JP2000028914A - 撮影レンズ - Google Patents

撮影レンズ

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JP2000028914A
JP2000028914A JP10197150A JP19715098A JP2000028914A JP 2000028914 A JP2000028914 A JP 2000028914A JP 10197150 A JP10197150 A JP 10197150A JP 19715098 A JP19715098 A JP 19715098A JP 2000028914 A JP2000028914 A JP 2000028914A
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lens
curvature
radius
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Mitsuhiro Yanari
光弘 矢成
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種フィルタや保護ガラスなどを配置可能な
バックフォーカスを有し、結像面から射出瞳までの距離
が長く、且つ加工が簡単で安価な硝子材を用いた撮像素
子用の撮影レンズを得る。 【解決手段】 物体側から順に、絞りDと、物体側に強
い凸面を有する両凸レンズである第1レンズL1と、両
凹レンズである第2レンズL2と、像側に強い凸面を有
する両凸レンズである第3レンズL3と、両凸レンズで
ある第4レンズL4とを配設して撮影レンズが構成され
る。この撮影レンズを構成する第2レンズL2の物体側
のレンズ面の曲率半径R3および像側のレンズ面の曲率
半径R4が等しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズ、特に
デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像素子を
用いる撮影機器に適した撮影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルスチルカメラやビデオカ
メラ等のように、撮像素子(例えば、CCD等)を用い
た撮影用の機器に対する需要が急速に高まっている。こ
れらは、画像の記録や撮影後の画像処理等をコンピュー
タを用いることによって容易に行うことができるとい
う、従来の銀塩フィルムを用いたカメラにはない利点が
あることなどから、急速に市場に広まってきている。銀
塩フィルムを用いたカメラは小型化が大きく進んでいる
が、これら撮像素子を用いたカメラについても同様に小
型化に対する要望が大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CCD
等の撮像素子は撮像面が小さく、銀塩フィルム用の撮影
レンズと比較して、撮像素子用の撮影レンズは焦点距離
が短くなり、それに伴って撮影レンズのバックフォーカ
スも短くなる。ところが、一般に撮像素子を用いる光学
系には、撮影レンズの後側に、色モアレ防止用のローパ
スフィルタや赤外カットフィルタ、保護用のカバーガラ
スなどを配置する必要があるため、少なくともこれらを
配置できるだけのバックフォーカスを確保する必要があ
る。
【0004】さらに、近年では撮像素子の小型化がます
ます進んできており、これに伴って撮影レンズもより短
い焦点距離を有した小型レンズが求められてきている。
レンズを小型化するためには、レンズに使用する硝子材
も高価な材料が必要となりがちで、レンズ表面の研磨加
工が難しく、レンズ製造コストが上昇するという問題が
生じやすい。
【0005】また、CCD等の撮像素子の特性から、周
辺光量の低下や色ずれの発生を抑えるために、各画角の
主光線が撮像素子に対してできるだけ垂直に入射するよ
うに構成することが望まれ、このために、撮影レンズの
射出瞳から結像面までの距離をできるだけ長くなるよう
にすることが望ましい。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みたもので、
焦点距離が短い撮像素子用の撮影レンズにおいて、各種
フィルタや保護ガラスなどを配置するために十分な長さ
のバックフォーカスを有し、周辺光量の低下や色ずれが
起きないように結像面から射出瞳までの距離が長く、且
つ加工が簡単で安価な硝子材を用いた撮像素子用の撮影
レンズを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る撮影レンズは、物体側から順に、絞り
と、物体側に強い凸面を有する両凸レンズである第1レ
ンズと、両凹レンズである第2レンズと、像側に強い凸
面を有する両凸レンズである第3レンズと、両凸レンズ
である第4レンズとを配設して構成され、さらに、この
撮影レンズを構成する第2レンズの物体側のレンズ面の
曲率半径R3および像側のレンズ面の曲率半径R4が等
しい。すなわち、 |R3|=|R4| (これを条件
式(1)と称する)を満足する。
【0008】このような第1〜第4レンズ構成を採用す
ることにより、各レンズに均一的に屈折力を振り分ける
ことにより、各レンズの曲率半径を比較的大きくとりつ
つ、全体の焦点距離を短くして小型撮影レンズを得るこ
とが可能となる。このように各レンズの曲率半径を大き
くできるためレンズ加工が容易であり、製造コストを低
減することができる。さらに、屈折力を均等に振り分け
ることにより各レンズの必要屈折率が比較的小さくなる
ので、安価な硝子材を使用することができ、この点でも
製造コストを低減することができる。
【0009】条件式(1)を満足することにより第2レ
ンズの加工が容易となり、製造コストを一層低減でき
る。また、絞りを最も物体側に配設しているため、射出
瞳の位置と結像面との距離を長くすることができるとと
もに、FナンバーもF=2.2程度まで明るくすること
ができ、収差も良好に補正された撮影レンズを得ること
ができる。
【0010】なお、第4レンズの物体側のレンズ面の曲
率半径R7および像側のレンズ面の曲率半径R8が等し
い、すなわち、 |R7|=|R8| (これを条件式
(2)と称する)を満足するようにこれら曲率を設定す
るのが好ましい。これにより、第4レンズの加工も容易
となる。
【0011】さらに、撮影レンズ全体の焦点距離fと、
第2レンズの焦点距離f2 と、第3レンズの焦点距離f
3 と、第4レンズの焦点距離f4 と、物体側から数えて
i番目のレンズ面の曲率半径Ri と、物体側から数えて
i番目のレンズ面の外径をφi との関係が、次の条件式
(3),(4)および(5)を満足するように設定する
のが好ましい。
【0012】
【数1】 −0.65 ≦ (f2/f ) ≦ −0.4 ・・・(3) 0.3 ≦ (f3/f4) ≦ 1.5 ・・・(4) (φi/|Ri|) ≦ 1.2 ・・・(5)
【0013】条件式(3)は、本発明に係る撮影レンズ
を構成するレンズのなかでただ一つの負レンズである第
2レンズの屈折力を規定するものである。撮影レンズの
ペッツバール和を小さくして非点収差を抑え、且つ、バ
ックフォーカスを確保するためには、第2レンズの屈折
力を強くすることが有効である。このため、条件式
(3)の下限を下回ると(すなわち、第2レンズの屈折
力が弱くなると)、撮影レンズのペッツバール和を小さ
くして非点収差を小さくすることと、各種フィルタ等の
配置のためのバックフォーカスを確保することとを両立
させることが難しくなる。また、条件式(3)の上限を
超えると、球面収差の過剰補正やコマ収差の悪化を招く
という問題があり、さらに、第2レンズのレンズ面の曲
率半径が小さくなり(曲率がきつくなり)レンズの加工
が難しくなって製造コストが上昇するという問題が生じ
る。
【0014】条件式(4)は、第3レンズと第4レンズ
との焦点距離の比を規定しているが、条件式(4)の下
限を下回ると、条件式(3)および(5)を同時に満足
しつつバックフォーカスを確保し、さらに、射出瞳の位
置から結像面までの距離を十分に長くとることが困難と
なる。一方、条件式(4)の上限を超えると、ペッツバ
ール和が増大して像面湾曲が大きくなり、非点収差の悪
化を招くという問題が発生し、さらに、第4レンズのレ
ンズ径が大きくなって撮影レンズ全体を小型化すること
が難しくなる。
【0015】条件式(5)はレンズの曲率半径と外径の
比を規定しており、この条件式(5)の上限を超える
と、レンズを研磨する際に一度に複数枚のレンズを研磨
することができなくなる。このため、レンズ研磨にかか
る時間とコストが、複数研磨のレンズと比較して格段に
高くなり、製造コストの低減が難しくなる。なお、条件
式(5)をさらに規定した条件式(6)を満足するよう
に設定すれば、レンズ加工が一層容易となり、コストダ
ウンに有利である。
【0016】
【数2】 (φi/|Ri|) ≦ 1.0 ・・・(6)
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る撮影レンズの具体的な構
成例について、図面を参照して説明する。
【0018】
【第1実施例】本発明の第1実施例に係る具体的な撮影
レンズ構成を図1に示している。この撮影レンズAL1
は、光軸上において物体側から順に配設された、絞りD
と、物体側に強い凸面を有する両凸レンズである第1レ
ンズL1と、両凹レンズである第2レンズL2と、像側
に強い凸面を有する両凸レンズである第3レンズL3
と、両凸レンズである第4レンズL4とから構成され
る。第4レンズL4の後側(像面側)にカバーガラスC
が配設され、さらに後に結像面F(CCD撮像素子の撮
像面)が位置する。この撮影レンズAL1は表1に示す
諸元を有し、さらにこの撮影レンズAL1の諸収差を図
2に示す。この図から分かるように、比較的明るく且つ
収差も良好に補正されたレンズ構成となっている。な
お、非点収差図において、Mがメリジオナル像面、Sが
サジタル像面での収差を示す。
【0019】
【表1】 レンズ面 曲率半径 面間隔 外径 屈折率 アッベ数 Si R d φ nd νd 0(絞り) ∞ 0.0 3.6 1.00000 1 5.690 2.0 5.0 1.62041 60.14 2 -24.000 1.0 5.0 1.00000 3 -6.079 1.0 5.0 1.68893 31.08 4 6.079 0.8 5.0 1.00000 5 19.492 1.9 6.0 1.58913 61.09 6 -7.049 0.1 6.0 1.00000 7 11.502 1.8 6.0 1.62041 60.14 8 -11.502 1.5 6.0 1.00000 9(カハ゛ーカ゛ラス) ∞ 1.0 7.0 1.51680 64.10 10(カハ゛ーカ゛ラス) ∞ 2.863 7.0 1.00000
【0020】また、この撮影レンズAL1に関する焦点
距離や、上記条件式の対応値を表2に示しており、バッ
クフォーカス長さBfが撮影レンズAL1全体としての
焦点距離fの0.63倍の長さであり、各種フィルター
やカバーガラスを配置するために十分なバックフォーカ
スを確保している。また、撮影レンズの射出瞳から結像
面Fまでの距離EPは、撮影レンズ全体の焦点距離fの
3.94倍であり、周辺光量の低下や色ずれを起こさな
い程度の十分な長さを確保している。さらに、各レンズ
の曲率半径は比較的大きく、|R3|=|R4|で、|
R7|=|R8|であるので製造が容易で、各レンズの
屈折率も比較的小さく加工が簡単で安価な硝子材を用い
ることができるので製造コストが低い。
【0021】なお、表2において、f1〜f4は第1〜
第4レンズL1〜L4の焦点距離を表し、φ1〜φ8は
各レンズ面の外径(レンズ外径)、R1〜R8は各レン
ズ面の曲率半径を表す。
【0022】
【表2】 f = 7.91 f1 = 7.61 f2 = −4.27 f3 = 9.03 f4 = 9.56 EP= 31.18 Bf= 5.02 f2/f = −0.54 f3/f4 = 0.94 φ1/R1 = 0.88 φ2/R2 = 0.21 φ3/R3 = 0.82 φ4/R4 = 0.82 φ5/R5 = 0.31 φ6/R6 = 0.85 φ7/R7 = 0.52 φ8/R8 = 0.52 EP/f = 3.94 Bf/f = 0.63
【0023】
【第2実施例】本発明の第2実施例に係る具体的な撮影
レンズ構成を図3に示している。この撮影レンズAL2
は、光軸上において物体側から順に配設された、絞りD
と、物体側に強い凸面を有する両凸レンズである第1レ
ンズL1と、両凹レンズである第2レンズL2と、像側
に強い凸面を有する両凸レンズである第3レンズL3
と、両凸レンズである第4レンズL4とから構成され、
第4レンズL4の後側(像面側)にカバーガラスCが配
設され、さらに後に結像面Fが位置する。この撮影レン
ズAL2は表3に示す諸元を有し、さらにこの撮影レン
ズAL2の諸収差を図4に示す。この図から分かるよう
に、比較的明るく且つ収差も良好に補正されたレンズ構
成となっている。
【0024】
【表3】 レンズ面 曲率半径 面間隔 外径 屈折率 アッベ数 Si R d φ nd νd 0(絞り) ∞ 0.0 3.6 1.00000 1 5.504 2.0 5.0 1.62041 60.14 2 -17.917 1.0 5.0 1.00000 3 -5.600 1.0 5.0 1.68893 31.08 4 5.600 0.8 5.0 1.00000 5 13.650 2.1 6.0 1.58913 61.09 6 -6.223 0.1 6.0 1.00000 7 13.741 1.7 6.0 1.62041 60.14 8 -13.741 1.5 6.0 1.00000 9(カハ゛ーカ゛ラス) ∞ 1.0 7.0 1.51680 64.10 10(カハ゛ーカ゛ラス) ∞ 2.580 7.0 1.00000
【0025】また、この撮影レンズAL2に関する焦点
距離や、上記条件式の対応値を表4に示しており、バッ
クフォーカス長さBfが撮影レンズAL2全体としての
焦点距離fの0.60倍の長さであり、十分なバックフ
ォーカスを確保している。また、撮影レンズの射出瞳か
ら結像面Fまでの距離EPは、撮影レンズ全体の焦点距
離fの3.95倍であり、周辺光量の低下や色ずれを起
こさない程度の十分な長さを確保している。さらに、各
レンズの曲率半径は比較的大きく、屈折率は比較的小さ
いので、製造コストが低い。
【0026】
【表4】 f = 7.91 f1 = 7.02 f2 = −3.92 f3 = 7.55 f4 = 11.34 EP= 31.22 Bf = 4.74 f2/f = −0.50 f3/f4 = 0.67 φ1/R1 = 0.91 φ2/R2 = 0.28 φ3/R3 = 0.89 φ4/R4 = 0.89 φ5/R5 = 0.44 φ6/R6 = 0.96 φ7/R7 = 0.44 φ8/R8 = 0.44 EP/f = 3.95 Bf /f = 0.60
【0027】
【第3実施例】本発明の第3実施例に係る具体的な撮影
レンズ構成を図5に示している。この撮影レンズAL3
は、光軸上において物体側から順に配設された、絞りD
と、物体側に強い凸面を有する両凸レンズである第1レ
ンズL1と、両凹レンズである第2レンズL2と、像側
に強い凸面を有する両凸レンズである第3レンズL3
と、両凸レンズである第4レンズL4とから構成され、
第4レンズL4の後側(像面側)にフィルターC1とカ
バーガラスC2が配設され、さらに後に結像面Fが位置
する。この撮影レンズAL3は表5に示す諸元を有し、
さらにこの撮影レンズAL3の諸収差を図6に示す。こ
の図から分かるように、比較的明るく且つ収差も良好に
補正されたレンズ構成となっている。
【0028】
【表5】 レンズ面 曲率半径 面間隔 外径 屈折率 アッベ数 Si R d φ nd νd 0(絞り) ∞ 0.0 3.6 1.00000 1 6.345 2.0 5.0 1.71300 53.93 2 -45.000 1.0 5.0 1.00000 3 -6.229 1.0 5.0 1.72825 28.34 4 6.229 0.8 5.0 1.00000 5 14.050 1.9 6.0 1.71300 53.93 6 -6.663 0.1 6.0 1.00000 7 19.776 1.5 6.0 1.71300 53.93 8 -19.776 1.0 6.0 1.00000 9(フィルタ) ∞ 0.7 7.0 1.52420 70.20 10(カハ゛ーカ゛ラス) ∞ 1.0 7.0 1.51680 64.10 11(カハ゛ーカ゛ラス) ∞ 3.149 1.00000
【0029】この撮影レンズAL3に関する焦点距離
や、上記条件式の対応値を表6に示しており、バックフ
ォーカス長さBfが撮影レンズAL3全体としての焦点
距離fの0.67倍の長さであり、十分なバックフォー
カスを確保している。また、撮影レンズの射出瞳から結
像面Fまでの距離EPは、撮影レンズ全体の焦点距離f
の4.95倍であり、周辺光量の低下や色ずれを起こさ
ない程度の十分な長さを確保している。さらに、各レン
ズの曲率半径は比較的大きく、屈折率は比較的小さいの
で、製造コストが低い。
【0030】
【表6】 f = 7.91 f1 = 7.93 f2 = −4.14 f3 = 6.59 f4 = 14.09 EP= 39.16 Bf = 5.27 f2/f = −0.52 f3/f4 = 0.47 φ1/R1 = 0.79 φ2/R2 = 0.11 φ3/R3 = 0.80 φ4/R4 = 0.80 φ5/R5 = 0.43 φ6/R6 = 0.90 φ7/R7 = 0.30 φ8/R8 = 0.30 EP/f = 4.95 Bf /f = 0.67
【0031】
【第4実施例】本発明の第4実施例に係る具体的な撮影
レンズ構成を図7に示している。この撮影レンズAL4
は、光軸上において物体側から順に配設された、絞りD
と、物体側に強い凸面を有する両凸レンズである第1レ
ンズL1と、両凹レンズである第2レンズL2と、像側
に強い凸面を有する両凸レンズである第3レンズL3
と、両凸レンズである第4レンズL4とから構成され、
第4レンズL4の後側(像面側)にフィルターC1とカ
バーガラスC2が配設され、さらに後に結像面Fが位置
する。この撮影レンズAL4は表7に示す諸元を有し、
さらにこの撮影レンズAL4の諸収差を図8に示す。こ
の図から分かるように、比較的明るく且つ収差も良好に
補正されたレンズ構成となっている。
【0032】
【表7】 レンズ面 曲率半径 面間隔 外径 屈折率 アッベ数 Si R d φ nd νd 0(絞り) ∞ 0.0 3.6 1.00000 1 6.365 1.9 5.0 1.71300 53.93 2 -45.000 1.0 5.0 1.00000 3 -6.982 1.0 5.0 1.72825 28.34 4 6.982 0.8 5.0 1.00000 5 47.348 1.5 6.0 1.71300 53.93 6 -8.951 0.1 6.0 1.00000 7 12.255 1.8 6.0 1.71300 53.93 8 -12.255 1.0 6.0 1.00000 9(フィルタ) ∞ 0.7 7.0 1.52420 70.20 10(カハ゛ーカ゛ラス) ∞ 1.0 7.0 1.51680 64.10 11(カハ゛ーカ゛ラス) ∞ 3.119 1.00000
【0033】この撮影レンズAL4に関する焦点距離
や、上記条件式対応値を表8に示しており、バックフォ
ーカス長さBfが撮影レンズAL4全体としての焦点距
離fの0.66倍の長さであり、十分なバックフォーカ
スを確保している。また、撮影レンズの射出瞳から結像
面Fまでの距離EPは、撮影レンズ全体の焦点距離fの
4.46倍であり、周辺光量の低下や色ずれを起こさな
い程度の十分な長さを確保している。さらに、各レンズ
の曲率半径は比較的大きく、屈折率は比較的小さいの
で、製造コストが低い。
【0034】
【表8】 f = 7.91 f1 = 7.94 f2 = −4.65 f3 = 10.68 f4 = 8.87 EP= 35.26 Bf = 5.24 f2/f = −0.59 f3/f4 = 1.20 φ1/R1 = 0.79 φ2/R2 = 0.11 φ3/R3 = 0.72 φ4/R4 = 0.72 φ5/R5 = 0.13 φ6/R6 = 0.67 φ7/R7 = 0.49 φ8/R8 = 0.49 EP/f = 4.46 Bf /f = 0.66
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、第1〜第4レンズ
から構成される本発明に係る撮影レンズを用いれば、各
レンズに均一的に屈折力を振り分けて各レンズの曲率半
径を比較的大きくとりつつ、全体の焦点距離を短くして
小型撮影レンズを得ることが可能となり、このため、レ
ンズ加工が容易で製造コストを低減することができる。
さらに、屈折力を振り分けることにより各レンズの必要
屈折率が比較的小さくなるので、安価な硝子材を使用す
ることができ、この点でも製造コストを低減することが
できる。
【0036】また、上述の条件式(1)〜(6)を満足
することにより、レンズ加工が容易で、カバーガラス、
フィルター等を配設可能な程度に大きなバックフォーカ
スが確保でき、射出瞳の位置と結像面との距離が長く、
FナンバーがF=2.2程度まで明るく、収差も良好に
補正された撮影レンズを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る撮影レンズ構成を示
す構成図である。
【図2】この第1実施例に係る撮影レンズの収差図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例に係る撮影レンズ構成を示
す構成図である。
【図4】この第2実施例に係る撮影レンズの収差図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例に係る撮影レンズ構成を示
す構成図である。
【図6】この第3実施例に係る撮影レンズの収差図であ
る。
【図7】本発明の第4実施例に係る撮影レンズ構成を示
す構成図である。
【図8】この第4実施例に係る撮影レンズの収差図であ
る。
【符号の説明】
AL1〜AL4 撮影レンズ D 絞り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、絞りと、物体側に強い
    凸面を有する両凸レンズである第1レンズと、両凹レン
    ズである第2レンズと、像側に強い凸面を有する両凸レ
    ンズである第3レンズと、両凸レンズである第4レンズ
    とを配設して構成され、前記第2レンズの物体側のレン
    ズ面の曲率半径R3および像側のレンズ面の曲率半径R
    4が等しいことを特徴とする撮影レンズ。
  2. 【請求項2】 前記第4レンズの物体側のレンズ面の曲
    率半径R7および像側のレンズ面の曲率半径R8が等し
    いことを特徴とする請求項1に記載の撮影レンズ。
  3. 【請求項3】 前記撮影レンズ全体の焦点距離fと、前
    記第2レンズの焦点距離f2 と、前記第3レンズの焦点
    距離f3 と、前記第4レンズの焦点距離f4と、物体側
    から数えてi番目のレンズ面の曲率半径Ri と、物体側
    から数えてi番目のレンズ面の外径をφi との関係が、 条件式 −0.65 ≦ (f2/f ) ≦ −0.4 0.3 ≦ (f3/f4) ≦ 1.5 (φi/|Ri|) ≦ 1.2 を満足することを特徴とする請求項1もしくは2に記載
    の撮影レンズ。
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