JP2000027957A - ベルト伝動装置のテンションクラッチ構造 - Google Patents

ベルト伝動装置のテンションクラッチ構造

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JP2000027957A
JP2000027957A JP10211783A JP21178398A JP2000027957A JP 2000027957 A JP2000027957 A JP 2000027957A JP 10211783 A JP10211783 A JP 10211783A JP 21178398 A JP21178398 A JP 21178398A JP 2000027957 A JP2000027957 A JP 2000027957A
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JP
Japan
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tension
belt
pulley
transmission belt
tension arm
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Pending
Application number
JP10211783A
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English (en)
Inventor
Nagakane Yoshida
修務 義田
Noboru Nishigori
昇 錦織
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ切り不良を防止すると共に、伝動ベ
ルトの接触や磨耗を防止し、伝動ベルトの交換時期を判
断できるようにする。 【構成】 駆動プーリと従動プーリ間に伝動ベルトを巻
回するとともに、テンションアームに設けられたテンシ
ョンプーリを前記伝動ベルトの外側から作用させること
により動力を断続するテンションクラッチ装置を設けた
ものにおいて、前記テンションアームにベルトガイドを
一体的に設け、テンションプーリが切り方向に作動した
時、伝動ベルトを前記ベルトガイドにより強制的にクラ
ッチ切り方向に移動すると共に、テンションクラッチ装
置が入り中に伝動ベルトが一定以上延びた場合は、テン
ションプーリが接当している側とは反対側の伝動ベルト
を前記ベルトガイドにより押圧するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコンバイ
ン等の移動農機に装備されているベルト伝動装置のテン
ションクラッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等の移動農機においては、エ
ンジンとミッションケースや各作業部間の動力伝達にV
プーリと伝動ベルト(Vベルト)による動力伝達装置が
多く採用されており、テンションクラッチ装置により駆
動プーリから従動プーリに伝動される動力を断続するも
のが従来からある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のテン
ションクラッチ装置では、テンションクラッチ装置が切
り方向に作動した場合に、テンションアームに設けられ
たテンションプーリが伝動ベルトから離れても、伝動ベ
ルトが直ちに追従せず従動プーリを持ち回り、クラッチ
がすぐに切れない等の不具合があった。また、テンショ
ンプーリは一般に伝動ベルトを張る方向にスプリングに
より揺動付勢されているので、長期間使用していると伝
動ベルトが伸びることにより、向かい合うベルトどうし
が接触して磨耗したり、また、伝動ベルトの交換時期が
判断しにくい等の不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、駆動プ
ーリと従動プーリ間に伝動ベルトを巻回するとともに、
テンションアームに設けられたテンションプーリを前記
伝動ベルトの外側から作用させることにより動力を断続
するテンションクラッチ装置を設けたものにおいて、前
記テンションアームにベルトガイドを一体的に設け、テ
ンションプーリが切り方向に作動した時、伝動ベルトを
前記ベルトガイドにより強制的にクラッチ切り方向に移
動するように構成したことを特徴とする。また、駆動プ
ーリと従動プーリ間に伝動ベルトを巻回するとともに、
テンションアームに設けられたテンションプーリを前記
伝動ベルトの外側から作用させることにより動力を断続
するテンションクラッチ装置を設けたものにおいて、前
記テンションアームにベルトガイドを一体的に設け、テ
ンションクラッチ装置が入り中に伝動ベルトが一定以上
延びた場合は、テンションプーリが接当している側とは
反対側の伝動ベルトを前記ベルトガイドにより押圧する
ように構成したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明すると、1は走行装置2を有するコンバインで
あって、機体の一側に脱穀装置3を設け、他側には操作
盤、運転席、穀粒タンク等を設けてあり、機体前方には
前処理装置4、機体後方には藁処理装置5が設けてある
のは何れも従来通りである。
【0006】エンジン6は機体フレーム7に固定された
エンジンベース8上に、防振ゴム等の弾性部材9を介し
て支持されている。
【0007】10は3連式のエンジンプーリで、最外側
の駆動プーリ11は図示しない走行ミッションの従動プ
ーリ12に伝動ベルト13で連動連結されており、その
内側の駆動プーリ14は脱穀従動プーリ15に、最内側
の駆動プーリ16は前処理従動プーリ17にそれぞれ連
結されている。
【0008】ところで、前記駆動プーリ11と従動プー
リ12の間にはテンションアーム18に設けられたテン
ションプーリ19を前記伝動ベルト13の外側から作用
させることにより動力を断続するテンションクラッチ装
置20が設けられており、前記テンションアーム18に
はベルトガイド21が一体的に設けられている。また、
前記テンションアーム18にはブラケット22が溶接さ
れていて該ブラケット22上端に固定されたテンション
ロッド23の下端には一端を機体側に固定した引っ張り
スプリング24が固定されている。
【0009】よって、通常はスプリング24がテンショ
ンロッド23を引っ張ることによりテンションアーム1
8に設けられたテンションプーリ19をクラッチ入り方
向に作用させている。そして、長時間使用することによ
り伝動ベルト13が延びてくると図5のようにテンショ
ンアーム18に設けたベルトガイド21が、テンション
プーリ19が作用している側とは反対側の伝動ベルト1
3に内側から接触して押圧するので、テンションプーリ
18と伝動ベルト13の内側が接触したり、伝動ベルト
13どうしが接触することによる磨耗がなく、また、ベ
ルトガイド21と伝動ベルト13の間隔を見ることで伝
動ベルト13の交換時期が判断できる。
【0010】また、運転席に設けられたクラッチペダル
に連繋されたクラッチロッド34の一端は機体側に回動
自在に設けられたL字プレート25に連繋されており、
一方該L字プレート25の回動軌跡上にはテンションア
ーム18に設けられた前記ブラケット22の上端に溶接
された丸棒26が位置している。よって、前記クラッチ
ペダルを踏み込むと、踏み始めはクラッチペダルの遊び
のためにL字プレート25が単独で回動し、その後、該
L字プレート25が丸棒26に係合することによりブラ
ケット22を持ち上げ、該ブラケット22に溶接された
テンションアーム18がクラッチ切り方向に回動する。
すると、図6のようにテンションアーム18に設けられ
たベルトガイド21が伝動ベルト13を確実にクラッチ
切り方向に移動させるので、伝動ベルト13が連れ回り
をしてクラッチ切り不良を起こすことなく、確実にクラ
ッチが切れる。
【0011】ところで、一本の棒状体を屈曲して形成し
た逆L字状のガイド体27が機体フレーム7側にボルト
29,29により取り付けられた支持部材30に一体的
に取り付けられており、該ガイド体27の上片28で駆
動プーリ11に巻きかけられた伝動ベルト13の上部を
エンジン6に対して外側からガイドしている。また、前
端が下方に屈曲aし、後端は駆動プーリ11の中心oと
駆動ベルト13を直角に結んだ位置まで延長したガイド
プレート31を、側面視で前記支持部材30の駆動プー
リ11側に取り付け、該駆動プーリ11とガイドプレー
ト31との隙間が伝動ベルト13の幅より小さくなるよ
うに設けることにより、ベルト外れ等を起こすことがな
いように構成されている。
【0012】更に、前記支持部材30の取り付け穴32
を長穴にして、機体フレーム7側に前記ボルト29,2
9により上下調節可能に取り付けたので、エンジン形式
の違いによるベルト位置の変化にも、専用部品を用意す
ることなく前記ガイド体27で共用できると共に、類似
の専用部品による組み立ての誤りを無くすことができ
る。
【0013】更に、前記支持部材30に駆動プーリ11
と従動プーリ12の略中央で伝動ベルト13の下側をガ
イドするための先端を上方にL字状に屈曲した中間ガイ
ド33を一体的に取り付けたことにより、簡単な構造で
伝動ベルト13の外れ等を一層防止できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、駆動プーリと従動
プーリ間に伝動ベルトを巻回するとともに、テンション
アームに設けられたテンションプーリを前記伝動ベルト
の外側から作用させることにより動力を断続するテンシ
ョンクラッチ装置を設けたものにおいて、前記テンショ
ンアームにベルトガイドを一体的に設け、テンションプ
ーリが切り方向に作動した時、伝動ベルトを前記ベルト
ガイドにより強制的にクラッチ切り方向に移動するよう
に構成したので、伝動ベルトが連れ回りをしてクラッチ
切り不良を起こすことなく、確実にクラッチが切れる。
更に、テンションクラッチ装置が入り中に伝動ベルトが
一定以上延びた場合は、テンションプーリが接当してい
る側とは反対側の伝動ベルトを前記ベルトガイドにより
押圧するように構成したので、テンションプーリと伝動
ベルトの内側が接触したり、伝動ベルトどうしが接触す
ることによる磨耗がなく、しかも、ベルトガイドと伝動
ベルトの間隔を見ることで伝動ベルトの交換時期が判断
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】エンジン部分の側面図である。
【図3】テンションクラッチ部分の平面図である。
【図4】エンジンプーリ部分の正面図である。
【図5】テンションクラッチ部分の作用図である。
【図6】テンションクラッチ部分の作用図である。
【符号の説明】
11 駆動プーリ 12 従動プーリ 13 伝動ベルト 18 テンションアーム 19 テンションプーリ 20 テンションクラッチ装置 21 ベルトガイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動プーリと従動プーリ間に伝動ベルト
    を巻回するとともに、テンションアームに設けられたテ
    ンションプーリを前記伝動ベルトの外側から作用させる
    ことにより動力を断続するテンションクラッチ装置を設
    けたものにおいて、前記テンションアームにベルトガイ
    ドを一体的に設け、テンションプーリが切り方向に作動
    した時、伝動ベルトを前記ベルトガイドにより強制的に
    クラッチ切り方向に移動するように構成したことを特徴
    とするベルト伝動装置のテンションクラッチ構造。
  2. 【請求項2】 駆動プーリと従動プーリ間に伝動ベルト
    を巻回するとともに、テンションアームに設けられたテ
    ンションプーリを前記伝動ベルトの外側から作用させる
    ことにより動力を断続するテンションクラッチ装置を設
    けたものにおいて、前記テンションアームにベルトガイ
    ドを一体的に設け、テンションクラッチ装置が入り中に
    伝動ベルトが一定以上延びた場合は、テンションプーリ
    が接当している側とは反対側の伝動ベルトを前記ベルト
    ガイドにより押圧するように構成したことを特徴とする
    ベルト伝動装置のテンションクラッチ構造。
JP10211783A 1998-07-11 1998-07-11 ベルト伝動装置のテンションクラッチ構造 Pending JP2000027957A (ja)

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