経の異常
による疾患、大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病を含む
消化器疾患;X線照射及び化学療法剤、毒物、毒素、妊
娠、前庭障害、術後病、胃腸閉塞、胃腸運動低下、内臓
痛、偏頭痛、頭蓋内圧増加、頭蓋内圧減少又は各種薬物
投与に伴う副作用により誘発される嘔吐を含む嘔吐;膀
胱炎、尿失禁を含む膀胱機能疾患;膠原病、強皮症、肝
蛭感染による好酸球増多症;狭心症、偏頭痛、及びレイ
ノー病を含む血管拡張、或は収縮による血流の異常によ
る疾患;偏頭痛、頭痛、歯痛を含む痛み侵害受容の疼
痛;睡眠時無呼吸症候群を挙げることができる。本発明
の新規な医薬は、特に、喘息及び/又は気管支炎、鼻
炎、アレルギー、尿失禁の予防剤又は治療剤として用い
ることができる。
(I)で表わされる化合物、その薬理上許容される塩、
そのエステル又はその他の誘導体に関する。
ル基、ヘテロアリール基、置換基群Aより選択される基
で1乃至3個置換されたアリール基、又は、置換基群A
より選択される基で1乃至3個置換されたヘテロアリー
ル基を示し、Aは、メチレン基、カルボニル基又はスル
ホニル基を示し、Bは、単結合、炭素数1乃至4個のア
ルキレン基又は炭素数2乃至4個のアルケニレン基を示
し、Dは、酸素原子又は硫黄原子を示し、Eは、炭素数
1乃至4個のアルキレン基又は炭素数2乃至4個のアル
ケニレン基を示し、
ン環、置換基群Bより選択される基で1乃至2個置換さ
れた炭素数5乃至8個のシクロアルカン環、又は置換基
群Bより選択される基で1乃至2個置換された炭素数5
乃至8個のシクロアルケン環を示し、環式基Arは、ア
リール環、ヘテロアリール環、置換基群Aより選択され
る基で1乃至3個置換されたアリール環又は置換基群A
より選択される基で1乃至3個置換されたヘテロアリー
ル環を示す。]を示し、R3は、低級アルキル基を示
し、nは、1乃至3の整数を示す。
で置換されている基、及び、低級アルカンスルホニル基
のみで置換されている基を除く。} [置換基群A]ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲ
ノ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ
カルボニル基、カルボキシ基、水酸基、低級脂肪族アシ
ル基、低級脂肪族アシルアミノ基、アミノ基、及び、シ
アノ基 [置換基群B]オキソ基;水酸基;カルボキシル基;チ
オール基;並びに、窒素原子上の置換基として、置換基
群Aで置換されていてもよい、低級アルキル、アリール
及びアラルキル基、低級脂肪族アシル基、低級アルカン
スルホニル基。
R1が、アリール基、ヘテロアリール基又は下記置換基
群Aより選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基である化合物、(3) R1が、アリール基又は下記
置換基群A1より選択される基で1乃至3個置換された
アリール基である化合物、(4) R2が、アリール基
又は置換基群Aより選択される基で1乃至3個置換され
たアリール基である化合物、(5) R2が、置換基群
Aより選択される基で置換されたアリール基である化合
物、(6) Aが、カルボニル基である化合物、(7)
Bが、単結合である化合物、(8) Dが、酸素原子
である化合物、(9) Eが、炭素数1乃至4個のアル
キレン基である化合物、(10) Eが、炭素数2又は
3個のアルキレン基である化合物、(11)
選択される基で1乃至2個置換されたシクロペンタン環
若しくはシクロペンテン環である化合物、(13) 環
式基Gが、1個のヒドロキシ基でされたシクロペンタン
環若しくはシクロペンテン環である化合物、(14)
nが、1又は2である化合物、及び(15) nが、2
である化合物、並びにその薬理上許容される塩、そのエ
ステル又はその他の誘導体である。 [置換基群A1]低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基 更に、上記において、(2)及び(3);(4)及び
(5);(6);(7);(8);(9)及び(1
0);(11)乃至(13);並びに(14)及び(1
5)の8群の各群から選択された要素を任意に組み合わ
せたような化合物も好適である。(16) より更に好
適な化合物としては、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]及び ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン−1,
4’−ピペリジン]、並びにその薬理上許容される塩、
そのエステル又はその他の誘導体を挙げることができ、
(17) 最も好適な化合物としては、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]及び ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、並びにその薬
理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体を
挙げることができる。
乃至(17)より選択されるいずれか1に記載の化合
物、その薬理上許容される塩、そのエステル又はその他
の誘導体を有効成分として含有し、特に、喘息及び/又
は気管支炎、鼻炎、アレルギー、或いは尿失禁の予防剤
又は治療剤として用いることができる。
定義における「アリール基」、R1及びR2の定義におけ
る「置換基群Aより選択される基で1乃至3個置換され
たアリール基」の「アリール基」、並びに、[置換基群
B]の定義における「窒素原子上の置換基として、置換
基群Aで置換されていてもよいアリール基」の「アリー
ル基」とは、例えば、フェニル、インデニル、ナフチ
ル、フェナンスレニル、アントラセニルのような炭素数
5乃至14個の芳香族炭化水素基を挙げることができ、
好適にはフェニル基である。
10個のシクロアルキル基と縮環していてもよく、例え
ば、5−インダニルのような基を挙げることができる。
ル基」並びにR1及びR2の定義における「置換基群Aよ
り選択される基で1乃至3個置換されたヘテロアリール
基」の「ヘテロアリール基」とは、硫黄原子、酸素原子
又は/及び窒素原子を1乃至3個含む5乃至7員芳香族
複素環基を示し、例えば、フリル、チエニル、ピロリ
ル、アゼピニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾ
リル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、
1,2,3−オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラ
ゾリル、チアジアゾリル、ピラニル、ピリジル、ピリダ
ジニル、ピリミジニル、ピラジニルのような基を挙げる
ことができ、好適には、窒素原子を少なくとも1個含
み、酸素原子又は硫黄原子を含んでいてもよい5乃至7
員芳香族複素環基を示し、例えば、ピロリル、アゼピニ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキ
サゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−
オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チア
ジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、
ピラジニルのような基を挙げることができ、更に好適に
は、ピリジル、イミダゾリル、オキサゾリル、ピラジニ
ル及びチアゾリルである。
式基と縮環していてもよく、例えば、インドリル、ベン
ゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベン
ゾイミダゾリル、イソキノリル、キノリル、キノキサリ
ルのような基を挙げることができる。
の定義における「低級アルキル基」並びに[置換基群
B]の定義における「窒素原子上の置換基として、置換
基群Aで置換されていてもよい、低級アルキル基」の
「低級アルキル基」とは、例えば、メチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロ
ピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチ
ル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メ
チルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメ
チルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチ
ルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチル
ブチル、2−エチルブチルのような炭素数1乃至6個の
直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、好適には、炭素数1
乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基である。
個のアルキレン基」とは、例えば、メチレン、メチルメ
チレン、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチルトリメ
チレン、3−メチルトリメチレンのような炭素数1乃至
4個の直鎖又は分枝鎖アルキレン基を挙げることができ
る。
の直鎖又は分枝鎖アルキレン基である。
の直鎖又は分枝鎖アルキレン基であり、更に好適には、
エチレン、トリメチレンであり、最も好適には、エチレ
ンである。
個のアルケニレン基」とは、エテニレン、2−プロペニ
レン、1−メチル−2−プロペニレン、2−メチル−2
−プロペニレン、2−エチル−2−プロペニレン、2−
ブテニレンのような炭素数2乃至4個の直鎖又は分枝鎖
アルケニレン基を挙げることができ、好適には、エテニ
レン、2−プロペニレン又は3−ブテニレンであり、更
に好適には、エテニレン又は2−プロペニレンである。
クロアルケン環」、及び「置換基群Bより選択される基
で1乃至2個置換された炭素数5乃至8個のシクロアル
ケン環」の「炭素数5乃至8個のシクロアルケン環」と
しては、例えば、シクロプロペン環、シクロブテン環、
シクロペンテン環、シクロヘキセン環、シクロヘプテン
環、シクロオクテン環を挙げることができる。好適に
は、「炭素数5乃至6個のシクロアルケン環」であり、
更に好適には、シクロペンテン環である。
れる基で1乃至2個置換された炭素数5乃至8個のシク
ロアルカン環」の「炭素数5乃至8個のシクロアルカン
環」としては、例えば、シクロプロパン環、シクロブタ
ン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘ
プタン環、シクロオクタン環を挙げることができる。好
適には、「炭素数5乃至6個のシクロアルカン環」であ
り、更に好適には、シクロペンタン環である。
環」並びに「置換基群Aより選択される基で1乃至3個
置換されたアリール環」の「アリール環」とは、ベンゼ
ン環、インデン環、ナフタレン環、フェナンスレン環、
アントラセニル環のような炭素数6乃至14個の芳香族
炭化水素環を示し、好適にはベンゼン環を示す。
ール環」並びに「置換基群Aより選択される基で1乃至
3個置換されたヘテロアリール環」の「ヘテロアリール
環」とは、硫黄原子、酸素原子又は/及び窒素原子を1
乃至3個含む5乃至7員芳香族複素環を示し、例えば、
フラン環、チオフェン環、ピロール環、アゼピン環、ピ
ラゾール環、イミダゾール環、オキサゾール環、イソキ
サゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、1,
2,3−オキサジアゾール環、トリアゾール環、テトラ
ゾール環、チアジアゾール環、ピラン環、ピリジン環、
ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環のような環を
挙げることができ、好適には、窒素原子を少なくとも1
個含み、酸素原子又は硫黄原子を含んでいてもよい5乃
至7員芳香族複素環基を示し、例えば、ピロール環、ア
ゼピン環、ピラゾール環、イミダゾール環、オキサゾー
ル環、イソキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾー
ル環、1,2,3−オキサジアゾール環、トリアゾール
環、テトラゾール環、チアジアゾール環、ピリジン環、
ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環のような基を
挙げることができ、更に好適には、ピリジン環、イミダ
ゾール環、オキサゾール環、ピラジン環及びチアゾール
環である。
1,1−ジイル(特に、2S−ヒドロキシインダン−
1,1−ジイル)、3−ヒドロキシインダン−1,1−
ジイル、2,3−ジヒドロキシインダン−1,1−ジイ
ル、インデン−1,1−ジイル等を挙げることができ
る。
原子」とは、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原
子であり、好適には、弗素原子、塩素原子である。
義における「ハロゲノ低級アルキル基」とは、前記「ハ
ロゲン原子」が「低級アルキル基」に結合した基をい
い、例えば、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、
ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、
フルオロメチル、2,2,2−トリクロロエチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、2−ブロモエチル、2−
クロロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジブロモ
エチルのような基を挙げることができ、好適には、トリ
フルオロメチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル
及び2−フルオロエチルである。
義における「低級アルコキシ基」並びに[置換基群A]
の定義における「低級アルコキシカルボニル基」の「低
級アルコキシ基」とは、前記「低級アルキル基」が酸素
原子に結合した基をいい、例えば、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、
イソブトキシ、s−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペ
ントキシ、イソペントキシ、2−メチルブトキシ、ネオ
ペントキシ、n−ヘキシルオキシ、4−メチルペントキ
シ、3−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、
3,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキ
シ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブト
キシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブ
トキシのような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アル
コキシ基を示し、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又
は分枝鎖アルコキシ基である。
族アシル基」;「低級脂肪族アシルアミノ基」の「低級
脂肪族アシル基」;並びに、[置換基群B]の定義にお
ける「窒素原子上の置換基として、低級脂肪族アシル
基」の「低級脂肪族アシル基」とは、炭素数2乃至7個
の脂肪族アシル基を示し、例えば、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ピバロイル、バレリル及びイソバレリルを挙げる
ことができ、好適には、アセチル及びプロピオニルであ
る。
上の置換基として、置換基群Aで置換されていてもよ
い、アラルキル基」の「アラルキル基」とは、前記「ア
リール基」が前記「低級アルキル基」に結合した基をい
い、例えば、ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフ
チルメチル、インデニルメチル、フェナンスレニルメチ
ル、アントラセニルメチル、ジフェニルメチル、トリフ
ェニルメチル、1−フェネチル、2−フェネチル、1−
ナフチルエチル、2−ナフチルエチル、1−フェニルプ
ロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピ
ル、1−ナフチルプロピル、2−ナフチルプロピル、3
−ナフチルプロピル、1−フェニルブチル、2−フェニ
ルブチル、3−フェニルブチル、4−フェニルブチル、
1−ナフチルブチル、2−ナフチルブチル、3−ナフチ
ルブチル、4−ナフチルブチル、1−フェニルペンチ
ル、2−フェニルペンチル、3−フェニルペンチル、4
−フェニルペンチル、5−フェニルペンチル、1−ナフ
チルペンチル、2−ナフチルペンチル、3−ナフチルペ
ンチル、4−ナフチルペンチル、5−ナフチルペンチ
ル、1−フェニルヘキシル、2−フェニルヘキシル、3
−フェニルヘキシル、4−フェニルヘキシル、5−フェ
ニルヘキシル、6−フェニルヘキシル、1−ナフチルヘ
キシル、2−ナフチルヘキシル、3−ナフチルヘキシ
ル、4−ナフチルヘキシル、5−ナフチルヘキシル、6
−ナフチルヘキシルを挙げることができ、好適には、
「アリール基」部分がベンゼンであり、「低級アルキル
基」の炭素数が1乃至4個の「アラルキル基」であり、
更に好適には、ベンジル基及びフェネチル基である。
上の置換基として、低級アルカンスルホニル基」の「低
級アルカンスルホニル基」とは、前記「低級アルキル
基」がスルホニルに結合した基を示し、好適には、メタ
ンスルホニル、エタンスルホニル、1−プロパンスルホ
ニルのような炭素数1乃至4個のアルカンスルホニル基
を示す。
リール基又は置換基群Aより選択される基で1乃至3個
置換されたアリール基であり、更に好適には、アリール
基又は置換基群A1より選択される基で1乃至3個置換
されたアリール基であり、より更に好適には、置換基群
A1より選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基であり、最も好適には、1乃至3個の低級アルコキシ
基で置換されたアリール基である。
群Aより選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基であり、更に好適には置換基群Aより選択される基で
1乃至3個置換されたアリール基であり、より更に好適
には、1乃至3個のハロゲン原子で置換されたアリール
基であり、最も好適には、1乃至3個のハロゲン原子で
置換されたフェニル基である。
を構成する炭素原子に隣接する炭素原子及びそのとなり
の炭素原子が、環式基Arの一部を構成すると同時に、
環式基Gの一部を構成している基である。
の化合物(I)は塩にすることができるので、その塩を
示す。
る塩としては、好適には、弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化
水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、
硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メ
タンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、
エタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩
のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸、りんご酸、フマ
−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸
塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リ
ジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸
塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げること
ができる。更に好適には、ハロゲン化水素酸塩又は有機
酸塩であり、より更に好適には、ハロゲン化水素酸塩で
あり、最も好適には、塩酸塩である。
形成される塩としては、好適には、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウ
ム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、ア
ルミニウム塩、鉄塩等の金属塩;アンモニウム塩のよう
な無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン
塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシン
アルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチル
グルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリ
エチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’
−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン
塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジ
ルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルア
ンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン塩のような有機塩等のアミン塩;及び、グリシン塩、
リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸
塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げること
ができる。
ペリジノ基の窒素原子をR3基で修飾することにより、
4級アミンにすることができるので、このようなカチオ
ンを有する化合物と、アニオン(アニオンとなるもので
あれば特に限定はないが、例えば、塩素イオン、沃素イ
オンのようなハロゲンイオンを挙げることができる。)
との塩も本発明に包含される。
放置しておくことにより、水分を吸収し、吸着水が付い
たり、水和物となる場合があり、そのような塩も本発明
に包含される。「そのエステル又はその他の誘導体」と
は、本発明の化合物が有する官能基(例えば、水酸基、
カルボキシ基、アミノ基など)を、定法にしたがって、
保護基などで修飾することによって得られる化合物であ
って、生体に投与することによって、本発明の化合物
(I)に変換される誘導体を示す。そのような誘導体か
否かは、その化合物をラットやマウスのような実験動物
に静脈内若しくは経口投与し、その後の動物の体液を調
べ、本発明の化合物(I)又はその薬理学的に許容され
る塩を検出できることにより決定できる。
(I)は、エステルにすることができるので、そのエス
テルをいい、そのようなエステルとしては、「水酸基の
エステル」及び「カルボキシ基のエステル」を挙げるこ
とができ、各々のエステル残基が「一般的保護基」又は
「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し
得る保護基」であるエステルをいう。
分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂
し得る保護基をいう。
護基」としては、好適には、前記「低級脂肪族アシル
基」;前記「芳香族アシル基」;テトラヒドロピラン−
2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、
4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒ
ドロチオピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロ
チオピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル
又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラ
ン−2−イル、テトラヒドロチオフラン−2−イルのよ
うな「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラ
ニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソ
プロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、
メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシ
リル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低級アルキ
ルシリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチ
ルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジ
イソプロピルシリルのような1乃至2個のアリ−ル基で
置換されたトリ低級アルキルシリル基等の「シリル
基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキ
シメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプ
ロポキシメチル、ブトキシメチル、tert−ブトキシメチ
ルのような低級アルコキシメチル基、2−メトキシエト
キシメチルのような低級アルコキシ化低級アルコキシメ
チル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス
(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲノ低級ア
ルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;1−エト
キシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのような低
級アルコキシ化エチル基、2,2,2−トリクロロエチ
ルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチル基」;
ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、
ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチル
ジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃
至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基、4−
メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、
3,4,5−トリメチルベンジル、3,5−ジ(トリフ
ルオロメチル)ベンジル、4−メトキシベンジル、4−
メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブ
ロモベンジル、4−シアノベンジルのような低級アルキ
ル、ハロゲノ低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、
ハロゲン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3
個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基等の「アラ
ルキル基」;前記「低級アルコキシカルボニル基」;前
記「アルケニルオキシカルボニル基」;前記「アラルキ
ルオキシカルボニル基」を挙げることができる。
般的保護基」としては、好適には、前記「低級アルキル
基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1
−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニ
ル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プ
ロペニル、2−エチル−2−プロペニル、1−ブテニ
ル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、1−メ
チル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−
エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3
−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−
3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−
メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニ
ル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2
−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチ
ル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、1
−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−
ヘキセニル、5−ヘキセニルのような低級アルケニル
基;エチニル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロ
ピニル、2−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2
−プロペニル、2−ブチニル、1−メチル−2−ブチニ
ル、2−メチル−2−ブチニル、1−エチル−2−ブチ
ニル、3−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−
メチル−3−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2
−ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、2−メチ
ル−2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メチル−3
−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、4−ペン
チニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−4
−ペンチニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−
ヘキシニル、5−ヘキシニルのような低級アルキニル
基;前記「ハロゲノ低級アルキル」;2−ヒドロキシエ
チル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシ
プロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキ
シブチルのようなヒドロキシ「低級アルキル基」;アセ
チルメチルのような「低級脂肪族アシル」−「低級アル
キル基」;前記「アラルキル基」;前記「シリル基」を
挙げることができる。
により開裂し得る保護基」とは、人体内で加水分解等の
生物学的方法により開裂し、フリーの酸又はその塩を生
成する保護基をいい、そのような誘導体か否かは、ラッ
トやマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、
その後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬
理学的に許容される塩を検出できることにより決定で
き、「水酸基のエステル」に斯かる「生体内で加水分解
のような生物学的方法により開裂し得る保護基」として
は、好適には、ホルミルオキシメチル、アセトキシメチ
ル、ジメチルアミノアセトキシメチル、プロピオニルオ
キシメチル、ブチリルオキシメチル、ピバロイルオキシ
メチル、バレリルオキシメチル、イソバレリルオキシメ
チル、ヘキサノイルオキシメチル、1−ホルミルオキシ
エチル、1−アセトキシエチル、1−プロピオニルオキ
シエチル、1−ブチリルオキシエチル、1−ピバロイル
オキシエチル、1−バレリルオキシエチル、1−イソバ
レリルオキシエチル、1−ヘキサノイルオキシエチル、
1−ホルミルオキシプロピル、1−アセトキシプロピ
ル、1−プロピオニルオキシプロピル、1−ブチリルオ
キシプロピル、1−ピバロイルオキシプロピル、1−バ
レリルオキシプロピル、1−イソバレリルオキシプロピ
ル、1−ヘキサノイルオキシプロピル、1−アセトキシ
ブチル、1−プロピオニルオキシブチル、1−ブチリル
オキシブチル、1−ピバロイルオキシブチル、1−アセ
トキシペンチル、1−プロピオニルオキシペンチル、1
−ブチリルオキシペンチル、1−ピバロイルオキシペン
チル、1−ピバロイルオキシヘキシルのような1−
(「低級脂肪族アシル」オキシ)「低級アルキル基」、
シクロペンチルカルボニルオキシメチル、シクロヘキシ
ルカルボニルオキシメチル、1−シクロペンチルカルボ
ニルオキシエチル、1−シクロヘキシルカルボニルオキ
シエチル、1−シクロペンチルカルボニルオキシプロピ
ル、1−シクロヘキシルカルボニルオキシプロピル、1
−シクロペンチルカルボニルオキシブチル、1−シクロ
ヘキシルカルボニルオキシブチルのような1−(「シク
ロアルキル」カルボニルオキシ)「低級アルキル基」、
ベンゾイルオキシメチルのような1−(「芳香族アシ
ル」オキシ)「低級アルキル基」等の1−(アシルオキ
シ)「低級アルキル基」;メトキシカルボニルオキシメ
チル、エトキシカルボニルオキシメチル、プロポキシカ
ルボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニルオキ
シメチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、イソブト
キシカルボニルオキシメチル、ペンチルオキシカルボニ
ルオキシメチル、ヘキシルオキシカルボニルオキシメチ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、シ
クロヘキシルオキシカルボニルオキシ(シクロヘキシ
ル)メチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソプ
ロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(ブトキシカ
ルボニルオキシ)エチル、1−(イソブトキシカルボニ
ルオキシ)エチル、1−(tert−ブトキシカルボニルオ
キシ)エチル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオ
キシ)プロピル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニ
ルオキシ)プロピル、1−(シクロペンチルオキシカル
ボニルオキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカ
ルボニルオキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシ
カルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニル
オキシ)プロピル、2−(メトキシカルボニルオキシ)
エチル、2−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、2
−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、2−(イソ
プロポキシカルボニルオキシ)エチル、2−(ブトキシ
カルボニルオキシ)エチル、2−(イソブトキシカルボ
ニルオキシ)エチル、2−(ペンチルオキシカルボニル
オキシ)エチル、2−(ヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)プロピ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−
(プロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(イソ
プロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ブトキ
シカルボニルオキシ)プロピル、1−(イソブトキシカ
ルボニルオキシ)プロピル、1−(ペンチルオキシカル
ボニルオキシ)プロピル、1−(ヘキシルオキシカルボ
ニルオキシ)プロピル、1−(メトキシカルボニルオキ
シ)ブチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ブチ
ル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−
(イソプロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(ブ
トキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(イソブトキシ
カルボニルオキシ)ブチル、1−(メトキシカルボニル
オキシ)ペンチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)
ペンチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)ヘキシ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ヘキシルのよう
な(低級アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;
(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル)メチル、〔5−(4−メチルフェニル)−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、
〔5−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル〕メチル、〔5−(4−フル
オロフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル〕メチル、〔5−(4−クロロフェニル)−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、
(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル、(5−エチル−2−オキソ−1,
3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−プロピル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−イソプロピル−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル)メチル、(5−ブチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルのようなオ
キソジオキソレニルメチル基;等の「カルボニルオキシ
アルキル基」:フタリジル、ジメチルフタリジル、ジメ
トキシフタリジルのような「フタリジル基」:前記「低
級脂肪族アシル基」:前記「芳香族アシル基」:「コハ
ク酸のハーフエステル塩残基」:「燐酸エステル塩残
基」:「アミノ酸等のエステル形成残基」:カルバモイ
ル基:1乃至2個の低級アルキル基で置換されたカルバ
モイル基:及び、ピバロイルオキシメチルオキシカルボ
ニルのような「1−(アシルオキシ)アルキルオキシカ
ルボニル基」を挙げることができ、好適には、「カルボ
ニルオキシアルキル基」である。
る「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂
し得る保護基」としては、好適には、メトキシエチル、
1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチ
ル、1−(イソプロポキシ)エチル、2−メトキシエチ
ル、2−エトキシエチル、1,1−ジメチル−1−メト
キシエチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、
イソプロポキシメチル、n−ブトキシメチル、tert−ブ
トキシメチルのような低級アルコキシ低級アルキル基、
2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化
低級アルコキシ低級アルキル基、フェノキシメチルのよ
うな「アリール」オキシ「低級アルキル基」、2,2,
2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエト
キシ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキシ低級ア
ルキル基等の「アルコキシ低級アルキル基」;メトキシ
カルボニルメチルのような「「低級アルコキシ」カルボ
ニル「低級アルキル基」」;シアノメチル、2−シアノ
エチルのような「シアノ「低級アルキル基」;メチルチ
オメチル、エチルチオメチルのような「「低級アルキ
ル」チオメチル基」;フェニルチオメチル、ナフチルチ
オメチルのような「「アリール」チオメチル基」;2−
メタンスルホニルエチル、2−トリフルオロメタンスル
ホニルエチルのような「ハロゲンで置換されていてもよ
い「低級アルキル」スルホニル「低級アルキル基」」;
2−ベンゼンスルホニルエチル、2−トルエンスルホニ
ルエチルのような「「アリール」スルホニル「低級アル
キル基」」;前記「1−(アシルオキシ)「低級アルキ
ル基」」;前記「フタリジル基」;前記「アリール
基」;前記「低級アルキル基」;カルボキシメチルのよ
うな「カルボキシアルキル基」;及びフェニルアラニン
のような「アミノ酸のアミド形成残基」を挙げることが
できる。
(I)がアミノ基及び/又はカルボキシ基を有する場
合、上記「そのエステル」以外の誘導体にすることがで
きるので、その誘導体を示す。そのような誘導体として
は、例えばアミド誘導体を挙げることができる。
素を有し、各々がR配位又はS配位である立体異性体が
存在するが、その各々、或いはそれらの任意の割合の混
合物のいずれも本発明に包含される。
は、以下に記載する方法によって製造することができ
る。 [A法]
は、前記と同意義を示す。
あれば特に限定はないが、好適には、塩素、臭素、沃素
のようなハロゲン原子;トリクロロメチルオキシのよう
なトリハロゲノメチルオキシ基;メタンスルホニルオキ
シ、エタンスルホニルオキシのような低級アルカンスル
ホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホニルオキ
シ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキシのようなハ
ロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベンゼンスル
ホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、p−ニ
トロベンゼンスルホニルオキシのようなアリ−ルスルホ
ニルオキシ基を挙げることができ、更に好適には、ハロ
ゲン原子及び低級アルカンスルホニルオキシ基である。
物(III)とを、溶媒中、塩基の存在下に、反応さ
せ、本願発明化合物(I)を製造する工程である。
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル
類;ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル
類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン
類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合
物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニ
トリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−
ピロリドン、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルホ
スホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキ
シド、スルホランのようなスルホキシド類を挙げること
ができ、更に好適には、アミド類、エ−テル類及びニト
リル類であり、最も好適には、アミド類である。
いて塩基として使用されるものであれば、特に限定はな
いが、好適には、沃化カリウムのような金属沃化物と、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのような
アルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸
水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化
カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチ
ウムのようなアルカリ金属水酸化物類又は弗化ナトリウ
ム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の無
機塩基類との組合わせ、或は、N−メチルモルホリン、
トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキシル
アミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピロリ
ジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メチル
ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.
3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
(DBU)のような有機塩基類を挙げることができ、更
に好適には、金属沃化物と無機塩基類との組合わせであ
り、最も好適には、金属沃化物とアルカリ金属炭酸水素
塩類との組合わせである。
るが、好適には、20℃乃至120℃である。
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常、30分間乃至48時間であり、好適には、1時間
乃至12時間である。
式基Gを構成する炭素原子のうち、ピペリジン環に隣接
する炭素原子以外の炭素原子が水酸基で置換されている
化合物を製造する場合には、まず上記A法にしたがって
対応するケトン誘導体を合成し、次いでその化合物を還
元することにより製造することができる。
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、メタノール、エタノールのような
アルコール類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テ
ル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエ−テル類を挙げることがで
き、更に好適には、アルコール類であり、最も好適に
は、エタノールである。
として使用されるものであれば特に限定はないが、好適
には、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム
のような水素化ホウ素アルカリ金属;水素化アルミニウ
ムリチウム、水素化リチウムトリエトキシドアルミニウ
ムのような水素化アルミニウム化合物;水素化テルルナ
トリウム;ジ(イソブチル)アルミニウムヒドリド、ジ
(メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムジヒドリ
ドのような水素化有機アルミニウム系還元剤等のヒドリ
ド試薬を挙げることができ、更に好適には、水素化ホウ
素アルカリ金属、水素化有機アルミニウム系還元剤であ
り、最も好適には、水素化ホウ素アルカリ金属である。
るが、好適には、−20℃乃至20℃である。
反応試薬又は使用される溶媒の種類によって異なるが、
通常、5分間乃至24時間であり、好適には、10分間
乃至2時間である。
って、反応混合物から採取される。
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水等で洗
浄後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム、無水硫酸ナトリウム等で乾燥後、溶剤を留去
することによって得られる。
例えば再結晶、再沈殿、又は、通常、有機化合物の分離
精製に慣用されている方法、例えば、シリカゲル、アル
ミナ、マグネシウムーシリカゲル系のフロリジルのよう
な担体を用いた吸着カラムクロマトグラフィー法;セフ
ァデックスLH−20(ファルマシア社製)、アンバー
ライトXAD−11(ローム・アンド・ハース社製)、
ダイヤイオンHP−20(三菱化学社製)ような担体を
用いた分配カラムクロマトグラフィー等の合成吸着剤を
使用する方法、イオン交換クロマトを使用する方法、又
は、シリカゲル若しくはアルキル化シリカゲルによる順
相・逆相カラムクロマトグラフィー法(好適には、高速
液体クロマトグラフィーである。)を適宜組合せ、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
するか又は公知の方法に準じて容易に合成することがで
きる。例えば、前記一般式(II)を有する化合物は、
EP−776893号等にしたがって製造することがで
き、前記一般式(III)を有する化合物は、米国特許
5,578,593等にしたがって製造することができ
る。
は、タキキニンに対して優れた拮抗作用を有し、N
K1、NK2及びNK3受容体に対して優れた拮抗活性を
有し、優れた経口吸収性を有し、且つ、毒性も少ないの
で、医薬として有用であり、例えば、不安、うつ、精神
症及び分裂症を含む中枢神経系の疾患;睡眠時無呼吸
症;AIDSにおける痴呆、アルツハイマー型の老年性
痴呆、アルツハイマー病、ダウン症候群、脱髄性疾患、
筋萎縮性側索硬化症、神経障害、抹消神経障害、及び神
経痛を含む神経変性性疾患;慢性閉塞性肺疾患、気管支
炎、肺炎、気管支収縮、喘息、咳を含む呼吸器疾患;炎
症性大腸疾患(IBD)、乾癬、結合組織炎、骨関節
炎、変性性関節炎、及び関節リウマチを含む炎症性疾
患;湿疹;及び鼻炎を含むアレルギー疾患;蔓植物に対
する過敏性疾患を含む過敏性疾患;結膜炎、春季結膜
炎、春季カタル、種々の炎症性眼疾患に伴う血液−眼房
水関門の破壊、眼房内圧上昇、縮瞳を含む眼科疾患;接
触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、及びその他の
湿疹様皮膚炎を含む皮膚疾患;アルコール依存症を含む
耽弱症;ストレスによる体性疾患;肩・手症候群を含む
反射性交感神経ジストロフィー;気分変調;移植片の拒
絶を含む望ましくない免疫反応及び全身性紅斑性狼瘡を
含む免疫増強、或は免疫抑制に関連した疾患;内臓を調
節する神経の異常による疾患、大腸炎、潰瘍性大腸炎、
クローン病を含む消化器疾患;X線照射及び化学療法
剤、毒物、毒素、妊娠、前庭障害、術後病、胃腸閉塞、
胃腸運動低下、内臓痛、偏頭痛、頭蓋内圧増加、頭蓋内
圧減少又は各種薬物投与に伴う副作用により誘発される
嘔吐を含む嘔吐;膀胱炎、尿失禁を含む膀胱機能疾患;
膠原病、強皮症、肝蛭感染による好酸球増多症;狭心
症、偏頭痛、及びレイノー病を含む血管拡張、或は収縮
による血流の異常による疾患;偏頭痛、頭痛、歯痛を含
む痛み侵害受容の疼痛の予防剤及び治療剤として有用で
ある。
は、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくは
シロップ剤等による経口投与又は注射剤若しくは坐剤等
による非経口投与を挙げることができ、これらの製剤
は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニッ
ト、ソルビットのような糖誘導体;トウモロコシデンプ
ン、バレイショデンプン、α澱粉、デキストリン、カル
ボキシメチルデンプンのような澱粉誘導体;結晶セルロ
ース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、内部
架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセ
ルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルラ
ンのような有機系賦形剤:及び、軽質無水珪酸、合成珪
酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのよ
うな珪酸塩誘導体;燐酸カルシウムのような燐酸塩;炭
酸カルシウムのような炭酸塩;硫酸カルシウムのような
硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げることができる。)、滑
沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金
属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のよ
うなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムの
ような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリ
ウム;DLロイシン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウ
リル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及
び、上記澱粉誘導体を挙げることができる。)、結合剤
(例えば、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及
び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができ
る。)、崩壊剤(例えば、前記賦形剤と同様の化合物、
及び、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチ
ルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのよ
うな化学修飾されたデンプン・セルロース類を挙げるこ
とができる。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパ
ラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロ
ブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアル
コールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;
フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロ
サール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げること
ができる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、
甘味料、酸味料、香料等を挙げることができる。)、希
釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
り異なるが、例えば、経口投与の場合には、1回当り、
下限として、0.01mg/kg体重(好ましくは、0.1m
g/kg体重)、上限として、100mg/kg 体重(好ましく
は、50mg/kg 体重)を、静脈内投与の場合には、1回
当り、下限として、0.01mg/kg 体重(好ましくは、
0.05mg/kg 体重)、上限として、100mg/kg 体重
(好ましくは、50mg/kg 体重)を1日当り1乃至数回
症状に応じて投与することが望ましい。
的に説明する。
ロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾ
イル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−
ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン](後記
化合物番号138) 2−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モルホリン−
2−イル]エタノール メタンスルフォネート200m
g(0.37ミリモル)、及び参考例3で得られたスピ
ロ[(2−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジ
ン]塩酸塩96mg(0.40ミリモル)、炭酸水素ナ
トリウム92mg(1.10ミリモル)、ヨウ化カリウ
ム91mg(0.55ミリモル)を無水ジメチルホルム
アミド4ml中に懸濁させ、窒素雰囲気下、80℃にて
8時間加熱した。反応液に水を加え、次いで酢酸エチル
にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧下で留去し、残渣をシリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー(展開溶媒;塩化メチレン:メタノー
ル=10:1)にて精製を行い、目的化合物を白色結晶
として175mg(73%)得た。
6、クロロホルム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.16−7.67(7H,m),6.52
(2H,s),4.40(1H,s),3.85(9
H,s),3.37−4.04(6H,m),3.27
(1H,dd,J=16.7,5.3Hz),2.82
(1H,d,J=16.7Hz),2.62−2.88
(2H,m),1.49−2.40(10H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):343
2,2934,1634,1584 マススペクトル(FAB)m/z:655[(M+H)
+] 元素分析値(C35H40N2O6C12・0.5H2Oとして
%) 計算値:C;63.25,H;6.22,N;4.2
1,Cl;10.67 実測値:C;63.24,H;6.37,N;4.1
4,Cl;10.41
ロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾ
イル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−
ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン](後記
化合物番号106)
ロロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベン
ゾイル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3
−インダノン)−1,4’−ピペリジン] 2−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モルホリン−
2−イル]エタノール メタンスルフォネート200m
g(0.37ミリモル)、及び参考例5で得られたスピ
ロ[(3−インダノン)−1,4’−ピペリジン]塩酸
塩95mg(0.40ミリモル)、炭酸水素ナトリウム
92mg(1.10ミリモル)、ヨウ化カリウム91m
g(0.55ミリモル)を無水ジメチルホルムアミド4
ml中に懸濁させ、窒素雰囲気下、80℃にて8時間加
熱した。反応液に水を加え、次いで酢酸エチルにて抽出
した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶
媒を減圧下で留去し、残渣をシリカゲル薄層クロマトグ
ラフィー(展開溶媒;塩化メチレン:メタノール=1
0:1)にて精製を行い、目的化合物を白色結晶として
167mg(70%)得た。
クロロホルム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm:7.29−7.78(7H,m),6.49
(2H,s),3.85(9H,s),3.30−3.
92(6H,m),2.74−2.96(2H,m),
2.52(2H,s),1.93−2.30(8H,
m),1.47−1.50(2H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):341
6,2933,1714,1637,1603 マススペクトル(FAB)m/z:653[(M+H)
+] 元素分析値(C35H38N2O6C12・0.5H2Oとして
%) 計算値:C;63.44,H;5.93,N;4.2
2,Cl;10.70 実測値:C;63.63,H;6.20,N;4.1
1,Cl;10.26
ロロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベン
ゾイル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3
−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン] 水素化ホウ素ナトリウム24mg(0.62ミリモル)
をエタノール1ml中に溶解させ、氷冷下、実施例2a
で合成した1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロ
フェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−イ
ンダノン)−1,4’−ピペリジン]100mg(0.
16ミリモル)をエタノール1ml中に溶解した溶液を
加え、窒素雰囲気下、2時間撹袢した。反応液に水を加
え、次いで酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下で留去し、残
渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;塩
化メチレン:メタノール=10:1)にて精製を行い、
目的化合物を白色結晶として80mg(78%)得た。
クロロホルム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm:7.19−7.69(7H,m),6.50
(2H,s),5.23(1H,t,J=5.9H
z),3.85(9H,s),3.41−4.02(6
H,m),2.78−2.89(2H,m),1.37
−2.45(12H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):342
4,2928,1634,1584 マススペクトル(EI)m/z:654(M+ ) 元素分析値(C35H40N2O6C12・0.5H2Oとして
%) 計算値:C;63.25,H;6.22,N;4.2
1,Cl;10.67 実測値:C;63.62,H;6.35,N;4.0
5,Cl;10.22
フェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[((2
S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]
(後記化合物番号138) 2−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モルホリン−
2−イル]エタノール メタンスルフォネート300m
g(0.547ミリモル)、参考例7で得られたスピロ
[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン]塩酸塩144mg(0.602ミリモル)、炭
酸水素ナトリウム138mg(1.64ミリモル)及び
ヨウ化ナトリウム136mg(0.821ミリモル)を
ジメチルアセトアミド6.0mlに懸濁させ、80℃で
8時間撹袢した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;15g、
展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:3、塩
化メチレン:メタノール=50:1→20:1)で精製
し、1−{3−(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[((2S)−ヒ
ドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]297m
g(収率:83%)を白色結晶として得た。 融点: 121℃ [α]D 24 +23.6°(c=0.96、クロロホル
ム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm:7.67−7.16(7H,m),6.52
(2H,br.s),4.40(1H,br.s),
3.85(9H,s),4.04−3.37(6H,
m),3.27(1H,dd,J=16.7Hz,5.
3Hz),2.82(1H,d,J=16.7Hz),
2.88−2.62(2H,m),2.40−1.49
(10H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):342
7,2933,1634,1584,1465,142
8,1415,1330,1237,1128 マススペクトル(FAB)m/z:655[(M+H)
+] 元素分析値(C35H40C12N2O6・H2Oとして%) 計算値:C;62.41,H;6.29,N;4.1
6,Cl;10.53 実測値:C;62.33,H;6.27,N;3.9
0,Cl;10.49
フェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ[((2
S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]
塩酸塩(後記化合物番号138・塩酸塩) 実施例3で得られた1−{3−(2R)−(3,4−ジ
クロロフェニル)−4−(3,4,5−トリメトキシベ
ンゾイル)モルホリン−2−イル]エチル}スピロ
[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン]297mg(0.453ミリモル)をエタノー
ル3.0mlに溶解し、この溶液に、氷冷下、4N塩酸
−1,4−ジオキサン0.57mlを加え30分間撹袢
した。溶媒を減圧下留去した後、エーテルで洗浄し1−
{3−(2R)−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モルホリン−
2−イル]エチル}スピロ[((2S)−ヒドロキシ)
インダン−1,4’−ピペリジン] 塩酸塩304mg
(収率:97%)を白色固体として得た。 融点: 169℃ [α]D 24 +30.5°(c=1.0、メタノール) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO)δp
pm:10.78(1H,m),7.88−7.32
(3H,m),7.27−7.06(4H,m),6.
76−6.61(2H,m),4.93−4.92(1
H,m),4.39−4.38(1H,m),3.81
(6H,s),3.70(3H,s),4.22−2.
58(15H,m),2.41−1.18(4H,
m),1.69−1.48(1H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):336
0,2937,2561,1635,1584,146
4,1427,1330,1237,1127 マススペクトル(FAB)m/z:655([M+H]
+ フリー体) 元素分析値(C35H40Cl12N2O6・1/2H2Oとし
て%) 計算値:C;59.96,H;5.89,N;4.0
0,Cl;15.17 実測値:C;59.94,H;5.81,N;3.9
4,Cl;15.22。
して合成される。
メチル基を示し、「Ph」はフェニル基を示し、「iPr」
はイソプロピル基を示し、各置換基(表中「置」と表
示)は以下の基を示す。
92の化合物、及び化合物番号321乃至384の化合
物を挙げることができ、更に好適な化合物としては、化
合物番号97乃至192の化合物を挙げることができ、
より更に好適な化合物としては、化合物番号101乃至
106の化合物、化合物番号133乃至138の化合
物、及び化合物番号165乃至170の化合物を挙げる
ことができる。
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]及び ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン−1,
4’−ピペリジン]を挙げることができ、最も好適な化
合物としては、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]及び ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]を挙げることが
できる。
その薬理上許容される塩又は誘導体を有効成分として含
有する製剤は、例えば次の方法により製造することがで
きる。
ロコシデンプン 100gをブレンダーで混合すると、
散剤が得られる。
度ヒドロキシプロピルセルロース 100gを混合した
後、10%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液 30
0gを加えて練合する。これを押し出し造粒機を用いて
造粒し、乾燥すると顆粒剤が得られる。
シデンプン 58gおよびステアリン酸マグネシウム
2gをV型混合機を用いて混合した後、3号カプセルに
180mgずつ充填するとカプセル剤が得られる。
デンプン 34g、結晶セルロース 20gおよびステ
アリン酸マグネシウム 1gをブレンダーで混合した
後、錠剤機で打錠すると錠剤が得られる。
H−インデン−1,4’−ピペリジン) インデン11.6g(0.10モル)を無水テトラヒド
ロフラン60ml中に溶解し、氷冷下、リチウム ビス
トリメチルシリルアミド(1.0Mテトラヒドロフラン
溶液)200ml(0.20モル)を1時間かけてゆっ
くりと滴下した。さらに30分間撹袢した後、N−t−
ブトキシカルボニル−ビス(2−クロロエチル)アミン
24.2g(0.10モル)をテトラヒドロフラン50
ml中に溶解した溶液を20分間かけて滴下した。さら
に氷冷下2時間撹袢した後、反応液を減圧下で留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=97:3)にて精製を
行い、目的化合物を白色結晶として21.3g(89
%)得た。 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.21−7.41(4H,m),6.85
(1H,d,J=5.7Hz),6.79(1H,d,
J=5.7Hz),4.11−4.28(2H,m),
3.07−3.23(2H,m),2.01(2H,d
t,J=12.8,4.5Hz),1.51(9H,
s),1.47−1.50(2H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):296
5,1680,1425,1365,1245,116
5 マススペクトル(EI)m/z:285(M+)
[(2−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジ
ン]及びN−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(3−
ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン] 参考例1で合成したN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ(1H−インデン−1,4’−ピペリジン)10.0
g(35.0ミリモル)を無水テトラヒドロフラン10
0ml中に溶解し、氷冷下、ボラン・ テトラヒドロフラ
ン錯塩(1.0Mテトラヒドロフラン溶液)52.5m
l(52.5ミリモル)を1時間半かけて滴下した。さ
らに氷冷下で30分間、室温で4時間撹袢した後、氷冷
下、反応液にエタノール5mlを加えた。さらに5分間
撹袢した後、6規定水酸化ナトリウム水溶液13mlを
20分間かけて滴下した。次いで30%過酸化水素水1
3.0mlを25分間かけて滴下した。さらに氷冷下で
20分間、室温で3時間撹袢した後、反応液を水中に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下
で留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=70:30−
60:40)にて精製を行い、N−t−ブトキシカルボ
ニル−スピロ[(2−ヒドロキシ)インダン−1,4’
−ピペリジン]を非極性物質として5.83g(55
%)及びN−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(3−
ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]を極性
物質として4.20g(40%)をそれぞれ白色結晶と
して得た。N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2
−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン] 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.20−7.29(4H,m),4.48−
4.52(1H,m),3.96(2H,br.s),
3.32(1H,dd,J=16.7,5.3Hz),
3.24(2H,m),2.86(1H,dd,J=1
6.7,1.0Hz),2.02−2.06(1H,
m),1.84(1H,m),1.52−1.65(3
H,m),1.49(9H,s) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):362
0,2980,2935,1680,1430,136
5 マススペクトル(EI)m/z:303(M+ )。N−
t−ブトキシカルボニル−スピロ[(3−ヒドロキシ)
インダン−1,4’−ピペリジン] 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm: 7.42(1H,d,J=7.0Hz),7.26−
7.36(2H,m),7.23(1H,d,J=7.
0Hz),5.29(1H,d,J=6.2Hz),
4.12(2H,m),2.95(2H,m),2.5
3(1H,q,J=6.9Hz),1.91−1.98
(2H,m),1.72−1.80(2H,m),1.
61−1.67(1H,m),1.49(9H,s),
1.38−1.42(1H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):360
5,2980,2935,1680,1430,136
5 マススペクトル(EI)m/z:303(M+ )
1,4’−ピペリジン] 塩酸塩 参考例2で合成したN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[(2−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジ
ン]2.51g(8.27ミリモル)をエタノール10
ml中に溶解し、氷冷下、4規定塩酸/ジオキサン1
0.0ml(40.0ミリモル)を5分間かけて滴下し
た。30分間撹袢した後、さらに室温にて4時間撹袢し
た。溶媒を減圧下で濃縮し、残渣をメタノール/ジエチ
ルエーテルより再結晶を行い、目的化合物を白色結晶と
して1.64g(83%)得た。 融点:250−251℃ 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO−
d6)δppm:8.99(2H,m),7.13−
7.22(4H,m),5.19(1H,s),4.3
8(1H,s),3.13−3.26(5H,m),
2.77(1H,dd,J=16.5,3.2Hz),
2.07(1H,d,J=14.0Hz),1.82−
1.99(2H,m),1.60(d,J=14.0H
z) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):339
0,2973,2826,1598 マススペクトル(EI)m/z:203(M+ )(フリ
ー体)
[(3−インダノン)−1,4’−ピペリジン] 参考例2で合成したN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[(3−ヒドロキシ)インダン)−1,4’−ピペリ
ジン]2.00g(6.59ミリモル)を塩化メチレン
40ml中に溶解し、粉末モレキュラーシーブス4A1
2.0g及びクロロクロム酸ピリジニウム2.84g
(13.2ミリモル)を氷冷下加え、30分間撹袢した
後、さらに室温にて2時間撹袢した。ジエチルエーテル
80mlを加え、セライトを用いて濾過し、濾液を減圧
下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=75:2
5)にて精製を行い、目的化合物を白色結晶として1.
98g(99%)得た。 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3 )δ
ppm:7.75(1H,d,J=8.0Hz),7.
65(1H,dd,J=8.0,8.0Hz),7.4
9(1H,d,J=8.0Hz),7.42(1H,d
d,J=8.0,8.0Hz),4.23(2H,br
s),2.86(2H,m),2.64(2H,s),
1.99(2H,dt,J=13.2,4.4Hz),
1.50−1.53(11H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(CHCl3 ):29
80,2940,1710,1685,1430 マススペクトル(FAB)m/z:301(M+ )
ピペリジン] 塩酸塩 参考例4で合成したN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[(3−インダノン)−1,4’−ピペリジン]1.
94g(6.50ミリモル)をエタノール20ml中に
溶解し、氷冷下、4規定塩酸/ジオキサン17.0ml
(65.0ミリモル)を5分間かけて滴下した。30分
間撹袢した後、さらに室温にて2時間撹袢した。溶媒を
減圧下で濃縮し、残渣をメタノール/ジエチルエーテル
より再結晶を行い、目的化合物を白色結晶として1.4
6g(94%)得た。 融点:227−228℃ 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO−
d6)δppm:9.07(2H,br.s),7.7
8(1H,dd,J=7.8,7.8Hz),7.65
(1H,d,J=7.8Hz),7.59(1H,d,
J=7.8Hz),7.50(1H,dd,J=7.
8,7.8Hz),3.34−3.37(2H,m),
2.99−3.05(2H,m),2.76(2H,
s),2.27(2H,dt,J=13.8,4.1H
z),1.64−1.68(2H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):303
0,2703,2500,1690,1610,147
0 マススペクトル(EI)m/z:201(M+ )(フリ
ー体)。
[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン] (R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの
1.0Mトルエン溶液0.12ml(0.42ミリモ
ル)に、室温でN−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[(2−インダノン)−1,4’−ピペリジン]2.5
g(8.30ミリモル)のテトラヒドロフラン(8.3
ml)溶液及びボラン−テトラヒドロフラン錯体の1.
0Mテトラヒドロフラン溶液4.2mlを、それぞれ
1.0ml/分の速さで加えた。室温で1時間撹袢した
後、氷冷下、反応液に水を加えた。この反応液を酢酸エ
チルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、N−t−ブ
トキシカルボニル−スピロ[((2S)−ヒドロキシ)
インダン−1,4’−ピペリジン]2.51g(収率:
100%、光学純度:89%ee)を白色結晶として得
た。
mlに溶解した後、ヘキサン150ml)を加えて放置
し、1.9gの白色結晶を得た。さらに同様の操作をも
う一度行なうことによりN−t−ブトキシカルボニル−
スピロ[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’
−ピペリジン]1.52g(収率:61%、光学純度:
100%ee)を白色結晶として得た。(尚、表記化合
物の光学純度は、後述する参考例8のN−t−ブトキシ
カルボニル−スピロ[(2S)−(4−ニトロベンゾイ
ルオキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]に誘導し
た後、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により
決定した。) 融点; 106℃ [α]D 24 +50.0°(c=1.0、メタノール) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.28−7.18(4H,m),4.50
(1H,dd,J=4.9,1.9Hz),4.07−
3.83(2H,m),3.32(1H,dd,J=1
6.7Hz,4.9Hz),3.30−3.12(2
H,m),2.86(1H,dd,J=16.7Hz,
1.9Hz),2.08−1.99(1H,m),1.
89−1.78(1H,m),1.49(9H,s),
1.64−1.42(2H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):334
9,2934,1698,1425,1367,116
8,1162 マススペクトル(FAB)m/z:304[(M+H)
+] 元素分析値(C18H25NO3として%) 計算値:C;71.26,H;8.31,N;4.62 実測値:C;70.99,H;8.24, N;4.68
ン−1,4’−ピペリジン] 塩酸塩 参考例6で得られたN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピ
ペリジン]1.5g(1.95ミリモル)をエタノール
12.4mlに溶解し、この溶液に、氷冷下で、4N塩
酸−1,4−ジオキサン6.2mlを加え、室温で5時
間撹袢した。溶媒を減圧下留去した後、エーテルで洗浄
しスピロ[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,
4’−ピペリジン] 塩酸塩1.1g(収率:93%)
を白色結晶として得た。 融点: 247℃ [α]D 24 +46.2°(c=0.50、メタノール) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO)δp
pm:8.98(2H,m),7.22−7.17(4
H,m),5.20(1H,d,J=5.0Hz),
4.40−4.37(1H,m),3.26−3.13
(5H,m),2.77(1H,dd,J=16.5H
z,3.2Hz),2.07(1H,d,J=14.0
Hz),1.99−1.82(2H,m),1.60
(1H,d,J=14.0Hz) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):341
3,3269,2937,1607,1431,107
4,765 マススペクトル(EI)m/z:203(M+・フリー
体) 元素分析値(C13H17NO・HClとして%) 計算値:C;65.13,H;7.57,N;5.8
4,Cl;14.79 実測値:C;64.89,H;7.48,N;5.8
2,Cl;15.01
[(2S)−(4−ニトロベンゾイルオキシ)インダン
−1,4’−ピペリジン] 参考例6で得られたN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピ
ペリジン]30.3mg(0.1ミリモル)を塩化メチ
レン2.0mlに溶解し、氷冷下で、トリエチルアミン
0.042ml(0.3ミリモル)、4−ジメチルアミ
ノピリジン1.2mg(0.01ミリモル)、4−ニト
ロベンゾイルクロリド28mg(0.15ミリモル)を
加え、室温で3時間撹袢した。この反応溶液を減圧下留
去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製
し、N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2S)−
(4−ニトロベンゾイルオキシ)インダン−1,4’−
ピペリジン]42mg(収率:93%、光学純度:10
0%ee)を白色結晶として得た。この化合物の光学純
度は、HPLC分析により決定した。 融点: 75.6℃ [α]D 24 +141.5°(c=1.18、クロロホル
ム) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:8.25(2H,d,J=8.9Hz),8.
11(2H,d,J=8.9Hz),7.34−7.1
7(4H,m),5.83(1H,d,J=5.3H
z),4.11−3.84(2H,m)3.52(1
H,dd,J=17.4Hz,5.3Hz),3.32
−3.13(1H,m),3.04(1H,d,J=1
7.4Hz),3.02−2.92(1H,m),2.
16−1.97(2H,m),1.73−1.58(2
H,m),1.47(9H,s) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):297
5,1723,1695,1530,1279,116
7 マススペクトル(FAB)m/z:452[(M+H)
+] 元素分析値(C25H28N2O6として%) 計算値:C;66.36,H;6.24,N;6.1
9,O;21.21 実測値:C;66.33,H;6.37,N;5.95 HPLC分析: カラム;Chiral Cel AD(ダイセル化学工
業(株)製、内径:4.6mm、長さ250mm) 溶出溶媒;ヘキサン:2−プロパノール=50:50 流速;0.5ml/分 温度;40℃ 検出;254nm 保持時間;17.1分
[((2R)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン] (S)−2−メチル−CBS−オキサザボロジンの1.
0Mトルエン溶液0.083ml(0.083ミリモ
ル)及びN−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2−
インダノン)−1,4’−ピペリジン]0.5g(1.
66ミリモル)を用いて、参考例6と同様に反応をおこ
なって、N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2
R)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]
215mg(収率:43%、光学純度:100%ee)
を白色結晶として得た。(表記化合物の光学純度は、参
考例10のN−t−ブトキシカルボニル−スピロ[(2
R)−(4−ニトロベンゾイルオキシ)インダン−1,
4’−ピペリジン]に誘導した後、HPLC分析により
決定した。) 融点、核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収スペクトル及び
マススペクトルは参考例6で製造した(S)−体のそれ
と一致した。
タノール) 元素分析値;(C18H25NO3として%) 計算値:C;71.26,H;8.31,N;4.62 実測値:C;71.09,H;8.25,N;4.68
[(2R)−(4−ニトロベンゾイルオキシ)インダン
−1,4’−ピペリジン] 参考例9で得られたN−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[((2R)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピ
ペリジン]30.3mg(0.1ミリモル)を用いて、
参考例7と同様に反応を行って、N−t−ブトキシカル
ボニル−スピロ[(2R)−(4−ニトロベンゾイルオ
キシ)インダン−1,4’−ピペリジン]43mg(収
率:95%、光学純度:100%ee)を白色結晶とし
て得た。この化合物の光学純度は、HPLC分析により
決定した。
ペクトル及びマススペクトルは参考例7で製造した
(S)−体のそれと一致した。
6、クロロホルム) 元素分析値(C25H28N2O6・1/4H2Oとして%) 計算値:C;65.70,H;6.29,N;6.13 実測値:C;65.97,H;6.38,N;6.01 HPLC分析: カラム;Chiral Cel AD(ダイセル化学工
業(株)製、内径:4.6mm、長さ250mm) 溶出溶媒;ヘキサン:2−プロパノール=50:50 流速;0.5ml/分 温度;40℃ 検出;254nm 保持時間;10.1分
[((2R,3S)−エポキシ)インダン−1,4’−
ピペリジン] N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]100mg(0.35ミリモ
ル)を塩化メチレン2.0mlに溶解し、この溶液に、
(S,S)−(+)−N,N’−ビス(3,5−ジ−t
−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキサンジア
ミノマンガン(III)クロリド11.4mg(0.0
18ミリモル)を加え、次いで、4−フェニルピリジン
−N−オキシド19mg(0.11ミリモル)を加え1
0分間撹袢した。更に、1.0M次亜塩素酸ナトリウム
水溶液1.1ml(0.7ミリモル)を加え、2時間撹
袢した。この反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、
有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残留物を分取薄層ク
ロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
2:1)で精製し、N−t−ブトキシカルボニル−スピ
ロ[((2R,3S)−エポキシ)インダン−1,4’
−ピペリジン]53.6mg(収率:51%、光学純度
91%ee)を白色結晶として得た。
より決定した。 融点: 149℃ [α]D 25 +62.2(c=1.0、メタノール、99
%ee) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ
ppm:7.49(1H,d,J=7.3Hz),7.
32−7.15(3H,m),4.28(1H,d,J
=2.9Hz),4.11(1H,d,J=2.9H
z),4.30−4,03(2H,m),3.15(2
H,br.t,J=12.0Hz),1.95−1.7
4(3H,m),1.51(9H,s),1.58−
1.50(1H,m) 赤外吸収スペクトルυmax cm-1(KBr):294
9,1679,1424,1365,1244,116
8,765 マススペクトル(EI)m/z:301(M+・フリー
体) 元素分析値(C18H23NO3として%) 計算値:C;71.74,H;7.69,N;4.65 実測値:C;71.62,H;7.67,N;4.59 HPLC分析; カラム;Chiral Cel AD(ダイセル化学工
業(株)製、内径:4.6mm、長さ250mm) 溶出溶媒;ヘキサン:2−プロパノール=80:20 流速;0.5ml/分 温度;40℃ 検出;210nm 保持時間;13.2分
[((2S)−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペ
リジン] N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[((2R,3
S)−エポキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]1
25mg(0.415ミリモル)を1,4−ジオキサン
5.0mlに溶解し、この溶液に、蟻酸アンモニウム1
51mg(2.49ミリモル)及び5%パラジウム−炭
素10mgを加え80℃で1時間撹袢した。更に,この
反応液に蟻酸アンモニウム120mg及び5%パラジウ
ム−炭素10mg)を加え1時間撹袢した。反応液を放
置して冷却した後、ろ過し、ろ液から溶媒を減圧下留去
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製
し、N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[((2S)
−ヒドロキシ)インダン−1,4’−ピペリジン]11
8mg(収率:94%)を白色結晶として得た。
れとすべて一致した。
[((2S,3R)−エポキシ)インダン−1,4’−
ピペリジン] N−t−ブトキシカルボニル−スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]100mg(0.35ミリモ
ル)及び(R,R)−(−)−N,N’−ビス(3,5
−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキ
サンジアミノマンガン(III)クロリド11.4mg
(0.018ミリモル)を用いて、参考例11と同様に
反応を行って、N−t−ブトキシカルボニル−スピロ
[((2S,3R)−エポキシ)インダン−1,4’−
ピペリジン]52.4mg(収率:50%、光学純度8
7%ee)を白色結晶として得た。この化合物の光学純
度は、HPLC分析により決定した。
ペクトル、マススペクトルは参考例11で製造した(2
R,3S)−体のそれと一致した。
タノール、99%ee) 元素分析値(C18H23NO3・1/3H2Oとして%) 計算値:C;70.33,H;7.76,N;4.56 実測値:C;70.22,H;7.79,N;4.53 HPLC分析; カラム;Chiral Cel AD(ダイセル化学工
業(株)製、内径:4.6mm、長さ250mm) 溶出溶媒;ヘキサン:2−プロパノール=80:20 流速;0.5ml/分 温度;40℃ 検出;210nm 保持時間;10.9分。
た。即ち、クロロホルム麻酔下に、腹部大静脈より放血
殺し、速やかに肺気道組織を摘出した。
酸、pH7.4)で潅流した後、細切し、更に、緩衝液
(120mM塩化ナトリウム及び5mM塩化カリウム
含有緩衝液)中で、ポリトロンを用いてホモゲナイズ
した。
0μm)濾過にて、組織塊を除去し、遠心分離した(3
0,000xg、30分、4℃)。
DTA及び300mM塩化カリウム含有緩衝液)に再
浮遊し、4℃で、60分静置した後、2回遠心洗浄した
(30,000xg、15分、4℃)。
存した。(b)受容体結合試験 被検薬物と、[ 3H]−サブスタンスP(最終濃度1n
M)の混合液250μl(50mMトリス−塩酸、pH
7.4、6mM塩化マンガン、800μg/ml BS
A、8μg/mlキモスタチン、8μg/mlロイペプ
チン、80μg/mlバシトラシン、20μg/mlホ
スホラミドン)に、粗肺膜標本液250μlを加え、室
温で、30分インキュベートした。
いて、GF/Bグラス繊維フィルター(Whatman 社)上
に膜成分を回収した。
く抑えるため、0.1%ポリエチレンイミン液で、約4
時間前処理して用いた。
lを含むミニプラスチックバイアルに移し、液体シンチ
レーション・カウンター(ベックマン社、LSC350
0)にて放射活性を測定した。
た。即ち、クロロホルム麻酔下に、腹部大静脈より放血
殺し、速やかに回腸を摘出した。
腔の内容物、分泌物、上皮を擦過、剥離し、緩衝液
(50mMトリス−塩酸、pH7.4)中で細切後、更
に、緩衝液(120mM塩化ナトリウム及び5mM塩
化カリウム含有緩衝液)中で、ポリトロンを用いてホ
モゲナイズした。
0μm)濾過にて、組織塊を除去し、遠心分離した(3
0,000xg、30分、4℃)。
DTA及び300mM塩化カリウム含有緩衝液)に再
浮遊し、4℃で、60分静置した後、2回遠心洗浄した
(30,000xg、15分、4℃)。
存した。(b)受容体結合試験 被検薬物と、[ 3H]−SR−48968(アマシャム
社、最終濃度1nM)の混合液250μl(50mMト
リス−塩酸、pH7.4、6mM塩化マンガン、800
μg/ml BSA、8μg/mlキモスタチン、8μ
g/mlロイペプチン、80μg/mlバシトラシン、
20μg/mlホスホラミドン)に、粗回腸膜標本液2
50μlを加え、室温で、30分インキュベートした。
いて、GF/Bグラス繊維フィルター(Whatman 社)上
に膜成分を回収した。
く抑えるため、0.1%ポリエチレンイミン液で、約4
時間前処理して用いた。
lを含むミニプラスチックバイアルに移し、液体シンチ
レーション・カウンター(ベックマン社、LSC350
0)にて放射活性を測定した。
モルモット)を用い、NK1受容体作動薬であるsubstan
ce P (SP)による血管透過性亢進に対する抑制作用
を漏出色素量を指標にして調べた。ペントバルビタール
(30mg/kg、i.p.)で麻酔したモルモットの
大腿静脈内に色素(Evans blue:40mg/kg、i.
v.)を投与し、直ちにSP(1μg/kg)を静脈注
射することにより、血管透過性の亢進を惹起した。15
分後、モルモットをクロロホルム麻酔下に致死させ、主
気管部位に漏出した色素量をHarada法(J. Phar
m.Pharmacol. 23, 218(1971))に従って測定した。被験
薬物は、0.5%のトラガント懸濁液に懸濁させ、SP
による惹起の1時間前に経口投与した。
出色素量より求めた。
モルモット)を用い、NK2受容体作動剤であるneuroki
nin A(NKA)による気道収縮に対する被検薬物の抑
制効果をKonzett−Roessler(Naunyn-S
chmiedebergs Arch. Exp. Pathol. pharmakol. 195, 71
(1940))の変法に準じて、気道内圧を指標として調べ
た。
g、i.p.)で麻酔したモルモットに気道カニューレ
を装着して、ガラミン(gallamine 20mg
/kg、i.v.)で処置した後、速やかに8ml/k
g、60回/分の陽圧呼吸(Ugo−Basile、7
025)を施した。人工呼吸時の気道内圧は、気管カニ
ューレの側枝に装着した圧力トランデューサー(日本電
工、TP−200T)を介して増幅、受感(日本電工、
AP−601G)して、レコーダー(日本電工、WT−
685G)に記録した。アトロピン(1mg/kg、
i.v.)及びプロプラノロール(1mg/kg、i.
v.)で前処理し、5分後にNKAを4μg/kg静脈
内投与して気道収縮を惹起し、以後10分間の気道内圧
を測定した。被験薬物は、試験例3と同様に調製し、N
KAによる惹起の1時間前に経口投与した。
道内圧面積値より求めた。
した。
を、クロロホルム麻酔下に腹部大静脈より放血致死さ
せ、右心室より緩衝液(50mMトリス−塩酸、pH
7.4)で灌流後、速やかに脳を摘出した。摘出した脳
を、緩衝液(120mM塩化ナトリウム及び5mM塩
化カリウム含有緩衝液)中で、ポリトロン(Kine
matica社)を用いてホモジナイズした後、ガーゼ
及びナイロンメッシュ(50μm)で濾過して、組織塊
を除去し、濾液を遠心分離(30,000g、30分、
4℃)した。得られたペレット(膜成分)を氷冷緩衝液
(10mM EDTA及び300mM塩化カリウム含
有緩衝液)に浮遊させ、4℃で、60分間静置した
後、遠心分離(30,000g、15分、4℃)により
2回洗浄した。これを緩衝液に浮遊させて粗膜標本と
し、受容体結合試験に使用するまで−80℃で保存し
た。(b)受容体結合試験 反応に用いる試験管は、あらかじめ、5mg/ml ウ
シ血清アルブミン(BSA)を含有する緩衝液で前処
理した。[ 3H]−センクタイド、6mM 塩化マンガ
ン、800μg/ml BSA、8μg/ml キモス
タチン、8μg/ml ロイペプチン、80μg/ml
バシトラシン及び20μg/ml ホスホラミドンを
含有する緩衝液 100μlに、400μg/ml
BSAを含有する緩衝液 150μl及び被検薬物を
加え、更に、脳粗膜標本(タンパク濃度を1mg/ml
に調整したもの) 250μlを加えて反応を開始した
(このとき、反応相中の[ 3H]−センクタイドの最終
濃度は、2.5nMである。)。
自動濾過装置(Brandel 社)を用いて、0.1% ポリ
エチレンイミンで4時間以上前処理を行ったGF/Bグ
ラス繊維フィルター(Whatman 社)上に膜成分を回収
し、氷冷した緩衝液(400μg/ml BSA及び
0.01% ドデシル硫酸ナトリウムを含有する5mM
トリス−塩酸、pH7.4) 5mlで3回洗浄した。
ルターを、ピコフロー 4mlを含むミニプラスチック
バイヤルに移し、液体シンチレーションカウンター(ア
ロカ社、LSC3500)にて放射活性を測定した。
(受容体以外の部位(例えばフィルターなど)への結
合)による放射活性を知るために、過剰量のセンクタイ
ド(最終濃度:10μM)を添加して試験を行い、放射
活性を測定した。
阻害率は、次式より求めた。
A)]×100 A:非特異的結合による放射活性 B:被検薬物を添加せずに行った試験における放射活性 C:被検薬物を添加した試験における放射活性。
K1受容体、NK2受容体及びNK3受容体に対して、優
れた拮抗作用を示した。
K1、NK2及びNK3受容体のすべてに対して拮抗作
用を示し、毒性が少なく、体内動態が優れているので、
医薬として有用であり、特に喘息及び/又は気管支炎、
鼻炎、アレルギー、尿失禁の予防剤又は治療剤として有
用である。
Claims (18)
- 【請求項1】一般式(I) 【化1】 {式中、 R1及びR2は、同一若しくは異なって、アリール基、ヘ
テロアリール基、置換基群Aより選択される基で1乃至
3個置換されたアリール基、又は、置換基群Aより選択
される基で1乃至3個置換されたヘテロアリール基を示
し、 Aは、メチレン基、カルボニル基又はスルホニル基を示
し、 Bは、単結合、炭素数1乃至4個のアルキレン基又は炭
素数2乃至4個のアルケニレン基を示し、 Dは、酸素原子又は硫黄原子を示し、 Eは、炭素数1乃至4個のアルキレン基又は炭素数2乃
至4個のアルケニレン基を示し、 【化2】 [式中、 環式基Gは、炭素数5乃至8個のシクロアルケン環、置
換基群Bより選択される基で1乃至2個置換された炭素
数5乃至8個のシクロアルカン環、又は置換基群Bより
選択される基で1乃至2個置換された炭素数5乃至8個
のシクロアルケン環を示し、 環式基Arは、アリール環、ヘテロアリール環、置換基
群Aより選択される基で1乃至3個置換されたアリール
環又は置換基群Aより選択される基で1乃至3個置換さ
れたヘテロアリール環を示す。]を示し、 R3は、低級アルキル基を示し、 nは、1乃至3の整数を示す。ただし、 環式基Gの定義中、オキソ基のみで置換されている基、
及び、低級アルカンスルホニル基のみで置換されている
基を除く。}で表わされる化合物、その薬理上許容され
る塩、そのエステル又はその他の誘導体。 [置換基群A]ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲ
ノ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ
カルボニル基、カルボキシ基、水酸基、低級脂肪族アシ
ル基、低級脂肪族アシルアミノ基、アミノ基、及び、シ
アノ基 [置換基群B]オキソ基;水酸基;カルボキシル基;チ
オール基;並びに、窒素原子上の置換基として、置換基
群Aで置換されていてもよい、低級アルキル、アリール
及びアラルキル基、低級脂肪族アシル基、低級アルカン
スルホニル基 - 【請求項2】請求項1において、 R1が、アリール基、ヘテロアリール基又は下記置換基
群Aより選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基である化合物、その薬理上許容される塩、そのエステ
ル又はその他の誘導体。 - 【請求項3】請求項1において、 R1が、アリール基又は下記置換基群A1より選択される
基で1乃至3個置換されたアリール基である化合物、そ
の薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導
体。 [置換基群A1]低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3より選択されるいず
れか1項において、 R2が、アリール基又は置換基群Aより選択される基で
1乃至3個置換されたアリール基である化合物、その薬
理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項3より選択されるいず
れか1項において、 R2が、置換基群Aより選択される基で置換されたアリ
ール基である化合物、その薬理上許容される塩、そのエ
ステル又はその他の誘導体。 - 【請求項6】請求項1乃至請求項5より選択されるいず
れか1項において、 Aが、カルボニル基である化合物、その薬理上許容され
る塩、そのエステル又はその他の誘導体。 - 【請求項7】請求項1乃至請求項6より選択されるいず
れか1項において、 Bが、単結合である化合物、その薬理上許容される塩、
そのエステル又はその他の誘導体。 - 【請求項8】請求項1乃至請求項7より選択されるいず
れか1項において、 Dが、酸素原子である化合物、その薬理上許容される
塩、そのエステル又はその他の誘導体。 - 【請求項9】請求項1乃至請求項8より選択されるいず
れか1項において、 Eが、炭素数1乃至4個のアルキレン基である化合物、
その薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘
導体。 - 【請求項10】請求項1乃至請求項8より選択されるい
ずれか1項において、 Eが、炭素数2又は3個のアルキレン基である化合物、
その薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘
導体。 - 【請求項11】請求項1乃至請求項10より選択される
いずれか1項において、 【化3】 である化合物、その薬理上許容される塩、そのエステル
又はその他の誘導体。 - 【請求項12】請求項11において、 環式基Gが、置換基群Bより選択される基で1乃至2個
置換されたシクロペンタン環若しくはシクロペンテン環
である化合物、その薬理上許容される塩、そのエステル
又はその他の誘導体。 - 【請求項13】請求項11において、 環式基Gが、1個のヒドロキシ基でされたシクロペンタ
ン環若しくはシクロペンテン環である化合物、その薬理
上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体。 - 【請求項14】請求項1乃至請求項13より選択される
いずれか1項において、 nが、1又は2である化合物、その薬理上許容される
塩、そのエステル又はその他の誘導体。 - 【請求項15】請求項1乃至請求項13より選択される
いずれか1項において、 nが、2である化合物、その薬理上許容される塩、その
エステル又はその他の誘導体。 - 【請求項16】請求項1において、 下記より選択されるいずれか1つの化合物、その薬理上
許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体: ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン
−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキシ)イ
ンダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,5−ジメトキシベンゾイル)モルホリ
ン−2−イル]エチル}スピロ[1H−インデン−1,
4’−ピペリジン]。 - 【請求項17】請求項1において、 下記より選択されるいずれか1つの化合物、その薬理上
許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体: ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(2−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]、 ・1−{3−[(2R)−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)モ
ルホリン−2−イル]エチル}スピロ[(3−ヒドロキ
シ)インダン−1,4’−ピペリジン]。 - 【請求項18】請求項1乃至請求項17より選択される
いずれか1項に記載の化合物、その薬理上許容される
塩、そのエステル又はその他の誘導体を有効成分として
含有する医薬。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11014058A JP2000034288A (ja) | 1998-01-23 | 1999-01-22 | スピロピペリジン誘導体 |
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---|---|---|---|
JP10-11112 | 1998-01-23 | ||
JP1111298 | 1998-01-23 | ||
JP10-132959 | 1998-05-15 | ||
JP13295998 | 1998-05-15 | ||
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WO2004087165A1 (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-14 | Sankyo Company Limited | 前立腺肥大症治療薬 |
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WO2011138916A1 (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-10 | 第一三共株式会社 | 多環式化合物 |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11014058A patent/JP2000034288A/ja active Pending
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