JP2000026423A - イソニコチノイルヒドラジン誘導体及び該誘導体を有効成分として含有する害虫防除剤 - Google Patents

イソニコチノイルヒドラジン誘導体及び該誘導体を有効成分として含有する害虫防除剤

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JP2000026423A
JP2000026423A JP10194487A JP19448798A JP2000026423A JP 2000026423 A JP2000026423 A JP 2000026423A JP 10194487 A JP10194487 A JP 10194487A JP 19448798 A JP19448798 A JP 19448798A JP 2000026423 A JP2000026423 A JP 2000026423A
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Isao Tada
功 多田
Nobuyoshi Takahashi
宣好 高橋
Mitsuyuki Murakami
充幸 村上
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Otsuka Chemical Co Ltd
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Otsuka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、各種の害虫に対して優れた防除性
を有するイソニコチノイルヒドラジン誘導体を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 本発明のイソニコチノイルヒドラジン誘
導体は、一般式 【化1】 [式中、R1及びR2はハロゲン原子を示す。R3はC1-6
アルキル基を示す。Xは水素原子、ハロゲン原子、C
1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-4ハロアルキ
ル基、C1-4ハロアルコキシ基、置換基を有することの
あるフェニル基、置換基を有することのあるフェノキシ
基、C1-4アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ
基又は基R4S(O)m−(式中、R4はC1-4アルキル基
を示し、mは0〜2の整数を示す。)を示す。或いは、
Xは基−(CH2q−O−(式中、qは2〜4の整数を
示す。)を示し、隣接する炭素原子と結合して環を形成
してもよい。nは1〜3の整数を示す。nが2又は3を
示す場合、n個のXは同一であってもよいし、異なって
いてもよい。]で表される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なイソニコチ
ノイルヒドラジン誘導体及び該誘導体を有効成分として
含有する害虫防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】公知の殺
虫剤、殺ダニ剤の長年にわたる使用により、最近、それ
らの薬剤に対する抵抗性を発現する害虫が増大し、従来
の薬剤による防除が困難となっている。更に、一部の薬
剤は毒性が高く、あるものは残留性によって生態系を攪
乱しつつある。これらのことから、水田、畑地、果樹
園、森林または環境衛生面における害虫の防除場面でよ
り高い効力を発揮し、脊椎動物、有益昆虫、環境等に害
を及ぼさず、かつ低毒、低残留性で、人類が安全に使用
できるタイプの薬剤が要求されている。
【0003】一方、イソニコチノイルヒドラジン誘導体
に関しては、例えば特公平7−98806号公報に、殺
虫活性成分としての使用についての記載があるが、本発
明物質とは異なり、かつ、殺虫効力が充分でない。より
具体的には、該公報の実施例に記載のイソニコチノイル
ヒドラジン誘導体は、鱗翅目及び甲虫目の害虫にのみ有
効であり、半翅目の害虫やダニ類に対しては殺虫効果を
有しないという欠点がある。
【0004】本発明は、害虫に対して優れた殺虫活性を
有し、対象害虫スペクトラムが広い新規化合物を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ピリジン
誘導体の研究の一環として、イソニコチノイルヒドラジ
ン類に関して鋭意研究を重ねた結果、そのピリジル基の
2位及び6位にハロゲン原子を導入することで、その電
子的、立体的な要因により、ピリジル基の塩基性が弱ま
るという知見を得た。そして、その知見を基に、新規な
2,6−ジハロイソニコチノイルヒドラジン誘導体が、
優れた浸透移行性と低薬量での殺虫、殺ダニ活性を示
し、かつホ乳動物、魚類及び益虫に対してほとんど悪影
響がない極めて有用な化合物であることを見出し、本発
明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、一般式
【0007】
【化2】
【0008】[式中、R1及びR2はハロゲン原子を示
す。R3はC1-6アルキル基を示す。Xは水素原子、ハロ
ゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C
1-4ハロアルキル基、C1-4ハロアルコキシ基、置換基を
有することのあるフェニル基、置換基を有することのあ
るフェノキシ基、C1-4アルコキシカルボニル基、シア
ノ基、ニトロ基又は基R4S(O)m−(式中、R4はC
1-4アルキル基を示し、mは0〜2の整数を示す。)を
示す。或いは、Xは基−(CH2q−O−(式中、qは
2〜4の整数を示す。)を示し、隣接する炭素原子と結
合して環を形成してもよい。nは1〜3の整数を示す。
nが2又は3を示す場合、n個のXは同一であってもよ
いし、異なっていてもよい。]で表されるイソニコチノ
イルヒドラジン誘導体、及び該誘導体を有効成分として
含有する害虫防除剤に係る。
【0009】本発明の上記一般式(1)で表されるイソ
ニコチノイルヒドラジン誘導体は、広範な種の害虫に対
して優れた防除性を有している。しかも、本発明の上記
イソニコチノイルヒドラジン誘導体は、安全性や選択性
においても優れた害虫防除剤となり得るものである。
【0010】更に、上記イソニコチノイルヒドラジン誘
導体は、優れた速効性をも有している。
【0011】
【発明の実施の形態】本明細書において示される各基
は、具体的には以下の通りである。
【0012】C1-6アルキル基としては、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル
基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル
基、シクロヘキシル基等の直鎖状又は分枝鎖状のアルキ
ル基を例示できる。
【0013】C1-6アルコキシ基としては、メトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキ
シ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、
イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、シクロ
ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、イソヘキシ
ルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基等の直鎖状又は分
枝鎖状のアルコキシ基を例示できる。
【0014】ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子を例示できる。
【0015】C1-4ハロアルキル基としては、クロロメ
チル基、1−クロロエチル基、2−クロロエチル基、ジ
クロロメチル基、ブロモメチル基、1−ブロモエチル
基、2−ブロモエチル基、フルオロメチル基、ジフルオ
ロメチル基、トリフルオロメチル基等の1個以上のハロ
ゲン原子を有するアルキル基を例示できる。
【0016】C1-4ハロアルコキシ基としては、1−ブ
ロモエトキシ基、2−ブロモエトキシ基、1,1−ジフ
ルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ
基、トリフルオロメトキシ基等の1個以上のハロゲン原
子を有するアルコキシ基を例示できる。
【0017】フェニル基及びフェノキシ基は、置換基を
1〜5個、好ましくは1〜3個、より好ましくは1又は
2個有していてもよい。置換基としては、ハロゲン原
子、C1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C1-6
ルコキシ基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、
ニトロ基、シアノ基等を例示できる。
【0018】C1-4アルコキシカルボニル基としては、
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プ
ロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、
n−ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル
基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキ
シカルボニル基等を例示できる。
【0019】C1-4アルキル基としては、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基等の直鎖状又は分枝鎖状のアルキル基を例示でき
る。
【0020】本発明のイソニコチノイルヒドラジン誘導
体において好ましいのは、上記一般式(1)において、
1及びR2がハロゲン原子、R3がtert−ブチル
基、Xが水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、
1-6アルコキシ基、C1-4ハロアルキル基、C1-4ハロ
アルコキシ基、置換基を有することのあるフェニル基、
シアノ基又はニトロ基、nが1〜3の整数である化合物
である。
【0021】本発明のイソニコチノイルヒドラジン誘導
体においてより好ましいのは、上記一般式(1)におい
て、R1及びR2が塩素原子、R3がtert−ブチル
基、Xが水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、
1-6アルコキシ基、C1-4ハロアルキル基、C1-4ハロ
アルコキシ基、置換基を有することのあるフェニル基、
シアノ基又はニトロ基、nが1〜3の整数である化合物
である。
【0022】本発明の化合物は、低薬量で各種の害虫に
対して効力を示す。本発明の化合物によって有効に防除
し得る害虫としては、例えば、コナガ、ヨトウムシ、ハ
スモンヨトウ、チャノコカクモンハマキ、ニカメイガ、
コブノメイガ、コドリンガ、タバコバットワーム、マイ
マイガ等の鱗翅目害虫、ナミハダニ、ミカンハダニ、リ
ンゴハダニ、カンザワハダニ等のハダニ類、ツマグロヨ
コバイ、ヒメトビウンカ、トビイロウンカ等のウンカ・
ヨコバイ類、コロラドハムシ、ウリハムシ等のハムシ
類、カメムシ類、アブラムシ類、カイガラムシ類、コナ
ジラミ類等の農業害虫に止まらず、アカイエカ、イエバ
エ等の各種衛生害虫、コクゾウムシ、コクヌストモドキ
等の貯蔵害虫等が挙げられる。これらの中でも、特に有
効に防除し得る害虫は、鱗翅目害虫、ハダニ類、ウンカ
・ヨコバイ類である。
【0023】本発明の化合物は、有機リン剤抵抗性、カ
ーバメート抵抗性又はピレスロイド剤抵抗性の害虫にも
有効である。さらに、本発明の化合物は浸透性を有して
おり、例えば、本発明の化合物を土壌に処理することに
よって、ダニ類、線虫類、腹足類などの土壌害虫と同時
に茎葉部の害虫をも駆除することができる。また、ほ乳
類、魚類、益虫等に対して高い安全性を有し、害虫防除
剤として良好な性質を有する。
【0024】本発明の一般式(1)で表されるイソニコ
チノイルヒドラジン誘導体は、種々の方法により製造さ
れ得るが、その代表的な製造法を示せば以下の通りであ
る。
【0025】すなわち、一般式
【0026】
【化3】
【0027】[式中、R3、X及びnは前記に同じ。]
で表されるヒドラジド化合物と、一般式
【0028】
【化4】
【0029】[式中、R1及びR2は前記に同じ。Yはハ
ロゲン原子を示す。]で表される2,6−ジハロイソニ
コチノイルハライドとを、溶媒及び必要に応じて塩基の
存在下で反応させることにより、一般式(1)の化合物
を得ることができる。
【0030】反応には一般式(2)の化合物と一般式
(3)の化合物とを任意の割合で使用することができる
が、好ましくは等モル比かほぼ等モル比で使用する。
【0031】溶媒としては、反応に対して不活性な溶媒
を用いることができる。例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘプタン等の炭化水素類、ベンゼン、クロロベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化
メチレン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニト
リル、プロピオニトリル等のニトリル類等が挙げられ
る。また、これらの混合溶媒及びこれらと水との混合溶
媒も用いることができる。
【0032】該反応は塩基を触媒として用いることがで
きるが、使用される塩基としては、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素
化ナトリウム、水素化カリウム等の無機塩基、トリエチ
ルアミン、ピリジンなどの有機塩基等が挙げられる。ト
リエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基を用いる場合
は、これらを大過剰に用いて溶媒として用いることもで
きる。塩基の量は化学量論量又はそれよりも過剰に用い
ることができるが、好ましくは化学量論量かそれよりも
1〜5倍程度過剰な量を用いる。
【0033】該反応は−20℃から使用される溶媒の沸
点温度までの温度範囲で行うことができるが、好ましく
は−5〜50℃程度の温度範囲である。また、塩基を使
用せずに、−20℃から使用される溶媒の沸点温度まで
の温度範囲で該反応を行うことによって一般式(1)の
化合物を得ることもできるが、この場合、好ましくは5
0℃から使用される溶媒の沸点温度までの温度範囲であ
る。
【0034】該反応は、0.5〜3時間程度で完結す
る。
【0035】また、一般式(1)で表される化合物は、
下記一般式(4)で表されるベンゾイルハライドと下記
一般式(5)で表されるヒドラジド化合物とを反応させ
ることによっても得ることができる。該反応を以下に示
す。
【0036】
【化5】
【0037】[式中、R1、R2、R3、X及びnは前記
に同じ。Zはハロゲン原子を示す。]該反応の条件、例
えば溶媒、反応温度等は、上記した一般式(2)の化合
物と一般式(3)の化合物との反応に用いられる条件と
同様である。
【0038】一般式(1)の化合物を製造するために用
いられる一般式(2)又は一般式(5)の化合物は、当
業者に周知の手順によって得ることができる。以下に、
いくつか例示する。
【0039】(i) 置換ヒドラジン(例えばtert−ブ
チルヒドラジン)とベンゾイルハライド(例えば4−ク
ロロベンゾイルクロリド)とを、不活性な溶媒(例えば
ベンゼン)中、塩基(例えば水酸化ナトリウム水溶液)
存在下で反応させて一般式(2)の化合物(例えばN’
−tert−ブチル−N−(4−クロロベンゾイル)ヒ
ドラジン)を得ることができる。
【0040】(ii) 安息香酸(例えば4−エチル安息香
酸)とハロゲン化剤(例えば塩化チオニル)とを、不活
性な溶媒(例えばクロロホルム)中で反応させ、対応す
るベンゾイルクロリド(例えば4−エチルベンゾイルク
ロリド)に導き、それを、適する置換ヒドラジン(例え
ばtert−ブチルヒドラジン)と、不活性な溶媒(例
えば塩化メチレン)中、塩基(例えばトリエチルアミ
ン)存在下で反応させて一般式(2)の化合物(例えば
N’−tert−ブチル−N−(4−エチルベンゾイ
ル)ヒドラジン)を得ることができる。
【0041】(iii) 置換ヒドラジン(例えばtert−
ブチルヒドラジン)とアルデヒドまたはケトン類(例え
ばアセトン)とを、不活性な溶媒(例えばベンゼン)中
で反応させてN’−置換−N−ヒドラゾン類(例えばN
−イソプロピリデン−N’−tert−ブチルヒドラゾ
ン)に導き、それを、2,6−ジハロイソニコチノイル
ハライド(例えば2,6−ジクロロイソニコチノイルク
ロリド)と不活性な溶媒(例えばベンゼン)中、塩基
(例えば水酸化ナトリウム水溶液)存在下で反応させ
て、対応するN’−(2,6−ジハロイソニコチノイ
ル)−N’−置換ヒドラゾン(例えばN’−(2,6−
ジクロロイソニコチノイル)−N’−tert−ブチル
−N−プロピリデンヒドラゾン)を生じ、それを、不活
性な溶媒(例えばベンゼン)及び水の混合物中、酸(例
えば塩酸)の存在下で加水分解し、一般式(5)の化合
物(例えばN’−(2,6−ジクロロイソニコチノイ
ル)−N’−tert−ブチルヒドラジン)を得ること
ができる。
【0042】置換ヒドラジン(例えばtert−ブチル
ヒドラジン)とベンゾイルハライド(例えば4−クロロ
ベンゾイルクロリド)又は安息香酸(例えば4−エチル
安息香酸)は、商業的に入手できるか又は当業者が周知
の方法で製造できる。
【0043】また、一般式(3)の2,6−ジハロイソ
ニコチノイルハライド又は一般式(4)のベンゾイルハ
ライドは、商業的に入手できるか又は当業者が周知の方
法で製造できる。
【0044】上記の方法で得られる本発明の化合物は、
通常の単離精製手段、例えば濾過、溶媒抽出、蒸留、再
結晶、カラムクロマトグラフィー等により単離精製でき
る。
【0045】本発明の化合物を害虫防除剤の有効成分と
して用いる場合、他の成分を加えず、そのまま使用して
もよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担体等
と混合し、必要に応じて界面活性剤、その他の製剤用補
助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フロアブル剤、
粒剤、粉剤、エアゾール製剤、煙霧剤等に製剤して使用
する。
【0046】本発明において上記各種製剤を製造するに
あたって、本発明の化合物を、有効成分として、約0.
01〜95重量%、好ましくは約0.1〜75重量%含
有するように製剤することができる。
【0047】製剤化の際に用いられる固体担体として
は、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水
酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土
等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物(セラ
イト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリ
カ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)
等の微粉末あるいは粒状物等が挙げられる。
【0048】液体担体としては、例えば水、アルコール
類(メタノール、エタノール等)、ケトン類(アセト
ン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベン
ゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナ
フタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘ
キサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢
酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチ
ロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロ
ゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタ
ン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド、大豆油、
綿実油等の植物油等が挙げられる。
【0049】ガス状担体、すなわち、噴射剤としては、
例えばブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチル
エーテル、炭酸ガス等が挙げられる。
【0050】界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸
エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリール
スルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのポ
リオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテ
ル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体
等が挙げられる。
【0051】また、固着剤や分散剤等の製剤用補助剤と
しては、例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん
粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸
等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶
性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸類等)が挙げられ、安定剤として
は、例えば、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BH
T(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシ
フェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールとの混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂
肪酸又はそのエステル等が挙げられる。
【0052】このようにして得られる製剤は、そのまま
であるいは水等で希釈して用いる。また、必要に応じ
て、他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草
剤、植物成長調節剤、共力剤、土壌改良剤、動物用飼料
等と混合して、または混合せずに同時に用いることもで
きる。
【0053】本発明化合物を害虫防除剤として用いる場
合は、その有効成分量を通常1000m2当たり0.0
5〜500gとし、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水
で希釈して用いる場合はその有効成分濃度を通常10〜
500ppmとし、粒剤、粉剤等は何ら希釈することな
く製剤のままで施用する。
【0054】これらの施用量、施用濃度は、いずれも製
剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、害虫の種
類、被害程度等の状況によって異なり、上記の範囲にか
かわることなく増加させたり、減少させたりすることが
できる。
【0055】
【実施例】以下に製造例、製剤例及び試験例を挙げ、本
発明をより具体的に説明する。なお、以下、単に「部」
とあるのは「重量部」を意味する。
【0056】参考例1 N’−(2,6−ジクロロイソニコチノイル)−N’−
tert−ブチルヒドラジンの製造 当業者に周知の方法によりアセトンとN−tert−ブ
チルヒドラジン塩酸塩から製造したN’−tert−ブ
チルヒドラジン−N−イソプロピリデン6.4g(4
9.9mmol)を塩化メチレン70mlに溶解し、ト
リエチルアミン5.0g(49.9mmol)を加え
た。この混合物に、攪拌下0℃で、2,6−ジクロロイ
ソニコチノイルクロリド10.0g(49.9mmo
l)の塩化メチレン30ml溶液を滴下し、2時間攪拌
を続けた。反応液を、水、希塩酸、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた粗結晶をエ
ーテルで洗浄して、N’−tert−ブチル−N’−
(2,6−ジクロロイソニコチノイル)ヒドラジン−N
−イソプロピリデン11.7gを得た(収率81.8
%)。
【0057】続いて、N’−tert−ブチル−N’−
(2,6−ジクロロイソニコチノイル)ヒドラジン−N
−イソプロピリデン11.7g(38.7mmol)
を、メタノール60mlと濃塩酸20mlの混合液に溶
かし、60℃で2時間加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮
した後、残渣にメタノール30mlと濃塩酸10mlを
加えて、析出した結晶を水に懸濁させて吸引濾過した。
結晶を乾燥させた後、エーテルで洗浄した。得られた結
晶をクロロホルムと水の混合液に懸濁させ、氷冷下で5
%水酸化ナトリウム水溶液で中和した。クロロホルム層
を分離し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を留去してN’−(2,6−
ジクロロイソニコチノイル)−N’−tert−ブチル
ヒドラジン7.1gを得た(収率70%)。1H−NM
Rのδppmは1.53(s,9H)、3.69(b
s,1H)、7.28(s,2H)であった。
【0058】参考例2 N−(4−エチルベンゾイル)−N’−tert−ブチ
ルヒドラジンの製造 N’−tert−ブチルヒドラジン塩酸塩2.5g(2
0mmol)を10mlの水に溶かし、10℃以下で1
0mlの水に溶かした水酸化ナトリウム1.7g(40
mmol)を加えた。更に、0.5gのテトラn−ブチ
ルアンモニウムブロマイドとベンゼン20mlを加え、
冷却攪拌下、4−エチルベンゾイルクロリド2.5g
(15mmol)のベンゼン20ml溶液を滴下した。
室温で12時間攪拌した後、反応液に酢酸エチル50m
lを加え、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去した後、残渣
をシリカゲルクロマトグラフィー(ベンゼン/酢酸エチ
ル=3/1〜1/1)で精製し、N−(4−エチルベン
ゾイル)−N’−tert−ブチルヒドラジン2.2g
を得た(収率67%)。1H−NMRのδppmは1.
15(s,9H)、1.25(t,3H)、2.67
(q,2H)、4.95(bs,1H)、7.27
(d,2H)、7.42(bs,2H)、7.69
(d,2H)であった。
【0059】製造例1 N’−(2,6−ジクロロイソニコチノイル)−N’−
tert−ブチル−N−ベンゾイルヒドラジン(化合物
No.1)の製造 N’−(2,6−ジクロロイソニコチノイル)−N’−
tert−ブチルヒドラジン2.6g(10mmol)
とベンゾイルクロリド1.7g(12mmol)とをト
ルエン100ml中で3時間攪拌しながら加熱還流させ
た。反応液を冷却し、析出晶を濾取した後、トルエンで
洗浄し、風乾して、N’−(2,6−ジクロロイソニコ
チノイル)−N’−tert−ブチル−N−ベンゾイル
ヒドラジン3.4g(融点218−219℃)を得た
(収率93%)。1H−NMRのδppmは1.58
(s,9H)、7.31(s,2H)、7.35−7.
58(m,5H)、8.15(bs,1H)であった。
【0060】製造例2 N−(4−エチルベンゾイル)−N’−(2,6−ジク
ロロイソニコチノイル)−N’−tert−ブチルヒド
ラジン(化合物No.16)の製造 N−(4−エチルベンゾイル)−N’−tert−ブチ
ルヒドラジン0.22g(1mmol)、ピリジン0.
79g(1mmol)及びテトラヒドロフラン30ml
の混合物に、冷却攪拌下、2,6−ジクロロイソニコチ
ノイルクロリド0.33g(1.6mmol)のテトラ
ヒドロフラン(2ml)溶液を滴下した。室温で2時間
攪拌した後、反応液に酢酸エチル50mlを加え、水、
希塩酸及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を減圧下で留去した後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エ
チル=3/1(v/v))で精製し、N−(4−エチル
ベンゾイル)−N’−(2,6−ジクロロイソニコチノ
イル)−N’−tert−ブチルヒドラジン0.28g
(不定形個体)を得た(収率71%)。1H−NMRの
δppmは1.22(t,3H)、1.58(s,9
H)、2.66(q,2H)、7.21(d,2H)、
7.31(d,2H)、7.39(d,2H)、7.9
3(bs,1H)であった。
【0061】製造例3 N’−(2,6−ジクロロイソニコチノイル)−N’−
tert−ブチル−N−(4−メチルチオベンゾイル)
ヒドラジン(化合物No.27)の製造 4−メチルチオ安息香酸0.25g(1.5mmol)
と塩化チオニル0.36g(3mmol)とをクロロホ
ルム10mlに加え、N,N−ジメチルホルムアミド1
滴を加え、30分加熱還流した。反応液を濃縮乾固し、
N’−(2,6−ジクロロイソニコチノイル)−N’−
tert−ブチルヒドラジン0.26g(1mmol)
とトルエン10mlとを加え、3時間加熱還流させた。
反応液を冷却し、析出晶を濾取した後、トルエンで洗浄
し、風乾して、N’−(2,6−ジクロロイソニコチノ
イル)−N’−tert−ブチル−N−(4−メチルチ
オベンゾイル)ヒドラジン0.25g(融点210−2
11℃)を得た(収率61%)。1H−NMRのδpp
mは1.57(s,9H)、2.49(s,3H)、
7.19−7.22(m,2H)、7.31(bs,2
H)、7.37−7.40(m,2H)、7.76(b
s,1H)であった。
【0062】製造例4 N’−tert−ブチル−N’−(2,6−ジクロロイ
ソニコチノイル)−N−(5−メチルクロマン−6−カ
ルボニル)ヒドラジン(化合物No.36)の製造 特開平7−10866号記載の方法に準じて製造した5
−メチルクロマン−6−カルボン酸0.13g(0.7
mmol)を塩化メチレン5mlに溶かし、塩化オキサ
リル0.18ml(2.1mmol)とN,N−ジメチ
ルホルムアミド1滴とを加えて、30分間加熱還流し
た。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた固体残渣に
トルエン5mlを加えて溶かし、この溶液にN’−te
rt−ブチル−N’−(2,6−ジクロロイソニコチノ
イル)ヒドラジン0.2g(0.76mmol)を加え
て、1時間加熱還流した。反応混合物に酢酸エチル20
mlを加え、水、1N塩酸、1N水酸化ナトリウム水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。残渣をエーテル−ヘ
キサン中より再結晶して、N’−tert−ブチル−
N’−(2,6−ジクロロイソニコチノイル)−N−
(5−メチルクロマン−6−カルボニル)ヒドラジン
0.13g(融点234℃分解)を得た(収率44
%)。1H−NMRのδppmは1.59(s,9
H)、1.95−2.05(m,2H)、2.00
(s,3H)、2.59(t,2H)、4.13(t,
2H)、6.59(d,1H)、6.73(d,1
H)、7.34(s,2H)、7.47(bs,1H)
であった。
【0063】上記製造例1〜4に示した方法に準じて製
造した化合物及びその物理学的性質を表1〜5に示す。
なお、表において、No.は化合物No.を意味する。
また、表において、Meとあるのはメチル基を、Etと
あるのはエチル基を、i−Prとあるのはイソプロピル
基を、t−Buとあるのはtert−ブチル基を、Ph
とあるのはフェニル基を、それぞれ意味する。また、例
えば表1におけるXnの欄において「2,3−Cl2」と
あるのは塩素原子がベンゼン環の2位と3位に置換して
いることを意味している。表1〜5の各化合物の構造式
は下記一般式(1A)である。
【0064】
【化6】
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】
【表5】
【0070】製剤例1(乳剤) 本発明化合物の各々10部を、ソルベッソ150 45
部及びN−メチルピロリドン35部に溶解し、これにソ
ルポール3005X(乳化剤、東邦化学(株)製)10
部を加え、攪拌混合して10%乳剤を得た。
【0071】製剤例2(水和剤) 本発明化合物の各々20部を、ラウリル硫酸ナトリウム
2部、リグニンスルホン酸ナトリウム4部、合成含水酸
化珪素微粉末20部及びクレー54部を混合した中に加
え、ジュースミキサーで攪拌混合して20%水和剤を得
た。
【0072】製剤例3(粒剤) 本発明化合物の各々5部に、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム2部、ベントナイト10部及びクレー83
部を加え充分攪拌混合した。次いで、これらの混合物に
適当量の水を加え、更に攪拌し、造粒機で製粒し、通風
乾燥して5%粒剤を得た。
【0073】製剤例4(粉剤) 本発明化合物の各々1部を適当量のアセトンに溶解し、
これに合成含水酸化珪素微粉末5部、酸性リン酸イソプ
ロピル(PAP)0.3部及びクレー93.7部を加
え、ジュースミキサーで攪拌混合し、アセトンを蒸発除
去して1%粉剤を得た。
【0074】製剤例5(フロアブル剤) 本発明化合物の各々20部とソルビタントリオレート
1.5部とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液
28.5部と混合し、サンドグラインダーで微粉砕(粒
径3μm以下)した後、この中に、キサンタンガム0.
05部及びアルミニウムマグネシウムシリケート0.1
部を含む水溶液40部を加え、更にプロピレングリコー
ル10部を加えて攪拌混合して20%水中懸濁液を得
た。
【0075】次に、本発明化合物が害虫防除剤の有効成
分として有用であることを試験例により具体的に説明す
る。なお、以下の試験例における比較剤(対照化合物
A)としては下記構造式のN’−(2−ブロモベンゾイ
ル)−N’−tert−ブチル−N−ピコリノイルヒド
ラジンを用いた。この対照化合物Aは、特公平7−98
806号の実施例No.8の化合物である。
【0076】
【化7】
【0077】試験例1(ハスモンヨトウに対する殺虫試
験) 供試化合物のアセトン溶液にソルポール355(東邦化
学(株)製)水溶液(100ppm)を加えて薬液(濃
度200ppm)を調製し、この薬液をキャベツ葉片
(5×5cm)2枚に散布した後に風乾した。水道水で
湿らせた濾紙を敷いたプラスチックカップにその葉片を
入れ、ハスモンヨトウの2齢幼虫30個体を放虫し、小
穴をあけた蓋をして25±2℃、湿度50%の恒温室内
に静置した。処理2日後にハスモンヨトウの死虫率を調
査した。
【0078】その結果、化合物No.1、2、3、4、
5、6、7、10、15、24及び29の本発明化合物
が50%以上の死虫率を示したが、対照化合物Aは殺虫
活性を示さなかった。
【0079】試験例2(ナミハダニに対する殺虫試験) 吸水させた不織布(4.5×5.5cm)にナミハダニ
の寄生(約30個体)したインゲンマメ葉片(3.5×
4.5cm)をのせ、25±2℃、湿度40%の恒温室
内に静置した。次に、試験例1で記載した薬液(濃度2
00ppm)を散布した後に風乾し、恒温室内(25±
2℃、湿度50%)に静置し、処理2日後にナミハダニ
の死虫率を調査した。
【0080】その結果、化合物No.4、10、11、
12、18及び32の本発明化合物が50%以上の死虫
率を示したが、対照化合物Aは殺ダニ活性を示さなかっ
た。
【0081】試験例3(ヒメトビウンカに対する殺虫試
験) 試験例1で記載した薬液(濃度200ppm)2.5m
lをポット(3×4×4cm)植えイネの土壌表面に滴
下した。薬液が土壌に浸透した後、アクリルカップをか
ぶせ、上部の穴からヒメトビウンカ3齢幼虫を放虫(約
30個体/カップ)し、穴を脱脂綿で塞ぎ、恒温室内
(25±2℃、湿度50%)に静置し、処理7日後にヒ
メトビウンカの死虫率を調査した。
【0082】その結果、化合物No.17及び30の本
発明化合物が50%以上の死虫率を示したが、対照化合
物Aは殺虫活性を示さなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 充幸 徳島県鳴門市里浦町里浦字花面615番地 大塚化学株式会社鳴門研究所内 Fターム(参考) 4C055 AA01 BA03 BA39 CA01 DA06 DA18 4H011 AC01 AC04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、R1及びR2はハロゲン原子を示す。R3はC1-6
    アルキル基を示す。Xは水素原子、ハロゲン原子、C
    1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-4ハロアルキ
    ル基、C1-4ハロアルコキシ基、置換基を有することの
    あるフェニル基、置換基を有することのあるフェノキシ
    基、C1-4アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ
    基又は基R4S(O)m−(式中、R4はC1-4アルキル基
    を示し、mは0〜2の整数を示す。)を示す。或いは、
    Xは基−(CH2q−O−(式中、qは2〜4の整数を
    示す。)を示し、隣接する炭素原子と結合して環を形成
    してもよい。nは1〜3の整数を示す。nが2又は3を
    示す場合、n個のXは同一であってもよいし、異なって
    いてもよい。]で表されるイソニコチノイルヒドラジン
    誘導体。
  2. 【請求項2】 上記一般式(1)において、R1及びR2
    が塩素原子であり、R3がtert−ブチル基である請
    求項1に記載のイソニコチノイルヒドラジン誘導体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のイソニコチノイ
    ルヒドラジン誘導体を有効成分として含有する害虫防除
    剤。
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