JP2000032710A - 回転検出器付電動機 - Google Patents

回転検出器付電動機

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JP2000032710A
JP2000032710A JP10194517A JP19451798A JP2000032710A JP 2000032710 A JP2000032710 A JP 2000032710A JP 10194517 A JP10194517 A JP 10194517A JP 19451798 A JP19451798 A JP 19451798A JP 2000032710 A JP2000032710 A JP 2000032710A
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Japan
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detector
motor
shaft
rotation detector
rotation
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JP10194517A
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English (en)
Inventor
Koichiro Saito
宏一郎 斉藤
Takao Komura
孝夫 小村
Takuya Abe
拓也 阿部
Tetsuro To
哲朗 塘
Tsutomu Miyoshi
努 三好
Takahiro Takeda
高広 竹田
Takeharu Kitamura
武晴 北村
Eiichiro Sugawa
英一郎 須川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の種別を問わず回転検出器の温度上昇
が充分に抑えられ、信頼性の保持に問題が生じる虞れの
ない回転検出器付電動機を提供すること。 【解決手段】 電動機軸3と検出器軸5を結合する継軸
4に、放射状になった複数枚の冷却フィン12を設ける
と共に、回転検出器6を電動機のブラケット1に取り付
けるための検出器取付座7に複数個の開口13を設けた
もの。これにより、継軸4からの放熱が大きく促進され
ることになり、継軸4と検出器取付座7の温度上昇が抑
えられた結果、回転検出器6の温度上昇の虞れを充分に
無くすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転検出器を備え
た電動機に係り、特に回転子が高温になり易い電動機に
好適な回転検出器付電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の機器を連携して制御するプロセス
制御システムなどでは数多くのサーボモータを必要と
し、各サーボモータ毎に回転角度や回転速度をフィード
バック制御する必要があり、このため、そのサーボモー
タとしては、従来から回転検出器付電動機が用いられて
いる。
【0003】図2は、従来の回転検出器付電動機におけ
る回転検出器の取付部分だけを示したもので、この従来
技術では、その電動機軸3の一方の端部に継軸4を取付
け、この継軸4の他端を回転検出器6の検出器軸5に結
合させることにより、回転検出器6から電動機の回転角
度や回転速度の検出に必要な信号が得られるようにして
ある。
【0004】このとき、継軸4は、その一方の端部が電
動機軸3の反負荷側の端面に、図示のように、インロー
嵌合された上で止めネジにより固定され、他方の端部も
検出器軸5にインロー嵌合させた上で、図示のように、
回転止め用のピンにより固定されており、これにより電
動機軸3と検出器軸5の軸心合わせが正確に得られるよ
うにしてある。
【0005】また、この図2において、1は電動機の一
方のブラケットで、これには軸受2が設けてあり、これ
により電動機軸3の反負荷側が軸支されている。そし
て、このブラケット1の外側には、図示のように、ほぼ
円盤状をした検出器取付座7がねじ止めしてあり、回転
検出器6は可撓性の取付部材8を介して、この検出器取
付座7に取り付けられ、これにより所定の位置に保持さ
れるようにしてある。
【0006】さらに、この検出器取付座7には検出器カ
バー9が取り付けてあり、これにより回転検出器6が保
護されるようになっている。そして、この検出器カバー
9には端子台10が設けてあり、これにより回転検出器
6で検出された信号が外部に取り出せるようにしてあ
る。
【0007】ここで、電動機には損失に伴う発熱が不可
避で、動作中はブラケット1の温度がかなり上昇する虞
れがある。一方、回転検出器6は、各種の電子部品を備
えていのが通例で、このため、一般に温度上昇に弱く、
ある程度以下の温度に保たないと信頼性に問題が生じて
しまう。
【0008】そこで、可撓性の取付部材8と検出器取付
座7の間に断熱板11を介在させ、これにより電動機の
ブラケット1からの熱の伝達を抑え、回転検出器6の温
度があまり上昇しないようにし、これにより、検出器内
部の電子部品が熱から保護されるようにしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、回転
検出器の軸から侵入する熱の存在について配慮がされて
おらず、回転検出器の取付け対象となる電動機の種別に
制限を受けてしまうという問題があった。上記したよう
に、回転検出器付の電動機は主としてサーボーモータ用
なので、一般には回転子に永久磁石を用いた電動機が使
用されていた。
【0010】この場合、回転子での損失は比較的少な
く、発熱量もさほどではないので、上記した従来技術で
は、断熱板11を用いて回転検出器6の断熱を図るだけ
にし、回転軸5から侵入する熱に対しては、回転検出器
自体が有する耐熱性による防備にとどまり、これで実用
上特に問題がなかった。
【0011】ところで近年、誘導電動機のサーボーモー
タとしての優位性に注目が集まっている。しかして、こ
の場合は、その回転子での損失は、永久磁石を用いた電
動機よりも多くなるのが一般的で、発熱による温度上昇
も無視できなくなり、この結果、従来技術では、回転軸
からの熱の侵入により回転検出器の温度上昇が抑えられ
なくなって、誘導電動機への適用が困難になってしま
い、回転検出器の取付け対象となる電動機の種別に制限
を受けてしまうのである。
【0012】本発明の目的は、電動機の種別を問わず回
転検出器の温度上昇が充分に抑えられ、信頼性の保持に
問題が生じる虞れのない回転検出器付電動機を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決する為の手段】上記目的は、電動機軸と検
出器軸との結合を継軸で行なう方式の回転検出器付電動
機において、前記継軸に放熱用のフィンを複数枚設ける
ことにより達成される。継軸に設けられた放熱用のフィ
ンは、電動機軸から継軸に流入した熱を大気中に逃が
し、検出器軸に伝達される熱を少なくする働きをするの
で、回転検出器の温度上昇を抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による回転検出器付
電動機について、図示の実施形態により詳細に説明す
る。図1は、本発明による回転検出器付電動機の一実施
形態における回転検出器の取付部分を示したもので、図
において、12は冷却フィン(放熱用)、13は開口(換
気用)であり、その他は、継軸4と検出器取付座7の構
造が異なっていることを除き、図2に示した従来技術と
同じである。なお、この図1で、右側の図は、左側の図
における継軸4を、同じく左方向から見た状態を表した
ものである。
【0015】まず、冷却フィン12は、図示のように、
継軸4に設けてあり、継軸4の軸部から放射状に延び、
円周方向に沿って順次、複数枚配置されている。従っ
て、この実施形態における継軸4は、全体が周知の遠心
ファンの羽根車に類似した形態に作られており、そし
て、この継軸4により、電動機軸3と検出器軸5が、図
示のように、結合されていることになる。次に、この実
施形態における検出器取付座7は、図示のように、底を
持った浅い円筒皿状に作られている。そして、開口13
は、この円筒皿状の検出器取付座7の円筒部分に、図示
のように、外周方向に向かって放射状に貫通した状態で
設けてある。ここで、さらに、これらの開口13は、図
には表われていないが、検出器取付座7の円筒部分に、
その円周方向に沿って順次、複数列並んで配設してあ
り、そして、図示のように、この検出器取付座7は、そ
の内部に冷却フィン12を包み込んだ形で電動機のブラ
ケット1に取り付けられ、これにより、図示のように、
回転検出器6が所定の位置に取り付けられ、検出器カバ
ー9で保護されることになる。
【0016】なお、この実施形態による継軸4は、例え
ば軟鋼や軽合金などの金属材の鋳物として形成した上
で、インロー嵌合部分などに必要な機械加工を施して作
られており、この実施形態による検出器取付座7も、同
様に、例えば軟鋼や軽合金などの金属材の鋳物として形
成した上で、必要な部分に機械加工を施して作られてい
る。
【0017】次に、この実施形態の動作について説明す
る。電動機が運転中は、継軸4も電動機軸3と一緒に回
転するが、この実施形態の場合は、この継軸4に冷却フ
ィン12が設けられているので、継軸4の回転により検
出器取付座7の内部の空気が大きく撹拌されることにな
り、且つ、この検出器取付座7の外周には通気用の開口
13が設けてあるので、外部との換気が強制的に行なわ
れ、この結果、継軸4からの放熱が大きく促進されるこ
とになる。
【0018】従って、この実施形態によれば、電動機が
運転中、電動機軸3から継軸4に伝達された熱は、大部
分が冷却フィン12の回転に伴って大気中に逃がされる
ことになり、この結果、継軸4自体の温度上昇を抑え、
電動機軸3から継軸4を介して検出器軸5に熱が伝達さ
れるのを充分に抑えることができる。
【0019】また、冷却フィン12が回転され、検出器
取付座7の内部の空気が大きく撹拌される結果、この実
施形態によれば、検出器取付座7からの放熱も大きく促
進され、検出器取付座7自体の温度上昇も抑えられるの
で、回転検出器6の取付にも断熱処理が不要になり、従
来技術のように断熱板を用いることなく、充分に回転検
出器6の温度上昇を抑えることができる。
【0020】従って、この実施形態によれば、電動機の
ブラケットからの熱の侵入だけではなく、回転子からの
熱の侵入も充分に防げるので、常に確実に回転検出器6
の温度上昇を抑えることができ、信頼性の保持を充分に
得ることができる。また、この結果、誘導電動機など、
運転中、特に回転子の温度が大きく上昇する虞れがある
電動機に対しても、信頼性低下の虞れなく回転検出器6
を取り付けることができ、誘導電動機の利点を活かした
高性能のサーボモータを容易に提供することができる。
【0021】なお、この実施形態では、図1に示すよう
に、検出器取付座7に通気用の多数の開口13が設けて
あるので、検出器カバー9内の気密性保持に多少の問題
が残るが、検出器取付座7の加工に際して、検出器軸5
が貫通する孔と検出器軸5のクリアランスを小さくとる
ことにより、実用上は充分な気密が保てるので、この問
題にも容易に対応することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、継軸に冷却フィンを設
けるという簡単な構成で、電動機から回転検出器に伝達
される熱を充分に抑えることができるので、回転子での
発熱が多い電動機に対しても、温度上昇の虞れなく、容
易に回転検出器を取り付けることができ、信頼性が高い
回転検出器付電動機をローコストで提供することができ
る。
【0023】また、この結果、誘導電動機の利点が充分
に活かした高性能のサーボモータとして使用可能な回転
検出器付電動機を容易に提供することができ、プロセス
制御システムの信頼性向上に多いに寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転検出器付電動機の一実施形態
を示す要部拡大図である。
【図2】従来技術による回転検出器付電動機の一例を示
す要部拡大図である。
【符号の説明】
1 電動機の反負荷側のブラケット 2 ボールベアリングからなる軸受 3 電動機軸 4 継軸 5 検出器軸 6 回転検出器 7 検出器取付座 8 可撓性の取付部材 9 検出器カバー 10 端子台 12 放熱用の冷却フィン 13 通気用の開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 拓也 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 塘 哲朗 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 三好 努 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 竹田 高広 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 北村 武晴 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 須川 英一郎 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 Fターム(参考) 5H611 AA01 AA09 BB01 BB05 PP07 QQ01 RR00 SS00 TT01 UA04 UB00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機軸と検出器軸との結合を継軸で行
    なう方式の回転検出器付電動機において、 前記継軸に複数枚の放熱用フィンが設けられていること
    を特徴とする回転検出器付電動機。
JP10194517A 1998-07-09 1998-07-09 回転検出器付電動機 Pending JP2000032710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10194517A JP2000032710A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 回転検出器付電動機

Applications Claiming Priority (1)

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ID=16325859

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JP10194517A Pending JP2000032710A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 回転検出器付電動機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010036831A1 (de) 2009-11-09 2011-05-12 Fanuc Ltd Induktionsmotor mit Kühlscheibe zum Ableiten der Rotorwärme

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010036831A1 (de) 2009-11-09 2011-05-12 Fanuc Ltd Induktionsmotor mit Kühlscheibe zum Ableiten der Rotorwärme
US8232692B2 (en) 2009-11-09 2012-07-31 Fanuc Ltd Induction motor equipped with heat dissipating disc for dissipating rotor heat
DE102010036831B4 (de) * 2009-11-09 2021-02-04 Fanuc Ltd Induktionsmotor mit Kühlscheibe zum Ableiten der Rotorwärme

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