JP2000028464A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2000028464A
JP2000028464A JP10200207A JP20020798A JP2000028464A JP 2000028464 A JP2000028464 A JP 2000028464A JP 10200207 A JP10200207 A JP 10200207A JP 20020798 A JP20020798 A JP 20020798A JP 2000028464 A JP2000028464 A JP 2000028464A
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JP
Japan
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pressure
housing
fluid
introducing pipe
pressure sensor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10200207A
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English (en)
Inventor
Masami Hori
正美 堀
Kazuya Nohara
一也 野原
Atsushi Ishigami
敦史 石上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用温度が低温でもガソリン等の腐食性オイ
ル、ガス等の流体の圧力を検出することができ、且つこ
れら腐食性を有する流体を検出する場合に長期的に使用
することができる圧力センサを提供する。 【解決手段】ハウジング20内部に流体の侵入を阻止す
るシール部材として用いられるOリング3が、低温特性
に優れた材料から形成される母材4の表面にフッ素系コ
ーティング剤がコーティングされて成る。母材4を形成
する材料としてシリコン、ニトリルゴム、アクリルゴム
等の低温における温度特性に優れた材料が用いられ、こ
のような材料で環状に形成された母材4の表面にフッ素
系コーティング剤がコーティングされてコーティング層
5が形成され、ハウジング20内部に設けられた凹部2
0d内に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すように、筒状の圧
力導入管10を通して導入される流体の圧力を電気信号
に変換して検出するセンサエレメントAと、このセンサ
エレメントAのリード端子11が半田接合されるととも
に前記電気信号を増幅する増幅回路(図示せず)を実装
したプリント基板Pと、をハウジング20内に収納した
圧力センサが提供されている。
【0003】センサエレメントAは、ケース30内にシ
リコン基板等の半導体基板(図示せず)が配設されて成
り、このシリコン基板には、異方性エッチングによりダ
イヤフラム及びこのダイヤフラムの圧力による歪みを検
出する抵抗素子(ピエゾ抵抗等)が形成されている。こ
の抵抗素子はピエゾ抵抗効果により抵抗値が変化するも
ので、シリコン基板上に複数個形成されており、それら
を結線することでホイ−トストンブリッジ回路を構成し
ている。
【0004】このセンサエレメントAに圧力導入管10
から流体が導入されると、流体の圧力によりシリコン基
板に形成されたダイヤフラムが撓み、この結果、ピエゾ
抵抗の抵抗値が変化してブリッジ回路の出力電圧が変化
する。ブリッジ回路の出力電圧は、シリコン基板にボン
ディングワイヤを介して接続されたリード端子11によ
りプリント基板Pに形成された増幅回路(図示せず)に
取り出される。そして、増幅回路で増幅された出力電圧
は、プリント基板Pに半田などにより接合された入出力
端子12を介して外部に取り出される構成となってい
る。
【0005】ところで、このセンサエレメントAを収納
するハウジング20はボディ20aとカバー20bから
構成される。カバー20bはボディ20aの開口を塞い
で、センサエレメントAとプリント基板Pが配設される
ハウジング内部の気密性を一定に保っている。また、ボ
ディ20aの下端には外部の流体を導入する筒部20c
が突設され、筒部20cの内側のボディ20aの底部
に、圧力導入管10を外部の流体に臨ませるために圧力
導入管10が挿通される挿通部20eが設けられてい
る。そして、この挿通部20eに圧力導入管10が挿通
され、筒部20cに外部から導入された流体は、さら
に、圧力導入管10に導入されてセンサエレメントAの
シリコン基板に設けられたダイヤフラムを撓ませる構成
となっている。
【0006】ここで、挿通部20eと圧力導入管10と
の隙間13をシールするシール部材14が、ボディ20
a底部に挿通部20eと連通して設けられた凹部20d
内に配設されている。このシール部材14は、凹部20
d内で圧力導入管10の外周面と接触して配設され、外
部からの流体が隙間13に侵入した際に、シールしてハ
ウジング20内部に流体が侵入するのを防いでいる。従
来、ガソリン等の腐食性オイル、ガス等の流体の圧力を
検出する圧力センサにおいては、このシール部材14と
してOリングが用いられ、このOリングの材料として、
腐食性を有する流体中で長期的に使用しても腐食しない
フッ素系樹脂が使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フッ素
系樹脂から成るOリングでは、圧力センサの使用温度が
−40℃まで下がると、圧力センサのシール性の信頼性
に欠けるという問題があった。
【0008】また、この問題を解決するために、Oリン
グを低温の特性に優れた材料で構成すると、導入される
流体がガソリン等の腐食性オイル、ガス等の腐食性を有
する場合、Oリングが腐食されてハウジング20内に流
体が侵入するという問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するために為さ
れたもので、使用温度が低温でもガソリン等の腐食性オ
イル、ガス等の流体の圧力を検出することができ、且つ
これら腐食性を有する流体を検出する場合に長期的に使
用することができる圧力センサを提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、筒状の圧力導入管を通して導入される
流体の圧力を検出するセンサエレメントと、センサエレ
メントが内部に収納されるとともに圧力導入管を外部の
流体に臨ませるために圧力導入管が挿通される挿通部を
有するハウジングと、挿通部と圧力導入管との隙間をシ
ールしてハウジング内部への流体の侵入を防ぐシール部
材とを備えた圧力センサにおいて、前記シール部材は低
温特性に優れた材料から形成される母材の表面にフッ素
系コーティング剤がコーティングされて成ることによ
り、低温でのシール部材による圧力センサのシール性が
向上し、圧力センサを低温で使用することができ、圧力
センサの使用温度の範囲を広くすることができるととも
に、フッ素系コーティング剤によりガソリン等の腐食性
のオイル、ガス等の流体によるシール部材の腐食を防止
することができる。
【0011】請求項2の発明は、筒状の圧力導入管を通
して導入される流体の圧力を検出するセンサエレメント
と、センサエレメントが内部に収納されるとともに圧力
導入管を外部の流体に臨ませるために圧力導入管が挿通
される挿通部を有するハウジングと、挿通部と圧力導入
管との隙間をシールしてハウジング内部への流体の侵入
を防ぐシール部材とを備えた圧力センサにおいて、前記
挿通部と圧力導入管との隙間を少なくとも含む部位にゲ
ル状のフッ素系樹脂を塗布したことにより、挿通部と圧
力導入管の隙間をシールして低温での圧力センサのシー
ル性が向上し、圧力センサを低温で使用することができ
るとともに、前記フッ素系樹脂がゲル状であることによ
りガソリン等の腐食性のオイル、ガス等の流体による腐
食を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の圧力
センサの基本構成は、従来の圧力センサと共通するため
に、共通する部分については同一の符号を付して説明を
省略し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ説明
する。
【0013】本実施形態の特徴とするところは、図1及
び図2に示すように、ハウジング20内部に流体の侵入
を阻止するシール部材として用いられるOリング3が、
低温特性に優れた材料から形成される母材4の表面にフ
ッ素系コーティング剤がコーティングされて成る点にあ
る。
【0014】ここで、母材4を形成する材料としてシリ
コン、ニトリルゴム、アクリルゴム等の低温における温
度特性に優れた材料が用いられ、このような材料で環状
に形成された母材4の表面にフッ素系コーティング剤が
コーティングされてコーティング層5が形成され、ハウ
ジング20内部に設けられた凹部20d内に配設されて
いる。これにより従来のフッ素系樹脂によるOリング1
4の場合と比較して、母材4が低温特性に優れているた
め圧力センサの低温度でのシール性が向上するととも
に、母材4の表面にフッ素系コーティング剤がコーティ
ングされているため、腐食性を有する流体中で長期的に
使用してもOリング3が腐食することもない。この結
果、Oリング3の腐食を防止することができるととも
に、圧力センサの低温度での使用温度範囲を広くするこ
とができる。 (実施形態2)本実施形態の圧力センサの基本構成は、
従来のものと共通するために、共通する部分については
同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴と
なる部分についてのみ説明する。
【0015】すなわち、本実施形態の特徴とするところ
は、図3に示すように、ハウジング20のボディ20a
の底部に設けられた挿通部20eとセンサエレメントA
の圧力導入管10との隙間13を少なくとも含む部位に
ゲル状のフッ素系樹脂15を塗布した点にある。
【0016】すなわち、このフッ素系樹脂15は圧力導
入管10の下端側からOリング14にかけて塗布され、
挿通部20cと圧力導入管10との隙間13を封止す
る。ここで、このフッ素系樹脂15はゲル状であるため
に、挿通部20cと圧力導入管10との隙間13に入り
込んでシールすることができ、また、このゲル状のフッ
素系樹脂15は上記したように広範囲にわたって塗布さ
れているため、隙間13に侵入する流体を確実に阻止す
ることができる。これにより、Oリング14だけの場合
と比較して、低温での圧力センサのシール性が向上し、
圧力センサを低温で使用することができ、圧力センサの
低温度での使用温度範囲を広くすることができる。ま
た、言うまでもなく、フッ素系樹脂15のゲルはガソリ
ン等の腐食性のオイル、ガス等の流体の中で長期的に使
用しても腐食することはなく、圧力センサを長期的に使
用することができる。なお、Oリング14として実施形
態1で使用したような低温特性に優れた材料からなる母
材4の表面にフッ素系コーティング剤がコーティングさ
れたものを用いれば、より効果がある。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明は、筒状の圧力導入管を
通して導入される流体の圧力を検出するセンサエレメン
トと、センサエレメントが内部に収納されるとともに圧
力導入管を外部の流体に臨ませるために圧力導入管が挿
通される挿通部を有するハウジングと、挿通部と圧力導
入管との隙間をシールしてハウジング内部への流体の侵
入を防ぐシール部材とを備えた圧力センサにおいて、前
記シール部材は低温特性に優れた材料から形成される母
材の表面にフッ素系コーティング剤がコーティングされ
て成ることにより、低温でのシール部材による圧力セン
サのシール性が向上し、圧力センサを低温で使用するこ
とができ、圧力センサの使用温度の範囲を広くすること
ができるとともに、フッ素系コーティング材によりガソ
リン等の腐食性のオイル、ガス等の流体によるシール部
材の腐食を防止することができるという効果がある。
【0018】請求項2の発明は、筒状の圧力導入管を通
して導入される流体の圧力を検出するセンサエレメント
と、センサエレメントが内部に収納されるとともに圧力
導入管を外部の流体に臨ませるために圧力導入管が挿通
される挿通部を有するハウジングと、挿通部と圧力導入
管との隙間をシールしてハウジング内部への流体の侵入
を防ぐシール部材とを備えた圧力センサにおいて、前記
挿通部と圧力導入管との隙間を少なくとも含む部位にゲ
ル状のフッ素系樹脂を塗布したことにより、挿通部と圧
力導入管の隙間をシールして低温での圧力センサのシー
ル性が向上し、圧力センサを低温で使用することができ
るとともに、フッ素系樹脂がゲル状であることによりガ
ソリン等の腐食性のオイル、ガス等の流体によるシール
部材の腐食を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す断面図である。
【図2】同上に用いられるOリングの断面図である。
【図3】実施形態2を示す断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
3 Oリング 4 母材 5 コーティング層 10 圧力導入管 20 ハウジング 20c 筒部 20d 凹部 20e 挿通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石上 敦史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA31 BB20 CC02 DD04 DD11 EE13 FF04 FF38 GG25 HH05 3J040 AA01 AA13 BA02 EA16 EA25 EA48 FA06 FA07 HA15 HA30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の圧力導入管を通して導入される流
    体の圧力を検出するセンサエレメントと、センサエレメ
    ントが内部に収納されるとともに圧力導入管を外部の流
    体に臨ませるために圧力導入管が挿通される挿通部を有
    するハウジングと、挿通部と圧力導入管との隙間をシー
    ルしてハウジング内部への流体の侵入を防ぐシール部材
    とを備えた圧力センサにおいて、前記シール部材は低温
    特性に優れた材料から形成される母材の表面にフッ素系
    コーティング剤がコーティングされて成ることを特徴と
    する圧力センサ。
  2. 【請求項2】 筒状の圧力導入管を通して導入される流
    体の圧力を検出するセンサエレメントと、センサエレメ
    ントが内部に収納されるとともに圧力導入管を外部の流
    体に臨ませるために圧力導入管が挿通される挿通部を有
    するハウジングと、挿通部と圧力導入管との隙間をシー
    ルしてハウジング内部への流体の侵入を防ぐシール部材
    とを備えた圧力センサにおいて、前記挿通部と圧力導入
    管との隙間を少なくとも含む部位にゲル状のフッ素系樹
    脂を塗布したことを特徴とする圧力センサ。
JP10200207A 1998-07-15 1998-07-15 圧力センサ Withdrawn JP2000028464A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013089147A1 (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 株式会社島津製作所 送液ポンプ及び液体クロマトグラフ
JP5610092B2 (ja) * 2011-12-12 2014-10-22 株式会社島津製作所 送液ポンプ及び液体クロマトグラフ

Cited By (4)

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