JP2000023901A - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- JP2000023901A JP2000023901A JP10198751A JP19875198A JP2000023901A JP 2000023901 A JP2000023901 A JP 2000023901A JP 10198751 A JP10198751 A JP 10198751A JP 19875198 A JP19875198 A JP 19875198A JP 2000023901 A JP2000023901 A JP 2000023901A
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- JP
- Japan
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- endoscope
- switch
- pressing
- push button
- push
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、術者によって個人差が大きい、あら
ゆる大きさの手によっても押し易く、かつ検査中に誤っ
て押されることの少ない押ボタン式スイッチとした内視
鏡を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、操作部における外面上にスイッ
チ操作用押ボタンを設けた内視鏡において、少なくとも
1つのスイッチ操作用押ボタン36,37,38,39
の押圧部を、そのスイッチ操作押ボタン36,37,3
8,39の取付け面36a,37a,38a,39aの
領域を実質的に占有する形態に形成したものである。
ゆる大きさの手によっても押し易く、かつ検査中に誤っ
て押されることの少ない押ボタン式スイッチとした内視
鏡を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、操作部における外面上にスイッ
チ操作用押ボタンを設けた内視鏡において、少なくとも
1つのスイッチ操作用押ボタン36,37,38,39
の押圧部を、そのスイッチ操作押ボタン36,37,3
8,39の取付け面36a,37a,38a,39aの
領域を実質的に占有する形態に形成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作部における外
面上にスイッチ操作用押ボタンが設けた内視鏡に関す
る。
面上にスイッチ操作用押ボタンが設けた内視鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に内視鏡はその操作部に把持部より
も手元側に位置して挿入部の湾曲部を湾曲操作するため
のアングルノブと、送気、送水、送ガスなどの動作を切
り換える切換え弁の操作ボタンが設けられている。さら
に操作部の手元側端部にはこの内視鏡に接続されること
のある、カメラ、VTR装置等の周辺機器の操作や、モ
ニターの画面を静止させるフリーズ操作、観察像の明る
さを調整するアイリス操作、画面のコントラスト操作、
画面の画像強調操作等をそれぞれ行なう各種スイッチの
押ボタンが設けられている。
も手元側に位置して挿入部の湾曲部を湾曲操作するため
のアングルノブと、送気、送水、送ガスなどの動作を切
り換える切換え弁の操作ボタンが設けられている。さら
に操作部の手元側端部にはこの内視鏡に接続されること
のある、カメラ、VTR装置等の周辺機器の操作や、モ
ニターの画面を静止させるフリーズ操作、観察像の明る
さを調整するアイリス操作、画面のコントラスト操作、
画面の画像強調操作等をそれぞれ行なう各種スイッチの
押ボタンが設けられている。
【0003】このように内視鏡の操作部にはアングルノ
ブと操作ボタンの他にスイッチ操作用押ボタンが設けら
れている。そして、内視鏡を操作する場合、術者は図1
8に示すように、例えば左手で操作部100の把持部1
01を把持しながら右手でアングルノブ102を操作す
る一方、左手の指で、操作ボタン103やスイッチ操作
用の押ボタン104a,104bを押圧操作するように
なっている。
ブと操作ボタンの他にスイッチ操作用押ボタンが設けら
れている。そして、内視鏡を操作する場合、術者は図1
8に示すように、例えば左手で操作部100の把持部1
01を把持しながら右手でアングルノブ102を操作す
る一方、左手の指で、操作ボタン103やスイッチ操作
用の押ボタン104a,104bを押圧操作するように
なっている。
【0004】しかし、内視鏡の操作部100を操作する
従者の手の大きさには個人差が大きく、特にスイッチ操
作用の押ボタン104a,104bの全てのものに指が
届かない場合がある。例えば図19に示すように遠方に
位置する押ボタン104aを左手の指で押圧しようとし
ても操作ができない場合がある。また、操作部100を
把持する手の位置によっては全ての押ボタン104a,
104bを正確に操作することが困難になることもあ
る。
従者の手の大きさには個人差が大きく、特にスイッチ操
作用の押ボタン104a,104bの全てのものに指が
届かない場合がある。例えば図19に示すように遠方に
位置する押ボタン104aを左手の指で押圧しようとし
ても操作ができない場合がある。また、操作部100を
把持する手の位置によっては全ての押ボタン104a,
104bを正確に操作することが困難になることもあ
る。
【0005】また、上記押ボタン104a,104bの
押圧部が術者の指の大きさと比較して小さく、操作に際
して上記操作部100を持ち替える必要が生じるなど、
操作性が悪化すると共に、作業の効率が落ち、内視鏡が
医療用のものである場合それだけで被験者の苦痛が増大
する。
押圧部が術者の指の大きさと比較して小さく、操作に際
して上記操作部100を持ち替える必要が生じるなど、
操作性が悪化すると共に、作業の効率が落ち、内視鏡が
医療用のものである場合それだけで被験者の苦痛が増大
する。
【0006】そこで、本出願人は特開昭63−1974
30号公報に係る出願のものにて、内視鏡の操作部から
突き出すスイッチ操作ボタンを設け、どのような方向か
ら押圧しても操作可能な押ボタン式スイッチを提案して
いる。
30号公報に係る出願のものにて、内視鏡の操作部から
突き出すスイッチ操作ボタンを設け、どのような方向か
ら押圧しても操作可能な押ボタン式スイッチを提案して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな押ボタン式スイッチの方式では、通常使用時には操
作性が向上する一方、誤って操作部の側方や斜め方向か
ら押圧力が加えられることがあると、術者の意に反した
操作が行なわれてしまい、内視鏡検査に不具合を及ぼす
虞があった。
うな押ボタン式スイッチの方式では、通常使用時には操
作性が向上する一方、誤って操作部の側方や斜め方向か
ら押圧力が加えられることがあると、術者の意に反した
操作が行なわれてしまい、内視鏡検査に不具合を及ぼす
虞があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、術者によって個人差が大きい、あらゆる大きさの
手によっても押し易く、かつ検査中に誤って押されるこ
との少ない押ボタン式スイッチとした内視鏡を提供する
ことを目的とする。
あり、術者によって個人差が大きい、あらゆる大きさの
手によっても押し易く、かつ検査中に誤って押されるこ
との少ない押ボタン式スイッチとした内視鏡を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作部におけ
る外面上にスイッチ操作用押ボタンを設けた内視鏡にお
いて、少なくとも1つのスイッチ操作用押ボタンの押圧
部を、そのスイッチ操作押ボタンの取付け面の領域を実
質的に占有する形態に形成したものである。本発明によ
れば、スイッチ操作用押ボタンはその取付け面と略同じ
大きさに形成されるので、従来の押ボタンよりも押圧部
の押圧操作が有効な面積が大きくなる。
る外面上にスイッチ操作用押ボタンを設けた内視鏡にお
いて、少なくとも1つのスイッチ操作用押ボタンの押圧
部を、そのスイッチ操作押ボタンの取付け面の領域を実
質的に占有する形態に形成したものである。本発明によ
れば、スイッチ操作用押ボタンはその取付け面と略同じ
大きさに形成されるので、従来の押ボタンよりも押圧部
の押圧操作が有効な面積が大きくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、図1な
いし図10を参照して、本発明の第1の実施形態に係る
内視鏡を説明する。
いし図10を参照して、本発明の第1の実施形態に係る
内視鏡を説明する。
【0011】図1は第1の実施形態に係る内視鏡とその
周辺装置との構成を概略的に示す説明図である。内視鏡
装置はビデオ式の内視鏡1(内視鏡本体)と、その周辺
機器である、ビデオプロセッサ2、モニタ3、VTR
4、ビデオプリンタ5及び電子ファイル6等が設けられ
ている。
周辺装置との構成を概略的に示す説明図である。内視鏡
装置はビデオ式の内視鏡1(内視鏡本体)と、その周辺
機器である、ビデオプロセッサ2、モニタ3、VTR
4、ビデオプリンタ5及び電子ファイル6等が設けられ
ている。
【0012】内視鏡1は体腔内に挿入可能な細長で可撓
性を有する挿入部11と、この挿入部11の基端に連接
された操作部12と、この操作部12の側面に連接され
たユニバーサルコード13とを有する。ユニバーサルコ
ード13の延出先端にはコネクタ装置14が設けられて
いる。挿入部11は基端側から順次配置される可撓管1
5、湾曲部16および先端部17を有してなり、先端部
17にはノズル18、照明レンズ19、鉗子用透孔2
0、撮像ユニット21がそれぞれ先端カバー22の部位
に位置して配設されている。
性を有する挿入部11と、この挿入部11の基端に連接
された操作部12と、この操作部12の側面に連接され
たユニバーサルコード13とを有する。ユニバーサルコ
ード13の延出先端にはコネクタ装置14が設けられて
いる。挿入部11は基端側から順次配置される可撓管1
5、湾曲部16および先端部17を有してなり、先端部
17にはノズル18、照明レンズ19、鉗子用透孔2
0、撮像ユニット21がそれぞれ先端カバー22の部位
に位置して配設されている。
【0013】上記コネクタ装置14はビデオプロセッサ
2に接続される。そして、コネクタ装置14を介して、
内視鏡1の固体撮像素子(後述)の出力信号がビデオプ
ロセッサ2に供給されると共に、ビデオプロセッサ2の
内部に設けられる光源ランプ(図示せず)にて発生され
た照明光を、ユニバーサルコード13、操作部12、及
び挿入部11を経て、挿入部11の先端まで延設された
ライトガイド(図示せず)に導き入れる。ライトガイド
はその照明光を照明レンズ19を介して体腔内の被観察
部位へ向けて照射する。
2に接続される。そして、コネクタ装置14を介して、
内視鏡1の固体撮像素子(後述)の出力信号がビデオプ
ロセッサ2に供給されると共に、ビデオプロセッサ2の
内部に設けられる光源ランプ(図示せず)にて発生され
た照明光を、ユニバーサルコード13、操作部12、及
び挿入部11を経て、挿入部11の先端まで延設された
ライトガイド(図示せず)に導き入れる。ライトガイド
はその照明光を照明レンズ19を介して体腔内の被観察
部位へ向けて照射する。
【0014】上記操作部12の中間部分には手で把持す
る把持部25がカバー部材26により形成されている。
操作部12において把持部25よりも手元側端部の一側
面には挿入部11の湾曲部16を湾曲操作するための湾
曲操作ノブ27が設けられている。この湾曲操作ノブ2
7にて湾曲部16を湾曲させることにより上記挿入部1
1の先端部17を被観察部位へ指向させることができ
る。
る把持部25がカバー部材26により形成されている。
操作部12において把持部25よりも手元側端部の一側
面には挿入部11の湾曲部16を湾曲操作するための湾
曲操作ノブ27が設けられている。この湾曲操作ノブ2
7にて湾曲部16を湾曲させることにより上記挿入部1
1の先端部17を被観察部位へ指向させることができ
る。
【0015】上記操作部12の手元側端部の前面部分に
は送気送水切換え弁の操作ボタン31と吸引切換え弁の
操作ボタン32が並んで設けられている。そして、各操
作ボタン31,32を選択的に押圧する操作を行うこと
により、送気、送水または吸引の動作を制御することが
できる。
は送気送水切換え弁の操作ボタン31と吸引切換え弁の
操作ボタン32が並んで設けられている。そして、各操
作ボタン31,32を選択的に押圧する操作を行うこと
により、送気、送水または吸引の動作を制御することが
できる。
【0016】さらに上記操作部12の手元側端には裁頭
角錐様の略立方体形状に形成したスイッチボックス35
が設けられている。スイッチボックス35の3つの側面
と上(頂)面で形成する取付け面36a,37a,38
a,39aには1個づつ押ボタン36,37,38,3
9が配設されている。各取付け面36a,37a,38
a,39aにそれぞれ個別に設けられた押ボタン36,
37,38,39を選択的に押圧操作することにより、
フリーズ操作、アイリス調整、画像強調、コントラスト
調整等の内視鏡観察画像を調整する動作が行なわれる。
角錐様の略立方体形状に形成したスイッチボックス35
が設けられている。スイッチボックス35の3つの側面
と上(頂)面で形成する取付け面36a,37a,38
a,39aには1個づつ押ボタン36,37,38,3
9が配設されている。各取付け面36a,37a,38
a,39aにそれぞれ個別に設けられた押ボタン36,
37,38,39を選択的に押圧操作することにより、
フリーズ操作、アイリス調整、画像強調、コントラスト
調整等の内視鏡観察画像を調整する動作が行なわれる。
【0017】ここで、各押ボタン36,37,38,3
9の押圧部は図10に示すように、いずれも平坦な指当
て操作表面を有しており、この指当て操作表面部分は取
付け面36a,37a,38a,39aの領域を実質的
に占有する形態(形体)で形成されている。すなわち、
この実施形態では押ボタン36,37,38,39の押
圧部が取付け面36a,37a,38a,39aと略同
形でかつ略同じ大きさに形成されている。従って、取付
け面36a,37a,38a,39aの広さを最大限に
利用してスイッチ操作用押ボタン36,37,38,3
9の押圧部を最大限に形成することができる。つまりス
イッチ操作用押ボタン36,37,38,39の押圧部
が、その取付け面36a,37a,38a,39aの領
域を実質的に占有する形態に形成されている。このた
め、スイッチ操作用押ボタン36,37,38,39の
いずれかに指を押し付けると、その押圧部から指が外れ
にくく、選んだ押ボタン36,37,38,39の押圧
部を必ず押し付けることができる。
9の押圧部は図10に示すように、いずれも平坦な指当
て操作表面を有しており、この指当て操作表面部分は取
付け面36a,37a,38a,39aの領域を実質的
に占有する形態(形体)で形成されている。すなわち、
この実施形態では押ボタン36,37,38,39の押
圧部が取付け面36a,37a,38a,39aと略同
形でかつ略同じ大きさに形成されている。従って、取付
け面36a,37a,38a,39aの広さを最大限に
利用してスイッチ操作用押ボタン36,37,38,3
9の押圧部を最大限に形成することができる。つまりス
イッチ操作用押ボタン36,37,38,39の押圧部
が、その取付け面36a,37a,38a,39aの領
域を実質的に占有する形態に形成されている。このた
め、スイッチ操作用押ボタン36,37,38,39の
いずれかに指を押し付けると、その押圧部から指が外れ
にくく、選んだ押ボタン36,37,38,39の押圧
部を必ず押し付けることができる。
【0018】尚、図10で示すように、実際には押ボタ
ン36,37,38,39の押圧部周辺には取付け面3
6a,37a,38a,39aの周辺領域がわずかに残
っているが、これは隣接する押ボタン36,37,3
8,39との干渉等を避けるために離したものであり、
本発明ではそのように押ボタン36,37,38,39
の押圧部とその取付け面36a,37a,38a,39
aとが形状および大きさが完全に一致するように設けな
くてもよいものである。
ン36,37,38,39の押圧部周辺には取付け面3
6a,37a,38a,39aの周辺領域がわずかに残
っているが、これは隣接する押ボタン36,37,3
8,39との干渉等を避けるために離したものであり、
本発明ではそのように押ボタン36,37,38,39
の押圧部とその取付け面36a,37a,38a,39
aとが形状および大きさが完全に一致するように設けな
くてもよいものである。
【0019】図示はしないが、上記各押ボタン36,3
7,38,39の内部には水密的に電気接点が設けら
れ、各電気接点は対応する押ボタン36,37,38,
39の押圧操作により電気信号を発生する。
7,38,39の内部には水密的に電気接点が設けら
れ、各電気接点は対応する押ボタン36,37,38,
39の押圧操作により電気信号を発生する。
【0020】図2は上記内視鏡1と周辺装置の電気回路
の構成を示す図である。内視鏡1の先端部17には撮像
ユニット21の、例えばCCD等の固体撮像素子41、
回路基板42および対物レンズ43などが内蔵され、対
物レンズ43を介して入射された被写体像がその固体撮
像素子41で撮像される。固体撮像素子41で光電変換
され、かつ回路基板42の電気回路で増幅された撮像信
号は信号ケーブル44を介してビデオプロセッサ2の内
部のビデオ回路45に入力される。上述したモニタ3、
電子ファイル6、VTR4、ビデオプリンタ5はそれぞ
れビデオ回路45に接続される。モニタ3は撮像画像信
号を表示するものであり、通常は動画表示を行なってい
るが、フリーズ機能も有しており、静止画の表示も可能
である。電子ファイル6は光磁気ディスク等の記録媒体
に撮像画像を静止画像として記録するものである。VT
R4は撮像信号を記録するものである。ビデオプリンタ
5は撮像画像を記録紙に印刷するものである。
の構成を示す図である。内視鏡1の先端部17には撮像
ユニット21の、例えばCCD等の固体撮像素子41、
回路基板42および対物レンズ43などが内蔵され、対
物レンズ43を介して入射された被写体像がその固体撮
像素子41で撮像される。固体撮像素子41で光電変換
され、かつ回路基板42の電気回路で増幅された撮像信
号は信号ケーブル44を介してビデオプロセッサ2の内
部のビデオ回路45に入力される。上述したモニタ3、
電子ファイル6、VTR4、ビデオプリンタ5はそれぞ
れビデオ回路45に接続される。モニタ3は撮像画像信
号を表示するものであり、通常は動画表示を行なってい
るが、フリーズ機能も有しており、静止画の表示も可能
である。電子ファイル6は光磁気ディスク等の記録媒体
に撮像画像を静止画像として記録するものである。VT
R4は撮像信号を記録するものである。ビデオプリンタ
5は撮像画像を記録紙に印刷するものである。
【0021】操作部12のスイッチボックス35に設け
られた4つの押ボタン36,37,38,39の操作に
より操作される各スイッチ36b,37b,38b,3
9b(39bは図示せず)からの信号がそれぞれビデオ
回路45へと入力される。なお、フリーズ操作用の押ボ
タン36はその押圧操作によりモニタ3の表示は静止画
となるが、この時、残りの押ボタン37,38,39の
機能はそれぞれ本来のアイリス調整、画像強調、コント
ラスト調整の操作のものから、ビデオプリンタ操作、電
子ファイル操作、レリーズ操作へと変わり、画像出力系
重視の機能が割り当てるようにし、そして、もう一度、
フリーズ操作用押ボタン36を押圧することにより元の
観察画像調整機能割り当て状態に戻り、アイリス調整、
画像強調、コントラスト調整が行なえるようにしても良
い。内視鏡1の操作部12に設けることができる押ボタ
ンの数には限りがあり、一方で、内視鏡は近年他機能化
しているが、こうすることにより、スイッチボックス3
5に設ける押ボタンの数が少なくて済む。
られた4つの押ボタン36,37,38,39の操作に
より操作される各スイッチ36b,37b,38b,3
9b(39bは図示せず)からの信号がそれぞれビデオ
回路45へと入力される。なお、フリーズ操作用の押ボ
タン36はその押圧操作によりモニタ3の表示は静止画
となるが、この時、残りの押ボタン37,38,39の
機能はそれぞれ本来のアイリス調整、画像強調、コント
ラスト調整の操作のものから、ビデオプリンタ操作、電
子ファイル操作、レリーズ操作へと変わり、画像出力系
重視の機能が割り当てるようにし、そして、もう一度、
フリーズ操作用押ボタン36を押圧することにより元の
観察画像調整機能割り当て状態に戻り、アイリス調整、
画像強調、コントラスト調整が行なえるようにしても良
い。内視鏡1の操作部12に設けることができる押ボタ
ンの数には限りがあり、一方で、内視鏡は近年他機能化
しているが、こうすることにより、スイッチボックス3
5に設ける押ボタンの数が少なくて済む。
【0022】一方、内視鏡1の挿入部11における先端
部17は図3,4で示す如く構成されている。すなわち
先端部17の本体部材51には撮像ユニット21が嵌合
され、取付ネジ53により固定されると共に、上記鉗子
用透孔20を形成する鉗子パイプ54も嵌合して接着固
定されている。鉗子パイプ54の内端には挿入部11内
に挿通された可撓性を有する鉗子チューブ55の先端が
接続部56にて接続されている。鉗子チューブ55の手
元側は前述した操作部12に設けられた鉗子口57へ通
じている。術者は鉗子口57より細長な処置具を挿通す
ることにより鉗子用透孔20から体腔内にその処置具の
先端部分を突き出して体腔内部の処置を行なう。
部17は図3,4で示す如く構成されている。すなわち
先端部17の本体部材51には撮像ユニット21が嵌合
され、取付ネジ53により固定されると共に、上記鉗子
用透孔20を形成する鉗子パイプ54も嵌合して接着固
定されている。鉗子パイプ54の内端には挿入部11内
に挿通された可撓性を有する鉗子チューブ55の先端が
接続部56にて接続されている。鉗子チューブ55の手
元側は前述した操作部12に設けられた鉗子口57へ通
じている。術者は鉗子口57より細長な処置具を挿通す
ることにより鉗子用透孔20から体腔内にその処置具の
先端部分を突き出して体腔内部の処置を行なう。
【0023】先端部17の本体部材51の前面は樹脂製
の上記先端カバー22にて覆われており、本体部材51
に連設される湾曲部材58の外周は可撓性を有するゴム
等で形成した湾曲チューブ59により被覆されている。
湾曲チューブ59の先端部は糸巻接着部60により水密
に固定されている。
の上記先端カバー22にて覆われており、本体部材51
に連設される湾曲部材58の外周は可撓性を有するゴム
等で形成した湾曲チューブ59により被覆されている。
湾曲チューブ59の先端部は糸巻接着部60により水密
に固定されている。
【0024】ここで、上記撮像ユニット21についてよ
り具体的に説明する。撮像ユニット21はレンズ枠61
を有しており、このレンズ枠61には対物レンズ(群)
43、ガラスリッド62、固体撮像素子41および回路
基板42が一体的に組み込まれている。対物レンズ43
の一部のものは間隔部材63によってそれらの間隔が保
たれている。最も固体撮像素子41側寄りに位置する対
物レンズ43は光学接着剤によりガラスリッド62に接
着固定されている。ガラスリッド62は固体撮像素子4
1に対して同様に光学接着剤により接着固定されてい
る。固体撮像素子41にはその側周部から延出する複数
のフレキシブルリード65が設けられ、固体撮像素子4
1で光電変換された電気信号がこれらのフレキシブルリ
ード65を経て回路基板42に伝送される。回路基板4
2にはコンデンサ、抵抗、トランジスタもしくはバッフ
ァIC等の電子部品66が搭載されており、固体撮像素
子41の出力信号を蓄積・増幅し、前述した複数の信号
ケーブル44によってビデオプロセッサ2まで伝送され
る。信号ケーブル44は複数本撚り合わされた信号ケー
ブル束67となっている。
り具体的に説明する。撮像ユニット21はレンズ枠61
を有しており、このレンズ枠61には対物レンズ(群)
43、ガラスリッド62、固体撮像素子41および回路
基板42が一体的に組み込まれている。対物レンズ43
の一部のものは間隔部材63によってそれらの間隔が保
たれている。最も固体撮像素子41側寄りに位置する対
物レンズ43は光学接着剤によりガラスリッド62に接
着固定されている。ガラスリッド62は固体撮像素子4
1に対して同様に光学接着剤により接着固定されてい
る。固体撮像素子41にはその側周部から延出する複数
のフレキシブルリード65が設けられ、固体撮像素子4
1で光電変換された電気信号がこれらのフレキシブルリ
ード65を経て回路基板42に伝送される。回路基板4
2にはコンデンサ、抵抗、トランジスタもしくはバッフ
ァIC等の電子部品66が搭載されており、固体撮像素
子41の出力信号を蓄積・増幅し、前述した複数の信号
ケーブル44によってビデオプロセッサ2まで伝送され
る。信号ケーブル44は複数本撚り合わされた信号ケー
ブル束67となっている。
【0025】上述したガラスリッド62、固体撮像素子
41、フレキシブルリード65、回路基板42および信
号ケーブル44はその付近に組立後、補強及び保護のた
めに設けた封止部68の樹脂内に埋め込まれて封止され
ている。
41、フレキシブルリード65、回路基板42および信
号ケーブル44はその付近に組立後、補強及び保護のた
めに設けた封止部68の樹脂内に埋め込まれて封止され
ている。
【0026】なお、本実施形態では固体撮像素子41の
図3,4中下側に位置するフレキシブルリード65を内
側(上側)に折り曲げ、これにより特に鉗子パイプ54
と鉗子チューブ55とを接続する太径な接続部56の部
分との干渉を避けるようにしている。このため、挿入部
11の細径化を図ることができる。
図3,4中下側に位置するフレキシブルリード65を内
側(上側)に折り曲げ、これにより特に鉗子パイプ54
と鉗子チューブ55とを接続する太径な接続部56の部
分との干渉を避けるようにしている。このため、挿入部
11の細径化を図ることができる。
【0027】また、固体撮像素子41まわりの組立方法
としては次のようにする。まず図5に示すように、固体
撮像素子41の側部から延出するフレキシブルリード6
5を回路基板42に半田等を用いて電気的に接続する。
同様に、信号ケーブル44を回路基板42に半田等を用
いて電気的に接続する。最後に、各フレキシブルリード
65を図5に示す矢印の向きにそれぞれ内側へと折り曲
げた状態で、図6に示すように回路基板42と固体撮像
素子41とが略平行になるように保ってフレキシブルリ
ード65に回路基板42を接着固定する。従って、固体
撮像素子41と回路基板42とは略平行を保って近接し
て配置される。このため、撮像ユニット21の小形化と
共に、撮像ユニット21においての挿入部11の長手軸
方向の硬質長さが短くなる。
としては次のようにする。まず図5に示すように、固体
撮像素子41の側部から延出するフレキシブルリード6
5を回路基板42に半田等を用いて電気的に接続する。
同様に、信号ケーブル44を回路基板42に半田等を用
いて電気的に接続する。最後に、各フレキシブルリード
65を図5に示す矢印の向きにそれぞれ内側へと折り曲
げた状態で、図6に示すように回路基板42と固体撮像
素子41とが略平行になるように保ってフレキシブルリ
ード65に回路基板42を接着固定する。従って、固体
撮像素子41と回路基板42とは略平行を保って近接し
て配置される。このため、撮像ユニット21の小形化と
共に、撮像ユニット21においての挿入部11の長手軸
方向の硬質長さが短くなる。
【0028】ところで、一般に内視鏡1の挿入部11に
おいての湾曲部16および先端部17の部分は前述した
如く、樹脂製の先端カバー22やゴム等で形成した湾曲
チューブ59にて被覆されており、外部と電気的に絶縁
されている。しかしながら、レンズ枠61は高精度に対
物レンズ43を保持しなければならないため、例えばス
テンレス等の金属にて形成される。このため、レンズ枠
61の先端カバー22側の端部は外部と唯一絶縁されて
いない部分となっている。近年、鉗子口57より鉗子用
透孔20へと処置具として高周波メスを挿通し、体腔内
部位に高周波電流を通電させることにより体腔内患部を
高周波処置治療することが多くなったが、その際、金属
製のレンズ枠61へ放電した高周波電流が固体撮像素子
41にも流れ込み、固体撮像素子41を破壊させること
があった。
おいての湾曲部16および先端部17の部分は前述した
如く、樹脂製の先端カバー22やゴム等で形成した湾曲
チューブ59にて被覆されており、外部と電気的に絶縁
されている。しかしながら、レンズ枠61は高精度に対
物レンズ43を保持しなければならないため、例えばス
テンレス等の金属にて形成される。このため、レンズ枠
61の先端カバー22側の端部は外部と唯一絶縁されて
いない部分となっている。近年、鉗子口57より鉗子用
透孔20へと処置具として高周波メスを挿通し、体腔内
部位に高周波電流を通電させることにより体腔内患部を
高周波処置治療することが多くなったが、その際、金属
製のレンズ枠61へ放電した高周波電流が固体撮像素子
41にも流れ込み、固体撮像素子41を破壊させること
があった。
【0029】そこで、本実施形態では図3で示すよう
に、ガラスリッド62を十分厚くすることにより、レン
ズ枠61と固体撮像素子41の間の距離を十分に離して
放電経路を絶つようにしたものである。また、同様の理
由で、図4のものはレンズ枠61と固体撮像素子41と
の間を径の大きいガラスリッド62によって絶縁した変
形例である。図7は図4中のC−C線に沿う部分の断面
図であるが、ガラスリッド62の外径Bをレンズ枠61
や固体撮像素子41の外径Aよりも大きくし、レンズ枠
61から固体撮像素子41ヘの放電経路を絶つようにし
たものである。
に、ガラスリッド62を十分厚くすることにより、レン
ズ枠61と固体撮像素子41の間の距離を十分に離して
放電経路を絶つようにしたものである。また、同様の理
由で、図4のものはレンズ枠61と固体撮像素子41と
の間を径の大きいガラスリッド62によって絶縁した変
形例である。図7は図4中のC−C線に沿う部分の断面
図であるが、ガラスリッド62の外径Bをレンズ枠61
や固体撮像素子41の外径Aよりも大きくし、レンズ枠
61から固体撮像素子41ヘの放電経路を絶つようにし
たものである。
【0030】一方、図8に示すように、最も固体撮像素
子41寄りの対物レンズ43には蒸着により開口部70
の形状が四角形もしくは八角形のフレア絞り71が設け
られており、このフレア絞り71により内視鏡画像にフ
レアを生じるのを防止するようにしてある。この際、従
来の対物レンズの断面形状は円形であるが、フレア絞り
71の開口部70の形状が四角形もしくは八角形である
場合、組立性を考慮し、対物レンズ43の一部を切り欠
いたり、V字状もしくはU字状の溝を設け、これを基準
とし、図9で示すようにレンズ枠61の一部と係合させ
ることによりフレア絞り71の開口部70の回転方向の
位置出しを行うようにする。
子41寄りの対物レンズ43には蒸着により開口部70
の形状が四角形もしくは八角形のフレア絞り71が設け
られており、このフレア絞り71により内視鏡画像にフ
レアを生じるのを防止するようにしてある。この際、従
来の対物レンズの断面形状は円形であるが、フレア絞り
71の開口部70の形状が四角形もしくは八角形である
場合、組立性を考慮し、対物レンズ43の一部を切り欠
いたり、V字状もしくはU字状の溝を設け、これを基準
とし、図9で示すようにレンズ枠61の一部と係合させ
ることによりフレア絞り71の開口部70の回転方向の
位置出しを行うようにする。
【0031】[第2の実施形態]図11を参照して、本
発明の第2の実施形態を説明する。この実施形態は上述
した第1の実施形態のスイッチボックスの変形例であ
る。図11に示すように、スイッチボックス35は裁頭
円錐様の略円柱形状のもので構成し、円柱全周側面をそ
の周方向に複数に分割して区別した各領域をそれぞれ取
付け面36a,38a,39aとし、各取付け面36
a,38a,39aに押ボタン36,38,39の押圧
部をそれぞれ配置したものである。各取付け面36a,
38a,39aの領域には各押ボタン36,38,39
の押圧部が占有する形態でそれぞれ設置してある。各取
付け面36a,38a,39aと各押ボタン36,3
8,39の押圧部は略同じ形でかつ略同じ大きさで占有
する形態で形成されている。また、押圧部は取付け面3
6a,38a,39aの曲面に沿った曲面の状態で形成
されている。
発明の第2の実施形態を説明する。この実施形態は上述
した第1の実施形態のスイッチボックスの変形例であ
る。図11に示すように、スイッチボックス35は裁頭
円錐様の略円柱形状のもので構成し、円柱全周側面をそ
の周方向に複数に分割して区別した各領域をそれぞれ取
付け面36a,38a,39aとし、各取付け面36
a,38a,39aに押ボタン36,38,39の押圧
部をそれぞれ配置したものである。各取付け面36a,
38a,39aの領域には各押ボタン36,38,39
の押圧部が占有する形態でそれぞれ設置してある。各取
付け面36a,38a,39aと各押ボタン36,3
8,39の押圧部は略同じ形でかつ略同じ大きさで占有
する形態で形成されている。また、押圧部は取付け面3
6a,38a,39aの曲面に沿った曲面の状態で形成
されている。
【0032】また、スイッチボックス35の頂面には押
ボタン37の押圧部が平坦な形で設けられ、このスイッ
チボックス35の頂面からなる取付け面37aの領域に
もこの押ボタン37の押圧部が取付け面37aの領域と
略同じ形と略同じ大きさで占有する形態で設けられてい
る。
ボタン37の押圧部が平坦な形で設けられ、このスイッ
チボックス35の頂面からなる取付け面37aの領域に
もこの押ボタン37の押圧部が取付け面37aの領域と
略同じ形と略同じ大きさで占有する形態で設けられてい
る。
【0033】この実施形態でのスイッチボックス35は
操作部12に対してその円柱中心を回転軸として回転可
能に取り付けるようにしても良い。その他は前述した第
1の実施形態のものと同様なものである。
操作部12に対してその円柱中心を回転軸として回転可
能に取り付けるようにしても良い。その他は前述した第
1の実施形態のものと同様なものである。
【0034】[第3実施形態]図12及び図13を参照
して、本発明の第3の実施形態を説明する。この実施形
態は第1の実施形態のスイッチボックス35の変形例で
ある。図12に示すように、スイッチボックス35は裁
頭角錐様の略立方体形状に形成され、各取付け面36
a,37a,38a,39aの領域には押ボタン36,
37,38,39が個別に設けられており、それぞれの
押ボタン36,37,38,39の押圧部はスイッチボ
ックス35の各取付面36a,37a,38a,39a
と略同じ形と略同じ大きさに形成され、取付け面36
a,37a,38a,39aの領域を実質的に占有する
形態になっている。
して、本発明の第3の実施形態を説明する。この実施形
態は第1の実施形態のスイッチボックス35の変形例で
ある。図12に示すように、スイッチボックス35は裁
頭角錐様の略立方体形状に形成され、各取付け面36
a,37a,38a,39aの領域には押ボタン36,
37,38,39が個別に設けられており、それぞれの
押ボタン36,37,38,39の押圧部はスイッチボ
ックス35の各取付面36a,37a,38a,39a
と略同じ形と略同じ大きさに形成され、取付け面36
a,37a,38a,39aの領域を実質的に占有する
形態になっている。
【0035】特に取付け面37aについては図13に一
例を示す如く、その取付け面37aの全周縁が突き出
し、中央が窪んだ形に形成されている。この取付け面3
7aには全面的に膜状のカバー部材76が配設され、こ
のカバー部材76によりスイッチの押ボタン37の押圧
部を形成している。押ボタン37の押圧部の内側の凹部
の底面部分には図13に示すように、複数の接点77が
マトリックス状に配置して設けられており、外部、例え
ばビデオプロセッサ2からの操作により、上記複数の接
点77の接続状態を制御できるようになっている。ま
た、各接点77はカバー部材76によって水密に覆われ
ており、カバー部材76を押圧操作することによりそれ
ぞれの接点77が押圧されて操作される。
例を示す如く、その取付け面37aの全周縁が突き出
し、中央が窪んだ形に形成されている。この取付け面3
7aには全面的に膜状のカバー部材76が配設され、こ
のカバー部材76によりスイッチの押ボタン37の押圧
部を形成している。押ボタン37の押圧部の内側の凹部
の底面部分には図13に示すように、複数の接点77が
マトリックス状に配置して設けられており、外部、例え
ばビデオプロセッサ2からの操作により、上記複数の接
点77の接続状態を制御できるようになっている。ま
た、各接点77はカバー部材76によって水密に覆われ
ており、カバー部材76を押圧操作することによりそれ
ぞれの接点77が押圧されて操作される。
【0036】この実施形態にあってはスイッチボックス
35に設けられた、各押ボタン36,37,38,39
等の内視鏡観察画像を調節するスイッチ類の押圧部はス
イッチボックス35の取付け面36a,37a,38
a,39aと略同じ形で略同じ大きさに形成されてお
り、従来のものより押圧部の面積が大きいので、押圧操
作が行ない易く、また、術者によって個人差のあるあら
ゆる大きさの手によっても押し易い。また、スイッチ押
圧部が突き出していないので、誤ってスイッチを押して
しまうことを防止できる。
35に設けられた、各押ボタン36,37,38,39
等の内視鏡観察画像を調節するスイッチ類の押圧部はス
イッチボックス35の取付け面36a,37a,38
a,39aと略同じ形で略同じ大きさに形成されてお
り、従来のものより押圧部の面積が大きいので、押圧操
作が行ない易く、また、術者によって個人差のあるあら
ゆる大きさの手によっても押し易い。また、スイッチ押
圧部が突き出していないので、誤ってスイッチを押して
しまうことを防止できる。
【0037】押ボタン37についてはマトリックス状に
並んだ複数の接点77の接続状態を外部からの操作によ
り変更できるので、押圧操作の際、有効に働く接点を選
択することによって、接点77の一部のみの押圧操作を
行うことによって、押圧操作を有効にすることも可能で
あるし、すべての接点77を有効としてAND回路を形
成すれば、スイッチの全体を押圧しなければ、押圧操作
が有効にならない。従って、押圧しやすい位置にあるス
イッチや、誤って操作してしまうと検査に支障を与える
スイッチの接点77はすべての接点77でAND回路を
形成し、誤って押圧されることがないようにすることが
できる。
並んだ複数の接点77の接続状態を外部からの操作によ
り変更できるので、押圧操作の際、有効に働く接点を選
択することによって、接点77の一部のみの押圧操作を
行うことによって、押圧操作を有効にすることも可能で
あるし、すべての接点77を有効としてAND回路を形
成すれば、スイッチの全体を押圧しなければ、押圧操作
が有効にならない。従って、押圧しやすい位置にあるス
イッチや、誤って操作してしまうと検査に支障を与える
スイッチの接点77はすべての接点77でAND回路を
形成し、誤って押圧されることがないようにすることが
できる。
【0038】逆に、押圧しにくい位置にあるスイッチ
や、誤って操作しても検査に支障のないスイッチの接点
77はすべてもしくは一部の接点77で、OR回路を形
成し、少なくとも1つの接点77が押圧されれば、押圧
操作が有効に働くので、操作性が向上する。
や、誤って操作しても検査に支障のないスイッチの接点
77はすべてもしくは一部の接点77で、OR回路を形
成し、少なくとも1つの接点77が押圧されれば、押圧
操作が有効に働くので、操作性が向上する。
【0039】尚、他の押ボタン36,38,39につい
ても押ボタン37と同様に中央が窪み、これを膜状のカ
バー部材で覆い、その内部にマトリックス状の複数の接
点を配設した構成のものにしてもよい。
ても押ボタン37と同様に中央が窪み、これを膜状のカ
バー部材で覆い、その内部にマトリックス状の複数の接
点を配設した構成のものにしてもよい。
【0040】[第4実施形態]図15を参照して、本発
明の第4の実施形態を説明する。この実施形態は第1の
実施形態のスイッチボックス35の変形例である。図1
5に示すように、スイッチボックス35は裁頭角錐様の
略立方体形状に形成されており、このスイッチボックス
35の側方の2つの側面には押ボタン36,39が個別
に設けられており、それぞれの押ボタン36,39の押
圧部はその対応する取付け面36a,39aと略同じ形
でかつ略同じ大きさに形成されている。また、スイッチ
ボックス35の頂面にはいわゆるテレ操作・ワイド操作
を切り換える別のスイッチの押ボタン40が設けられて
いる。この押ボタン40はシーソー式のものであるが、
この押ボタン40も、これに対応する取付け面40aと
略同じ形でかつ略同じ大きさに形成されている。
明の第4の実施形態を説明する。この実施形態は第1の
実施形態のスイッチボックス35の変形例である。図1
5に示すように、スイッチボックス35は裁頭角錐様の
略立方体形状に形成されており、このスイッチボックス
35の側方の2つの側面には押ボタン36,39が個別
に設けられており、それぞれの押ボタン36,39の押
圧部はその対応する取付け面36a,39aと略同じ形
でかつ略同じ大きさに形成されている。また、スイッチ
ボックス35の頂面にはいわゆるテレ操作・ワイド操作
を切り換える別のスイッチの押ボタン40が設けられて
いる。この押ボタン40はシーソー式のものであるが、
この押ボタン40も、これに対応する取付け面40aと
略同じ形でかつ略同じ大きさに形成されている。
【0041】撮像ユニットの対物レンズの一部を、例え
ば圧電素子やアクチュエータで移動させる際に、押ボタ
ン40をどちらかに倒すことによりテレ操作またはワイ
ド操作を切り換える。押ボタン40の押圧部がその取付
け面の領域を実質的に占有するように形成したので、押
圧部の切換え操作が行ない易く、あらゆる大きさの術者
の手で操作し易い。このため、内視鏡1の操作性を更に
向上させる。
ば圧電素子やアクチュエータで移動させる際に、押ボタ
ン40をどちらかに倒すことによりテレ操作またはワイ
ド操作を切り換える。押ボタン40の押圧部がその取付
け面の領域を実質的に占有するように形成したので、押
圧部の切換え操作が行ない易く、あらゆる大きさの術者
の手で操作し易い。このため、内視鏡1の操作性を更に
向上させる。
【0042】尚、図16は携帯用電子式内視鏡を示すも
のである。この内視鏡80は挿入部81がコネクタ82
を介して操作部を兼ねた携帯プロセッサ83に接続され
る。携帯プロセッサ83はデジタルビデオテープもしく
は8mmビデオテープ等の記録テープTへ内視鏡画像を
記録する記録装置を兼ねた構成のものである。この携帯
プロセッサ83には液晶ファインダ84を備えており、
この液晶ファインダ84を覗き込むことにより、挿入部
81の先端部85に設けられる撮像ユニット(図示せ
ず)によりとらえられた像を観察するとともに、内蔵す
るバッテリーの残量を確かめることができる。また、携
帯プロセッサ83にはビデオ出力端子86や音声入力端
子87を備えており、また、在宅医療先である各家庭の
民生用テレビにも内視鏡像を出力可能となっている。さ
らに携帯プロセッサ83には電源スイッチ88、操作ス
イッチ89や光量設定スイッチ90等の、内視鏡操作に
必要な各種のスイッチ類が一通り設けられている。
のである。この内視鏡80は挿入部81がコネクタ82
を介して操作部を兼ねた携帯プロセッサ83に接続され
る。携帯プロセッサ83はデジタルビデオテープもしく
は8mmビデオテープ等の記録テープTへ内視鏡画像を
記録する記録装置を兼ねた構成のものである。この携帯
プロセッサ83には液晶ファインダ84を備えており、
この液晶ファインダ84を覗き込むことにより、挿入部
81の先端部85に設けられる撮像ユニット(図示せ
ず)によりとらえられた像を観察するとともに、内蔵す
るバッテリーの残量を確かめることができる。また、携
帯プロセッサ83にはビデオ出力端子86や音声入力端
子87を備えており、また、在宅医療先である各家庭の
民生用テレビにも内視鏡像を出力可能となっている。さ
らに携帯プロセッサ83には電源スイッチ88、操作ス
イッチ89や光量設定スイッチ90等の、内視鏡操作に
必要な各種のスイッチ類が一通り設けられている。
【0043】携帯プロセッサ83の側部には把持補助部
91および湾曲操作ノブ92が設けられており、携帯プ
ロセッサ83を片手で把持しながら、もう一方の手で湾
曲操作ノブ92を操作することにより、挿入部81の湾
曲部93を湾曲させて、先端部85を被観察部位へ指向
させることができる。挿入部81はコネクタ82を介し
て携帯プロセッサ83に接続されるが、挿入部81のみ
交換可能なので、観察部位毎に異なる挿入部81の径、
挿入部81の長さに合わせて最適な挿入部81を用意で
きる。
91および湾曲操作ノブ92が設けられており、携帯プ
ロセッサ83を片手で把持しながら、もう一方の手で湾
曲操作ノブ92を操作することにより、挿入部81の湾
曲部93を湾曲させて、先端部85を被観察部位へ指向
させることができる。挿入部81はコネクタ82を介し
て携帯プロセッサ83に接続されるが、挿入部81のみ
交換可能なので、観察部位毎に異なる挿入部81の径、
挿入部81の長さに合わせて最適な挿入部81を用意で
きる。
【0044】以上の構成により、携帯性に優れた持運び
容易な内視鏡装置を提供できる。携帯プロセッサ83に
は内視鏡画像を記録する記録装置も備えられているの
で、在宅医療の出先では判断のつかなかった症例でも、
記録テープTに記録して病院に持ち帰れば、複数の内視
鏡医により従来の病院の内視鏡室での症例のように討議
し、確定診断することもできる。また、携帯プロセッサ
83はバッテリーを内蔵しており、電源の無い病室等で
も内視鏡検査を行なうことが出来る。
容易な内視鏡装置を提供できる。携帯プロセッサ83に
は内視鏡画像を記録する記録装置も備えられているの
で、在宅医療の出先では判断のつかなかった症例でも、
記録テープTに記録して病院に持ち帰れば、複数の内視
鏡医により従来の病院の内視鏡室での症例のように討議
し、確定診断することもできる。また、携帯プロセッサ
83はバッテリーを内蔵しており、電源の無い病室等で
も内視鏡検査を行なうことが出来る。
【0045】そして、この内視鏡装置によれば、装置の
小形化が図れ、在宅医療用として携帯性に優れた内視鏡
装置を提供できる。また、内視鏡検査室間の移動などを
行う場合においても簡便である。
小形化が図れ、在宅医療用として携帯性に優れた内視鏡
装置を提供できる。また、内視鏡検査室間の移動などを
行う場合においても簡便である。
【0046】<付記> 1.操作部における外面上にスイッチ操作用押ボタンを
設けた内視鏡において、少なくとも1つのスイッチ操作
用押ボタンの押圧部を、そのスイッチ操作押ボタンの取
付け面の領域を実質的に占有する形態に形成したことを
特徴とする内視鏡。 2.スイッチ操作用押ボタンの押圧部を、そのスイッチ
操作ボタン取付け面の領域と略同形でかつ同じ大きさに
形成したことを特徴とする第1項に記載の内視鏡。 3.操作部における外面上に複数のスイッチ操作ボタン
を設けた内視鏡において、複数のスイッチ操作ボタンの
うちの1つは観察画像を静止するフリーズ操作ボタンで
あり、このフリーズ操作ボタンによるフリーズ操作に伴
い、残りのスイッチ操作ボタンの1つのものの機能が変
更されることを特徴とする内視鏡。
設けた内視鏡において、少なくとも1つのスイッチ操作
用押ボタンの押圧部を、そのスイッチ操作押ボタンの取
付け面の領域を実質的に占有する形態に形成したことを
特徴とする内視鏡。 2.スイッチ操作用押ボタンの押圧部を、そのスイッチ
操作ボタン取付け面の領域と略同形でかつ同じ大きさに
形成したことを特徴とする第1項に記載の内視鏡。 3.操作部における外面上に複数のスイッチ操作ボタン
を設けた内視鏡において、複数のスイッチ操作ボタンの
うちの1つは観察画像を静止するフリーズ操作ボタンで
あり、このフリーズ操作ボタンによるフリーズ操作に伴
い、残りのスイッチ操作ボタンの1つのものの機能が変
更されることを特徴とする内視鏡。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
イッチ操作用押ボタンはその取付け面と略同じ大きさに
形成されるので、従来の押ボタンよりも押圧部の押圧操
作が有効な面積が大きくなり、押圧操作が行ない易く、
正確にスイッチ操作を行うことができる。また、術者に
よって個人差のあるあらゆる大きさの手によっても押し
易い。
イッチ操作用押ボタンはその取付け面と略同じ大きさに
形成されるので、従来の押ボタンよりも押圧部の押圧操
作が有効な面積が大きくなり、押圧操作が行ない易く、
正確にスイッチ操作を行うことができる。また、術者に
よって個人差のあるあらゆる大きさの手によっても押し
易い。
【図1】第1の実施形態に係る内視鏡とその周辺装置と
の構成を概略的に示す説明図。
の構成を概略的に示す説明図。
【図2】第1の実施形態に係る内視鏡とその周辺装置の
電気回路の構成を示す説明図。
電気回路の構成を示す説明図。
【図3】第1の実施形態に係る内視鏡の挿入部における
先端部の縦断面図。
先端部の縦断面図。
【図4】第1の実施形態に係る内視鏡の挿入部における
先端部の変形例の縦断面図。
先端部の変形例の縦断面図。
【図5】上記内視鏡の固体撮像素子まわりの組立方法の
説明図。
説明図。
【図6】上記内視鏡の固体撮像素子まわりの組立方法の
説明図。
説明図。
【図7】図4中のC−C線に沿う部分の断面図。
【図8】上記内視鏡の撮像ユニットのフレア絞りの形状
の説明図。
の説明図。
【図9】上記内視鏡の撮像ユニットのフレア絞りの組み
付け状態の説明図。
付け状態の説明図。
【図10】上記内視鏡のスイッチボックスの斜視図。
【図11】第2の実施形態に係る内視鏡のスイッチボッ
クスの斜視図。
クスの斜視図。
【図12】第3の実施形態に係る内視鏡のスイッチボッ
クスの斜視図。
クスの斜視図。
【図13】上記スイッチボックスの横断面図。
【図14】上記スイッチボックスの上部を開いて示す斜
視図。
視図。
【図15】第4の実施形態に係る内視鏡のスイッチボッ
クスの斜視図。
クスの斜視図。
【図16】携帯用電子式内視鏡を示す斜視図。
【図17】上記携帯用電子式内視鏡の携帯プロセッサの
部分の側面図。
部分の側面図。
【図18】従来の内視鏡の把持状態の斜視図。
【図19】従来の内視鏡の把持状態の斜視図。
1…内視鏡、11…挿入部、12…操作部、25…把持
部、36,37,38,39…スイッチ操作用押ボタ
ン、36a,37a,38a,39a…取付け面。
部、36,37,38,39…スイッチ操作用押ボタ
ン、36a,37a,38a,39a…取付け面。
Claims (1)
- 【請求項1】操作部における外面上にスイッチ操作用押
ボタンを設けた内視鏡において、少なくとも1つのスイ
ッチ操作用押ボタンの押圧部を、そのスイッチ操作押ボ
タンの取付け面の領域を実質的に占有する形態に形成し
たことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10198751A JP2000023901A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10198751A JP2000023901A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 内視鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000023901A true JP2000023901A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16396366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10198751A Withdrawn JP2000023901A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000023901A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2006149880A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡の操作部 |
JP2009537251A (ja) * | 2006-05-17 | 2009-10-29 | ムーア,ケント | 立体ビデオ内視鏡及びその使用方法 |
JP5085807B2 (ja) * | 2010-10-08 | 2012-11-28 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡 |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP10198751A patent/JP2000023901A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
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Legal Events
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