JP2000027207A - 埋立地における構造物の構築方法 - Google Patents

埋立地における構造物の構築方法

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JP2000027207A
JP2000027207A JP10197680A JP19768098A JP2000027207A JP 2000027207 A JP2000027207 A JP 2000027207A JP 10197680 A JP10197680 A JP 10197680A JP 19768098 A JP19768098 A JP 19768098A JP 2000027207 A JP2000027207 A JP 2000027207A
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JP
Japan
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box
earth
landfill
sand
constructed
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JP10197680A
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English (en)
Inventor
Ryohei Kurosawa
亮平 黒沢
Keizo Tanabe
恵三 田辺
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Kurosawa Construction Co Ltd
Original Assignee
Kurosawa Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな支持杭および止水岸壁を用いない
埋立地における構造物の構築方法を提供することであ
る。 【解決手段】 プレストレストコンクリートボックス9
による構造物2を水底に構築するとともに、該構造物2
をPCアンカー12で支持地盤に固定した後、構造物2
の周囲を止水壁5で囲み、該止水壁5で囲まれた内側に
埋立土砂6を投入して埋め立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は埋立地における構造
物の構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、埋立地に構造物を構築するには、
図6に示すように、埋立予定区域を止水岸壁14で囲
い、これで囲んだ内側を土砂で埋め立てていた。そして
埋立地15を圧密して支持杭16を打設し、該支持杭1
6の上に構造物17を構築していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
埋立地は埋立土砂の側圧に耐え得る止水岸壁を構築しな
ければならない他、支持杭も側圧に耐えなければならな
いため大がかりなものとなっていた。
【0004】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、大がかりな支持杭および止
水岸壁を用いない埋立地における構造物の構築方法を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1の発明が、プレストレストコンク
リートボックスによる構造物を水底に構築するととも
に、該構造物をPCアンカーで支持地盤に固定した後、
構造物の周囲を止水壁で囲み、該止水壁で囲まれた内側
に埋立土砂を投入して埋め立てることを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、構造物が水底に
設置され、かつPCアンカーで支持地盤に固定されてい
るため、埋立土砂の側圧に十分耐えられる。また止水壁
で囲まれた内側に投入する土砂の量を少なくすることが
できるとともに止水壁にかかる側圧も少なくすることが
できる。また埋立土砂の側圧を構造物で受けるため、止
水壁が大がかりにならない。
【0007】また請求項2の発明が、請求項1におい
て、前記構造物はプレキャストコンクリートボックス同
士を組み合わせて構築することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、プレキャストコ
ンクリートボックスを水上に浮揚させて現場に曳航した
後、水底に沈設させて構造物を構築することにより、該
構造物が簡単でかつ短期間に構築できる。またプレキャ
ストコンクリートボックス同士をプレストレスを付与し
て一体的にすることにより、構造物の強度およびその一
体性を高めることができる。
【0009】また請求項3の発明が、請求項1におい
て、前記構造物はプレキャストコンクリートボックスと
現場打ちコンクリートボックスとを組み合わせて構築す
ることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明によれば、プレキャストコ
ンクリートボックスで構築できない箇所を現場打ちコン
クリートボックスで構築し、現場打ちコンクリートボッ
クスで構築できない箇所をプレキャストコンクリートボ
ックスで構築することにより、任意の形状の構造物を簡
単に構築することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、埋立地における構造物の構
築方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は埋立地における構造物の平面図、図2は図1のA
−A線断面図、図3は図2のB−B線断面図である。
【0012】図1は埋立地1に構築した構造物2、すな
わち駐車場2の平面図を示したものであり、岸壁などの
陸地3から適宜離れた海底4に駐車場2が構築され、そ
の周囲が止水壁5で囲まれ、該止水壁5の内側が埋立土
砂6で埋め立てられている。
【0013】駐車場2は駐車部7と非常用避難通路部
(以下通路部という)8とからなり、これらがプレキャ
ストコンクリートボックス(以下PCボックスという)
9を組み合わせて構成されている。
【0014】PCボックス9は駐車部用のPCボックス
9aと通路部用のPCボックス9bとがあり、埋立地1
の近くのドッグでプレストレスを付与して製造される。
またPCボックス9の製造と並行して構築物用の基礎コ
ンクリート10を海底4に打設する。
【0015】次に、駐車部用のPCボックス9aおよび
通路部用のPCボックス9bを海上に浮かべて現場まで
順次曳航し、前記基礎コンクリート10上に沈設する。
そして各PCボックス9a、9b間の目地部にコンクリ
ート11を打設するとともに、PCボックス同士9a、
9bを、PC鋼線でプレストレスを付与して一体化す
る。
【0016】次に、PCアンカー12を支持地盤(図示
せず)にまで打設し、これによって各PCボックス9
a、9bを固定して駐車場2の構築を完了させる。この
駐車場2の構築が完了したら、この周りを止水壁5で囲
むとともに、該止水壁5で囲まれた内側に埋立土砂6を
投入して、その中の海水を排水する。
【0017】そして、この埋立土砂6で駐車場2を埋め
ることによって地下構築物、すなわち地下駐車場が完成
すると同時に、埋め立ても完了する。したがって、埋立
土砂6による側圧を駐車場で受けることができるので、
止水壁5を従来のように大がかりすることがない。
【0018】また、PCボックス9と、現場打ちコンク
リートにより構築した現場打ちコンクリートボックス1
3とからなる構築物の構築方法は、図5に示すように、
駐車部7を現場打ちコンクリートボックス13で構築し
た後、通路部8をPCボックス9により構築するもので
あり、前記の駐車部7を現場打ちコンクリートボックス
13で構築した後、その両側にPCボックス9で通路部
8を一体的に接合して構築する。
【0019】
【発明の効果】構造物が水底に設置され、かつPCアン
カーで支持地盤に固定されているため、埋立土砂の側圧
に十分耐えられる。
【0020】止水壁で囲まれた内側に投入する土砂の量
を少なくすることができるとともに止水壁にかかる側圧
も少なくすることができる。
【0021】埋立土砂の側圧を構造物で受けるため、止
水壁が大がかりにならない。
【0022】プレキャストコンクリートボックスを水上
に浮揚させて現場に曳航した後、水底に沈設させて構造
物を構築することにより、該構造物が簡単でかつ短期間
に構築できる。
【0023】プレキャストコンクリートボックス同士を
プレストレスを付与して一体的にすることにより、構造
物の強度およびその一体性を高めることができる。
【0024】プレキャストコンクリートボックスで構築
できない箇所を現場打ちコンクリートボックスで構築
し、現場打ちコンクリートボックスで構築できない箇所
をプレキャストコンクリートボックスで構築することに
より、海底の形状に応じた任意の形状の構造物を簡単に
構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】埋立地に構築した駐車場の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】駐車場の拡大断面図である。
【図5】PCボックスと現場打ちコンクリートボックス
との組み合わせによる駐車場の断面図である。
【図6】従来の埋立地における構造物の構築方法を示す
断面図である。
【符号の説明】
1、15 埋立地 2、17 構造物、駐車場 3 陸地 4 海底 5 止水壁 6 埋立地 7 駐車部 8 通路部 9 PCボックス 10 基礎コンクリート 11 コンクリート 12 PCアンカー 13 現場打ちコンクリート 14 止水岸壁 16 支持杭
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月30日(1999.4.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1の発明が、プレキャストコンクリ
ートボックスと現場打ちコンクリートボックスとを組み
合わせてなる構造物を水底に構築するとともに、該構造
物をPCアンカーで支持地盤に固定した後、構造物の周
囲を止水壁で囲み、該止水壁で囲まれた内側に埋立土砂
を投入して埋め立てすることを特徴とする
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】そして、この埋立土砂6で駐車場2を埋め
ることによって地下構築物、すなわち地下駐車場が完成
すると同時に、埋め立ても完了する。したがって、埋立
土砂6による側圧を駐車場で受けることができるので、
止水壁5を従来のように大がかりにするということがな
い。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレストレストコンクリートボックスに
    よる構造物を水底に構築するとともに、該構造物をPC
    アンカーで支持地盤に固定した後、構造物の周囲を止水
    壁で囲み、該止水壁で囲まれた内側に埋立土砂を投入し
    て埋め立てすることを特徴とする埋立地における構造物
    の構築方法。
  2. 【請求項2】 前記構造物はプレキャストコンクリート
    ボックス同士を組み合わせて構築することを特徴とする
    請求項1に記載の埋立地における構造物の構築方法。
  3. 【請求項3】 前記構造物はプレキャストコンクリート
    ボックスと現場打ちコンクリートボックスとを組み合わ
    せて構築することを特徴とする請求項1に記載の埋立地
    における構造物の構築方法。
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