JP2000030430A - ヘリカルスキャン型磁気記録再生装置における排熱装置 - Google Patents

ヘリカルスキャン型磁気記録再生装置における排熱装置

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JP2000030430A
JP2000030430A JP10198340A JP19834098A JP2000030430A JP 2000030430 A JP2000030430 A JP 2000030430A JP 10198340 A JP10198340 A JP 10198340A JP 19834098 A JP19834098 A JP 19834098A JP 2000030430 A JP2000030430 A JP 2000030430A
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JP
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drum
fan
heat
casing
helical scan
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JP10198340A
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Susumu Kuroda
進 黒田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱源からの発熱によりテープが耐熱温度限界
を越えないようにしたヘリカルスキャン型磁気記録再生
装置における排熱装置を提供する。 【解決手段】 ヘリカルスキャン型ドラム102の下方
に拡散用ファン31を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリカルスキャン
型磁気記録再生装置における排熱装置に関し、特にDD
Sドライブ装置等の小型の磁気記録再生装置に好適なヘ
リカルスキャン型磁気記録再生装置における排熱装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ヘリカルスキャンドライブを使用
した、例えばDDS(digital data storage)やAIT(
Advanced Intelligent Tape Streamer) が登場してき
た。前記DDSは、DAT(Digital Audio Taperecorde
r)を使ったコンピュータ・データの記録フォーマットの
一つであり、主としてデータのバックアップ用に使用さ
れる。例えば、記憶容量は120分テープでは1.3G
バイト、平均データ転送速度は183Kバイト/秒であ
る。
【0003】図5は、従来のDDSドライブ装置の外観
斜視図および要部断面図である。図5に示すように、D
DSドライブ装置100の筐体101は、幅×高さ×奥
行きが88.9×41.2×146mmであり、筐体1
01の内部にはヘリカルスキャンドライブのドラム10
2が配置されている。前述の寸法からも明らかなよう
に、DDSドライブ装置100は、従来のヘリカルスキ
ャンドライブを使用した家庭用のVTRに比較すると、
非常に小型化されている。小型化の理由は、例えばワー
クステーションやPCサーバー等に組み込まれて使用さ
れるためである。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、DDS
ドライブ装置等のテープストリーマでは、テープの転送
速度の増加に伴いCPU等のメイン基板上のICからの
発熱が著しくなる。この発熱に起因する熱伝導は、前述
の如くDDSドライブ装置では容積が小さいために速度
が速く、発熱がドラムからテープへと伝わり、テープの
耐熱温度限界に達するおそれがある。かかる場合への対
処手段として、例えばドライブ装置内に別途ファンを内
蔵するタイプ、ドラムの上面側にファンを取り付けるタ
イプ等があるが、どのタイプも熱源からの熱を拡散し、
テープの温度上昇を防止することは難しい。また、DD
Sドライブ装置を一回り大型の筐体(スタンドアローン
筐体)に電源装置と共に収容してスタンドアローンとし
てパソコン等に接続して使用する場合は、冷却用のファ
ンをスタンドアローン筐体側に取り付ける必要がある。
しかし、スタンドアローンタイプのDDSドライブ装置
が埃の多い環境下で使用されると、埃を吸い込み易く、
ヘッド汚れの原因となるおそれがある。
【0005】そこで本発明の課題は、熱源からの発熱に
よりテープが温度上昇を起こさないようにしたヘリカル
スキャン型磁気記録再生装置における排熱装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、ヘリカルスキャン型ドラムの下方に拡散用
ファンを配置したことを特徴とする。
【0007】このようにすれば、上昇しようとする熱を
ドラムの下方で側面方向に拡散してしまうので、ドラム
面を走行するテープに上昇しようとする熱が直接影響を
及ぼすことがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。
【0009】図1はDDSドライブ装置10の筐体10
1の内部に配置したドラム102の配置を示す一部断面
を含む正面図である。筐体101には多数の排気穴が形
成されている〔図5参照〕。12はテープの挿脱口、1
3はBUSY表示灯、14はTAPE表示灯、15はE
JECTボタンである。筐体101の内部中段には筐体
を上下に仕切る仕切板21が配置され(一般的的にはメ
インシャシー)、該仕切板21の上面側にはドラム10
2が配置され、該ドラム102の下面側には風を回転軸
に対して直角方向に送出する拡散用のファン31〔図2
参照〕が配置されている。ファン31を回転させる軸は
ドラム102の回転軸である。ファン31には放射線状
に多数の羽根31aが配置され、回転により風を放射方
向に吹き出す。ファン31の直径はドラム102の直径
にほぼ等しく、高さは10mmである。
【0010】図3,図4(A)に示すように、前記仕切
板21の下方にはプリント基板(メイン基板)22が配
置され、該プリント基板22の表裏両面には、熱源とな
る多数のIC23a〜23gが取り付けられている。プ
リント基板22にはファン31の排気を良くするための
排気穴24(図3)が形成され、筐体101の底面にも
多数の排気穴(図示せず)が形成されている。
【0011】次に本実施の形態の動作を図4(A),
(B)を参照しつつ説明する。図4(B)はファン31
を取り付けない場合の不都合を説明する図である。ドラ
ム102を高速回転させるに伴ってIC23a〜23g
が発熱する。この熱は仕切板21のためにドラム102
側への伝導が抑制される。また、ファン31の回転によ
りプリント基板22の上面側では矢印Xの筐体101の
側面方向に吹き出され側面に設けた排気口(図示せず)
から外部に放出される。また、プリント基板22の下面
側では矢印Yの筐体101の底面方向に設けた排気口
(図示せず)から外部に放出される。同時に、ファン3
1の風によりプリント基板22自体が冷却される。な
お、ファン31を設置しないと仮定すると、図4(B)
に示すように、IC等の熱源から発生した熱はドラム1
02方向に集中し、ドラムに巻回されたテープを加熱し
てしまうことになる。
【0012】以上のようにすれば、熱の発生源であるプ
リント基板からの熱を確実に拡散しすることができ、ま
たファンで直接プリント基板を冷却することができる。
スタンドアローン型にした場合であっても、DDSドラ
イブ装置内部にファンを内蔵しているので、別途冷却フ
ァンを必要としない。また、スタンドアローンで使用し
ても、積極的に空気を吸い込むことがないので、埃を吸
い込まず、埃対策に効果がある。
【0013】なお、本実施の形態ではDDSドライブ装
置の場合を説明したが、従来の家庭用VTR装置のよう
なやや大型のヘリカルスキャン型磁気記録再生装置にも
本発明を適用できるのは勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、拡
散用ファンをドラムの下側に配置したので、熱気をドラ
ムの下方で側面方向に拡散させ、熱気がドラム方向に進
まず、テープへの加熱を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一部断面を含む正面図で
ある。
【図2】同実施の形態に使用する拡散用ファンの平面図
および側面図である。
【図3】図1におけるIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】(A)は同実施の形態における熱排出状況を説
明する図、(B)はファンを配置しない場合の不都合を
説明する図である。
【図5】従来のDDSドライブ装置を示す外観斜視図で
ある。
【符号の説明】
10…DDSドライブ装置(ヘリカルスキャン型磁気記
録再生装置)、12…テープの挿脱口、21…筐体を上
下に仕切る仕切板、22…プリント基板、23…発熱
体、24…排気穴、31…拡散用ファン、101…筐
体、102…ドラム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカルスキャン型ドラムの下方に拡散
    用ファンを配置したことを特徴とするヘリカルスキャン
    型磁気記録再生装置における排熱装置。
  2. 【請求項2】 前記ドラムを収納する筐体を仕切板で上
    下に仕切り、前記ドラムを前記仕切板の上面側に配置す
    ると共に、前記拡散用ファンを仕切板の下面側に配置し
    たことを特徴とする請求項1記載のヘリカルスキャン型
    磁気記録再生装置における排熱装置。
  3. 【請求項3】 前記仕切板の下面側に発熱体を配置した
    ことを特徴とする請求項2記載のヘリカルスキャン型磁
    気記録再生装置における排熱装置。
  4. 【請求項4】 前記発熱体を取り付けたプリント基板に
    穴を形成し、該穴を介して前記拡散用ファンによる送風
    を通過させるようにしたことを特徴とする請求項3記載
    の磁気テープ型記憶装置における排熱装置。
JP10198340A 1998-07-14 1998-07-14 ヘリカルスキャン型磁気記録再生装置における排熱装置 Pending JP2000030430A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6771471B2 (en) * 2001-01-26 2004-08-03 Sony Corporation Rotary head drum apparatus and magnetic recording and playback apparatus

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