JP2000029514A - 磁気誘導走行車用の磁石マット及び磁気誘導路の敷設方法 - Google Patents

磁気誘導走行車用の磁石マット及び磁気誘導路の敷設方法

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JP2000029514A
JP2000029514A JP10211817A JP21181798A JP2000029514A JP 2000029514 A JP2000029514 A JP 2000029514A JP 10211817 A JP10211817 A JP 10211817A JP 21181798 A JP21181798 A JP 21181798A JP 2000029514 A JP2000029514 A JP 2000029514A
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mat
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magnetic
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JP10211817A
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Satoru Miyazaki
了 宮崎
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気誘導走行車用の磁気誘導路の敷設、変更、
またはメンテナンスに要するコストを低減すること 【解決手段】それぞれが所定形状の穴を有する複数の磁
石マットを、磁気誘導路を設定しようとしている場所に
敷設するステップと、設定しようとしている磁気誘導路
に対応した前記穴に磁石ブロックを埋め込むステップと
を有する磁気誘導路の敷設方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気誘導走行車用
の磁気誘導路を設定するための磁石マット及びその敷設
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】敷設された磁気誘導路に沿って走行する
磁気誘導走行車が知られている。この磁気誘導路は、設
定しようとする走行経路に沿って、磁界発生源(例え
ば、磁石や磁鋼等)を一定間隔で配置していくことによ
り敷設される。磁気誘導走行車は磁界発生源が発生した
磁界を検出して、操舵機構を制御することにより、設定
された経路上を走行する。このような磁気誘導路は、従
来、地面を掘り起こして磁界発生源を1つずつ地中に埋
設することにより敷設されていた。
【0003】しかしながら、磁界発生源を個別に地中に
埋設していく従来の方法では、誘導路を敷設するための
コストが必然的に高くならざるを得ず、工事期間の短
縮、工事費用の削減、または省労力化にも自ずと限界が
ある。また、既に敷設された磁気誘導路の変更やメンテ
ナンスも容易ではない。埋設された磁鋼を掘り起こす作
業を、その都度行う必要が生じるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の目的は、磁気誘導路の敷設、変
更、またはメンテナンスに要するコストを低減すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態は、所定形状の複数の穴を有す
るマットと、これらの穴の少なくとも1つに埋め込まれ
た磁石ブロックとを有する磁気誘導走行車用の磁石マッ
トを提供する。
【0006】また、本発明の第2の形態は、所定形状の
複数の穴を有するマットと、これらの穴の少なくとも1
つに埋め込まれ、かつ穴に対して、異なる向きで埋め込
み可能な形状を有する磁石ブロックとを有する磁気誘導
走行車用の磁石マットを提供する。
【0007】上記の第1及び第2の形態において、磁石
ブロックは、設定しようとする磁気誘導走行車の誘導路
に対応した穴に埋め込まれていることが好ましい。ま
た、磁石ブロックは、磁気誘導走行車を制御するための
磁気コードに対応した極性となる向きで、穴に埋め込ま
れていることが好ましい。
【0008】本発明の第3の形態は、それぞれが所定形
状の穴を有する複数の磁石マットを、磁気誘導路を設定
しようとしている場所に敷設するステップと、設定しよ
うとしている磁気誘導路に対応した穴に磁石ブロックを
埋め込むステップとを有する磁気誘導路の敷設方法を提
供する。
【0009】第3の形態において、磁気誘導走行車を制
御するための磁気コードが有する極性に対応した極性と
なる向きで、磁石ブロックを穴に埋め込むステップをさ
らに設けてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本実施例における磁石マ
ットの構造を示す上面図である。同図は、弾性マット1
の横方向に7つの磁石ブロック2が一直線に埋め込まれ
た状態を示している。磁気誘導路として用いられる磁石
マットは、地面に固定する必要上、滑りにくい材質で構
成されていることが好ましい。従って、本実施例では、
ゴム等の弾性体を材料とした弾性マット1を用いてい
る。弾性マット1の平面には、多数の穴が規則的に設け
られている。図示した穴は、弾性マット1の上面から下
面に貫通する貫通孔であるが、貫通していない穴(例え
ば凹部)としてもよい。それぞれの穴は、略正方形の断
面形状を有している。設定しようとしている磁気誘導路
上にある穴、すなわちこの誘導路に対して位置的に対応
した穴には、円柱状の磁石ブロック2が挿入される。こ
の磁石ブロック2は接着剤により弾性マット1に固定さ
れる。
【0011】図2は、磁石ブロック2の構造を示す図で
ある。同図(a)は磁石ブロック2の上面図であり、同
図(b)はA−A’の断面図である。ゴム等からなる弾
性体4の凹部には磁石3が挿入され、挿入後にこの凹部
は封止部5により封止される。磁石3は、そのN極が図
2(b)の断面図で上側を向くように凹部に挿入され
る。封止部5は、凹部の断面形状とほぼ同一の形状を有
する蓋であってもよいが、磁石3が挿入された凹部に接
着剤を充填することにより形成してもよい。磁石3を弾
性体4で覆う理由は、磁石3を保護すると共に、弾性マ
ット1への固定をより強固にするためである。
【0012】このような構成を有する円柱状の磁石ブロ
ック2は、弾性マット1の穴に対して、異なる向きで埋
め込むことができる。すなわち、封止部5側を穴に向け
て挿入することも、また弾性体4側を穴に向けて挿入す
ることもできる。上述したように、磁石3は、図2
(b)において下側(封止部5側)がS極、上側(弾性
体4側)がN極である。従って、弾性体4の底が上を向
くように磁石ブロック2を弾性マット1の穴に挿入した
場合、磁気誘導走行車が有する磁気誘導路センサはN極
を検出する。一方、封止部5が上を向くように挿入する
と、センサはS極を検出する。
【0013】なお、磁石マットは、図3のような構造に
してもよい。弾性マット11は、穴がオフセットして設
けらていて、所望の穴に磁石ブロック12が埋め込まれ
ている。なお、図1及び図3に示した弾性マットは、二
次元的(すなわち、平面に対して縦及び横方向)に穴が
設けられているが、穴を一次元的に設けてもよい。しか
しながら、穴を二次元的に設けておけば、例えばカーブ
している磁気誘導路を構成しようとする場合、磁石ブロ
ックをより適切な位置に埋め込むことができるであろ
う。
【0014】このように、上述した構造を有する磁石マ
ットでは、任意の穴に、任意の極性で、磁石ブロックを
埋め込むことができる。また、磁石ブロックの埋め込み
間隔も任意に設定できる。このような特質を生かして、
容易に磁気誘導路を設定することが可能となる。まず、
磁気誘導路の設置場所が予め検討されている場合、設置
しようとする磁気誘導路に沿って(すなわち、磁気誘導
路に対応する穴に対して)、一定間隔で、磁石ブロック
2を弾性マット1に埋め込む。この際、原則として、磁
石3のN極が上側になるように埋め込む。図3に示すよ
うに、記号Lで示された磁気誘導路を想定した場合、こ
の誘導路上にある5個の穴のそれぞれに磁石ブロック2
を埋め込んでいく。なお、その誘導路上を走行車が低速
で走行する場合には、埋め込む間隔を狭くし、高速で走
行する場合には、間隔を広くしてもよい。その後、磁気
誘導路の設定予定場所に、埋め込まれた磁石マットを敷
設していく。最後に、実際に走行車を走行させて、走行
車が磁気誘導路に沿って走行することを確認する。
【0015】一方、磁気誘導路が予め検討されていない
場合には、まず、磁石ブロック2が埋め込まれていない
弾性マット1を磁気誘導路の設定予定場所に敷設する。
そして、その場所における走行車の走行経路を考慮し
て、磁石ブロック2を弾性マット1に埋め込む。最後
に、実際に走行テストを行う。
【0016】なお、磁石ブロック2の極性の向きを変え
てマットに埋め込むことにより、走行車を制御(発進、
停止、加速、減速等)するための磁気コードを、この箇
所に設定することも可能である。この場合、磁気誘導走
行車を制御するための磁気コードを予め定義しておく必
要がある。例えば、連続した3つの磁石ブロックの極性
を制御情報に対応づけることにより定義する(例:減速
=SSS)。次に、ある制御情報を走行車に与えたい場
所において、その情報に対応した磁気コード(極性の組
合わせ)と一致した極性を有するような向きで磁石ブロ
ック2を3つの穴に埋め込んでいく。
【0017】図4は、磁石マットを用いた磁気誘導路の
一例を示す図である。同図の記号Lで示した磁気誘導路
を走行車が左から右に移動する場合を考える。まず、走
行車が比較的高速で直進する経路では、磁石ブロック2
を埋め込む間隔を広げておく。直線後にはカーブが続く
ため走行車を減速させる必要がある。従って、上述した
減速を示す磁気コード(SSS)に従って、連続した3
つの磁石ブロック2の極性をすべてS極に設定する。こ
れにより、走行車に減速を指示することができる。カー
ブでは走行車は低速で走行するため、磁石ブロック2の
埋め込み間隔を狭く設定する。
【0018】このように本実施例によれば、地面を掘り
起こすことなく、マットを敷設するだけで磁気誘導路を
設置できるため、磁気誘導路の工事期間を大幅に短縮す
ることが可能となる。また、基本的にどのような条件で
あっても磁気誘導路を設置できる。例えば、アスファル
ト、コンクリート、または金属等が露出していて、地面
を掘り起こすことができない場所であっても、マットを
敷設することが可能である。さらに、磁気誘導路の敷設
後における走行経路や磁気コードの変更を容易に行うこ
とができ、メンテナンスも容易である。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、磁石マット
を地面に配置するだけで磁気誘導路を設置することがで
きる。従って、地面を掘り起こして磁鋼を埋設するとい
った作業が不要となるので、磁気誘導路の設置に要する
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例における磁石マットの構造を示す上
面図
【図2】 磁石ブロックの構造を示す図
【図3】 別の実施例における磁石マットの構造を示す
【図4】 磁石マットを用いた磁気誘導路の一例を示す
【符号の説明】 1 弾性マット、2 磁石ブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状の複数の穴を有するマットと、 前記穴の少なくとも1つに埋め込まれた磁石ブロックと
    を有することを特徴とする磁気誘導走行車用の磁石マッ
    ト。
  2. 【請求項2】所定形状の複数の穴を有するマットと、 前記穴の少なくとも1つに埋め込まれ、かつ前記穴に対
    して、異なる向きで埋め込み可能な形状を有する磁石ブ
    ロックとを有することを特徴とする磁気誘導走行車用の
    磁石マット。
  3. 【請求項3】前記磁石ブロックは、設定しようとする磁
    気誘導走行車の誘導路に対応した前記穴に埋め込まれて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載された磁
    気誘導走行用の磁石マット。
  4. 【請求項4】前記磁石ブロックは、磁気誘導走行車を制
    御するための磁気コードに対応した極性となる向きで、
    前記穴に埋め込まれていることを特徴とする請求項2に
    記載された磁気誘導走行車用の磁石マット。
  5. 【請求項5】それぞれが所定形状の穴を有する複数の磁
    石マットを、磁気誘導路を設定しようとしている場所に
    敷設するステップと、 設定しようとしている磁気誘導路に対応した前記穴に磁
    石ブロックを埋め込むステップとを有することを特徴と
    する磁気誘導路の敷設方法。
  6. 【請求項6】磁気誘導走行車を制御するための磁気コー
    ドに対応した極性となる向きで、前記磁石ブロックを前
    記穴に埋め込むステップをさらに有することを特徴とす
    る請求項5に記載された磁気誘導路の敷設方法。
JP10211817A 1998-07-10 1998-07-10 磁気誘導走行車用の磁石マット及び磁気誘導路の敷設方法 Pending JP2000029514A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023243617A1 (ja) * 2022-06-14 2023-12-21 愛知製鋼株式会社 磁気マーカ、車両用システム及びマーカ検出方法

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