JP2000027570A - ロールブラインドの昇降装置 - Google Patents

ロールブラインドの昇降装置

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JP2000027570A
JP2000027570A JP10196228A JP19622898A JP2000027570A JP 2000027570 A JP2000027570 A JP 2000027570A JP 10196228 A JP10196228 A JP 10196228A JP 19622898 A JP19622898 A JP 19622898A JP 2000027570 A JP2000027570 A JP 2000027570A
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screen
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braking force
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    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • E06B9/56Operating, guiding or securing devices or arrangements for roll-type closures; Spring drums; Tape drums; Counterweighting arrangements therefor
    • E06B9/80Safety measures against dropping or unauthorised opening; Braking or immobilising devices; Devices for limiting unrolling
    • E06B2009/807Brakes preventing fast screen movement

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一つのダンパーを使用しながら、ウェイトバー
と取付フレームとの衝突を確実に防止し、かつスクリー
ンの引上げに要する時間を無用に長くすることのないロ
ールブラインドの昇降装置を提供する。 【解決手段】スクリーン4を吊下支持する巻取軸3の両
端を支持ブラケット2bに回転可能に支持し、巻取軸3
を付勢装置でスクリーン引上げ方向に付勢し、巻取軸3
内には前記付勢装置の付勢力による該巻取軸3の回転速
度を抑制するダンパー26を設け、ダンパー26は入力
軸28とケース27との回転速度差に基づいて制動力を
発生する。ダンパー26には、スクリーン4が上限近傍
まで引き上げられたとき、入力軸28とケース27との
回転速度差を増大させて制動力を増大させる制動力制御
装置14,17,22,25,29を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロールブライン
ドのスクリーン昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロールブラインドを昇降する昇降
装置の一種類として、スクリーンを巻き取る巻取軸内に
捩じりコイルスプリングを配設し、スクリーンを引き下
げるときにはその捩じりコイルスプリングを蓄勢し、ス
クリーンを引き上げるときには、その蓄勢力で巻取軸を
回転させて、スクリーンを自動的に引き上げるようにし
たものがある。
【0003】このようなロールブラインドでは、捩じり
コイルスプリングの蓄勢力に基づいてスクリーンを引き
上げると、スクリーンが上限まで引き上げられたとき、
ウェイトバーが取付フレームに衝突して騒音を発生させ
るおそれがある。
【0004】そこで、巻取軸の回転速度を制限するダン
パーを設けて、ウェイトバーと取付フレームとの衝突音
を減衰させたロールブラインドが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一つのダンパーで巻取
軸の回転速度を制限するロールブラインドでは、ウエイ
トバーと取付フレームとの衝突音を減衰させるために
は、捩じりコイルスプリングの付勢力に対し、ダンパー
の制動力を十分に大きくして、スクリーンの引上げ速度
を低く設定する必要がある。
【0006】しかし、スクリーンの引上げ速度を低く設
定すると、スクリーンを下限位置から上限位置まで引き
上げるために要する引上げ時間が長くなるという問題点
がある。
【0007】また、引上げ時間を短縮するために、ダン
パーの制動力を小さく設定すると、スクリーンの引上げ
速度が速くなって、ウェイトバーと取付フレームとの衝
突による騒音が発生するという問題点がある。
【0008】この発明の目的は、一つのダンパーを使用
しながら、ウェイトバーと取付フレームとの衝突音を減
衰させ、かつスクリーンの引上げに要する時間を無用に
長くすることのないロールブラインドの昇降装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1では、スクリー
ンを吊下支持する巻取軸の両端を支持ブラケットに回転
可能に支持し、前記巻取軸を付勢装置でスクリーン引上
げ方向に付勢し、前記巻取軸内には前記付勢装置の付勢
力による該巻取軸の回転速度を抑制するダンパーを設
け、前記ダンパーは入力軸とケースとの回転速度差に基
づいて制動力を発生するダンパーで構成したロールブラ
インドの昇降装置において、前記ダンパーには、前記ス
クリーンが上限近傍まで引き上げられたとき、前記入力
軸とケースとの回転速度差を増大させて制動力を増大さ
せる制動力制御装置を備えた。
【0010】請求項2では、スクリーンを吊下支持する
巻取軸の両端を支持ブラケットに回転可能に支持し、前
記巻取軸を付勢装置でスクリーン引上げ方向に付勢し、
前記巻取軸内には入力軸とケースとの回転速度差に基づ
いて制動力を発生するダンパーを設け、前記ダンパーの
ケースを巻取軸と一体に回転させて、該巻取軸に前記制
動力を付与するロールブラインドの昇降装置において、
前記ダンパーの入力軸には、前記スクリーンが上限近傍
まで引き上げられたとき、前記入力軸を前記ケースの回
転方向に対し逆方向に回転させて制動力を増大させる制
動力制御装置を取着した。
【0011】請求項3では、前記制動力制御装置は、前
記スクリーンが上限近傍まで引き上げられたとき、前記
ダンパーの入力軸を前記巻取軸とは逆方向に回転させる
遊星歯車機構で構成した。
【0012】請求項4では、前記制動力制御装置は、遊
星歯車機構の太陽歯車を前記ダンパーの入力軸に取着
し、前記太陽歯車に噛合する遊星歯車を支持したキャリ
アを前記支持ブラケットに対し回転不能に支持し、前記
遊星歯車に噛合する内歯車を前記キャリアに回転可能に
支持し、前記スクリーンが上限近傍まで引き上げられた
とき、前記巻取軸の回転にともなって回転するローター
で前記内歯車を巻取軸と同方向に回転させて、前記入力
軸を巻取軸とは逆方向に回転させるように構成した。
【0013】請求項5では、前記支持ブラケットに対し
回転不能に支持されたネジ軸に前記ローターを螺合し、
前記巻取軸と一体に回転されるダンパーキャップに対し
前記ローターを相対回転不能にかつネジ軸の軸方向に移
動可能に支持して、前記スクリーンが上限近傍まで引き
上げられたとき、前記ローターが内歯車に係合して、該
ローターと内歯車とを一体に回転させる。
【0014】請求項6では、前記制動力制御装置は、遊
星歯車機構の太陽歯車を前記支持ブラケットに対し回転
可能に支持し、前記太陽歯車に噛合する遊星歯車を支持
したキャリアを前記支持ブラケットに対し回転不能に支
持し、前記遊星歯車に噛合する内歯車を前記ダンパーの
入力軸に取着し、前記スクリーンが上限近傍まで引き上
げられたとき、前記巻取軸の回転にともなって回転する
ローターで前記太陽歯車を巻取軸と同方向に回転させ
て、前記入力軸を巻取軸とは逆方向に回転させるるよう
に構成した。
【0015】請求項7では、前記支持ブラケットに対し
回転不能に支持されたネジ軸に前記ローターを螺合し、
前記巻取軸と一体に回転されるダンパーキャップに対し
前記ローターを相対回転不能にかつネジ軸の軸方向に移
動可能に支持して、前記スクリーンが上限近傍まで引き
上げられたとき、前記ローターが太陽歯車に係合して、
該ローターと太陽歯車とを一体に回転させる。
【0016】請求項8では、前記ネジ軸は、連結部材を
介して固定軸に接続し、該ネジ軸に所定値以上の回転力
が作用したときに限り、該ネジ軸を前記固定軸に対し回
転可能とした。
【0017】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)以下、この
発明を具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明
する。図1に示すロールブラインドは、窓の上枠等に取
付金具を介して取着される取付フレーム1の両端に支持
ブラケット2a,2bが取着され、その支持ブラケット
2a,2b間に巻取軸3が回転可能に支持される。
【0018】前記巻取軸3からスクリーン4が垂下さ
れ、そのスクリーン4の下端にウェイトバー4aが取着
され、そのウェイトバー4aから操作ひも4bが垂下さ
れる。そして、巻取軸3の回転に基づいてスクリーン4
が昇降される。
【0019】巻取軸3内には該巻取軸3にスクリーン4
の引上げ方向の回転力を付与する付勢装置と、その回転
力に基づく巻取軸の回転速度を所定速度に制御するダン
パー装置と、付勢装置により付与される回転力に抗して
スクリーン4を所望の引き下げ位置に維持する公知のク
ラッチ装置とが内蔵される。
【0020】前記付勢装置の具体的構成を説明すると、
図2に示すように、前記巻取軸3内の一側には、前記支
持ブラケット2aに対し回転不能に支持されたワインド
プラグ5が配設され、そのワインドプラグ5に前記付勢
装置を構成する捩じりコイルスプリング6の一端が固定
される。
【0021】前記ワインドプラグ5の中心部には、ガイ
ドパイプ7の一端が固定され、そのガイドパイプ7は前
記捩じりコイルスプリング6内に挿通されている。前記
ガイドパイプ7の他端には、パイプストッパ8が嵌着固
定され、そのパイプストッパ8には前記巻取軸3の内周
面に嵌着されるドライブプラグ9が回転可能に支持さ
れ、そのドライブプラグ9に前記捩じりコイルスプリン
グ6の他端が固定されている。
【0022】そして、巻取軸3がスクリーン4の下降方
向に回転されると、ドライブプラグ9が巻取軸3と一体
に回転されて捩じりコイルスプリング6が蓄勢され、そ
の捩じりコイルスプリング6の付勢力により巻取軸3が
スクリーン引上げ方向に回転されると、捩じりコイルス
プリング6が去勢されるようになっている。
【0023】図3に示すように、前記巻取軸3内の他端
部には、前記クラッチ装置10が配設される。このクラ
ッチ装置10は、前記操作ひも4bを操作してスクリー
ン4を所望位置まで引き下げた状態で操作ひも4bを手
放すことにより、前記捩じりコイルスプリング6の付勢
力に抗して、スクリーン4を所望位置に維持する。ま
た、その状態から操作ひも4bを操作してスクリーン4
を僅かに引き下げれば、クラッチ装置10の作動が解除
され、捩じりコイルスプリング6の付勢力に基づいてス
クリーン4が引き上げられるようになっている。
【0024】前記巻取軸3内には前記クラッチ装置10
に隣接してダンパー装置11が配設されている。そのダ
ンパー装置11の具体的構成を説明すると、ダンパーキ
ャップ12はほぼ円筒状に形成されて前記巻取軸3の内
周面に嵌合されるとともに、その基端部が前記クラッチ
装置10のクラッチキャップ13に嵌着されている。
【0025】従って、ダンパーキャップ12は巻取軸3
及びクラッチキャップ13と一体に回転される。前記ダ
ンパーキャップ12の中心部にはネジ軸14が配設さ
れ、そのネジ軸14の基端部は、連結部材15を介して
前記クラッチ装置10のドラム16に嵌合されている。
【0026】前記ドラム16は、前記支持ブラケット2
bに対し回転不能に支持されてネジ軸14に対する固定
軸となり、前記連結部材15はネジ軸14に作用する所
定値以下の回転力では、ドラム16に対しネジ軸14を
回転不能に支持する。従って、ネジ軸14は常にはドラ
ム16に対し回転不能に支持され、所定値以上の回転力
が作用したときに限り、ドラム16に対し回転可能とな
っている。
【0027】前記ネジ軸14は、その中間部に雄ネジが
刻設され、そのネジ軸14がほぼ円板状のローター17
の中心部に螺合されている。前記ローター17は、図8
に示すように、その外周縁に等間隔に4個所形成された
係合溝18が、前記ダンパーキャップ12の内周面に形
成された突条19に係合している。
【0028】従って、ローター17はダンパーキャップ
12に対し相対回転不能にかつネジ軸14の軸方向に移
動可能に支持され、ダンパーキャップ12の回転に基づ
いて同ダンパーキャップ12と一体に回転するととも
に、ネジ軸14に沿って移動するようになっている。
【0029】また、巻取軸3がスクリーン引上げ方向に
回転されると、ローター17は図3に示す矢印A方向に
移動し、巻取軸3がスクリーン下降方向に回転される
と、ローター17は矢印B方向に移動するようになって
いる。
【0030】前記ローター17の前記ネジ軸14の先端
側の側面には、図8に示すように、径方向に係合突起2
0が形成されている。前記ネジ軸14の先端部には、断
面非円形の嵌合軸21が形成され、その嵌合軸21に遊
星歯車機構を構成するキャリア22の嵌合孔23が嵌合
されている。従って、キャリア22はネジ軸14の嵌合
軸21に回転不能に支持されている。
【0031】前記キャリア22の前記ネジ軸14の先端
側の側面には、図4に示すように、3つの遊星歯車24
が周方向に等間隔に支持され、各遊星歯車24はキャリ
ア22に回転可能に支持されている。
【0032】前記遊星歯車24の周囲には、各遊星歯車
24に噛合する内歯車25が配設される。前記内歯車2
5は前記ネジ軸14の先端側を開口した有底円筒状に形
成され、その円筒部の内周面に前記遊星歯車24に噛合
する歯面が形成される。また、内歯車25はその底部が
キャリア22の軸部に回転可能にかつ軸方向に移動不能
に支持されている。
【0033】前記ダンパーキャップ12の先端部には、
ロータリーダンパー26のケース27が嵌着されてい
る。このロータリーダンパー26は、例えばオイルダン
パーで構成される。前記ロータリーダンパー26の入力
軸28には、前記遊星歯車24に噛合する太陽歯車29
が嵌着されている。
【0034】このような遊星歯車機構では、内歯車25
が回転されると、太陽歯車29が内歯車25とは逆方向
に回転される。そして、ロータリーダンパー26は入力
軸28とケース27の回転速度に差が生じると、その回
転速度の差に応じた制動力を発生させる。
【0035】前記キャリア22の前記内歯車25の底部
に対向する側面には、図5に示すように、その外周部に
径方向に延びる係合突起30が形成される。前記内歯車
25の底部の前記キャリア22に対向する側面には、図
6に示すように、径方向に延びる係合突起31が形成さ
れ、その係合突起31の回動軌跡上に前記キャリア22
の係合突起30が位置している。従って、内歯車25は
その係合突起31が図5に実線で示すようにキャリア2
2の係合突起30の一側に当接している状態から、同図
に鎖線で示すように係合突起30の他側に当接するまで
のほぼ1回転の範囲でキャリア22に対し回転可能とな
っている。
【0036】前記内歯車25の前記ローター17に対向
する側面には、図7に示すように、径方向に延びる係合
突起32が形成され、その係合突起32は前記ローター
17が内歯車25の底面に当接する位置まで移動したと
き、そのローター17の係合突起20の回動軌跡上に位
置する。
【0037】従って、ローター17が内歯車25に当接
するまで移動したとき、図7に示すように、ローター1
7の係合突起20が内歯車25の係合突起32と係合し
て、内歯車25がローター17と一体に回転される。
【0038】次に、上記のように構成されたロールブラ
インドのダンパー装置11の作用を説明する。使用に先
立って、スクリーン4が上限まで引き上げられたとき、
ローター17の係合突起20が内歯車25の係合突起3
2に係合し、かつ内歯車25の係合突起31がキャリア
22の係合突起30に係合して、ダンパーキャップ12
及び巻取軸3のスクリーン引上げ方向への回転が阻止さ
れるようにローター17の位置を設定する。
【0039】すなわち、スクリーン4が上限まで引き上
げられていない状態で、係合突起31が図5に鎖線で示
すように位置し、係合突起20が図7に示すように位置
して、ローター17及びダンパーキャップ12が回転不
能となったとき、連結部材15の保持力を超える力で巻
取軸3を直接にスクリーン引上げ方向に回転操作する。
すると、ネジ軸14がドラム16に対し回転されて巻取
軸3が回転されるので、スクリーン4を上限まで引き上
げ可能となる。
【0040】この状態から、スクリーン4を引き下げる
と、巻取軸3の回転とともにローター17は図3に示す
矢印B方向に移動する。スクリーン4を所望位置に吊下
支持して、例えばローター17が図3に示す位置にある
状態から、前記クラッチ装置10の作動を解除すると、
捩じりコイルスプリング6の付勢力に基づいて巻取軸3
がスクリーン引上げ方向に回転され、スクリーン4が引
き上げられる。すると、ローター17はダンパーキャッ
プ12とともに回転しながら図3に示す矢印A方向に移
動する。
【0041】このとき、ロータリーダンパー26のケー
ス27がダンパーキャップ12とともに回転される。す
ると、ロータリーダンパー26の作用により、まず太陽
歯車29が回転され、遊星歯車24を介して内歯車25
がダンパーキャップ12とは逆方向に回転される。そし
て、図5に実線で示すように、内歯車25がほぼ1回転
してその係合突起31がキャリア22の係合突起30の
他側に当接すると、内歯車25の同方向へのそれ以上の
回転が阻止される。
【0042】すると、太陽歯車29の同方向への回転が
阻止されるので、ロータリーダンパー26の入力軸28
の回転が阻止され、この状態でケース27が回転される
と、巻取軸3にロータリーダンパー26の制動力が作用
する。
【0043】従って、スクリーン4の引上げ動作時に
は、巻取軸3の最初の1回転はロータリーダンパー26
の制動力が作用せず、その後巻取軸3の回転速度はロー
タリーダンパー26の制動力により所定速度以下に抑制
される。
【0044】次いで、スクリーン4が上限近傍まで引き
上げられて、図9に示すようにローター17が内歯車2
5に当接する位置まで移動し、図7に示すようにロータ
ー17の係合突起20が内歯車25の係合突起32に係
合すると、内歯車25がローター17と一体に回転す
る。
【0045】すると、内歯車25の回転に基づいて、太
陽歯車29が内歯車25とは逆方向に回転される。この
結果、ロータリーダンパー26の入力軸28がケース2
7とは逆方向に回転されて、実質的に入力軸28に対す
るケース27の回転速度が速くなり、巻取軸3に作用す
るロータリーダンパー26の制動力が増大する。
【0046】従って、スクリーン3が上限近傍まで引き
上げられると、巻取軸3の回転速度が大幅に減速され
る。そして、回転速度が減速された状態で巻取軸3がほ
ぼ1回転されて、図5に鎖線で示すように、内歯車25
の係合突起31がキャリア22の係合突起30に係合す
ると、巻取軸3のそれ以上の回転が阻止され、このとき
スクリーン4は上限まで引き上げられている。
【0047】上記のように構成されたロールブラインド
のダンパー装置11では、次に示す作用効果を得ること
ができる。 (1)捩じりコイルスプリング6の付勢力に基づいてス
クリーン4を引き上げるとき、ロータリーダンパー26
の作用によりスクリーン4の引上げ速度を所定速度以下
に抑制することができる。 (2)スクリーン4が上限近傍まで引き上げられて、ロ
ーター17が内歯車25に当接した後は、ロータリーダ
ンパー26の制動力が増大されるため、スクリーン4の
引上げ速度をさらに低速化することができる。従って、
ウェイトバー4aと取付フレーム1との衝突音を十分に
減衰させることができる。 (3)スクリーン4が上限近傍まで引き上げられるまで
は、ロータリーダンパー26で引き上げ速度を抑制しな
がら、十分な引上げ速度を確保することができるので、
スクリーン4の引上げに要する時間を無用に長くするこ
とはない。 (4)一つのロータリーダンパー26を使用して、制動
力を2段階に切り換えることができるので、二つのロー
タリーダンパーを使用して制動力を2段階に切り換える
構成に比して、ロータリーダンパーの数を削減して、コ
ストの低減を図ることができる。 (5)一つのロータリーダンパー26を使用して、制動
力を2段階に切り換えることができるので、二つのロー
タリーダンパーを使用して制動力を2段階に切り換える
構成に比して、ロータリーダンパーの制動力の固体差に
起因する制動後の巻取軸の回転速度のばらつきを小さく
することができる。 (6)遊星歯車機構のギヤ比の設定を変更することによ
り、制動力の増大の度合いを任意に設定することができ
る。 (7)スクリーン4が上限まで引き上げられた時点で、
ローター17の回転が阻止されるように設定することが
できるので、スクリーン4を上限まで確実に引き上げる
ことができる。 (第二の実施の形態)図10は、第二の実施の形態を示
す。この実施の形態は、ロータリーダンパー26の入力
軸28に内歯車25を取着し、太陽歯車29をローター
17で回転駆動する構成としたものである。
【0048】すなわち、ネジ軸14の先端部には太陽歯
車29が回転可能に支持され、その太陽歯車29のロー
ター17側の側面は、同ローター17と同径となるよう
に拡径され、と同ローター17の係合突起20と係合す
る係合突起33が形成されている。
【0049】前記ロータリーダンパー26の入力軸28
には内歯車25が嵌着され、その内歯車25と前記太陽
歯車29との間において、キャリア22がネジ軸14に
対しネジで固定されている。前記キャリア22には前記
内歯車25と太陽歯車29とに噛合する遊星歯車24が
回転可能に支持され、前記第一の実施の形態と同様に、
前記内歯車25はキャリア22に対しほぼ1回転の範囲
で回転可能となっている。
【0050】このように構成されたダンパー装置11で
は、スクリーン4の引上げ動作時には、内歯車25の回
転がキャリア22により阻止されて、ロータリーダンパ
ー26の入力軸28の回転が阻止されるため、巻取軸3
にロータリーダンパー26の制動力が作用する。従っ
て、スクリーン4の引上げ動作時には、巻取軸3の回転
速度はロータリーダンパー26の制動力により所定速度
以下に抑制される。
【0051】次いで、スクリーン4が上限近傍まで引き
上げられて、ローター17が内歯車25に当接する位置
まで移動し、ローター17の係合突起20が太陽歯車2
9の係合突起33に係合すると、太陽歯車29がロータ
ー17と一体に回転する。
【0052】すると、太陽歯車29の回転に基づいて、
内歯車25が太陽歯車29とは逆方向に回転される。こ
の結果、ロータリーダンパー26の入力軸28がケース
27とは逆方向に回転されて、実質的に入力軸28に対
するケース27の回転速度が速くなり、巻取軸3に作用
するロータリーダンパー26の制動力が増大する。
【0053】従って、スクリーン3が上限近傍まで引き
上げられると、巻取軸3の回転速度が大幅に減速され
る。そして、回転速度が減速された状態で巻取軸3がほ
ぼ1回転されると、巻取軸3のそれ以上の回転が阻止さ
れ、このときスクリーン4は上限まで引き上げられてい
る。
【0054】上記のように構成されたダンパー装置11
では、前記第一の実施の形態と同様な作用効果を得るこ
とができるとともに、ローター17の回転に基づいて太
陽歯車29を回転させる構成としたので、第一の実施の
形態に比して、ロータリーダンパー26の入力軸28の
回転数を低く設定して、スクリーン4の引上げ速度の減
速率を低く設定する場合に有利である。
【0055】なお、上記実施の形態は、次のように変更
してもよい。 ・ロータリーダンパー26は、オイルダンパーに代えて
エアダンパーとしてもよい。 ・ロータリーダンパー26に代えて、ブレーキシューが
遠心力によりドラム内面に圧接される機械式のガバナー
装置を使用してもよい。 ・遊星歯車機構に代えて、傘歯車を組み合わせた差動ギ
ヤ機構で、ロータリーダンパーの入力軸をローター17
とは逆方向に回転させる構成としてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は一つの
ダンパーを使用しながら、ウェイトバーと取付フレーム
との衝突音を十分に減衰させ、かつスクリーンの引上げ
に要する時間を無用に長くすることのないロールブライ
ンドの昇降装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロールブラインドを示す正面図である。
【図2】 巻取軸の付勢装置を示す断面図である。
【図3】 ダンパー装置及びクラッチ装置を示す断面図
である。
【図4】 キャリア及び内歯車を示す側面図である。
【図5】 キャリアを示す側面図である。
【図6】 内歯車を示す側面図である。
【図7】 内歯車を示す側面図である。
【図8】 ローターを示す側面図である。
【図9】 ダンパー装置の動作を示す断面図である。
【図10】第二の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
2a,2b 支持ブラケット 3 巻取軸 4 スクリーン 6 付勢装置(捩じりコイルスプリング) 14 制動力制御装置(ネジ軸) 17 制動力制御装置(ローター) 22 制動力制御装置(キャリア) 25 制動力制御装置(内歯車) 26 ダンパー(ロータリーダンパー) 27 ケース 28 入力軸 29 制動力制御装置(太陽歯車)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンを吊下支持する巻取軸の両端
    を支持ブラケットに回転可能に支持し、前記巻取軸を付
    勢装置でスクリーン引上げ方向に付勢し、前記巻取軸内
    には前記付勢装置の付勢力による該巻取軸の回転速度を
    抑制するダンパーを設け、前記ダンパーは入力軸とケー
    スとの回転速度差に基づいて制動力を発生するダンパー
    で構成したロールブラインドの昇降装置において、 前記ダンパーには、前記スクリーンが上限近傍まで引き
    上げられたとき、前記入力軸とケースとの回転速度差を
    増大させて制動力を増大させる制動力制御装置を備えた
    ことを特徴とするロールブラインドの昇降装置。
  2. 【請求項2】 スクリーンを吊下支持する巻取軸の両端
    を支持ブラケットに回転可能に支持し、前記巻取軸を付
    勢装置でスクリーン引上げ方向に付勢し、前記巻取軸内
    には入力軸とケースとの回転速度差に基づいて制動力を
    発生するダンパーを設け、前記ダンパーのケースを巻取
    軸と一体に回転させて、該巻取軸に前記制動力を付与す
    るロールブラインドの昇降装置において、 前記ダンパーの入力軸には、前記スクリーンが上限近傍
    まで引き上げられたとき、前記入力軸を前記ケースの回
    転方向に対し逆方向に回転させて制動力を増大させる制
    動力制御装置を取着したことを特徴とするロールブライ
    ンドの昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記制動力制御装置は、前記スクリーン
    が上限近傍まで引き上げられたとき、前記ダンパーの入
    力軸を前記巻取軸とは逆方向に回転させる遊星歯車機構
    で構成したことを特徴とする請求項2記載のロールブラ
    インドの昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記制動力制御装置は、遊星歯車機構の
    太陽歯車を前記ダンパーの入力軸に取着し、前記太陽歯
    車に噛合する遊星歯車を支持したキャリアを前記支持ブ
    ラケットに対し回転不能に支持し、前記遊星歯車に噛合
    する内歯車を前記キャリアに回転可能に支持し、前記ス
    クリーンが上限近傍まで引き上げられたとき、前記巻取
    軸の回転にともなって回転するローターで前記内歯車を
    巻取軸と同方向に回転させて、前記入力軸を巻取軸とは
    逆方向に回転させるるように構成したことを特徴とする
    請求項2記載のロールブラインドの昇降装置。
  5. 【請求項5】 前記支持ブラケットに対し回転不能に支
    持されたネジ軸に前記ローターを螺合し、前記巻取軸と
    一体に回転されるダンパーキャップに対し前記ローター
    を相対回転不能にかつネジ軸の軸方向に移動可能に支持
    して、前記スクリーンが上限近傍まで引き上げられたと
    き、前記ローターが内歯車に係合して、該ローターと内
    歯車とを一体に回転させることを特徴とする請求項4記
    載のロールブラインドの昇降装置。
  6. 【請求項6】 前記制動力制御装置は、遊星歯車機構の
    太陽歯車を前記支持ブラケットに対し回転可能に支持
    し、前記太陽歯車に噛合する遊星歯車を支持したキャリ
    アを前記支持ブラケットに対し回転不能に支持し、前記
    遊星歯車に噛合する内歯車を前記ダンパーの入力軸に取
    着し、前記スクリーンが上限近傍まで引き上げられたと
    き、前記巻取軸の回転にともなって回転するローターで
    前記太陽歯車を巻取軸と同方向に回転させて、前記入力
    軸を巻取軸とは逆方向に回転させるるように構成したこ
    とを特徴とする請求項2記載のロールブラインドの昇降
    装置。
  7. 【請求項7】 前記支持ブラケットに対し回転不能に支
    持されたネジ軸に前記ローターを螺合し、前記巻取軸と
    一体に回転されるダンパーキャップに対し前記ローター
    を相対回転不能にかつネジ軸の軸方向に移動可能に支持
    して、前記スクリーンが上限近傍まで引き上げられたと
    き、前記ローターが太陽歯車に係合して、該ローターと
    太陽歯車とを一体に回転させることを特徴とする請求項
    6記載のロールブラインドの昇降装置。
  8. 【請求項8】 前記ネジ軸は、連結部材を介して固定軸
    に接続し、該ネジ軸に所定値以上の回転力が作用したと
    きに限り、該ネジ軸を前記固定軸に対し回転可能とした
    ことを特徴とする請求項5記載のロールブラインドの昇
    降装置。
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