JP2000028165A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2000028165A
JP2000028165A JP10194326A JP19432698A JP2000028165A JP 2000028165 A JP2000028165 A JP 2000028165A JP 10194326 A JP10194326 A JP 10194326A JP 19432698 A JP19432698 A JP 19432698A JP 2000028165 A JP2000028165 A JP 2000028165A
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Yasuo Ogawa
康夫 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱源が近傍にあっても、湿度検出手段が正
確な湿度を検出できる加湿器を提供する。 【解決手段】 ファンモータ42の駆動に伴ない、本体1
内部に外気を取り込み、本体1の外部の湿度を湿度セン
サ48にて検出する。湿度調節回路49は、湿度センサ48の
検出した湿度と設定湿度とを比較して、蒸気発生装置31
の出力を調節する。このとき、プリント配線基板46の部
品面47のみならず、半田面50側にも通風路41Bが形成さ
れ、湿度センサ48全体が本体1内部に取り込まれた空気
で覆われる。これにより、蒸気発生装置31や湿度調節回
路49などの発熱源が近傍にあっても、湿度センサ48の検
出精度に対する影響は小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加湿器に係わり、
特に湿度検出手段を本体に内蔵した構成の加湿器に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の加湿器
は、水を加熱体により加熱して蒸気を発生させる蒸気発
生装置と、湿度を検出する湿度検出手段としての湿度セ
ンサとを、加湿器の本体に内蔵し、湿度センサの検出湿
度と予め設定した設定湿度との差を比較して、本体内部
に設けた湿度調節回路が、蒸気発生装置の出力を調節す
る構成になっている。また、本体内部には、本体外部
(例えば室内)からの空気を取り入れて、本体内部に空
気の流れすなわち通風路を形成するとともに、蒸気発生
装置に連通する蒸気吹出口からの蒸気温度を、この本体
内部に形成した通風路により低減するファンモータが設
けられている。
【0003】こうした加湿器の本体に内蔵した湿度セン
サは、従来ファンモータにより引き込まれる通風路内に
配置され、本体外部の例えば部屋の湿度を検出するよう
にしているが、本体内部の配置やコストの制限などによ
り、同一のプリント配線基板に発熱する例えば湿度調節
回路と湿度センサとを取付けたり、加熱体を備えた蒸気
発生装置の近傍に湿度センサを配置せざるを得ない状況
になっている。このため、蒸気発生装置は回路部品の発
熱によって、湿度センサの雰囲気温度が上昇して、正確
な部屋の湿度を検出できない問題が生じる。また、こう
した発熱による雰囲気温度の上昇分を考慮して、抵抗な
どを用いた補正を行なっても、例えば加熱体がオフ状態
で発熱がない場合には、補正した抵抗分がそのまま誤差
となって、やはり正確な湿度の検出を行なえない問題が
ある。
【0004】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、発熱
源が近傍にあっても、湿度検出手段が正確な湿度を検出
できる加湿器を提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
加湿器は、前記目的を達成するために、水を加熱体によ
り加熱して蒸気を発生させる蒸気発生装置と、湿度を検
出する湿度検出手段とを本体に内蔵し、前記湿度検出手
段により検出した湿度と設定湿度とを比較して、前記蒸
気発生装置の出力を調節する湿度調節回路と、前記本体
の外部からの空気を取り入れて、該本体内部に通風路を
形成するとともに、蒸気吹出口の蒸気温度を低減する送
風手段とを前記本体内部に具備した加湿器において、前
記湿度検出手段をプリント配線基板の部品面に取付け、
前記湿度検出手段を通過するように前記通風路を形成す
るとともに、前記プリント配線基板の部品面と反対側の
前記プリント配線基板の半田面側にも、前記通風路を形
成したものである。
【0006】上記請求項1の構成により、送風手段の駆
動に伴ない、本体内部に外気が取り込まれることで、湿
度検出手段は本体の外部の湿度を検出する。そして、湿
度調節回路は、湿度検出手段により検出した湿度と設定
湿度とを比較して、蒸気発生装置の出力を調節する。こ
のとき、湿度検出手段を取付けたプリント配線基板の部
品面のみならず、反対側の半田面側にも通風路が形成さ
れ、ここに本体内部に取り込まれた外気が流れるので、
湿度検出手段の全体が、本体内部に取り込まれた空気に
よって覆われる。これにより、蒸気発生装置や湿度調節
回路などの発熱源が近傍にあっても、湿度検出手段の検
出精度に対する影響は小さくなるので、従来のように、
発熱による雰囲気温度の上昇分を抵抗などにより補正す
る必要がない。また、例えば蒸気発生装置がオン,オフ
しても、補正による誤差は生じないので、湿度検出手段
による正確な湿度の検出が可能となる。
【0007】また、本発明の請求項2記載の加湿器は、
前記請求項1記載の構成に加えて、前記プリント配線基
板は、隙間を有して基板取付部材に取付けられ、前記隙
間に前記通風路を形成したものである。
【0008】上記請求項2の構成により、プリント配線
基板の半田面側と基板取付部材との間に形成した隙間
に、本体内部に取り込んだ外気が集中して流れ込むこと
になり、湿度検出手段の雰囲気温度の上昇を一層抑制す
ることができる。
【0009】また、本発明の請求項3記載の加湿器は、
前記請求項1または2記載の構成に加えて、湿度調節回
路からの発熱を遮蔽する遮蔽体を、前記湿度検出手段近
傍の前記プリント配線基板の部品面側に設け、該プリン
ト配線基板の部品面側に別の通風路を形成したものであ
る。
【0010】上記請求項3の構成により、発熱する湿度
調節回路と湿度検出手段を同一のプリント配線基板に取
付けても、湿度調節回路からの熱は遮蔽体により遮断さ
れる。また、遮蔽体を設けたことによって、プリント配
線基板の部品面側には別の通風路が形成されるため、プ
リント配線基板の半田面側に形成される通風路と相俟っ
て、湿度センサの雰囲気温度の上昇を効果的に低減でき
る。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明の加湿器の第1実施例
について図1から図3を参照しながら説明する。
【0012】全体構造を示す断面図である図1におい
て、1は加湿器の本体で、この本体1は、上面を開口し
た本体外殻ケース2により外殻が形成されており、この
本体外殻ケース2上には、その上面開口を開閉自在に覆
う本体ケース蓋3が着脱自在に取り付けられている。本
加湿器への給電は着脱可能なマグネットプラグ式の電源
コード4により行われるようになっている。すなわち、
この電源コード4の一端部に設けられたマグネットプラ
グ5が本体1に設けられたプラグ受け6に着脱自在に接
続されるものである。
【0013】前記本体外殻ケース2の上下方向中間部に
は水平な仕切壁11が形成されており、この仕切壁11に
は、下方へ窪んだ凹部により有底状の水槽12が形成され
ている。この水槽12は、仕切壁11の一側に位置するタン
ク装着部13と、仕切壁11の他側に位置する蒸気発生部14
と、タンク装着部13から蒸気発生部14への水路15とを形
成するものである。前記タンク装着部13内の底面には弁
作動突起16が立設されている。
【0014】21は給水タンクで、この給水タンク21は、
前記本体1内でタンク装着部13の上側に着脱自在に装着
されるものである。そして、給水タンク21の下部には開
口部22が形成されており、この開口部22には給水キャッ
プ23が着脱自在に取り付けられている。また、この給水
キャップ23には給水口24が開口形成されているととも
に、この給水口24を開閉する弁体25が所定範囲昇降可能
に組み込んである。すなわち、常時は、この弁体25が給
水口24を上から閉塞するが、給水タンク21を本体1内の
タンク装着部13上に装着すると、その弁作動突起16が弁
体25を相対的に押し上げることにより、給水口24が開放
されてこの給水口24からタンク装着部13へ水が給水され
るようになっている。なお、水槽12内の水位は、最高で
も給水キャップ23の下端の高さになる。これが水槽12に
おける定常水位面26である。
【0015】また、前記蒸気発生部14は蒸気発生装置31
の一部を構成するものである。ここで、この蒸気発生装
置31の構成を説明する。蒸気発生部14の下面は開口して
いるが、この下面開口は蒸発皿32により下側から閉塞さ
れている。なお、蒸発皿32および蒸気発生部14の周壁部
間にはパッキン33が介在させてある。そして、蒸発皿32
の下側には、蒸発皿32内の水を加熱する加熱体34が設け
られている。また、前記仕切壁11上には、蒸気発生部14
を囲んで蒸気案内筒35が着脱自在に載置されて装着され
る。この蒸気案内筒35は内筒部36および外筒部37を有し
ている。そして、蒸気案内筒35の側面上部には、内筒部
36の内外を連通する通気孔38が開口形成されており、蒸
気案内筒35の上面部には、通気孔38に連通する蒸気吹出
口39が開口形成されている。
【0016】前記本体1内部には、本体1の外部からの
空気を取り入れて、この本体1内部に通風路41を形成す
る送風手段としてのファンモータ42が配設される。そし
て、通風路41に臨ませて、前記本体外殻ケース2の側面
下部には、ファンモータ42の吸気側に連通する吸込口43
が開口形成されている。また、この吸込口43と反対側に
位置して、ファンモータ42の排気側には、通風路41に連
通する前記通気孔38が形成される。そして、この通気孔
38から排出された空気の流れにより、蒸気発生装置31の
蒸気吹出口39から本体1の外部に放出される蒸気の温度
を低減するようになっている。
【0017】ファンモータ42の吸気側に位置する通風路
41中には、箱状の基板ホルダ45に取付けられたプリント
配線基板46が縦向きに配置される。このプリント配線基
板46の表面すなわち部品面47側には、湿度を検出する湿
度検出手段としての湿度センサ48と、湿度センサ48によ
り検出した湿度と設定湿度とを比較して、蒸気発生装置
31の加熱体34の出力を調節する湿度調節回路49が取付け
られる。
【0018】ここで、図2〜図4を参照しながら、湿度
センサ48周辺の構成を詳述する。プリント配線基板46
は、前記湿度センサ48や湿度調節回路49などの各種電子
部品を半田付けする側の半田面50が、部品面47の反対側
に形成されている。プリント配線基板46の半田面50は、
図示しない半田付け部を除いて概ね平坦状をなし、この
半田面50と基板取付部材である基板ホルダ45の底面との
間に所定の隙間51が形成されるように、プリント配線基
板46が基板ホルダ45に取付けられる。基板ホルダ45に
は、プリント配線基板46の外周を囲むようにして壁部52
が立設されており、前記湿度センサ48は、この壁部52に
極力近い位置に配設される。そして、湿度センサ48の壁
部52に対向した部位には、少なくとも湿度センサ48の下
部に位置する隙間51に連通するように、通風路41の入口
53が開口形成される。
【0019】前記入口53の内側にあって、基板ホルダ45
の底面上には、コ字形に配置された壁状の空気案内部55
が形成される。この空気案内部55は、湿度センサ48の下
部に位置する隙間51を取り囲むように設けられており、
湿度センサ48から見て入口53の反対側には、空気案内部
55に囲まれた隙間51に連通する出口56が、湿度センサ48
の近傍に位置して、プリント配線基板46に開口形成され
る。また、基板ホルダ45に形成した入口53は、本体1内
部への空気の取込み口である前記吸込口43に臨んで位置
している。そして、図2の矢印に示すように、吸込口43
を起点とした前記通風路41は、基板ホルダ45の入口53を
通過した後で、プリント配線基板46の部品面47側と半田
面50側に二つに分岐し、一方の通風路41Aは湿度センサ
48に直接当たるように形成され、他方の通風路41Bは隙
間51から出口56を通り抜けるように形成される。そし
て、他方の通風路41Bは、出口56を通り抜けた後で一方
の通風路41Aと合流し、それ以降は、プリント配線基板
46の部品面47側に沿って通風路41が形成される。なお、
発熱部品を含む湿度調節回路49や蒸気発生装置31の蒸発
皿32は、図1に示すように湿度センサ48よりも通風路41
の下流側にあり、いずれも湿度センサ48に対し熱的な影
響を受けにくい部位に配置されている。
【0020】次に、上記構成につき、その作用を説明す
る。給水タンク21に給水した後、この給水タンク21を本
体1に装着すると、弁体25が開いて図1に矢印で示すよ
うに給水口24から水路15に水が供給され、蒸気発生装置
31に送水される。そして、この蒸気発生装置31におい
て、加熱体34の加熱により蒸発皿32内の水が沸騰し、蒸
気が発生する。発生した蒸気は蒸気案内筒35内を通っ
て、蒸気吹出口39から放出される。これとともに、ファ
ンモータ42の駆動により、図1に矢印で示すように外気
が吸込口43から本体1の通風路41内に吸い込まれ、通気
孔38を通って蒸気案内筒35内に流入し、蒸気発生装置31
で発生した蒸気ととともに蒸気吹出口39から排気され
る。これにより、蒸気吹出口39から放出される蒸気の温
度が低減される。
【0021】また、ファンモータ42の駆動に伴ない、本
体1内部に設置した湿度センサ48には、吸込口43から取
り込まれた外気が、基板ホルダ45の入口53からプリント
配線基板46の部品面47側に沿って形成される通風路41A
により直接当たるようになっており、これにより本体1
外部の例えば部屋の湿度を検出する。同時に、湿度セン
サ48の下側すなわち半田面50側には、隙間51から出口56
を通過する通風路41Bが形成されているため、湿度セン
サ48の全体が、ファンモータ42により本体1内部に吸込
まれた空気によって覆われることになる。したがって、
同一のプリント配線基板46に湿度センサ48と発熱する湿
度調節回路49を取付けても、通風路41Bによって湿度セ
ンサ48の雰囲気温度の上昇は低減され、湿度調節回路49
は湿度センサ48が検出する正確な湿度と設定湿度との差
を判断して、蒸気発生装置31の加熱体34の出力を調節す
ることができる。
【0022】以上のように、本実施例では、水を加熱体
34により加熱して蒸気を発生させる蒸気発生装置31と、
湿度を検出する湿度検出手段たる湿度センサ48とを本体
1に内蔵し、湿度センサ48により検出した湿度と設定湿
度とを比較して、蒸気発生装置31の出力を調節する湿度
調節回路49と、本体1の外部からの空気を取り入れて、
本体1内部に通風路41を形成するとともに、蒸気吹出口
39の蒸気温度を低減する送風手段たるファンモータ42と
を本体1内部に具備した加湿器において、湿度センサ48
をプリント配線基板46の部品面47に取付け、湿度センサ
48を通過するように通風路41Aを形成するとともに、こ
の部品面47と反対側にあるプリント配線基板46の半田面
50側にも通風路41Bを形成している。
【0023】これにより、ファンモータ42の駆動に伴な
い、本体1内部に外気が取り込まれることで、湿度セン
サ48は本体1の外部の湿度を検出する。そして、湿度調
節回路49は、湿度センサ48により検出した湿度と設定湿
度とを比較して、蒸気発生装置31の出力を調節する。こ
のとき、湿度センサ48を取付けたプリント配線基板46の
部品面47のみならず、反対側の半田面50側にも通風路41
Bが形成され、ここに本体1内部に取り込まれた外気が
流れるので、湿度センサ48の全体が、本体1内部に取り
込まれた空気によって覆われる。これにより、蒸気発生
装置31や湿度調節回路49などの発熱源が近傍にあって
も、湿度センサ48の検出精度に対する影響は小さくなる
ので、従来のように、発熱による雰囲気温度の上昇分を
抵抗などにより補正する必要がない。また、蒸気発生装
置31がオン,オフしても、補正による誤差は生じないの
で、湿度センサ48による正確な湿度の検出が可能とな
る。
【0024】このような構成において、本実施例では、
プリント配線基板46が隙間51を有して基板取付部材であ
る基板ホルダ45に取付けられ、隙間51に前記通風路41B
を形成している。これにより、プリント配線基板46の半
田面50側と基板ホルダ45との間に形成した隙間51に、本
体1内部に取り込んだ外気が集中して流れ込むことにな
り、湿度センサ48の雰囲気温度の上昇を一層抑制するこ
とができる。
【0025】さらに、実施例上の効果として、本実施例
では、湿度センサ48の下部に位置する隙間51を取り囲む
ように、基板ホルダ45に空気案内部55を形成している。
このようにすると、本体1内部に取り込んだ外気が空気
案内部55から外部に拡散せず、湿度センサ48の下部に位
置する隙間だけを通過して流れるので、極めて効率よく
湿度センサ48の雰囲気温度の上昇を抑制できる。また、
隙間51に連通する空気の出口56を、湿度センサ48の近傍
に位置して、プリント配線基板46に形成しているため、
この出口56周辺に回り込もうとする湿度調節回路49など
の発熱源からの熱を効果的に遮断することができる。
【0026】次に、図5に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。なお、上記第1実施例と同一部分には同一
符号を付し、その共通する箇所の説明は重複するため省
略する。
【0027】本実施例では、プリント配線基板46に取付
けられた湿度センサ48の近傍に位置して、プリント配線
基板46の部品面47側に、湿度調節回路49からの発熱を遮
蔽する板状の遮蔽体61を立設する。そして、プリント配
線基板46の半田面50側の隙間51には、前記通風路41Bが
形成されるとともに、プリント配線基板46のの部品面側
には、湿度センサ48を通過して遮蔽体61の側面に沿って
流れる別の通風路41Cを形成している。
【0028】本実施例においても、ファンモータ42の駆
動に伴ない、本体1内部に外気が取り込まれることで、
湿度センサ48は本体1の外部の湿度を検出する。そし
て、湿度調節回路49は、湿度センサ48により検出した湿
度と設定湿度とを比較して、蒸気発生装置31の出力を調
節する。このとき、湿度センサ48を取付けたプリント配
線基板46の部品面47のみならず、反対側の半田面50側に
も通風路41Bが形成され、ここに本体1内部に取り込ま
れた外気が流れるので、湿度センサ48の全体が、本体1
内部に取り込まれた空気によって覆われる。これによ
り、蒸気発生装置31や湿度調節回路49などの発熱源が近
傍にあっても、湿度センサ48の検出精度に対する影響は
小さくなるので、従来のように、発熱による雰囲気温度
の上昇分を抵抗などにより補正する必要がない。また、
蒸気発生装置31がオン,オフしても、補正による誤差は
生じないので、湿度センサ48による正確な湿度の検出が
可能となる。
【0029】さらに、本実施例では、湿度調節回路49か
らの発熱を遮蔽する遮蔽体61を、湿度センサ48近傍のプ
リント配線基板46の部品面47側に設け、このプリント配
線基板46の部品面47側に別の通風路41Cを形成してい
る。これにより、発熱する湿度調節回路49と湿度センサ
48を同一のプリント配線基板46に取付けても、湿度調節
回路49からの熱は遮蔽体61により遮断される。また、遮
蔽体61を設けたことによって、プリント配線基板46の部
品面47側には別の通風路41Cが形成されるため、プリン
ト配線基板46の半田面50側に形成される通風路41Bと相
俟って、湿度センサ48の雰囲気温度の上昇を効果的に低
減できる。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の加湿器は、水を
加熱体により加熱して蒸気を発生させる蒸気発生装置
と、湿度を検出する湿度検出手段とを本体に内蔵し、前
記湿度検出手段により検出した湿度と設定湿度とを比較
して、前記蒸気発生装置の出力を調節する湿度調節回路
と、前記本体の外部からの空気を取り入れて、該本体内
部に通風路を形成するとともに、蒸気吹出口の蒸気温度
を低減する送風手段とを前記本体内部に具備した加湿器
において、前記湿度検出手段をプリント配線基板の部品
面に取付け、前記湿度検出手段を通過するように前記通
風路を形成するとともに、前記プリント配線基板の部品
面と反対側の前記プリント配線基板の半田面側にも、前
記通風路を形成したものであり、発熱源が近傍にあって
も、湿度検出手段が正確な湿度を検出できる加湿器を提
供できる。
【0032】本発明の請求項2記載の加湿器は、請求項
1の構成に加えて、前記プリント配線基板は隙間を有し
て基板取付部材に取付けられ、前記隙間に前記通風路を
形成したものであり、この場合はさらに、湿度検出手段
の雰囲気温度の上昇を一層抑制することができる。
【0033】本発明の請求項3記載の加湿器は、請求項
1または2の構成に加えて、湿度調節回路からの発熱を
遮蔽する遮蔽体を、前記湿度検出手段近傍の前記プリン
ト配線基板の部品面側に設け、該プリント配線基板の部
品面側に別の通風路を形成したものであり、この場合は
さらに、湿度センサの雰囲気温度の上昇を効果的に低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す加湿器の全体断面図
である。
【図2】同上湿度センサ周辺の要部の斜視図である。
【図3】同上湿度センサ周辺の要部の平面図である。
【図4】同上湿度センサ周辺の要部の正面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 31 蒸気発生装置 34 加熱体 39 蒸気吹出口 41(41A,41B,41C) 通風路 42 ファンモータ(送風手段) 45 基板ホルダ(基板取付部材) 46 プリント配線基板 47 部品面 48 湿度センサ(湿度検出手段) 49 湿度調節回路 50 半田面 52 隙間 61 遮蔽体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を加熱体により加熱して蒸気を発生さ
    せる蒸気発生装置と、湿度を検出する湿度検出手段とを
    本体に内蔵し、前記湿度検出手段により検出した湿度と
    設定湿度とを比較して、前記蒸気発生装置の出力を調節
    する湿度調節回路と、前記本体の外部からの空気を取り
    入れて、該本体内部に通風路を形成するとともに、蒸気
    吹出口の蒸気温度を低減する送風手段とを前記本体内部
    に具備した加湿器において、前記湿度検出手段を前記プ
    リント配線基板の部品面に取付け、前記湿度検出手段を
    通過するように前記通風路を形成するとともに、前記プ
    リント配線基板の部品面と反対側の前記プリント配線基
    板の半田面側にも、前記通風路を形成したことを特徴と
    する加湿器。
  2. 【請求項2】 前記プリント配線基板は隙間を有して基
    板取付部材に取付けられ、前記隙間に前記通風路を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の加湿器。
  3. 【請求項3】 前記湿度調節回路からの発熱を遮蔽する
    遮蔽体を、前記湿度検出手段近傍の前記プリント配線基
    板の部品面側に設け、該プリント配線基板の部品面側に
    別の通風路を形成したことを特徴とする請求項1または
    2記載の加湿器。
JP10194326A 1998-07-09 1998-07-09 加湿器 Pending JP2000028165A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016056985A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
CN106225061A (zh) * 2016-07-28 2016-12-14 广东美的制冷设备有限公司 用于竖款挂壁空调的加湿装置及竖款挂壁空调
JP2016217633A (ja) * 2015-05-21 2016-12-22 三菱電機株式会社 加湿器

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