JP2010152128A - 撮像光学素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】像面湾曲収差を有する結像光学系の像面と撮像素子との間に配置して像面湾曲収差を解消し良好な画像の撮像を可能にする撮像光学素子の製造方法を提供すること。
【解決手段】透明基板に結像光学系により決まる像面形状に対応する曲面を成型する工程と、前記曲面に接合される透明樹脂部材を形成する工程と、前記透明樹脂部材の平面上にSiOx膜と、金属膜を順に形成する工程と、前記金属膜上にホトレジストを塗布する工程と、選択された撮像素子の受光素子配列に対応する光伝達管パターンを露光する工程と、現像工程と、前記ホトレジストをマスクとして前記金属膜と前記SiOx膜をエッチングする工程と、前記金属膜と前記SiOx膜とをマスクとして前記透明樹脂部材をエッチングする工程と、撮像素子の受光素子位置に前記透明樹脂部材それぞれの端面を接着する接着工程と、を含む撮像光学素子の製造方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、CCD等の撮像素子を用いた撮像光学系の画質向上を可能にする撮像光学素子の製造方法に関する。
従来、撮影光学系で発生する像面湾曲収差を補正するための像面変換素子を有する撮像光学素子の製造方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−94168号公報
従来の撮像光学素子の製造方法では、像面変換素子の光伝達管を構成する厚い樹脂層を加工する際のマスク材としてSiO膜が使用されている。しかしながら、SiO膜は成膜時に生じる内部応力のために膜厚を厚くすると剥離したりクラックが入ったりして、十分な厚さのSiO膜を形成することが難しいと言う課題がある。
上記課題を解決するために、本発明は、透明基板の一方の表面を結像光学系により決まる像面形状に対応する曲面を有する金型で成型する工程と、前記曲面に接合し当該曲面に対向する面が平面の透明樹脂部材を形成する工程と、前記透明樹脂部材の前記平面上にSiOx膜を形成する工程と、前記SiOx膜上に金属膜を形成する工程と、前記金属膜上にホトレジストを塗布する工程と、選択された撮像素子の受光素子配列に対応する光伝達管パターンを露光する工程と、現像工程と、前記ホトレジストをマスクとして前記金属膜と前記SiOx膜をエッチングする工程と、前記金属膜と前記SiOx膜をマスクとして前記透明樹脂部材をエッチングする工程と、前記撮像素子の受光素子位置に前記透明樹脂部材それぞれの端面を接着する接着工程と、を含むことを特徴とする撮像光学素子の製造方法を提供する。
本発明によれば、像面湾曲収差を有する結像光学系の像面と撮像素子との間に配置して像面湾曲収差を解消し良好な画像の撮像を可能にする撮像光学素子の製造方法を提供することができる。
はじめに、本発明の一実施の形態にかかる撮像光学素子の製造方法を使用して製造した撮像光学素子について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、発明の理解の容易化のためのものに過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において当業者により実施可能な付加・置換等を施すことを排除することは意図していない。
図1は、後述する本実施の形態により製造された撮像光学素子を示している。図2は、図1の撮像光学素子の断面拡大図を示す。
図1、および図2において、本撮像光学素子100は、結像光学系3からの光線の入射側から順に、像面変換素子1と像面変換素子1に接合された撮像素子5とから構成されている。像面変換素子1は、結像光学系3の像面Iにおける像面湾曲収差に対応する面形状(第1面Ia)に形成された透明基板4(例えば、ガラスあるいはプラスチックなど)上に後述する製造方法で形成された複数の光伝達管7が形成されている。そして、複数の光伝達管7は、透明基板4の像面I(第1面Ia)に対向する面(第2面7b)が撮像素子5(例えば、CCD、CMOS素子等)にそれぞれ接合されている。
像面変換素子1の透明基板4の第1面Ia上に形成された光伝達管7は、円形状あるいは多角形状からなり、第1面Iaに対向する光伝達管7のそれぞれの第2面7bは撮像素子5のそれぞれの受光素子5aのマイクロレンズアレイ5bにそれぞれ接合されている。なお、マイクロレンズアレイ5bが配設されていないタイプの撮像素子では、受光素子のカバーガラスあるいは色フィルタ上に光伝達管7をそれぞれ接合する構成でも良い。このように、本撮像光学素子100では、像面変換素子1を構成する光伝達管7は受光素子5aと一対一に接合されている。
光伝達管7は、受光素子5aの面積に対応する太さと、受光素子5aのピッチに対応したピッチでそれぞれ形成されている。また、それぞれの光伝達管7は、第1面Ia側から第2面7b側に亘って交差することなく形成されている。この結果、第1面Iaに入射した光は、それぞれの光伝達管7中を伝達され、結像光学系3から入射した光の像面I上における位置が途中で交わること無く第2面7bから接合された受光素子5aにそれぞれ出射される。この結果、撮像素子5で撮像された画像が乱れることがない。また、光伝達管7が受光素子5aと一対一に対応しているので、従来の光ファイバー束を用いた時のようなモワレを生じることも無い。
このようにして、撮像光学素子100が形成され、この撮像光学素子100を有する撮像光学系が構成される。
結像光学系3の像面Iにおいて良好な結像性能を得るために、結像光学系3は種々の収差を補正するように構成される。収差の中で像面湾曲収差を最小にするためには、結像光学系3のペッツバール和を零に近づけなければならない。その為には、結像光学系3は全体として所定の正屈折力を有しつつ他に負屈折力を有する面要素が必要となる。像面湾曲収差を最小にするためには多くの光学要素が必要となり、結像光学系3全体が大型化すると供にコスト高となってしまう。特に、全長の短い結像光学系3では、結像光学系3全体の所定パワーを確保しつつペッツバール和を零に近づける為に負屈折力の面の曲率を大きくする必要がある。面の曲率の大きな要素があると種々の収差が発生しやすくなる為、所望の結像性能を得ることが困難になる。
本撮像光学素子100は、結像光学系3の像面Iに像面湾曲収差に対応した曲面に少なくとも一方の面(第1面Ia)が形成された透明基板4が配置されているため、第1面Iaに焦点の合った像(像面湾曲収差が最小である像)が形成される。この像からの光は、透明基板4上に形成されたそれぞれの光伝達管7中を第2面7bに伝達され、それぞれの光伝達管7に接合されたアレイレンズ5bを介してそれぞれの光伝達管7に対向するそれぞれの受光素子5aで受光される。この後、撮像光学素子1の内部あるいは外部に配置された画像処理部で所定の画像処理を受け、表示や印刷可能な撮像画像が得られる。
なお、第1面Iaは、結像光学系3の焦点深度内にあれば合焦した良好な像が得られるので、第1面Iaの面精度を高くする必要がなく、面の加工がし易く低コスト化を達成することができる。また、図1及び以降の図において、撮像光学素子の各要素の大きさは説明の都合上拡大して示している。
なお、イメージサイズが小さいほど結像光学系3の負担は小さくなり、撮像素子5は全体サイズが大きいほど画素数(受光素子数5a)の多いものが実現できる。これらの要求を同時に満たす方法として撮像光学素子100を構成する光伝達管7の第2面7b側の面の太さ(面積)を第1面7a側の面の太さ(面積)よりも太く(広く)することが好ましい。例えば、光伝達管7は軸に沿った断面が略台形状に形成され、光伝達管7の面7bから出る光の広がり角を入射光の広がり角よりも狭くすることで達成することができる。これにより、撮像素子5の表面構造部分による反射の影響を受け難くなる。
また、面7aから面7bに亘って光伝達管7の太さがしだいに太くなる場合、光伝達管7の内部を反射しながら進行する光の光伝達管7の軸に対する角度が小さくなり、面7bを出射する光の進行方向に対する広がりがより小さくなり、隣接する光伝達管7への迷光を減らすと供に、受光素子5aに対してより入射角度のまとまった光束を形成することができる。このように、結像光学系3の負担が軽い小さな像面I(イメージサイズ)の場合でも、画像数(受光素子数5a)の多い撮像素子5を使用することが可能となる。
なお、上述とは逆に、面7aの太さ(面積)を面7bの太さ(面積)より太くして、大きな像面Iを小さな撮像素子5で撮像することを可能にすることもできる。
また、撮像光学素子は、像面湾曲収差の小さな部分(ほぼ零の部分)の光伝達管を形成せず平面とし、像面湾曲収差の大きい周辺部分のみに光伝達管を形成した構成でも良い。このように像面湾曲収差の小さな部分の光伝達管を省略することによって撮像光学素子の製造が容易となる。その他の構成、作用、効果は上述の形態と同様であり説明を省略する。
また、撮像光学素子100は、図2に示す透明基板4の四隅に撮像光学素子100の第1面Iaを結像光学系3の光軸に垂直な方向に移動する移動手段を有する構成も可能である。なお、移動手段は、撮像光学素子100の第1面Iaを光軸に垂直な面内の直交する二つの軸方向にそれぞれ移動可能に構成する。このように構成された像面変換素子1を不図示の手ブレ検出手段を介して検出された光学系のブレに対して、移動手段を介して像面変換素子1の第1面Iaを光軸に垂直な方向に移動することで手ブレ補正を行うことができる光学系を構成することができる。撮像光学素子100は小型、軽量であるため、駆動力が小さくて済み移動手段を小型化、および高速化することができる。
また、撮像光学素子100は、それぞれの光伝達管7の側面の一部または全部の領域に光を吸収する物質からなる遮光部材を設けることが好ましい。このように光伝達管7の側面に遮光部材を設けることで、光伝達管7相互の光の干渉を抑制することができると供に、撮像光学素子100外からの迷光が受光素子5aの受光面に達することを防ぐことができ、高画質の画像を得ることができる。なお、遮光部材に光伝達管7の固定機能を持たせて光伝達管7を一体的に固定しても良い。
また、撮像光学素子100は、それぞれの光伝達管7の間の空間を透明な樹脂で充填することが好ましい。このように光伝達管7の間の空間を透明樹脂で充填することで、光伝達管7を一体化することができ、機械的に強度を増すことができる。
また、上記実施の形態における光伝達管7の太さのばらつきは±5%以内にすることが望ましい。太さのばらつきが±5%を超えると、光伝達管7の受光面積がそれぞれ変化し受光素子5aに向かう光量がばらつき、高い画質を得ることが難しくなる。
また、光伝達管7の分離間隔のばらつきは±5%以内にすることが望ましい。分離間隔のばらつきが±5%を超えると、光伝達管7の受光面積がそれぞれ変化し受光素子5aに向かう光量がばらつき、高い画質を得ることが難しくなる。
また、光伝達管7の軸間距離(ピッチ)のばらつきは±5%以内にすることが望ましい。軸間距離のばらつきが±5%を越えると、光伝達管7と受光素子5aとがずれてしまい隣接する光伝達管7からの光の干渉が増加するので好ましくない。
次に、上述の撮像光学素子100の製造方法に関して図面を参照しつつ説明する。
撮像光学素子100は、撮像素子5の受光素子5aと同程度の面積を有する細いロッド7に結像光学系の像面湾曲収差に対応する曲面を形成することで製造することが可能である。
この時、選択された撮像素子の受光素子の数に対応した光ファイバーのような光伝達管を束ねた後、均一に引き伸ばして撮像素子の受光素子全体の大きさにした光伝達管群を製造することが考えられる。しかし、このような製法では、光伝達管の面積と受光素子の面積を一致させること、それぞれの受光素子に対向する光伝達管の中心間距離(ピッチ)を受光素子の中心間距離に一致させること、および受光素子間の分離間隔と光伝達管の分離間隔を一致させることが困難である。この結果、光伝達管の位置と受光素子の位置が僅かにずれることによるモアレが発生してしまい画質の劣化を招いてしまう。
以下に説明する撮像光学素子の製造方法では、光伝達管7の面積と受光素子5aの面積をほぼ一致させ、両者のピッチずれを最小にし、分離間隔をほぼ同一にすることができる像面変換素子1を撮像素子5の各受光素子5a位置に接合させた撮像光学素子100を製造することができる。
(撮像光学素子の製造方法)
次に、本発明の一実施の形態にかかる撮像光学素子の製造方法について図面を参照しつつ説明する。図3(a)から(i)は、実施の形態にかかる撮像光学素子の製造方法に関する概略工程図(断面図)である。以下、工程に沿って説明する。
「工程1」(図3(a)参照)
工程1は、撮像光学素子100(図1参照)の結像光学系3側に配置される結像光学系3(図1参照)の像面Iにおける像面湾曲面Iaが形成された透明基板4(例えば、石英曲面部材、プラスチック部材等)を用意する。透明基板4は、既存の成型方法や研磨方法により作成することができる。
「工程2」(図3(b)参照)
工程2は、工程1で作成された透明基板4の曲面Ia側に密着し、曲面Iaに対向する面が平面の樹脂層40を形成する。この樹脂層40は、加工後光伝達管7となる。樹脂層40は、曲面Iaとこれに対向する面が平面を有するように樹脂を成型することで得ることができる。成型して得られた樹脂層40を透明基板4に接着する。接着には、UV接着剤等を用いることができる。または、工程1で作成された透明基板4に樹脂層40を成型することで作成することができる。これで、透明基板4の曲面Ia上に樹脂層40が形成された部材が完成する。
「工程3」(図3(c)参照)
工程3は、樹脂層40の平面上に後述する金属膜と樹脂層40との接着性を確保し、かつマスクとなる膜42(例えば、SiO膜等の酸化膜、SiN等の窒化膜等)を蒸着、またはスパッタリングで成膜する。以下、SiO膜を使用した場合について説明するが、SiN膜でも同様である。なお、上記SiO膜、SiN膜は、化学量論的にSiOx(0<x≦2)、SiNx(0<x≦2)であれば良い。
「工程4」(図3(d)参照)
工程4は、後述する樹脂層40をエッチングする際のマスクとなる金属膜44をSiO膜42上にスパッタリング等の成膜方法で形成する。成膜する金属膜44の厚さはエッチングする樹脂層40の厚さによって決める。なお、金属膜として、アルミ(Al)膜、チタン(Ti)膜、あるいはクロム(Cr)膜等を使用することができる。以下の工程ではAl膜を使用した場合を代表として説明するが、他の膜でも同様である。
「工程5」(図3(e)参照)
工程5は、Al膜44上に既存のホトレジスト52を既存のスピンコート法により塗布する。その後、選択された撮像素子の受光素子の配列、および受光素子分離間隔に対応するように形成された不図示のホトマスクを使って、光伝達管パターンをホトレジストに露光し現像する。
「工程6」(図3(f)参照)
工程6は、反応性イオンエッチング(RIE)法などのドライエッチング法を用いて、ホトレジスト52をマスクにしてAl膜をエッチングする。これで、ホトレジスト52に代わってホトレジスト52のエッチング残り層とAl膜44が次工程のマスクとして残る。
「工程7」(図3(g)参照)
工程7は、反応性イオンエッチング(RIE)法などのドライエッチング法を用いてホトレジスト52およびAl膜44をマスクにしてSiO膜42をエッチングする。これで、ホトレジスト52に代わってホトレジスト52のエッチング残り層とAl膜44とSiO膜42が次工程のマスクとして残る。
「工程8」(図3(h)参照)
工程8は、ホトレジスト52のエッチング残り層とAl膜44とSiO層42をマスクとして樹脂層40を透明基板4の表面が露出するまで酸素ガスを使った異方性ドライエッチング法(例えば、ICP−RIE、ECR−RIE等)を用い、樹脂層40をほぼ垂直にエッチングしロッド状の樹脂層40を形成する。このとき、樹脂層40のエッチング終了時にはホトレジスト膜52とAl膜44が全てエッチングされるようにマスク材料の厚みとエッチング条件を設定することで、加工終了時にホトレジスト膜52とAl膜44が除去できるため、そのまま光学素子として供することができる。また、樹脂層40のエッチング用マスクとして内部応力の小さい金属膜(Al膜44)が使用できるので、厚い樹脂層40を十分にエッチングできる厚さのマスクを形成することができる。そして、このロッド状の樹脂層40が光伝達管7となる。この際、透明基板4はエッチングのストッパーとして働き、エッチング終了後は光伝達管7を支える支持部材としても機能する。また、ホトレジスト52、Al膜44、およびSiO膜42も同時にエッチングされ、SiO膜42のエッチング残り層42aが残る。
「工程9」(図3(i)参照)
工程9は、既存の目合わせ装置を用いて、工程8で完成した像面変換素子1の各光伝達管7を、撮像素子の各受光素子5aにそれぞれ位置合わせして撮像素子5の表面に接合する。接合には、UV接着剤等を用いる方法が使用可能である。撮像素子5の表面として、撮像素子5のカバーガラス面、色フィルタ面、あるいはマイクロレンズアレイ5b面がある。光伝達管7それぞれを対応するそれぞれの受光素子5aに一対一対応に接合することで、前述の撮像光学素子100(図1参照)が完成する。
なお、露光には、焦点深度の深いX線露光方法や、紫外線近接露光方法を用いて一括露光する方法、あるかはスッテパー露光方法を用いて露光する方法、またはレーザーパターンジェネレータ(LPG)による直接描画方法で露光する方法などが適宜選択して用いられる。
また、受光素子5aと光伝達管7との位置合わせの際の作業性および像面変換素子1の強度を得るために、不図示の枠部を像面変換素子1の外周部分に形成しておくことが望ましい。
また、上述した各工程において説明した工程は主要な工程であり、この他にも半導体などの製造で用いられる一般的な洗浄工程、乾燥工程、素子分割工程などの加工工程、および検査工程などがあるがその詳細は本製造方法の主要部分ではないので説明を省略している。
また、上記説明(図面)では、透明基板4の第1面Iaが像面湾曲収差に対応する曲面に形成され、第1面Iaに対向する面Ibが曲面の場合について説明したが、面Ibは平面に形成しても良い。例えば、ガラスモールド製法、あるいはプラスチックモールド製法等を用いて、第1面Iaと平面Ibを成型することができる。面Ibを平面にすることで、フィルタ等の平面素子22を配置しやすくなる。あるいは、上記製造工程において取り扱いが容易となる。
また、透明基板4は、ガラス基板、石英基板、透明セラミックス基板、あるいはプラスチック(樹脂)基板でも良い。石英やSiを成分に持つセラミックやガラスは、酸素プラズマに対して耐性が高く、ロッド部と透明基板との境界にストッパー層を用意しなくてもよいので好ましい。また、石英は、加工精度、光学特性に 優れており、本特許の素子用基板材料として適しているので好ましい。また、ガラスは、加工が容易で、低コストなので好ましい。樹脂基板を用いた場合は成型加工が容易であるので好ましい。
また、樹脂層40は、UV硬化樹脂、熱可塑性樹脂、またはホトレジスト等の高分子部材を使用することができる。また、高分子部材以外のガラス部材、酸化物部材、または窒化物部材等を使用することができる。
また、撮像素子5の製造工程と像面変換素子1の製造工程とを組み合わせて、撮像素子5の製造工程で形成された受光素子5aの上に光伝達管7を直接製造して、像面変換素子1を有する撮像光学素子100とすることも可能である。
また、上記製造方法で作成された撮像光学素子100に、別工程で製造されたアダプター、平面素子等の部材を既存の目合わせ装置等により撮像光学素子100の結像光学系3側の面に接合することで、撮像光学素子100の変形例を製造することができる。なお、透明樹脂部材の平面側に透明基板を接合し、透明樹脂部材の曲面上にSiOx膜を形成する工程としても構わない。
以上述べたように、本発明によれば、像面湾曲収差を有するまたは結像面が曲面である結像光学系において、結像光学系の像面と撮像素子との間に配置して高画質の画像を撮像可能にする像面変換素子を有する撮像光学素子を製造する製造方法を提供することが可能になる。また、上記製造方法で製造された撮像光学素子を提供することが可能になる。また、この撮像光学素子を有する光学系(撮像光学系)を提供することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる撮像光学素子の製造方法により製造された撮像光学素子の概略構成図を示す。 図1の撮像光学素子の拡大断面図を示す。 (a)〜(i)は、本発明にかかる撮像光学素子の製造工程を示す図である。
符号の説明
1 像面変換素子
3 結像光学系
4 透明基板
5 撮像素子
5a 受光素子
5b マイクロレンズアレイ
7 光伝達管
7b 光伝達管端面(第2面)
I 像面
Ia 第1面
100 撮像光学素子
40 樹脂層
42 SiO
52 ホトレジスト
44 金属膜(Al膜)

Claims (12)

  1. 透明基板の一方の表面を結像光学系により決まる像面形状に対応する曲面を有する金型で成型する工程と、
    前記曲面に接合し当該曲面に対向する面が平面の透明樹脂部材を形成する工程と、
    前記透明樹脂部材の前記平面上にSiOx膜を形成する工程と、
    前記SiOx膜上に金属膜を形成する工程と、
    前記金属膜上にホトレジストを塗布する工程と、
    選択された撮像素子の受光素子配列に対応する光伝達管パターンを露光する工程と、
    現像工程と、
    前記ホトレジストをマスクとして前記金属膜と前記SiOx膜をエッチングする工程と、
    前記金属膜と前記SiOx膜をマスクとして前記透明樹脂部材をエッチングする工程と、
    前記撮像素子の受光素子位置に前記透明樹脂部材それぞれの端面を接着する接着工程と、
    を含むことを特徴とする撮像光学素子の製造方法。
  2. 前記金属膜はAl膜であることを特徴とする請求項1に記載の撮像光学素子の製造方法。
  3. 前記金属膜はTi膜であることを特徴とする請求項1に記載の撮像光学素子の製造方法。
  4. 前記金属膜はCr膜であることを特徴とする請求項1に記載の撮像光学素子の製造方法。
  5. 前記透明基板は石英であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像光学素子の製造方法。
  6. 前記透明基板は透明セラミックスであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像光学素子の製造方法。
  7. 前記透明基板はガラスであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像光学素子の製造方法。
  8. 前記透明基板は樹脂であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像光学素子の製造方法。
  9. 前記透明樹脂部材は高分子部材であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像光学素子の製造方法。
  10. 前記高分子部材はUV硬化樹脂であることを特徴とする請求項10に記載の撮像光学素子の製造方法。
  11. 前記高分子部材は熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項10に記載の撮像光学素子の製造方法。
  12. 前記高分子部材はホトレジストであることを特徴とする請求項10に記載の撮像光学素子の製造方法。
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