JP2000024078A - 温熱灸治療具及び灸治療発熱材 - Google Patents

温熱灸治療具及び灸治療発熱材

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JP2000024078A
JP2000024078A JP19627598A JP19627598A JP2000024078A JP 2000024078 A JP2000024078 A JP 2000024078A JP 19627598 A JP19627598 A JP 19627598A JP 19627598 A JP19627598 A JP 19627598A JP 2000024078 A JP2000024078 A JP 2000024078A
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thermal
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Koichi Nishikawa
公一 西川
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OTAKE SHOTA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人体への生理活性効果を高めるとともに、人体
に与える温感を改善し、何回でも繰り返して使用でき経
済性を高めるとともに環境にも配慮し、お灸の発熱量の
調整を可能とし、お灸の燃焼時間を延長可能とするこ
と。 【解決手段】温熱灸治療具1は、扁平な円柱体の台座上
面に灸穴2を設けたものであり、人体が吸収できる電磁
波の波長帯域において90%以上の高い放射率を備えた
天然鉱石である三仙石、或いはその三仙石を粉砕して、
バインダ等を混合して成形し、焼成したものである。人
体が吸収する電磁波の波長は、好適には、2987/
(273+36〜37)=9.63〜9.66μmであ
り、その帯域を備えた電磁波を人体が吸収することによ
り、生理活性を与えることができる。灸穴2はもぐさの
刻み分け5又は固形発熱体6を置くことができる適宜の
大きさに設定されている。また、台座の裏面には両面粘
着シール3が貼り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】遠赤外線放射性に優れた鉱石
の蓄熱保温性を応用する温熱灸治療具、及び灸の取扱性
を改善する灸治療発熱材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】灸治療は東洋医学温熱治療の伝統的養生
法であり、東洋医学の命は血流か健康か、健康か血流か
が全ての源で、古代から温熱治療が命の中心とされてき
た。灸治療は古くはインドで使われ中国に、そして韓
国、日本へと伝われてきた。昔の人々は病を治すため、
素肌のツボに当たる場所に、直接灸素材適量を置いて点
火し、30秒程度燃やし、強烈な熱さを我慢し、生まれな
がらの初々しい肌に灸治療の傷跡を残しても、なおも患
部の全快に努めてきたのである。しかし、従来の灸治療
具は、燃焼が終わると同時に熱感は消え、無効となる。
また、現代は、健康より灸跡に神経質で、新人類に嫌わ
れる傾向にある灸治療である。またもぐさ量を増加させ
た燃焼は熱感が増し、皮膚を刺し、火傷の原因になりか
ねない。このイメージの解消から、新しい灸治療具の複
数種が、開発され実用化にある。例えば、特開昭63−
29540号或いは実願昭63−40937号に示す熱
治療器具は、少量のセラミックシート或いはセラミック
小片と他の材料とを組み合わせて、遠赤外線による治療
効果を企図したものである。また、特開平5−2851
91に示す温灸器は、厚紙など断熱性を有する板材で形
成された、下面に粘着剤を塗布し剥離シート7を貼り付
けた台座1に、上下に貫通する通孔2を設け、もぐさを
糊で固めたもぐさ整形体3を通孔2に設けた個所におい
て台座1の上に取着してなることを特徴とする。
【0003】しかしながら、上述の従来技術では、構造
が複雑になるとともに人体が吸収できる電磁波の波長帯
域における放射率が概ね60%程度であり、人体に与え
る生理活性が不充分となっている。また、一方、従来型
の熱質は、針先で刺したような感覚を与えるものであり
丸みに欠け、もぐさ等が燃えきった後、台座が急激に冷
めるという不都合がある。また、従来の灸治療は、患部
の一点に、もぐさと台座等が一体となった治療具を張り
付けているので、点火して燃え終わると治療具の後始末
として残った台座を使い捨てにせざるをえず、地球環境
に負荷を与えるおそれがある。また、次の治療箇所には
使えないため、新たに治療具のもぐさに点火して、治療
に当たることになるし、また、身体の患部は、一箇所に
限らず複数あり、例えば五箇所あれば五つの治療具が必
要であり不経済でもある。さらに、従来の灸燃焼材は一
定の大きの規格品で、発熱量の調整が困難であり、治療
者が希望する温度の設定が困難で選択も難しく、刺激の
強弱もつかめなかった。物足りないと感じる人や、反対
に熱さに敏感な人は、灸治療から遠ざかる一方で、健康
回復も十分でなかった。しかもお灸はすぐに燃えきって
しまうという不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項に記載
の発明は、人体への生理活性効果を高めるとともに、人
体に与える温感を改善し、何回でも繰り返して使用でき
経済性を高めるとともに環境にも配慮し、さらに、お灸
の発熱量の調整を可能とし、お灸の燃焼時間を延長可能
とすることを課題としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、分光放射率スペクトルにお
いて、人体が吸収できる波長帯域における放射率が少な
くとも90%以上でなる天然鉱石、或いは該天然鉱石の
成分を含む台座からことを特徴とする温熱灸治療具であ
る。これにより、構造の簡素化された温熱灸治療具その
ものが人体が吸収できる波長帯域において高い放射率を
備え、血流促進効果等の生理活性が格段に高まる。前記
温熱灸治療具は、保温性に優れ、一度熱を吸収すると蓄
えた熱が保たれ、患部数箇所に使えることも特徴であ
る。さらに、本発明によれば、温熱灸治療具を所望の形
状に容易に加工でき、製造工程がシンプルである利点も
ある。灸穴を設けた成形体としているので、そこにもぐ
さ等の発熱材を置いて、灸治療効果を高めることができ
る。
【0006】請求項2記載の発明の通り、前記台座に発
熱材を受容する灸穴を設け、前記灸穴と連通する通気孔
と、前記灸穴から下方に向かって貫設された放散口を設
けたことを特徴とする請求項1記載の温熱灸治療具とす
れば、発熱材からの有効成分が通気孔を通って台座から
発生する遠赤外エネルギーによって人体に浸透する。
【0007】請求項3記載の発明の通り、台座と、該台
座に発熱材を受容する灸穴を設けた温熱灸治療具に適用
される灸治療発熱材であり、少なくとも竹根炭を含んで
なる組成材であることを特徴とする灸治療発熱材とすれ
ば、竹炭は火も付けやすく燃焼性に富み発熱量も高く、
火付けから消えるまでの時間は長く、他の組成材の燃焼
を促進させることから、竹根炭からの発熱が組成材のエ
キスを人体に運んで、灸との相乗効果が発現するととも
に、残熱により複数箇所にお灸をすることができる。従
来から使用された発熱材のもぐさ等は、燃焼性が良いた
め一瞬の内に燃え切って治療時間が短くなり、体質改善
が難しかったからである。
【0008】請求項4記載の発明によれば、台座と、該
台座に発熱材を受容する灸穴を設けた温熱灸治療具に適
用される灸治療発熱材であって、点火芯と、該点火芯に
灸発熱材を塊状に設けてなることを特徴とする灸治療発
熱材である。これにより、点火しやすく、また、発熱材
の発熱量を簡単に調整することができる。請求項5記載
の発明によれば、温熱灸治療具に適用される灸治療発熱
材であり、少なくとも竹根炭を含んでなる組成材である
ことを特徴とする灸治療発熱材である。これにより、請
求項3記載の発明と同様の課題を達成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態である温熱灸治療具1を、図面を参照して以下に説明
する。温熱灸治療具1(図6(a)(b)参照)は、扁
平な円柱体の台座上面に灸穴2(図6参照)を設けたも
のであり、人体が吸収できる電磁波の波長帯域において
90%以上の高い放射率を備えた天然鉱石である三仙
石、或いはその三仙石を粉砕して、バインダ等を混合し
て成形し、焼成したものである。図1に示す通り、人体
が吸収する電磁波の波長は、2987/(273+36
〜37)=9.63〜9.66μmであり、その帯域を
備えた電磁波を人体が吸収することにより、生理活性を
与えることができる。したがって、温熱灸治療具1は、
人体が吸収できる波長帯域での赤外線を高率に放射する
ことができ、人間に顕著な生理活性を与えることができ
るのである。こうしたことが、単純な成分の人造のセラ
ミックや金属等には見られない作用を有し、本発明の効
果をもたらしているものと推測している。灸穴2はもぐ
さの刻み分け5(図9参照)又は固形発熱体6(図10
参照)を置くことができる適宜の大きさに設定されてい
る。また、台座の裏面には両面粘着シール3が貼り付け
られている。両面粘着シール3は必ずしも必要ではな
く、直接人体表面に置いても良い。両面粘着シール3に
加えて、或いは代えて、マジックテープ等で脱着可能な
構造としても良い。
【0010】ここで、適当な温熱灸治療具1の素材を選
ぶために、多数の天然石を用い、温熱灸治療具1を試作
し検討した。天然石を選んだのは金属の5倍前後の熱容
量を有し、熱伝導率が金属ほど高くなく、耐熱性に優
れ、遠赤外線放射率の高いものがあり、適度の加熱と、
昇温後の余熱を利用し易いからである。また、天然石の
複雑な成分の組み合わせは、人工セラミックスでは得ら
れない作用を発揮する。多数の天然石を検討した結果、
特に三仙石が好ましいが、その他、蛇紋石、端渓石、金
星石、または、ベルファストブラック石(これらの天然
石を「蛇紋石」と総称することがある)も好適である。
ここでいう三仙石は、台湾省の太平洋岸に産出する着色
コーデライト系天然石を指す通称であり、学名ホルンブ
レンドーカミングトン閃石ひん岩(Hornblend
e−cummingtonite porphyrit
e)であり、なかでも中華民国台湾省の太平洋岸側に産
出する天然石を指す通称名である(わが国では、オーラ
ストーンとも呼ばれている)。もともと海底に噴出した
マグマから生成した海山が崩れおち、それが台湾を始め
とする南方諸島の太平洋岸に打寄せたものといわれ、青
色系、茶色系などいくつかの色彩系に分けられるが、そ
のいずれをも使用することができる。蛇紋石は美しい模
様を持つ変成岩の一種であり、中華民国台湾省花蓮県
内、なかでも玉里槙近辺から産出する黒豆花蛇紋石は品
質が良く好ましい。蛇紋石としては、台湾産の蛇絞石が
好ましく用いられる。黒豆花蛇絞石は、成分によって若
干の差があるが、通常、外観は濃禄色に黒い斑点が混っ
ている。端渓石は、中国中南区広東省に産出する黒、
青、緑、紫などの輝緑凝灰岩であって、従来、硯石とし
て珍重されていた。現在成分を分析中であるが、蛇紋石
に近いと推定している。金星石は、中国河南省、江西
省、広東省などに産出し、端渓石と同様に金星宋硯など
として珍重されている。黒墨色の硯石である。猫眼、風
眼、金圏、小浪紋、金花浪紋、魚子紋、眉子紋などの種
類がある。ベルファーストブラック石は、南アフリカ共
和国ベルファスト産の黒色の花崗岩を指す通称である。
石英変岩石も適用できる。これは、愛知県北設楽郡近辺
に産出するシリカ成分に富んだものが、遠赤外線放散量
も妥当な値であって、好ましく用いられる。
【0011】三仙石は単独でも良いが、上述の他の天然
鉱石と任意に混合して用いることもできる。また、例え
ば、三仙石粉末に、もぐさ、ウメ、ハーブ、薬草等、そ
れら任意のもの或いは任意の組み合わせでなる粉末を適
量加え、それぞれの成分の添加効果を享受することがで
きる。また、遠赤外線放射率の高い、乾燥竹、雑木、建
築廃材、もみ殻、そば殻、米糠などを微粉砕して、添加
してもよい。酸化チタン粉末やその他の顔料、耐候剤な
どを添加してもよい。また、特別の目的のために、ジル
コニウムの炭化物、銀、またはそれらの酸化物の粉末を
添加することがある。銀またはその酸化物粉末を添加す
ると油臭を除去する効果がある。
【0012】本実施形態で採択した三仙石と、蛇紋石が
有する特有の遠赤外放射の特性を知るために、その成分
を分析した。X線回折法による鉱石の同定結果を表1
に、蛍光X線による定性−定量分析結果を表2に示す。
表1では、黒豆蛇紋石は台湾省花蓮県玉里槙産出のも
の、表2では三仙石は青色と灰色の2種類の分析を行な
った。蛍光X線分析による定性−定量分析結果は、原子
番号11(Na)以上の元素を定性分析し、検出元素に
ついてガラスビード法(ホウ酸リチウム溶融法)により
定量分析を行なった。元素を酸化物に換算して表示して
ある。
【表1】
【表2】
【0013】また、三仙石を粉砕、加圧成型し、遠赤外
線放射率を測定した。図2に、横軸に波長(μm)、縦
軸に分光放射率(%)をとり、温熱灸治療具1の原料と
なる青色の三仙石(試料1)の測定結果を示す。図3
に、横軸に波長(μm)、縦軸に分光放射輝度(W・c
-2・str-1・μm-1・10-2)をとり、試料1の測
定結果を示す。試料1では、波長9.63〜9.66μ
mにおいて、概ね94%という高い放射率を示した。同
様に、図4及び図5に示す通り、灰色の三仙石(試料
2)についても上記と同様の測定結果を得た。試料2で
は、波長9.63〜9.66μmにおいて、概ね91%
という高い放射率を示した。
【0014】(比較例)図7に示す通り、天然ゼオライ
トでは、波長9.63〜9.66μmにおいて、たかだ
か67%程度の放射率しか得られない。つまり、波長8
〜10μmの範囲において、急激に放射特性が悪化して
いる。
【0015】(実施例)温熱灸治療具1の製造方法を説
明する。 (1)3種の鉱石(青色と灰色の三仙石、蛇紋石)を採
石し、さらに採石を粉砕する。採集からお灸剤までの工
程は、原料を程々の天日干をして、浅く粉砕機にかけ
る、各原料が交ざりあった所で取り出し、湿度を調節
し、加工条件を整え造転機でφ6〜8mmの球体に造り上
げる。 (2)粉砕された採石をさらに微粒子に加工する。混合
粉末中の三仙石が少なくとも30重量%となるようにす
ることが好適である。混合比の一例は、青色の三仙石7
5重量%、灰色の三仙石15重量%、黒豆花蛇紋石15
重量%である。微粒子の平均粒径は20μm以下、好ま
しくは5μm以下、さらに好ましくは2μm以下、もっ
とも好ましくは、0.5μm〜1μmの範囲である。 (3)その微粒子90重量%にバインダ(例えばポリエ
ステル原料等)10重量%程度を加えて混合攪拌し、成
形機で、所定形状に成形する。この段階で、適宜、他の
材料を混入することができる。これについて詳しくは後
述する。成形は、所望の形状に成形が可能であり、例え
ば、灸ができるように凹みを設けることもできる。バイ
ンダの含有量は上記に限定されることなく、様々に変更
できる。 (4)その成形体を1000℃〜1050℃、好ましく
は1020℃〜1040℃、で焼成する。 (5)さらに趣向性を高めるため、必要に応じて、上絵
付けという装飾法を用い、酸化鉄・酸化コバルト等の顔
料で色や柄を付け、700〜800℃で再度焼き上げる
こともできる。例えば高齢者のアクセサリー又はキャラ
クターとして使う動植物等の姿、民芸品の姿や形の木型
や金型に粉末を流し込み固め乾燥し焼成した温熱灸治療
具とすることもできる。
【0016】(お灸発熱組成材)一般的な灸は高価なも
ぐさを使い不経済である。間接灸は、台座を挟んで使用
するので、多少の熱さは和らげることができ、各種のお
灸発熱組成材を使用できる。お灸発熱組成材は、もぐさ
(ヨモギ)、ニンニク、ショウガ、海藻、竹の根の炭化
物、栽培穀類の蕎麦殻、そば殻、藁、米糠、籾殻等で組
成されるが、複合に限らず、様々な任意の組み合わせも
自在で、治療者の好みで燃焼材を選び使い分けられる。
樹木の皮や又糞を熱源材に使うこともできる。もぐさの
特長と欠点は、燃焼評価は高いが、その反面、温熱の持
続性に欠け、焼成量で調整する他にない。もぐさ単独で
は、急速に燃え尽くされてしまい、灸治療具には温かさ
も残らず冷めている状態となる。又、若い治療者の間に
はもぐさの匂いが体や髪に染み付くことを嫌う者も多
く、健康だけでなく、治療の楽しさを追求する考え方の
人が増加している。
【0017】お灸発熱組成材の内、概ね50%以上がも
ぐさで占められ、中心的な発熱材として使うものであ
る。その他のお灸発熱組成材としては、ニンニク、ショ
ウガ、ワカメや昆布等の海藻類に加えて、竹根炭との複
合材にして、混合重量%で、もぐさ50%、ニンニク1
5%、ショウガ15%、海藻10%、竹根炭10%で組
成した固形焼成材が例示できる。竹根炭の混合重量%
は、1%〜10%以下、好ましくは、2%〜5%以下、
特に好ましくは概ね3%である。ショウガ、ニンニクの
混合重量%は5〜15%が好ましい。天然鉱石の放射エ
ネルギー利用の天然複合酸化物からなる効能薬原料に、
ヨモギを核に70%、ニンニク10%、ショウガ10%
(辛味成分は、ショウガオール、ジンゲロンなどで、芳
香は、精油1〜3%中に含まれている)海草モズク10
%の割合複合剤からなるお灸剤と、一方では100%の
ヨモギ、一種からなるお灸剤が用意され、灸草の効能は
ヨモギの葉裏に見られる白い毛だけを採集し、加工した
灸草が質的に高く最もよいとされている。イチョウの葉
もエキスも、脳・末梢循環改善、抗アレルギー、抗炎症
作用等があり、採択可能である。なお、様々なお灸発熱
組成材の分光放射率を図8に示す。測定方法等は前述の
図2ないし図5に準じるので説明は割愛する。
【0018】お灸発熱組成材の1つであるもぐさは、ヨ
モギの葉の毛から製造され、灸草とも呼ばれ、民間では
古くから、帯下、浄血、腹、痛痔の出血などに、煎じて
用いられ、切り傷、虫さされ、かゆみどめに、葉の生汁
を塗布したり、葉から作るもぐさをお灸にしてツボにす
えると、白血球がふえ、血のめぐりがよくなり、色々な
病気がよくなることは、古くから言い伝えられている。
又、漢方薬として、きゅうきよう艾湯に、処方されてい
る。ヨモギはビタミン、酵素、ミネラル、タンニンなど
を含有し、内服しての民間療法に利用されてきた、内服
したり又患部に塗り付けて始めて効果を表すのがヨモギ
の特長で、燃やしたりしてエキスとか精油の効能が得ら
れるかは必ずしもはっきりしていない。あくまで燃やし
た熱の利用の他に何物もないのとも考えられる。温熱治
療に必要な熱源材はヨモギの他にも燃焼性に好ましい熱
源にする自然草は豊富にあり、モグサと同様に使うこと
もできる。もぐさ1Kg当たり最低物で千円、最高物で
は六万円とも言われており、高価なモグサを使わずに同
様の目的を果たすことができる。高価なモグサは火付き
がよく、燃焼温度が低く火傷しないを特長としている。
灸療法は熱応用から始まるため、もぐさは世間に評価さ
れ今日に至ったわけである。モグサばかりではなく植物
と言う植物の全てが燃えるものばかりである。自然界か
ら適宜の材料を選択することもできる。自然界にある植
物の精製如何では、貴重な熱エネルギーが生みだせるの
であり、自然は永遠の資源である。住宅の辺りは雑草か
ら雑木が目一杯にあり、これら緑の中から発熱材に相応
しい材料を選び、摘み取ってきてー週間も天日干にして
完全乾操し精製すれば、もぐさに相当する発熱材として
使える可能性がある。庭先、野山にあるヨモギ又は燃え
易い自然草を摘み取って乾燥して、適量をもって揉んで
灸温熱治療具に乗せて、点火するだけで、温熱機能も十
分に得られる。
【0019】お灸発熱組成材の1つであるニンニクの特
長と効用は、酸化作用を有しタンパク質と結合しての消
化を促し、人々がとかく不足になりがちなビタミンBl
の吸収も促進し、ゲルマニウムを含有し、酸素を身体の
細胞に運ぶ作用があるといわれている。腎臓病に細菌予
防に、又、強精、強壮、健胃、整腸、下痢、便秘、血圧
降下に効用があり、辛くて匂うアリシンと言う成分が強
力な酸化作用を持っていて、タンパク質と結合して消化
力を発揮する。灸治療具が加熱されると、ニンニクエキ
スが表皮、真皮に向けて行動をおこし上記効用が得られ
るのが特長である。
【0020】お灸発熱組成材の1つであるショウガの特
長と効用は、近年新しく発見されたもので、ショウガオ
ール、ジンゲロン、シトラネオール、シトロネラール、
ジンギベレンなどの成分が有効に働き、胃や腸の働きを
促し、殺菌、抗菌性もあり、発汗作用、利尿、腹痛、生
理不順、身体のむくみをとり、発熱などの症状にもよく
効くとされている。ショウガの芳香は精油の中に含まれ
るジンギベレン、フェランドレン、チトラール、リナロ
ールなどで、効用は、血行増進、食欲増進他の健胃薬と
しての効果が期待されている。
【0021】お灸発熱組成材の1つである竹根炭の特長
と効用を説明する。竹の根は、竹林の土壌から歳月をか
けて根の吸盤で栄養を吸い上げる活動をしている。この
根を核に炭化すると、その養分は人体に有益なミネラル
である。その成分と含有量は、カルシウム45%、カリ
ウム20%、マンガン、鉄、その他炭素、酸素、水素、
炭分等である。竹酢液には成分としてプロピオン酸など
の脂肪酸メタノール、プロパノール、アルコール、アセ
トン、フォルムアルデヒド、フェノール成分が数百種も
含まれ、竹酢液はpH3の酸性炭水化物でリグニンの熱
分解成分も多量に含まれ含有成分も多く、燃焼が始まる
と熱分解で溶けだす。竹酢液は、表皮から浸透し温熱灸
治療に加え、多くの皮膚病他内臓器官にも効用が見られ
る。竹根炭は、火付きが良く、また、火持ちも良く、燃
え切るまでの時間が長く、治療時間が延長できるし、発
熱質は軟質であり、やわらなか治療感覚を与えるもので
ある。竹根炭は、竹の根のみを原料に1000℃〜14
00℃で備長炭(白炭)を焼くと同様の方法で、石や土
と一緒に焼きあげる。白炭に使う木材の基本はウバメガ
シであるが、燃焼性や発熱量や、火つき火持ちの良さか
ら、竹の根を材料にして仕上げる。炭質は良く、炭火の
熱量は1gあたり7000カロリー以上であり、煙や炎
が出ず、いやな匂いも出さない。中心的な成分であるも
ぐさに混入するものを、備長炭にするか、竹根炭にする
かは、選択の問題である。しかし、ウバメガシ等は一度
伐採すると成長に何十年もかかり、自然破壊になるが、
竹の根の場合は、繁殖力が旺盛で毎年伐採し根を掘り出
しても絶える心配もない。竹根炭を加熱の核におき、続
いて混合材に引火せしめて、灸治療具1を温める。竹炭
は火も付けやすく、燃焼性に富み、発熱量も高く、火付
けから消えるまでの時間は長く、他の組成材まで完全燃
焼させ、竹根炭からの発熱が組成材のエキスを人体に運
ぶことができる。竹根炭は、各複合材の燃焼性に欠ける
欠点を補う。例えば、もぐさは、一瞬の内に燃え終わり
効能を十分得られないうちに下火になってしまい、当然
温熱も下がり冷めて終わってしまうが、竹根炭はこれを
補って治療機能の向上に資するものである。つまり竹炭
の特長は持続性に富み従来の発熱材と比較しても格段の
効果があり、混合率を多くすることで10〜20倍のカ
ロリーを与える特長を有している。したがって、灸治療
具1の熱を如何に維持するかで効用が決まり、その熱源
は竹根炭を除いて他にないほどである。同じ竹であって
も、竹根炭と竹の幹炭とでは比較ならない燃焼効率の差
がある。幹炭は、火持ちが僅かではあり、発熱質は軟質
である。植物の命は、根である。竹でも堅木でも天を仰
ぐような大木でも種子から出発しており、その種子は成
木がつけた実であり、自然界に起きる雨風によって森林
の地面にたたきつけられる。落ちたところに根を張って
必要な養分を吸収し、その栄養素を幹に枝に葉に実に送
り、枝葉の茂る大木に育って行く訳である。また、植林
に欠かすことのできないのが水で、庭木でも植林する苗
でも運搬時には、根に土をなるべく沢山付けて筵で覆
い、土が根から崩れ落ちないように縄でしっかり巻いて
鉢状にして、水を鉢に散水し、根の保護に当たっている
姿はよく見かける。孟宗竹の根を炭化して粉末化して、
もぐさに混ぜこんだものは、カロリーの高い有効組成原
料となり、ニンニク、ショウガと同様の混合率で造られ
る各形状と容積と好みの量で使い分け、治療時間の調整
ができる。所定形状のお灸発熱組成材は台座に置かれて
点火され、ツボ付近に当てて治療に当てるので、刺激を
必要とする者には、好適であろう。孟宗竹の特徴は、含
有率5%で、別の素材に混ぜた場合、燃焼時間が通常の
二倍も長くなり、台座も効率的に熱伝達を受けて、台座
の特質以上の保温性を生み出し放射度も高くなる。孟宗
竹の炭化物は有効鉱石同様に遠赤外線エネルギー放散す
る性能は、堅木からなる備長炭やアルミナやチタン系酸
化物セラミックスよりも優れ、これら燃焼炭化物の混入
によって耐久性が加わり、燃え続く時間も長く、お灸発
熱組成材が少量で済む経済的な炭化物と言える。
【0022】お灸発熱組成材の1つである海藻類の成分
は、評価が高い。若者が匂いを避ける中で高齢者の方で
は辛い毎日を楽しく過ごすに、匂いや熱さを我慢して健
全な体づくりに努めている人も多く見られ、強烈な匂い
を発する薬用大蒜をヨモギに混ぜて燃やしての治療も盛
んである。薬用大蒜の匂い消しにショウガを混入した発
熱複合素材ともすることができるし、またヒジキ、モズ
ク、ワカメ等他の海藻類も複合した固形灸素材に混入し
て薬事効果を高めている。ヒジキの含有成分は(カルシ
ウム)1400mg、ワカメ1000mg、モズク10
0mg、灰分ではヒジキ18.3mg、モズク24.9
g、ワカメ33.3gと、このような海藻類には蛋白質
や炭水化物繊維やリン、鉄、ナトリウム、カリウム、ビ
タミンAの効力とビタミンB1,2、カロチン、ナトリ
ウム、リン等を含有し、健康食材としては歴史も古く、
病弱の方から高齢の方が食す服用薬とまで評価されてい
る食材で、上記の海藻を乾燥して発熱組成素材として精
製し併せて燃焼可能に加工して複合材の一種に加える。
また、発熱材の燃焼後、灸穴2に残る海藻の灰分効果を
期待するものである。含有灰分からは、灸治療具台座の
有する熱に導かれエキスが皮膚に刺激を与え、患部へ取
り入れられ、内臓の活性化が図られる。発熱体は手頃な
燃焼に設定されていて、治療毎に向き不向きで使い分け
て点火するようになっている。熱さに我慢ができなく
て、取り除きたくなり、取り除くと効力が減少する。そ
うかと言って熱いのを我慢すると皮膚が水ぶくれして皮
膚が剥がれ傷跡を残すことになる。
【0023】発熱材は、お灸発熱組成材或いは固形お灸
発熱組成材が好適である。発熱材の体積で熱度と時間の
調整もできるように、又使用者の好みに合わせたバリエ
ーションをもって対応することができる。温熱灸治療具
1の台座の上に置いて使う発熱材としてもぐさ単品のみ
を燃焼する方法と、もぐさ単品を成型した発熱成形材を
燃焼させる方法と、もぐさを核にニンニク、ショウガ、
海藻、香草(ハーブ)で組成した発熱材を燃焼させる方
法がある。固形体に灸穴を設けて、下に行くほど先細り
とすれば、焦熱は直接伝達しにくいようになり、台座の
底面に到達する前に容積の殆どが燃え尽くし、残る容量
の少ない細いところに燃え付いても、燃焼カロリーが低
くなるので、熱の伝達も小さく、手頃な温熱をもって治
療に当てられる。上記形状の固形発熱体については、発
熱量を選び、灸治療具に適当な量の固形発熱体を乗せた
り差したりして点火して使うことができる。保温性の条
件は、天然鉱石の元素成分の分析、選択素材を核とし、
特に成分の含有量(%)を測定し、遠赤外線放射率(前
記数値)に当たる有効鉱石を素材に、灸具の台座を仕上
げている。温熱灸治療具1は、発熱材を完全燃焼させる
ことが前提で、完全なる燃焼機能を持たせるためは、通
気性に富んだ構造としたものである。
【0024】さらに、お灸発熱組成材の1つとして、香
草(アロマ)を加えても良い。例えば、配合率として
は、モグサ80%、竹根炭10%、香草10%で構成す
ることが挙げられる。配合率はモグサを50%以上含め
ば、その配合率は適宜変更可能である。竹根炭の配合率
は、前述した通りの範囲が好適である。モグサと竹根炭
の燃焼性を中心に精製される発熱組成材に加え、芳香療
法効果を加えるため、香草(アロマ)を加えたものであ
る。香草(アロマ)の例とその薬理作用を列挙するが、
これらの任意の組み合わせが可能であるし、ここに挙げ
られていない他の種類でも適用できる。イチョウは、血
管を広げ、脳の働きを増進させる。セリは、食欲を増進
させ、血圧低下、解毒、健胃作用がある。ミョウガは、
食欲増進、消化促進作用がある。ニンニクは、強壮、血
圧低下、糖質の代謝促進、血行促進、疲労回復、コレス
テロール値の低下作用がある。シソの葉は、食欲増進、
発汗、精神安定、去痰作用がある。うめの実は、倦怠
感、筋肉疲労、かぜの予防、咳き止め、乗り物酔い、二
日酔に効果がある。症例別に効果のある香草(アロマ)
を列挙する。ストレスの解消には、イランイラン、ロー
ズウッド等が挙げられる。集中力を高めるものには、レ
モンバード、イランイラン、ローマンカモミール、マー
ジョラム、サイプレス等が挙げられる。熟睡促進には、
ローズ、レモングラス、ユーカリ、バジル、ジンジャー
(ショウガ)等が挙げられる。乗り物酔い防止には、ペ
パーミント、レモンバード、ベルガモット、マージョラ
ム等が挙げられる。筋肉痛の緩和には、ユーカリ、マー
ジョラム等が挙げられる。便秘の解消には、レモン、フ
ェンネル等が挙げられる。頭痛の治療には、ベチィパ
ー、ブラックペパー、リンデン、ペパーミント、ローマ
ンカモミール等が挙げられる。二日酔いの改善には、ロ
ーズマリー、ジュニパー、ローズ、ジンジャー、ペペー
ミント等が挙げられる。かぜの予防には、ユーカリ、タ
イム、ティートリー、サンダルウッド、カンファー等が
挙げられる。
【0025】具体的な発熱材の形態としては、刻み分け
5或いは固形発熱体6いずれも温熱灸治療具1に適用で
きる。固形発熱体6の特長は、発火に優れ、一旦、燃え
付いてもゆっくりと燃え続けるのが特徴である。刻み分
け5は、図9に示す通り、発熱材を刻んだものを単独で
用いたり、或いは各種の刻み分けをブレンドしたもので
ある。固形発熱体6の形態は、図10に示す通り、大中
小の球形、大中小の正方形、大中小の円錐形(逆三角
形)、長短大の円柱形等が採用可能である。
【0026】(本実施形態の使用)温熱灸治療具1の台
座の底に貼り付けられた両面粘着シール3から剥離紙
(図示略)を剥がし、粘着剤の力で、皮膚に貼り付け安
定せしめる。次に灸穴2に発熱材を乗せたり或いは嵌め
こんで、それに点火して効能を得ることになる。また、
場所を代えて繰り返して使用できる。点火から15秒程
度で温みを感じ、好みの治療温度に達したならば、数箇
所の患部に据えて7〜8分の温熱治療をする。又、発熱
組成材量と竹炭や木炭等の添加物の量によっては10〜
13分の保温治療時間が可能となる。熱伝導性は、点火
時点から15秒程度で最高温度になるほどの早さであ
る。温熱悦灸治療具1は天然鉱石成分を含有するので、
肌に対する刺激性が少ない4〜14μmの波長が生物に
生理活性を与え、人体に有為な遠赤外線の育成光線の熱
線放射であり、安全性に富み、火傷事故も避けられる。
一回のセッティングで5〜10倍の温熱治療時間が得ら
れる経済的な具である。取扱性向上と、姿勢を安定させ
るために、台座の下部面に両面テープ或いは両面シール
を貼り付けることもある。
【0027】(温熱灸治療具1の変更形態)温熱灸治療
具1は様々な変更形態を取り得るので、以下に説明す
る。温熱灸治療具1の形態は、一般的には円盤形が好適
であるが、角形、楕円形等、他の任意の形状、大きさも
適宜採用できる。例えば、七福神や博多人形、小芥子人
形、果実、小動物、魚介類等、その他、様々な形態にし
た加工物からなる灸具が挙げられる。また、天然鉱石を
砕いて微粒子化して、上記同形の木型及び金型に流して
成型し、焼き上げた温熱灸治療具としても良い。また、
温熱灸治療具1に単に発熱体を載せて使用する乗用型
と、温熱灸治療具1に灸穴を用意して、その灸穴に発熱
体を差し込んだり置いたりして使用する差し込み型と、
温熱灸治療具1の内部に燃焼室を設ける燃焼室型とに大
別される。ただ、それに限定されることはなく、その形
態に様々な工夫を加えて、他の形態も創作することがで
きる。なお、円錐形や三角形などの固形発熱体6は、頭
部が大となり、肌から離れての燃焼が大部分であるか
ら、灸熱をじわっと肌に感じ取ることになる。温熱灸治
療具1を熱伝導牲に優れた鉱石を利用してお灸の台座に
造り、その台座中央部にφ1.5〜30mm程度の灸穴
を縦に設け、上部孔径より下部径を縮径させφ1〜5m
mとし、上部孔にお灸発熱組成材を乗せたり差して点火
し、台座を温めて治療具にできる。下部孔から燃やした
発熱体の抽出物(エキス成分)が患部に浸透することが
できる。さらに上部孔から通気孔を複数開けて、空気の
通風を促進し完全燃焼を可能にし、浸透効果を高めるこ
とができる。治療中の熱さを和らげるため面白さと色彩
をもたらすため、形態にキャラクター的感覚を加味し意
匠的効果を加えることもできる。すなわち、色々な可愛
い動物、植物(果実)、魚介類、民芸品(小芥子)等の
姿を参考にして、その形状の木型や金型をもって焼き上
げて、面白く楽しめる治療具にすることもできる。温熱
灸治療具1の特性や機能は、天然鉱石や天然鉱石の加工
物からくるものであり、遠赤外線放射性、保温性と質的
に同じで、まろやかな感覚を得られ、痛みも軽く、火傷
や火災の心配もなく、お灸発熱組成材の分量(大きさ)
で治療時間と温度調整をして治療にあたることができ
る。温熱灸治療具1の孔に適合した形態にお灸発熱組成
材を形成できる。例えば、四角形、球体形等にできる。
温熱灸治療具1の大きさを選択することで、温熱の高低
を患者の好みで選択できる。また、お灸発熱組成材の大
きさを変え、中央部に据えたり差したりして、温度調整
もできる。燃焼時間も、様々なお灸発熱組成材を選択す
ることで調整が可能である。したがって、灸治療具とお
灸発熱組成材の様々な組み合わせで熱感を施灸者自身に
合ったものに自在に変えることができる。
【0028】(温熱灸治療具の変更形態)図11(a
1)〜(a3)に示す第1変更形態の温熱灸治療具11
は、円盤型(φ22mm、H=3mm)に形成された台
座である。台座の上にお灸発熱材を載せて使用する。
【0029】図11(b1)〜(b3)に示す第2変更
形態の温熱灸治療具21は、円盤型(φ14mm、H=
4mm)に形成されるとともに、その中央に縦方向に灸
穴22(φ5mm)を設けた台座である。
【0030】図11(c1)〜(c3)に示す第3変更
形態の温熱灸治療具31は、円筒体(φ14mm、H=
8mm)の中央部に縦方向に漏斗形状の灸穴32(φ1
2mm、H=3mm、縮径孔φ5mm、H=5mm)を
設けた台座である。
【0031】図11(d1)〜(d3)に示す第4変更
形態の温熱灸治療具41は、円筒体(φ18mm、H=
9mm)の中央部に縦方向に漏斗形状の灸穴42(φ1
4mm、H=5mm、縮径孔φ5mm、H=4mm)を
設けるとともに、内側上面の一部がテーパではなく、垂
直面43(H=2mm)とした台座である。
【0032】図12に示す第5変更形態の温熱灸治療具
51は、頭と柄を備えたパイプ形状(高さ40mm、φ
30mm)に成形されものであり、頭の中央部に縦方向
に漏斗形状の灸穴52を設け、灸穴52のテーパ面から
複数(4本)の通気孔53(φ3mm)が外方に延び出
している台座である。灸穴52の下部の放散口55(φ
5mm)或いは通気孔53から、発熱体からのエキスが
肌に浸透することとなる。
【0033】図13に示す第6変更形態の温熱灸治療具
61は、こけしを模した形態とされ、頭66と台座67
を備えた着脱自在構造とされ、台座67の中央部に円筒
状の灸穴62が形成され、灸穴62のテーパ面から複数
(6本)の通気孔63(φ3mm)が外方に延び出して
いるものである。頭66の下部には柄66aが備えら
れ、それが灸穴62に抜き差しできるようになってい
る。灸穴62の底面からはさらに縮径された放散口65
(φ2mm、T=4mm)が下方に延び出しているもの
である。放散口65或いは通気孔63から、発熱体から
のエキスが肌に浸透することとなる。
【0034】図14に示す第7変更形態の温熱灸治療具
71は、こけしを模した形態とされ、頭76と台座77
を備えた着脱自在構造とされ、台座77の中央部に円筒
状の灸穴72が形成され、灸穴72のテーパ面から複数
(6本)の通気孔73(φ3mm)が外方に延び出して
いるものである。頭76の下部には柄76aが備えら
れ、それが灸穴72に抜き差しできるようになってい
る。灸穴72の底面からはさらに縮径された放散口75
(φ2mm、T=4mm)が下方に延び出しているもの
である。放散口75或いは通気孔73から、発熱体から
のエキスが肌に浸透することとなる。
【0035】図15に示す第8変更形態の温熱灸治療具
81は、お椀を模した形態とされ(φ14mm、T=3
mm)、その中央部に大きな曲面を備えた灸穴82(φ
8mm)が形成され、灸穴82の内側曲面から複数(6
本)の通気孔83(φ3mm)が外方に延び出している
台座である。灸穴82の底面からはさらに縮径された放
散口85(φ2mm、T=4mm)が下方に延び出して
いるものである。放散口85或いは通気孔83から、発
熱体からのエキスが肌に浸透することとなる。
【0036】図16に示す第9変更形態の温熱灸治療具
91は、帽子を模した形態とされ(上部φ14mm:つ
ばφ24mm)、その中央部に円筒状の灸穴92(φ5
mm)が縦方向に形成され、灸穴92の内側面から複数
(4本)の通気孔93(φ3mm)が外方に延び出して
いる台座である。灸穴92の底面からはさらに縮径され
た放散口95(φ2mm、T=4mm)が下方に延び出
しているものである。放散口95或いは通気孔93か
ら、発熱体からのエキスが肌に浸透することとなる。
【0037】図17に示す第10変更形態の温熱灸治療
具101は、円筒型であり(φ14mm、T=3m
m)、その中央部に円筒状の灸穴102(φ8mm)が
縦方向に形成され、灸穴102の内側面から複数(4
本)の通気孔103(φ3mm)が外方に延び出してい
る台座である。灸穴102の底面からはさらに縮径され
た放散口105(φ2mm、H=4mm)が下方に延び
出しているものである。放散口105或いは通気孔10
3から、発熱体からのエキスが肌に浸透することとな
る。
【0038】図18に示す第11変更形態の温熱灸治療
具111は、りんごを模した形態とされ、蓋116と台
座117を備え、蓋116が台座117に対して着脱自
在な構造とされ、台座117の中央部に円筒状の灸穴1
12が形成され、灸穴112のテーパ面から複数(6
本)の通気孔113(φ5mm)が外方に延び出してい
るものである。灸穴112の底面からは縮径された放散
口115(φ2mm、T=4mm)が下方に延び出して
いるものである。放散口115或いは通気孔113か
ら、発熱体からのエキスが肌に浸透することとなる。
【0039】図19に示す第12変更形態の温熱灸治療
具121は、打ち出の子槌を模した形態とされ(高さ4
0mm、φ30mm、槌の長さ=30mm)、その中央
部に漏斗形状の灸穴122が形成され、灸穴122に蓋
126が嵌められ、灸穴122の内側曲面から複数(6
本)の通気孔123(φ3mm)が外方に延び出してい
る台座である。灸穴122の底面からは縮径された放散
口125(φ5mm、T=4mm)が下方に延び出して
いるものである。固形発熱体6は上方から灸穴122へ
投入され、放散口125或いは通気孔123から、発熱
体からのエキスが肌に浸透することとなる。
【0040】図20に示す第13変更形態の温熱灸治療
具131は、かえるを模した形態とされ、その中央部に
漏斗形状の灸穴132が形成され、灸穴132の内側曲
面から複数(4本)の通気孔133(φ3mm)が外方
に延び出している台座である。灸穴132の底面からは
縮径された放散口135(φ5mm)が下方に延び出し
ているものである。この放散口135或いは通気孔13
3から、発熱体からのエキスが肌に浸透することとな
る。
【0041】図21に示す第14変更形態の温熱灸治療
具141は、ゆずを模した形態とされることから、図1
8に示す第11変更形態の説明を援用することとし説明
は省略する。
【0042】図22に示す第15変更形態の温熱灸治療
具151は、古民家を模した形態とされ、その中央部に
漏斗形状の灸穴152が形成され、灸穴152の内側曲
面から複数(3本)の通気孔153(φ3mm)が外方
に延び出し窓159に連通しているものである。灸穴1
52の底面からは縮径された放散口155(φ5mm)
が下方に延び出している台座である。この放散口155
或いは通気孔153から、発熱体からのエキスが肌に浸
透することとなる。
【0043】図23(a)〜(e)に示す第16変更形
態ないし第20変更形態の温熱灸治療具161ないし2
01は、動物のキャラクタを模した形態とされ、上述し
た変更形態と同様の構造としたものであるから、説明は
援用することとする。
【0044】(発熱量調整型の灸治療発熱材)図24
は、発熱量を調整可能なものとするため、発熱材の量を
調整した様々なサイズの灸治療発熱材306である。従
来の灸発熱材は、炎を大きくするか、熱線(ニクロム
線)をしばらく当てていないと火付きが悪かったので、
これを解決するために発明されたものである。また、従
来の灸燃焼材は、一定の大きさで、発熱量を調整するこ
とができなかった。そこで、発熱材の大きさを調整する
ことで、個人の好みの熱さを選択することができる。す
なわち、例えば、台座41aと、台座41aに灸治療発
熱材306を受容する灸穴42を設けた温熱灸治療具4
1(既に説明した図11(d1)〜(d3)に示すも
の)に適用される灸治療発熱材306であって、綿花を
主原料とする点火芯307と、この点火芯307の両端
を除いた部分に少なくとも、もぐさを含んでなる発熱量
を調整するため様々なサイズを用意した調整球体308
を塊状に設けてなることを特徴とするものである。通常
は、調整球体308に点火芯307を貫通させたもので
ある。点火芯307は、調整球体308から10〜15
mmを外部に突出させている。突出長さは適宜調整可能で
ある。点火芯307に調整球体308を付着させても良
い。また、点火芯307は、草木染めのように、ニンニ
ク、ショウガ、香草等のエキス液で煮込み、3日間ほど
浸漬し取り出したものを乾燥したものである。なお、調
整球体308はその成分はもぐさ単独、或いはもぐさに
各種の成分を加えた組成体にできることは前述した通り
である。灸治療発熱材306の点火芯307の突出部を
指でつまんで、灸穴42に置くことで、例えば交換等の
扱いを簡単にしている。また、点火芯307の下部が放
散口45に差し込まれ、引っかかるようにできる。
【0045】(発熱量調整型の灸治療発熱材の変更形
態)図25ないし図28に示す変更形態は、長尺の点火
芯407に所定間隔を置いて連続的に調整球体408を
複数個、設け、串型にまねた形状としている。複数の調
整球体408は、一本の点火芯407に平均30mm間
隔で差し込まれて取り付けられており、点火芯407の
両端部は、15mm程度である。図26に示す通り、輸
送、販売、携帯等の便宜も考えた梱包形態とすることも
できる。すなわち、点火芯507に多数の調整球体50
8を取りつけて念珠状とし、治療回数分を30mm間隔
もって綿糸に取り付け連ねて一本の点火芯407を渦巻
き状として箱(図示略)にパックし、高齢者が簡単に取
り出して使える等、管理及び取扱性を向上させている。
温熱灸治療時に、一個、或いは場合により複数個の調整
球体409を使用するため、調整球体409の間にある
点火芯407の適宜場所にハサミ等を入れる。例えば、
治療時にはハサミ等を用いて30mm間隔の真ん中の15
mmの位置のところで切って使う。一つの調整球体40
9の両脇には15mm程度の長さの点火芯407が突出
し、灸治療発熱材606の点火に当てる。必要に応じ
て、温熱灸治療具41の患部への固定作業を行ない、点
火芯407に火を付け、治療に入ることになる。すなわ
ち、調整球体409の下方から突出する点火芯407を
放散口45から下方に通して、その端部を折り曲げる。
そして、両面粘着シール603を台紙(図示略)から一
枚ずつ剥がし取って、温熱灸治療具41の台座裏面にフ
ィットするように、粘着シール603を貼りつけると、
両面粘着シール603の中央部に設けられた通気孔60
3aが、放散口45と連通するようなる。温熱灸治療具
41の底面に両面粘着シール603を貼り、点火芯40
7の下端部を温熱球治療具407の裏面に固定する。そ
して、両面粘着シール603の粘着面から剥離紙(図示
略)を剥がし、患部に温熱球治療具407を押さえつけ
て固定する。両面粘着シール603の粘着性が低下した
場合は両面粘着シール603を剥がし、また新しい両面
粘着シールを貼り付けて使用する。両面粘着シール60
3の形状はφ18mmの円形で、中心に3mm程度の穴
が空いたもので、一枚のシートに30〜50回治療分の
枚数をまとめて貼りつけてある。なお、両面粘着シール
603はスポンジのような材質で、クッション性を与え
たものでも良い。調整球体409の燃焼性については、
発熱材の質と、精製技術が問われるが、組成材に炭化物
を含めたことで、火付きもよくなり、不燃的な材料も完
全に燃やすことが可能となった。なお、灸穴42から通
気孔を設ける等、空気を通り易くし燃焼効率を上げるこ
とができる。以上の通り、発熱量調整型の発熱材は、そ
のサイズを「大」、「中」、「小」等、様々に用意し、
強い刺激を好む人には「大」、並の刺激を望む人には
「中」、柔らかい熱さを好む人には「小」が選択できる
ようにしたものである。なお、調整球体308、40
8、508の形態は、様々に変更実施が可能であり、た
とえば、角体、円筒体等が挙げられる。点火芯307の
材料も、様々な材質を採択することができる。さらに、
灸治療発熱材306は、温熱灸治療具41への適用に限
定されることなく、前述した様々な温熱灸治療具にも適
用可能である。
【0046】(本実施形態と市販品との比較結果)本実
施形態の温熱灸治療具1にY社灸発熱材を乗せて灸治療
を行った場合と、市販品であるS社灸発熱材、K社灸発
熱材、Y社灸発熱材(もぐさ)を直接、灸治療に使用し
た場合の比較結果を図28に示す。図において、横軸は
時間(分)であり、縦軸は温度(℃)である。縦軸は最
低温度が30.3℃から最高温度165.1℃まで示し
ている。グラフの下側には、グラフから読み取った数値
を表にて示している。グラフから明らかなように、温熱
灸治療具1では、市販品と比較して、飛びぬけた熱保持
力を示している。なお、図表には示していないが、Y社
灸発熱材(もぐさ)に竹根炭を、例えば、10%程度混
合することによって、さらに熱効率が高くなることが実
証されている。
【0047】(実施形態の効果)天然有効鉱石の加工か
らなる灸温熱治療具の台座と、形態万能機能をもたせた
もので、温熱治療の条件として、保温性、熱伝導性、安
全性、熱質(遠赤外線)、経済性、取り扱い性、耐久性
等を特徴にしている。具体的には、温熱灸治療具1ない
し201によれば、(1)〜(6)の効果が生じる、 (1)灸に用いる台座を放射体として使い、発熱組成素
材を乗せて点火させる治療方法であるから、多少ツボか
ら外れても、遠赤外線エネルギーの広がりで従来の欠点
を補うことができる。従来の灸具の効能は、患部(ツ
ボ)の一点に命中させて始めて治療効果が現れ、ツボか
ら外れると効果が半減し、十分な灸治療効果は見られ
ず、灸治療専門家も時には間違えることもあり、当然治
療者も苦慮するおそれがあるが、こういった不都合を解
消できる。 (2)お灸発熱組成材の発散熱エネルギーと遠赤外線放
射エネルギーを融合させたので、血流速度が平均100
mm/secになる効能もあり、更にお灸の血流促進も
見られ格段の効果が期待できる。これにより、自然治癒
力、免疫力、抵抗力を向上させ、生体の自然法則に従っ
た生活リズムとのダブル効果で血液を促進するのであ
る。すなわち、人体と相性が合う遠赤外線エネルギーと
併用する温熱灸治療具であり、その構造から、燃焼効率
に優れるため、もぐさ、ニンニク、ショウガ、竹根炭、
海藻等からなる組成固形材を燃やし、その熱を応用し
て、身体の神経に(ツボ)にマッチングさせて、お灸発
熱組成材のエキスを遠赤外線放射エネルギーで患部に満
遍なく導き、表皮から体内に浸透させて吸収せしめ、血
の流れを良くして五官の活動を活発にできる。発熱体が
燃え盛る程、放つエネルギーは強くなって放射量も大き
くなり、表皮から真皮皮下組織の深部の筋肉や脂肪へと
浸透し、細胞を刺激し生理活性を起こすのであり、一患
部のみならず全身に効果を与えてくれるのである。 (3)従来のお灸の熱質と保温性が違い、人類の活動波
長と同様にされた光温熱により、人体に与える感覚を柔
らかくし、ゆっくりと心地よく患部に浸透させ、また、
その熱質は人体に最も相応しい、概ね4〜14μmの波
長域のエネルギーであり、肌に柔らかな温熱を感じ取ら
せて、また緩やかに冷めてゆき、心地よい治療ができ
る。 (4)従来品と比較して発熱体が燃え切った後でも、最
低二分間のお灸効果と遠赤外線の温残熱等の相乗効果が
得られる。すなわち、お灸発熱組成材を燃やした発熱
で、温熱灸治療具の台座を加熱して、蓄熱を身体に向け
て徐々に放散でき、燃焼後も暫くの間は、温かさを保つ
ことができるので、治療時間が増大する。したがって、
何箇所でも場所を変えて、温熱灸治療具を肌に当て治療
することができ、しかも手で持っても火傷の心配もな
い。また、複数の型を用意し、何時においても使用者の
目的に沿える万能性を持たせることができるので、個人
で発熱素材の分量を決めて温度調整を自由自在とでき、
特に通気孔を必要に応じて設けて燃焼率の向上を図り保
温性機能を強化し、従来の患部(ツボ)の一点に限られ
た治療方法を脱却し、温熱を有する限り何箇所でも使え
るような経済性を備えることができる。 (5)使い捨てでなく何回でも繰り返して使用できるの
で、地球環境に優しい商品となる。従来の灸治療具は、
すべて使い捨てであったが、灸温熱治療具は永久或いは
半永久に使える鉱石又は鉱石を主成分とする焼成体から
なる台座で、各発熱固形材等を凹やV状に設けた灸穴に
セットすることの繰り返しで、大変な便利さを提供でき
るものである。 (6)台座は加熱をしなくても常温域においての放射率
(黒体100)に対し95%以上の放射力を有する有効性
のある台座である。したがって、灸を使わずに、台座の
みの常温域治療でもアレルギー低減化、免疫活性化、老
化抑制の可能性も大きい。さらに、灸治療発熱材30
6、406、506により、火付きを改善し、発熱材の
大きさを調整することで、個人が好みの熱さを選択する
ことができ、取扱性を向上させている。
【0048】以上、本実施形態を説明したが、当業者で
あれば種々なる態様が挙げられ本発明の技術的思想を逸
脱しない範囲において本発明の構成を適宜改変できるこ
とは当然であり、このような改変も、本発明の技術的範
囲に属するものである。
【0049】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、人
体への生理活性効果を高めるとともに、人体に与える温
感を改善し、さらに、何回でも繰り返して使用できる。
請求項3、5記載の発明によれば、お灸の燃焼時間が延
長可能となる。請求項4記載の発明によれば、お灸発熱
材の発熱量の調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁波の波長と放射率との関係を示す説明図で
ある。
【図2】青色の三仙石(試料1)粉末の分光放射率スペ
クトル(35℃)の測定図である。
【図3】試料1粉末の分光放射輝度スペクトル(35
℃)の測定図である。
【図4】灰色の三仙石(試料2)粉末の分光放射率スペ
クトル(35℃)の測定図である。
【図5】試料2粉末の分光放射輝度スペクトル(35
℃)の測定図である。
【図6】(a)は本実施形態の温熱灸治療具の斜視図、
(b)は同温熱灸治療具の中央縦断面図である。
【図7】比較例である天然ゼオライトの遠赤外放射特性
を示す測定図である。
【図8】各種発熱材と三仙石についての波長と分光放射
率との関係を示す測定図である。
【図9】発熱材であるもぐさの刻み分けを示す説明図で
ある。
【図10】各種発熱材の正面図及び斜視図である。
【図11】(a1)は温熱灸治療具の第1変更形態の斜
視図、(a2)は同平面図、(a3)は同正面図、(b
1)は温熱灸治療具の第2変更形態の斜視図、(b2)
は同平面図、(b3)は同正面図、(c1)は温熱灸治
療具の第3変更形態の斜視図、(c2)は同平面図、
(c3)は同正面図、(d1)は温熱灸治療具の第4変
更形態の斜視図、(d2)は同平面図、(d3)は同正
面図である。
【図12】温熱灸治療具の第5変更形態の斜視図であ
る。
【図13】温熱灸治療具の第6変更形態の斜視図であ
る。
【図14】温熱灸治療具の第7変更形態の斜視図であ
る。
【図15】温熱灸治療具の第8変更形態の斜視図であ
る。
【図16】温熱灸治療具の第9変更形態の斜視図であ
る。
【図17】温熱灸治療具の第10変更形態の斜視図であ
る。
【図18】温熱灸治療具の第11変更形態の斜視図であ
る。
【図19】温熱灸治療具の第12変更形態の斜視図であ
る。
【図20】温熱灸治療具の第13変更形態の斜視図であ
る。
【図21】温熱灸治療具の第14変更形態の斜視図であ
る。
【図22】温熱灸治療具の第15変更形態の斜視図であ
る。
【図23】(a)は温熱灸治療具の第16変更形態の斜
視図、(b)は温熱灸治療具の第17変更形態の斜視
図、(c)は温熱灸治療具の第18変更形態の斜視図、
(d)は温熱灸治療具の第19変更形態の斜視図、
(e)は温熱灸治療具の第20変更形態の斜視図であ
る。
【図24】(a)は灸治療発熱材の断面図、(b)は各
種発熱量調整球体の説明図、(c)は灸治療発熱材の使
用状態説明図である。
【図25】灸治療発熱材の変更形態の説明図である。
【図26】灸治療発熱材の変更形態の説明図である。
【図27】灸治療発熱材の変更形態の使用方法を示す説
明図である。
【図28】本実施形態の温熱灸治療具と灸治療発熱材
と、市販品との比較結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 温熱灸治療具 2 灸穴 3 両面粘着シール 5 刻み分け 6 固形発熱体 11 温熱灸治療具 21 温熱灸治療具 22 灸穴 31 温熱灸治療具 32 灸穴 41 温熱灸治療具 41a 台座 42 灸穴 43 垂直面 45 放散口 51 温熱灸治療具 52 灸穴 53 通気孔 55 放散口 61 温熱灸治療具 66 頭 67 台座 66a 柄 62 灸穴 63 通気孔 65 放散口 71 温熱灸治療具 76 頭 77 台座 76a 柄 72 灸穴 73 通気孔 75 放散口 81 温熱灸治療具 82 灸穴 83 通気孔 85 放散口 91 温熱灸治療具 92 灸穴 93 通気孔 95 放散口 101 温熱灸治療具 102 灸穴 103 通気孔 105 放散口 111 温熱灸治療具 116 蓋 117 台座 112 灸穴 113 通気孔 115 放散口 121 温熱灸治療具 122 灸穴 123 通気孔 125 放散口 126 蓋 131 温熱灸治療具 132 灸穴 133 通気孔 135 放散口 141 温熱灸治療具 151 温熱灸治療具 152 灸穴 153 通気孔 155 放散口 159 窓 161、171、181、191、201 温熱灸治療
具 306 灸治療発熱材 307 点火芯 308 調整球体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 公一 愛知県豊橋市小松町58番地 Fターム(参考) 4C101 CA02 CA04 CA05 CA20 CB12 CB14 CB15 CB16 CB30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分光放射率スペクトルにおいて、人体が吸
    収できる波長帯域における放射率が少なくとも90%以
    上でなる天然鉱石、或いは該天然鉱石の成分を含む台座
    からことを特徴とする温熱灸治療具。
  2. 【請求項2】前記台座に発熱材を受容する灸穴を設け、
    前記灸穴と連通する通気孔と、前記灸穴から下方に向か
    って貫設された放散口を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の温熱灸治療具。
  3. 【請求項3】台座と、該台座に発熱材を受容する灸穴を
    設けた温熱灸治療具に適用される灸治療発熱材であり、
    少なくとも竹根炭を含んでなる組成材であることを特徴
    とする灸治療発熱材。
  4. 【請求項4】台座と、該台座に発熱材を受容する灸穴を
    設けた温熱灸治療具に適用される灸治療発熱材であっ
    て、点火芯と、該点火芯に灸発熱材を塊状に設けてなる
    ことを特徴とする灸治療発熱材。
  5. 【請求項5】温熱灸治療具に適用される灸治療発熱材で
    あり、少なくとも竹根炭を含んでなる組成材であること
    を特徴とする灸治療発熱材。
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