JP2000023855A - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JP2000023855A
JP2000023855A JP19850798A JP19850798A JP2000023855A JP 2000023855 A JP2000023855 A JP 2000023855A JP 19850798 A JP19850798 A JP 19850798A JP 19850798 A JP19850798 A JP 19850798A JP 2000023855 A JP2000023855 A JP 2000023855A
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Hiroshi Kuwamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納時に本体サイズを縮小すると共に、温度
調節の操作を容易化した電気調理器を提供することを目
的とする。 【解決手段】 甲側器体は甲側プレート33aと、甲側
ヒータ1と、甲側遮熱板2と、甲側ボデー5とを有し、
乙側器体は乙側プレート33bと、乙側ヒータ8と、乙
側遮熱板9と、乙側ボデー11とを有し、甲側器体と乙
側器体とは両器体にヒンジ構成を設けて2つに折りたた
み自在に接続するとともに、甲側器体には甲側プレート
の温度を感知する温度感知器17と、温度感知器17に
より甲側ヒータ1の通電を制御して甲側プレート33a
の温度を設定する温度調節機構を設け、乙側器体には甲
側ヒータ1の通電の制御に連動して乙側ヒータ8を通電
させると共に、乙側プレート33bの温度が高温に上昇
した際に乙側ヒータ8の通電を停止させる電気調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭において使
用するホットプレートなどの電気調理器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気調理器は、ホットプ
レートでは、汎用メニューとしてお好み焼きや焼きそば
を行うために比較的大きなプレートが必要であり、その
プレートを載置して加熱するための本体もプレートと同
等の大きさであった。
【0003】また、特公昭63−36246号公報に示
されているような、ヒンジ構成により2つ折り自在に接
続した一対の器体の電気調理器を図18〜図20を用い
て説明する。1a、1bは同一形状をなす器体で、これ
らは縁材2を装着して形成されている。前記縁材2の一
部には把手部2aを一体に成形してある。これら一対の
器体1a、1bは把手部2aと反対側においてヒンジ機
構3により2つ折り自在に接続されている。このヒンジ
機構3は、ヒンジ部材4および5をヒンジ軸6で接続し
ている。器体1a、1b内にはシーズヒータ等のヒータ
7と、温度感知器8を取り付けている。器体1a、1b
の内側開口にプレート9が着脱可能に取り付けてある。
プレート9は直接前記ヒータ7に密着するとともに、裏
面の一部が温度感知器8に密着するようになっている。
プレート9は調理目的に応じて、異形状のものを複数個
を用意しても使用可能である。10は一端に電源コード
11を接続し他端を前記ヒータ7および温度感知器8に
繋がるコード12を接続したコントローラで、これによ
り一対の器体1a、1bにそれぞれ取り付けた各ヒータ
7の発熱をそれぞれ独立して制御可能にしている。な
お、10aは器体1a側のヒータ制御用操作子、10b
は器体1b側のヒータ制御用操作子である。また1つの
コントロール部で一対のプレートを同一温度に制御する
こともできる。
【0004】以上の構成により、一対の器体1a、1b
をヒンジ機構3で接続してあるから、不使用時は収納す
る際に、第1図および第3図に示すように一対のプレー
ト9が向かい合う如く、2つに折り畳んでコンパクトに
収納できるものであった。また、少量の被調理物を調理
する場合に、一方のヒータ7のみを発熱させて、一方の
プレートのみを使用するようにコントローラ10で制御
して、省電力を図りながら調理することができるもので
あった。さらに、ヒンジ機構3により2つに折り畳んだ
状態にしてプレート間に入れた被調理物を、両面から調
理することができるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
ホットプレートでは不使用時に収納する際にも調理時と
同じ大きさのスペースを必要とし、収納時における取扱
いが不便であった。
【0006】また、器体を一対にして2つに折り畳んだ
構成にすることで、収納時には器体のスペースが約半分
にすることができ、収納時の取扱いが便利になったが、
プレートが2枚になることで、それぞれのプレートの温
度調節の操作を行う必要があり、操作が複雑になり、使
いにくいという課題があった。
【0007】また、1つのコントローラで2つの温度感
知器を操作する機構は、折りたたみ機構を合わせると複
雑になるという課題があった。また、マイコン等を用い
て、2つのプレートの温度を感知してヒータの通電を各
々制御すると、部材コストが上がり、製品が高価格にな
り、安価で作れないという課題があった。
【0008】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決しようとするもので、収納しやすくすると
ともに、調理時の操作性が容易で、しかも安価な電気調
理器を提供することを目的とする。また、電気調理器は
高温になるために、火傷等を防止し、安全性を向上する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、器体を一対にして両器体にヒンジ構成を
設けて、2つに折り畳む構成にし、甲側器体には甲側プ
レートの温度を感知する温度感知器と、前記温度感知器
により甲側ヒータの通電を制御して甲側プレートの温度
を一定温度に調節する温度調節機構を設け、乙側器体は
甲側ヒータの通電の制御に連動して乙側ヒータを通電し
て、乙側プレートを甲側プレートと同一温度に温度制御
するとともに、乙側器体が異常に温度が上昇した際に通
電を停止する構成にしたものである。
【0010】この構成により、調理時は開口し、収納時
は2つ折りに畳むことができ、収納スペースは半減す
る。また、温度調整の操作は1カ所で行え、簡単であ
る。また2枚のプレートを1つの温度感知器で行うのに
サーモスタットを設けているため、あらゆる調理方法に
おいても、甲側器体と乙側器体の安全性を確保できる。
さらに、温度感知器に比べサーモスタットは安価で、温
度感知器が1つで、材料費の低減ができる。従って、温
度調節の操作は1箇所で、従来と同等の簡単な操作性
で、安全で安価な電気調理器を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
調理するための着脱自在に載置可能な甲側プレートと、
前記甲側プレートを加熱する甲側ヒータと、前記甲側ヒ
ータの下方及び側方を覆う甲側遮熱板と、前記甲側遮熱
板の下方及び側方を覆った甲側ボデーとを有する甲側器
体と、調理するための着脱自在に載置可能な乙側プレー
トと、前記乙側プレートを加熱する乙側ヒータと、前記
乙側ヒータの下方を覆う乙側遮熱板と、前記乙側遮熱板
の下方を覆った乙側ボデーとを有する乙側器体とからな
り、前記甲側器体と乙側器体とは両器体にヒンジ構成を
設けて2つに折りたたみ自在に接続するとともに、甲側
器体には甲側プレートの温度を感知する温度感知器と、
前記温度感知器により甲側ヒータの通電を制御して甲側
プレートの温度を設定する温度調節機構を設け、乙側器
体には甲側ヒータの通電の制御に連動して乙側ヒータを
通電させるとともに、乙側プレートが異常に温度上昇し
た際に乙側ヒータの通電を停止する構成を設けた電気調
理器とする。
【0012】これにより、一対の器体はヒンジ構成によ
り、調理時は開口し、収納時は2つ折りに畳むことがで
き、収納スペースは半減する。また、甲側器体は温度感
知器が甲側プレートの温度を検知して、温度調節機構に
より設定した温度に甲側ヒータの通電を制御して設定
し、乙側器体は温度感知器を設けずに、甲側ヒータの通
電の制御に連動して乙側ヒータの通電を制御して甲側プ
レートと同一温度に設定する。それに加えて、乙側プレ
ートの温度が最高設定温度以上に上昇した場合には、乙
側ヒータの通電を停止する構成を設け、乙側器体が異常
に高温になるのを防止する。
【0013】本発明の請求項2記載の発明は、温度感知
器及び温度調節機構を、甲側器体から着脱自在に構成し
たもので、温度感知器に直接温度調節つまみを取り付
け、電源コードを取り付けることで、温度感知器は一体
化でき、コンパクトに構成できる。
【0014】本発明の請求項3記載の発明は、甲側器体
及び乙側器体には、プレートの載置を検知するプレート
検知機構を設け、プレートが載置していない器体には、
ヒータの通電を遮断する構成にしたもので、甲側器体と
乙側器体はプレートが載置すると回路が閉じるスイッチ
を設けて、プレートを外すと回路を開く構成にしたもの
で、プレートを載置しないとヒータへの通電を遮断する
ものである。
【0015】本発明の請求項4記載の発明は、甲側器体
にプレートが載置していないと、甲側と乙側の両器体へ
の通電を遮断する構成にしたもので、甲側器体にスイッ
チを設け、甲側器体にプレートを載置しないと全回路を
開いて、甲側ヒータと乙側ヒータへの通電を遮断する構
成にしたものである。
【0016】本発明の請求項5記載の発明は、プレート
は調理面が平面の平面プレートと、調理面に溝を設けた
焼き肉プレートを有し、甲側器体に平面プレートを載置
して、乙側器体に焼き肉プレートを載置した場合には、
乙側ヒータの通電を遮断する構成にしたもので、平面プ
レートは甲側器体と乙側器体のどちらか、又は両方に載
置することができ、ヒータを通電して加熱できるが、焼
き肉プレートは甲側器体には載置できるが、乙側器体に
は載置できない構成を設けることで、甲側器体に平面プ
レートを載置し、乙側器体に焼き肉プレートを載置しよ
うとすると、乙側器体で焼き肉プレートを加熱できなく
することができる。
【0017】本発明の請求項6記載の発明は、甲側ヒー
タと乙側ヒータの両方を通電する場合と、甲側ヒータの
み通電する場合を切り替える加熱切替器を設けたもの
で、スイッチで乙側ヒータの通電の開閉を行うことで、
スイッチが閉じると甲側ヒータと乙側ヒータとの通電を
行い、スイッチが開くと甲側ヒータのみの通電を行うこ
とができ、両プレートと、一方のプレートの加熱を切り
替えることができる。
【0018】本発明の請求項7記載の発明は、2つの器
体を折りたたんだ場合は、甲側と乙側の両器体のヒータ
の通電を遮断する構成にしたもので、甲側器体にスイッ
チを設け、このスイッチを開閉を行うために乙側器体に
凸部を設け、両器体が開くと乙側器体の凸部が甲側器体
のスイッチを押して回路を閉じ、両器体が折りたたまれ
ると、凸部がスイッチから離れ、回路が開く機構にし
て、回路が開くと甲側ヒータと乙側ヒータの通電を遮断
するものである。
【0019】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を
図1〜図3により説明する。図1において、1はシーズ
ヒータからなる甲側ヒータで、甲側ヒータの下方及び側
方を覆う形状の2の甲側遮熱板Aにヒータ支持金具3で
取り付けられている。4の甲側遮熱板Bは甲側遮熱板A
3の下方及び側方を覆う形状で、甲側遮熱板A3に取り
付けている。甲側ボデー5には6の補助脚が取り付けら
れ、スペーサー7を挟んで、甲側遮熱板B4に取り付け
られている。8はシーズヒータからなる乙側ヒータで、
乙側ヒータ8の下方及び側方を覆う形状の9の乙側遮熱
板Aにヒータ支持金具3で取り付けられている。10の
乙側遮熱板Bは乙側遮熱板A9の下方及び側方を覆う形
状で、乙側遮熱板A9に取り付けている。11の乙側ボ
デーには6の補助脚が取り付けられ、スペーサー7を挟
んで、乙側遮熱板B10に取り付けられている。12の
ヒンジは、甲側ボデー5に取り付けた13の甲側ヒンジ
と乙側ボデー11に取り付けた乙側ヒンジ14を、ヒン
ジ軸15とヒンジ軸受け16で接続して回転自在に構成
されている。
【0020】17の温度感知器には温調ホルダー18が
取り付けられ、取付金具19で甲側遮熱板A3に取り付
けられている。20は甲側ボデー5に摺動自在に取り付
けた温度調節つまみで、21は温度調節つまみ20に取
り付けた温調軸であり、22は甲側カバーである。そし
て、前記温調ホルダー18と、温度調節つまみ20と、
温調軸21で温度調節機構を構成している。
【0021】23は設定温度以上になると通電を遮断
し、設定温度以下では通電を行うサーモスタットで、乙
側遮熱板A9に取り付けた24の受熱板に取り付けられ
ている。25は乙側ボデーに取り付く乙側カバーであ
る。
【0022】甲側ボデー5には、26の甲側脚部Aと2
7の甲側脚部B及び、28の甲側スタンド脚を形成し、
乙側ボデー11には29の乙側脚部Aと30の乙側脚部
B及び31の乙側スタンド脚を形成している。また、甲
側ボデー5及び乙側ボデー11には把手32が取り付け
られている。33は甲側器体及び乙側器体に載置するプ
レートである。図1において、甲側プレートを33a、
乙側プレートを33bとしている。34はプレート上に
載置する蓋であり、蓋34には蓋把手35が取り付けて
ある。36は甲側器体から乙側器体に電気を流す電気導
通線であり、37は甲側器体に取り付けた電源コード
で、先端に電源プラグ38が設けてある。
【0023】以上の構成の折りたたみ構造の電気調理器
では、調理を行う際は、甲側器体と乙側器体がヒンジ1
2により支持されながら開口し、甲側器体は甲側ボデー
5の甲側脚部A26と甲側脚部B27で支えられ、乙側
器体は乙側ボデー11の乙側脚部A29と乙側脚部30
で支えられる。電源プラグ38を家庭用コンセントに差
し込むと、電源コード37から甲側器体に電気が供給さ
れる。そして温度調節つまみ20を高温に設定すると、
温調軸21により温調ホルダー18が回転し、温度感知
器17はプレート33が高温になるまで甲側ヒータ1を
通電し、プレート33が高温になると、甲側ヒータ1へ
の通電を遮断して、プレート33の温度を高温に設定す
る。また、乙側器体のプレート33も甲側器体のプレー
ト33と同温度に保つことができる。受熱板24は乙側
器体のプレートの熱を受け、サーモスタット23は受熱
板24の温度を感知している。サーモスタット23は定
めた設定温度以上になると回路が開き、設定温度以下に
なると回路が閉じる構成で、サーモスタット23の回路
が開くと乙側ヒータ8の通電を遮断する。折りたたむ時
は両器体の把手32をつかみ、プレート33を内部に閉
じこめて図3のように折りたたむことで製品サイズを縮
小でき、甲側スタンド脚28と乙側スタンド脚31で立
てて収納できる。
【0024】これにより、調理する際は、甲側器体の1
カ所だけの温度調節の操作で、甲側プレートと乙側プレ
ートの2枚の温度調節を行うことができる。
【0025】ここで、使用者が調理する時は通常、蓋を
して予熱するが、誤って甲側プレートは蓋をせず、乙側
プレートは蓋をすると、甲側プレートよりも乙側プレー
トは早く温度が上昇して、温度感知器が甲側プレートを
高温になったのを感知する頃には、乙側プレートは設定
温度以上の異常温度に上昇してしまい、安全機構として
温度ヒューズを設けていると溶断して再使用ができなく
なり、温度ヒューズを設けていないと乙側ボデーが高温
になり、溶損や火傷の危険性が起きる可能性がある。
【0026】これを防止するためには、乙側器体にも温
度感知器が必要であるが、本発明は乙側器体のサーモス
タットを設けることで、乙側プレートが甲側プレートよ
り早く設定温度に到達しても、それ以上に上昇しないよ
うにサーモスタットで温度調節ができる。
【0027】従って、温度感知器を乙側器体に取り付け
なくても安全が確保でき、操作が甲側器体の1カ所だけ
で行え、乙側器体の温度調整機構の部材を省け、更には
サーモスタットは温度感知器よりも安価のため、製品部
材を安く構成できる。
【0028】(実施例2)図4〜図6において、コント
ローラー41は、温度感知器42に温度調節つまみ43
を直接取り付けて電源コード44を接続してケース45
に組み込んだものである。46は甲側器体であり、47
は乙側器体で、角48は角陶器49に導電板50ととも
にネジ51で取り付けている。
【0029】この構成により、コントローラー41は温
度感知器42と温度調節構造部をコンパクトに一体化で
き、温度感知器を取り付ける取付金具や、温度感知器と
温度調節つまみを連動させる部材を省け、また、甲側器
体も温度調節構造部がなくなることで縮小できる。
【0030】(実施例3)図7及び図8において、51
は甲側プレート検知スイッチで、スイッチレバー52を
取り付けたマイクロスイッチ53をスイッチ取付金具5
4に取り付けて、スイッチ取付金具54を甲側ボデー5
に取り付けている。また、図9において55はプレート
33裏面に設けた凸部で、プレート33が甲側ヒータ1
上に載置する際に甲側遮熱板A2に設けた穴56を貫通
するものである。これにより、プレート33を載置する
と、乙側遮熱板A2の穴56の真下に設けたスイッチレ
バー53が押され、図10に示すように通電する。同様
に、乙側器体にもプレート検知スイッチの構成を設け
る。
【0031】また、この構成により、プレートを載置し
ないで器体のヒータが発熱して、使用者が火傷等の怪我
をするのを防止できる。
【0032】(実施例4)図11の回路図において、甲
側器体のプレート検知スイッチ51が開くと、甲側ヒー
タ1と乙側ヒータ8との通電を遮断するように配線した
ものである。
【0033】これにより、甲側器体にプレートを載置し
ないと温度感知器が機能しないために、乙側プレートは
サーモスタットのみの制御となり、最高温度でしか設定
できず、メニューによっては調理が失敗してしまうた
め、本回路によりこの誤使用での問題を解消できるもの
である。
【0034】(実施例5)図12及び図13において、
甲側遮熱板A2には60の開口穴を設け、乙側遮熱板A
9には61の開口穴を設ける。また、平面プレート62
の裏面には63の凸部を設け、焼き肉プレート64の裏
面には平面プレート62の凸部63より細い凸部65を
設ける。ここで、甲側遮熱板A2の開口穴60は焼き肉
プレート64の凸部65が貫通する大きさで、乙側遮熱
板A9の開口穴61は平面プレート62の凸部63は通
過するが、焼き肉プレート64の凸部65は貫通しない
大きさである。なお、平面プレートとは、通常の表面に
凹凸のない形状のプレートであり、焼き肉プレートと
は、図13(b)に示すように、表面に凹凸のある形状
のプレートである。
【0035】この構成により、甲側器体には平面プレー
トと焼き肉プレートのどちらを載置しても、甲側プレー
ト検知スイッチのスイッチレバーが押され、甲側ヒータ
は通電できるが、乙側器体では平面プレートと載置する
と、乙側プレート検知スイッチのスイッチレバーが押さ
れ、乙側ヒータは通電できるが、焼き肉プレートを載置
しようとすると、乙側遮熱板の開口穴に焼き肉プレート
の凸部が貫通できないため、乙側プレート検知スイッチ
のスイッチレバーが押されず、乙側ヒータは通電しな
い。また、焼き肉プレートの凸部が乙側遮熱板の開口穴
に貫通しないため、乙側ヒータ上に載置できずに浮いた
構成になり、乙側プレート検知スイッチを閉じることが
できない構成になっている。また焼き肉プレートは乙側
器体上にセットしていないのが、使用者に見て認知で
き、誤使用をわかりやすく訴求できる。
【0036】以上の構成により、焼き肉プレートは乙側
器体で調理ができない構成を簡単な構造で設けたもので
あるが、これは温度感知する側のプレートが平面プレー
トでの加熱制御では、焼き肉プレートは熱容量が大きい
ために加熱が不十分で、焼き肉調理に熱量が不足し、う
まく調理ができなくなる問題を解消することができる。
【0037】(実施例6)図14において、甲側器体の
甲側ボデー5に、加熱切替スイッチ80を設ける。そし
て図15の回路に示すように、乙側ヒータ8の通電の開
閉を切替え、甲側ヒータ1と乙側ヒータ8の両方の通電
と、甲側ヒータ1のみの通電を切り替える構造である。
【0038】これにより、使用者は少量の調理物の場合
や、調理する量が少なくなった時などに、任意に加熱す
るプレートを切り替えることができるものである。な
お、加熱切替スイッチ81は乙側器体に設けることも可
能である。
【0039】(実施例7)図16において、甲側ボデー
5には、スイッチレバー90を設けたマイクロスイッチ
91からなる折りたたみ検知スイッチを取付け、乙側ボ
デー11には、両器体を開口した際にスイッチレバー9
0を押す凸部92を形成している。
【0040】そして、両器体を開くと、乙側ボデー11
の凸部92がマイクロスイッチ91のスイッチレバー9
0を押し、両器体を折りたたむと、凸部2はがスイッチ
レバー90から離れてマイクロスイッチ91が開く。こ
こで、本体の回路は図17に示す構成で、マイクロスイ
ッチ91が開くと甲側ヒータと乙側ヒータの通電を遮断
する。
【0041】これにより、折りたたんだ状態では加熱で
きない構成が得られ、折りたたんだ状態での調理では使
用者が目視できないために発火等の恐れがあったが、こ
の構成により、その危険を無くすことができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、調理時は
両器体を開いて甲側プレートと乙側プレートで調理する
ことで、従来のホットプレートの同等の調理はでき、不
使用時は器体を2つに折り畳むことで、収納スペースは
約半分に済み、収納しやすくなる。
【0043】また、甲側器体は温度感知器が甲側プレー
トの温度を検知して、甲側ヒータの通電制御によりプレ
ート温度を設定するが、乙側器体は温度感知器を設けず
に甲側ヒータの通電の制御に連動して乙側プレートを甲
側プレートと同一温度に設定する構成により、温度調整
の操作は1カ所で行え、簡単である。また2枚のプレー
トを1つの温度感知器で行うのにサーモスタットを設け
ているため、あらゆる調理方法においても、甲側器体と
乙側器体の安全性を確保できる。さらに温度感知器に比
べサーモスタットは安価で、温度感知器が1つで、材料
費の低減ができる。
【0044】従って、温度調節の操作は1箇所で、従来
と同等の簡単な操作性で、安全で安価な電気調理器を実
現できる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、温度感知器
と温度調節手段をユニット化してコンパクト化すること
で、器体を小さくすることができ、構成する部材を縮小
化でき、持ちやすく、安価で製品を構成できる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、2台の器体
を有するため、1台だけプレートで調理を行うことがで
き、その際にもう1台がプレートを外してヒータが加熱
されると、使用者は加熱したヒータに触れる恐れが容易
に起こったり、調理で発生する飛び散る油がヒータに触
れる恐れがあり、火傷や発火等の危険性が高かったが、
本発明によりその危険性が回避でき、安全な調理器を提
供できる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、甲側プレー
トを載置しないで乙側プレートを加熱すると乙側ヒータ
が連続通電状態になるため、サーモスタットによる温度
調節だけのため、乙側プレートは高温にしか温度調節が
できず、低温調理ができないため、甲側プレートを載置
しない場合は乙側プレートも加熱をさせないことで、調
理の失敗を防止できる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、焼き肉プレ
ートは平面プレートより熱容量が大きいため、焼き肉プ
レートと平面プレートの異なるプレートを同時に加熱す
る際は、平面プレートでヒータ加熱の制御を行うと、焼
き肉プレートの熱の供給量が不足して、焼き肉がうまく
調理できないため、焼き肉プレートでヒータの加熱制御
をするように、誤使用時はセットできなくして、調理の
失敗と、使用者にセットミスを認知しやすくすることが
できる。
【0049】請求項6記載の発明によれば、使用者は少
量の調理物の場合や、調理する量が少なくなった時など
は、任意に加熱を切り替えることができ、省電力化が図
れる。
【0050】また、片面だけの調理の時には、もう一方
の片面には無意識で触れてしまうことがあるため、通電
を停止することで火傷を防止できる。
【0051】請求項7記載の発明によれば、折りたたん
だ状態では加熱できない構成が得られ、折りたたんだ状
態での通電は使用者が視覚せずに行うため、調理が難し
く失敗しやすいのと、不使用時に通電することで、本体
内に熱がこもり、発火等の恐れがあるため、この防止構
成により、その危険を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気調理器における全
体構成断面図
【図2】同、電気調理器におけるプレート及びカバーを
外したときの平面図
【図3】同、電気調理器における折り畳み時の斜視図
【図4】本発明の第2の実施例の電気調理器における全
体構成断面図
【図5】同、電気調理器におけるプレート及びカバーを
外したときの平面図
【図6】本発明の第2の実施例の電気調理器における部
分断面図
【図7】本発明の第3の実施例の電気調理器におけるプ
レート及びカバーを外したときの一部切り欠き平面図
【図8】図7におけるA−A’断面図
【図9】本発明の第3の実施例の電気調理器における部
分断面図
【図10】同、電気調理器における回路図
【図11】本発明の第4の実施例の電気調理器における
回路図
【図12】本発明の第5の実施例の電気調理器における
プレートを外したときの平面図
【図13】(a)本発明の第5の実施例の電気調理器に
おける平面プレート使用時の部分断面図 (b)同、電気調理器における焼き肉プレート使用時の
部分断面図
【図14】本発明の第6の実施例の電気調理器における
側面図
【図15】同、電気調理器における回路図
【図16】本発明の第7の実施例の電気調理器における
一部切り欠き部分平面図
【図17】同、電気調理器における回路図
【図18】従来の構成の電気調理器の斜視図
【図19】同、電気調理器の開口時の縦断面図
【図20】同、電気調理器の折りたたみ時の縦断面図
【符号の説明】
1 甲側ヒータ 2 甲側遮熱板A 3 ヒータ支持金具 4 甲側遮熱板B 5 甲側ボデー 8 乙側ヒータ 9 乙側遮熱板A 10 乙側遮熱板B 11 乙側ボデー 12 ヒンジ 13 甲側ヒンジ 14 乙側ヒンジ 15 ヒンジ軸 16 ヒンジ軸受け 17 温度感知器 18 温調ホルダー 19 取付金具 20 温度調節つまみ 21 温調軸 31 乙側スタンド脚 32 把手 33a 甲側プレート 33b 乙側プレート 34 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑村 博志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木本 憲志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B040 AA03 AA08 AB05 AC03 AE13 CA05 CA13 GD02 LA01 LA03 LA14 LA16 LA19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理するための着脱自在に載置可能な甲
    側プレートと、前記甲側プレートを加熱する甲側ヒータ
    と、前記甲側ヒータの下方及び側方を覆う甲側遮熱板
    と、前記甲側遮熱板の下方及び側方を覆った甲側ボデー
    とを有する甲側器体と、調理するための着脱自在に載置
    可能な乙側プレートと、前記乙側プレートを加熱する乙
    側ヒータと、前記乙側ヒータの下方を覆う乙側遮熱板
    と、前記乙側遮熱板の下方を覆った乙側ボデーとを有す
    る乙側器体とからなり、前記甲側器体と乙側器体とは両
    器体にヒンジ構成を設けて2つに折りたたみ自在に接続
    するとともに、甲側器体には甲側プレートの温度を感知
    する温度感知器と、前記温度感知器により甲側ヒータの
    通電を制御して甲側プレートの温度を設定する温度調節
    機構を設け、乙側器体には甲側ヒータの通電の制御に連
    動して乙側ヒータを通電させるとともに、乙側プレート
    が異常に温度上昇した際に乙側ヒータの通電を停止する
    構成を設けた電気調理器。
  2. 【請求項2】 温度感知器及び温度調節機構は、甲側器
    体から着脱自在に構成した請求項1記載の電気調理器。
  3. 【請求項3】 甲側器体及び乙側器体には、プレートの
    載置を検知するプレート検知機構を設け、プレートが載
    置されていない器体には、ヒータの通電を遮断する請求
    項1記載の電気調理器。
  4. 【請求項4】 甲側器体にプレートが載置されていない
    時は、甲側と乙側の両器体への通電を遮断する請求項1
    記載の電気調理器。
  5. 【請求項5】 プレートは調理面が平面の平面プレート
    と、調理面に溝を設けた焼き肉プレートを有し、甲側器
    体に平面プレートを載置して、乙側器体に焼き肉プレー
    トを載置した場合には、乙側ヒータの通電を遮断する構
    成の請求項1記載の電気調理器。
  6. 【請求項6】 甲側ヒータと乙側ヒータの両方を通電す
    る場合と、甲側ヒータのみ通電する場合を切り替える加
    熱切替器を設けた請求項1記載の電気調理器。
  7. 【請求項7】 器体を折りたたんだ場合は、甲側ヒータ
    と乙側ヒータの両方のヒータの回路を遮断する構成の請
    求項1記載の電気調理器。
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