JP2000024295A - 遊技島 - Google Patents

遊技島

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JP2000024295A
JP2000024295A JP10216512A JP21651298A JP2000024295A JP 2000024295 A JP2000024295 A JP 2000024295A JP 10216512 A JP10216512 A JP 10216512A JP 21651298 A JP21651298 A JP 21651298A JP 2000024295 A JP2000024295 A JP 2000024295A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技玉の汚れを良好に研磨、除去して遊技島
各部に汚れが回ることをなくす。 【解決手段】 遊技機6を含む遊技用装置が設置される
遊技島1において、遊技島1下部に設けられ、遊技に使
用される遊技玉を貯溜可能とされた遊技玉貯溜手段2か
ら、遊技島1上部へ遊技玉を揚送する揚送装置3へ遊技
玉が排出される以前に、遊技玉貯溜手段2内部の遊技玉
を適宜循環させながら研磨手段9にて研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場において
設置される遊技島、特には遊技玉の汚れによる遊技島内
部の汚れを防止することのできる遊技島に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技島においては、遊技台である
パチンコ台において遊技玉が使用される都度、遊技玉に
煙草の煙やヤニまたは人体の油脂分等が付着して玉が汚
れることから、これら汚れを研磨する必要があり、これ
ら遊技玉を研磨する研磨装置が内蔵されている。
【0003】これら従来の遊技島における研磨装置とし
ては、パチンコ台より排出される汚れが付着したアウト
玉や計数機から排出された計数玉等を、一旦遊技島下部
に設けられた貯溜タンクに貯溜し、その貯溜タンクより
遊技島上部に遊技玉を揚送する際に、その揚送経路中に
おいて遊技玉の研磨を実施するようになっているものが
主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の揚送時に研磨する方法では、汚れたアウト玉を下
部の貯溜タンク内部に一時貯溜した後に揚送、研磨する
ために、汚れがタンク内部に付着、堆積しやすいととも
に、揚送経路にて十分な研磨を実施するためには、揚送
経路を長くして研磨が行われる経路長を長く確保する必
要があるが、これら経路長を長くしようとしても遊技島
の高さには限度があるとともに、これら限られた経路長
において時間をかけて十分な研磨を実施しようとする
と、揚送能力が低下し、逆に揚送能力を向上させようと
すると、研磨が不十分となって汚れが十分に除去され
ず、玉通路や上部供給タンク、パチンコ台等の島全体に
汚れが回ってしまうという問題があった。
【0005】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、遊技玉の汚れを良好に研磨、除去で
き、遊技島各部に汚れが回ることのなく、遊技島下部の
遊技貯溜手段内部の汚れも低減することのできる遊技島
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技島は、遊技機を含む遊技用装置が
設置される遊技島において、遊技島下部に設けられ、遊
技に使用される遊技玉を貯溜可能とされた遊技玉貯溜手
段から、遊技島上部へ遊技玉を揚送する揚送装置へ遊技
玉が排出される以前に、遊技玉貯溜手段内部の遊技玉を
適宜循環させながら研磨手段にて研磨することを特徴と
している。この特徴によれば、遊技玉貯溜手段に貯溜さ
れた遊技玉が、循環されて何度にも渡って研磨を実施さ
れることから、研磨手段の経路長が短くても良好な研磨
が実施され、研磨済の清浄な遊技玉が前記揚送装置によ
り揚送されて遊技島各部に供給されるようになるため、
汚れが遊技島内部に回ることもなく、更には、遊技玉貯
溜手段内部を研磨された清浄な遊技玉が循環することか
ら、遊技玉貯溜手段内部の汚れも低減させることができ
る。
【0007】本発明の遊技島は、遊技機を含む遊技用装
置が設置される遊技島において、遊技島下部に設けられ
た遊技玉貯溜手段内部の遊技玉の循環経路中に、研磨手
段へと繋がる循環経路と、遊技島上部へ遊技玉を揚送す
る揚送装置へと繋がる排出経路との分岐路が設けられ、
この分岐路において遊技玉の進路が適宜変更されること
を特徴としている。この特徴によれば、遊技玉貯溜手段
内部に貯溜された遊技玉が、循環されて何度にも渡って
研磨を実施されることから、研磨手段の経路長が短くて
も良好な研磨が実施され、研磨済の清浄な遊技玉が前記
揚送装置により揚送されて遊技島各部に供給されるよう
になるため、汚れが遊技島内部に回ることもなく、更に
は、遊技玉貯溜手段内部を研磨された清浄な遊技玉が循
環することから、遊技玉貯溜手段内部の汚れも低減させ
ることができる。
【0008】本発明の遊技島は、研磨が完了した遊技玉
のみを貯溜する研磨済玉貯溜部を前記揚送装置への経路
上流に具備することが好ましい。このようにすれば、研
磨済の清浄な遊技玉と研磨が完了していない遊技玉とが
混合することがなく、清浄な遊技玉のみが揚送装置に供
給されるようになる。
【0009】本発明の遊技島は、前記遊技玉貯溜手段に
投入される遊技玉を一時貯溜する投入玉貯溜部と、循環
されて研磨途中にある遊技玉を一時貯溜する循環玉貯溜
部と、を有し、各貯溜部に貯溜される遊技玉が混合しな
いように各貯溜部よりの遊技玉の排出を制御する制御部
を具備することが好ましい。このようにすれば、少なく
とも未研磨、研磨中の各遊技玉が混合されてしまうこと
がなく、これら各遊技玉が混合して研磨が不足したり、
研磨が過剰に実施されることが防止される。
【0010】本発明の遊技島は、前記遊技玉の循環によ
る研磨時間を計測する循環時間計測手段または、循環に
より研磨される研磨回数をカウントする研磨回数計数手
段が設けられ、予め設定された研磨時間または研磨回数
に達した際に、自動的に研磨、循環を停止する制御部を
具備することが好ましい。このようにすれば、研磨時間
または研磨回数を検知することにより、容易に十分な研
磨がなされたことを把握することができ、これら研磨が
完了した段階にて研磨、循環を停止することで、研磨手
段の消耗を低減できるとともに消費電力を低く抑えるこ
ともできる。
【0011】本発明の遊技島は、前記遊技玉貯溜手段に
投入される遊技玉が、前記研磨手段を通過した後に遊技
玉貯溜手段に貯溜されることが好ましい。このようにす
れば、汚れが付着したアウト玉等の遊技玉貯溜手段に投
入される遊技玉が、一度研磨手段にて研磨された後に前
記遊技玉貯溜手段に貯溜されるようになることから、前
記遊技玉貯溜手段内部の汚れをより一層低減できる。
【0012】本発明の遊技島は、遊技玉貯溜手段に投入
される遊技玉を一時貯溜し、その遊技玉排出部に遊技玉
の排出、停止を行う第一のシャッタを有すると共に、進
路変更部に連通する投入玉貯溜部と、遊技玉を貯溜可能
とされ、その遊技玉排出部に遊技玉の排出、停止を行う
第二のシャッタを有すると共に、研磨手段に連通する少
なくとも二つの貯溜部と、これら貯溜部の排出部より排
出される遊技玉の有無を検出する遊技玉検出部と、前記
投入玉貯溜部より排出される遊技玉および前記研磨手段
より排出される遊技玉の進路方向を、前記各貯溜部へ繋
がる経路または遊技島上部へ遊技玉を揚送する揚送装置
へと繋がる経路に変更する進路変更部と、を具備し、前
記1つの貯溜部から排出され、研磨された遊技玉をその
他の1つの貯溜部に貯溜することが繰り返されて、遊技
玉が循環、研磨されることが好ましい。このようにすれ
ば、1つの貯溜部から遊技玉が排出され、これら排出さ
れた遊技玉が研磨されて他の貯溜部に貯溜される際に、
前記遊技玉が排出された貯溜部が空になったことを前記
遊技玉検出部により検出でき、これら排出→研磨→貯溜
を繰り返すことで、何回の研磨が実施されたかを確実に
把握することができるばかりか、前記進路変更部を設け
ることにより、1つの研磨手段を共通して使用すること
も可能となり、限られた遊技島内部のスペースを有効活
用できるとともに、コストも削減できる。
【0013】本発明の遊技島は、前記研磨手段と循環手
段とが一体とされていることが好ましい。このようにす
れば、研磨手段と循環手段とを小型のものとすることが
でき、本発明のように前記遊技玉貯溜手段内部または遊
技玉貯溜手段に隣接して研磨手段と循環手段とを設ける
必要がある場合には、これら限られた貯溜タンク内部ま
たは周囲等の遊技島下部のスペースを有効に活用できる
ようになる。
【0014】本発明の遊技島は、前記遊技玉貯溜手段に
投入される遊技玉数を計数する第一の計数機と、前記遊
技玉貯溜手段より排出される遊技玉数を計数する第二の
計数機を具備することが好ましい。このようにすれば、
遊技玉貯溜手段内部に貯溜されている遊技玉数を随時把
握することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本実施例1における
遊技島1の外観を示す一部破断正面図であり、図2は、
本実施例1における遊技島1の上部タンクおよび下部タ
ンクの構造を示す断面図であり、図3は、本実施例1に
おける遊技島1の各部と制御装置24との接続状況を示
すブロック図あり、図4および図5は、本実施例1にお
ける遊技島1の上部タンクおよび下部タンクの動作状況
を示す断面図であり、図6は、本実施例1における遊技
島1の制御装置における制御フロー図である。
【0017】まず図1に示されるように、本実施例1の
遊技島1は、その前後面(後面は図示せず)に、遊技機
としてのパチンコ機6、及びパチンコ機6に隣接して設
けられる玉貸機等が列設された通常の遊技島とほぼ同様
の外観を有している。
【0018】本実施例1の遊技島1上部には、遊技島1
のほぼ中央部に設けられた揚送路4を介して揚送装置3
により揚送される遊技玉であるパチンコ玉(以下玉と略
記)を貯溜する上部タンク12と前記揚送路4を挟んで
遊技島の両側下部に遊技玉貯溜手段としての下部タンク
2が各々設けられている。
【0019】前記上部タンク12は、その下方におい
て、遊技島1の両端部へ延び、玉を移送可能とされた傾
斜路5が設けられており、この傾斜路5の所定位置に
は、各パチンコ機6や玉貸機に玉を供給する供給部7が
設けられている。
【0020】また、前記上部タンク12内部には、その
下部の所定位置に上部タンク12が空になったことを検
出する空検知センサ11と、その上部の所定位置に上部
タンク12が満杯になったことを検出する満杯検知セン
サ10とが設けられており、これら各センサは、玉が近
接して存在すると所定の「ON」信号を出力するように
なっている。
【0021】また、本実施例1の前記下部タンク2の構
造は、図2に示されるようになっており、その特徴とし
て、下部タンク2は、その上層に設けられ、パチンコ機
6の排出口13から排出されるアウト玉を収集するとと
もに、遊技島1の端部側に設けられたシャッタA15へ
玉が移動するように傾斜されて、玉を貯溜可能とされた
投入玉貯溜部14と、その中層に設けられ、前記投入玉
貯溜部14より排出された玉を循環、貯溜する循環玉貯
溜部17および循環路25から成る中層部と、前記中層
部より排出される玉が貯溜可能とされ、前記揚送装置3
へと繋がる研磨済玉貯溜部19と、の主に3つの層から
構成されている。
【0022】また、前記中層部の遊技島1中央端部側に
は、図2に示されるように、前記循環玉貯溜部17の玉
を循環路25へ揚送して玉を循環させる循環手段として
の循環リフト8が設けられ、前記投入玉貯溜部14およ
び循環路25より循環玉貯溜部17への流入口には、図
2に示されるように研磨手段としての研磨装置9が設け
られている。
【0023】本実施例1において用いた研磨装置9は、
図2にその断面が示されるように、その内部の支持ロー
ラ21に張架された移送ベルト22と、移送ベルト22
と玉を移送可能な所定間隔に面対して設けられたハウジ
ング23との間を、玉が移送される際に、前記ハウジン
グ23に沿って配置された研磨媒体である研磨紙20と
玉とが当接し、玉の移送に伴う回転摩擦により玉が研磨
されるようになっており、研磨された玉は、再度前記流
入口に排出されるようになっている。
【0024】また、本実施例1で用いた前記循環リフト
8は、図2に示されるように、循環する移送ベルトに移
送突起が所定間隔に設けられ、この移送突起間に玉が収
容された状態にて揚送されて循環リフト8の上部位置よ
り循環路25に排出されるようになっている。
【0025】また、本実施例1では、前記研磨装置9の
排出口の下流部位置に、前記中層部にて循環されて研磨
された玉を研磨済玉貯溜部19に排出する分岐路として
のシャッタB18が設けられており、このシャッタB1
8が開くことで、前記中層部を循環する玉が研磨済玉貯
溜部19に落下することにより進路が変更されて研磨済
玉貯溜部19に貯溜されるようになっている。
【0026】また、本実施例1では、図3に示されるよ
うに、前記各センサ、各シャッタおよび循環リフト、研
磨装置、揚送装置が遊技島1の所定位置に設けられた制
御部としての制御装置24(図示せず)に接続されてお
り、これら制御装置24が、図6に示されるフローチャ
ートに基づくプログラムにより、各部の制御を実施する
ようになっている。
【0027】以下に本実施例1の遊技島1の動作につい
て図6の処理フローに基づいて説明すると、まず遊技島
の電源投入時には、シャッタA15、シャッタB18が
共に閉じた状態とされ、循環リフト8、研磨装置9、揚
送装置3が全て停止されている。
【0028】次いで制御装置24は、前記満杯検知セン
サ10からの信号が「OFF」であるかを判定し、満杯
検知センサ10からの信号が「ON」である場合には、
上部タンク12内部に玉が満杯であることから前記の状
態を保持して待機状態となる。
【0029】前記満杯検知センサ10からの信号が「O
FF」である場合には、上部タンク12が満杯でないと
判断され、まず前記シャッタB18が開かれると共に、
前記循環リフト8が動作することにより、中層部を循環
する玉が前記シャッタBより研磨済玉貯溜部19に流入
するとともに、研磨済玉貯溜部19より前記揚送装置3
に排出されて上部タンク12へ揚送されていく。(図
4) これら揚送によって上部タンク12が満杯になって前記
満杯検知センサ10の信号が「ON」になると、揚送装
置3が停止されて揚送が中断し、未揚送の研磨済玉は、
前記研磨済玉貯溜部19に貯溜された状態となる。
【0030】これら揚送装置3が中断されるとともに、
前記シャッタBが閉じられて研磨済玉貯溜部19への玉
の流入が停止され、次いで前記シャッタA15が開かれ
て、前記投入玉貯溜部14より未研磨の玉が中層部へ流
入する。(図5) 本実施例1では、これら未研磨のアウト玉等が流入する
前記シャッタA15の下流部直下に前記研磨装置9が配
置され、その全数が研磨装置9を通過して中層部に排出
されて循環するようになっており、このようにすること
で、中層部以下の下部タンク2内部が未研磨の玉で汚れ
ることが軽減されるようになっている。
【0031】前記シャッタA15は、所定の時間経過し
て前記中層部が適量の玉数となるようにアウト玉が供給
された際に閉じられ、これら中層部に流入した玉は、循
環玉貯溜部17→循環リフト8→循環路25→研磨装置
9→循環玉貯溜部17を循環され、所定の時間循環され
ることにより、良好な研磨状態が得られる適宜な回数の
研磨が実施されるようになる。
【0032】これらアウト玉が流入して所定時間経過し
た段階にて、前記満杯検知センサ10からの信号を確認
し、上部タンク12が満杯でない場合には、前記処理を
繰り返し、上部タンク12が満杯である場合には、循環
リフト8、研磨装置9の動作を停止させて待機状態とな
る。
【0033】これら前記実施例1のようにすれば、下部
タンク2内部にて玉を循環させながら十分な研磨を実施
することにより、揚送装置3および上部タンク12、遊
技島1の各部には、研磨された清浄な玉のみが供給され
るようになるため、遊技島1内部が研磨不足による玉に
て汚れるようなことがなく、更には揚送装置3は揚送の
みを行うことから、研磨状態を考慮することなく揚送時
間を短縮して揚送能力を上げることもできる。
【0034】また、本実施例1のように、下部タンク2
内部を未研磨の玉を貯溜する投入玉貯溜部14と、循
環、研磨中の玉を貯溜する循環玉貯溜部17と、研磨済
の玉を貯溜する研磨済玉貯溜部19とに分割し、これら
各貯溜部への流入、排出を各シャッタA15、シャッタ
B18を用いて制御することにより、各状態の玉が混合
するようなことがなく、研磨済の玉のみを揚送装置3に
供給できるばかりか、研磨途中の玉と未研磨の玉とが混
合することも防げ、研磨が過剰となったり、不足したり
することが防止され、安定した研磨が実施されるように
なる。
【0035】また、前記実施例1において用いた研磨装
置9、揚送リフト8は、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これら研磨装置9や揚送リフト8等は、タン
クの形状や配置状況に応じて適宜なものを選択すれば良
い。
【0036】また、前記前記実施例1においては、下部
タンク2内部を各貯溜部に分割しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これら各貯溜部を別体の
タンクとしても良く、その配置方法も任意とされる。
【0037】(実施例2)図7は、本実施例2のユニッ
ト島の構成示す斜視図であり、図8は、本実施例2のユ
ニット島内の構造と玉の流れを示す正面断面図であり、
図9は、本実施例2のユニット島における下部タンク上
層部を示す上面図であり、図10は、本実施例2のユニ
ット島における下部タンク中層部40を示す上面図であ
り、図11は、本実施例2のユニット島における下部タ
ンク下層部を示す上面図であり、図12および図13
は、本実施例2のユニット島における下部タンク中層部
40の各動作における玉の動きを示す上面図であり、図
14は、本実施例2のユニット島における制御装置の正
面図であり、図15は、本実施例2のユニット島におけ
る制御装置の構成ならびに各部との接続状況を示すブロ
ック図であり、図16〜図18は、本実施例2のユニッ
ト島の動作を示すフロ−図である。
【0038】本実施例2の遊技島は、図7に示されるよ
うな、ユニット島30の前後面に2台づつのパチンコ機
6並びに玉貸機が設置可能とされ、揚送装置や遊技関連
装置等を内在し、単独にて独立に稼働可能とされたユニ
ット構造とされたユニット島30を複数連接することで
遊技島が構成されるようになっており、本実施例2で
は、これら遊技島を構成するユニット島30について説
明する。
【0039】本実施例2のユニット島30は、図7およ
び図8に示されるような構造とされており、独立のユニ
ット構造とされた枠体の上部位置には、傾斜されて配置
され、揚送装置44により揚送路36を介して揚送され
た玉を貯留する上部タンク31と、これら上部タンク3
1の適宜位置に設けられ、パチンコ機6や玉貸機に玉を
供給する供給路35と、ユニット島30の前後面に配置
されるパチンコ機6下部には、遊技により遊技者が獲得
したパチンコ玉の数を計数する計数機37が各パチンコ
機6毎に設けられており、ユニット島30の下部位置に
は、前記パチンコ機6の排出部50より排出されるアウ
ト玉や、前記計数機37より排出される計数済の玉(以
下回収玉と称す)を収集、貯留するとともに、その内部
において貯留された玉を循環しながら玉の研磨を実施す
る循環研磨装置46を有する遊技玉貯溜手段である下部
タンク38が設けられ、この下部タンク38の端部下部
位置には、排出路43により前記下部タンク38の中層
部40に設けられた排出口58に繋がる揚送装置44が
設けられ、下部タンク38内部にて循環、研磨された玉
が上部タンク31へ揚送されるようになっている。
【0040】また、前記上部タンク31は、図8に示さ
れるような形状を有しており、揚送された玉の貯留部の
所定位置には、上部タンク31が空になったことを検知
し制御装置34に出力する空検知センサ32と、満杯に
なったことを検知し制御装置34に出力する満杯検知セ
ンサ33とが設けられているとともに、その下部端部位
置には、ユニット島30の電源投入時に、制御装置34
からの制御信号に基づき、上部タンク31内部に貯留さ
れる玉を、シャッタを開くことにより、玉抜き通路49
を介して前記下部タンク38へ排出する玉抜きシャッタ
48が設けられている。
【0041】また、本実施例2の下部タンク38内部の
構造は、図7および図8に示されるように、前記アウト
玉や回収玉が制御装置34により開閉される第一のシャ
ッタとしてのシャッタC52により貯留可能とされた投
入玉貯溜部39を有する上層部と、これら上層部より排
出される玉や、循環研磨装置46の排出部64より排出
される玉の進路を、制御装置34からの制御信号に基づ
いて旋回することにより変更する進路変更部としてのシ
ャッタD45を有するとともに、前記揚送装置44へと
繋がる排出路43への排出口58とを有する中層部40
と、前記中層部40より排出される玉を個別に貯留可能
とされた2つの貯留部41、42と、これら各貯留部4
1、42より排出される玉を研磨するとともに、前記中
層部40へと玉を還流させる循環研磨装置46とを有す
る下層部の三つの各層から構成されている。
【0042】また、前記上層部の前記シャッタC52の
下流部には、図9に示されるように、玉に混じって流入
したゴミが下方の開放部より落下することにより取り除
かれるようになっているゴミ除去レ−ル53と、これら
ゴミ除去レ−ル53の各レ−ルを通過する玉を計数する
第一の計数機としての計数部A54とが設けられてお
り、玉に混入する大きなゴミ等が、玉と分離されるとと
もに、前記上層部端部の排出部63より中層部40に排
出される玉の数が、前記計数部A54にて計数されて制
御装置34に出力されるようになっている。
【0043】また、前記中層部40の構造は、図10に
示されるようになっており、前記上層部下流部に設けら
れた排出部63より中層部40に流入する玉および、前
記循環研磨装置46の排出部64より中層部40に流入
する玉は、誘導板65と、制御装置34からの制御信号
により状態a〜cへと旋回してその向きを変えるシャッ
タD45とにより、その進路が前記貯留タンク41への
排出部66または揚送装置44へと繋がる排出路43へ
の排出口58または前記貯留タンク42への排出部67
へと適宜変更されるようになっている。
【0044】また、前記下層部の構造は、図11に示さ
れるようになっており、タンク中央部が区切られて2つ
の貯留部41、42とが形成されており、これら各貯留
部41、42の排出部には、制御装置34の制御信号に
基づき開閉する第二のシャッタとしてのシャッタ61、
62がそれぞれ設けられており、各貯留部41、42よ
り個別に玉が排出されるようになっている。
【0045】また、この各貯留部41、42の排出部よ
り排出された玉は、誘導レ−ル59により一列状に循環
研磨装置46に流入するようにされ、この誘導レ−ル5
9上には、玉の検出を行う遊技玉検出部および第二の計
数機としての計数部B60が配置され、循環研磨装置4
6に流入する玉の数が計数されて制御装置34出力され
るようになっている。
【0046】また、本実施例2において用いた循環研磨
装置46は、図2に示されるような構造とされており、
円柱状の回転ドラム55の外周に研磨ブラシ56が設け
られ、これが回転することにより、ハウジングとの間隙
において玉が研磨されながら移動し、前記中層部40に
露出している排出部64より研磨された玉が排出される
ようになっており、本実施例2では循環手段と研磨手段
とが、1つの循環研磨装置46にて実現されている。
【0047】また、図8、図9の図中47は、循環研磨
装置46の研磨において生じる研磨かす等を吸引して除
去する集塵装置であり、本実施例2の集塵装置47は、
前記循環研磨装置46の稼働に連動して動作、停止する
ようになっている。
【0048】本実施例2において用いた制御部としての
制御装置34は、前記上部タンク31端部の前面側に配
置されて、図14に示されるような外観を有しており、
その前面には、当日の貯溜玉数および前日の貯溜玉数お
よびその増減玉数を表示する計数表示部70と、営業中
プログラムおよび新規の玉を投入した際に実施されるエ
ージングプログラムの選択を実施する営業中モードボタ
ンとエージングモードボタン並びに営業前研磨時間また
は営業中研磨時間またはエージング時間を設定する際に
入力する営業前研磨設定ボタン、営業中研磨設定ボタ
ン、エージング設定ボタンとから成る設定メニュー入力
部71と、これら各設定時間の入力に使用されるテンキ
ー部73と、前記営業前研磨設定ボタン、営業中研磨設
定ボタン、エージング設定ボタンの入力により各々設定
された各時間を表示する設定時間表示部とが設けられて
おり、その内部には、図15に示されるように、これら
制御装置34の各部の制御並びにこれら制御装置34に
接続されているユニット島30を構成する各部の動作、
停止等の各制御を、ROM74に予め記憶された制御プ
ログラムに基づいて実施するマイクロプロセッシングユ
ニット(MPU)77が設けられ、このMPU77に接
続されて、各時間情報をMPU77に出力し、循環時間
計測手段としてのタイマ76と、データを記憶、保持す
るためのメモリ75が設けられている。
【0049】以下、本実施例2のユニット島30の動作
について図16〜図18の各フロー図に基づいて説明す
ると、まず、ユニット島30の電源が投入された場合に
は、前記MPU77は、ROM74より島制御プログラ
ムを読み出して実行する。
【0050】この際、制御装置34前面のエージングモ
ードボタンが所定時間内に押された場合には、ROM7
4よりエージングモードプログラムが読み出されて実行
され、押されない場合には、島制御プログラムが実行さ
れる。
【0051】まず制御装置34は、前日に電源がOFF
された際に、玉がユニット島30の任意の場所に存在す
ることから、これら玉の位置等を特定するための営業前
プログラムを実行し、営業前研磨タイマをスタートさせ
る。
【0052】次いで制御装置34は、シャッタC52を
開くとともにシャッタD45を状態cとし、シャッタE
61、シャッタF62を閉じた状態として、前記上部タ
ンク31に設けられている玉抜きシャッタ48を開く。
【0053】これにより、前日の運転停止時に上部タン
ク31内部に貯溜されていた玉および下部タンク38の
上層部である投入玉貯溜部39に貯溜されていた玉が、
図10に示されるように、中層部40へ流入し、この中
層部40において流入する玉が、下部タンク38の下層
部に設けられた前記貯溜部41への排出部66へ誘導さ
れ、ユニット島30内部のほぼ全数の玉が、貯溜部41
に集められる。
【0054】この際、制御部34は、前記計数部Aの計
数パルスの監視を行い、計数パルスの出力が30s
(秒)以上ない場合には、玉が全て貯溜部41に貯溜さ
れたものと判断する。
【0055】次いで制御部34は、前記玉抜きシャッタ
48とシャッタC52とを閉じ、シャッタD45を状態
aとしてシャッタE61を開き、循環研磨装置46を稼
働させる。(図11) これにより、前記貯溜部41に貯溜された玉は、シャッ
タE61が開くことにより排出部から誘導レ−ル59に
一列状に排出され、これら一列状とされた玉は、計数部
B60を通過して計数された後、循環研磨装置46に流
入して研磨が実施され、前記排出部64より中層部40
に排出される。
【0056】これら中層部40に排出された玉は、図1
2に示されるように、誘導板65と状態aとされたシャ
ッタD45により、前記下層部に設けられたもう一方の
貯溜部42へと繋がる排出部67に誘導されて貯溜され
ていく。
【0057】この際、制御装置34は、前記計数部B6
0における計数パルスの監視を実施して、計数パルスの
出力が30s(秒)以上ない場合には、玉が全て貯溜部
42に貯溜されたものと判断し、その際の計数値を計数
値A(貯溜数)としてメモリ75に記憶する。
【0058】次いで制御装置34は、前記貯溜部41の
シャッタE61を閉じ、前記シャッタD45を状態cと
してシャッタF62を開き、前記にて貯溜部42に貯溜
された玉が、計数部B60を通過して、前記同様に循環
研磨装置46に流入して再度研磨が実施され、排出部6
4より中層部40に排出されて再度排出部66に導かれ
て貯溜部41に貯溜される。
【0059】この際、計数部B60にて計数される玉数
は、前回の計数値Aが消去されて新たに計数値Aとして
記憶、更新され、これら貯溜部42よりの排出が完了さ
れたことは、前記と同様に計数部B60の計数パルスを
監視することにより判断される。
【0060】これら、前記の貯溜部41と貯溜部42と
の間における移送による循環、研磨が繰り返されてい
き、玉は複数回に渡って研磨されていく。
【0061】これら循環研磨が繰り返されて予め制御装
置34にて設定された営業前研磨時間が経過した場合に
は、制御装置34は、シャッタDを状態bにするととも
に揚送装置44を稼働させ、前記貯溜部41、42のシ
ャッタE61、F62を双方とも開き、循環研磨装置4
6にて中層部40に排出された十分に清浄化された玉
が、揚送装置44へと繋がる排出路43への排出口58
へ誘導されて揚送装置44に流入し、揚送路36を介し
て上部タンク31に揚送されいく。(図13) これら揚送された玉が上部タンク31内部に満杯とな
り、前記満杯検知センサ33が満杯に伴う信号を制御装
置34へ出力すると、制御装置34は、揚送装置44を
停止して揚送を中止するとともに、シャッタD45を状
態c、シャッタE61、F62を閉じて循環研磨装置4
6を停止させ、営業前プログラムを終了し、営業中プロ
グラムに移行する。
【0062】この際、制御装置34は、前記メモリ75
に記憶されている計数値Aを当日の貯溜数として計数表
示部70の表示を更新するとともに、前日の貯溜数との
差を算出して差貯溜数として表示する。
【0063】次いで、図17のフロー図に基づいて営業
中プログラムに基づく動作を説明する。
【0064】まず、制御装置34は、営業中研磨タイマ
ーをスタートさせるとともに、シャッタD45を状態
c、シャッタE61を閉じ、シャッタF62を開いて循
環研磨装置46を動作させる。
【0065】前記貯溜タンク42に貯溜されている玉
は、計数部B60を通過して循環研磨装置46に流入し
て研磨された後、循環研磨装置46の排出部64より排
出されて前記状態cとされたシャッタD45により、貯
溜タンク41に貯溜されていき、貯溜タンク42が空に
なったことは、前記のように、計数部B60の計数パル
スが30s以上検出されないことで判断される。
【0066】次いで、制御装置34は、シャッタD45
を状態a、シャッタF62を閉じてシャッタE61を開
く。
【0067】これにより、前記にて貯溜部41に貯溜さ
れた玉は、再度計数部B60を通過して循環研磨装置4
6に流入して研磨され、状態aとされたシャッタD45
により、再度貯溜部42に導かれて貯溜される。(図1
2) これら前記の貯溜部41と42との間における循環研磨
が繰り返し実施され、予め制御装置34において設定さ
れた営業中研磨時間が経過した場合には、シャッタE6
1およびシャッタF62を閉じるとともに循環研磨装置
46が停止されて、待機タイマがスタートされる。
【0068】この待機タイマがスタートされて待機状態
となった場合には、前記営業中研磨タイマはリセットさ
れる。
【0069】また、本実施例2では、前記営業中研磨タ
イマおよび待機タイマの動作中において、上部タンク3
1に設けられた空検知センサ32から上部タンク31が
空である所定の信号が出力された場合には、制御装置3
4は、シャッタD45を状態bとし、循環研磨装置46
および揚送装置44を動作させて、上部タンク31に玉
を揚送する。(図13) これら揚送によって上部タンク31が満杯となり、満杯
検知センサ33が満杯に基づく所定の信号を出力した場
合には、制御装置34は、揚送装置44および循研磨装
置46を停止させ、次いでシャッタD45を状態cとし
て前記上層部に設けられているシャッタC52を開き、
投入玉貯溜部39に貯溜されている玉を全て前記貯溜部
41に誘導、貯溜し、前記投入玉貯溜部39の玉が全て
排出されたことは、前記計数部A54の計数パルスを監
視して所定時間計数パルスが検出されないことで判断さ
れるようになっている。
【0070】これら投入玉貯溜部39の玉が全て貯溜部
41に移送されて貯溜された後、制御装置34は、営業
中研磨タイマをリセットして再度スタートさせ、再度営
業中プログラムを実施するようになっている。
【0071】また、本実施例2では、前記したように、
制御装置34にエージングモードボタンが設けられてお
り、新品の玉が投入された際に、これらエージングモー
ドボタンを電源投入時の所定時間内に入力することで、
図18のフロー図に示されるエージングプログラムが実
行されて、玉に付着した汚れが除去されるとともに、玉
の表面状態がほぼ均一となるようにされている。
【0072】これらエージングプログラムは、図18に
示されるように、ほぼ前記営業前プログラムと同様に、
前記貯溜部41と42との間にて玉を循環研磨すること
により、複数回の研磨が予め設定されたエージング設定
時間において実施されるようになっており、エージング
が終了した玉は、上部タンク31が満杯となるように揚
送され、その後、営業中プログラムに移行されるように
なっている。
【0073】また、本実施例2では、図18に示される
ように、エージングプログラムの実施途中において、制
御装置34の営業中モードが選択された場合にも、前記
上部タンク31への揚送が自動的になされて営業中プロ
グラムに移行されるようになっている。
【0074】これら本実施例2のようにすれば、下部タ
ンク内部に2つの貯溜部41と42とを設け、一方の貯
溜部より他方の貯溜部への移送を実施しながら循環研磨
を実施することにより、前記移送において玉が確実に循
環研磨装置を通過するようになることから、循環する玉
の研磨回数を確実に把握することができ、一部の玉のみ
が多くの回数研磨されて過剰な研磨がなされたり、少な
い回数研磨されて研磨が不十分となるようなことがな
く、効率の良い確実な研磨が実施されるようになるばか
りか、これら各貯溜部41、42にて1つの循環研磨装
置46を共有することができ、尚且つ循環装置と研磨装
置を1つの装置とすることにより、循環手段および研磨
手段が配置されるユニット島30の下部スペースを有効
に活用することができるようになるとともに、コストを
削減することもできる。
【0075】また、本実施例2においては、前記のよう
に、各貯溜部41、42との間において、玉を移送、循
環させて研磨がなされるようになっているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら各貯溜部の一方
に未研磨または研磨中の玉を貯溜し、この貯溜部と循環
研磨装置46との間において玉を所定時間循環研磨し、
所定時間経過して研磨が完了した玉を他方の貯溜部に貯
溜して研磨済玉貯溜部を形成し、これら研磨済玉貯溜部
より揚送装置44に研磨済の玉が排出されて揚送される
ようにしても良い。
【0076】また、本実施例2では、前記のように予め
制御装置34に設定された各設定時間に基づき、研磨さ
れる時間が決定されるようになっているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これら研磨時間を循環研
磨装置の通過回数として、十分な研磨が実施されたかを
判断するようにしても良い。
【0077】また、本実施例2では、前記のように循環
手段と研磨手段とを備えた循環研磨装置46を用いてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
循環手段と研磨手段とが別体であっても良く、更には本
実施例2の循環研磨装置と異なる研磨方法を用いた研磨
装置であっても良く、これらは用いるタンクの配置状況
や形状、並びに必要とされる処理能力等から適宜選択さ
れれば良い。
【0078】また、前記実施例2では、下部タンク38
内部に2つ貯溜部を設けているが、これら貯溜部の数を
より多くしたり、これら貯溜部を個別のタンクとして別
体としたりすることは任意とされる。
【0079】以上、本発明の実施形態を図面に基づき前
記各実施例にて説明してきたが、本発明はこれら各実施
例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しな
い範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる
ことは言うまでもない。
【0080】また、本発明における遊技玉貯溜手段と
は、遊技玉を貯溜可能とされたものであれば良く、貯溜
タンクのみならず樋等に玉を貯溜すること等の全ての貯
溜形態を含むものである。
【0081】また、前記各実施例においては、遊技機を
パチンコ機6とし、これに伴い遊技玉をパチンコ玉とし
ているが、本発明は、これら球状の遊技玉を使用する遊
技機であればパチンコ玉に限定されるものではない。
【0082】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0083】(a)請求項1の発明によれば、遊技玉貯
溜手段に貯溜された遊技玉が、循環されて何度にも渡っ
て研磨を実施されることから、研磨手段の経路長が短く
ても良好な研磨が実施され、研磨済の清浄な遊技玉が前
記揚送装置により揚送されて遊技島各部に供給されるよ
うになるため、汚れが遊技島内部に回ることもなく、更
には、遊技玉貯溜手段内部を研磨された清浄な遊技玉が
循環することから、遊技玉貯溜手段内部の汚れも低減さ
せることができる。
【0084】(b)請求項2の発明によれば、遊技玉貯
溜手段内部に貯溜された遊技玉が、循環されて何度にも
渡って研磨を実施されることから、研磨手段の経路長が
短くても良好な研磨が実施され、研磨済の清浄な遊技玉
が前記揚送装置により揚送されて遊技島各部に供給され
るようになるため、汚れが遊技島内部に回ることもな
く、更には、遊技玉貯溜手段内部を研磨された清浄な遊
技玉が循環することから、遊技玉貯溜手段内部の汚れも
低減させることができる。
【0085】(c)請求項3の発明によれば、研磨済の
清浄な遊技玉と研磨が完了していない遊技玉とが混合す
ることがなく、清浄な遊技玉のみが揚送装置に供給され
るようになる。
【0086】(d)請求項4の発明によれば、少なくと
も未研磨、研磨中の各遊技玉が混合されてしまうことが
なく、これら各遊技玉が混合して研磨が不足したり、研
磨が過剰に実施されることが防止される。
【0087】(e)請求項5の発明によれば、研磨時間
または研磨回数を検知することにより、容易に十分な研
磨がなされたことを把握することができ、これら研磨が
完了した段階にて研磨、循環を停止することで、研磨手
段の消耗を低減できるとともに消費電力を低く抑えるこ
ともできる。
【0088】(f)請求項6の発明によれば、汚れが付
着したアウト玉等の遊技玉貯溜手段に投入される遊技玉
が、一度研磨手段にて研磨された後に前記遊技玉貯溜手
段に貯溜されるようになることから、前記遊技玉貯溜手
段内部の汚れをより一層低減できる。
【0089】(g)請求項7の発明によれば、1つの貯
溜部から遊技玉が排出され、これら排出された遊技玉が
研磨されて他の貯溜部に貯溜される際に、前記遊技玉が
排出された貯溜部が空になったことを前記遊技玉検出部
により検出でき、これら排出→研磨→貯溜を繰り返すこ
とで、何回の研磨が実施されたかを確実に把握すること
ができるばかりか、前記進路変更部を設けることによ
り、1つの研磨手段を共通して使用することも可能とな
り、限られた遊技島内部のスペースを有効活用できると
ともに、コストも削減できる。
【0090】(h)請求項8の発明によれば、研磨手段
と循環手段とを小型のものとすることができ、本発明の
ように前記遊技玉貯溜手段内部または遊技玉貯溜手段に
隣接して研磨手段と循環手段とを設ける必要がある場合
には、これら限られた貯溜タンク内部または周囲等の遊
技島下部のスペースを有効に活用できるようになる。
【0091】(i)請求項9の発明によれば、遊技玉貯
溜手段内部に貯溜されている遊技玉数を随時把握するこ
とができる。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における遊技島の外観を示す
一部破断正面図である。
【図2】本発明の実施例1における遊技島の上部タンク
および下部タンクの構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例1における遊技島の各部と制御
装置との接続状況を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例1における遊技島の上部タンク
および下部タンクの動作状況を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例1における遊技島の上部タンク
および下部タンクの動作状況を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例1における遊技島の制御装置に
おける制御フロー図である。
【図7】本発明の本実施例2におけるユニット島の構成
を示す斜視図である。
【図8】本発明の本実施例2におけるユニット島の構造
と玉の流れを示す正面断面図である。
【図9】本発明の本実施例2におけるユニット島の下部
タンク上層部を示す上面図である。
【図10】本発明の本実施例2におけるユニット島の下
部タンク中層部を示す上面図である。
【図11】本発明の本実施例2におけるユニット島の下
部タンク下層部を示す上面図である。
【図12】本発明の本実施例2におけるユニット島の下
部タンク中層部の各動作における玉の動きを示す上面図
である。
【図13】本発明の本実施例2におけるユニット島の下
部タンク中層部の各動作における玉の動きを示す上面図
である。
【図14】本発明の本実施例2におけるユニット島に用
いた制御装置を示す正面図である。
【図15】本発明の本実施例2におけるユニット島に用
いた制御装置の構成ならびにユニット島の各部との接続
状況を示すブロック図である。
【図16】本発明の本実施例2におけるユニット島の動
作を示すフロ−図である。
【図17】本発明の本実施例2におけるユニット島の動
作を示すフロ−図である。
【図18】本発明の本実施例2におけるユニット島の動
作を示すフロ−図である。
【符号の説明】
l 遊技島 2 下部タンク(遊技玉貯溜手段) 3 揚送装置 4 揚送路 5 傾斜路 6 パチンコ機(遊技機) 7 供給部 8 循環リフト(循環手段) 9 研磨装置(研磨手段) 10 満杯検知センサ 11 空検知センサ 12 上部タンク 13 排出口 14 投入玉貯溜部 15 シャッタA 17 循環玉貯溜部 18 シャッタB 19 研磨済玉貯溜部 20 研磨紙 21 支持ローラ 22 移送ベルト 23 ハウジング 24 制御装置 25 循環路 30 ユニット島 31 上部タンク 32 空検知センサ 33 満杯検知センサ 34 制御装置(制御部) 35 供給路 36 揚送路 37 計数機 38 下部タンク(遊技玉貯溜手段) 39 投入玉貯溜部 40 中層部 41 貯溜部 42 貯溜部 43 排出路 44 揚送装置 45 シャッタD(進路変更部) 46 循環研磨装置(循環手段、研磨手段) 47 集塵装置 48 玉抜きシャッタ 49 玉抜き通路 50 排出部 52 シャッタC(第一のシャッタ) 53 ゴミ除去レール 54 計数部A(第一の計数機) 55 回転ドラム 56 研磨ブラシ 59 誘導レール 60 計数部B(遊技玉検出手段、第二の計数機) 61 シャッタE(第二のシャッタ) 62 シャッタF(第二のシャッタ) 63 排出部 64 排出部 65 誘導板 66 排出部 67 排出部 70 計数表示部 71 設定メニュー入力部 72 設定時間表示部 73 テンキー部 74 ROM 75 メモリ 76 タイマ(循環時間計測手段) 77 マイクロプロセッシングユニット(MPU)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機を含む遊技用装置が設置される遊
    技島において、遊技島下部に設けられ、遊技に使用され
    る遊技玉を貯溜可能とされた遊技玉貯溜手段から、遊技
    島上部へ遊技玉を揚送する揚送装置へ遊技玉が排出され
    る以前に、遊技玉貯溜手段内部の遊技玉を適宜循環させ
    ながら研磨手段にて研磨することを特徴とする遊技島。
  2. 【請求項2】 遊技機を含む遊技用装置が設置される遊
    技島において、遊技島下部に設けられた遊技玉貯溜手段
    内部の遊技玉の循環経路中に、研磨手段へと繋がる循環
    経路と、遊技島上部へ遊技玉を揚送する揚送装置へと繋
    がる排出経路との分岐路が設けられ、この分岐路におい
    て遊技玉の進路が適宜変更されることを特徴とする遊技
    島。
  3. 【請求項3】 研磨が完了した遊技玉のみを貯溜する研
    磨済玉貯溜部を前記揚送装置への経路上流に具備する請
    求項1または2に記載の遊技島。
  4. 【請求項4】 前記遊技玉貯溜手段に投入される遊技玉
    を一時貯溜する投入玉貯溜部と、循環されて研磨途中に
    ある遊技玉を一時貯溜する循環玉貯溜部と、を有し、各
    貯溜部に貯溜される遊技玉が混合しないように各貯溜部
    よりの遊技玉の排出を制御する制御部を具備する請求項
    1〜3のいずれかに記載の遊技島。
  5. 【請求項5】 前記遊技玉の循環による研磨時間を計測
    する循環時間計測手段または、循環により研磨される研
    磨回数をカウントする研磨回数計数手段が設けられ、予
    め設定された研磨時間または研磨回数に達した際に、自
    動的に研磨、循環を停止する制御部を具備する請求項1
    〜4のいずれかに記載の遊技島。
  6. 【請求項6】 前記遊技玉貯溜手段に投入される遊技玉
    が、前記研磨手段を通過した後に遊技玉貯溜手段に貯溜
    される請求項1〜5のいずれかに記載の遊技島。
  7. 【請求項7】 遊技玉貯溜手段に投入される遊技玉を一
    時貯溜し、その遊技玉排出部に遊技玉の排出、停止を行
    う第一のシャッタを有すると共に、進路変更部に連通す
    る投入玉貯溜部と、遊技玉を貯溜可能とされ、その遊技
    玉排出部に遊技玉の排出、停止を行う第二のシャッタを
    有すると共に、研磨手段に連通する少なくとも二つの貯
    溜部と、これら貯溜部の排出部より排出される遊技玉の
    有無を検出する遊技玉検出部と、前記投入玉貯溜部より
    排出される遊技玉および前記研磨手段より排出される遊
    技玉の進路方向を、前記各貯溜部へ繋がる経路または遊
    技島上部へ遊技玉を揚送する揚送装置へと繋がる経路に
    変更する進路変更部と、を具備し、前記1つの貯溜部か
    ら排出され、研磨された遊技玉をその他の1つの貯溜部
    に貯溜することが繰り返されて、遊技玉が循環、研磨さ
    れる請求項1〜6のいずれかに記載の遊技島。
  8. 【請求項8】 前記研磨手段と循環手段とが一体とされ
    ている請求項1〜7のいずれかに記載の遊技島。
  9. 【請求項9】 前記遊技玉貯溜手段内部に投入される遊
    技玉数を計数する第一の計数機と、前記遊技玉貯溜手段
    より排出される遊技玉数を計数する第二の計数機を具備
    する請求項1〜8のいずれかに記載の遊技島。
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JP2015029532A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社オーイズミ 遊技媒体補給装置
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