JP2000025828A - インナーシール材 - Google Patents

インナーシール材

Info

Publication number
JP2000025828A
JP2000025828A JP10214837A JP21483798A JP2000025828A JP 2000025828 A JP2000025828 A JP 2000025828A JP 10214837 A JP10214837 A JP 10214837A JP 21483798 A JP21483798 A JP 21483798A JP 2000025828 A JP2000025828 A JP 2000025828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum membrane
container
sealant layer
inner seal
seal material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10214837A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Koshidaka
正久 腰高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAHISA SANGYO KK
Original Assignee
TAKAHISA SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKAHISA SANGYO KK filed Critical TAKAHISA SANGYO KK
Priority to JP10214837A priority Critical patent/JP2000025828A/ja
Publication of JP2000025828A publication Critical patent/JP2000025828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミメンブレムを綺麗に剥がすことのでき
るインナーシール材を提供する。 【解決手段】 プラスチック膜11で補強されたアルミ
メンブレム12の片面にシーラント層13を形成し、該
透明プラスチック膜11で補強されたアルミメンブレム
をシーラント層が外側になるようにパッキング基材14
に、仮接着剤15を介して接着してなり、アルミメンブ
レムを破れないように補強し、全体を綺麗に剥がせるよ
うに構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はインスタントコー
ヒーなどの湿気を嫌う粉体や固形物を収容した容器口端
を密封し、製造から消費者の手元にわたるまでの流通過
程において湿気から製品を保護するためのインナーシー
ル材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種のインナーシール材は、図
7の如く、パッキング基材71に、外面にシーラント層
73を形成したアルミメンブレム74をワックス等の仮
接着材72を介して接着してなり、容器75の蓋体76
の内面に適合できるチップに打ち抜き、シーラント層7
3が外側になるように嵌め、内容物77を装填した容器
75の口部にネジ込み、締め付けてから蓋体76の外面
より誘導加熱装置により高周波を掛けると、アルミメン
ブレム74の発熱によりシーラント層73が溶融して容
器75の口端に接着する。この状態において流通過程を
経て消費者の手元にわたることとなる。
【0003】しかして、消費者が上記容器75の蓋体7
6を開封方向にネジって、図8の如く開放させると、イ
ンナーシール材は仮接着材72より分離してパッキング
基材71が蓋体76のリブ76′に係留されて蓋側に移
行し、シーラント層73にて容器75の口端に接着して
いるアルミメンブレム74は容器側に残されることとな
る。
【0004】しかる後、消費者は内容物の使用に際し、
上記容器75の口端に接着しているアルミメンブレム7
4を剥がして開放する。その後の湿気防止はパッキング
基材71が担当することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のインナーシール材は、容器75の口端に接着してい
るアルミメンブレム74を剥がすときに、アルミメンブ
レムが不規則に破れてしまい、全体を綺麗に剥がすこと
ができず、その一部が口端に不格好に残ってしまうとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めのもので、その目的とするところは、アルミメンブレ
ムを、一部を不規則に残すことなく全体を綺麗に剥がす
ことのできる新規なインナーシール材を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、プラスチック膜で補強されたアルミメン
ブレムの片面にシーラント層を形成し、該アルミメンブ
レムをシーラント層が外側になるようにパッキング基材
に、仮接着剤を介して接着した複合シートからなること
を特徴とし、アルミメンブレムが不規則に破れないよう
にし、全体を綺麗に剥がせるように構成している。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、前記複合
シートを容器の蓋体に適合するチップに打ち抜くに際
し、周辺にタブを突設したことを特徴とし、アルミメン
ブレムを剥がすときに手指で摘まみ易くなるように構成
している。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、前記タ
ブを、該タブのない形状のチップを打ち抜くに際に生ず
る破棄代を利用して1又は2個形成したことを特徴と
し、1又は2個のタブであれば、コストアップなく、し
かも打ち抜き無駄が生じることがないように構成してい
る。
【0010】さらにまた、請求項4に記載の発明は、前
記プラスチック膜が、PET樹脂からなることを特徴と
し、アルミメンブレムの表面の光沢をより強調したり、
破れ難さをより強調できるように構成している。
【0011】
【発明の実施の態様】次に、本発明の実施の態様を図1
〜図6に基づいて説明する。図1は本願インナーシール
材の拡大断面図、図2は本願インナーシール材を容器口
端と蓋体との間に適用して高周波を掛けている状態を示
す断面図、図3はタブ付きチップを示し、(a)は1個
のタブ、(b)は2個のタブを示す平面図、図4はタブ
付きチップの打ち抜き域を示す平面図、図5は蓋体を開
けたときに本願インナーシール材が分離する状態を示す
断面図、図6はアルミメンブレムが容器口端を密封して
いる状態を示す外観斜視図である。
【0012】本願インナーシール材1は、図1の如く、
プラスチック膜11で補強されたアルミメンブレム12
の片面に、シーラント層13を形成し、該アルミメンブ
レム12をシーラント層13が外側になるようにパッキ
ング基材14に、仮接着材15を介して接着した複合シ
ートで構成されている。前記仮接着材15としては、ワ
ックス、ポリプロピレン、ポリエチレン等を使用して満
足できる。
【0013】前記本願インナーシール材1は、容器16
の蓋体17の内面に適合できるチップ18に打ち抜き、
図2の如く、前記シーラント層13が外側になるように
蓋体17に嵌め、内容物19を装填した容器16の口部
にネジ込み・締め付けてから蓋体17の外頂面より誘導
加熱装置20により高周波を付与すると、アルミメンブ
レム12の発熱によりシーラント層13が溶融して容器
16の口端に接着することとなる。
【0014】前記複合シートをチップ18に打ち抜くに
際し、図3の如く周辺にタブ18aを突設して手指で摘
まみ易くするとよい。このタブ18aは、同図(a)の
如く1個でもよいが、同図(b)の如く背反的に2個設
けてもよい。
【0015】前記複合シートをチップ18を打ち抜くに
際し、元々、タブのない形状のチップ18を打ち抜く場
合にもほぼ三角状の破棄代(図4の斜線部参照)21が
生ずるが、この破棄代21を、図4の如く利用して1又
は2個のタブ18aをとることが可能であり、かかる場
合には、タブ18aをとることによるコスト高や材料の
無駄を招くことがない。
【0016】前述の如く、高周波によりシーラント層1
3を介してチップ18が接着された容器16の口端は、
内容物19を容器内において密封する。そして出荷さ
れ、流通過程を経て消費者の手元にわたることとなる。
【0017】しかして、消費者が上記容器16の蓋体1
7を開封方向にネジって、図5の如く開放させると、イ
ンナーシール材1は仮接着材15より分離してパッキン
グ基材14が蓋体17のリブ17′に係留されて蓋側に
移行し、シーラント層13にて容器16の口端に接着し
ているプラスチック膜11にて補強されたアルミメンブ
レム12は容器側に溶着された状態で残されることとな
る。
【0018】前記蓋体17のリブ17′に係留されて蓋
側に移行したパッキング基材14は前述の如く、1又は
2個のタブ18aが設けられているときは、該タブ18
aがストッパーの役目を果たすことから、パッキング基
材14が蓋体から落下することがないという副次的効果
を奏する。
【0019】また、前記容器16の口端にシーラント層
13にて接着しているアルミメンブレム12を、消費者
が、内容物の使用に際して取り除く場合、前記タブ18
aが形成されていれば、該タブ18aを手指で摘んで、
図6の一点鎖線の如く剥がすことが可能である。このと
きアルミメンブレムはプラスチック膜11で補強されて
いるため、不規則に破れることなく全体的に綺麗に剥が
すことができる。
【0020】前記プラスチック膜11には、PET樹脂
を使用するとよい。PET樹脂は透明性に優れるため、
アルミメンブレムの表面の銀色の光沢をより引き立てる
ことができるばかりでなく、剪断強度が優れているので
不規則に破れることがなく好都合である。なお、プラス
チック膜11は必ずしも透明である必要はなく、半透明
或いは赤・青・黄色などを含む着色透明のものであって
もよい。
【0021】前記アルミメンブレム12を全体的に剥が
した後は、蓋体17内の内容物の密封にはパッキング基
材14が機能することとなる。従って、パッキング基材
14の材質はポリオレフィン系樹脂の発泡シートで形成
するとよい。即ち、樹脂発泡シートは紙粉など基材移行
がないばかりでなく、密封性にも優れているからであ
る。
【0022】前記パッキング基材12を構成させる発泡
シートとしては、発泡倍率が1.2〜30倍、好ましく
は1.5〜15倍位が良く、厚さは容器16の口径にも
よるが、500〜1200μm、好ましく700μm位
がその機能上良い。
【0023】前記アルミメンブレム12の表面または透
明プラスチック膜11の表面には適当な文字や絵柄等を
プリントしてもよい。尤も、塗料は、前記シーラント層
13の融点(約90°C)より高い融点を有するもの、
具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリエステルの単独又はこれらの重合体で形成した
ものが好ましい。
【0024】なお、上記実施の態様では、前記透明プラ
スチック膜11はアルミメンブレム12をパッキング基
材12に仮着する面に形成し、その反対側の面にシーラ
ント層13を形成しているが、他の構成、例えば、図示
していないが、アルミメンブレム/透明プラスチック膜
/シーラント層の如く構成してもよいことは勿論であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、プラスチック膜
で補強されたアルミメンブレムの片面にシーラント層を
形成し、該アルミメンブレムをシーラント層が外側にな
るようにパッキング基材に、仮接着剤を介して接着した
複合シートからなることを特徴としているから、容器の
蓋体の内面に適合できるチップに打ち抜き、シーラント
層が外側になるように蓋体内に嵌め、内容物を装填した
容器の口部にネジ込み・締め付けてから蓋体の外面より
誘導加熱装置により高周波を付与すると、アルミメンブ
レム層の発熱によりシーラント層が溶融して容器の口端
に接着して口端を密封できる。従って、蓋体を開放させ
ても、シーラント層にて容器の口端に接着しているアル
ミメンブレムが容器側に確実に残ることから内容物を湿
気から確実に保護できるし、アルミメンブレムを取り除
くときもプラスチック膜で補強されていているので不規
則に破れず、全体的に綺麗に剥がすことができるという
優れた効果を奏するものである。
【0026】また、請求項2に記載の発明は、前記複合
シートを容器の蓋体に適合するチップに打ち抜くに際
し、周辺にタブを突設したことを特徴としているから、
アルミメンブレムを剥がすときに手指で摘まみ易くなる
という優れた効果を奏するものである。
【0027】さらに、請求項3に記載の発明は、前記タ
ブを、該タブのない形状のチップに打ち抜くに際に生ず
る破棄代を利用して1又は2個形成したことを特徴とし
ているから、コスト高や材料の無駄を招くことがないと
いう優れた効果を奏するものである。
【0028】さらに、請求項4に記載の発明は、前記プ
ラスチック膜が、PET樹脂からなることを特徴として
いるから、透明性に優れ、アルミメンブレムの表面の銀
色の光沢をより引き立てることができるとともに、剪断
強度が優れ、不規則に破れることをより有効に防止でき
るという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願インナーシール材の拡大断面図である。
【図2】本願インナーシール材を容器口端と蓋体との間
に適用して高周波を掛けている状態を示す断面図であ
る。
【図3】タブ付きチップを示し、(a)は1個のタブ、
(b)は2個のタブを示す平面図である。
【図4】タブ付きチップの打ち抜き域を示す平面図であ
る。
【図5】蓋体を開けたときに、本願インナーシール材が
分離する状態を示す断面図である。
【図6】アルミメンブレムが容器口端を密封している状
態を示す外観斜視図である。
【図7】従来のインナーシール材断面図である。
【図8】蓋体を開けたときに、従来のインナーシール材
が分離する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本願インナーシール材 11 透明プラスチック膜 12 アルミメンブレム 13 シーラント層 14 パッキング基材 15 仮接着材 16 容器 17 蓋体 18 チップ 18a タブ 19 内容物 20 誘導加熱装置 21 破棄代 71 パッキング基材 72 仮接着材 73 シーラント層 74 アルミメンブレム 75 容器 76 蓋体 76′リブ 77 内容物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック膜で補強されたアルミメン
    ブレムの片面にシーラント層を形成し、該アルミメンブ
    レムをシーラント層が外側になるようにパッキング基材
    に、仮接着剤を介して接着した複合シートからなること
    を特徴とするインナーシール材。
  2. 【請求項2】 前記複合シートを容器の蓋体に適合する
    チップに打ち抜くに際し、周辺にタブを突設したことを
    特徴とする請求項1に記載のインナーシール材。
  3. 【請求項3】 前記タブを、該タブのない形状のチップ
    に打ち抜く際に生ずる破棄代を利用して1又は2個形成
    したことを特徴とする請求項1に記載のインナーシール
    材。
  4. 【請求項4】 前記プラスチック膜が、PET樹脂から
    なることを特徴とする請求項1〜3のうちの1に記載の
    インナーシール材。
JP10214837A 1998-07-13 1998-07-13 インナーシール材 Pending JP2000025828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10214837A JP2000025828A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 インナーシール材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10214837A JP2000025828A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 インナーシール材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000025828A true JP2000025828A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16662367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10214837A Pending JP2000025828A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 インナーシール材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000025828A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199324A (ja) * 2012-02-22 2013-10-03 Toppan Printing Co Ltd 容器封止構造およびインナーシール材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199324A (ja) * 2012-02-22 2013-10-03 Toppan Printing Co Ltd 容器封止構造およびインナーシール材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1472153B1 (en) Container closure
US6113271A (en) Resealable label flap including label stop
US3951331A (en) Reclosable closure
US8522990B2 (en) Container seal with removal tab and holographic security ring seal
JP2005516863A5 (ja)
JPH09110077A (ja) 振り出し用紙容器
TWI665138B (zh) 可雙面粘結的高頻感應加熱容器封裝體、適用其的具有防開封功能的緊湊型化妝品容器及適用其的具有防開封功能的帶翻蓋的容器
JP4210825B2 (ja) ヒートシール蓋付きキャップ
JPS6344635B2 (ja)
JP2004513852A (ja) 包装容器用の開封装置
JP2000025828A (ja) インナーシール材
JPS61287571A (ja) 部分開封可能な密封容器
JP2004142780A (ja) 蓋材
JP3259868B2 (ja) インナーシール材およびその製造方法
TWM592823U (zh) 容器封口膜
JP4483465B2 (ja) 湯切り機能付き即席食品容器
JPH084441Y2 (ja) インナーシール材付きキャップ
CN211282132U (zh) 一种可重复封口的封盖膜、塑料瓶
JPH09226750A (ja) 口栓付き液体紙容器
JP4085632B2 (ja) タンパーエビデント性を有するヒートシール蓋付きキャップ
JP2001180736A (ja) インナーシール材
JPH11105906A (ja) 易開封性包装体
KR20220039994A (ko) 용기 밀봉용 커버
JPH1159720A (ja) インナーシール材
JP2000025827A (ja) インナーシール材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081209