JP2000026871A - 低公害燃料組成物 - Google Patents
低公害燃料組成物Info
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- JP2000026871A JP2000026871A JP10210418A JP21041898A JP2000026871A JP 2000026871 A JP2000026871 A JP 2000026871A JP 10210418 A JP10210418 A JP 10210418A JP 21041898 A JP21041898 A JP 21041898A JP 2000026871 A JP2000026871 A JP 2000026871A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 重質ガソリンにメタノールを高割合で配合
し、通常のエンジンを有する自動車に燃料としてそのま
ま使用出来るメタノールを主成分とする低公害燃料組成
物の提供。 【解決手段】 メタノール,重質ガソリン及び添加剤か
らなり、重質ガソリンに対するメタノールの割合が重量
比で2〜5、且つ添加剤がイソプタノール,ジメトキシ
メタン,ジエトキシメタン,ジメトキシエタン,メチル
−t−ブチルエーテル,エタノール,n−プロタノー
ル,イソプロパノール,n−ブチルアルコール,イソブ
チルアルコール,t−ブチルアルコール,ベンゼン,ト
ルエンから選ばれた少なくとも2種の化合物とする。
し、通常のエンジンを有する自動車に燃料としてそのま
ま使用出来るメタノールを主成分とする低公害燃料組成
物の提供。 【解決手段】 メタノール,重質ガソリン及び添加剤か
らなり、重質ガソリンに対するメタノールの割合が重量
比で2〜5、且つ添加剤がイソプタノール,ジメトキシ
メタン,ジエトキシメタン,ジメトキシエタン,メチル
−t−ブチルエーテル,エタノール,n−プロタノー
ル,イソプロパノール,n−ブチルアルコール,イソブ
チルアルコール,t−ブチルアルコール,ベンゼン,ト
ルエンから選ばれた少なくとも2種の化合物とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重質ガソリンにメ
タノールを高割合で配合した低公害燃料組成物に関す
る。更に詳しくは,本発明は重質ガソリンに対するメタ
ノールの配合割合が重量比で2〜5のメタノールを主成
分とする低公害燃料組成物に関する。
タノールを高割合で配合した低公害燃料組成物に関す
る。更に詳しくは,本発明は重質ガソリンに対するメタ
ノールの配合割合が重量比で2〜5のメタノールを主成
分とする低公害燃料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用、自動車用その他の燃料と
して石油系が主として用いられている。しかしながら燃
料の原料である石油の埋蔵量に限界が見え始めたばかり
でなく、例えば、自動車用ガソリンを取り上げて見て
も、窒素化合物、硫黄化合物を含んでいるので、その燃
焼の際、窒素酸化物、硫黄酸化物を発生するなど環境汚
染の原因となっている。このような状況下に、近年、石
炭、天然木、その他種々の原料から安価に製造出来るメ
タノールは、自動車の燃料として注目されている。メタ
ノールは市販の工業用メタノールであっても燃焼の際の
有毒な酸化物の発生がガソリンよりずっと少なく、更に
オクタン価が高く、所謂クリーン燃料であるが、ガソリ
ンに比べ発熱量が小さく、気化液熱が大きく寒冷時スタ
ートが困難である等の欠点がある。従って、メタノール
を燃料とするエンジン、特にディ−ゼルエンジンの開発
が世界各国で行なわれているが、今のところ実用段階に
達しているものは見当たらない。一方、含水率0.3%
以下のメタノールをガソリンに2〜3%混合したメタノ
ール混合ガソリンが一部の国で公式に自動車燃料として
用いられている。しかしメタノールの添加量が少ないの
で、ガソリン代替燃料としての価値は少なく、また水分
を吸収してガソリンとメタノールに分離する傾向がある
等の欠点がある。
して石油系が主として用いられている。しかしながら燃
料の原料である石油の埋蔵量に限界が見え始めたばかり
でなく、例えば、自動車用ガソリンを取り上げて見て
も、窒素化合物、硫黄化合物を含んでいるので、その燃
焼の際、窒素酸化物、硫黄酸化物を発生するなど環境汚
染の原因となっている。このような状況下に、近年、石
炭、天然木、その他種々の原料から安価に製造出来るメ
タノールは、自動車の燃料として注目されている。メタ
ノールは市販の工業用メタノールであっても燃焼の際の
有毒な酸化物の発生がガソリンよりずっと少なく、更に
オクタン価が高く、所謂クリーン燃料であるが、ガソリ
ンに比べ発熱量が小さく、気化液熱が大きく寒冷時スタ
ートが困難である等の欠点がある。従って、メタノール
を燃料とするエンジン、特にディ−ゼルエンジンの開発
が世界各国で行なわれているが、今のところ実用段階に
達しているものは見当たらない。一方、含水率0.3%
以下のメタノールをガソリンに2〜3%混合したメタノ
ール混合ガソリンが一部の国で公式に自動車燃料として
用いられている。しかしメタノールの添加量が少ないの
で、ガソリン代替燃料としての価値は少なく、また水分
を吸収してガソリンとメタノールに分離する傾向がある
等の欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重質
ガソリンにメタノールを高割合で配合した低公害燃料組
成物を提供することにある。更に本発明のもう一つの目
的は、従来用いられている通常のエンジンを有する自動
車に燃料としてそのまま使用できるメタノールを主成分
とする低公害燃料組成物を提供することにある。
ガソリンにメタノールを高割合で配合した低公害燃料組
成物を提供することにある。更に本発明のもう一つの目
的は、従来用いられている通常のエンジンを有する自動
車に燃料としてそのまま使用できるメタノールを主成分
とする低公害燃料組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、メタノール,重質ガソリン及び添加剤から
なり、重質ガソリンに対するメタノールの割合が重量比
で2〜5、且つ添加剤がイソプタノール,ジメトキシメ
タン,ジエトキシメタン,ジメトキシエタン,メチル−
t−ブチルエーテル,エタノール,n−プロパノール,
イソプロパノール,n−ブチルアルコール,イソブチル
アルコール,t−ブチルアルコール,ベンゼン,トルエ
ンから選ばれた少なくとも2種の化合物であるメタノー
ルを主成分とする構成と、前記添加剤が、イソプタノー
ル,ジメトキシメタン,ジエトキシメタン,ジメトキシ
エタン,メチル−t−ブチルエーテル,トルエンから選
ばれた少なくとも2種のエーテル化合物であるとする構
成と、前記添加剤が、イソプタノール,トルエンとする
合成燃料による低公害燃料の製造方法である。
成するため、メタノール,重質ガソリン及び添加剤から
なり、重質ガソリンに対するメタノールの割合が重量比
で2〜5、且つ添加剤がイソプタノール,ジメトキシメ
タン,ジエトキシメタン,ジメトキシエタン,メチル−
t−ブチルエーテル,エタノール,n−プロパノール,
イソプロパノール,n−ブチルアルコール,イソブチル
アルコール,t−ブチルアルコール,ベンゼン,トルエ
ンから選ばれた少なくとも2種の化合物であるメタノー
ルを主成分とする構成と、前記添加剤が、イソプタノー
ル,ジメトキシメタン,ジエトキシメタン,ジメトキシ
エタン,メチル−t−ブチルエーテル,トルエンから選
ばれた少なくとも2種のエーテル化合物であるとする構
成と、前記添加剤が、イソプタノール,トルエンとする
合成燃料による低公害燃料の製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明によれば、メタノール,重
質ガソリン及び添加剤からなり、重質ガソリンに対する
メタノールの割合が重量比で2〜5、且つ添加剤がイソ
プタノール,ジメトキシメタン,ジエトキシメタン,ジ
メトキシエタン,メチル−t−ブチルエーテル,エタノ
ール,n−プロパノール,イソプロパノール,n−ブチ
ルアルコール,イソブチルアルコール,t−ブチルアル
コール,ベンゼン,トルエンから選ばれた少なくとも2
種の化合物である低公害燃料組成物の提供が可能とな
る。
質ガソリン及び添加剤からなり、重質ガソリンに対する
メタノールの割合が重量比で2〜5、且つ添加剤がイソ
プタノール,ジメトキシメタン,ジエトキシメタン,ジ
メトキシエタン,メチル−t−ブチルエーテル,エタノ
ール,n−プロパノール,イソプロパノール,n−ブチ
ルアルコール,イソブチルアルコール,t−ブチルアル
コール,ベンゼン,トルエンから選ばれた少なくとも2
種の化合物である低公害燃料組成物の提供が可能とな
る。
【0006】本発明組成物の主成分であるメタノールと
しては、98%以上の純度を有している市販の工業用メ
タノールをそのまま使用することができる。また本発明
組成物の第2成分である重質ガソリンとしては、原油蒸
留(常圧蒸留)時に於てオクタン価の低い重質ナフサを
水素化精製、接触改質装置等を経てオクタン価を高めた
所謂、改質ガソリン(リホメート流通名称)を示す。重
質ガソリンに対するメタノールの配合割合は、重質ガソ
リンに対し、メタノール2〜5重量部、好ましくは
2.0〜3.5重量部、更に好ましくは2.2〜2.6
重量部である。メタノールの配合割合が多ければ多いほ
ど本発明組成物のガソリン代替燃料としての価値は高ま
るが、発熱量、出力、運転性能、保存安定性などの面か
ら上記範囲が好ましい。
しては、98%以上の純度を有している市販の工業用メ
タノールをそのまま使用することができる。また本発明
組成物の第2成分である重質ガソリンとしては、原油蒸
留(常圧蒸留)時に於てオクタン価の低い重質ナフサを
水素化精製、接触改質装置等を経てオクタン価を高めた
所謂、改質ガソリン(リホメート流通名称)を示す。重
質ガソリンに対するメタノールの配合割合は、重質ガソ
リンに対し、メタノール2〜5重量部、好ましくは
2.0〜3.5重量部、更に好ましくは2.2〜2.6
重量部である。メタノールの配合割合が多ければ多いほ
ど本発明組成物のガソリン代替燃料としての価値は高ま
るが、発熱量、出力、運転性能、保存安定性などの面か
ら上記範囲が好ましい。
【0007】本発明の組成物の第3成分である添加剤と
しては、イソプタノール,ジメトキシメタン,ジエトキ
シメタン,ジメトキシエタン,メチル−t−ブチルエー
テル,エタノール,n−プロパノール,イソプロパノー
ル,n−ブチルアルコール,イソブチルアルコール,t
−ブチルアルコール,ベンゼン,トルエンを挙げること
ができるが、なかでも、ジメトキシメタン,ジエトキシ
メタン,ジメトキシエタン及びメチル−t−ブチルエー
テルから選ばれたエーテル化合物、特にイソプタノー
ル、トルエンが好ましい。これらの化合物は、単独で叉
は2種以上混合して用いることが出来る。上記添加剤の
配合により、メタノールと重質ガソリンの相溶性が高め
られ、本発明の組成物が分離せず長期の保存に耐えるも
のとなり、かつ従来のガソリンと同様の発熱量、出力、
運転性能を有するようになる。
しては、イソプタノール,ジメトキシメタン,ジエトキ
シメタン,ジメトキシエタン,メチル−t−ブチルエー
テル,エタノール,n−プロパノール,イソプロパノー
ル,n−ブチルアルコール,イソブチルアルコール,t
−ブチルアルコール,ベンゼン,トルエンを挙げること
ができるが、なかでも、ジメトキシメタン,ジエトキシ
メタン,ジメトキシエタン及びメチル−t−ブチルエー
テルから選ばれたエーテル化合物、特にイソプタノー
ル、トルエンが好ましい。これらの化合物は、単独で叉
は2種以上混合して用いることが出来る。上記添加剤の
配合により、メタノールと重質ガソリンの相溶性が高め
られ、本発明の組成物が分離せず長期の保存に耐えるも
のとなり、かつ従来のガソリンと同様の発熱量、出力、
運転性能を有するようになる。
【0008】上記添加剤の好適配合量は、メタノールと
重質ガソリンの配合割合、組成物の保存温度、使用温度
などにより変化するが、通常、組成物全体に対して1重
量%以上、好ましくは3重量%以上、更に好ましくは5
〜25重量%である。また使用する重質ガソリンの種類
によっては、上記添加剤を既に含有している場合もある
ので、そのような場合には、上記添加剤の配合量を適宜
加減するのが好ましい。本発明の組成物において、含水
量が余りに多い場合には、層分離を起こす危険性がある
ので、含水量を低く押さえることが望ましい。
重質ガソリンの配合割合、組成物の保存温度、使用温度
などにより変化するが、通常、組成物全体に対して1重
量%以上、好ましくは3重量%以上、更に好ましくは5
〜25重量%である。また使用する重質ガソリンの種類
によっては、上記添加剤を既に含有している場合もある
ので、そのような場合には、上記添加剤の配合量を適宜
加減するのが好ましい。本発明の組成物において、含水
量が余りに多い場合には、層分離を起こす危険性がある
ので、含水量を低く押さえることが望ましい。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例により更に詳細に説明
する。 実施例1 メタノール60重量部、重質ガソリン25重量部、トル
エン9重量部、イソプタノール6重量部を混合してメタ
ノール/重質ガソリンの重量比2,4、トルエンの配合
割合9重量%、イソプタノールの配合割合6重量%の自
動車燃料用組成物Aを調製した。この組成物の密度は、
0.7844g/cm3、オクタン価(モーター法)100以
上であった。またこの組成物の10%留出温度は57゜
C以下、50%留出温度は63゜C以下、90%留出温
度は75゜C以下、千点は160゜C以下であった。こ
の組成物中に銅片を50゜Cで3時間浸したが、腐蝕は
認められなかった。この組成物を、360日間室温で外
気を遮断した状態で保存したが、層分離、組成変化など
の異常は認められなかった。この組成物の層分離温度は
−29.5゜Cで冬季の使用にも耐える事が判明した。
この組成物の20゜Cにおける許容最大含水量は2.5
2%であった。 実施例2 メタノール50〜75重量部、重質ガソリン25〜15
重量部、トルエン15〜3重量部、イソプタノール10
〜2重量部を混合して、表ー1に示すメタノール/重質
ガソリンの重量比2.0〜5.0の自動車燃料用組成物
B〜Gを調製した。
する。 実施例1 メタノール60重量部、重質ガソリン25重量部、トル
エン9重量部、イソプタノール6重量部を混合してメタ
ノール/重質ガソリンの重量比2,4、トルエンの配合
割合9重量%、イソプタノールの配合割合6重量%の自
動車燃料用組成物Aを調製した。この組成物の密度は、
0.7844g/cm3、オクタン価(モーター法)100以
上であった。またこの組成物の10%留出温度は57゜
C以下、50%留出温度は63゜C以下、90%留出温
度は75゜C以下、千点は160゜C以下であった。こ
の組成物中に銅片を50゜Cで3時間浸したが、腐蝕は
認められなかった。この組成物を、360日間室温で外
気を遮断した状態で保存したが、層分離、組成変化など
の異常は認められなかった。この組成物の層分離温度は
−29.5゜Cで冬季の使用にも耐える事が判明した。
この組成物の20゜Cにおける許容最大含水量は2.5
2%であった。 実施例2 メタノール50〜75重量部、重質ガソリン25〜15
重量部、トルエン15〜3重量部、イソプタノール10
〜2重量部を混合して、表ー1に示すメタノール/重質
ガソリンの重量比2.0〜5.0の自動車燃料用組成物
B〜Gを調製した。
【表ー1】 組成物B〜Gは、いずれも10%留出温度は57゜C以
下で、50%留出温度は53゜C以下、90%留出温度
は75゜C以下、千点は150゜C以下であった。これ
らの組成物中に銅片を50゜Cで3時間浸したが、腐蝕
は認められなかった。これらの組成物を、360日間室
温で外気を遮断した状態で保存したが、層分離、組成変
化などの異常は認められなかった。組成物B,C,D及
びEの層分離温度は、それぞれ−52.0゜C,−3
4.5゜C,−26.0゜C,及び−21.5゜Cであ
った。また、組成物B,C及びDの20゜Cにおける許
容最大含水量はそれぞれ2.60%,2.46%及び
2.05%であった。前記実施例1〜2の自動車燃料用
組成物を使用して実際に従来のガソリンと比較してみた
結果を表ー2に示す。尚、実験には車検で保安基準法第
30条、31条におけるCO値,HC値,NOX値につ
いての各基準値をクリアした排気量2000ccの車を
用いた。
下で、50%留出温度は53゜C以下、90%留出温度
は75゜C以下、千点は150゜C以下であった。これ
らの組成物中に銅片を50゜Cで3時間浸したが、腐蝕
は認められなかった。これらの組成物を、360日間室
温で外気を遮断した状態で保存したが、層分離、組成変
化などの異常は認められなかった。組成物B,C,D及
びEの層分離温度は、それぞれ−52.0゜C,−3
4.5゜C,−26.0゜C,及び−21.5゜Cであ
った。また、組成物B,C及びDの20゜Cにおける許
容最大含水量はそれぞれ2.60%,2.46%及び
2.05%であった。前記実施例1〜2の自動車燃料用
組成物を使用して実際に従来のガソリンと比較してみた
結果を表ー2に示す。尚、実験には車検で保安基準法第
30条、31条におけるCO値,HC値,NOX値につ
いての各基準値をクリアした排気量2000ccの車を
用いた。
【表ー2】 NOX値の測定については10モード法に従う。上記の
表からわかるように本発明の低公害燃料組成物における
前記CO値,HC値,NOX値は何れも非常に低く、特
にHC値においては著しく少なくなることがわかる。従
って本発明の低公害燃料組成物であれば燃焼時に排出さ
れるCOX,HXCY,SOX,NOX等の排気ガスの
量は大幅に減少し、地球環境破壊、大気汚染への影響を
低減することが出来る燃料として使用可能である。
表からわかるように本発明の低公害燃料組成物における
前記CO値,HC値,NOX値は何れも非常に低く、特
にHC値においては著しく少なくなることがわかる。従
って本発明の低公害燃料組成物であれば燃焼時に排出さ
れるCOX,HXCY,SOX,NOX等の排気ガスの
量は大幅に減少し、地球環境破壊、大気汚染への影響を
低減することが出来る燃料として使用可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明の低公害燃料組成物は、メタノー
ルの配合量が高割合であるにもかかわらず、低温におい
ても層分離しにくく、長期の保存および冬季における使
用に耐え、また従来用いられている通常のエンジンを有
する自動車に、燃料としてそのまま使用でき、自動車ガ
ソリンと同程度の発熱量、出力、運転性能を有するので
ガソリン代替燃料として又低公害燃料として十分実用に
耐え得るものである。
ルの配合量が高割合であるにもかかわらず、低温におい
ても層分離しにくく、長期の保存および冬季における使
用に耐え、また従来用いられている通常のエンジンを有
する自動車に、燃料としてそのまま使用でき、自動車ガ
ソリンと同程度の発熱量、出力、運転性能を有するので
ガソリン代替燃料として又低公害燃料として十分実用に
耐え得るものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 メタノール,重質ガソリン及び添加剤か
らなり、重質ガソリンに対するメタノールの割合が重量
比で2〜5、且つ添加剤がイソプタノール,ジメトキシ
メタン,ジエトキシメタン,ジメトキシエタン,メチル
−t−ブチルエーテル,エタノール,n−プロパノー
ル,イソプロパノール,n−ブチルアルコール,イソブ
チルアルコール,t−ブチルアルコール,ベンゼン,ト
ルエンから選ばれた少なくとも2種の化合物であるメタ
ノールを主成分とする低公害燃料組成物。 - 【請求項2】 前記添加剤が、イソプタノール,ジメト
キシメタン,ジエトキシメタン,ジメトキシエタン,メ
チル−t−ブチルエーテル,トルエンから選ばれた少な
くとも2種のエーテル化合物である請求項1記載の低公
害燃料組成物。 - 【請求項3】 前記添加剤が、イソプタノール,トルエ
ンである請求項1記載の合成燃料による低公害燃料の製
造方法。 - 【請求項4】 前記添加剤の割合が組成物全体の1重量
%以上である請求項1ないし3記載の低公害燃料組成
物。 - 【請求項5】 前記添加物の割合が組成物全体の5〜2
5重量%である請求項1ないし3記載の低公害燃料組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10210418A JP2000026871A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 低公害燃料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10210418A JP2000026871A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 低公害燃料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000026871A true JP2000026871A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16588995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10210418A Pending JP2000026871A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 低公害燃料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000026871A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20030006529A (ko) * | 2001-07-13 | 2003-01-23 | 김문덕 | 내연기관용 연료 조성물 |
KR20030077774A (ko) * | 2002-03-27 | 2003-10-04 | (주)동진켐스타 | 혼합연료 조성물 |
WO2004058926A1 (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-15 | Sangi Co., Ltd. | 内燃機関用液体燃料 |
JP2005187706A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Japan Energy Corp | エタノール含有ガソリンおよびその製造方法 |
KR100564736B1 (ko) * | 2001-06-21 | 2006-03-27 | 히로요시 후루가와 | 연료 조성물 |
KR100726098B1 (ko) | 2006-06-29 | 2007-06-08 | 이용만 | 바이오에탄올 및 바이오디젤 함유 내연기관용 연료조성물 |
CN102977950A (zh) * | 2012-12-06 | 2013-03-20 | 周书田 | 甲醇汽油添加剂及其制备方法 |
CN103409179A (zh) * | 2013-07-18 | 2013-11-27 | 珠海飞扬新材料股份有限公司 | 一种仲丁醇汽油 |
JP2014214310A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-17 | 碧▲気▼科技開發股▲分▼有限公司 | 燃料組成物 |
-
1998
- 1998-07-09 JP JP10210418A patent/JP2000026871A/ja active Pending
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