JP2000027071A - 不織布マット材 - Google Patents

不織布マット材

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JP2000027071A
JP2000027071A JP10194226A JP19422698A JP2000027071A JP 2000027071 A JP2000027071 A JP 2000027071A JP 10194226 A JP10194226 A JP 10194226A JP 19422698 A JP19422698 A JP 19422698A JP 2000027071 A JP2000027071 A JP 2000027071A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
fine powder
mat material
fabric mat
charcoal
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Pending
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JP10194226A
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English (en)
Inventor
Mikio Masuda
幹雄 増田
Toshibumi Haruki
俊文 春木
Torao Hosaka
虎夫 保坂
Takeshi Masuda
剛 増田
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MASUDAYA KK
Original Assignee
MASUDAYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱臭性、調湿性に優れ、しかもマイナスイオ
ンを放出する特性を有する備長炭または竹炭の微粉末を
多量に使用して、これらの微粉末が容易に脱落すること
のない不織布マット材を提供する。 【解決手段】 10〜60g/m2 の量の備長炭または
竹炭の微粉末3を、空隙率50%以上で2mm以上の肉
厚を有する合成繊維からなる不織布2の表面及び内部全
体に水溶性接着剤を介して該繊維の交絡部分において高
密度となるように結着してなる不織布マット材1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は備長炭または竹炭の
微粉末を含有してなる不織布マットに関するもので、よ
り具体的には脱臭性に優れた不織布マットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、脱臭性を有する不織布マットとし
ては、不織布からなるフイルター材に活性炭の微粉末を
接着剤のスプレーによって付着させたものが公知となっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
知の不織布フィルター材では比較的粒径の大きな活性炭
微粉末がフィルター材の主として表面に付着されている
だけであるので、フィルター材が外部の物に接触して擦
られると活性炭微粉末が容易に脱落して所期の効果を奏
することができなくなる。
【0004】また、活性炭は脱臭性に優れているが、比
較的高コストであるため低コストのフィルター材などに
高密度で含有させることができず、その効果は自ずから
限られたものとなっていた。
【0005】本発明は上記のような問題点に着目して活
性炭の代わりに低コストの備長炭または竹炭の微粉末を
使用することに思い至ったのである。備長炭並びに竹炭
は脱臭性に優れ、しかも室内の湿度が所定値よりも高く
なったときには水分を吸収し、その湿度が所定値よりも
低くなったときには吸収した水分を放出して室内の湿度
をほぼ一定に保つと言った調湿効果を有し、また健康に
よいとされているマイナスイオンを放出するとされてい
る。そこで、本発明は上記のように脱臭性、調湿性に優
れ、しかもマイナスイオンを放出する特性を有する備長
炭または竹炭の微粉末を多量に使用して、これらの微粉
末が容易に脱落することのない不織布マット材を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る不織布マット材では、10〜60g/
2 の量の備長炭または竹炭の微粉末を、空隙率50%
以上で2mm以上の肉厚を有する合成繊維からなる不織
布の表面及び内部全体に水溶性接着剤を介して該繊維の
交絡部分において高密度となるように結着してなるので
ある。
【0007】これにより、多量の備長炭または竹炭が不
織布の内部にまで含有されていて容易に脱落することが
ないので、脱臭性に優れているのは勿論のこと、備長炭
または竹炭の優れた調湿効果とマイナスイオン発生効果
を発揮することができる。そしてまた、これらの備長炭
または竹炭の微粉末が水溶性接着剤で繊維の交絡部分に
おいて高密度となるように結着されているので、繊維自
体の弾力性及び柔軟性は大きく損なわれることなく、フ
ィルター材としてだけでなく寝具、座布団、クッショ
ン、枕、ソファーの芯地としてその利用範囲は極めて広
いものとなる。
【0008】また、好ましくは、前記備長炭または竹端
の微粉末の平均粒径を100μm以下とすることで、こ
れによりこれらの微粉末を不織布マット材の内部の繊維
交絡部に強固に付着させることができる。
【0009】更に好ましくは、前記不織布を目付50g
/m2 〜150g/m2 の綿状に交絡したポリエステル
繊維とすることで、これにより形成された不織布マット
は極めて柔軟性と弾力性に富んでいるため衣服の芯地と
してまた人体の汗などを吸収するパット材として使用す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施態様に
係る不織布マット材について、添付の図面を参照にして
説明する。
【0011】この実施態様に係る不織布マット材1に使
用される不織布素材2は合成繊維からなるキルト地とし
て採用されているもので、目付108g/m2 の極細の
ポリエステル短繊維を3次元的に交絡させて空隙率約7
0%で肉厚約7ミリに形成してなる不織布マットであ
る。
【0012】この不織布素材2の表面及び内部には平均
粒径100μm以下の備長炭微粉末3が単位平方メート
ル当たり30gの割合でポリアクリル酸エステルの水溶
性エマルジョンで接着され、これらの微粉末は不織布繊
維の交絡部分において高密度に接着されている。
【0013】この不織布材素材2としては種々の合成繊
維が使用可能であるが、上記のポリエステル繊維は綿の
ような柔軟性と弾力性に富んだ素材で、布団地、衣服地
として好適な物である。
【0014】本発明の不織布マット地1の空隙率につい
ては少なくとも50%以上とし、肉厚については2mm
以上とすることである。空隙率が50%未満であると、
内部に備長炭微粉末を含浸させることが困難で、また肉
厚が2mm未満では所望のクッション性を得ることがで
きない。
【0015】備長炭微粉末は細かければ細かい程良い
が、200μm以下であれば使用可能で、好ましくは1
00μm以下、或いは120メッシュ以上を通過する粒
径のものを使用することである。また、備長炭の量は単
位平方メートル当たり、10g〜60gとすることで、
この範囲より少なければ所望の脱臭効果を充分に達成す
ることができず、またこれ以上の量であれば効果に対す
るコストが割高となる。
【0016】また、バインダーとしてはポリアクリル酸
エステルの水溶性エマルジョンが柔軟性を有しているた
め好ましいが、その他の不織布の空隙部内へ浸透性の優
れた水溶性バインダーを使用することができる。
【0017】本発明の備長炭微粉末を含有した不織布マ
ット地を製造するには、前記バインダー80重量部に対
して備長炭微粉末30重量部を含有してなる混合物を均
一に混合している間に前記不織布マット素材をこの混合
液中に所定時間浸漬させてやればよい。
【0018】なお、前記の実施態様では不織布に付着す
るものとして備長炭の微粉末を挙げているが、本発明は
備長炭に限られるものでなく、備長炭と同様の特性を有
する竹炭の微粉末を用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明の不織布マット材は備長炭または
竹炭の優れた脱臭効果、調湿効果、及びマイナスイオン
放出特性を備えており、しかも柔軟性を有する合成繊維
から高空隙率で肉厚に形成されているため、エアフィル
ター材、布団、座布団、クッション、マット、枕、ダウ
ンジャケット、防寒着の芯地、人体の汗などを吸収する
パット材等としてその利用範囲は極めて広い。
【0020】また、備長炭または竹炭の微粉末は不織布
に形成された空隙の内部に入って水溶性接着剤で繊維の
交絡部分に高密度となるように結着されているので、備
長炭などの微粉末が外部の部材と擦られても容易に脱落
することがなくまた通常の方法で選択しても効果が著し
く低下することはない。
【0021】また、備長炭または竹端の微粉末の平均粒
径を100μm以下として場合には、不織布の内部にお
いて繊維との結着性が更に良好となる。
【0022】更に、不織布が目付50g/m2 〜150
g/m2 の綿状ポリエステル繊維からなる場合には、マ
ット材は柔軟性と弾力性に優れたものとなるため、従来
のキルト地や綿素材に変えて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不織布マットを一部拡大して示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 不織布マット材 2 不織布素材 3 備長炭微粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春木 俊文 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎町490番1号 (72)発明者 保坂 虎夫 東京都大田区池上3丁目7番7号 (72)発明者 増田 剛 東京都大田区南久が原2丁目5番3号 Fターム(参考) 4L031 AB34 BA02 BA31 DA08 DA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10〜60g/m2 の量の備長炭または
    竹炭の微粉末を、空隙率50%以上で2mm以上の肉厚
    を有する合成繊維からなる不織布の表面及び内部全体に
    水溶性接着剤を介して該繊維の交絡部分において高密度
    となるように結着してなることを特徴とする不織布マッ
    ト材。
  2. 【請求項2】 前記備長炭または竹端の微粉末の平均粒
    径が100μm以下であることを特徴とする請求項1記
    載の不織布マット材。
  3. 【請求項3】 前記不織布が目付50g/m2 〜150
    g/m2 の綿状ポリエステル繊維からなることを特徴と
    する請求項1または2記載の不織布マット材。
JP10194226A 1998-07-09 1998-07-09 不織布マット材 Pending JP2000027071A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018021292A1 (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社エアウィーヴ 寝具および寝具用カバーシート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018021292A1 (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 株式会社エアウィーヴ 寝具および寝具用カバーシート
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