JPH0733814U - 食品用包装容器 - Google Patents

食品用包装容器

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JPH0733814U
JPH0733814U JP6579893U JP6579893U JPH0733814U JP H0733814 U JPH0733814 U JP H0733814U JP 6579893 U JP6579893 U JP 6579893U JP 6579893 U JP6579893 U JP 6579893U JP H0733814 U JPH0733814 U JP H0733814U
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lid
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cutting
food
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JP6579893U
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English (en)
Inventor
勁二 油谷
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有限会社シンクドリーム
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主として食品等を収納する容器本体と蓋体か
らなる包装容器において、1つの包装容器に異なる種類
の食品を任意に区分けして収納することができると共
に、その食品を食する場合は、簡単にそれら数種類の食
品が収納された容器を個々に分断可能で、そのまま電子
レンジで温め或いは冷蔵庫で冷凍したりすることができ
る食品用包装容器を提供することを目的とする。 【構成】 上面が開口され、且つ、食品が収納される収
納部を有する容器本体1と、該容器本体1 に嵌脱自在な
蓋体2 とからなる包装容器において、前記容器本体1
は、切断手段A が設けられた切断部5 を介して分断可能
に一体的に形成された複数の収納部3,4 …によって構成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品等を収納する容器本体と、その容器本体に嵌合される蓋体とか らなる包装容器、より詳しくは、数種類の食品等を区分けして収納できるように すると共に、容器内が分割されて複数の収納部が形成されてその収納部を個々に 取り出し可能とした食品用包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の食品用包装容器は、主として弁当・冷凍食品等のコンビニエン スフーズに使用されており、その形状・材質等様々なものがある。特に電子レン ジが一般家庭に著しく普及したことに伴って、容器から取り出さなくともそのま ま電子レンジで温めることができる包装容器が主流となり、その需要は増加の一 途を辿っている。
【0003】 さらに、近年コンビニエンスストア等においても電子レンジが常備されており 、消費者は、その店内の電子レンジで弁当等のコンビニエンスフーズを購入した 後すぐに包装容器のまま(つまり未開封の状態)で温めて食することができるの で好評を得ており、電子レンジに使用可能な材質の弁当の包装容器が多種類出回 っている。
【0004】 また、グルメブームに乗って消費者ニーズも様々なものになり、以前のように 1種類の惣菜を入れた弁当より多種類の惣菜を入れたもの、例えば本格的なサラ ダを入れた弁当等バリエーションに富んだものの人気が高まったことに伴って、 その容器も多種類の惣菜を区分できる収納部が形成された包装容器に改良されて いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のような多種類の惣菜が入った弁当を電子レンジで未開封 の状態で温めると、冷たい方が美味しい、例えばサラダ等も同時に温かくなるの である。従って、消費者は、温かいサラダ又は冷たい惣菜の何方かを不本意なが ら選択しなければならなかった。
【0006】 また、温かい方が美味しい惣菜であっても、その種類によって夫々食べ頃温度 が異なるため、製造者にとってもその取り合わせに苦慮しなければならなかった 。だからと言って、例えば2種類の食品を夫々別体の包装容器に収納すれば前記 のように取り合わせに苦慮する必要はないが、店頭販売した場合、その別体の包 装容器に収納したものは、同じ2種類の食品を1つの包装容器に収納したものに 比べ売り上げが減少する傾向がある。
【0007】 本考案は以上の点に鑑み、1つの包装容器に夫々異なる種類の食品を食べ頃温 度や状態の差異にて任意に区分けして収納することができると共に、食する場合 は簡単にそれら数種類の食品が収納された容器の一部を個々に取り出すことがで きることにて、夫々の食べ頃温度に温め或いは冷したりすることができる上に、 食べきれずに残った場合に他の容器に移し替えなくとも冷凍等の保存が可能な食 品用包装容器を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決 するための第一の技術的手段は、上面が開口され、且つ食品が収納される収納部 を有する容器本体1と、該容器本体1に嵌脱自在な蓋体2とからなる食品用包装 容器において、前記容器本体1は、切断手段Aが設けられた切断部5を介して分 断可能に一体的に形成された複数の収納部3,4,…によって構成したことにあ る。
【0009】 さらに、第二の技術的手段としては、前記蓋体2が、切断手段Aが設けられた 切断部10を介して分断可能に一体的に形成された複数の蓋部11,12,…によって構 成され、且つ該蓋部11,12,…を前記各収納部3,4,…に夫々装着したことにあ る。
【0010】 また、第三の技術的手段としては、上面が開口され、且つ食品が収納される収 納部を有する容器本体1と、該容器本体1に嵌脱自在な蓋体2とからなる食品用 包装容器において、前記容器本体1は、独立した複数の収納部13,14,…によって 構成され、且つ前記蓋体2は、切断手段Aが設けられた切断部17を介して分断可 能に一体的に形成された複数の蓋部15,16,…によって構成され、該蓋部15,16,… を前記収納部13,14,…に夫々装着したことにある。
【0011】 さらに、第四の技術的手段としては、上面が開口され、且つ食品が収納される 収納部を有する容器本体1と、該容器本体1に嵌脱自在な蓋体2とからなる食品 用包装容器において、前記容器本体1は、切断手段Aが設けられた切断部18を介 して分断可能に一体的に形成された複数の収納部19,20,…によって構成され、該 各収納部19,20,…に夫々独立した蓋部21,22,…を装着したことにある。
【0012】 また、他技術的手段としては、前記切断手段Aにミシン目を用いたり或いは2 条のミシン目7,7に沿って切り取られる剥離片8を用いたことにあると共に、 該切断手段Aが設けられた各切断部5,10,17,18 が断面視略波状に形成されたこ とにある。
【0013】
【作用】
本考案に係る食品用包装容器は、容器本体1に複数の収納部3,4,…が形成 されたことによって、それら収納部3,4,…に夫々異なる種類の食品が収納で きると共に、その容器本体1の切断部5に分断可能な切断手段Aが設けられたこ とによって、その切断部5から容器本体1を複数の収納部3,4,…に分断する ことができるので、それら収納部3,4,…を夫々別体として温め或いは冷した りすることが可能となる。従って、消費者にとっては、異なる種類の食品を常に 夫々の食べ頃温度に設定して食することが可能となる。
【0014】 さらに、蓋体2の蓋部11,12,…は各収納部3,4,…に装着され、且つ前記蓋 体2の切断部10に分断可能な切断手段Aが設けられたものにおいては、その切断 部10と前記切断部5を同時に切断することができるようになり、切断後は前記収 納部3と蓋部11、収納部4と蓋部12、…というように非常に簡単な手段にて蓋付 の収納部に夫々分断することができる。従って、分断した蓋付収納部をそのまま 夫々の保存或いは調理法にて処理することが可能となる。
【0015】 また、容器本体1が、独立した複数の収納部13,14,…によって構成されたもの においては、それら収納部13,14,…に異なる食品を夫々収納してもその食品自体 又は臭いが混じり合うことがないと共に、該独立した複数の収納部13,14,…に切 断手段Aが設けられた切断部17を介して分断可能に一体的に形成された複数の蓋 部15,16,…によって構成された蓋体2が夫々装着されたものにおいては、その切 断部17から蓋体2を分断する際、前記収納部13と蓋部15、収納部14と蓋部16、… というように蓋付の収納部に個々に分断することができる。
【0016】 また、前記容器本体1が、切断手段Aが設けられた切断部18を介して分断可能 に一体的に形成された複数の収納部19,20,…によって構成され、該各収納部19,2 0,…に夫々独立した蓋部21,22,…が装着されたものにおいては、前記切断部18か ら切断手段Aを用いて前記容器本体1を分断すると、前記収納部19と蓋部21、収 納部20と蓋部22、…というように蓋付の収納部に夫々分断することができ、又前 記蓋部21,22,…が夫々独立しているので前記収納部19,20,…に収納した食品の臭 いや蒸気が移動することがない。
【0017】 さらに、前記切断手段Aとして、ミシン目或いは2条のミシン目7,7に沿っ て切り取られる剥離片8を用いることによって、前記容器本体1又は蓋体2を分 断するときにそれらを傾けなくとも簡単に分断できるので、容器本体1に収納し た食品が偏ったりすることがない。
【0018】 また、前記切断手段Aが設けられた各切断部5,10,17,18 を断面視略波状に形 成されたものにおいては、前記各切断部5,10,17,18 に強度を与えることができ るので、それら切断部5,10,17,18 から容器本体1が折れ曲がるということを完 全に防止できる。
【0019】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
【0020】 <第1実施例> 図1において、本考案の食品用包装容器は上面が開口された容器本体1と、そ の容器本体1に嵌脱自在な蓋体2とから構成されており、前記容器本体1の外周 上縁部には前記蓋体2の周縁に形成された略コ字状の係止片2aに嵌脱自在なフラ ンジ部1aが形成されてなる。さらに、前記容器本体1は切断手段Aが設けられた 切断部5を介して第一収納部3及び第二収納部4が一体的に形成されてなり、そ の切断部5に設けられた切断手段Aを用いて容器本体1は第一収納部3及び第二 収納部4に分断可能となる。
【0021】 前記切断部5に設けられた切断手段Aとしては、図2で示すように前記フラン ジ部1aの一端側に所定距離をおいて設けられた一対の略三角形状を有する切欠6 ,6が形成され、その切欠6,6の延長線上には2条のミシン目7,7及びその ミシン目7,7から内向きで、且つフランジ部1aの一端に向かって形成された略 円弧状の斜線部7a,7a に沿ってが刻設が施されている。8は前記2条のミシン目 7,7に沿って切り取られる剥離片を示し、その剥離片8には前記フランジ部1a の一端側に延設された舌状片8aが形成されている。
【0022】 尚、前記第二収納部4の内部には、仕切壁1bを介して大収納部4a及び小収納部 4bが形成されている。
【0023】 上記の構成からなる食品用包装容器を使用した使用態様一実施例として、冷し 蕎麦を収納した弁当について説明する。
【0024】 前記第一収納部3に蕎麦30を、第二収納部4の大収納部4aに蕎麦つゆ31及び小 収納部4bに薬味32を収納して、容器本体1のフランジ部1aに蓋体2の係止片2aを 嵌合させ、容器本体1の上面に蓋体2が装着されている。
【0025】 前記包装容器に収納された冷し蕎麦を食するには、先ず蓋体2を取り外し舌状 片8aから剥離片8をミシン目7に沿って切り離し第二収納部4を容器本体1から 分断する(図3参照)。尚、切断手段Aとして前記剥離片8を用いることによっ て、容器本体1を傾けない(つまり机上に置いた状態)でも容易に分断できるの で、第一収納部3に収納した蕎麦30が偏ることがない。このように容器本体1を 蕎麦30が収納された第一収納部3と蕎麦つゆ31等が収納された第二収納部4とに 分断することができるので、蕎麦つゆ31が収納された第二収納部4だけを手に持 って容易に食することができるのである。
【0026】 <第2実施例> 図4及び図5において、容器本体1の切断部5には断面視略凹状の段部9が形 成され、且つ、その段部9の両側面には蓋体2と嵌脱自在な断面視略凸状の突起 部9a,9a が形成されてなる。さらに、前記段部9の底面には第1実施例と同様の 切断手段Aが設けられてなる。
【0027】 一方、10は蓋体2を第一蓋部11及び第二蓋部12に分断する切断部を示し、その 切断部10の両側面には前記段部9の突起部9a,9a に嵌脱自在な断面視略凹状の嵌 合部10a,10a が形成され、且つその嵌合部10a,10a の間には第1実施例と同様の 切断手段Aが設けられてなる。尚、容器本体1に蓋体2を装着したとき、前記切 断部10の2条のミシン目7,7と前記切断部5の2条のミシン目7,7は、略同 位置になるように設けられている。
【0028】 上記の構成からなる食品用包装容器を用いて、例えば第一収納部3にピラフ33 を第二収納部4にサラダ34を夫々収納し、蓋体2の係止片2a及び嵌合部10a を容 器本体1のフランジ部1a及び突起部9aに夫々装着した弁当の使用態様一実施例に ついて説明する。
【0029】 一般的にピラフ33は温かい方が、サラダ34は冷たい方が美味しい食品である。 つまり、前記包装された市販の弁当を食するに際しては、ピラフ33は電子レンジ で温め、サラダ34は冷蔵庫で冷やせば美味しく食することができる。
【0030】 従って、上記切断手段Aを用いて第一収納部3と第二収納部4を切り離し、食 する直前までサラダ34が収納された第二収納部4を冷蔵庫に入れて冷し、食する 際にピラフ33が収納された第一収納部3だけを電子レンジを使用して温めて食す ることができるのである。このとき、蓋体2にも前記切断手段Aが設けられてお り、且つ容器本体1の突起部9aと蓋体2の嵌合部10a が嵌合されて各切断部5,1 0 に夫々設けられた2条のミシン目7,7が略同位置に重合されているため、図 6のように前記第一収納部3は第一蓋部11と、第二収納部4は第二蓋部12と共に 切り離すことができる。
【0031】 即ち、前記切断部5及び切断部10に設けられた切断手段Aを用いて、同時に容 器本体1と蓋体2とを分断することができるので、簡単に蓋付きの第一収納部3 及び第二収納部4を得ることが可能で、そのまま電子レンジに入れ或いは冷蔵庫 等に入れたりすることができるのである。
【0032】 尚、本実施例において図5のように容器本体1の切断部5と蓋体2の切断部10 とを熱溶着等の方法で接合手段Bを設ければ、第一収納部3に収納したピラフ33 の匂いが第二収納部4に収納したサラダ34に移動しない。さらに、切断手段Aを 用いて、同時に容器本体1と蓋体2を分断することが極めて容易に行える。
【0033】 また、本実施例においての使用態様は、切断部5,10 に夫々設けられた切断手 段A(2条のミシン目7,7に沿って切り取られる剥離片8)を同時に用いて蓋 付の第一収納部3及び第二収納部4に分断するものであったが、必ずしも同時に 分断するとは限らず、前記切断部10から蓋体2のみを分断して、一方の収納部は 蓋付、その他の収納部は蓋無しにする使用方法もある。
【0034】 <第3実施例> 図7及び図8において、容器本体1は夫々独立した第三収納部13及び第四収納 部14からなり、それら第三収納部13及び第四収納部14の各外周上縁部には第三蓋 部15及び第四蓋部16の夫々の周縁に形成された係止片15a,16a に嵌脱自在なフラ ンジ部13a,14a が夫々形成されてなる。
【0035】 さらに、蓋体2は第1実施例と同様の切断手段Aが設けられた切断部17を介し て分断可能に一体的に形成された前記第三蓋部15及び第四蓋部16によって構成さ れており、該第三蓋部15及び第四蓋部16の周縁に形成された断面視略コ字状の各 係止片15a,16a は容器本体1のフランジ部13a,14a に、例えば接着力の弱い接着 剤にて仮接着させることによって嵌合され、蓋体2が容器本体1に装着されてな る。
【0036】 上記の構成からなる食品用包装容器を用いて、例えば第三収納部13に御飯35を 第四収納部14におでん36を収納した弁当の使用態様一実施例について説明する。
【0037】 御飯35とおでん36は両方とも温かい方が美味しい食品であるが、おでん36は汁 物であるため食べ頃温度は非常に高く、両方同時に電子レンジに入れるとどちら かの食べ頃温度を選択しなければならない。
【0038】 そこで、前記切断部17に設けられた切断手段Aを用いて第三蓋部15と第四蓋部 16を切り離せば、夫々蓋付の第三収納部13と第四収納部14に分断できるので別々 に食べ頃な温度に温めることができるのである。
【0039】 さらに、予め第三収納部13と第四収納部14を完全に別体に構成したので、第四 収納部14におでん36等の汁物の食品が入ってもその汁が第三収納部13に移動して 混合されることがない。
【0040】 <第4実施例> 図9及び図10において、容器本体1は切断手段Aが設けられた切断部18を介 して分断可能に一体的に形成された第五収納部19及び第六収納部20から構成され てなる。さらに、前記第五収納部19及び第六収納部20の各内面上周部には断面視 略L字状の段部19a 及び段部20a が夫々周設されている。
【0041】 蓋体2は夫々独立した第五蓋部21及び第六蓋部22から構成されており、それら 第五蓋部21及び第六蓋部22の各周縁には前記段部19a 及び20a に嵌脱可能な係止 片21a 及び係止片22a が形成され、前記第五収納部19に第五蓋部21及び第六収納 部20に第六蓋部22が装着されてなる。
【0042】 上記の構成からなる食品用包装容器を用いて、例えば第五収納部19に冷凍おに ぎり37を第六収納部20に冷凍ハンバーグ38を収納した冷凍食品の使用態様一実施 例について説明する。
【0043】 このように、両方とも冷凍食品であっても一度に両方を食さない場合がある。 このような場合は、前記切断手段Aを用いて容器本体1を分断すれば、蓋付の第 五収納部19と第六収納部20を得、食さなかった方をその容器のまま冷凍保存する ことができる。
【0044】 また、本実施例においての他の使用態様として、例えば第五収納部19に御飯を 第六収納部20にコロッケを収納した弁当について説明する。上記のように蓋体2 は夫々独立した第五蓋部21及び第六蓋部22から構成されているので、第五収納部 19に収納した御飯から生ずる水蒸気が第六収納部20に収納したコロッケに移らな いし、逆にそのコロッケの臭いが御飯に移ることもない。加えて、コロッケ等の 揚げ物は通常電子レンジを用いて温めるときはラップ(つまり蓋)をせずに処理 すると適度に温まるので、コロッケが収納された第六収納部20に嵌合された独立 した蓋部22のみを取り外すだけで、電子レンジで処理することもできる。
【0045】 <その他の実施例> 上記実施例において、容器本体1に形成された各収納部又は蓋体2に形成され た各蓋部の数、形状及びそれらの組合せは任意である。また、その収納部内にさ らに形成された大、小収納部についても、その数、形状及びそれらの組合せは任 意であり、その収納部に収納する食品についても当然上記に限られるわけではな い。また、容器本体1と蓋体2との嵌脱方法も上記実施例に限定されることはな く、適宜周知の方法を用いればよい。
【0046】 さらに、容器本体1又は蓋体2に設けられた切断手段Aは直状に分断するだけ でなく、例えば図11(イ)のように平面視略L字状に切断手段Aを設け一部分 断可能なもの、同図(ロ)のように切断手段Aを2か所以上設けたもの、同図( ハ)のように平面視略円弧状に切断手段Aを設けたものであってもよい。
【0047】 そして、その切断手段Aも上記実施例のような2条のミシン目7,7に沿って 切り取ることができる剥離片8だけでなく、例えば図12(イ)のようにミシン 目、同図(ロ)のように複数の細長いスリット状の孔等でも構わない。要は、容 器本体1又は蓋体2を夫々或いは同時に分断することができればよい。
【0048】 さらに、各切断部5,10,17又は18に切断手段Aを設けるとその部分から折れ易 くなる恐れがあるが、それら切断部5,10,17又は18を図13(イ)のように断面 視略波状、同図(ロ)のように断面視略鋸状、同図(ハ)のように断面視凹凸状 等の形状に形成させて曲げ強度を与えれば前記各切断部を補強でき、そこから折 れ曲がるということを完全に防止できる。
【0049】 尚、上記実施例においての切断手段Aは、一方から剥離片8を切り取るもので あったが、例えば図14のように切断部の略中央に2つの一部を残した略半円形 の切欠片6aを形成すると共にその切欠片6a,6a の延長線上に2条のミシン目7, 7が刻設され、そのミシン目7,7から内向きで容器本体1のフランジ部1aの両 端に向かって略円弧状の斜線部7a,7a が刻設されたもので、切断部の略中央から 容器本体1を分断する方法であれば、前記容器本体1のフランジ部1aの一端側に 延設された舌状片8aが不必要となり、外観も良くなる。
【0050】
【考案の効果】
叙上のように、本考案の食品用包装容器は、容器本体が複数の収納部から形成 されているため、1つの包装容器に異なる種類の食品を区分けして収納すること ができる。しかも、前記各収納部を夫々分断することができる切断手段を設けた ことによって、例えば食べ頃温度が異なる食品を容器本体の収納部に区分けして 収納した場合、その収納部を分断し別体とすることができ、その食品に合わせて 温め或いは冷したりすることができる。
【0051】 さらに、前記容器本体に嵌脱自在な蓋体に前記同様の切断手段を設けたことに よって、その容器本体と蓋体を同時に分断することができる。そして、分断後は 複数の蓋付の収納部を得、そのまま電子レンジ或いは冷蔵庫等に入れることがで き、又食べ残した場合は容器を移し替えずとも冷凍保存することができるのであ る。
【0052】 また、独立した複数の収納部に切断手段が設けられた切断部を介して分断可能 に一体的に形成された蓋部が装着されたことによって、その独立した複数の収納 部は1つの包装容器とすることができる。そして、1つの包装容器であるにもか かわらず各収納部は独立しているので、例えば一方の収納部に汁物の食品を収納 したとしても他の収納部に収納した食品にその汁が移ったりすることがない。ま た、必要時にはその切断部から夫々分断することができるので蓋付の収納部を得 ることができ、前述同様の効果を生ずる。
【0053】 さらに、容器本体が、切断手段が設けられた切断部を介して分断可能に一体的 に形成された複数の収納部で構成され、その各収納部に夫々独立した蓋部が装着 されることによって、前記各収納部に異なる食品を収納してもそれら臭いが混じ り合うことがないので、収納された食品の風味が損なわれない。
【0054】 尚、前記切断手段としてミシン目或いは2条のミシン目に沿って切り取られる 剥離片を用いることによって、水平に保ったままで容器本体又は蓋体を容易に分 断できるので、その容器本体又は蓋体を分断するときその内部に収納された食品 が偏らない。また、切断手段が設けられた切断部を断面視略波状に形成すること によって、切断部に曲げ強度が付与することができるので、その切断部から折れ 曲がるということはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における食品用包装容器の分解斜視
図。
【図2】切断部の要部拡大斜視図。
【図3】容器本体を分断した場合の斜視図。
【図4】他実施例における食品用包装容器の分解斜視
図。
【図5】切断部の要部拡大断面図。
【図6】容器本体を分断した場合の斜視図。
【図7】他実施例における食品用包装容器の分解斜視
図。
【図8】容器本体に蓋体を装着した場合の断面図。
【図9】他実施例における食品用包装容器の斜視図。
【図10】容器本体に蓋体を装着した場合の断面図。
【図11】(イ)、(ロ)、(ハ)は他実施例における
切断部の平面図。
【図12】(イ)、(ロ)は他実施例における切断部の
平面図。
【図13】(イ)、(ロ)、(ハ)は他実施例における
切断部補強の断面斜視図。
【図14】他実施例における切断部の平面図。
【符号の説明】
1…本体 2…蓋体 3…収納部 4…収納部 5…切断部 7…ミシン目 8…剥離片 10…切断部 11…蓋部 12…蓋部 13…収納部 14…収納部 15…蓋部 16…蓋部 17…切断部 18…切断部 19…収納部 20…収納部 21…蓋部 22…蓋部 A …切断手段

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口され、且つ食品が収納される
    収納部を有する容器本体(1) と、該容器本体(1) に嵌脱
    自在な蓋体(2) とからなる食品用包装容器において、前
    記容器本体(1) は、切断手段(A) が設けられた切断部
    (5) を介して分断可能に一体的に形成された複数の収納
    部(3),(4),…によって構成されてなることを特徴とする
    食品用包装容器。
  2. 【請求項2】 前記蓋体(2) は、切断手段(A) が設けら
    れた切断部(10)を介して分断可能に一体的に形成された
    複数の蓋部(11),(12),…によって構成され、且つ該蓋部
    (11),(12),…が前記各収納部(3),(4),…に夫々装着され
    てなることを特徴とする請求項1記載の食品用包装容
    器。
  3. 【請求項3】 上面が開口され、且つ食品が収納される
    収納部を有する容器本体(1) と、該容器本体(1) に嵌脱
    自在な蓋体(2) とからなる食品用包装容器において、前
    記容器本体(1) は、独立した複数の収納部(13),(14),…
    によって構成され、且つ前記蓋体(2) は、切断手段(A)
    が設けられた切断部(17)を介して分断可能に一体的に形
    成された複数の蓋部(15),(16),…によって構成され、該
    蓋部(15),(16),…が前記収納部(13),(14),…に夫々装着
    されてなることを特徴とする食品用包装容器。
  4. 【請求項4】 上面が開口され、且つ、食品が収納され
    る収納部を有する容器本体(1) と、該容器本体(1) に嵌
    脱自在な蓋体(2) とからなる食品用包装容器において、
    前記容器本体(1) は、切断手段(A) が設けられた切断部
    (18)を介して分断可能に一体的に形成された複数の収納
    部(19),(20),…によって構成され、該各収納部(19),(2
    0),…には夫々独立した蓋部(21),(22),…が装着されて
    なることを特徴とする食品用包装容器。
  5. 【請求項5】 前記切断手段(A) が、ミシン目である請
    求項1乃至4のいずれかに記載の食品用包装容器。
  6. 【請求項6】 前記切断手段(A) が、2条のミシン目
    (7),(7) に沿って切り取られる剥離片(8) である請求項
    1乃至4のいずれかに記載の食品用包装容器。
  7. 【請求項7】 前記切断手段(A) が設けられた各切断部
    (5),(10),(17),(18)が断面視略波状に形成されてなる請
    求項1乃至6のいずれかに記載の食品用包装容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200453733Y1 (ko) * 2009-03-26 2011-05-27 주식회사 오색만찬 일회용 식품 포장용기
JP2013256301A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Hirokawa Co Ltd 包装容器

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KR200453733Y1 (ko) * 2009-03-26 2011-05-27 주식회사 오색만찬 일회용 식품 포장용기
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