JP2000029527A - 所望の通りに伸長するように圧電素子を制御するための方法及び装置 - Google Patents
所望の通りに伸長するように圧電素子を制御するための方法及び装置Info
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Abstract
するための方法及び装置を改善し、簡単なやり方で効率
的にしかも他の過程又はコンポーネントを妨害すること
なしに所望通りに圧電素子が伸長されるように構成する
ことである。 【解決手段】 上記課題は、圧電素子を充電するために
使用される電圧をその都度の要求に応じて調整すること
又は複数の異なる高さの電圧から選択することによって
解決される。
Description
るように圧電素子を制御するための方法及び装置に関す
る。
いうわけではないがとりわけアクチュエータ乃至は調整
素子として使用される圧電素子である。圧電素子はこの
ような目的のために使用される。というのも、これら圧
電素子は周知の通り印加される電圧に依存して収縮又は
伸長する特性を有するからである。
は、当該調整素子が高速な及び/又は頻繁な運動を実施
する必要がある場合にとりわけ有利である。
け内燃機関の燃料噴射ノズルにおいて有利であることが
証明されている。燃料噴射ノズルにおける圧電素子の使
用可能性については例えばEP0371469B1及び
EP0379182B1を参照のこと。
負荷は先に示したようにその都度の充電状態乃至はこの
圧電素子で発生する電圧又は印加される電圧に相応して
収縮及び伸長する。
有する構成素子、例えばコイルを介して行われる。この
コイルはまず第1に充電の際に発生する充電電流及び放
電の際に発生する放電電流を制限することに使用され
る。このような装置は図2に示されている。
参照符号101で示されている。この圧電素子は充電ス
イッチ102を介してオンできる充電電流回路及び放電
スイッチ106を介してオンできる放電電流回路の構成
部分であり、この充電電流回路は充電スイッチ102、
ダイオード103、充電コイル104、圧電素子101
及び電圧源105の直列回路から構成され、放電電流回
路は放電スイッチ106、ダイオード107、放電コイ
ル108及び圧電素子101の直列回路から構成され
る。
充電電流回路において圧電素子を放電する電流が流れる
のを阻止する。放電電流回路のダイオード107はこの
放電電流回路に圧電素子を充電する電流が流れるのを阻
止する。
ンされると、充電電流回路に充電電流が流れ、この充電
電流によって圧電素子101は充電される。圧電素子1
01に蓄積される電荷乃至はこれによってこの圧電素子
で発生する電圧、すなわちこの圧電素子101の瞬時の
外部寸法はこの圧電素子101のこの充電の後では基本
的に不変のまま保持される。
6がオンされると、この放電電流回路に放電電流が流
れ、この放電電流によって圧電素子101は放電され
る。この圧電素子の充電状態乃至はこれによってこの圧
電素子で発生する電圧、すなわちこの圧電素子101の
瞬時の外部寸法はこの圧電素子101のこの放電の後で
は基本的に不変のまま保持される。
る。というのも、このような充放電は、この充電電流回
路にも放電電流回路にも取り立てて言うほどのオーム抵
抗がないので損失電力が少なくほんの僅かな発熱だけで
行われるからである。
量を制御することはできない。充電コイル104及び圧
電素子101乃至は放電コイル108及び圧電素子10
1は、この圧電素子の充電乃至は放電の際にLC直列振
動回路を形成し、この圧電素子は最初の振動回路振動の
最初の電流半波によってのみ充電乃至は放電される。
(振動回路の後続の振動は充電電流回路及び放電電流回
路に含まれるダイオード103乃至は107によって阻
止される。)このこと自体はまた結果として次のことを
伴う。すなわち、充電及び放電の量は基本的に専ら(動
作中には変更不能な)振動回路素子の技術的データ(よ
りくわしく言えば、充電乃至は放電コイルのインダクタ
ンス及び圧電素子のキャパシタンス)によって決定され
てしまう。
アクチュエータとして内燃機関の燃料噴射ノズルに使用
される場合)に対して様々な、場合によっては変化する
伸長をできるだけ正確に圧電素子に生じさせることがで
きることが必要である。
使用する際に圧電素子の充電及び/又は放電が次のよう
に(タイミング制御されて)行われるならばどうにか可能
である。すなわち、充電コイル104及び放電コイル1
08がもはや又はもはや絶対にまず第1に振動回路素子
としてではなくエネルギバッファとして作用し、このエ
ネルギバッファは繰り返し交互に(充電の際には)電流
供給源によって乃至は(放電の際には)圧電素子によっ
て供給される電気エネルギを(磁気エネルギの形式で)
蓄積し、さらにこの蓄積されたエネルギを電気エネルギ
の形式で(充電の際には)圧電素子に送出し乃至は(放
電の際には)どこか他の所に送出し、このエネルギ蓄積
及びエネルギ送出の時点及び持続時間(つまりは量)が
相応のスイッチの操作によって決定されるように(タイ
ミング制御されて)行われるならばどうにか可能であ
る。
意の大きさの、任意の時間間隔で連続する段階において
所望どおりに大きく充放電される。
時間経過も所望の通りに、しかもコイル及び圧電素子の
技術的データに十分に依存せずに制御できる。
又は放電は相対的に高いコストを必要とし、さらに場合
によっては電磁的な妨害の原因となりうる。
は、所望の通りに伸長するように圧電素子を制御するた
めの方法及び装置を改善し、簡単なやり方で効率的にし
かも他の過程又は他のコンポーネントを妨害することな
しに所望通りに圧電素子が伸長されるように構成するこ
とである。
ては、圧電素子を充電するために使用される電圧をその
都度の要求に応じて調整すること又は複数の異なる高さ
の電圧から選択することによって解決される。
電するために使用される電圧をその都度の要求に応じて
調整すること又は複数の異なる高さの電圧から選択する
ことによって解決される。
充電するために使用することが可能になることによっ
て、圧電素子が充電によってどのくらいの電圧に充電さ
れるのか乃至はどのくらい圧電素子が伸長するのか、と
いうことを制御することができる。
路として作用する又は動作する充電電流回路を介して圧
電素子を充電する場合にはこれまでは充電過程を制御で
きなかったが、このような充電方法においても充電の時
間経過及び充電量を的確に制御することができる。この
場合、たとえ振動回路として作用する又は動作する充電
電流回路を介して圧電素子を充電する場合でも段階的な
充電を実施することができる。これは所定の適用に対し
て大きな利点である。
電流回路を介して圧電素子を充電する場合でも充電過程
への制御及び段階的な充電が可能であるということは、
とりわけ有利である。というのも、圧電素子のこのよう
な充電はとりわけ損失電力が少なくかつ妨害なしに実施
されるからである。
にしかも他の過程又は他のコンポーネントを妨害するこ
となしに任意の数の、任意の大きさの、任意の時間間隔
で連続する段階において所望通りに伸長される。
下の記述及び図面から得られる。
いて詳しく説明する。
述される圧電素子は例えば内燃機関の燃料噴射ノズル
(例えばいわゆるコモンレールインジェクタ)において
調整素子として使用される。しかし、圧電素子のこのよ
うな使用にはいかなる制約も存在しない。この圧電素子
は基本的に任意の装置で任意の目的のために使用でき
る。
電に応答して収縮することを前提とする。しかし、本発
明は当然これとは正反対の場合にも適用できる。
めの装置の実施例を記述する。
立っている。すなわち、この装置は、圧電素子を充電す
るために使用する電圧をその都度の要求に応じて調整で
きる又は複数の異なる高さの電圧から選択できる点で際
立っている。
この圧電素子は図1では参照符号1によって示されてい
る。
2のコイル2b、第1の充電スイッチ3a、ダイオード
3b、第1の放電スイッチ4a、ダイオード4b、第2
の充電スイッチ5a、ダイオード5b、第2の放電スイ
ッチ6a、ダイオード6b、第1のコンデンサ7a、第
2のコンデンサ7b、バッテリ8、直流電圧変換器9、
ダイオード10及び選択スイッチ11を含む。これらは
図1のように接続されている。
b、第1の放電スイッチ4a及びダイオード4b、第2
の充電スイッチ5a及びダイオード5bならびに第2の
放電スイッチ6a及びダイオード6bはそれぞれ半導体
スイッチとして実現できる。ダイオード3b、4b、5
b及び6bは、充電の際に放電を惹起する電流が流れる
こと乃至は放電の際に充電を惹起する電流が流れること
をそれぞれ阻止する。
有利には中間タップを有する一つのコイルによって実現
されている。
この保護ダイオードによって圧電素子1がこの圧電素子
1の放電の際にあまりにも放電し過ぎてこれにより負に
充電されること、これは事情によっては圧電素子に損害
を与えかねない、を阻止することができる。
ら2つの供給電圧源のうちの第1の供給電圧源はバッテ
リ8、直流電圧変換器9及び(バッファコンデンサとし
て使用される)第1のコンデンサ7aから構成され、第
2の供給電圧源は(同様にバッファコンデンサとして使
用される)第2のコンデンサ7bから構成される。
ッテリであるバッテリ8及びこのバッテリ8に後置接続
された直流電圧変換器9によって充電される。これによ
ってバッテリ電圧(例えば12V)は基本的に任意の他
の直流電圧に変換され、第1のコンデンサ7aを介して
第1の供給電圧として供給される。
を使用して、後ほどより詳しく記述されるコンデンサ充
電電流回路を介してこの第2のコンデンサ7bによって
第2の供給電圧として供給される電圧にまで充電され
る。
第1の供給電圧よりも大きい。
ち、本発明の実施例で実際に適用される第2の供給電圧
の発生及び供給はなるほど確実な利点を提供するが、決
して強制的に実施されなければならないものではない。
とりわけ重要なことは、圧電素子の充電が調整可能な又
は選択可能な電圧を使用して充電できることである。こ
の電圧の発生及び供給は原理的には任意のやり方で行う
ことができる。
のオンオフによって第1及び第2の圧電素子充電電流回
路、第1及び第2の圧電素子放電電流回路及び既述のコ
ンデンサ充電電流回路が形成され、この際、第1の圧電
素子充電電流回路は、圧電素子1、第1のコンデンサ7
a、第1の充電スイッチ3a、ダイオード3b、第1の
コイル2a及び選択スイッチ11を含み、第1の圧電素
子放電電流回路は、圧電素子1、第1のコンデンサ7
a、第1の放電スイッチ4a、ダイオード4b、第1の
コイル2a及び選択スイッチ11を含み、第2の圧電素
子充電電流回路は、圧電素子1、第2のコンデンサ7
b、第2の充電スイッチ5a、ダイオード5b、第2の
コイル2b、第1のコイル2a及び選択スイッチ11を
含み、第2の圧電素子放電電流回路は、圧電素子1、第
2のコンデンサ7b、第2の放電スイッチ6a、ダイオ
ード6b、第2のコイル2b、第1のコイル2a及び選
択スイッチ11を含み、コンデンサ充電電流回路は、第
2のコンデンサ7b、第1のコンデンサ7a、第1の充
電スイッチ3a、ダイオード3b、第2のコイル2b、
第2の放電スイッチ6a及びダイオード6bを含む。
1及び第2の圧電素子放電電流回路とは、圧電素子1の
充電乃至は放電のために使用され、これに対してコンデ
ンサ充電電流回路は第2のコンデンサ7bを第2の給電
電圧にまで充電するために使用される。
ンサ7bの充電も行われる必要がない場合及び圧電素子
1の充電又は放電も第2のコンデンサ7bの充電も行わ
れる必要がない限りは、スイッチ3a、4a、5a、6
a及び11はオフされている。この状態では図1の装置
は停止状態にある。つまり、全ての素子が基本的に変化
しないままでその状態を保持する。よって、電流は流れ
ない。
充電電流回路又は第2の圧電素子充電電流回路を介して
(それぞれ圧電素子充電電流回路を流れる充電電流によ
って)行われる。この実施例では第1の充電電流回路も
第2の充電電流回路も振動回路として動作される。
素子の充電はこの第1の圧電素子充電電流回路のオンに
よって(スイッチ3a及び11がオンされスイッチ4
a、5a、6aがオフされて)開始される。
と、この第1の圧電素子充電電流回路において圧電素子
を充電する充電電流が流れ始める。この充電電流の大き
さ及び時間経過はこの場合基本的に圧電素子1、第1の
コイル2a及び第1のコンデンサ7aによって形成され
るLC直列振動回路に依存する。この充電電流は第1の
圧電素子充電電流回路のオンの後でかなり迅速に最大値
まで上昇し、次いで再びかなり迅速に下降する。圧電素
子を再び放電させかねない電流フローの方向の逆転はダ
イオード3bによって阻止される。
路振動の最初の電流半波によって終了される。第1の充
電スイッチ3a及び選択スイッチ11は充電過程の自動
的な終了の後で再びオフされる。
電荷輸送は、この圧電素子に蓄積される電荷の増加を結
果的に伴い、これによりこの圧電素子で発生する電圧の
増大及びこの圧電素子の伸長の増大を結果的に伴う。
で発生する電圧及びこの圧電素子の伸長は、充電過程の
終了の後では基本的に不変のままに保持される。
る充電によってどの程度充電されるかは、この実施例で
は専ら振動回路素子の技術的データ、よりくわしく言え
ば圧電素子1、第1のコイル2a及び第1のコンデンサ
7aの技術的データならびにこの第1のコンデンサ7a
によって供給される第1の供給電圧に依存する。
場合最大充電電流強度及び充電時間を決定し、圧電素子
1及び第1のコンデンサ7aのキャパシタンス及び第1
の供給電圧は圧電素子の充電後にこの圧電素子で発生す
る電圧を決定する。
果として圧電素子で発生する電圧U PEnd1は次式で表さ
れる。
子で発生する電圧、CP は圧電素子のキャパシタン
ス、UB10 は第1の給電電圧(第1のコンデンサ7a
に充電過程の開始時点に充電されている電圧)、C
B1 は第1のコンデンサ7aのキャパシタンスであ
る。
の充電の際には充電中に充電量の制御が行われないにも
かかわらず、圧電素子は所望の通りに任意に伸長され
る。
圧電素子充電電流回路を介する圧電素子の充電によって
得られない場合、他の供給電圧を使用して充電を行い
「さえ」すればよい。これは、この実施例では例えば第
2の圧電素子充電電流回路のような他の圧電素子充電電
流回路を介する充電によって行うことができる。
子の充電は、この電流回路のオン(スイッチ5a及び1
1がオンされスイッチ3a、4a及び6aがオフされ
る)によって開始される。
電回路を介する圧電素子の充電の際に生じる過程に相応
する。異なる点は、第2の圧電素子充電回路を介するこ
の圧電素子の充電の場合にこの圧電素子で発生される電
圧が第1の圧電素子充電回路を介するこの圧電素子の充
電の場合よりも大きい、ということ「だけ」である。こ
の原因は、圧電素子の充電を実施するために使用される
電圧、すなわち(第1の圧電素子充電回路を介する圧電
素子の充電の際に)第1のコンデンサ7aによって供給
される第1の供給電圧と(第2の圧電素子充電回路を介
するこの圧電素子の充電の際に)第2のコンデンサ7b
によって供給される第2の供給電圧とは異なる大きさで
あることである。この第2の供給電圧は、前述したよう
に、第1の供給電圧よりも大きい。
るほど、この圧電素子はますます大きく伸長する。
される電圧を介して、この圧電素子がこの充電によって
どれくらい伸長されるか、を決定できる。
の電圧から選択可能な電圧を圧電素子の充電に使用する
ことによって、この圧電素子は所望の通りに充電され
る。しかも、たとえこの充電が振動回路として作用又は
動作する圧電素子充電電流回路を介して行われる場合で
も、この圧電素子は所望の通りに充電される。
の圧電素子充電電流回路を介して「のみ」充電される。
勿論、様々な大きさの供給電圧を有する任意の数のさら
に他の圧電素子充電電流回路を選択のために準備するこ
ともできる。代替的に又は付加的に、(例えば直流電圧
変換器9への相応の介入動作によって)供給電圧(複数
の供給電圧)を調整できるようにする構成を設けること
もできる。この場合には、圧電素子をこの圧電素子の充
電によって所望の通りに正確に任意に伸長させるために
は、ただ一つの圧電素子充電電流回路だけで十分であ
る。
される圧電素子は各充電の前に放電されていることが前
提となっていた。しかし、圧電素子の充電のために様々
な大きさの電圧を使用する方法は、段階的な充電を実施
することも許容する。これは、少なくとも振動回路とし
て作用又は動作する圧電素子充電電流回路を介する圧電
素子の充電の場合にはこれまでは不可能だった。という
のも、この圧電素子は最初の充電段階によってすでにこ
れまでの唯一の供給電圧よりも高い電圧にまで充電され
てしまうからである。(充電に使用される供給電圧が充
電される圧電素子の電圧よりも高い場合にだけ、この圧
電素子はさらに後続充電され得る。)圧電素子の多段階
式充電は、例えばこの圧電素子が内燃機関の燃料噴射ノ
ズルのアクチュエータとして使用され、小さいアクチュ
エータ変位によって付加される噴射が惹起しなければな
らない場合には有利である。
充電する方法はこの実施例では次のステップを含む、す
なわち、 1)コンデンサ充電電流回路を介して第2のコンデンサ
7bを圧電素子のさらなる後続充電に適した電圧にまで
(場合によってはこの第2のコンデンサの事前の放電の
後で)充電するステップ、 2)第1の圧電素子充電電流回路を介してこの圧電素子
を充電するステップ、 3)第2の圧電素子充電電流回路を介してこの圧電素子
を後続充電するステップを含む。
素子の多段階式の充電のための唯一の方法ではないし、
圧電素子は次に記述されるように又は他のやり方で任意
の数のさらに多くのステップにおいて後続充電すること
もできる。
まず最初にUB10で記される電圧にまで充電されてお
り、さらに第2のコンデンサ7bで発生する電圧は0V
であることを初期条件とする。
の充電(つまり上記ステップ1)はコンデンサ充電電流
回路をオンする(スイッチ3a及び6aはオンされ、ス
イッチ4a、5a及び11はオフされる)ことによって
開始される。
のコンデンサ充電電流回路において第2のコンデンサ7
bを充電する充電電流が流れ始める。この第2のコンデ
ンサ7bを充電するための詳細に関しては、第1及び第
2の圧電素子充電電流回路によって圧電素子を充電する
実施形態を参照のこと。すなわち、コンデンサ充電電流
回路は構造、機能及び作動方法においてほぼ完全に圧電
素子充電電流回路に相応している。唯一の相違点は、一
方の場合では第2のコンデンサ7bが充電され、他方の
場合では(同様に容量性特性を有する)圧電素子が充電
されることである。
第2のコンデンサ7bは電圧 UB2End=2・{CB1/(CB1+CB2)}・UB10 にまで充電される。ただしここでUB2Endはこの充電過
程終了後に第2のコンデンサ7bに充電されている電
圧、UB10 はこの充電過程の開始時点に第1のコンデ
ンサ7aに充電されていた電圧)、CB1 は第1のコ
ンデンサ7aのキャパシタンス、CB2 は第2のコン
デンサ7bキャパシタンスである。
のコンデンサ7aで発生する電圧は UB1End=UB10−2・{CB1/(CB1+CB2)}・UB10 にまで降下する。ただしここでUB1Endはこの充電過程
終了後に第1のコンデンサ7aに充電されている電圧で
ある。
電素子の充電が開始されると、第1の充電電流回路を介
するこの圧電素子の充電(すなわち、上記ステップ2)
の後にこの圧電素子で電圧 UPEnd1=2・{CB1/(CB1+CP)} ・UB1End =2・{CB1/(CB1+CP)} ・{(CB1−CB2)/(CB1+C
B2)}・UB10 が発生する。ただしここでUPEnd1は第1の圧電素子充
電電流回路を介する充電の終了後に圧電素子1に充電さ
れている電圧、CP は圧電素子のキャパシタンスで
ある。
圧は第1の圧電素子充電電流回路を介して圧電素子に充
電された電圧よりも明らかに大きい。従って、この圧電
素子を第2の充電段階において第2の圧電素子充電電流
回路を介して後続充電することができる。
と、第2の圧電素子充電電流回路を介する圧電素子の後
続充電の後にはこの圧電素子で電圧 UPEnd2=2・{CB1/(CB1+CP)} ・UB10 が発生する。
の圧電素子充電電流回路とを介する連続的な充電によっ
てこの圧電素子に充電される電圧である。この電圧は相
応の大きさの供給電圧によるさらに他の圧電素子充電電
流回路を介する充電によってさらに上昇され得る。
な他のやり方でも実施できる。
の段階的充電は有利である。というのも、これによって
第1の圧電素子充電電流回路を介する充電の後でこの圧
電素子が持つ電圧と第2の圧電素子充電電流回路を介す
る後続充電の後でこの圧電素子が持つ電圧との比は、す
なわち UPEnd1/UPEnd2= (CB1−CB2)/(CB1+CB2) であり、圧電素子のキャパシタンスには依存しないから
である。つまり、この電圧比は(経年変化プロセス及び
/又は温度変動のために)圧電素子のキャパシタンスが
変化しても不変のままである。これとさらに次の事実、
すなわち、それぞれの充電過程の後でこの圧電素子で発
生する電圧の絶対値は第1のコンデンサに充電される電
圧(電圧直流電圧変換器9によって発生される電圧)を
介して調整可能であるという事実は、圧電素子を持続的
に正確に所望の通りに動作することを可能にする。
圧電素子放電電流回路を介して行われ、圧電素子充電電
流回路を介する充電と同様に経過する。とりわけ圧電素
子放電電流回路もそれぞれ振動回路として動作される。
さらにそれ以上に、圧電素子がそれぞれの放電段階で放
電する量は、この場合それぞれの放電電流回路に含まれ
るコンデンサ7a乃至は7bにそれぞれの放電過程の開
始時点に充電されている電圧によって決定される。従っ
て、この圧電素子は、放電の際にも電磁的妨害の原因と
なることなしに効率的に所望の通りに任意に伸長され
る。
充電及び放電によって圧電素子は簡単なやり方で効率的
にしかも他の過程又は他のコンポーネントを妨害するこ
となしに任意の数の、任意の大きさのステップにおいて
任意に伸長される。
例の回路図である。
である。
Claims (8)
- 【請求項1】 所望の通りに伸長するように圧電素子を
制御するための方法において、 圧電素子(1)を充電するために使用される電圧をその
都度の要求に応じて調整すること又は複数の異なる高さ
の電圧から選択することを特徴とする、所望の通りに伸
長するように圧電素子を制御するための方法。 - 【請求項2】 圧電素子(1)を充電するために使用さ
れる電圧の調整又は選択は、前記圧電素子に充電によっ
てもたらすべき所望の通りの伸長を考慮して行われるこ
とを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 圧電素子(1)を充電するために使用さ
れる電圧の調整又は選択は、前記圧電素子の瞬時の充電
状態に依存して行われることを特徴とする請求項1又は
2記載の方法。 - 【請求項4】 複数の異なる高さの電圧を相応に設計仕
様され充電されたコンデンサ(7a、7b)によって供
給することを特徴とする請求項1〜3までのうちの1項
記載の方法。 - 【請求項5】 コンデンサ(7a、7b)の充電は、少
なくとも部分的には電気的振動回路として作用又は動作
するコンデンサ充電電流回路(2b、3a、3b、6
a、6b、7a、7b)を使用して行われることを特徴
とする請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 圧電素子(1)を充電するために使用さ
れる電圧の調整は、コンデンサ(7a、7b)を充電す
るために使用する電圧の変化によって実施されることを
特徴とする請求項4又は5記載の方法。 - 【請求項7】 ますます高くなる電圧を使用して複数の
段階において圧電素子(1)を充電することを特徴とす
る請求項1〜6までのうちの1項記載の方法。 - 【請求項8】 所望の通りに伸長するように圧電素子を
制御するための装置において、 この装置は圧電素子(1)を充電するために使用される
電圧をその都度の要求に応じて調整すること又は複数の
異なる高さの電圧から選択することを特徴とする、所望
の通りに伸長するように圧電素子を制御するための装
置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19827052A DE19827052A1 (de) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | Verfahren und Vorrichtung zum Steuern eines piezoelektrischen Elements auf eine wunschgemäße Ausdehnung |
DE19827052.6 | 1998-06-18 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000029527A true JP2000029527A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=7871203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11173145A Pending JP2000029527A (ja) | 1998-06-18 | 1999-06-18 | 所望の通りに伸長するように圧電素子を制御するための方法及び装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000029527A (ja) |
DE (1) | DE19827052A1 (ja) |
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DE10301822B4 (de) * | 2003-01-20 | 2011-04-07 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Bestimmung der Längenausdehnung eines piezoelektrischen Aktors |
FR2929773B1 (fr) * | 2008-04-08 | 2010-06-18 | Renault Sas | Dispositif de commande d'un actionneur piezo-electrique ultrasonore |
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DE102023200560A1 (de) * | 2023-01-25 | 2024-07-25 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Antriebsschaltung zum Betreiben einer mikroelektroakustischen Wandlervorrichtung und Verfahren zum Betreiben einer mikroelektroakustischen Wandlervorrichtung mittels einer Antriebsschaltung |
-
1998
- 1998-06-18 DE DE19827052A patent/DE19827052A1/de not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-06-18 JP JP11173145A patent/JP2000029527A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
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