JP2000031554A - 圧電素子の放電のための方法及び装置 - Google Patents

圧電素子の放電のための方法及び装置

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JP2000031554A
JP2000031554A JP11173147A JP17314799A JP2000031554A JP 2000031554 A JP2000031554 A JP 2000031554A JP 11173147 A JP11173147 A JP 11173147A JP 17314799 A JP17314799 A JP 17314799A JP 2000031554 A JP2000031554 A JP 2000031554A
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piezoelectric element
discharge
discharging
charging
current circuit
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Johannes-Joerg Rueger
リューガー ヨハネス−イェルク
Joerg Reineke
ライネケ イェルク
Alexander Hock
ホック アレクサンダー
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/20Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils
    • F02D41/2096Output circuits, e.g. for controlling currents in command coils for controlling piezoelectric injectors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/06Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/065Large signal circuits, e.g. final stages
    • H02N2/067Large signal circuits, e.g. final stages generating drive pulses
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電素子の放電のための方法及び装置を改善
し、簡単なやり方で効率的にしかも他の過程又はコンポ
ーネントを妨害することなしに圧電素子が完全に放電さ
れるように構成することである。 【解決手段】 上記課題は、圧電素子の放電はこの圧電
素子に蓄積される電荷を複数の容量性特性を有する素子
に転流することによって行われ、この転流は複数の容量
性特性を有する素子を連続的に充電することによって行
うことによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電素子の放電のた
めの方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで詳しく考察する圧電素子は専らと
いうわけではないがとりわけアクチュエータ乃至は調整
素子として使用される圧電素子である。圧電素子はこの
ような目的のために使用される。というのも、これら圧
電素子は周知の通り印加される電圧に依存して収縮又は
伸長する特性を有するからである。
【0003】圧電素子による調整素子の実用的な実現
は、当該調整素子が高速な及び/又は頻繁な運動を実施
する必要がある場合にとりわけ有利である。
【0004】調整素子としての圧電素子の使用はとりわ
け内燃機関の燃料噴射ノズルにおいて有利であることが
証明されている。燃料噴射ノズルにおける圧電素子の使
用可能性については例えばEP0371469B1及び
EP0379182B1を参照のこと。
【0005】圧電素子は容量性負荷であり、この容量性
負荷は先に示したようにその都度の充電状態乃至はこの
圧電素子で発生される電圧又は印加される電圧に相応し
て収縮及び伸長する。
【0006】圧電素子の充放電はとりわけ誘導性特性を
有する構成素子、例えばコイルを介して行われる。この
コイルはまず第1に充電の際に発生する充電電流及び放
電の際に発生する放電電流を制限することに使用され
る。このような装置は図2に示されている。
【0007】充電乃至は放電される圧電素子は図2では
参照符号101で示されている。この圧電素子は充電ス
イッチ102を介してオンできる充電電流回路及び放電
スイッチ106を介してオンできる放電電流回路の構成
部分であり、この充電電流回路は充電スイッチ102、
ダイオード103、充電コイル104、圧電素子101
及び電圧源105の直列回路から構成され、放電電流回
路は放電スイッチ106、ダイオード107、放電コイ
ル108及び圧電素子101の直列回路から構成され
る。
【0008】充電電流回路のダイオード103はこの充
電電流回路において圧電素子を放電する電流が流れるの
を阻止する。放電電流回路のダイオード107はこの放
電電流回路に圧電素子を充電する電流が流れるのを阻止
する。
【0009】通常はオフ状態の充電スイッチ102がオ
ンされると、充電電流回路に充電電流が流れ、この充電
電流によって圧電素子101は充電される。圧電素子1
01に蓄積される電荷乃至はこれによってこの圧電素子
で発生する電圧、すなわちこの圧電素子101の瞬時の
外部寸法はこの圧電素子101のこの充電の後では基本
的に不変のまま保持される。
【0010】通常は同様にオフ状態の放電スイッチ10
6がオンされると、この放電電流回路に放電電流が流
れ、この放電電流によって圧電素子101は放電され
る。この圧電素子の充電状態乃至はこれによってこの圧
電素子で発生する電圧、すなわちこの圧電素子101の
瞬時の外部寸法はこの圧電素子101のこの放電の後で
は基本的に不変のまま保持される。
【0011】圧電素子のこのような充放電は有利であ
る。というのも、このような充放電は、この充電電流回
路にも放電電流回路にも取り立てて言うほどのオーム抵
抗がないので損失電力が少なくほんの僅かな発熱だけで
行われるからである。
【0012】しかし、他方でこの充放電の際に充放電の
量を制御することはできない。充電コイル104及び圧
電素子101乃至は放電コイル108及び圧電素子10
1は、この圧電素子の充電乃至は放電の際にLC直列振
動回路を形成し、この圧電素子は最初の振動回路振動の
最初の電流半波によってのみ充電乃至は放電される。
(振動回路の後続の振動は充電電流回路及び放電電流回
路に含まれるダイオード103乃至は107によって阻
止される。)このこと自体はまた結果として次のことを
伴う。すなわち、充電及び放電の量は基本的に専ら(動
作中には変更不能な)振動回路素子の技術的データ(よ
り正確に言えば、充電乃至は放電コイルのインダクタン
ス及び圧電素子のキャパシタンス)によって決定されて
しまう。
【0013】これはとりわけ圧電素子が放電によって完
全には放電されないということを引き起こす。
【0014】充電電流回路及び放電電流回路が理想的な
損失のないLC振動回路であれば、放電の後には正確に
再び充電開始の前に存在した状態が作られる。しかし、
実際には充電電流回路及び放電電流回路は理想的な損失
のないLC振動回路ではない(ではあり得ない)ので、
圧電素子はここで記述されるように行われる充電及び放
電の際には完全には放電されない。
【0015】部分的に放電される圧電素子の完全な放電
を構成するのは困難である。
【0016】放電過程の繰り返しによってもこの目的は
達成できない。というのも、圧電素子の最初の放電の後
にこの圧電素子に残る電圧は、通常電圧源105の電圧
よりも小さく、それゆえここで記述されるように行われ
る放電によっては低減されない。
【0017】この圧電素子の完全な放電は次の場合に実
施される。すなわち、充電コイル104及び/又は放電
コイル108がもはや又はもはや絶対にまず第1に振動
回路素子としてではなくエネルギバッファとして作用
し、このエネルギバッファは繰り返し交互に(充電の際
には)電流供給源によって乃至は(放電の際には)圧電
素子によって供給される電気エネルギを(磁気エネルギ
の形式で)蓄積し、さらにこの蓄積されたエネルギを電
気エネルギの形式で(充電の際には)圧電素子に送出し
乃至は(放電の際には)どこか他の所に送出し、このエ
ネルギ蓄積及びエネルギ送出の時点及び持続時間(つま
りは量)が相応のスイッチの操作によって決定される場
合に実施される。
【0018】これによって、圧電素子は任意の数の、任
意の大きさの、任意の時間間隔で連続する段階において
所望どおりに大きく充放電される。
【0019】この結果として充電及び/又は放電の量も
時間経過も所望の通りに、しかもコイル及び圧電素子の
技術データに十分に依存せずに制御できる。
【0020】しかし、タイミング制御された充電及び/
又は放電は相対的に高いコストを必要とし、さらに電磁
的な妨害の原因となりうる。
【0021】圧電素子を完全に放電するための別の方法
は、オーム抵抗を介する圧電素子の短絡である。しか
し、これは高いエネルギ損失及び少なからぬ発熱に結び
つく。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、圧電素子の放電のための方法及び装置を改善し、簡
単なやり方で効率的にしかも他の過程又は他のコンポー
ネントを妨害することなしに圧電素子が完全に放電され
るように構成することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題は、方法におい
て、圧電素子の放電はこの圧電素子に蓄積される電荷を
複数の容量性特性を有する素子に転流することによって
行われ、この転流は複数の容量性特性を有する素子を連
続的に充電することによって行われることによって解決
され、上記課題は、装置において、この装置は圧電素子
の放電をこの圧電素子に蓄積される電荷を複数の容量性
特性を有する素子に転流することによって行うように構
成されており、この転流は複数の容量性特性を有する素
子を連続的に充電することによって行われることによっ
て解決される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明によって、圧電素子の放電
の際にも振動回路として作用又は動作する放電電流回路
を使用して多段階式放電が実施できる。個々の放電段階
に対して、その都度1つの容量性特性を有する素子が使
用できさえすればよい。この容量性特性を有する素子
は、そのキャパシタンス及びこの素子に充電されている
電圧に基づいて圧電素子に蓄積された電荷を少なくとも
部分的に転流することができる。
【0025】容量性特性を有する素子は有利にはこれら
の素子を介して装置に電気的エネルギが供給される素子
であり、すなわち、例えばバッファコンデンサ、バッテ
リ等々である。効率の理由から有利には直接そこからエ
ネルギが取り出される素子、すなわちバッファコンデン
サなどが(最初の放電段階乃至は最初の方の放電段階に
対する)第1の素子として使用される。(圧電素子の完
全な放電のための)最後の放電段階に対しては、有利に
は圧電素子よりもはるかに小さい電圧及びははるかに大
きいキャパシタンスを有する素子を使用する。このため
にはとりわけバッテリが適当である。
【0026】振動回路として作用する放電電流回路を使
用するだけで完全に圧電素子を放電させる方法によっ
て、放電が簡単に、効率的にしかも他の過程又は他のコ
ンポーネントを妨害することなしに実施される。
【0027】本発明の有利な実施形態は以下の記述及び
図面から見て取れる従属請求項から得られる。
【0028】
【実施例】本発明を次に図面を参照しつつ実施例に基づ
いて詳しく説明する。
【0029】以下において詳しくその充放電が記述され
る圧電素子は例えば内燃機関の燃料噴射ノズル(例えば
いわゆるコモンレールインジェクタ)において調整素子
として使用される。しかし、圧電素子のこのような使用
にはいかなる制約も存在しない。この圧電素子は基本的
に任意の装置で任意の目的のために使用される。
【0030】圧電素子が充電に応答して伸長し放電に応
答して収縮することを前提とする。しかし、本発明は当
然この正反対の場合でも適用可能である。
【0031】図1を参照しつつこのような圧電素子の充
電及び(完全な)放電のための装置を記述する。
【0032】図1に示されている以下において詳しく記
述される装置はとりわけ、圧電素子の放電がこの圧電素
子に蓄積されている電荷を複数の容量性特性を有する素
子へと転流させることによって行われ、これら複数の容
量性特性を有する素子は相互に連続的に充電されること
によって際立っている。この過程は有利には複数の(放
電)段階において行われ、各々の放電段階において圧電
素子から引き出される電荷の転流のために素子が1つず
つ使用される。各放電段階で転流される電荷量はこの場
合相互に無関係に任意の大きさでよく、容量性特性を有
する素子がこれによって完全に又は所定の量だけ又は所
定の量にまで充電される必要もない。
【0033】この実施例で充電乃至は放電される圧電素
子は図1では参照符号1で示されている。
【0034】図1の装置はその他にコイル2、充電スイ
ッチ3a、ダイオード3b、第1の放電スイッチ4a、
ダイオード4b、第2の放電スイッチ5a、ダイオード
5b、コンデンサ6、バッテリ7、直流電圧変換器8及
びダイオード9を含み、これらは図1のように接続され
ている。
【0035】充電スイッチ3a及びダイオード3b、第
1の放電スイッチ4a及びダイオード4bならびに第2
の放電スイッチ5a及びダイオード5bはそれぞれ半導
体スイッチとして実現することができる。ダイオード3
b、4b及び5bはそれぞれ充電の際に放電を惹起する
電流が流れるのを阻止し、放電の際に充電を惹起する電
流が流れるのを阻止する。
【0036】ダイオード9は保護ダイオードであり、こ
の保護ダイオードによって圧電素子1がこの圧電素子1
の放電の際にあまりにも放電し過ぎてこれにより負に充
電されてしまうのを阻止することができる。これは事情
によってはこの圧電素子に損害を与えかねない。
【0037】コンデンサ6はバッファコンデンサとして
使用され、このコンデンサ6は、ここではバッテリ7
(例えば自動車用バッテリ)によって形成される電圧源
によってこのバッテリ7に後置接続された直流電圧変換
器8を介して充電される。これにより、バッテリ電圧
(例えば12V)は、基本的に任意の他の直流電圧に変
換され、圧電素子を含む装置にコンデンサ6を介して供
給電圧として供給される。
【0038】スイッチ3a、4a、5aのオンオフによ
って充電電流回路及び第1の及び第2の放電電流回路が
形成され、充電電流回路は圧電素子1、コンデンサ6、
充電スイッチ3a、ダイオード3b及びコイル2を有
し、第1の放電電流回路は圧電素子1、コンデンサ6、
第1の放電スイッチ4a、ダイオード4b及びコイル2
を有し、第2の放電電電流回路は圧電素子1、バッテリ
7、第2の放電スイッチ5a、ダイオード5b及びコイ
ル2を有する。
【0039】圧電素子1の充電も放電も行われる必要が
ない限りは、スイッチ3a、4a、5aはオフにされて
いる。この状態では図1の装置は停止状態にある。つま
り、全ての素子はその状態を基本的に不変のままに保持
する。従って、電流は流れない。
【0040】圧電素子の充電は充電電流回路のオン(ス
イッチ3aがオンされ、4a及び5a がオフされる)
によって開始される。
【0041】充電電流回路がオンされると、この充電電
流回路に圧電素子を充電する充電電流が流れ始める。こ
の充電電流の大きさ及び時間経過はこの場合基本的にこ
の圧電素子1、コイル2及びコンデンサ6によって形成
されるLC直列振動回路に依存する。この充電電流は充
電電流回路のオンの後でかなり迅速に最大値まで上昇
し、次いで再びかなり迅速に下降する。圧電素子を再び
放電させてしまいかねない電流フローの方向の逆転はダ
イオード3bによって阻止される。
【0042】こうして充電は開始され最初の振動回路振
動の最初の電流半波によって終了する。充電スイッチ3
aは充電過程の自動的な終了の後で再びオフされる。
【0043】充電電流により惹起される圧電素子への電
荷輸送は、この圧電素子に蓄積される電荷の増加を結果
的に伴い、これによりこの圧電素子で発生する電圧及び
この圧電素子の伸長の増大も結果的に伴う。
【0044】圧電素子に蓄積される電荷、この圧電素子
で発生する電圧及びこの圧電素子の伸長は充電過程の終
了後には基本的に不変のままに保持される。
【0045】圧電素子の放電はこの実施例では2つの段
階において行われる。第1の放電段階は第1の放電電流
回路を使用して実施され、第2の放電段階は第2の放電
電流回路を使用して実施される。ここで指摘しておく
が、圧電素子を任意のより多くの段階において放電させ
ることもできる。
【0046】圧電素子の放電の第1の段階は第1の放電
電流回路のオン(スイッチ4aがオンされ、3a及び5
aがオフされる)によって開始される。
【0047】第1の放電電流回路がオンされると、この
第1の放電電流回路に圧電素子を放電する放電電流が流
れ始める。この放電電流の大きさ及び時間経過はこの場
合基本的にこの圧電素子1、コイル2及びコンデンサ6
によって形成されるLC直列振動回路に依存する。この
放電電流は第1の放電電流回路のオンの後でかなり迅速
に最大値にまで上昇し、次いで再びかなり迅速に下降す
る。圧電素子を再び充電しかねない電流フローの方向の
逆転はダイオード4bによって阻止される。
【0048】こうしてこの放電は開始され最初の振動回
路振動の最初の電流半波によって終了する。放電スイッ
チ4aはこの放電過程の自動的な終了の後で再びオフさ
れる。
【0049】第1の放電電流回路に流れる放電電流は圧
電素子1に蓄積された電荷をコンデンサ6へと転流させ
る。
【0050】第1の放電電流回路はLC直列振動回路と
して作用乃至は動作し、さらに圧電素子の放電は最初の
振動回路振動の最初の電流半波によってのみ行われるの
で、基本的にこのような放電によってこの圧電素子がど
のくらい放電されるか、は、圧電素子1及びコンデンサ
6に充電されている初期電圧及び振動回路素子の技術的
データ、より詳しく言うと、圧電素子1及びコンデンサ
6のキャパシタンス及びコイル2のインダクタンスに専
ら依存する。
【0051】理想的な条件下では圧電素子はこれによっ
て完全に放電されるはずである。しかし、実際には通常
そんなことは起こらない。
【0052】しかし、圧電素子に残っている残留電荷は
既述の第2の放電段階で除去できる。この第2の放電段
階では圧電素子の放電が第2の放電電流回路を介して行
われる。
【0053】圧電素子の放電の第2の段階は第2の放電
電流回路のオン(スイッチ5aがオンされ、3a及び4
aがオフされる)によって開始される。
【0054】第2の放電電流回路がオンされると、この
第2の放電電流回路に圧電素子を放電する放電電流が流
れ始める。この放電電流の大きさ及び時間経過はこの場
合基本的にこの圧電素子1、コイル2及びバッテリ7に
よって形成されるLC直列振動回路に依存する。この放
電電流はこの放電電流回路のオンの後でかなり迅速に最
大値にまで上昇し、次いで再びかなり迅速に下降する。
圧電素子を再び充電しかねない電流フローの方向の逆転
はダイオード5bによって阻止される。
【0055】こうしてこの放電は開始され最初の振動回
路振動の最初の電流半波によって終了する。放電スイッ
チ5aはこの放電過程の自動的な終了の後で再びオフさ
れる。
【0056】第2の放電電流回路に流れる放電電流は圧
電素子1にまだ残っている電荷をバッテリ7へと転流さ
せる。このバッテリ7は、コンデンサ6のように容量性
特性を有する素子であるか乃至はそのようなものとして
作用する。
【0057】第2の放電電流回路はLC直列振動回路と
して作用乃至は動作し、さらに圧電素子の放電は最初の
振動回路振動の最初の電流半波によってのみ行われるの
で、基本的にこのような放電によってこの圧電素子がど
のくらい放電されるか、は、圧電素子1及びバッテリ7
に充電されている初期電圧及び振動回路素子の技術的デ
ータ、より詳しく言うと、圧電素子1及びバッテリ7の
キャパシタンス及びコイル2のインダクタンスに専ら依
存する。
【0058】バッテリ7、より詳しく言うとこのバッテ
リ7の比較的低い電圧及びこのバッテリ7の高いキャパ
シタンスによって次のことが可能となる。すなわち、圧
電素子が全体的にさらに放電され、それ以上にこの場合
完全に放電されることが可能となる。
【0059】圧電素子がそれぞれの放電過程によって全
体的に(少なくとも部分的に)放電されるように、この
圧電素子の電荷がこの放電によって転流する乃至は転流
すべき素子の有する電圧は、当該放電過程の開始時点に
おいてこの圧電素子に(まだ)充電されている電圧より
も低くなければならない。圧電素子が放電過程によって
完全に放電されるためには、この圧電素子の電荷がこの
放電によって転流する乃至は転流すべき素子の有する電
圧は、当該放電過程の開始時点においてこの圧電素子に
(まだ)充電されている電圧の半分よりも少なくなけれ
ばならない。この場合、圧電素子の電荷がこの放電によ
って転流する乃至は転流すべき素子のキャパシタンスは
有利にはこの圧電素子のキャパシタンスよりも著しく大
きい。
【0060】上記の条件はバッテリ7によってまさに理
想的なやり方で満たされるのである。
【0061】圧電素子の放電のためにバッテリ7を使用
することは、この実施例ではとりわけ有利である。とい
うのも、このバッテリはいずれにしても設けられなけれ
ばならないし、そこに戻って蓄積されるエネルギは僅少
な損失によってこのバッテリに接続される負荷のエネル
ギ供給に使用できるからである。しかし、バッテリ7の
代わりに、圧電素子を完全に放電させるために必要な特
性を有する別の容量性特性を有する素子(例えばさらに
別のコンデンサ)を使用することもできる。
【0062】圧電素子1は第2の放電段階の後では完全
に放電されている。振動回路として作用又は動作する放
電電流回路を使用してこの圧電素子の完全な放電が行わ
れるということは、非常に有利である。というのも、一
方でこの場合最小限のエネルギ損失で済むからであり、
他方で圧電素子の充電及び放電がこれによって他の過程
及び/又は他のコンポーネントを妨害することなしに行
われるからである。
【0063】第1の放電段階での圧電素子の放電の場合
も第2の放電段階での圧電素子の放電の場合も、放電電
流によって惹起される電荷輸送は圧電素子に蓄積される
電荷の減少を結果的に伴い、これによってまたこの圧電
素子で発生する電圧及びこの圧電素子の伸長の減少も結
果的に伴う。
【0064】圧電素子に蓄積される電荷、この圧電素子
で発生する電圧及びこの圧電素子の伸長はそれぞれの放
電過程の終了後には基本的に不変のままに保持される。
【0065】ここに記述されるように行われる放電によ
って、圧電素子を簡単なやり方で効率的にしかも他の過
程又は他のコンポーネントを妨害することなしに完全に
放電させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電素子の充放電のための本発明の装置の実施
例のブロック回路図である。
【図2】圧電素子の充放電のための従来の装置のブロッ
ク回路図である。
【符号の説明】
1 圧電素子 2 コイル 3a 充電スイッチ 3b ダイオード 4a 第1の放電スイッチ 4b ダイオード 5a 第2の放電スイッチ 5b ダイオード 6 コンデンサ 7 バッテリ 8 直流電圧変換器 9 ダイオード 101 圧電素子 102 充電スイッチ 103 ダイオード 104 充電コイル 105 電圧源 106 放電スイッチ 107 ダイオード 108 放電コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/44 H01M 10/44 P (72)発明者 イェルク ライネケ ドイツ連邦共和国 シュツツトガルト カ レーシュトラーセ 6 (72)発明者 アレクサンダー ホック ドイツ連邦共和国 シュツツトガルト ク ニットリンガー シュトラーセ 1

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子の放電のための方法において、 前記圧電素子(1)の放電は該圧電素子(1)に蓄積さ
    れる電荷を複数の容量性特性を有する素子(6、7)に
    転流することによって行われ、該転流は前記複数の容量
    性特性を有する素子を連続的に充電することによって行
    われることを特徴とする、圧電素子の放電のための方
    法。
  2. 【請求項2】 容量性特性を有する素子(6、7)のう
    ちの1つはコンデンサ(6)であり、該コンデンサ
    (6)を介して圧電素子(1)を含む装置に対する供給
    電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 容量性特性を有する素子(6、7)のう
    ちの1つはバッテリ(7)であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 圧電素子(1)の放電を複数の段階にお
    いて実施することを特徴とする請求項1〜3までのうち
    の1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 各々の段階において容量性特性を有する
    素子(6、7)を1つずつ使用することを特徴とする請
    求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 供給電圧を供給するコンデンサ(6)を
    最初の方の放電段階のうちの1つにおいて使用すること
    を特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 バッテリ(7)を最後の方の放電段階の
    うちの1つおいて使用することを特徴とする請求項5又
    は6記載の方法。
  8. 【請求項8】 圧電素子(1)の放電は振動回路として
    作用又は動作する放電電流回路(1、2、4a、4b、
    6;1、2、5a,5b,7)を介して行われることを
    特徴とする請求項1〜7までのうちの1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 圧電素子の放電のための装置において、 該装置は、前記圧電素子(1)の放電を該圧電素子
    (1)に蓄積された電荷を複数の容量性特性を有する素
    子(6、7)に転流することによって行うように構成さ
    れており、該転流は前記複数の容量性特性を有する素子
    を連続的に充電することによって行われることを特徴と
    する、圧電素子の放電のための装置。
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