JP2000028929A - 内視鏡対物光学系 - Google Patents

内視鏡対物光学系

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JP2000028929A
JP2000028929A JP10199359A JP19935998A JP2000028929A JP 2000028929 A JP2000028929 A JP 2000028929A JP 10199359 A JP10199359 A JP 10199359A JP 19935998 A JP19935998 A JP 19935998A JP 2000028929 A JP2000028929 A JP 2000028929A
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lens
optical system
center
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objective optical
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Kazushige Tanaka
千成 田中
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フレアーやゴーストを引き起こすことなく、開
口の中心を光軸に対して容易に一致させることができる
絞りを内蔵した内視鏡対物光学系を、提供する。 【解決手段】内視鏡対物光学系内に内蔵された平行平面
板Pの表面には、開口1aを有する蒸着膜1として、絞
りAが形成されている。この平行平面板Pは、絞りAの
形成後において、開口1aの中心とその外周の曲率中心
とが一致するように、心取りされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟性鏡や硬性鏡等
の内視鏡に用いられる対物光学系に関し、特に、固定絞
りを有する内視鏡対物光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の対物光学系には、固定絞りが設
けられている。
【0003】従来、内視鏡の対物光学系に内蔵される絞
りAは、図5に示すように、対物光学系を構成するレン
ズL1〜4や平行平面ガラスPとは別体の金属製薄板1
1から構成されていた。即ち、円盤状の金属製薄板11
の中心に円形の開口11aを打ち抜くことによって、絞
りAが構成されていた。
【0004】このようにして構成された絞りAは、図6
に示されるように、レンズ枠12の内部の貫通孔12a
内に填め込まれることによって、このレンズ枠12に対
して固定される。この絞りAを構成する金属製薄板11
の外径は貫通孔12aの内径とほぼ同径に設計されてい
るとともに、その開口11aは金属製薄板11の外縁と
同心円状に形成されている。従って、絞りAが設計値通
りに構成されているならば、この絞りAをレンズ枠12
にはめ込みさえすれば、開口11aの中心と対物光学系
(レンズL1〜4)の光軸とが一致することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような開口11aを打ち抜くためには、金属製薄板1
1の厚さは、30〜50μm程度なければならない。金
属製薄板1がこのような厚さを有しているために、開口
11aの内側には、幅30〜50μmの内周面が形成さ
れてしまう。従って、図5に示すように、この開口11
aの内周面で光線が反射してしまい、この反射光が迷光
として撮像素子13(又は、イメージガイドファイバ)
に入射してしまってフレアーやゴーストを引き起こす可
能性があった。これが、従来における第1の問題点であ
る。
【0006】また、金属製薄板11から開口11aを打
ち抜く際に、金属製薄板11の外縁に対する開口11a
の同心度を正確に出すことが困難であるために、図7に
示すように、開口11aが偏心してしまう可能性が高
い。このように開口11aが一旦偏心してしまうと、そ
の修正は全く不可能であるので、図6に示すように、絞
りAをレンズ枠12に填め込んだときに、開口11aの
中心が対物光学系の光軸からずれてしまう結果となる。
また、金属製薄板11の外径は、一旦プレス加工等によ
って形成された後では修正不可能であり、この外径のバ
ラツキ如何に依っては、絞りA(金属製薄板11)の外
径がレンズ枠12の内径よりも小さくなってしまうはめ
合い誤差が生じる場合がある。このようなはめ合い誤差
があると、図8に示すように、レンズ枠12に対する絞
りAのガタが生じて、開口11aの中心が対物光学系の
光軸からずれてしまう。これらのように、開口11aの
中心が対物光学系の光軸からずれてしまうと、この対物
光学系によって形成される画像の画質が劣化する問題を
生じる。これが、従来における第2の問題点である。
【0007】以上の各問題点に鑑みてなされた本発明の
課題は、フレアーやゴーストを引き起こすことなく、開
口の中心を光軸に対して容易に一致させることができる
絞りを内蔵した内視鏡対物光学系を、提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために以下の構成を採用する。すなわち、請
求項1記載の発明は、平行平面板とレンズとから構成さ
れて物体の像を結像する内視鏡対物光学系であって、前
記平行平面板の表面には、前記レンズの光軸を中心とし
た透過口を有する薄膜が、絞りとして一体に形成されて
いることを、特徴とする。
【0009】このように構成されると、絞りは薄膜を用
いて構成されているので、透過口の内側において反射光
が生じることはない。従って、絞りでの反射光によって
フレアーやゴーストが引き起こされることはない。ま
た、絞りは、平行平面板の表面上に形成されているの
で、絞りの形成後に平行平面板の外縁を研削することに
よって、透過口の中心に対する平行平面板の心出しを容
易に行うことができる。従って、透過口の中心をレンズ
の光軸に合致させることが容易になる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1の薄膜
が、光を吸収する物質からなるとともに前記透過口が開
口している蒸着薄膜であることで、特定したものであ
る。このように、薄膜が蒸着薄膜によって構成されてい
ると、薄膜の膜厚を更に薄くすることができるので、開
口の内周面の面積が極小となるので、反射光が生じる可
能性が、更に低くなる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2の薄膜
が、酸化クロムからなる蒸着薄膜であることで、特定し
たものである。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1の薄膜
が、感光体からなるとともに、露光及び現像処理によっ
て前記透過口のみが透明になっていることで、特定した
ものである。このように、薄膜が感光体によって構成さ
れていると、透過口の内縁において反射光を生じる界面
が発生しない。従って、絞りでの反射光の発生を完全に
防ぐことができる。なお、この感光体は、感光後に現像
されることによって不透明になるネガ型であっても良い
し、未感光のまま現像されることによって不透明になる
ポジ型であっても良い。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1の平行平
面板が、前記絞りの形成後にその外縁の曲率中心と前記
透過口の中心とが合致するように心取りされていること
で、特定したものである。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5の平行平
面板が、隣接するレンズに対して貼り合わされているこ
とで、特定したものである。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項5の平行平
面板及びレンズが、レンズ枠の貫通孔内に填め込まれて
いることで、特定したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【実施形態1】図1は、本発明の第1実施形態による内
視鏡対物光学系を組み込んだ内視鏡対物光学系ユニット
の断面図である。この図1から明らかなように、本発明
の第1の実施形態は、本発明を電子内視鏡用の対物光学
系として適用したものである。
【0017】図1に示すように、本第1実施形態の対物
光学系は、物体側(図1の左側)から順に、凹面を像側
に向けた平凹レンズである第1レンズL1,収差補正用
の平行平面ガラスP,凸面を像側に向けた平凸レンズで
ある第2レンズL2,負レンズである第3レンズL3、
及び、正レンズである第4レンズL4から構成されてお
り、これらのうちの第3レンズL3及び第4レンズL4
は、互いに貼り合わされることによって正のパワーを有
する接合レンズをなしている。
【0018】このような構成の各光学部材から構成され
る対物光学系は、全体としてレトロフォーカスタイプの
広角レンズとなっており、レンズ枠2の貫通孔内に填め
込まれて固定されている。具体的には、レンズ枠2の貫
通孔2aは、その物体側開口端近傍のみが比較的大径と
なっており、他の部分が比較的小径となっている。そし
て、大径部分に第1レンズL1及び平行平面ガラスPが
填め込まれているとともに、小径部分における物体側の
領域に、第2レンズL2乃至第4レンズL4が填め込ま
れている。また、小径部分における像側開口端近傍に
は、CCDエリアセンサからなる撮像素子3が固定され
ている。この撮像素子3の撮像面には、この撮像面に埃
やゴミ等が付着するのを防止するために、平行平面ガラ
スからなるカバーガラス4が重ねられている。このよう
にしてレンズ枠2に固定された対物光学系は、物体の像
を撮像素子3の撮像面上に結ぶ。
【0019】平行平面ガラスPの像側面(図1の右側の
面),即ち、レンズ枠2の大径部分と小径部分との段差
に当接している面は、有効径が低くなっている。この面
に、透過口としての開口1aを有する蒸着膜1が、絞り
Aとして形成されている。
【0020】以下、この絞りAの形成手順について説明
する。前提として、対物光学系を構成する平行平面ガラ
スP以外の各レンズL1〜4,及び、レンズ枠2は、設
計値通りに作成されており、レンズ枠2に、第2レンズ
L2乃至第4レンズL4が填め込まれているとともに、
撮像素子3が固定されているとする。
【0021】上述した平行平面板Pは、通常の光学研磨
により、設計値よりも大径の円盤状に予め形成される。
そして、その片面に対して、酸化クロム等の吸収物質の
蒸着膜1を形成する蒸着工程が施される。この蒸着工程
においては、平行平面板Pの片面の中心が開口1aと同
形状にマスクされる。これにより、開口1aが蒸着膜1
の中心に形成される。
【0022】なお、蒸着膜1の中心に開口1aを形成す
るには、以下のようなエッチング工程が採用されても良
い。即ち、先ず、マスクを施すことなく平行平面板Pの
片面全面に蒸着膜1を形成した後に、蒸着膜1上にレジ
スト剤を塗布する。そして、写真製版の手法によって開
口1aのパターンを投影することによって、レジスト剤
における開口1aに相当する箇所以外の領域を露光する
(レジスト剤がネガ型である場合)。若しくは、レーザ
ー描画装置を用いてレーザ光を変調しつつ走査すること
によって、レジスト剤における開口1aに相当する箇所
以外の領域を露光する(レジスト剤がネガ型である場
合)。何れの手法による場合でも、次に、露光後のレジ
スト剤を現像することにより、開口1aの形状通りにレ
ジスト剤を除去する。次に、レジスト剤越しに蒸着膜1
に対してドライエッチング又はウェットエッチング処理
を施すことにより、蒸着膜1から開口1aに相当する部
分を除去した後、蒸着膜1上からレジスト剤を除去す
る。なお、レジスト剤がポジ型である場合には、レジス
ト剤における開口1aに相当する領域のみを露光する。
【0023】このようにして形成された開口1aは、マ
スクの精度又は露光の誤差に依り、平行平面板Pの中心
に対して、必ずしも正確に同心とはならない。そこで、
開口1aの中心を平行平面板Pの中心と一致させるため
に、平行平面板Pに対する心取り(外形の丸め)を行
う。この心取りを行うには、平行平面板Pを心取り機に
セットして回転させる。そして、回転に伴う開口1aの
内縁のブレがなくなるように、平行平面板Pを回転軸に
対して相対的にずらして調整することにより、開口1a
の中心を心取り機の回転軸に合致させる。次に、この状
態で回転している平行平面板Pの外周に対してバイトを
当て付けることにより、平行平面板Pの半径が設計値通
りになるまで、平行平面板Pの外周を研削する。以上の
結果、平行平面板板Pの外縁の曲率中心は、回転軸,従
って、開口1aの中心に対して、正確に合致する。しか
も、平行平面板Pの外径は、レンズ枠2の内径と、正確
に合致する。
【0024】次に、以上のようにして絞りAが形成され
た平行平面板Pを、レンズ枠2の貫通孔2aの大径部分
に対して、物体側開口からはめ込み、小径部分との段差
に当て付けて固定する。最後に、第1レンズL1を貫通
孔2aにはめ込んで接着固定して、内視鏡対物光学系ユ
ニットを完成させる。
【0025】以上説明したように、本第1実施形態によ
る絞りAは、厚さ1μm以下の蒸着薄膜1を用いて形成
されているので、その開口1aの内側には、光を反射可
能な面積を持った内周面は形成されない。従って、フレ
アやゴーストの原因となる有害な反射光が絞りAによっ
て生じることはない。また、絞りAは、平行平面板Pの
像側面上に形成されているので、薄膜1の開口1aを形
成した後に、平行平面板Pの外縁を、開口1aの中心に
合わせて研削することができる。換言すれば、平行平面
板Pの中心を、開口1aの中心に合わせて変位させるこ
とができる。従って、開口1aの中心を平行平面板Pの
中心に対して高精度に一致させることができる。なお、
研削によって平行平面板Pの外径をレンズ枠2の内径に
合致させることができるので、平行平面板Pをレンズ枠
2にはめ込みさえすれば、開口1aの中心が対物光学系
(第1レンズL1乃至第4レンズL4)の光軸と一致す
る。これにより、鮮明な画像が撮像素子3によって撮像
される。
【0026】これに対して、絞りAがレンズに形成され
るならば、凹面や凸面に形成される場合は勿論のこと、
平凸や平凹レンズの平面に形成される場合においても、
レンズの光軸に対して開口1aの中心を高精度に一致さ
せて蒸着膜を形成しなければならない。即ち、絞りAの
形成後にレンズの心取りを行って、レンズの中心を変位
することはできない。従って、レンズの光軸と絞りAの
開口1aの中心とを合致させることが、非常に困難とな
る。特に、内視鏡レンズのような微少レンズにおいて、
レンズの光軸と絞りAの開口1aの中心とを一致させる
ような、微妙な位置合わせを行っての絞りAの一体形成
は、非常に困難である。従って、本実施形態による絞り
Aの構成は、内視鏡対物レンズにこそ有効である。
【実施形態2】本発明の第2実施形態は、図2に示すよ
うに、上記第1実施形態と比較して、第2レンズL2が
凹面を物体側に向けた正メニスカスレンズであることを
特徴としている。本第2実施形態においても、絞りA
は、平行平面板Pの像側面(図2の右側面)上に、薄膜
1を用いて第1実施形態と同手法によって形成されてい
る。従って、本第2実施形態の作用効果は、第1実施形
態のものと全く同じであるので、その説明を省略する。
【実施形態3】図3は、本発明の第3実施形態による内
視鏡対物光学系の断面図である。本第3実施形態におけ
る各レンズ(第1レンズL1乃至第4レンズL4)の構
成,平行平面板P自体の構成,及び撮像素子3の構成
は、第1実施形態のものと全く同じである。
【0027】本第3実施形態においては、絞りAは、平
行平面板Pの像側面上に、透明な透過口である透孔5a
を有する感光体膜5として、形成されている。
【0028】以下、この絞りAの形成手順について説明
する。前提として、対物光学系を構成する平行平面ガラ
スP以外の各レンズL1〜4,及び、レンズ枠2は、設
計値通りに作成されており、レンズ枠2に、第2レンズ
L2乃至第4レンズL4が填め込まれているとともに、
撮像素子3が固定されているとする。
【0029】上述した平行平面板Pは、通常の光学研磨
により、設計値よりも大径の円盤状に予め形成される。
そして、その片面に対して、銀塩等の透明な感光体から
なる厚さ10μm程度の感光体膜5を貼り付けるか、若
しくは、感光体材料を厚さ10μm程度塗布することに
よって感光体膜5を含む乾板構造を形成する。そして、
透孔5aのパターンを投影することによって、感光体膜
5における透孔5aに相当する箇所以外の領域を露光し
た後に、現像する(感光体がネガ型である場合)。これ
により、感光されなかった透孔5aに相当する領域のみ
が透明なまま残り、残りの領域が不透明となる。なお、
感光体がポジ型である場合には、開口体膜5における透
孔5aに相当する領域のみを露光する。
【0030】このようにして形成された透孔5aは、露
光の誤差に依り、平行平面板Pの中心に対して、必ずし
も正確に同心とはならない。そのため、上述した第1実
施形態において説明した心取りを行うことによって、透
孔5aの中心を平行平面板Pの中心に対して高精度に一
致させると同時に、平行平面板Pの外径をレンズ枠2の
内径に対して正確に合致させる。
【0031】次に、以上のようにして形成した平行平面
板Pを、レンズ枠2の貫通孔2aの大径部分に対して、
物体側開口からはめ込み、小径部分との段差に当て付け
て固定する。最後に、第1レンズL1を貫通孔にはめ込
んで接着固定して、内視鏡対物光学系ユニットを完成さ
せる。
【0032】以上説明したように、本第1実施形態によ
る絞りAは、平行平面板Pの像側面上において感光体膜
5を用いて形成されているので、感光体によって絞りA
を形成した後に、平行平面板Pの外縁を、透孔5aの中
心に合わせて研削することができる。換言すれば、平行
平面板Pの中心を、透孔5aの中心に合わせて変位させ
ることができる。従って、透孔5aの中心を平行平面板
Pの中心に対して高精度に一致させることができる。な
お、研削によって平行平面板Pの外径をレンズ枠2の内
径に合致させることができるので、平行平面板Pをレン
ズ枠2にはめ込みさえすれば、透孔5aの中心が対物光
学系(第1レンズL1乃至第4レンズL4)の光軸と一
致する。この感光体膜5の厚さは10μm程度であり、
しかも、透孔5aの外縁部分には、反射を生じる界面が
形成されない。従って、フレアやゴーストの原因となる
有害な反射光が絞りAによって生じることはない。これ
により、鮮明な画像が撮像素子3によって撮像される。
【実施形態4】本発明の第4実施形態は、図4に示すよ
うに、上述した第1実施形態と比較して、平行平面板P
が省略されているとともに、第2レンズL2が、平行平
面板部L2aと平凸レンズ部L2bとに分割され、この
平行平面板部L2aの物体側面(図4の左側面)に絞り
Aが形成されていることを特徴とする。この絞りAは、
第1実施形態と同様に、蒸着薄膜1によって形成される
が、第3実施形態と同様に、感光体膜5によって形成さ
れても良い。このようにして絞りAが形成された平行平
面板部L2aは、第1実施形態における平行平面板Pと
同様にして心取りされた後に、平凸レンズ部L2bに対
して、その光軸に絞りAの中心を一致させた状態で貼り
合わされる。
【0033】本第4実施形態によるその他の構成及び作
用効果は、第1実施形態のものと同じであるので、その
説明を省略する。
【0034】
【発明の効果】本発明の内視鏡対物光学系によれば、平
行平面板の表面上に絞りが薄膜として一体に形成されて
いるので、フレアーやゴーストを引き起こすことないば
かりか、絞り形成後に平行平面板を心取りすることによ
って、容易に絞りの中心を平行平面板の中心に一致させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による内視鏡対物
光学系を組み込んだ内視鏡対物光学系ユニットの断面図
【図2】 本発明の第2の実施の形態による内視鏡対物
光学系を組み込んだ内視鏡対物光学系ユニットの断面図
【図3】 本発明の第3の実施の形態による内視鏡対物
光学系を組み込んだ内視鏡対物光学系ユニットの断面図
【図4】 本発明の第4の実施の形態による内視鏡対物
光学系を組み込んだ内視鏡対物光学系ユニットの断面図
【図5】 従来の内視鏡対物光学系の光学構成図
【図6】 図5の内視鏡対物光学系を組み込んだ内視鏡
対物光学系ユニットの断面図
【図7】 開口が偏心した絞りの正面図
【図8】 絞りががたついた状態の内視鏡対物光学系ユ
ニットの断面図
【符号の説明】
1 蒸着薄膜 2 鏡枠 5 感光体膜 A 絞り P 平行平面板 L レンズ L2a 平行平面板部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行平面板とレンズとから構成されて物体
    の像を結像する内視鏡対物光学系であって、 前記平行平面板の表面には、前記レンズの光軸を中心と
    した透過口を有する薄膜が、絞りとして一体に形成され
    ていることを特徴とする内視鏡対物光学系。
  2. 【請求項2】前記薄膜は、光を吸収する物質からなると
    ともに前記透過口が開口している蒸着薄膜であることを
    特徴とする請求項1記載の内視鏡対物光学系。
  3. 【請求項3】前記薄膜は、酸化クロムからなる蒸着薄膜
    であることを特徴とする請求項2記載の内視鏡対物光学
    系。
  4. 【請求項4】前記薄膜は、感光体からなるとともに、露
    光及び現像処理によって前記透過口のみが透明になって
    いることを特徴とする請求項1記載の内視鏡対物光学
    系。
  5. 【請求項5】前記平行平面板は、前記絞りの形成後にそ
    の外縁の曲率中心と前記透過口の中心とが合致するよう
    に心取りされていることを特徴とする請求項1記載の内
    視鏡対物光学系。
  6. 【請求項6】前記平行平面板は、隣接するレンズに対し
    て貼り合わされていることを特徴とする請求項5記載の
    内視鏡対物光学系。
  7. 【請求項7】前記平行平面板及びレンズは、レンズ枠の
    貫通孔内に填め込まれていることを特徴とする請求項5
    記載の内視鏡対物光学系。
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