JP2000024963A - 熱切断加工機におけるマーキング方法及び熱切断加工機 - Google Patents

熱切断加工機におけるマーキング方法及び熱切断加工機

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JP2000024963A
JP2000024963A JP10193464A JP19346498A JP2000024963A JP 2000024963 A JP2000024963 A JP 2000024963A JP 10193464 A JP10193464 A JP 10193464A JP 19346498 A JP19346498 A JP 19346498A JP 2000024963 A JP2000024963 A JP 2000024963A
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Yoshiharu Komizo
芳春 小溝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円滑に安定した状態でマーキングし、急激な
衝突が生じてもマーキングペンの折損や曲がり等を回避
すると共に、マーキングペンの交換を容易にする。 【解決手段】 マーキングペン51を着脱自在なペンホ
ルダ47は、例えば内部の潤滑油がシールで保護されて
いるリニアガイド41を介してトーチヘッド23に昇降
自在に設けられる。ペンホルダ47にはホルダブラケッ
ト63を介して係合部としての係合板65が設けられ、
この係合板65はトーチヘッド23に設けたホルダ昇降
用シリンダ61のピストンロッド59の先端にペンホル
ダの昇降時に係合し、ペンホルダ47の下降端ではピス
トンロッド59の先端と離脱する。ペンホルダ47に急
激な衝突が生じても、前記下降端ではペンホルダ47が
上下に移動自在であるため、すぐに上方へ逃げるのでマ
ーキングペン51の折損や曲がり等が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ加工機やレ
ーザ加工機等の熱切断加工機におけるマーキング方法及
び熱切断加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱切断加工機としての例えばプラ
ズマ加工機は、ワークテーブル上に載置されたワークを
熱切断加工するためのプラズマトーチがトーチヘッドに
昇降自在に設けられており、このトーチヘッドはキャリ
アに左右方向に移動自在に設けられており、キャリアは
前後方向に移動自在に設けられている。
【0003】したがって、プラズマトーチはワークテー
ブル上のワークに対して前後、左右、上下方向に移動位
置決め自在である。
【0004】従来のマーキング装置101としては、図
4に示されているように上述したトーチヘッド103に
図4の紙面に対して垂直方向にヘッドブラケット105
が突設されており、ヘッドブラケット105の右側面に
は上下方向に延伸されたリニアガイド107が設けられ
ている。このリニアガイド107をZ軸方向に走行する
ナット部材109にペンホルダ支持体111がボルトB
Tで固定されている。このペンホルダ支持体111の下
部には第1ペンホルダ113がボルトBTで固定されて
いる。
【0005】第1ペンホルダ113には上下方向に向け
て摺動穴115が設けられており、この摺動穴115に
マーキングペン117を保持する第2ペンホルダ119
が上下方向に摺動自在に設けられている。第2ペンホル
ダ119の上端外周には下方への落下防止のためのスト
ッパ部121が突設されており、第2ペンホルダ119
の装着穴123に挿入されたマーキングペン117の先
端部付近が第2ペンホルダ119の先端部に螺着された
ペンガイド125の側面からペン固定ねじ127により
固定されている。なお、ペンガイド125の下部には下
方に向けて細くなる方向の傾斜面129が全周に亘り設
けられている。
【0006】一方、ヘッドブラケット105の図4にお
いて左側面には下方向に向けて伸縮するピストンロッド
131を備えたホルダ昇降用シリンダ133がボルトB
Tにより固定されている。
【0007】前述したペンホルダ支持体111はホルダ
昇降用シリンダ133のピストンロッド131の先端に
連結バー135を介して一体的に固定されているので、
ホルダ昇降用シリンダ133のピストンロッド131が
上下動することによりペンホルダ支持体111及び第1
ペンホルダ113が一体的に上下動する。
【0008】したがって、ホルダ昇降用シリンダ133
のピストンロッド131が下降すると、ペンホルダ支持
体111及び第1ペンホルダ113が下降し、マーキン
グペン117がワークWに当接する。ピストンロッド1
31がさらに下降してペンホルダ支持体111が下降端
に到達するとき、マーキングペン117がワークWに当
接した状態で第2ペンホルダ119は第1ペンホルダ1
13の摺動穴115を摺動する。マーキングペン117
の押しつけ力はペンホルダ支持体111及び第2ペンホ
ルダ119、マーキングペン117の自重である。
【0009】したがって、トーチヘッド103及びキャ
リアが前後左右に軸移動するときにマーキングペン11
7の先端はワークWのうねりやひずみの凹凸に沿って上
下動しながらワークW上を移動してマーキングされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のマー
キング装置101においては、プラズマ加工における粉
塵やスパッタ等が第1ペンホルダ113の摺動穴115
に入り込むと、第2ペンホルダ119の動きが悪くなる
ので、摺動穴115を頻繁に清掃する必要があるという
問題点があった。
【0011】また、マーキングペン117は第2ペンホ
ルダ119の先端に螺着したペンガイド125に側面か
らペン固定ねじ127で固定されているので、マーキン
グペン117を交換するときにはペン固定ねじ127を
緩めると共にペンガイド125を第2ペンホルダ119
から外してからマーキングペン117を抜いて交換する
という分解作業をする必要があるので、手間がかかり煩
わしいという問題点があった。
【0012】また、第1ペンホルダ113及びペンホル
ダ支持体111がホルダ昇降用シリンダ133のピスト
ンロッド131に連結バー135を介して固定されてい
るので、例えば第1ペンホルダ113にワークWの切断
片等の何らかの物体が接触するとき、その動きがゆっく
りのときは第1ペンホルダ113及びペンホルダ支持体
111がピストンロッド131と共に上昇するが、早く
当たるとピストンロッド131がすぐに縮むことができ
ないためにマーキングペン117の先端が折れたり、曲
がったりするという問題点があった。
【0013】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、スパッタや粉塵等の影響を受
けずに円滑に安定した状態でのマーキングを可能とし、
マーキングペンの交換を容易にすると共に、急激な衝突
が生じてもマーキングペンの折損や曲がり等の不具合を
回避し得る熱切断加工機におけるマーキング方法及び熱
切断加工機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の熱切断加工機におけるペン
マーキング方法は、ワークテーブル上に載置されたワー
クを熱切断加工するトーチを昇降自在に備えた加工ヘッ
ドを設け、この加工ヘッドを左右方向に移動自在に備え
たキャリアを設け、このキャリアを前後方向に移動自在
に設けた熱切断加工機において、マーキングペンを装着
したペンホルダ装置を昇降せしめる際に、前記加工ヘッ
ドに設けたホルダ昇降駆動装置の駆動部の先端を前記ペ
ンホルダ装置に係合せしめると共に、前記ペンホルダ装
置の下降端で前記駆動部の先端を前記ペンホルダ装置か
ら離脱せしめることを特徴とするものである。
【0015】したがって、ペンホルダ装置が昇降する時
はホルダ昇降駆動装置の駆動部の先端が前記ペンホルダ
装置に係合するが、ペンホルダ装置が下降端に達すると
ペンホルダ装置は駆動部の先端から開放されるので上下
に移動自在となり、マーキングペンの先端がワークの凹
凸に沿って容易に上下動しながらワーク上をマーキング
する。たとえマーキングペンやペンホルダ装置に対して
側方あるいは下方からの急激な荷重が加わったときでも
ペンホルダ装置がすぐに上方へ逃げるのでマーキングペ
ンの折損や曲がりが防止される。
【0016】請求項2によるこの発明の熱切断加工機
は、ワークテーブル上に載置されたワークを熱切断加工
するトーチを昇降自在に備えた加工ヘッドを設け、この
加工ヘッドを左右方向に移動自在に備えたキャリアを設
け、このキャリアを前後方向に移動自在に設けた熱切断
加工機において、マーキングペンを着脱自在なペンホル
ダ装置を前記加工ヘッドに昇降自在に設けると共に、前
記ペンホルダ装置を昇降せしめるホルダ昇降駆動装置を
前記加工ヘッドに設け、前記ペンホルダ装置の昇降時に
前記昇降駆動装置の駆動部の先端と係合すると共にペン
ホルダ装置の下降端で前記駆動部の先端と離脱する係合
部を前記ペンホルダ装置に設けてなることを特徴とする
ものである。
【0017】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、ペンホルダ装置が昇降する時はホルダ昇降駆動装
置の駆動部の先端が前記ペンホルダ装置に係合するが、
ペンホルダ装置が下降端に達するとペンホルダ装置は駆
動部の先端から開放されるので上下に移動自在となり、
マーキングペンの先端がワークの凹凸に沿って容易に上
下動しながらワーク上をマーキングする。たとえマーキ
ングペンやペンホルダ装置に対して側方あるいは下方か
らの急激な荷重が加わったときでもペンホルダ装置がす
ぐに上方へ逃げるのでマーキングペンの折損や曲がりが
防止される。
【0018】また、前記ペンホルダ装置は前記加工ヘッ
ドに対して例えばリニアガイド等のガイド部材を介して
昇降自在に設けられるので、摩擦抵抗を少なく昇降自在
となり、リニアガイドは内部の潤滑油がシールで保護さ
れているので多少のスパッタや粉塵では動きが悪くなる
ことはない。
【0019】また、マーキングペンはペンホルダ装置に
直接装着され、ねじ等の固定具により固定することがで
きるので、マーキングペンは容易に交換可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱切断加工機にお
けるペンマーキング方法及び熱切断加工機の実施の形態
について、プラズマ加工機を例にとって図面を参照して
説明する。
【0021】図2及び図3を参照するに、本実施の形態
に係わるプラズマ加工機1は、ワークWを載置するワー
クテーブル3が床面上に固定されており、このワークテ
ーブル3の下部には熱切断加工時に生じるドロスを貯留
せしめる集塵槽が備えられている。
【0022】ワークテーブル3の図2において左右両側
には、プラズマ加工機1のキャリア5をX軸方向(図2
の紙面表裏に対して垂直方向、図3において左右方向)
に走行駆動するための左右キャリアガイド体7A,7B
がX軸方向に長く延長された状態で床面上に固定されて
いる。
【0023】より詳しくは、例えば左キャリアガイド体
7AにはX軸リニアガイド9がX軸方向に長く延長され
ており、キャリア5の図2において左端側がX軸リニア
ガイド9上をX軸ナット部材11を介して走行自在に設
けられている。また、右キャリアガイド体7BにはX軸
ガイド溝部13がX軸方向に長く延長されており、キャ
リア5の図2において右端側がX軸ガイド溝部13を車
輪15を介して走行自在に設けられている。
【0024】また、左キャリアガイド体7AにはX軸リ
ニアガイド9に並行してラック17が設けられており、
キャリア5の図2において左端側に設けたX軸駆動モー
タ19で回転駆動されるピニオン21がラック17に噛
合されているので、キャリア5はX軸駆動モータ19の
駆動によりワークテーブル3の上方をX軸方向に移動位
置決め自在に設けられている。
【0025】キャリア5には加工ヘッドとしての例えば
トーチヘッド23がY軸方向に移動位置決め可能に走行
自在に設けられている。例えばキャリア5の上面にはY
軸方向に長く延長されたY軸リニアガイド25に沿って
トーチヘッド23が走行自在に設けられており、トーチ
ヘッド23はY軸駆動モータ27で回転駆動されるY軸
ボールねじ29によりY軸方向に移動位置決め自在に設
けられている。
【0026】また、トーチヘッド23には図3において
左側にヘッドブラケット31が突設されており、プラズ
マを噴射するプラズマトーチ33が図3に示されている
ようにヘッドブラケット31に設けられたトーチ用昇降
シリンダ35により上下方向(Z軸方向)に昇降移動位
置決め自在に設けられている。したがって、プラズマト
ーチ33はワークテーブル3上のワークWに対してX
軸、Y軸およびZ軸方向に移動位置決め自在である。
【0027】プラズマトーチ33の先端にはプラズマジ
ェットをワークWに向けて照射するノズル37が設けら
れている。
【0028】より詳しくは、プラズマ加工機1にはプラ
ズマジェットを発生せしめるために直流溶接電源や高周
波発生源(図示省略)が内蔵されている。この直流溶接
電源や高周波発生源によりプラズマトーチ33内で発生
するアーク熱でガスが高温に加熱されてプラズマ状にな
り、このプラズマ状のガスつまりプラズマジェットがノ
ズル37から噴射され、所望の形状に切断するなどのプ
ラズマ加工が行なわれる。
【0029】次に、本発明の実施の形態の主要部を示す
プラズマ加工機におけるマーキング装置について、詳し
く説明する。
【0030】前述したトーチヘッド23には、図2及び
図3に示されているようにワークWにマーキングするた
めのマーキングペンを備えたマーキング装置39がヘッ
ドブラケット31を介して設けられている。
【0031】より詳しくは、マーキング装置39はヘッ
ドブラケット31の図1において右側面に上下方向に延
伸されたリニアガイド41が設けられ、このリニアガイ
ド41にZ軸方向に走行自在なナット部材43にペンホ
ルダ支持体45が例えばボルトBTで固定されている。
このペンホルダ支持体45の下部にはペンホルダ47が
ねじ49で固定されている。
【0032】ペンホルダ47にはマーキングペン51の
先端部付近を挿脱自在なペン装着穴53が設けられてお
り、このペン装着穴53に挿入されたマーキングペン5
1はペンホルダ47の側面からペン固定具としての例え
ばペン固定ねじ55により固定されている。なお、ペン
ホルダ47の下部には下方に向けて細くなる方向の傾斜
面57が全周に亘り設けられている。
【0033】ヘッドブラケット31の図1において左側
面には下方向に向けて伸縮する駆動部としての例えばピ
ストンロッド59を備えたホルダ昇降駆動装置としての
例えばホルダ昇降用シリンダ61がボルトBT等の固定
具により固定されて設けられている。
【0034】前述したペンホルダ支持体45の図1にお
いて左側面には係合部材としての例えば上下方向に並行
した2枚のホルダブラケット63とその下面に固定した
係合板65が一体的に設けられている。係合板65には
係合穴67が設けられており、この係合穴67にホルダ
昇降用シリンダ61のピストンロッド59の先端部が挿
通され、ピストンロッド59の先端には係合板65の下
面に当接して係合部材としてのストッパ69がボルトB
Tで固定されている。
【0035】以上のペンホルダ支持体45とペンホルダ
47とホルダブラケット63とからペンホルダ装置71
が構成されている。
【0036】なお、ペンホルダ支持体45が下降端位置
にあるときは図1に示されているようにピストンロッド
59が下降端に位置するときのストッパ69は係合板6
5から離反した位置に位置するように構成されている。
換言すれば、ペンホルダ47が下降端位置にあるときは
ピストンロッド59の先端との係合状態が開放される。
【0037】上記構成により、ペンホルダ47が昇降す
る時はホルダ昇降用シリンダ61のピストンロッド59
の先端のストッパ69が係合板65に当接して係合する
が、ペンホルダ47が下降端に達するとペンホルダ47
はピストンロッド59の先端から開放される。
【0038】制御装置(図示省略)からの指令によりホ
ルダ昇降用シリンダ61のピストンロッド59が下降す
ると、ペンホルダ支持体45及びペンホルダ47、マー
キングペン51は一体的に図1の2点鎖線の位置から下
降し、ペンホルダ支持体45が下降端付近になるとマー
キングペン51の先端がワークW上に当接してペンホル
ダ47及びペンホルダ支持体45も停止する。しかし、
ホルダ昇降用シリンダ61のピストンロッド59はさら
にその下降端まで下降するので、先端のストッパ69が
係合板65から離反する。
【0039】したがって、ペンホルダ支持体45及びペ
ンホルダ47、マーキングペン51はストッパ69から
開放されるので一体的にリニアガイド41に沿って上下
に移動自在となる。ペンホルダ支持体45及びペンホル
ダ47はリニアガイド41等のガイド部材によって昇降
自在に設けられているので、このときの上下方向の移動
にはリニアガイド41のころがり摩擦とシール部との弱
い抵抗がかかる程度でが少ない摩擦抵抗で昇降自在とな
る。しかも、リニアガイド41は内部の潤滑油がシール
で保護されているので多少のスパッタや粉塵では動きが
悪くなることはない。その結果、清掃頻度が非常に少な
く安定してマーキングされる。
【0040】なお、本実施の形態ではマーキングペン5
1の押しつけ力はペンホルダ支持体45及びペンホルダ
47、マーキングペン51の自重のみであるが、マーキ
ングペン51の種類や方式等によっては必要に応じてマ
ーキングペン51を下方へ押圧する付勢力を付加するス
プリング等の付勢手段を設けても構わない。
【0041】マーキングペン51がワークWに当たって
から設定時間経過後にキャリア5及びトーチヘッド23
がX軸及びY軸方向に移動してワークWにマーキングさ
れる。
【0042】このとき、マーキングペン51の先端はワ
ークWのうねりやひずみの凹凸に沿って容易に上下動し
ながらワークW上を移動してマーキングされる。
【0043】なお、ペンホルダ支持体45及びペンホル
ダ47、マーキングペン51が上下動自在であるので、
たとえマーキングペン51やペンホルダ47に対して側
方あるいは下方からの急激な荷重が加わったとしてもペ
ンホルダ47の下部には傾斜面57が設けられており、
しかもペンホルダ支持体45及びペンホルダ47、マー
キングペン51がすぐに上方へ逃げるのでマーキングペ
ン51が折損したり、曲がったりすることが防止され
る。
【0044】また、マーキングペン51はペンホルダ4
7に直接装着され、ペン固定ねじ55等の固定具により
固定することができるので、この固定具を緩めるだけで
マーキングペン51は容易に交換可能である。従来のよ
うにペンホルダ部を分解する必要がなくなる。
【0045】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。本実施の形態では熱切
断加工機としてプラズマ加工機を例にとって説明したが
レーザ加工機およびその他の熱切断加工機であっても構
わない。
【0046】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、ペンホ
ルダ装置が昇降する時はホルダ昇降駆動装置の駆動部の
先端を前記ペンホルダ装置に係合し、ペンホルダ装置が
下降端に達するとペンホルダ装置を駆動部の先端から開
放できる。したがって、下降端に位置するペンホルダ装
置に保持されたマーキングペンの先端をワークの凹凸に
沿って容易に上下動しながらワーク上にマーキングでき
る。しかも、たとえマーキングペンやペンホルダ装置に
対して側方あるいは下方からの急激な荷重が加わったと
きでもペンホルダ装置がすぐに上方へ逃げるのでマーキ
ングペンの折損や曲がりを防止できる。
【0047】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ペンホルダ装置が昇降する時はホル
ダ昇降駆動装置の駆動部の先端を前記ペンホルダ装置に
係合し、ペンホルダ装置が下降端に達するとペンホルダ
装置を駆動部の先端から開放できる。したがって、下降
端に位置するペンホルダ装置に保持されたマーキングペ
ンの先端をワークの凹凸に沿って容易に上下動しながら
ワーク上にマーキングできる。しかも、たとえマーキン
グペンやペンホルダ装置に対して側方あるいは下方から
の急激な荷重が加わったときでもペンホルダ装置がすぐ
に上方へ逃げるのでマーキングペンの折損や曲がりを防
止できる。
【0048】また、前記ペンホルダ装置を加工ヘッドに
対して例えばリニアガイド等のガイド部材を介して昇降
自在に設けたので、摩擦抵抗を少なく昇降自在とするこ
とができ、リニアガイドは内部の潤滑油がシールで保護
されているので多少のスパッタや粉塵では動きが悪くな
ることはない。
【0049】また、マーキングペンをペンホルダ装置に
直接装着し、ねじ等の固定具により固定するので、マー
キングペンを容易に交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、プラズマ加
工機におけるマーキング装置の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態で用いられるプラズマ加工
機の正面図である。
【図3】図2の矢視III−III線断面図である。
【図4】従来のプラズマ加工機におけるマーキング装置
の正面図である。
【符号の説明】
1 プラズマ加工機 23 トーチヘッド(加工ヘッド) 33 プラズマトーチ(トーチ) 39 マーキング装置 43 ナット部材 47 ペンホルダ 51 マーキングペン 55 ペン固定ねじ 59 ピストンロッド(駆動部) 61 ホルダ昇降用シリンダ(ホルダ昇降駆動装置) 65 係合板(係合部) 67 係合穴(係合部) 69 ストッパ(係合部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブル上に載置されたワークを
    熱切断加工するトーチを昇降自在に備えた加工ヘッドを
    設け、この加工ヘッドを左右方向に移動自在に備えたキ
    ャリアを設け、このキャリアを前後方向に移動自在に設
    けた熱切断加工機において、 マーキングペンを装着したペンホルダ装置を昇降せしめ
    る際に、前記加工ヘッドに設けたホルダ昇降駆動装置の
    駆動部の先端を前記ペンホルダ装置に係合せしめると共
    に、前記ペンホルダ装置の下降端で前記駆動部の先端を
    前記ペンホルダ装置から離脱せしめることを特徴とする
    熱切断加工機におけるマーキング方法。
  2. 【請求項2】 ワークテーブル上に載置されたワークを
    熱切断加工するトーチを昇降自在に備えた加工ヘッドを
    設け、この加工ヘッドを左右方向に移動自在に備えたキ
    ャリアを設け、このキャリアを前後方向に移動自在に設
    けた熱切断加工機において、 マーキングペンを着脱自在なペンホルダ装置を前記加工
    ヘッドに昇降自在に設けると共に、前記ペンホルダ装置
    を昇降せしめるホルダ昇降駆動装置を前記加工ヘッドに
    設け、前記ペンホルダ装置の昇降時に前記昇降駆動装置
    の駆動部の先端と係合すると共にペンホルダ装置の下降
    端で前記駆動部の先端と離脱する係合部を前記ペンホル
    ダ装置に設けてなることを特徴とする熱切断加工機。
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