JPH01259091A - 自動車用燃料組成物 - Google Patents
自動車用燃料組成物Info
- Publication number
- JPH01259091A JPH01259091A JP8648888A JP8648888A JPH01259091A JP H01259091 A JPH01259091 A JP H01259091A JP 8648888 A JP8648888 A JP 8648888A JP 8648888 A JP8648888 A JP 8648888A JP H01259091 A JPH01259091 A JP H01259091A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasoline
- methanol
- weight
- dimethoxymethane
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 title claims abstract description 46
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims description 28
- OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N Methanol Chemical compound OC OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 105
- 239000003502 gasoline Substances 0.000 claims abstract description 42
- 239000000654 additive Substances 0.000 claims abstract description 16
- NKDDWNXOKDWJAK-UHFFFAOYSA-N dimethoxymethane Chemical compound COCOC NKDDWNXOKDWJAK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 15
- LRHPLDYGYMQRHN-UHFFFAOYSA-N N-Butanol Chemical compound CCCCO LRHPLDYGYMQRHN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 14
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 13
- UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N Benzene Chemical compound C1=CC=CC=C1 UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 12
- YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N Toluene Chemical compound CC1=CC=CC=C1 YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 12
- KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N Isopropanol Chemical compound CC(C)O KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 8
- ZXEKIIBDNHEJCQ-UHFFFAOYSA-N isobutanol Chemical compound CC(C)CO ZXEKIIBDNHEJCQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 8
- BDERNNFJNOPAEC-UHFFFAOYSA-N propan-1-ol Chemical compound CCCO BDERNNFJNOPAEC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 8
- DKGAVHZHDRPRBM-UHFFFAOYSA-N Tert-Butanol Chemical compound CC(C)(C)O DKGAVHZHDRPRBM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 6
- XTHFKEDIFFGKHM-UHFFFAOYSA-N Dimethoxyethane Chemical compound COCCOC XTHFKEDIFFGKHM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
- BZLVMXJERCGZMT-UHFFFAOYSA-N Methyl tert-butyl ether Chemical compound COC(C)(C)C BZLVMXJERCGZMT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
- CTQNGGLPUBDAKN-UHFFFAOYSA-N O-Xylene Chemical compound CC1=CC=CC=C1C CTQNGGLPUBDAKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 4
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 4
- 229940035429 isobutyl alcohol Drugs 0.000 claims abstract description 4
- 239000008096 xylene Substances 0.000 claims abstract description 4
- KLKFAASOGCDTDT-UHFFFAOYSA-N ethoxymethoxyethane Chemical compound CCOCOCC KLKFAASOGCDTDT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract 3
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 claims description 11
- -1 ether compound Chemical class 0.000 claims description 4
- DURPTKYDGMDSBL-UHFFFAOYSA-N 1-butoxybutane Chemical compound CCCCOCCCC DURPTKYDGMDSBL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N ether Substances CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 abstract description 3
- 238000005191 phase separation Methods 0.000 abstract description 2
- 239000002735 gasoline substitute Substances 0.000 abstract 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 9
- 238000004821 distillation Methods 0.000 description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000006079 antiknock agent Substances 0.000 description 3
- MWUXSHHQAYIFBG-UHFFFAOYSA-N nitrogen oxide Inorganic materials O=[N] MWUXSHHQAYIFBG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- TVMXDCGIABBOFY-UHFFFAOYSA-N octane Chemical compound CCCCCCCC TVMXDCGIABBOFY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- MRMOZBOQVYRSEM-UHFFFAOYSA-N tetraethyllead Chemical compound CC[Pb](CC)(CC)CC MRMOZBOQVYRSEM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 231100000331 toxic Toxicity 0.000 description 2
- 230000002588 toxic effect Effects 0.000 description 2
- OTMSDBZUPAUEDD-UHFFFAOYSA-N Ethane Chemical compound CC OTMSDBZUPAUEDD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003915 air pollution Methods 0.000 description 1
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003912 environmental pollution Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- OFXSXYCSPVKZPF-UHFFFAOYSA-N methoxyperoxymethane Chemical class COOOC OFXSXYCSPVKZPF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003208 petroleum Substances 0.000 description 1
- 239000003209 petroleum derivative Substances 0.000 description 1
- 150000003464 sulfur compounds Chemical class 0.000 description 1
- XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N sulfur monoxide Chemical class S=O XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052815 sulfur oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ガソリンにメタノールを高割合で配合した自
動車用燃料組成物に関する。更に詳細には、本発明は、
ガソリンに対するメタノールの配合割合が重量比で2〜
5の、メタノールを主成分とする自動車用燃料組成物に
関する。
動車用燃料組成物に関する。更に詳細には、本発明は、
ガソリンに対するメタノールの配合割合が重量比で2〜
5の、メタノールを主成分とする自動車用燃料組成物に
関する。
[従来の技術]
従来、自動車用燃料として、石油精製物であるガソリン
が主として用いられている。しかしながら、ガソリンの
原料である石油の埋蔵量に限界が見え始めたばかりでな
く、ガソリンは少量の含窒素化合物、含硫黄化合物を含
んでいるので、その燃焼の際、窒素酸化物、硫黄酸化物
を発生するなど環境汚染の原因となり、また、自動車の
走行を円滑にするためのアンチノック剤の添加を必要と
するなどの欠点があった。
が主として用いられている。しかしながら、ガソリンの
原料である石油の埋蔵量に限界が見え始めたばかりでな
く、ガソリンは少量の含窒素化合物、含硫黄化合物を含
んでいるので、その燃焼の際、窒素酸化物、硫黄酸化物
を発生するなど環境汚染の原因となり、また、自動車の
走行を円滑にするためのアンチノック剤の添加を必要と
するなどの欠点があった。
このような状況下に、近年、石炭、天然木、その他種々
の原料から安価に製造出来るメタノールが、自動車の燃
料として注目されている。メタノールは、市販の工業用
メタノールであっても、燃焼の際の有毒な酸化物の発生
が、ガソリンよりずっと少なく、更に、オクタン価が高
いのでアンチノック剤添加の必要もなく、所謂クリーン
燃料であるが、ガソリンに比べ発熱量が小さい、気化潜
熱が大きく寒冷時スタートが困難である等の欠点がある
。
の原料から安価に製造出来るメタノールが、自動車の燃
料として注目されている。メタノールは、市販の工業用
メタノールであっても、燃焼の際の有毒な酸化物の発生
が、ガソリンよりずっと少なく、更に、オクタン価が高
いのでアンチノック剤添加の必要もなく、所謂クリーン
燃料であるが、ガソリンに比べ発熱量が小さい、気化潜
熱が大きく寒冷時スタートが困難である等の欠点がある
。
従って、メタノールを燃料とするエンジン、特に、ディ
ーゼルエンジンの開発が世界各国で行なわれているが、
今のところ実用段階に達しているものは見当たらない[
メタノール自動車導入に関する国際シンポジウム(講演
前開渠) 1987年2月発行]。
ーゼルエンジンの開発が世界各国で行なわれているが、
今のところ実用段階に達しているものは見当たらない[
メタノール自動車導入に関する国際シンポジウム(講演
前開渠) 1987年2月発行]。
一方、含水率0.3%以下のメタノールをガソリンに2
〜3%混合したメタノール混合ガソリンが一部の国で公
式に自動車燃料として用いられている。このメタノール
混合ガソリンは、有毒な四エチル鉛等のアンチノック剤
を添加する必要がないという点では優れているが、メタ
ノールの添加量が少ないので、ガソリン代替燃料として
の価値は少なく、また、水分を吸収してガソリンとメタ
ノールに分離する傾向がある等の欠点がある。
〜3%混合したメタノール混合ガソリンが一部の国で公
式に自動車燃料として用いられている。このメタノール
混合ガソリンは、有毒な四エチル鉛等のアンチノック剤
を添加する必要がないという点では優れているが、メタ
ノールの添加量が少ないので、ガソリン代替燃料として
の価値は少なく、また、水分を吸収してガソリンとメタ
ノールに分離する傾向がある等の欠点がある。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の目的は、ガソリンにメタノールを高割合で配合
した自動車用燃料組成物を提供することにある。
した自動車用燃料組成物を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、従来用いられている通常の
エンジンを有する自動車に、燃料としてそのまま使用出
来る、メタノールを主成分とする自動車用燃料組成物を
提供することにある。
エンジンを有する自動車に、燃料としてそのまま使用出
来る、メタノールを主成分とする自動車用燃料組成物を
提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明によれば、メタノール、ガソリン及び添加剤から
なり、ガソリンに対するメタノールの割合が重量比で2
〜5、且つ、添加剤がジメトキシメタン、ジェトキシメ
タン、ジメトキシエタン、メチル−t−ブチルエーテル
、エタノール、n −プロパノール、イソプロパノール
、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、t−
ブチルアルコール、ベンゼン、トルエン及びキシレンか
ら選ばれた少なくとも1種の化合物である自動車用燃料
組成物が提供される。
なり、ガソリンに対するメタノールの割合が重量比で2
〜5、且つ、添加剤がジメトキシメタン、ジェトキシメ
タン、ジメトキシエタン、メチル−t−ブチルエーテル
、エタノール、n −プロパノール、イソプロパノール
、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、t−
ブチルアルコール、ベンゼン、トルエン及びキシレンか
ら選ばれた少なくとも1種の化合物である自動車用燃料
組成物が提供される。
本発明組成物の主成分であるメタノールとしては、98
%以上の純度を有している市販の工業用メタノールをそ
のまま使用することができる。
%以上の純度を有している市販の工業用メタノールをそ
のまま使用することができる。
また、本発明組成物の第2成分であるガソリンとしては
、市販の自動車用標準ガソリンばかりでなく、比重が0
.66以上、オクタン価(モーター法)が40以上であ
れば軽質直留ガソリン、接触改質ガソリン、接触分解ガ
ソリン、水素化分解ガソリン、異性化ガソリン等を用い
てもよく、特に制限はない。
、市販の自動車用標準ガソリンばかりでなく、比重が0
.66以上、オクタン価(モーター法)が40以上であ
れば軽質直留ガソリン、接触改質ガソリン、接触分解ガ
ソリン、水素化分解ガソリン、異性化ガソリン等を用い
てもよく、特に制限はない。
ガソリンに対するメタノールの配合割合は、ガソリン1
重量部に対し、メタノール2〜5重量部、好ましくは2
.0〜3.5重量部、更に好ましくは2.2〜2.8重
量部である。メタノールの配合割合が多ければ多いほど
、本発明組成物のガソリン代替燃料としての価値は高ま
るが、発熱量、出力、運転性能、保存安定性などの面が
ら上記範囲が好ましい。
重量部に対し、メタノール2〜5重量部、好ましくは2
.0〜3.5重量部、更に好ましくは2.2〜2.8重
量部である。メタノールの配合割合が多ければ多いほど
、本発明組成物のガソリン代替燃料としての価値は高ま
るが、発熱量、出力、運転性能、保存安定性などの面が
ら上記範囲が好ましい。
本発明の組成物の第3成分である添加剤としては、ジメ
トキシメタン、ジェトキシメタン、ジメトキシエタン、
メチル−t−ブチルエーテル、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール、t−ブチルアルコール、ベンゼン
、トルエン及びキシレンを挙げることができるが、なか
でも、ジメトキシメタン、ジェトキシメタン、ジメトキ
シエタン及びメチル−t−ブチルエーテルから選ばれた
エーテル化合物、特に、ジメトキシメタンが好ましい、
これらの化合物は、単独で又は2種以上混合して用いる
ことが出来る。
トキシメタン、ジェトキシメタン、ジメトキシエタン、
メチル−t−ブチルエーテル、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール、t−ブチルアルコール、ベンゼン
、トルエン及びキシレンを挙げることができるが、なか
でも、ジメトキシメタン、ジェトキシメタン、ジメトキ
シエタン及びメチル−t−ブチルエーテルから選ばれた
エーテル化合物、特に、ジメトキシメタンが好ましい、
これらの化合物は、単独で又は2種以上混合して用いる
ことが出来る。
上記添加剤の配合により、メタノールとガソリンの相溶
性が高められ、本発明の組成物が、層分離せず長期の保
存に耐えるものとなり、かつ、自動車用標準ガソリンと
同程度の発熱量、出力、運転性能を有するようになる。
性が高められ、本発明の組成物が、層分離せず長期の保
存に耐えるものとなり、かつ、自動車用標準ガソリンと
同程度の発熱量、出力、運転性能を有するようになる。
上記添加剤の好適配合量は、メタノールとガソリンの配
合割合、組成物の保存温度、使用温度などにより変化す
るが、通常、組成物全体に対して1重量%以上、好まし
くは3重量%以上、更に好ましくは5〜25重量%であ
る。
合割合、組成物の保存温度、使用温度などにより変化す
るが、通常、組成物全体に対して1重量%以上、好まし
くは3重量%以上、更に好ましくは5〜25重量%であ
る。
また、使用するガソリンの種類によっては、上記添加剤
を既に含有している場合もあるので、そのような場合に
は、上記添加剤の配合量を適宜加減するのが好ましい。
を既に含有している場合もあるので、そのような場合に
は、上記添加剤の配合量を適宜加減するのが好ましい。
本発明の組成物において、含水量が余りに多い場合には
、層分離を起こす危険性があるので、含水量を低くに押
えることが望ましい。
、層分離を起こす危険性があるので、含水量を低くに押
えることが望ましい。
[実施例1
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1
工業用メタノール60重量部、標準ガソリン25重量部
、ジメトキシメタン15重量部を混合して、メタノール
/ガソリンの重量比2.4、ジメトキシメタンの配合割
合15重量%の自動車燃料用組成物Aを調製した。
、ジメトキシメタン15重量部を混合して、メタノール
/ガソリンの重量比2.4、ジメトキシメタンの配合割
合15重量%の自動車燃料用組成物Aを調製した。
この組成物の密度は0.7844 g/crn3.オク
タン価(モーター法)は91以上であった。また、この
組成物のlO%留出温度は57℃以下、50%留出温度
は63℃以下、90%留出温度は76℃以下、干魚は1
50°C以下であった。この組成物中に銅片を50°C
で3時間浸したが、腐蝕は認められなかった。この組成
物を、360日間室温で外気を遮断した状態で保存した
が、層分離、組成変化などの異常は認められなかった。
タン価(モーター法)は91以上であった。また、この
組成物のlO%留出温度は57℃以下、50%留出温度
は63℃以下、90%留出温度は76℃以下、干魚は1
50°C以下であった。この組成物中に銅片を50°C
で3時間浸したが、腐蝕は認められなかった。この組成
物を、360日間室温で外気を遮断した状態で保存した
が、層分離、組成変化などの異常は認められなかった。
この組成物の層分離温度は、−29,5℃で冬季の使用
にも耐えることが判明した。
にも耐えることが判明した。
この組成物の20℃における許容最大含水量は2.52
%であった。
%であった。
この組成物を自動車燃料として用いて、自動車(TOY
OACEエンジン=5R型、トヨタ自動車株式会社製)
運行試験を行なったところ、最大出力は106馬力、最
大モーメントは36Kg・mであった。また、−16℃
での始動が可能であった。
OACEエンジン=5R型、トヨタ自動車株式会社製)
運行試験を行なったところ、最大出力は106馬力、最
大モーメントは36Kg・mであった。また、−16℃
での始動が可能であった。
実施例2
工業用メタノール50〜70重量部、標準ガソリン25
〜15重量部、ジメトキシメタン(DMM)25〜5重
量部を混合して、第1表に示すメタノール/ガソリンの
重量比2.0〜5.0の自動車燃料用組成物B−Gを調
製した。
〜15重量部、ジメトキシメタン(DMM)25〜5重
量部を混合して、第1表に示すメタノール/ガソリンの
重量比2.0〜5.0の自動車燃料用組成物B−Gを調
製した。
第1表
組成物B−Gは、いずれもlO%留出温度は57℃以下
、50%留出温度は63℃以下、90%留出温度は76
℃以下、干魚は 160℃以下であった。これらの組成
物中に銅片を50℃で3時間浸したが、腐蝕は認められ
なかった。これらの組成物を、360日間室温で外気を
遮断した状態で保存したが、層分離、組成変化などの異
常は認められなかった。
、50%留出温度は63℃以下、90%留出温度は76
℃以下、干魚は 160℃以下であった。これらの組成
物中に銅片を50℃で3時間浸したが、腐蝕は認められ
なかった。これらの組成物を、360日間室温で外気を
遮断した状態で保存したが、層分離、組成変化などの異
常は認められなかった。
組成物B、C,D、及びEの層分離温度は、それぞれ−
34,5℃、−26,0℃、−21,5℃、及び−16
,0℃であった。また、組成物B、C及びDの20℃に
おける許容最大含水量はそれぞれ2,69%、2.46
%及び2.85%であった。
34,5℃、−26,0℃、−21,5℃、及び−16
,0℃であった。また、組成物B、C及びDの20℃に
おける許容最大含水量はそれぞれ2,69%、2.46
%及び2.85%であった。
実施例3
工業用メタノール50重量部、軽質ガソリン25重量部
、ジメトキシメタン25重量部を混合して、メタノール
/ガソリンの重量比2.0、ジメトキシメタンの配合割
合25重量%の自動車燃料用組成物Hを調製した。
、ジメトキシメタン25重量部を混合して、メタノール
/ガソリンの重量比2.0、ジメトキシメタンの配合割
合25重量%の自動車燃料用組成物Hを調製した。
組成物Hの層分離温度は−52,0℃で、20℃におけ
る許容最大含水量は3.98%であった。
る許容最大含水量は3.98%であった。
[発明の効果]
本発明の自動車用燃料組成物は、メタノールの配合量が
高割合であるにもかかわらず、低温においても層分離し
にくく、長期の保存および冬季における使用に耐え、ま
た、従来用いられている通常のエンジンを有する自動車
に、燃料としてそのまま使用でき、自動車用標準ガソリ
ンと同程度の発熱量、出力、運転性能を有するので、ガ
ソリン代替自動車用燃料として十分実用に耐え得るもの
である。
高割合であるにもかかわらず、低温においても層分離し
にくく、長期の保存および冬季における使用に耐え、ま
た、従来用いられている通常のエンジンを有する自動車
に、燃料としてそのまま使用でき、自動車用標準ガソリ
ンと同程度の発熱量、出力、運転性能を有するので、ガ
ソリン代替自動車用燃料として十分実用に耐え得るもの
である。
特許出願人 株式会社ワン・オー・ワン同 株
式会社ユニックス
式会社ユニックス
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)メタノール、ガソリン及び添加剤からなり、ガソ
リンに対するメタノールの割合が重量比で2〜5、且つ
、添加剤がジメトキシメタン、ジエトキシメタン、ジメ
トキシエタン、メチル−t−ブチルエーテル、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブチル
アルコール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコ
ール、ベンゼン、トルエン及びキシレンから選ばれた少
なくとも1種の化合物であるメタノールを主成分とする
自動車用燃料組成物。 (2)前記添加剤が、ジメトキシメタン、ジエトキシメ
タン、ジメトキシエタン、メチル−t−ブチルエーテル
から選ばれた少なくとも1種のエーテル化合物である請
求項(1)記載の自動車用燃料組成物。 (3)前記添加剤が、ジメトキシメタンである請求項(
1)記載の自動車用燃料組成物。(4)前記添加剤の割
合が、組成物全体の1重量%以上である請求項(1)乃
至(3)記載の自動車用燃料組成物。 (5)前記添加剤の割合が、組成物全体の3重量%以上
である請求項(1)乃至(3)記載の自動車用燃料組成
物。 (6)前記添加剤の割合が、組成物全体の5〜25重量
%である請求項(1)乃至(3)記載の自動車用燃料組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8648888A JPH01259091A (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 自動車用燃料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8648888A JPH01259091A (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 自動車用燃料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01259091A true JPH01259091A (ja) | 1989-10-16 |
Family
ID=13888370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8648888A Pending JPH01259091A (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 自動車用燃料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01259091A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05140568A (ja) * | 1991-11-22 | 1993-06-08 | Yoshihiko Sasao | 低公害燃料組成物 |
EP0903395A1 (en) * | 1997-09-23 | 1999-03-24 | Air Products And Chemicals, Inc. | Diesel fuel composition comprising dialkoxy alkanes for increased cetane number |
US6309430B1 (en) | 1996-05-10 | 2001-10-30 | The Trustees Of Princeton University | Alternative fuel |
KR20020032023A (ko) * | 2000-10-25 | 2002-05-03 | 이성식 | 저공해 환경 연료 |
JP2005187706A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Japan Energy Corp | エタノール含有ガソリンおよびその製造方法 |
KR100537145B1 (ko) * | 1998-03-11 | 2006-02-28 | 김영권 | 내연기관용 메탄올 함유 연료 조성물 |
WO2007004789A1 (en) * | 2005-07-01 | 2007-01-11 | Pure Life Co Ltd | Fuel composition containing bioethanol and biodiesel for internal combustion engine |
KR100740486B1 (ko) * | 2007-04-20 | 2007-07-19 | 미래석유테크(주) | 상분리 방지능을 갖는 내연기관용 알코올계 연료 조성물 |
CN102382692A (zh) * | 2010-09-01 | 2012-03-21 | 上海中茂新能源应用有限公司 | 车用轻烃燃料 |
JP2016084393A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | 理研香料ホールディングス株式会社 | 燃料用着臭剤 |
CN106318489A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-01-11 | 桂林九马新动力科技有限公司 | 一种节能燃料油及其制备方法 |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP8648888A patent/JPH01259091A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0739582B2 (ja) * | 1991-11-22 | 1995-05-01 | 吉彦 篠尾 | 低公害燃料組成物 |
JPH05140568A (ja) * | 1991-11-22 | 1993-06-08 | Yoshihiko Sasao | 低公害燃料組成物 |
US6309430B1 (en) | 1996-05-10 | 2001-10-30 | The Trustees Of Princeton University | Alternative fuel |
US6712866B2 (en) | 1996-05-10 | 2004-03-30 | Stephen Paul | Alternative fuel |
EP0903395A1 (en) * | 1997-09-23 | 1999-03-24 | Air Products And Chemicals, Inc. | Diesel fuel composition comprising dialkoxy alkanes for increased cetane number |
KR100537145B1 (ko) * | 1998-03-11 | 2006-02-28 | 김영권 | 내연기관용 메탄올 함유 연료 조성물 |
KR20020032023A (ko) * | 2000-10-25 | 2002-05-03 | 이성식 | 저공해 환경 연료 |
JP2005187706A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Japan Energy Corp | エタノール含有ガソリンおよびその製造方法 |
WO2007004789A1 (en) * | 2005-07-01 | 2007-01-11 | Pure Life Co Ltd | Fuel composition containing bioethanol and biodiesel for internal combustion engine |
KR100740486B1 (ko) * | 2007-04-20 | 2007-07-19 | 미래석유테크(주) | 상분리 방지능을 갖는 내연기관용 알코올계 연료 조성물 |
CN102382692A (zh) * | 2010-09-01 | 2012-03-21 | 上海中茂新能源应用有限公司 | 车用轻烃燃料 |
JP2016084393A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | 理研香料ホールディングス株式会社 | 燃料用着臭剤 |
CN106318489A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-01-11 | 桂林九马新动力科技有限公司 | 一种节能燃料油及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1252268B1 (en) | Method of reducing the vapour pressure of ethanol-containing motor fuels for spark ignition combustion engines | |
US6761745B2 (en) | Method of reducing the vapor pressure of ethanol-containing motor fuels for spark ignition combustion engines | |
US4812146A (en) | Liquid fuels of high octane values | |
CA1178443A (en) | Motor fuel | |
US4390345A (en) | Fuel compositions and additive mixtures for reducing hydrocarbon emissions | |
CA2351537A1 (en) | Diesel fuel composition | |
CA2508578C (en) | Fuel compositions | |
ATE353356T1 (de) | Brennstoffzusammensetzungen | |
JPH01259091A (ja) | 自動車用燃料組成物 | |
CN101981165A (zh) | 醇在火花点火发动机燃料中的用途 | |
US4405337A (en) | Fuel for diesel engine | |
US20010034966A1 (en) | Method of reducing the vapor pressure of ethanol-containing motor fuels for spark ignition combustion engines | |
US4297109A (en) | Fuel composition | |
JP2000026871A (ja) | 低公害燃料組成物 | |
US4242100A (en) | Motor fuel composition | |
CA2142245A1 (en) | Reducing exhaust emissions from otto-cycle engines | |
US6758870B2 (en) | Method of producing a diesel fuel blend having a pre-determined flash-point and pre-determined increase in cetane number | |
JPH0222388A (ja) | 燃料組成物 | |
RU2003115347A (ru) | По существу углеводородные композиции с улучшенными смазочными свойствами для использования в качестве топлива | |
WO2001060955A1 (en) | Fuel composition | |
JPH0757872B2 (ja) | ガソリン組成物 | |
RU2205202C1 (ru) | Добавка к бензину и топливная композиция | |
RU2102440C1 (ru) | Топливная композиция | |
SU1542418A3 (ru) | Моторное топливо | |
KR20040020296A (ko) | 경주 자동차용 연료로 적합한 조성물 |