JP2000033930A - セパレートトレー容器 - Google Patents

セパレートトレー容器

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JP2000033930A
JP2000033930A JP20478798A JP20478798A JP2000033930A JP 2000033930 A JP2000033930 A JP 2000033930A JP 20478798 A JP20478798 A JP 20478798A JP 20478798 A JP20478798 A JP 20478798A JP 2000033930 A JP2000033930 A JP 2000033930A
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Japan
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container
separation line
separate tray
tray container
separate
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JP20478798A
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English (en)
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Takashi Toyoshima
敬史 豊嶋
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Nichirei Corp
Original Assignee
Nichirei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシン目による切り離し線に沿ってトレーを
切り離すことができるセパレートトレー容器であって、
容器の操作時等にミシン目による切り離し線に沿って容
器が折れ曲がることを防止したセパレートトレー容器を
提供する。 【解決手段】 複数のトレー4が鍔部6を介して連設さ
れているとともに、鍔部の端部間に1本以上のミシン目
による切り離し線が形成され、この切り離し線に沿って
複数のトレーを1個以上ずつ切り離すことができるセパ
レートトレー容器において、ミシン目による切り離し線
14を非直線状に形成し、かつ、ミシン目のつながった
部分yを上記切り離し線において一直線上に存在しない
ように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷凍食品等
を収容して包装する用途などに使用されるセパレートト
レー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】コロッケ等の冷凍食品を収容して包装す
るための容器として、従来、例えば図6、図7に示すよ
うなプラスチック製のセパレートトレー容器が使用され
ている。図6はセパレートトレー容器の平面図、図7は
同容器の正面図である。このセパレート容器2は、複数
(本例では6個)のトレー4が鍔部6を介して連設され
ているとともに、前記鍔部6の左右の端部間に2本、前
後の端部間に1本のミシン目による切り離し線8がそれ
ぞれ形成され、前記切り離し線8に沿ってトレー4を1
個ずつ切り離すことができるものである。なお、切り離
し線8において、実線で示した箇所xはミシン目のカッ
トされた部分、黒丸で示した箇所yはミシン目のつなが
っている部分を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のセパレ
ートトレー容器2では、ミシン目による切り離し線8
は、鍔部6の端部間で直線状となっている。そのため、
セパレートトレー容器2の操作時等に該容器2が切り離
し線8に沿って折れ曲がり易く、例えば冷凍食品を収容
したセパレートトレー容器50を包装機械に供給する際
などにセパレートトレー容器50が形状変化を起こし、
包装機械で製品の包装を行う際の機械適性が著しく損な
われるという問題があった。
【0004】そのため、従来は、セパレートトレー容器
の材質を厚いものにして折れ曲がりにくくしたり、包装
機械の速度を遅くしたりすることによって前記問題に対
応しているが、こららの手段は、ミシン目のない非セパ
レートタイプのトレー容器を用いる場合に対してコスト
上昇の要因となっていた。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、ミシン目による切り離し線に沿ってトレーを切り離
すことができるセパレートトレー容器であって、容器の
操作時等に前記切り離し線に沿って容器が折れ曲がるこ
とを防止したセパレートトレー容器を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、複数のトレーが鍔部を介して連設されてい
るとともに、前記鍔部の端部間に1本以上のミシン目に
よる切り離し線が形成され、該切り離し線に沿って前記
複数のトレーを1個以上ずつ切り離すことができるセパ
レートトレー容器であって、前記ミシン目による切り離
し線が非直線状に形成され、かつミシン目のつながった
部分が前記切り離し線において一直線上に存在しないよ
うに配置されていることを特徴とするセパレートトレー
容器を提供する。
【0007】従来のセパレートトレー容器では、ミシン
目による切り離し線が直線状に形成され、したがってミ
シン目のつながった部分は切り離し線において一直線上
に存在しており、そのため前述したように操作時等に容
器が切り離し線に沿って折れ曲がり易かった。これに対
し、本発明では、ミシン目による切り離し線を非直線状
に形成し、かつミシン目のつながった部分が一直線上に
存在しないようにしてあるので、操作時等に容器が切り
離し線に沿って折れ曲がることが良好に防止される。
【0008】したがって、本発明のセパレートトレー容
器によれば、下記の利点を得ることができる。操作時
等に容器が切り離し線に沿って折れ曲がることがないの
で、ミシン目のない非セパレートタイプのトレー容器と
同等の機械特性を得ることができる。そのため、容器の
材質を厚いものにして折れ曲がりにくくしたり、包装機
械の速度を遅くしたりする必要がなくなり、ローコスト
でセパレートトレー容器入りの製品を生産することが可
能となる。容器の材質を薄くすることができるので、
使用者が手でミシン目部分を切断する作業が、従来の材
質を厚くしたセパレートトレー容器よりも容易になる。
【0009】本発明のセパレートトレー容器の材質、形
状、構造や、ミシン目による切り離し線の形状、構造等
は、容器の使用目的、収容物の種類等に応じて適宜決定
することができる。また、ミシン目による切り離し線を
非直線状に形成する手段に限定はないが、ミシン目によ
る切り離し線に屈曲箇所を2箇所以上設けることによ
り、該切り離し線を非直線状に形成する手段を好適に採
用することができる。この場合、上記屈曲箇所は多けれ
ば多いほど容器の折れ曲がりを防止する効果は向上する
が、通常、上記屈曲箇所は2〜10箇所程度とすること
が適当である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るセパレート
トレー容器の一実施形態例を示す平面図である。本例の
セパレートトレー容器は、鍔部の形状及びミシン目によ
る切り離し線の形状が異なること以外は図6及び図7に
示した容器と同様のものであるため、図1において図6
と同一構成の部分には同一参照符号を付してその説明を
省略する。
【0011】本例のセパレートトレー容器12では、鍔
部6の左右の端部間に2本、前後の端部間に1本のミシ
ン目による切り離し線14がそれぞれ形成されており、
これらの切り離し線14はいずれも非直線状に形成され
ている。すなわち、鍔部6の左右の端部間の切り離し線
14には5箇所の屈曲箇所Aが形成され、前後の端部間
の切り離し線14には8箇所の屈曲箇所Aが形成されて
いる。なお、上記屈曲箇所Aの一部は、2本の切り離し
線14に共用されている。さらに、本例のセパレートト
レー容器12では、ミシン目のつながった部分yは、切
り離し線14において一直線上に存在しないように配置
されている。したがって、本例のセパレートトレー容器
12によれば、前記及びの利点が得られる。
【0012】また、本発明のセパレートトレー容器12
では、切り離し線14と鍔部6の端部との交差箇所近
傍、及び、切り離し線14同士の交差箇所近傍の計8箇
所において、鍔部6に窪み16が形成されている。本例
のトレー容器12では、上記窪み16によって容器12
が切り離し線14に沿って折れ曲がろうとする力を別の
方向に逃がし、容器12が折れ曲がることをより効果的
に防止している。
【0013】さらに、本発明のセパレートトレー容器1
2では、切り離し線14と鍔部6の端部との交差箇所近
傍において、6つのトレー4に三角片18がつながるよ
うに切り離し線14を形成し、かつ、切り離し線14同
士の交差箇所近傍において、2つのトレー4に四角片2
0がつながるように切り離し線14を形成してある。し
たがって、トレー4を切り離したときに上記三角片18
及び四角片20がトレー4の取っ手として機能し、利便
性が向上する。この取っ手は18,20は、トレーの内
容物が電子レンジで加熱するものである場合、加熱後の
熱くなった内容物をトレーごと持ち運ぶのに便利であ
る。
【0014】図2〜図5は、それぞれ本発明に係るセパ
レートトレー容器の一実施形態例を示す平面図である。
図2及び図3の容器は角型の製品用の容器であり、図4
及び図5の容器は春巻等の棒状の製品用のトレーであ
る。なお、図2〜図5において、図1と同一構成の部分
には同一参照符号を付してその説明を省略する。
【0015】図2〜図5の容器22,24,26,28
は、いずれも、鍔部6の端部間に1本以上のミシン目に
よる非直線状の切り離し線14が形成され、かつ、ミシ
ン目のつながった部分yが、切り離し線14において一
直線上に存在しないように配置されているものである。
すなわち、図2の容器22では、鍔部6の左端部と後端
部間、左端部と前端部間、右端部と後端部間、右端部と
前端部間に、それぞれ5箇所の屈曲箇所Aを有する切り
離し線14が1本ずつ形成されている。図3の容器24
では、鍔部6の左右の端部間、前後の端部間に、それぞ
れ6箇所の屈曲箇所Aを有する切り離し線14が1本ず
つ形成されている。図4の容器26では、鍔部6の左右
の端部間に、それぞれ4箇所の屈曲箇所Aを有する切り
離し線14が3本形成されている。図5の容器28で
は、鍔部6の前端部間あるいは後端部間に、2箇所の屈
曲箇所Aを有する切り離し線14が3本形成されてい
る。したがって、これらのセパレートトレー容器22,
24,26,28によれば、前記及びの利点が得ら
れる。
【0016】なお、前記各例ではトレーを1個ずつ切り
離すセパレートトレー容器を示したが、2個ずつ、ある
いは3個以上ずつ切り離すようにしてもよい。また、そ
の他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更して差し支えない。
【0017】
【発明の効果】本発明のセパレートトレー容器は、容器
の操作時等に切り離し線に沿って容器が折れ曲がること
を防止される。したがって、本発明のセパレートトレー
容器によれば、下記の利点を得ることができる。 操作時等に容器が切り離し線に沿って折れ曲がること
がないので、ミシン目のない非セパレートタイプのトレ
ー容器と同等の機械特性を得ることができる。そのた
め、容器の材質を厚いものにして折れ曲がりにくくした
り、包装機械の速度を遅くしたりする必要がなくなり、
ローコストでセパレートトレー容器入りの製品を生産す
ることが可能となる。 容器の材質を薄くすることができるので、使用者が手
でミシン目部分を切断する作業が、従来の材質を厚くし
たセパレートトレー容器よりも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセパレートトレー容器の一実施形
態例を示す平面図である。
【図2】本発明に係るセパレートトレー容器の一実施形
態例を示す平面図である。
【図3】本発明に係るセパレートトレー容器の一実施形
態例を示す平面図である。
【図4】本発明に係るセパレートトレー容器の一実施形
態例を示す平面図である。
【図5】本発明に係るセパレートトレー容器の一実施形
態例を示す平面図である。
【図6】従来のセパレートトレー容器の一例を示す平面
図である。
【図7】図6の容器の正面図である。
【符号の説明】
4 トレー 6 鍔部 12 セパレートトレー容器 14 切り離し線 A 屈曲箇所 x ミシン目のカットされた部分 y ミシン目のつながった部分 22 セパレートトレー容器 24 セパレートトレー容器 26 セパレートトレー容器 28 セパレートトレー容器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月27日(1998.10.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】したがって、本発明のセパレートトレー容
器によれば、下記の利点を得ることができる。 操作時等に容器が切り離し線に沿って折れ曲がること
がないので、ミシン目のない非セパレートタイプのトレ
ー容器と同等の機械性を得ることができる。そのた
め、容器の材質を厚いものにして折れ曲がりにくくした
り、包装機械の速度を遅くしたりする必要がなくなり、
ローコストでセパレートトレー容器入りの製品を生産す
ることが可能となる。 容器の材質を薄くすることができるので、使用者が手
でミシン目部分を切断する作業が、従来の材質を厚くし
たセパレートトレー容器よりも容易になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【発明の効果】本発明のセパレートトレー容器は、容器
の操作時等に切り離し線に沿って容器が折れ曲がること
を防止される。したがって、本発明のセパレートトレー
容器によれば、下記の利点を得ることができる。 操作時等に容器が切り離し線に沿って折れ曲がること
がないので、ミシン目のない非セパレートタイプのトレ
ー容器と同等の機械性を得ることができる。そのた
め、容器の材質を厚いものにして折れ曲がりにくくした
り、包装機械の速度を遅くしたりする必要がなくなり、
ローコストでセパレートトレー容器入りの製品を生産す
ることが可能となる。 容器の材質を薄くすることができるので、使用者が手
でミシン目部分を切断する作業が、従来の材質を厚くし
たセパレートトレー容器よりも容易になる。
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月17日(1999.5.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 セパレートトレー容器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷凍食品等
を収容して包装する用途などに使用されるセパレートト
レー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】コロッケ等の冷凍食品を収容して包装す
るための容器として、従来、例えば図2、図3に示すよ
うなプラスチック製のセパレートトレー容器が使用され
ている。図2はセパレートトレー容器の平面図、図3は
同容器の正面図である。このセパレート容器2は、複数
(本例では6個)のトレー4が鍔部6を介して連設され
ているとともに、前記鍔部6の左右の端部間に2本、前
後の端部間に1本のミシン目による切り離し線8がそれ
ぞれ形成され、前記切り離し線8に沿ってトレー4を1
個ずつ切り離すことができるものである。なお、切り離
し線8において、実線で示した箇所xはミシン目のカッ
トされた部分、黒丸で示した箇所yはミシン目のつなが
っている部分を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のセパレ
ートトレー容器2では、ミシン目による切り離し線8
は、鍔部6の端部間で直線状となっている。そのため、
セパレートトレー容器2の操作時等に該容器2が切り離
し線8に沿って折れ曲がり易く、例えば冷凍食品を収容
したセパレートトレー容器2を包装機械に供給する際な
どにセパレートトレー容器2が形状変化を起こし、包装
機械で製品の包装を行う際の機械適性が著しく損なわれ
るという問題があった。
【0004】そのため、従来は、セパレートトレー容器
の材質を厚いものにして折れ曲がりにくくしたり、包装
機械の速度を遅くしたりすることによって前記問題に対
応しているが、こららの手段は、ミシン目のない非セパ
レートタイプのトレー容器を用いる場合に対してコスト
上昇の要因となっていた。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、ミシン目による切り離し線に沿ってトレーを切り離
すことができるセパレートトレー容器であって、容器の
操作時等に前記切り離し線に沿って容器が折れ曲がるこ
とを防止したセパレートトレー容器を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、下記(1)〜(3)に示すセパレートトレ
ー容器を提供する。
【0007】(1)複数のトレーが鍔部を介して連設さ
れているとともに、前記鍔部の端部間に1本以上のミシ
ン目による切り離し線が形成され、該切り離し線に沿っ
て前記複数のトレーを1個以上ずつ切り離すことができ
るセパレートトレー容器であって、前記ミシン目による
切り離し線が非直線状に形成され、かつミシン目のつな
がった部分が前記切り離し線において一直線上に存在し
ないように配置されているとともに、切り離し線と鍔部
の端部との交差箇所近傍、及び、切り離し線同士の交差
箇所近傍において、鍔部に窪みが形成されていることを
特徴とするセパレートトレー容器(請求項1)。
【0008】(2)複数のトレーが鍔部を介して連設さ
れているとともに、前記鍔部の端部間に1本以上のミシ
ン目による切り離し線が形成され、該切り離し線に沿っ
て前記複数のトレーを1個以上ずつ切り離すことができ
るセパレートトレー容器であって、前記ミシン目による
切り離し線が非直線状に形成され、かつミシン目のつな
がった部分が前記切り離し線において一直線上に存在し
ないように配置されているとともに、トレーを切り離し
たときに各トレーの取っ手として機能する部分が鍔部に
設けられていることを特徴とするセパレートトレー容器
(請求項2)。
【0009】(3)複数のトレーが鍔部を介して連設さ
れているとともに、前記鍔部の端部間に1本以上のミシ
ン目による切り離し線が形成され、該切り離し線に沿っ
て前記複数のトレーを1個以上ずつ切り離すことができ
るセパレートトレー容器であって、前記ミシン目による
切り離し線が非直線状に形成され、かつミシン目のつな
がった部分が前記切り離し線において一直線上に存在し
ないように配置されているとともに、切り離し線と鍔部
の端部との交差箇所近傍、及び、切り離し線同士の交差
箇所近傍において、鍔部に窪みが形成され、さらにトレ
ーを切り離したときに各トレーの取っ手として機能する
部分が鍔部に設けられていることを特徴とするセパレー
トトレー容器(請求項3)。
【0010】従来のセパレートトレー容器では、ミシン
目による切り離し線が直線状に形成され、したがってミ
シン目のつながった部分は切り離し線において一直線上
に存在しており、そのため前述したように操作時等に容
器が切り離し線に沿って折れ曲がり易かった。これに対
し、本発明では、ミシン目による切り離し線を非直線状
に形成し、かつミシン目のつながった部分が一直線上に
存在しないようにしてあるので、操作時等に容器が切り
離し線に沿って折れ曲がることが良好に防止される。
【0011】したがって、本発明のセパレートトレー容
器によれば、下記の利点を得ることができる。 操作時等に容器が切り離し線に沿って折れ曲がること
がないので、ミシン目のない非セパレートタイプのトレ
ー容器と同等の機械適性を得ることができる。そのた
め、容器の材質を厚いものにして折れ曲がりにくくした
り、包装機械の速度を遅くしたりする必要がなくなり、
ローコストでセパレートトレー容器入りの製品を生産す
ることが可能となる。 容器の材質を薄くすることができるので、使用者が手
でミシン目部分を切断する作業が、従来の材質を厚くし
たセパレートトレー容器よりも容易になる。
【0012】本発明のセパレートトレー容器の材質、形
状、構造や、ミシン目による切り離し線の形状、構造等
は、容器の使用目的、収容物の種類等に応じて適宜決定
することができる。また、ミシン目による切り離し線を
非直線状に形成する手段に限定はないが、ミシン目によ
る切り離し線に屈曲箇所を2箇所以上設けることによ
り、該切り離し線を非直線状に形成する手段を好適に採
用することができる。この場合、上記屈曲箇所は多けれ
ば多いほど容器の折れ曲がりを防止する効果は向上する
が、通常、上記屈曲箇所は2〜10箇所程度とすること
が適当である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るセパレート
トレー容器の一実施形態例を示す平面図である。本例の
セパレートトレー容器は、鍔部の形状及びミシン目によ
る切り離し線の形状が異なること以外は図2及び図3に
示した容器と同様のものであるため、図1において図2
と同一構成の部分には同一参照符号を付してその説明を
省略する。
【0014】本例のセパレートトレー容器12では、鍔
部6の左右の端部間に2本、前後の端部間に1本のミシ
ン目による切り離し線14がそれぞれ形成されており、
これらの切り離し線14はいずれも非直線状に形成され
ている。すなわち、鍔部6の左右の端部間の切り離し線
14には5箇所の屈曲箇所Aが形成され、前後の端部間
の切り離し線14には8箇所の屈曲箇所Aが形成されて
いる。なお、上記屈曲箇所Aの一部は、2本の切り離し
線14に共用されている。さらに、本例のセパレートト
レー容器12では、ミシン目のつながった部分yは、切
り離し線14において一直線上に存在しないように配置
されている。したがって、本例のセパレートトレー容器
12によれば、前記及びの利点が得られる。
【0015】また、本発明のセパレートトレー容器12
では、切り離し線14と鍔部6の端部との交差箇所近
傍、及び、切り離し線14同士の交差箇所近傍の計8箇
所において、鍔部6に窪み16が形成されている。本例
のトレー容器12では、上記窪み16によって容器12
が切り離し線14に沿って折れ曲がろうとする力を別の
方向に逃がし、容器12が折れ曲がることをより効果的
に防止している。
【0016】さらに、本発明のセパレートトレー容器1
2では、切り離し線14と鍔部6の端部との交差箇所近
傍において、6つのトレー4に三角片18がつながるよ
うに切り離し線14を形成し、かつ、切り離し線14同
士の交差箇所近傍において、2つのトレー4に四角片2
0がつながるように切り離し線14を形成してある。し
たがって、トレー4を切り離したときに上記三角片18
及び四角片20がトレー4の取っ手として機能し、利便
性が向上する。この取っ手は18,20は、トレーの内
容物が電子レンジで加熱するものである場合、加熱後の
熱くなった内容物をトレーごと持ち運ぶのに便利であ
る。
【0017】なお、前記各例ではトレーを1個ずつ切り
離すセパレートトレー容器を示したが、2個ずつ、ある
いは3個以上ずつ切り離すようにしてもよい。また、そ
の他の構成についても本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更して差し支えない。
【0018】
【発明の効果】本発明のセパレートトレー容器によれ
ば、下記の利点を得ることができる。 操作時等に容器が切り離し線に沿って折れ曲がること
がないので、ミシン目のない非セパレートタイプのトレ
ー容器と同等の機械適性を得ることができる。そのた
め、容器の材質を厚いものにして折れ曲がりにくくした
り、包装機械の速度を遅くしたりする必要がなくなり、
ローコストでセパレートトレー容器入りの製品を生産す
ることが可能となる。 容器の材質を薄くすることができるので、使用者が手
でミシン目部分を切断する作業が、従来の材質を厚くし
たセパレートトレー容器よりも容易になる。 切り離し線と鍔部の端部との交差箇所近傍、及び、切
り離し線同士の交差箇所近傍において、鍔部に窪みが形
成されている。そのため、容器が切り離し線に沿って折
れ曲がろうとする力を上記窪みによって別の方向に逃が
すことができ、容器が折れ曲がることをより効果的に防
止することができる。 トレーを切り離したときに各トレーの取っ手として機
能する部分が鍔部に設けられている。そのため、トレー
を切り離したときに上記部分がトレーの取っ手として機
能し、利便性が向上する。この取っ手は、トレーの内容
物が電子レンジで加熱するものである場合、加熱後の熱
くなった内容物をトレーごと持ち運ぶのに便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセパレートトレー容器の一実施形
態例を示す平面図である。
【図2】従来のセパレートトレー容器の一例を示す平面
図である。
【図3】図2の容器の正面図である。
【符号の説明】 4 トレー 6 鍔部 12 セパレートトレー容器 14 切り離し線 16 くぼみ 18 三角片 20 四角片 A 屈曲箇所 x ミシン目のカットされた部分 y ミシン目のつながった部分
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】削除

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトレーが鍔部を介して連設されてい
    るとともに、前記鍔部の端部間に1本以上のミシン目に
    よる切り離し線が形成され、該切り離し線に沿って前記
    複数のトレーを1個以上ずつ切り離すことができるセパ
    レートトレー容器であって、前記ミシン目による切り離
    し線が非直線状に形成され、かつミシン目のつながった
    部分が前記切り離し線において一直線上に存在しないよ
    うに配置されていることを特徴とするセパレートトレー
    容器。
  2. 【請求項2】ミシン目による切り離し線に屈曲箇所を2
    箇所以上設けることにより、該切り離し線を非直線状に
    形成した請求項1に記載のセパレートトレー容器。
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