JP2000028384A - 車両用経路誘導装置 - Google Patents

車両用経路誘導装置

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JP2000028384A
JP2000028384A JP19319298A JP19319298A JP2000028384A JP 2000028384 A JP2000028384 A JP 2000028384A JP 19319298 A JP19319298 A JP 19319298A JP 19319298 A JP19319298 A JP 19319298A JP 2000028384 A JP2000028384 A JP 2000028384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバーが日常的に走行する経路(走行頻
度の高い経路)をはずれるときにのみ案内を発し、ドラ
イバーが案内を必要とする案内のみを発することのでき
る車両用経路誘導装置を提供すること。 【解決手段】 経路設定手段(ステップS02)により
車両位置および地図データに基づき前記目的地までの第
1の経路を設定し、迂回路設定手段(ステップS04,
S05)により渋滞情報が反映された前記目的地までの
第2の経路を取得する。この迂回路設定手段は、前記第
1の経路と前記第2の経路とを比較し、不一致部分を迂
回路として設定する。経路案内手段(ステップS03,
S06,S07,S08A)は、前記迂回路について経
路案内を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車載用ナビゲー
ションシステムなどの車両用経路誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用ナビゲーションシステムと
して知られている車両用経路誘導装置がある。この装置
によれば、衛星からの電波を受信して現在位置を認識
し、この装置に内蔵された車載コンピュータが、目的地
に至る経路を地図データに基づき計算して、車両を目的
地まで案内する。
【0003】これに対して、VICSに代表される交通
情報システムがある。このシステムによれば、利用者で
あるドライバーは、渋滞の少ない経路を知ることがで
き、渋滞を回避しながら目的地まで到達することができ
る。また近年では、前述の車載コンピュータによる経路
計算に加えて、外部の交通情報システムに目的地を送信
して外部で経路計算を行い、この計算により得られた経
路を受信して表示・案内するシステムも実用化されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば通勤
経路のように走行頻度の高い経路の場合、通常、ドライ
バーはその経路を熟知しており、経路案内を必要としな
い場合が多い。しかしながら、上述の従来技術によれ
ば、ドライバーが経路案内を必要とする経路であるか否
かにかかわらず、画面や音声などにより案内が行われ、
ドライバーに煩わしさを与えるという問題がある。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、ドライバーが日常的に走行する経路(走行頻度の
高い経路)をはずれて車両を誘導するときにのみ経路案
内を発し、ドライバーが案内を必要とする経路について
のみ案内することのできる車両用経路誘導装置を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決達成する
ため、この発明は以下の構成を有する。すなわち、請求
項1に記載された車両用経路誘導装置は、現在の車両位
置を検出するための位置検出手段と、道路情報を含む地
図データが格納されたデータベースとを有し、前記車両
位置および前記地図データに基づき車両を目的地まで誘
導する車両用経路誘導装置であって、前記車両位置およ
び前記地図データに基づき前記目的地までの第1の経路
を設定する経路設定手段(例えば、ステップS02)
と、渋滞情報が反映された前記目的地までの第2の経路
を取得し、前記第2の経路であって前記第1の経路との
不一致部分を迂回路として設定する迂回路設定手段(例
えば、ステップS04,S05)と、前記迂回路に関す
る経路案内を発する経路案内手段(例えば、ステップS
03,S06,S07,S08A)と、を備えたことを
特徴とする。
【0007】この装置によれば、経路設定手段は、デー
タベースに格納された地図データと位置検出手段で検出
された車両位置とから目的地までの第1の経路を独自に
計算して設定する。迂回路設定手段は、渋滞情報が反映
された第2の経路を外部から取得し、この第2の経路と
上述の第1の経路とを比較して不一致部分を求める。
【0008】ここで、この不一致部分には、第1の経路
に属する部分と第2の経路に属する部分とがあり、この
うち第2の経路に属する部分は、第1の経路に属する部
分に対する迂回路をなす(逆に、第1の経路に属する部
分は、第2の経路に属する部分に対する迂回路をな
す)。迂回路設定手段は、第2の経路に属する部分、す
なわち第2の経路であって第1の経路との不一致部分を
迂回路として設定する。
【0009】経路案内手段は、迂回路が設定されると、
この迂回路に関する経路案内(迂回路の案内)を発す
る。したがって、迂回路についてのみ経路案内が行わ
れ、ドライバーにとって必要な案内のみが発せられる。
【0010】また、請求項2に記載された車両用経路誘
導装置は、利用者により設定された動作モードが迂回路
を使用して経路案内を行う迂回路使用モードか否かを判
別する動作モード判別手段(例えば、ステップS03)
を更に備え、前記経路案内手段は、前記動作モードが迂
回路使用モードであるとき前記迂回路に関する経路案内
を発することを特徴とする。
【0011】この装置によれば、迂回路を使用して経路
案内を行うか否かが利用者により設定され、迂回路を使
用して経路案内を行う場合には動作モードとして迂回路
使用モードが設定される。経路設定手段は、データベー
スに格納された地図データと位置検出手段で検出された
車両位置とから、目的地までの第1の経路を独自に計算
して設定する。動作モード判別手段は、設定された動作
モードが迂回路使用モードか否かを判別する。
【0012】ここで、動作モードが迂回路使用モードで
あると判別された場合、以下の処理が実行される。即
ち、迂回路設定手段は、渋滞情報が反映された第2の経
路を外部から取得し、この第2の経路と上述の第1の経
路とを比較して不一致部分を求める。この不一致部分に
は、第1の経路に属する部分と第2の経路に属する部分
とがあり、このうち第2の経路に属する部分は、第1の
経路に属する部分に対する迂回路をなす(逆に、第1の
経路に属する部分は、第2の経路に属する部分に対する
迂回路をなす)。迂回路設定手段は、第2の経路に属す
る部分、すなわち第2の経路であって第1の経路との不
一致部分を迂回路として設定する。
【0013】迂回路が設定されると、経路案内手段は、
この迂回路に関する経路案内(迂回路の案内)を発す
る。したがって、迂回路使用モードが設定された場合、
迂回路についてのみ経路案内が行われ、ドライバーにと
って必要な案内のみが発せられる。これに対して、迂回
路使用モードでない場合、経路案内手段は、迂回路の有
無に関わらず、独自に計算された第1の経路に沿って通
常の経路案内を発する。
【0014】さらに、請求項3に記載された車両用経路
誘導装置は、前記経路案内手段が、前記第1の経路であ
って前記迂回路に対応する部分が前記第2の経路の候補
となる経路に属するとき前記迂回路に関する経路案内を
発することを特徴とする。
【0015】ここで、第1の経路と第2の経路との不一
致部分のうち、第1の経路に属する部分(第1の経路で
あって迂回路に対応する部分)が、第2の経路の候補と
なる経路に属するものである場合、第2の経路に属する
部分(迂回路)は、第1の経路に属する部分を比較対象
として採択された結果と考えることができる。
【0016】したがって、第2の経路に反映された渋滞
情報を的確に活用して経路案内を発することが可能とな
り、日常的に走行する経路とは違う経路(迂回路)を通
った方が早く目的地に到着できる場合、迂回路に関する
経路案内を発することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる実施の形
態について、図1ないし図4を参照しながら説明する。
ここで、図1は、この実施の形態にかかる車両用経路誘
導装置の構成図であり、図2ないし図4は、この装置の
動作を説明するための図である。
【0018】図1に示す如く、この実施の形態にかかる
車両用経路誘導装置は、現在の車両位置を検出するため
の位置検出手段として、GPS(Global Positioning Sy
stem)受信機10、車速センサ11、ヨーレートセンサ
12を有すると共に、道路情報を含む地図データが格納
されたデータベースとして地図データベース30を有
し、前記車両位置および前記地図データに基づき車両を
目的地まで誘導する車両用経路誘導装置であって、以下
の構成を有する。
【0019】すなわち、この装置は、前記車両位置およ
び前記地図データに基づき前記目的地までの第1の経路
を設定する経路設定手段(ステップS02)としてナビ
ゲーションECU(Electrical Control Unit)50を備
え、利用者により設定された動作モードが迂回路を使用
して経路案内を行う迂回路使用モードか否かを判別する
動作モード判別手段(ステップS03)として同じく前
記ナビゲーションECU50を備え、前記動作モードが
迂回路使用モードである場合、渋滞情報が反映された前
記目的地までの第2の経路を取得し、前記第2の経路で
あって前記第1の経路との不一致部分を迂回路として設
定する迂回路設定手段(ステップS04,S05)とし
て、ビーコン受信機20と、アンテナ21と、携帯電話
22と、モデム23と、アンテナ24と、経路データ記
憶部40と、同じくナビゲーションECU50とを備
え、前記動作モードが迂回路使用モードである場合、前
記迂回路に関して画面や音声などによる経路案内を発
し、前記動作モードが迂回路使用モードでない場合、前
記第1の経路に沿って通常の経路案内を発する経路案内
手段(ステップS06,S07,S08A〜S08C)
として同じく前記ナビゲーションECU50を備えて構
成される。
【0020】ここで、図1において、位置検出手段をな
すGPS受信機10は、人工衛星からの電波を受信し
て、車両位置を検出するために用いられる。車速センサ
11は、この車両の走行速度を検出するもので、車両位
置を補正するために用いられる。ヨーレートセンサ12
は、車両のヨーレート(Yaw Rate)を検出するもので、車
両の進行方向を検出するために用いられる。なお、この
位置検出手段として、これら以外に、例えば加速度セン
サやジャイロなどの他のセンサを用いてもよく、必要に
応じてセンサを選択すればよい。
【0021】迂回路設定手段をなすビーコン受信機20
は、車載アンテナ21を介してビーコン信号を受信する
もので、VICSなどの外部の交通情報システムにより
渋滞情報が反映されて計算された第2の経路を取得する
ために用いられる。携帯電話22およびモデム23は、
車載アンテナ24を介して外部の交通情報システムと通
信を行うもので、同様に外部で計算された第2の経路を
取得するために用いられる。地図データベース30は、
道路や各種の施設などの地図を表示するためのデータを
格納する。なお、外部から渋滞情報だけを受信し、この
渋滞情報に基づきナビゲーションECU50により第2
の経路を計算するものとしてもよい。
【0022】ナビゲーションECU50は、CPU(Cen
tral Processing Unit)を有する車載コンピュータを内
蔵し、GPS受信機10、車速センサ11、およびヨー
レートセンサ12からの各情報に基づき現在の車両位置
と進行方向を求め、経路探索(経路計算)などの各種の
処理や制御を実行するものであって、上述の経路設定手
段、動作モード判別手段、迂回路設定手段、或いは経路
案内手段の各機能を実現する。そして、地図データベー
ス30から得られる地図上に車両位置や進行方向を表わ
してディスプレイ62に表示すると共に、スピーカ61
から音声による案内を行う。
【0023】以下、この実施の形態にかかる装置の動作
について、目的地として勤務先を設定し、図2に示す自
宅Hから勤務先Gまでの通勤経路を案内する場合を例と
して図3に示すフローチャートに沿って説明する。ただ
し、以下の動作の説明においては、上述の第1の経路を
「内部経路」と表現し、第2の経路を「外部経路」と表
現し、迂回路使用モードを「エキスパートモード」と表
現する。
【0024】ここで、図2において、太線は外部の交通
情報システムによる渋滞情報の収集対象であって、この
システムによる経路案内の対象となっている幹線道路を
表し、細線はこのシステムの情報収集の対象外となって
いる道路を表す。また、同図において、H(自宅)→a
〜m(アルファベット順)→G(目的地)に至る経路を
通勤経路とし、P(自車位置)→n→o→i→p→l→
X(外部経路の案内終了地点)に至る経路を外部のシス
テムから提供される外部経路(渋滞情報が反映されて計
算された第2の経路)とする。自車位置Pは、最初に自
宅前に位置しているものとする。
【0025】ステップS01:まず、利用者であるドラ
イバーが目的地と動作モードを設定する。この実施の形
態では、目的地として勤務先Gを設定する。また、動作
モードとして、迂回路を用いた経路案内を行う動作モー
ドであるエキスパートモードを設定する。 ステップS02:ナビゲーションECU50は、自宅H
から勤務先Gまでの経路計算を行い、これにより算出さ
れた経路を内部経路として設定する。通勤経路のように
特別な事情がない限り変更されることのない内部経路に
ついては、固定経路として予め登録しておくことによ
り、経路計算をその都度行うことなく即座に目的地まで
の経路を設定することができる。
【0026】ステップS03:ナビゲーションECU5
0は、設定された動作モードがエキスパートモードか否
かを判別し、エキスパートモードであれば以下の処理を
実行する。 ステップS04:すなわち、ナビゲーションECU50
は、自車位置Pが幹線道路(太線上)に位置している場
合、例えば携帯電話22により外部の交通情報システム
のセンターと通信を行い、この外部システムにより計算
された目的地(勤務先G)までの経路を外部経路として
取得(受信)する。
【0027】この外部経路と前述の内部経路は、経路デ
ータ記憶部40に共に記憶される。なお、外部経路は、
センターで計算されたものであるが、外部のセンターか
ら渋滞情報そのものを受信して、ナビゲーションECU
50によりこの渋滞情報を反映させて外部経路を計算す
るものとしてもよい。
【0028】ステップS05:ナビゲーションECU5
0は、経路データ記憶部40から内部経路と外部経路を
読み出し、これら内部経路と外部経路とを比較して不一
致部分を求める。そして、不一致部分のうち、外部経路
に属する部分を迂回路として設定する。
【0029】具体的には、図2において、地点cと地点
eとの間、地点fと地点hとの間、地点jと地点lとの
間、地点l以降の各区間が不一致部分として求められ
る。そして、内部経路に属する経路c→d→eに対し外
部経路に属する経路c→n→eが迂回路として設定さ
れ、また経路f→g→hに対し経路f→o→hが迂回路
として設定され、さらに経路j→k→lに対し経路j→
p→lが迂回路として設定される。
【0030】ステップS06:次に、ナビゲーションE
CU50は、迂回路があるか否か、すなわち迂回路が設
定されたか否かを判定する。この場合、上述の各迂回路
が設定されるので、迂回路があると判定する。 ステップS07:迂回路が存在する場合(ステップS0
6:YES)、内部経路であって迂回路に対応する部分
が、外部経路の候補となる経路(幹線道路)に属するか
否かを判定する。
【0031】具体的には、図2において、迂回路をなす
経路f→o→hに対応する部分は、経路f→g→hであ
るから、迂回路に対応する部分が幹線道路に属すると判
断する。同様に、迂回路をなす経路j→p→lに対応す
る経路j→k→lも幹線道路に属する。しかし、迂回路
をなす経路c→n→eに対応する経路c→d→eは幹線
道路に属さないので、この場合、迂回路に対応する部分
は幹線道路に属さないと判断する。
【0032】ステップS08A:次に、ナビゲーション
ECU50は、内部経路であって迂回路に対応する部分
が幹線道路に属する場合(S07:YES)、迂回路に
関する経路案内を行う。具体的には、経路c→d→eは
幹線道路に属さないので、本来の通勤経路である経路c
→n→eについて経路案内を行う。また、経路f→g→
hは幹線道路に属するので、この迂回路をなす経路f→
o→hについて経路案内を行う。さらに、経路j→k→
lも幹線道路に属するので、この迂回路をなす経路j→
p→lについて経路案内を行う。経路l→m→G(目的
地)の一部は幹線道路に属さないので、この経路l→m
→Gについて経路案内が行われ、目的地である勤務先G
に到着する。
【0033】ここで、例えば経路f→g→hと経路f→
o→hのように、共に外部経路の候補道路(渋滞情報の
収集対象道路、すなわち渋滞情報が反映されている道
路)である場合、外部経路を計算する外部のシステム
は、経路f→g→hと経路f→o→hとの両方の走行時
間を考慮し、走行時間の短い方を外部経路として算出す
る。従ってこの場合、内部経路に属する経路f→g→h
に沿って進むよりも、外部経路に属する迂回路(経路f
→o→h)に沿って進んだ方が走行時間が短くなる。そ
こでこのような場合、上述のように迂回路に関する案内
を発し、迂回路に車両を誘導する。
【0034】図4に、迂回路について経路案内を行う際
のディスプレイ62の表示例を示す。この例では、外部
から迂回路が受信された旨が表示されると共に、本来の
通勤経路には白丸が付され、迂回路には黒丸が付されて
迂回路が案内されている。
【0035】ステップS08B:上述のステップS06
において迂回路が存在しないと判定された場合(ステッ
プS06:NO)、またはステップS07において迂回
路に対応する経路が幹線道路(渋滞情報収集対象)に属
さないと判定された場合(ステップS07:NO)、ナ
ビゲーションECU50は、画面や音声による経路案内
を行わない。
【0036】ここで、例えば経路c→d→eと経路c→
n→eのように、内部経路に属する一方の経路(c→d
→e)が幹線道路でない場合、外部経路に属する他方の
経路(c→n→e)については渋滞情報が反映されてい
るので、この経路(c→n→e)の正確な走行時間を得
ることはできる。しかし、他方の経路(c→d→e)に
ついては、渋滞情報が反映されていないので、この経路
(c→d→e)の正確な走行時間を知ることはできい。
従ってこの場合、迂回路をなす経路c→n→eを用いた
方が走行時間が短くなるという保証はない。そこでこの
ような場合、上述のように案内を行わず、迂回路に車両
を誘導しない。
【0037】ステップS08C:上述のステップS03
において、動作モードがエキスパートモードではないと
判定された場合、ナビゲーションECU50は、目的地
に向けた通常の案内(全経路案内)を発する。 ステップS09:ナビゲーションECU50は、目的地
である勤務先Gに到着するまで、上述のステップS03
ないしステップS08A/S08B/S08Cを繰り返
し実行し、目的地に到着すると、一連の処理を終了す
る。 以上により、ドライバーは、エキスパートモードを設定
した場合、適切な迂回路についてのみ経路案内を受け、
渋滞を回避しながら目的地とする勤務先まで案内され
る。
【0038】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明は、この実施の形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
ってもこの発明に含まれる。例えば、上述した実施の形
態では、動作モードとしてエキスパートモードが設定さ
れた場合に迂回路を用いた経路案内を行うようにした
が、必ずしも動作モードに応じて経路案内を行うように
構成する必要はなく、図3に示すステップS03とステ
ップS08Cとを削除してもよい。
【0039】また、上述した実施の形態では、動作モー
ドを判別するステップS03をステップS04の前に設
けたが、このステップS03をステップS07の後(ス
テップS08Aの前)に設けてもよい。これにより、エ
キスパートモードでない場合に、内部経路と迂回路の双
方について目的地まで経路案内を行うことができ、また
エキスパートモードの場合に迂回路の経路案内のみを行
うことができる。
【0040】また、動作モードを判別するステップS0
3をステップS04後に設けてもよい。これにより、内
部経路を用いた案内と外部経路を用いた案内とを選択す
ることができ、渋滞情報が反映された外部経路で案内す
ることができる。すなわち、この場合、先にステップS
04を実行して外部経路を取得した後、ステップS03
を実行する。ここで、動作モードがエキスパートモード
である場合(ステップS03:YES)、ステップS0
8Cを実行する。ステップS08では、ステップS04
で取得した外部経路を用いて目的地へ向けた経路案内を
行う。
【0041】また、上述した実施の形態では、外部経路
(第2の経路)は渋滞情報が反映されたものとしたが、
この渋滞情報は、交通事故情報や道路工事情報など、渋
滞の原因となりうる情報が反映されたものであればよ
く、必ずしも渋滞そのものに関する情報である必要はな
い。
【0042】さらに、上述した実施の形態では、図3に
示すフローチャートにおいて、ステップS02を実行し
て内部経路を設定した後に、ステップS04を実行して
渋滞情報が反映された外部経路を取得するものとした
が、ステップS04の後にステップS02を実行するよ
うにしてもよく、これらのステップの時系列順はこの発
明の本質とするところではない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
以下のような効果を得ることができる。すなわち、請求
項1に記載された発明によれば、車両位置および地図デ
ータに基づき設定された目的地までの第1の経路と、渋
滞情報が反映された前記目的地までの第2の経路とを比
較して迂回路を抽出し、この迂回路に関する経路案内を
発するようにしたので、迂回路部分だけを案内すること
ができ、不要な案内を防止することができる。
【0044】したがって、ドライバーは、経路案内を必
要としない経路を走行する場合、毎回同じ案内(画面、
音声)が行われる煩わしさから解放され、しかも渋滞情
報が反映された経路に迂回することにより渋滞を回避し
ながら目的地まで到達することができる。
【0045】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、利用者により設定された動作モードを判定し、動作
モードが迂回路使用モードであることを条件として経路
案内を発するようにしたので、通常の案内と迂回路の案
内をドライバーの好みで選択できる。
【0046】さらに、請求項3に記載された発明によれ
ば、第1の経路であって迂回路に対応する部分が、第2
の経路の候補となる経路に属することを条件として経路
案内を発するようにしたので、第2の経路に反映された
渋滞情報を的確に活用して経路案内を発することがで
き、迂回路の選択精度を向上させることができる。した
がって、迂回路を使用すれば通行に要する時間が短くな
る場合のみ、迂回路部分を案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態にかかる車両用経路誘
導装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態にかかる第1の経路と
第2の経路の一例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態にかかる車両用経路誘
導装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態にかかる迂回路の表示
案内例を示す図である。
【符号の説明】
10…GPS受信機、11…車速センサ、12…ヨーレ
ートセンサ、20…ビーコン受信機、21,24…車載
アンテナ、22…携帯電話、23…モデム、30…地図
データベース、40…経路データ記憶部、50…ナビゲ
ーションECU、61…スピーカ、62…ディスプレ
イ、S01〜S09…ステップ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の車両位置を検出するための位置検
    出手段と、道路情報を含む地図データが格納されたデー
    タベースとを有し、前記車両位置および前記地図データ
    に基づき車両を目的地まで誘導する車両用経路誘導装置
    であって、 前記車両位置および前記地図データに基づき前記目的地
    までの第1の経路を設定する経路設定手段と、 渋滞情報が反映された前記目的地までの第2の経路を取
    得し、前記第2の経路であって前記第1の経路との不一
    致部分を迂回路として設定する迂回路設定手段と、 前記迂回路に関する経路案内を発する経路案内手段と、 を備えたことを特徴とする車両用経路誘導装置。
  2. 【請求項2】 利用者により設定された動作モードが迂
    回路を使用して経路案内を行う迂回路使用モードか否か
    を判別する動作モード判別手段を更に備え、 前記経路案内手段は、前記動作モードが迂回路使用モー
    ドであるとき前記迂回路に関する経路案内を発すること
    を特徴とする請求項1に記載された車両用経路誘導装
    置。
  3. 【請求項3】 前記経路案内手段は、 前記第1の経路であって前記迂回路に対応する部分が前
    記第2の経路の候補となる経路に属するとき前記迂回路
    に関する経路案内を発することを特徴とする請求項1ま
    たは2のいずれかに記載された車両用経路誘導装置。
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