JP2000025101A - 合成樹脂製吸気マニホールドの製造方法 - Google Patents

合成樹脂製吸気マニホールドの製造方法

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JP2000025101A
JP2000025101A JP19549698A JP19549698A JP2000025101A JP 2000025101 A JP2000025101 A JP 2000025101A JP 19549698 A JP19549698 A JP 19549698A JP 19549698 A JP19549698 A JP 19549698A JP 2000025101 A JP2000025101 A JP 2000025101A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 合成樹脂製の吸気マニホールド1を、シート
ブロー成形法にて製造する場合に、前記シートブロー成
形に際しての両シート状パリソンの融着による接合強度
を、吸気マニホールドにおける吸気の流れ抵抗を増大す
ることなく、確保する。 【解決手段】 シートブロー成形によって吸気マニホー
ルド1の周囲に形成されるバリを、吸気マニホールド1
の外周面から適宜幅寸法Hだけ一体的に突出するリブ1
6を残して切除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒内燃機関に
おいて、一つのエアクリーナからの吸気を、各気筒に分
配するための合成樹脂製の吸気マニホールドを製造する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種の吸気マニホールドは、アルミ合金等の金属製にす
るのが一般的であったが、最近の内燃機関においては、
低コスト化及び軽量化等を図るために、合成樹脂製にし
ている。従来、この種の合成樹脂の吸気マニホールド
は、詳しくは、以下に述べるように、ブロー成形法のう
ち二枚のシート状パリソンを二つの成形型にて互いに融
着するように挟み付け、その間に空気を吹き込むと言う
シートブロー成形法によって成形したのち、その周囲に
おけるバリを、全て切除するようにした製造方法を採用
していることにより、吸気マニホールドの内面に、前記
両シート状パリソンを互いに一体的に融着する場合にお
ける接合強度を確保することのために、隆起部を形成す
るようにしなければならないから、吸気の流れ抵抗が大
きくなると言う問題があった。
【0003】本発明は、合成樹脂製の吸気マニホールド
を前記シートブロー成形法に成形するに際して、前記の
ような問題が発生しないようにした製造方法を提供する
ことを技術的課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の製造方法は、「互いに相対向する面に吸
気マニホールドを半分に縦割りした形状の成形凹み部を
設けて成る一対の成形型の間に、合成樹脂の押し出し口
から柔らかい状態で押し出した二枚のシート状パリソン
を供給して、この二枚のシート状パリソンを前記両成形
型にて挟み付けたのち、この両シート状パリソンの間に
空気を吹き込んで吸気マニホールドを成形し、次いで、
この吸気マニホールドの周囲に形成されるバリを、吸気
マニホールドの外周面から適宜幅寸法だけ一体的に突出
するリブを残して切除することを特徴とする。」もので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1〜図5は、本発明の製造方
法によって製造した合成樹脂製の吸気マニホールドを示
し、この吸気マニホールド1は、気化器又はスロットル
ボデー2に接続される集合管1aと、この集合管1aか
ら分岐して内燃機関3の各気筒4,5,6における吸気
ポート7,8,9に差し込み接続される吸気管1b,1
c,1dとによって構成されている。
【0006】この合成樹脂製の吸気マニホールド1は、
従来から良く知られているシートブロー成形法にて成形
される。すなわち、図6に示すように、左右一対の成形
型10,11の合わせ面に、前記吸気マニホールド1を
半分に縦割りした形状の成形凹み部10a,11aを設
け、この両成形型10,11の間に、合成樹脂の押し出
し口から柔らかい状態で押し出した二枚のシート状パリ
ソン12,13を供給して、この二枚のシート状パリソ
ン12,13を前記両成形型10,11の前進動にて、
一体的に融着するように挟み付け、この状態で、前記両
シート状パリソン12,13の間に空気を吹き込んで、
この両シート状パリソン12,13を両成形型10,1
1における成形凹み部10a,11a内に密着するよう
に膨らまし変形し、この状態で冷却することにより、図
7に示すように、吸気マニホールド1を、その周囲に前
記二枚のシート状パリソンによるバリ14を一体的に備
えた形状で成形する。
【0007】次いで、前記吸気マニホールド1の周囲に
形成されているバリ14を切除することにより、吸気マ
ニホールド1の完成品にするのである。この場合におい
て、従来の製造方法においては、図8〜図11に示すよ
うに、前記シートブロー成形法にて成形された吸気マニ
ホールド1の周囲におけるバリ14の全てを切除するよ
うにしているが、これでは、両シート状パリソン12,
13を互いに融着するときにおける接合強度が低下する
ことになる。
【0008】このために、従来の方法では、前記両シー
ト状パリソン12,13を両成形型10,11にて挟み
付けるとき、両シート状パリソン12,13の一部が、
図9〜図11に示すように、吸気マニホールド1におけ
る集合管1a及び各吸気管1b,1c,1dの内面から
内向きに盛り上がる隆起部15が形成される状態になる
まで挟み付けて、融着に際しての接合面積を増大するこ
とにより、接合強度を確保するように構成しているが、
これでは、吸気マニホールド1における集合管1a及び
各吸気管1b,1c,1dの内面に、図9〜図11に示
すように、隆起部15が形成され、この隆起部15が集
合管1a及び各吸気管1b,1c,1d内における吸気
流れの妨げになるから、吸気の流れ抵抗が大幅に増大す
るのであった。
【0009】そこで、本発明では、前記シートブロー成
形法にて成形された吸気マニホールド1の周囲における
バリ14を切除するに際して、その全てを切除すること
なく、吸気マニホールド1における集合管1a及び各吸
気管1b,1c,1dの外周面に適宜幅寸法Hだけ一体
的に突出するリブ16を残すと共に、前記各吸気管1
b,1c,1dの間にその間を互いに連結する連結リブ
17を残して切除するようにする。
【0010】このように構成することにより、両シート
状パリソン12,13を互いに融着するときの接合面積
を、バリ14の一部を残して形成したリブ16にて増大
できて、前記従来のように、シートブロー成形に際し
て、両シート状パリソン12,13の一部が内側に向か
って盛り上がる状態まで挟み付けてなくても、所定の接
合強度を確保することができ、換言すると、集合管1a
及び各吸気管1b,1c,1dの内面に前記従来のよう
に隆起部15を形成することなく、両シート状パリソン
12,13の融着による接合部に所定の接合強度を確保
することができるのである。
【0011】また、吸気マニホールド1における各吸気
管1b,1c,1dの間に、これらを互い一体的に連結
する連結リブ17を、バリ14の一部を残して形成した
ことにより、前記各吸気管1b,1c,1dの各々を、
これらに別の部品を装着することなく、確実に補強する
ことができるのである。また、前記連結リブ17を利用
して、吸気マニホールド1を、内燃機関3等に対して着
脱可能に取付けることができる。
【0012】すなわち、この連結リブ17に穿設した取
付け孔18内に、当該連結リブ17の厚さと略同じ長さ
寸法に形成した金属製のリング19を挿入し、このリン
グ19内に挿入したボルト20にて、内燃機関3等から
突出するブラケット21に対して前記連結リブ17を締
結するのであり、この構成により、前記連結リブ17を
厚さ方向に過度に締結することをリング19にて防止し
た状態のもとで、換言すると、二枚重ねの連結リブ17
が過度の締結にて剥離することをリング19にて防止し
た状態のもとで、吸気マニホールド1を、内燃機関3等
に対して、当該吸気マニホールド1における吸気管1
b,1c,1dが吸気ポート7,8,9への差し込み接
続から抜けることがないように、強固に、且つ、確実に
取付けできるのである。
【0013】
【発明の作用・効果】このように、本発明の製造方法
は、互いに相対向する面に吸気マニホールドを半分に縦
割りした形状の成形凹み部を設けて成る一対の成形型の
間に、合成樹脂の押し出し口から柔らかい状態で押し出
した二枚のシート状パリソンを供給して、この二枚のシ
ート状パリソンを前記両成形型にて挟み付けたのち、こ
の両シート状パリソンの間に空気を吹き込んで吸気マニ
ホールドを成形し、次いで、この吸気マニホールドの周
囲に形成されるバリを、吸気マニホールドの外周面から
適宜幅寸法だけ一体的に突出するリブを残して切除する
ことを特徴とするもので、シートブロー成形に際しての
両シート状パリソンの相互間の接合強度を、内面に隆起
部を突出することなく、確保することができるから、合
成樹脂製の吸気マニホールドを、シートブロー成形法に
よって、吸気の流れ抵抗を増大することのない形態で、
安価に製造できる効果を有する。
【0014】特に、請求項2に記載したように、吸気マ
ニホールドにおける各吸気管の間に、これらを互い一体
的に連結する連結リブを、シートブロー成形に際して発
生するバリの一部を残して形成したことにより、前記各
吸気管の各々を、これらの別の部品を装着することな
く、確実に補強することができるから、吸気マニホール
ドの強度のアップを図ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法による吸気マニホールドを示
す図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】図1のIII −III 視拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV視拡大断面図である。
【図5】図1のV−V視拡大断面図である。
【図6】シートブロー成形法を示す斜視図である。
【図7】シートブロー成形した吸気マニホールドを示す
斜視図である。
【図8】従来の製造方法による吸気マニホールドを示す
図である。
【図9】図8のIX−IX視拡大断面図である。
【図10】図8のX−X視拡大断面図である。
【図11】図8のXI−XI視拡大断面図である。
【符号の説明】
1 吸気マニホールド 1a 集合管 1b,1c,1d 吸気管 2 スロットルボデー 3 内燃機関 4,5,6 気筒 7,8,9 吸気ポート 10,11 成形型 12,13 シート状パリソン 14 バリ 16 リブ 17 連結リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに相対向する面に吸気マニホールドを
    半分に縦割りした形状の成形凹み部を設けて成る一対の
    成形型の間に、合成樹脂の押し出し口から柔らかい状態
    で押し出した二枚のシート状パリソンを供給して、この
    二枚のシート状パリソンを前記両成形型にて挟み付けた
    のち、この両シート状パリソンの間に空気を吹き込んで
    吸気マニホールドを成形し、次いで、この吸気マニホー
    ルドの周囲に形成されるバリを、吸気マニホールドの外
    周面から適宜幅寸法だけ一体的に突出するリブを残して
    切除することを特徴とする合成樹脂製吸気マニホールド
    の製造方法。
  2. 【請求項2】互いに相対向する面に吸気マニホールドを
    半分に縦割りした形状の成形凹み部を設けて成る一対の
    成形型の間に、合成樹脂の押し出し口から柔らかい状態
    で押し出した二枚のシート状パリソンを供給して、この
    二枚のシート状パリソンを前記両成形型にて挟み付けた
    のち、この両シート状パリソンの間に空気を吹き込んで
    吸気マニホールドを成形し、次いで、この吸気マニホー
    ルドの周囲に形成されるバリを、吸気マニホールドにお
    ける各吸気管の間にその相互間を連結する連結リブとを
    残して切除することを特徴とする合成樹脂製吸気マニホ
    ールドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013155683A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Fuji Heavy Ind Ltd 樹脂製インテークマニホールド

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