JP2000028259A - 貯蔵庫用扉の成形方法及び装置 - Google Patents

貯蔵庫用扉の成形方法及び装置

Info

Publication number
JP2000028259A
JP2000028259A JP11094427A JP9442799A JP2000028259A JP 2000028259 A JP2000028259 A JP 2000028259A JP 11094427 A JP11094427 A JP 11094427A JP 9442799 A JP9442799 A JP 9442799A JP 2000028259 A JP2000028259 A JP 2000028259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
concave portion
recess
handle
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11094427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3327863B2 (ja
Inventor
Noriyoshi Kashiwabara
教良 柏原
Tomihiro Otake
富弘 大竹
Akiteru Yoshimura
彰晃 吉村
Tsuneo Abe
恒雄 安部
Etsuo Sugiyama
悦男 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP09442799A priority Critical patent/JP3327863B2/ja
Publication of JP2000028259A publication Critical patent/JP2000028259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3327863B2 publication Critical patent/JP3327863B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫における左右分割扉の外側面にコ字状
ハンドルが取り付けられるが、そのハンドル後方の外壁
に凹部を歪みなく容易に成形させる。 【解決手段】 基台20における中央空所21の上方を
覆うようにコップ状ゴム膜22が取り付けられ、上型2
7の下面には、冷蔵庫用扉のハンドル後方の外壁に形成
されるべき凹部と同形の凹所28がゴム膜22の上方に
形成され、下型24及び上型27間に挟持されたステン
レス鋼板30に対しゴム膜22内の液圧が作用すること
により、ステンレス鋼板30が凹所28に沿うように塑
性変形して、上記凹部が成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫、冷凍庫、
冷却貯蔵庫等の貯蔵庫における扉、とくに、その開閉ハ
ンドル付近の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫等における扉ハンドルは、
特開平3−217780号公報に例示されているよう
に、凹部を形成したハンドルベースを扉前面の切欠部に
嵌め込み、ハンドルベースの凹部を上下に跨ぐハンドル
部材を、ねじによりハンドルベースと共に扉前面へ固定
することにより、ハンドル部材が扉前面から前方へ突出
する大きさを少なくするように構成されているが、ハン
ドルベースが扉前面と別の部材で構成されていて、ハン
ドルベースの端縁と扉前面との間には必然的に段差や隙
間が生じるので、この部分に汚れがつきやすい上に掃除
もしにくく、従って、食品等を取り扱う冷蔵庫では不衛
生となりやすい問題があった。
【0003】また、特開昭61−3978号公報に示さ
れた冷蔵庫では、扉のハンドルがねじにより扉部材の外
側面に直接締結され、ハンドル後方の扉部材に凹状部が
形成されているが、ハンドルに対する凹状部の横幅は大
きさが全く不明であるばかりでなく、扉部材はその外側
面から凹状部内へ縦断面が直角に接続されていて、凹状
部には水平の比較的広い底部が構成されているため、こ
の底部に扉洗浄水や埃がたまりやすくなり、従って、ハ
ンドルを握って扉を開閉するときに手が汚されて、やは
り不衛生となる欠点がある。また、上記のように扉部材
がその外側面から凹状部内へ直角に曲げられているの
で、凹状部は比較的深く形成されてドアパック部材との
間隔が狭められ、このため、凹状部の背後には発泡ウレ
タン樹脂に代えて減圧断熱材を配置する必要があり、コ
ストアップを招くことは避けられなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、貯蔵庫の扉
において、ハンドル後方の扉外側面に形成されたハンド
ル操作用凹部を容易に形成しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る貯蔵庫用扉の成形方法は、平面上に凹部が形成された
型に対し上記凹部に臨んでステンレス鋼板を配置し、上
記型の平面にステンレス鋼板を押圧した状態で上記凹部
の反対側から上記ステンレス鋼板に液圧を作用させて、
上記凹部の内面に沿うように上記ステンレス鋼板を変形
させることにより、貯蔵庫用扉の外壁に上記扉のハンド
ル操作用凹部を成形している。
【0006】すなわち、平面上に凹部が形成された型を
使用し、その凹部の反対側からステンレス鋼板に液圧を
作用させてステンレス鋼板を変形させることにより、貯
蔵庫用扉のハンドル操作用凹部を成形しているので、形
成された凹部でのステンレス鋼板部分には加圧力が適度
に分散して作用するため、凹部及びその周辺に歪みが発
生しにくくて凹部周辺の外面がきれいに保持され、従っ
て、一部分に凹部が形成されたステンレス鋼板をそのま
ま貯蔵庫における扉の外壁として使用することが可能と
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の各実施
形態例について、同等部分にはそれぞれ同一符号を付け
て説明する。図1において、冷蔵庫1の前面に、上下左
右にそれぞれ分割された扉2がそれぞれ上下の枢支軸2
´により回動自在に取り付けられ、各扉2は図2及び図
3に例示されているように、ステンレス鋼板製外壁3
と、樹脂製ドアパックからなる内壁4と、外壁3及び内
壁4間に充填された発泡断熱材5とから構成され、各扉
2の略コ字型ハンドル6は、図1に示されているように
冷蔵庫1前面における上下左右の中央寄りに、例えば図
1の上左方の扉2では、その扉2における外壁3の下右
方辺部で上下へ延びるように配置されていて、各ハンド
ル6が冷蔵庫1前面の中央付近に集められている。
【0008】また、図2及び図3に例示されているよう
に、ハンドル6は扉外壁3の外側面に形成された凹部7
を上下に跨ぐように配置され、両脚部にそれぞれ形成さ
れたリブ8が扉外壁3の平坦な外側面9に当てがわれ
て、ねじ10がリブ8のねじ孔11及び外側面9を貫通
して外壁3内面の補強板12へねじ込まれることによ
り、ハンドル6が扉外壁3に固定されており、補強板1
2は扉外壁3の底部内面にも裏当てされている。さら
に、リブ8と外側面9との間には、リブ8の外方を覆う
カバー13が取り付けられ、カバー13の内面はねじ1
0の頭部との間に隙間が形成されて、カバー13の先端
がハンドル6の外表面へ弾力的に当接している。
【0009】ここで、扉外壁3外側面における凹部7の
液圧バルジ成形法につき説明する。図4において、基台
20における中央空所21の上方を覆うように、コップ
状のゴム膜22が押さえ板23により基台20上ヘ取り
付けられていると共に、下型24内に収容されていて、
中央空所21及びゴム膜22の内部により液室25が形
成され、液室25は防錆剤等が入った水または油等の作
動液26で満たされている一方、上型27の下面には、
扉外壁3の外側面に形成された凹部7と同形状の凹所2
8がゴム膜22の上方に形成されている。
【0010】図5に示されているように、扉外壁3の平
坦な素材30は、扉2の正面を形成する四角形の中央部
31と、中央部31の四辺に連続する短冊部32とから
なり、上記凹部7が形成されるべき中央部31の部分が
上型27の凹所28の下方へ正確に位置するように、素
材30が図4の如く下型24上に配置される。
【0011】次に、図6のように、上型27及び下型2
4がプレスにより上下に重ね合わせて加圧され、素材3
0が凹所28の周囲平面で上型27及び下型24により
適宜の圧力で挟持されると、素材30の所定部分が上型
27の凹所28へ正確に臨むこととなる。
【0012】その後、図7に示されているように、液室
25内の作動液26に外部から高圧が供給されると、そ
の液圧がゴム膜22を介して素材30に作用する結果、
素材30は凹所28に沿うように塑性変形して凹部7が
正確に成形されるので、液室25内における作動液26
の圧力を除いて上型27及び下型24を上下に分離さ
せ、取り出された素材30の中央部31から四辺の各短
冊部32を直角に折り込むことにより、扉外壁3を製造
することができる。
【0013】この場合、図3に示されているように、平
坦な外側面9と凹部7の上下端部とは、それぞれ扉2の
外方に中心をおく半径Rが40mm以上、好ましくは5
0mm以上の弧面で縦断面が接続され、かつ、平坦な外
側面9から凹部7の上下端部へはそれぞれ縦断面が鈍角
となるように接続されている。
【0014】また、図2に例示されているように、凹部
7は横幅Wがハンドル6の横幅wよりも大きく、かつ、
ハンドル6よりも左右にそれぞれ幅広く形成されて、ハ
ンドル6の操作を便利ならしめており、さらに、図2及
び図3に示されているように図1の上左方の扉2では、
ハンドル6より左方における凹部7の横幅W1が、ハン
ドル6より右方における凹部7の横幅W2よりも大きく
なるように形成され、図1の上右方の扉2では凹部7が
上記扉2と左右対称に形成されていると共に、図1の下
方左右の扉2では凹部7が上記上方左右の扉2とそれぞ
れ上下対称に形成され、従って、各凹部7はそれぞれハ
ンドル6を中心として、側方に隣接する他方の扉2側、
すなわち、冷蔵庫1の中央側よりも、その他方の扉2側
から離れた側、すなわち、冷蔵庫1の側面側へ幅広く形
成されていることとなる。
【0015】上記装置においては、扉外壁3の外側面に
直接形成された凹部7は横幅Wがそれぞれハンドル6の
横幅wよりも大きく、かつ、ハンドル6よりも左右にそ
れぞれ幅広く形成されているが、ハンドル6から冷蔵庫
1中央側の凹部7の横幅W2が、ハンドル6から反対側
の凹部7の横幅W1よりも小さく、従って、各ハンドル
6を冷蔵庫1前面の中央付近へ簡単に集中させることが
できるので、扉2が多くなっても使用者による各ハンド
ル6の取扱いが容易になると共に、冷蔵庫1前面の美観
を向上させることができ、また、各ハンドル6が各扉2
の枢支軸2´から水平方向へ遠ざかるため各扉2の開閉
が比較的軽くなって、扉2の開閉操作が容易になる利点
がある。
【0016】また、扉2の凹部7が液圧バルジ成形法に
より成形されていて、その成形時素材30には加圧力が
適度に分散して作用する結果、素材30が比較的変形し
にくいステンレス鋼板であっても、凹部7内はもちろん
のこと、凹部7の周辺にも割れや歪みは発生しにくく、
凹部7周辺の外面がきれいに保持されるので、凹部7の
周囲にしわ押さえのためのビードを設ける必要がなく、
従ってまた、成形後のトリミングが不要となって、素材
30から凹部7を成形後、素材30の外面をそのまま扉
外壁3の外面として使用することができ、扉外壁3の製
造を容易化することが可能となる。
【0017】しかも、素材30における中央部31の四
辺に短冊部32が存在しているため、凹部7の成形時に
はこの短冊部32をも上型27及び下型24の押え代と
して利用することができるので、凹部7を中央部31の
隅部、すなわち、図5における素材30の隣接する短冊
部32間の切欠き部に近い扉外壁3の隅部へ容易に近づ
けて成形することが可能となって、各ハンドル6を冷蔵
庫1前面の中央付近へ簡単に集中させることができる利
点がある。
【0018】さらに、扉外壁3の凹部7及びその周辺に
は歪みが少なくて、強度が比較的高いため、扉外壁3と
内壁4との間に断熱材を発泡させる場合、従来は凹部7
内にも発泡圧押え治具を裏当てして凹部7の変形を防止
する必要があったが、このような凹部7内の発泡圧押え
治具を不要とすることができて、扉外壁3側の発泡圧押
え治具としては凹部7以外の外面を裏当てする平面的な
ものですむので、各扉2の製造コストを容易に低減させ
ることができ、また、各扉2における凹部7の配置がそ
れぞれ異なっていても、扉外壁3側の発泡圧押え治具と
しては平面的なものを共通に使用できるため、この面か
らも各扉2の製造コストを低減させることができる。
【0019】また、素材30から凹部7を成形する際、
素材30と作動液26とはゴム膜22により完全に仕切
られていて、両者が接触することは全くないため、凹部
7の成形後に素材30から作動液26を洗い流す必要が
なく、従って、設備を大幅に簡略化できると同時に、作
動液26の目減りがなくてその補給量は少なくてすみ、
かつ、作動液26が空気に触れることを容易に防止して
作動液26の劣化を少なくすることができるので、作動
液26のメンテナンス上非常に有利となる。
【0020】さらに、ゴム膜22がコップ状であるの
で、これが板状の場合と比較すると、凹部7の成形時に
ゴム膜22が極端な変形をしないため、ゴム膜22を使
用して凹部7の成形加工を繰り返してもゴム膜22に亀
裂等の破損が生じにくくて、ゴム膜22の寿命を格段に
延長させることができると同時に、凹部7の周辺に型押
えの歪みも発生しにくく、成形された扉2の商品性を容
易に高めることができる大きな長所がある。
【0021】一方、冷蔵庫1の使用者は左方の扉2に対
しては左手で、右方の扉2に対しては右手でそれぞれハ
ンドル6を操作して開閉する傾向にあるが、その場合、
手の分厚い甲側がそれぞれハンドル6の冷蔵庫1側面
側、つまり、大きい横幅W1側から凹部7内へ挿入され
ることとなるので、凹部7をとくに大きくしなくても凹
部7内へ手を容易に差し込むことができて、この面から
も扉2の開閉操作が容易になるという特別な実用的効果
がえられる。
【0022】また、扉2の外壁3に直接凹部7が形成さ
れていて、外壁3と凹部7との間には段差や隙間が全く
ないため、この部分によごれは付着しにくく、かつ、掃
除もしやすいので、凹部7の周辺を常に清潔に保つこと
ができる。
【0023】さらに、平坦な外側面9と凹部7の上下端
部とは、それぞれ扉2の外方に中心をおく半径Rが40
mm以上、好ましくは50mm以上の弧面で縦断面が接
続され、しかも、平坦な外側面9から凹部7の上下端部
へはそれぞれ縦断面が鈍角となるように接続されてい
て、凹部7の下端部が下方へ大きく傾斜しているため、
凹部7内に入った扉2の洗浄水は凹部7の下端部から速
やかに流出して凹部7内にたまることがなく、また、埃
等も凹部7の下端部内にたまりにくいので、凹部7内は
常時清潔であり、従って、凹部7に手を挿入してハンド
ル6を握り、扉2を開閉してもその手が汚されるような
ことはなく、冷蔵庫1を常に衛生的とすることができ
る。
【0024】また、凹部7が形成された扉外壁3の外側
面をクリア塗装した場合、その塗料が凹部7内に溜まる
こともないため、その外側面全体に対して均一で美麗な
塗装が可能となると同時に、扉外壁3及び内壁4間に発
泡断熱材5が充填される際、凹部7の背面で発泡断熱材
5が滞留することがなく、扉外壁3の内面全体に隅々ま
で発泡断熱材5を容易に充填させることができる利点が
ある。
【0025】さらに、平坦な外側面9と凹部7の上下端
部とは半径Rが40mm以上の弧面で縦断面が接続さ
れ、しかも、平坦な外側面9から凹部7の上下端部へは
それぞれ縦断面が鈍角となるように接続されていると共
に、凹部7も必然的に比較的浅く形成されることとなる
ので、凹部7の成形加工時に凹部7に歪みが生じにく
く、かつ、凹部7の背後に充填される発泡断熱材5の厚
みが十分に大きくなり、従って、扉2に凹部7が形成さ
れていても発泡断熱材5により確実に断熱作用を行わせ
ることができて、扉2を比較的低コストで製作すること
が可能となる。
【0026】なお、平坦な外側面9と凹部7の上下端部
とを半径Rが40mm以上の弧面で接続し、かつ、平坦
な外側面9から凹部7の上下端部へはそれぞれ縦断面が
鈍角となるように接続すれば、ハンドル6を操作するた
め凹部7に手を差し込みやすくすることと、凹部7を比
較的浅く形成できることとの兼ね合いが良好となるもの
である。
【0027】また、カバー13がリブ8の外方を覆い、
カバー13の内面とねじ10の頭部との間に隙間が形成
されて、カバー13の先端がハンドル6の外表面に当接
しているため、扉2の洗浄水はカバー13に遮られてね
じ10に直接ふりかかることはなく、仮に、上記洗浄水
がカバー13内に侵入するようなことがあっても、その
水はカバー13の内面を伝わって下方へ流れ、ねじ10
を濡らすことはないので、ねじ10が錆びてその周辺を
汚すようなことは確実に阻止することができる。しか
も、補強板12が扉外壁3の底部内面にも裏当てされて
いるため、扉2の組立て時にねじ10が補強板12へね
じ込まれても、扉外壁3の底部内面により補強板12が
傾くことは確実に制止され、従って、扉2の組立て作業
が非常に楽になるという利点がある。
【0028】さらに、ハンドル6の上下端部であるリブ
8がねじ10により扉2に固定され、ねじ10がカバー
13により覆われているため、ハンドル6に物等が当た
ってもカバー13が外れてねじ10が露出することはな
く、従って、ハンドル6の取り付けがゆるんだり、扉2
の外観が損なわれるような事態も容易に防止することが
できる長所がある。
【0029】図8〜図15に示す上記樹脂製ハンドル6
の変形例6´は、上記実施形態例の場合と同様に、貯蔵
庫における扉外壁3の外側面に形成された凹部7を上下
に跨ぐように配置されるものであり、ハンドル本体50
の上端部にはほぼ四角形の凹部51が形成されて、その
底部にねじ座52が設けられ、ねじ座52の通孔53を
通るねじ54が扉外壁3にねじ込まれて、上記上端部が
扉外壁3に取り付けられ、また、ハンドル本体50の下
端部にはほぼ円形の凹部55が形成されて、その底部に
ねじ座56が設けられ、ねじ座56の通孔57を通るね
じ58が扉外壁3にねじ込まれて、上記下端部が扉外壁
3に取り付けられるように構成されている。
【0030】さらに、ねじ座52に設けられた一対の略
四角形通孔60が凹部51の両内側面へ角溝61となっ
て延びて、それらの上端が段付部62を形成し、また、
この場合と同様に、ねじ座56に設けられた一対の略四
角形通孔63が凹部55の両内側面へ角溝64となって
延びて、それらの上端が段付部65を形成している。
【0031】樹脂製キャップ70は、ハンドル本体50
の凹部51に正面側(図9の右方)から弾力的に押し込
まれて、凹部51全体を正面側から上面側(図9の上
方)にかけて覆い、左右一対の脚部71の外側面がそれ
ぞれ凹部51の両内側面に沿っていて、キャップ70の
上記押し込み時における脚部71のたわみにより、各脚
部71の外側面に設けられた突起72が凹部51におけ
る左右内側面の段付部62とそれぞれ係合している。
【0032】また、樹脂製キャップ73は、ハンドル本
体50の凹部55に正面側(図9の右方)から弾力的に
押し込まれて、凹部55全体を正面側から覆い、各脚部
74の外側面がそれぞれ凹部55の内周面に沿ってい
て、キャップ70の場合と同様に、キャップ73の上記
押し込み時における左右一対の脚部74のたわみによ
り、その両脚部74の外側面に設けられた突起75が凹
部55内側面の段付部65と係合している。
【0033】従って、この変形例においても、上記実施
形態例の場合と同等の作用効果を奏することができる
外、ハンドル本体50を扉外壁3に取り付ける上下ねじ
54、58がそれぞれキャップ70、73により目隠し
され、かつ、各キャップ70、73がそれぞれハンドル
本体50の表面から突出することなくハンドル本体50
内に埋め込まれ、ハンドル6´全体として滑らかな外形
をしているので、ハンドル6´自体の外観は非常にスマ
ートで美しくなり、従って、前面全体がほぼ平面的で特
に飾りのない冷蔵庫1の前面中央付近にこれらのハンド
ル6´が集中的に配置されると、冷蔵庫1としてのデザ
インを格段に向上させることができるので、冷蔵庫1の
商品的価値を容易に高めることができる。
【0034】また、各キャップ70、73はハンドル本
体50内に埋め込まれて、それらの外面が冷蔵庫1の正
面側に向いているので、押し込み方向の正面側から何ら
かの力が作用しても各キャップ70、73の外れること
がないのは勿論のこと、他の方向から力が作用しても各
キャップ70、73は外れにくくい長所がある。
【0035】なお、上記各実施形態例は上下左右に分割
された4個の扉をそなえた冷蔵庫に関するものである
が、扉を左右もしくは上下の2個のみとしても、また、
冷凍庫、冷却貯蔵庫等の貯蔵庫にもそれぞれ同様に本発
明を適用することができて、それぞれ同様な作用効果を
奏することができるのはいうまでもなく、さらに、テー
ブル型貯蔵庫のように、扉のハンドルが横向きに設けら
れている場合にも、本発明を適用することにより上記実
施形態例と同様な作用効果を奏することができるもので
ある。
【0036】
【発明の効果】本発明にかかる貯蔵庫用扉の成形方法に
よれば、形成された扉ハンドル操作用凹部でのステンレ
ス鋼板部分には加圧力が適度に分散して作用することに
より、形成された凹部及びその周辺に歪みが発生しにく
くて、凹部の強度が比較的高いため、扉構造内で断熱材
を発泡させる際、凹部内に発泡圧押え治具を裏当てする
必要がなくなると共に、一部分に凹部が形成されたステ
ンレス鋼板をそのまま貯蔵庫における扉の外壁として使
用することが可能となるので、扉外壁の製造コストを容
易に低減させることができる優れた長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略正面図。
【図2】図1のII部拡大図。
【図3】図2の III−III 矢視断面図。
【図4】本発明の実施形態例に使用する装置の要部断面
図。
【図5】本発明の実施形態例に使用する要部素材の正面
図。
【図6】図4の装置の作用説明図。
【図7】図4の装置の作用説明図。
【図8】図1の実施形態例における要部変形正面図。
【図9】図8のIX−IX矢視断面図。
【図10】図9のX−X断面拡大図。
【図11】図9の一部正面拡大図。
【図12】図11の部品斜視図。
【図13】図9の一部縦断面拡大図。
【図14】図13の部品底面図。
【図15】図13の部品斜視図。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 扉 3 外壁 4 内壁 5 発泡断熱材 6、6´ ハンドル 7 凹部 10 ねじ 13 カバー 22 ゴム膜 24 下型 25 液室 26 作動液 27 上型 28 凹所 30 素材 50 ハンドル本体 54、58 ねじ 62、65 段付部 70、73 キャップ 72、75 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 彰晃 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 安部 恒雄 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 杉山 悦男 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面上に凹部が形成された型に対し上記
    凹部に臨んでステンレス鋼板を配置し、上記型の平面に
    ステンレス鋼板を押圧した状態で上記凹部の反対側から
    上記ステンレス鋼板に液圧を作用させて、上記凹部の内
    面に沿うように上記ステンレス鋼板を変形させることに
    より、貯蔵庫用扉の外壁に上記扉のハンドル操作用凹部
    を成形する方法。
  2. 【請求項2】 貯蔵庫用扉の外壁に設けられる上記扉の
    ハンドル操作用凹部に合致した凹部が平面上に形成され
    た第1の型、ステンレス鋼板を挟んで上記第1の型と対
    向して配置され上記凹部の反対側に上記ステンレス鋼板
    と接する空所が形成された第2の型、及び、上記空所内
    に配置されたゴム膜を有し、上記空所内から上記ゴム膜
    を介して上記ステンレス鋼板に液圧を作用させることに
    より上記凹部の内面に沿うように上記ステンレス鋼板を
    塑性変形させる成形装置。
JP09442799A 1999-04-01 1999-04-01 貯蔵庫用扉の成形方法及び装置 Expired - Lifetime JP3327863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09442799A JP3327863B2 (ja) 1999-04-01 1999-04-01 貯蔵庫用扉の成形方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09442799A JP3327863B2 (ja) 1999-04-01 1999-04-01 貯蔵庫用扉の成形方法及び装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10074943A Division JPH10311668A (ja) 1997-03-10 1998-03-09 貯蔵庫の扉

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002105887A Division JP2003001335A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 貯蔵庫用扉の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000028259A true JP2000028259A (ja) 2000-01-28
JP3327863B2 JP3327863B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=14109943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09442799A Expired - Lifetime JP3327863B2 (ja) 1999-04-01 1999-04-01 貯蔵庫用扉の成形方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3327863B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213037A (ja) * 2007-02-09 2008-09-18 Jfe Steel Kk 板材のプレス成形方法及びプレス成形品
US7549713B2 (en) * 2002-11-18 2009-06-23 Maytag Corporation Refrigerator handle mounting arrangement
US7651727B2 (en) 2005-06-07 2010-01-26 Fuji Kihan Co., Ltd. Method for surface treatment of sliding portion
CN102896215A (zh) * 2011-07-29 2013-01-30 福特环球技术公司 用于在金属板上成形尖锐造型线的方法和设备
CN105258441A (zh) * 2015-11-04 2016-01-20 成都鲁晨新材料科技有限公司 一种安全式冷库门

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7549713B2 (en) * 2002-11-18 2009-06-23 Maytag Corporation Refrigerator handle mounting arrangement
US7651727B2 (en) 2005-06-07 2010-01-26 Fuji Kihan Co., Ltd. Method for surface treatment of sliding portion
JP2008213037A (ja) * 2007-02-09 2008-09-18 Jfe Steel Kk 板材のプレス成形方法及びプレス成形品
CN102896215A (zh) * 2011-07-29 2013-01-30 福特环球技术公司 用于在金属板上成形尖锐造型线的方法和设备
CN105258441A (zh) * 2015-11-04 2016-01-20 成都鲁晨新材料科技有限公司 一种安全式冷库门

Also Published As

Publication number Publication date
JP3327863B2 (ja) 2002-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5178208B2 (ja) 冷蔵庫
JP3839801B2 (ja) 冷蔵庫用カバーパネルユニット
JPH09178333A (ja) 把手装置
US20020073554A1 (en) Putty knife handle
JP3327863B2 (ja) 貯蔵庫用扉の成形方法及び装置
JP2003001335A (ja) 貯蔵庫用扉の成形方法
JPH10311668A (ja) 貯蔵庫の扉
JP2006071279A (ja) 貯蔵庫扉
JP2008281333A (ja) 貯蔵庫用扉
JP2000097550A (ja) 冷蔵庫
CN211152468U (zh) 一种具有卡扣结构的塑胶壳体
JP2019043484A (ja) グラスラン
JP3030611B2 (ja) フラッシュドア
KR100222946B1 (ko) 냉장고용 도어
JP5606490B2 (ja) 冷蔵庫扉
CN111728447A (zh) 一种杯盖性能提升方法及由该方法制得的杯盖
JP2000097552A (ja) 冷蔵庫
JPH0928599A (ja) ユニットバスにおける洗い場一体型浴槽
JP2543072B2 (ja) 冷蔵庫等の扉
JP2005090813A (ja) 冷蔵庫
JPH09159351A (ja) 冷蔵庫の扉
JPH10267515A (ja) 冷却貯蔵庫のドアシール構造
JP2911139B2 (ja) 冷蔵庫の扉
JP2002248015A (ja) コンパクト容器
WO2021124547A1 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term