JPS6327828Y2 - - Google Patents
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- JPS6327828Y2 JPS6327828Y2 JP1983149694U JP14969483U JPS6327828Y2 JP S6327828 Y2 JPS6327828 Y2 JP S6327828Y2 JP 1983149694 U JP1983149694 U JP 1983149694U JP 14969483 U JP14969483 U JP 14969483U JP S6327828 Y2 JPS6327828 Y2 JP S6327828Y2
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- activated carbon
- acf
- granular activated
- filtration
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、吸着特性にすぐれた浄水用濾過吸着
ユニツトに関するものである。更に詳しくは、広
範囲の分子量の化合物を吸着できる、圧損の小さ
い浄水用濾過吸着ユニツトに関するものである。
ユニツトに関するものである。更に詳しくは、広
範囲の分子量の化合物を吸着できる、圧損の小さ
い浄水用濾過吸着ユニツトに関するものである。
従来活性炭としては、その形態において、粒
状、繊維状などのものが知られているが、これら
の活性炭は、それぞれ異る特性を有している。
状、繊維状などのものが知られているが、これら
の活性炭は、それぞれ異る特性を有している。
例えば、粒状活性炭は、その表面の細孔特性よ
り、比較的分子量の高い化合物が吸着できるもの
が多く、しかも充填密度が高くとれるため、総吸
着量が高い。しかし、固定層として使用した場
合、圧力損失が大きく、チヤンネリング等の現象
を生じ、活性炭粉末の流失、脱落を生じやすいな
どの問題がある。
り、比較的分子量の高い化合物が吸着できるもの
が多く、しかも充填密度が高くとれるため、総吸
着量が高い。しかし、固定層として使用した場
合、圧力損失が大きく、チヤンネリング等の現象
を生じ、活性炭粉末の流失、脱落を生じやすいな
どの問題がある。
他方、繊維状活性炭（以下単に「ACF」とい
う）は、吸着速度が高く、低分子量の化合物に対
する吸着能にすぐれ、またニードルパンチ等によ
りシート状、マツト状とした場合にも圧力損失が
小さく、チヤンネリングを生じたりすることがな
い。しかし、分子量の高い化合物の吸着性が良く
ないという欠点を有している。
う）は、吸着速度が高く、低分子量の化合物に対
する吸着能にすぐれ、またニードルパンチ等によ
りシート状、マツト状とした場合にも圧力損失が
小さく、チヤンネリングを生じたりすることがな
い。しかし、分子量の高い化合物の吸着性が良く
ないという欠点を有している。
上記したような形態の異る活性炭を組合わせて
使用すれば、広範囲の分子量の化合物が混在する
系より、同時にこれらの化合物を除去することが
可能である。しかし、各層を別々のカラムにした
場合、容積が大きくなるとともに、製造費、設備
費が嵩み、しかも粒状活性炭の圧損が大きくな
り、一般の浄水器としての機能、取扱い性が悪く
なるという欠点がある。
使用すれば、広範囲の分子量の化合物が混在する
系より、同時にこれらの化合物を除去することが
可能である。しかし、各層を別々のカラムにした
場合、容積が大きくなるとともに、製造費、設備
費が嵩み、しかも粒状活性炭の圧損が大きくな
り、一般の浄水器としての機能、取扱い性が悪く
なるという欠点がある。
本考案者らは、上記したような欠点、問題点を
解決し、取扱い性にすぐれた、効率のよい浄水用
濾過吸着ユニツトについて検討した結果、粒状活
性炭の性能を充分に発揮せしめ、更には、ACF
との組合せにより、活性炭の微粉末の流失を抑え
ることができる本考案をなすに至つた。
解決し、取扱い性にすぐれた、効率のよい浄水用
濾過吸着ユニツトについて検討した結果、粒状活
性炭の性能を充分に発揮せしめ、更には、ACF
との組合せにより、活性炭の微粉末の流失を抑え
ることができる本考案をなすに至つた。
すなわち、本考案は、粒状活性炭とACFとを
組合せて濾過吸着層を形成する浄水用濾過吸着ユ
ニツトにおいて、粒状活性炭と繊維状活性炭とを
流水方向に順に配設し、かつ粒状活性炭を流動層
とし、ACFをマツト状固定層としたことを特徴
とする浄水用濾過吸着ユニツトである。
組合せて濾過吸着層を形成する浄水用濾過吸着ユ
ニツトにおいて、粒状活性炭と繊維状活性炭とを
流水方向に順に配設し、かつ粒状活性炭を流動層
とし、ACFをマツト状固定層としたことを特徴
とする浄水用濾過吸着ユニツトである。
このような本考案ユニツトは、通水時の圧損が
小さく、しかも微粉末活性炭の発生が少なく、更
に低分子量から比較的分子量の高い化合物まで、
広範囲の化合物の処理に対し有効である。具体的
には、塩素臭や分子量の比較的高いジエオスミン
を主成分とするアオコ臭まで、高い処理速度で除
去することができる。
小さく、しかも微粉末活性炭の発生が少なく、更
に低分子量から比較的分子量の高い化合物まで、
広範囲の化合物の処理に対し有効である。具体的
には、塩素臭や分子量の比較的高いジエオスミン
を主成分とするアオコ臭まで、高い処理速度で除
去することができる。
ここで、粒状活性炭とは、粉状活性炭、造粒活
性炭、破砕炭およびACFのミルドフアイバー若
しくはこれらの組合せをいう。
性炭、破砕炭およびACFのミルドフアイバー若
しくはこれらの組合せをいう。
ACFは、ポリアクリロニトリル系繊維、フエ
ノール系繊維、セルロース系繊維等を原料として
得られるACFのトウまたはフイラメントを短綿
化し、ニードルパンチにてマツト状にしたもの、
あるいは耐炎化や賦活の前にマツト状にし、これ
を耐炎化および賦活して得られたマツト形態のも
のが使用される。ACFのマツトの作製に際し、
他の繊維たとえばセルロース系繊維、合成繊維な
どを介在させることもできる。
ノール系繊維、セルロース系繊維等を原料として
得られるACFのトウまたはフイラメントを短綿
化し、ニードルパンチにてマツト状にしたもの、
あるいは耐炎化や賦活の前にマツト状にし、これ
を耐炎化および賦活して得られたマツト形態のも
のが使用される。ACFのマツトの作製に際し、
他の繊維たとえばセルロース系繊維、合成繊維な
どを介在させることもできる。
ACFの比表面積としては、300m2／ｇ以上、特
に500m2／ｇ以上、直径5μ〜50μ、シート目付は
20〜1000ｇ／m2が望ましい。
に500m2／ｇ以上、直径5μ〜50μ、シート目付は
20〜1000ｇ／m2が望ましい。
比表面積が300m2／ｇより低くなると、浄水性
能、特に塩素除去性能が著しく低下する。
能、特に塩素除去性能が著しく低下する。
シート目付が20ｇ／m2より小さい場合、総強力
が低下するため、積層中の切断、ACFの微粉末
が発生しやすい。他方、1000ｇ／m2より大きい場
合、圧損が大きくなるため、流量が低下したり、
不安定になる傾向にある。特に80〜800ｇ／m2が
より好ましい。
が低下するため、積層中の切断、ACFの微粉末
が発生しやすい。他方、1000ｇ／m2より大きい場
合、圧損が大きくなるため、流量が低下したり、
不安定になる傾向にある。特に80〜800ｇ／m2が
より好ましい。
流動させる粒状活性炭の大きさは、粒径0.05〜
５mm、比表面積はACFと同じく300m2／ｇ以上が
好ましい。粒径が0.05mmより小さい場合、ACF層
内で目詰りの原因となり、圧損が高くなる。特に
0.1mm以上がより好ましい。また、５mmより大き
い場合は、通水時に活性炭を流動させることが難
しくなる。特に３mm以下がより好ましい。
５mm、比表面積はACFと同じく300m2／ｇ以上が
好ましい。粒径が0.05mmより小さい場合、ACF層
内で目詰りの原因となり、圧損が高くなる。特に
0.1mm以上がより好ましい。また、５mmより大き
い場合は、通水時に活性炭を流動させることが難
しくなる。特に３mm以下がより好ましい。
流動させる活性炭としては、直径5μ〜30μ、長
さ5μ〜2000μのミルドフアイバー単独又は粒状活
性炭と混合したものを用いることができる。
さ5μ〜2000μのミルドフアイバー単独又は粒状活
性炭と混合したものを用いることができる。
流動させる空間の容積（V1）と活性炭の総体
積（V2）との比（V2／V1）は、0.7以下が好まし
い。0.7より高くなると、活性炭が流動し難く、
圧損が大きくなる。特に活性炭が粒状活性炭の場
合、この比（V2／V1）は0.5以下が好ましい。
積（V2）との比（V2／V1）は、0.7以下が好まし
い。0.7より高くなると、活性炭が流動し難く、
圧損が大きくなる。特に活性炭が粒状活性炭の場
合、この比（V2／V1）は0.5以下が好ましい。
流動させるべき活性炭とACFの重量比は、１
〜15程度が好ましい。
〜15程度が好ましい。
本考案の吸着ユニツトを使用した浄水器の場
合、SV（空塔速度）300〜5000hv-1という高速度
で浄水が可能である。
合、SV（空塔速度）300〜5000hv-1という高速度
で浄水が可能である。
使用する活性炭には、銀を100〜20000ppm添着
させてもよい。また、ACFの層内に粒状活性炭
を混入すると、更に活性炭の性能を向上させるこ
とが可能となる。
させてもよい。また、ACFの層内に粒状活性炭
を混入すると、更に活性炭の性能を向上させるこ
とが可能となる。
本考案を図面により説明する。第１図は、本考
案の一例を示す竪型ユニツトの断面図、第２図
は、ACFカートリツジを組込んだユニツトの断
面図、第３図はユニツト内に組込まれるACFカ
ートリツジの斜視図である。
案の一例を示す竪型ユニツトの断面図、第２図
は、ACFカートリツジを組込んだユニツトの断
面図、第３図はユニツト内に組込まれるACFカ
ートリツジの斜視図である。
図中、１は処理水流出部、２は30メツシユの金
網、３はACFマツト、４は20メツシユの破砕炭、
５は40メツシユの金網、６は未処理水流入部、７
はユニツトの入口部、８はハウジングとACFカ
ートリツジ間の空間、９は粒状活性炭、１０は
ACFカートリツジ、１１はACFカートリツジ内
側の空間、１２はユニツトの出口部、１３はハウ
ジング、１４は処理水流入部の細孔部（孔径、
形、位置により流動性を調整）、１５は抑え板
（ペフ、発泡スチロール製）、１６は側板（エポキ
シ樹脂製）、１７はネツト（酢酸ビニル製）であ
る。
網、３はACFマツト、４は20メツシユの破砕炭、
５は40メツシユの金網、６は未処理水流入部、７
はユニツトの入口部、８はハウジングとACFカ
ートリツジ間の空間、９は粒状活性炭、１０は
ACFカートリツジ、１１はACFカートリツジ内
側の空間、１２はユニツトの出口部、１３はハウ
ジング、１４は処理水流入部の細孔部（孔径、
形、位置により流動性を調整）、１５は抑え板
（ペフ、発泡スチロール製）、１６は側板（エポキ
シ樹脂製）、１７はネツト（酢酸ビニル製）であ
る。
以下、本考案のユニツトを第２図の場合につい
て示す。
て示す。
最下層にポリエステル不織布（目付10ｇ／m2）
を置き、その上に比表面積900m2／ｇのACFをニ
ードルパンチングしたシート（目付120ｇ／m2）
をポリプロピレンの内筒（ネツト状筒、孔径５mm
×５mm角孔、内直径20mm）に巻きつけ、円筒型カ
ードリツジ（ACF3ｇ、外直径44mm、内直径20
mm、長さ125mm）を作製した。このカートリツジ
をハウジング（入口側外直径53mm、出口側外直径
48mm）に充填し、更に粒状活性炭（直径0.3〜0.8
mm、SA950m2／ｇ）をカートリツジとハウジング
の空間に10ｇ詰め、塩素1ppm含有した原水を流
速２／minで通水したところ、粒状活性炭は流
動し、処理５分後の塩素濃度は0ppm、圧損は
0.05Kg／cm2であつた。
を置き、その上に比表面積900m2／ｇのACFをニ
ードルパンチングしたシート（目付120ｇ／m2）
をポリプロピレンの内筒（ネツト状筒、孔径５mm
×５mm角孔、内直径20mm）に巻きつけ、円筒型カ
ードリツジ（ACF3ｇ、外直径44mm、内直径20
mm、長さ125mm）を作製した。このカートリツジ
をハウジング（入口側外直径53mm、出口側外直径
48mm）に充填し、更に粒状活性炭（直径0.3〜0.8
mm、SA950m2／ｇ）をカートリツジとハウジング
の空間に10ｇ詰め、塩素1ppm含有した原水を流
速２／minで通水したところ、粒状活性炭は流
動し、処理５分後の塩素濃度は0ppm、圧損は
0.05Kg／cm2であつた。
比較のために、上記と同じACFカートリツジ
および粒状活性炭を直径５cmのカラムに固定した
ものを直列につなぎ、流速２／minで原水を通
過させたところ、塩素濃度は0.17ppm、圧損は
0.56Kg／cm2であつた。
および粒状活性炭を直径５cmのカラムに固定した
ものを直列につなぎ、流速２／minで原水を通
過させたところ、塩素濃度は0.17ppm、圧損は
0.56Kg／cm2であつた。
本考案は、粒状活性炭とACFを組合わせるこ
とによつて、広範囲の分子量の化合物を吸着除去
できる、取扱い性にすぐれた浄水用濾過吸着ユニ
ツトである。
とによつて、広範囲の分子量の化合物を吸着除去
できる、取扱い性にすぐれた浄水用濾過吸着ユニ
ツトである。
第１図は本考案の一例を示す竪型ユニツトの断
面図、第２図はACFカートリツジが組込まれた
ユニツトの断面図、第３図はACFカートリツジ
の斜視図である。
面図、第２図はACFカートリツジが組込まれた
ユニツトの断面図、第３図はACFカートリツジ
の斜視図である。
Claims (1)
- 粒状活性炭と繊維状活性炭とを組合わせて濾過
吸着層を形成する浄水用濾過吸着ユニツトにおい
て、粒状活性炭と繊維状活性炭とを流水方向に順
に配設し、かつ粒状活性炭を流動層とし、繊維状
活性炭をマツト状固定層としたことを特徴とする
浄水用濾過吸着ユニツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14969483U JPS6058296U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 浄水用濾過吸着ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14969483U JPS6058296U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 浄水用濾過吸着ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6058296U JPS6058296U (ja) | 1985-04-23 |
| JPS6327828Y2 true JPS6327828Y2 (ja) | 1988-07-27 |
Family
ID=30332221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14969483U Granted JPS6058296U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 浄水用濾過吸着ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6058296U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140028585A (ko) * | 2012-08-29 | 2014-03-10 | 코웨이 주식회사 | 카본필터 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0352155Y2 (ja) * | 1986-07-04 | 1991-11-11 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4934152A (ja) * | 1972-08-02 | 1974-03-29 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6335837Y2 (ja) * | 1981-04-03 | 1988-09-22 |
-
1983
- 1983-09-29 JP JP14969483U patent/JPS6058296U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4934152A (ja) * | 1972-08-02 | 1974-03-29 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140028585A (ko) * | 2012-08-29 | 2014-03-10 | 코웨이 주식회사 | 카본필터 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6058296U (ja) | 1985-04-23 |
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