JP2000023225A - 携帯電話システム - Google Patents
携帯電話システムInfo
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- JP2000023225A JP2000023225A JP10183434A JP18343498A JP2000023225A JP 2000023225 A JP2000023225 A JP 2000023225A JP 10183434 A JP10183434 A JP 10183434A JP 18343498 A JP18343498 A JP 18343498A JP 2000023225 A JP2000023225 A JP 2000023225A
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- Japan
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- communication channel
- base station
- call
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Abstract
(57)【要約】
【課題】干渉回避のため通話チャネルを確実に切替える
ことを課題とする。 【解決手段】無線基地局は無線リンク中の移動無線局と
の通話チャネル切替手順において新たな通話チャネルを
指定する通話チャネル切替指示メッセージを送信する
時、該送信出力を通常の送信レベルよりも高くする制御
手段を具備し、移動無線局は通話チャネル切替指示メッ
セージを受信したとき指示に基き通話チャネルを切り替
える制御手段を具備する。
ことを課題とする。 【解決手段】無線基地局は無線リンク中の移動無線局と
の通話チャネル切替手順において新たな通話チャネルを
指定する通話チャネル切替指示メッセージを送信する
時、該送信出力を通常の送信レベルよりも高くする制御
手段を具備し、移動無線局は通話チャネル切替指示メッ
セージを受信したとき指示に基き通話チャネルを切り替
える制御手段を具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＰＨＳ（ｐｅｒｓｏ
ｎａｌ ｈａｎｄｙｐｈｏｎｅ ｓｙｓｔｅｍ）を代表
とする携帯電話システムに関するもので、特に干渉回避
を目的とした技術に関するものである。
ｎａｌ ｈａｎｄｙｐｈｏｎｅ ｓｙｓｔｅｍ）を代表
とする携帯電話システムに関するもので、特に干渉回避
を目的とした技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、基地局側もしくは子機側で或る閾
値以上の受信電波の干渉を検出した場合、通話品質を改
善するために通話チャネル（ＴＣＨ）の切替えを実施す
る。図２は通話チャネル（以下、ＴＣＨと記載する）切
替え時の手順の例を示すシーケンスチャートである。通
話状態にて子機が干渉の悪化を検出した場合、リンク中
の基地局に対しＴＣＨ切替要求メッセージを送出する。
基地局は使用可能な新たな通話チャネルをＴＣＨ切替指
示メッセージにて指示する。子機はＴＣＨ切替指示メッ
セージを受信すると、指示された新たな通話チャネルの
キャリアセンスを実施し、双方で同期バーストのやり取
りを行い品質の改善を確認して再び通話状態となる。基
地局が干渉の悪化を検出した場合にも、子機に対しＴＣ
Ｈ切替指示メッセージを送信する。
値以上の受信電波の干渉を検出した場合、通話品質を改
善するために通話チャネル（ＴＣＨ）の切替えを実施す
る。図２は通話チャネル（以下、ＴＣＨと記載する）切
替え時の手順の例を示すシーケンスチャートである。通
話状態にて子機が干渉の悪化を検出した場合、リンク中
の基地局に対しＴＣＨ切替要求メッセージを送出する。
基地局は使用可能な新たな通話チャネルをＴＣＨ切替指
示メッセージにて指示する。子機はＴＣＨ切替指示メッ
セージを受信すると、指示された新たな通話チャネルの
キャリアセンスを実施し、双方で同期バーストのやり取
りを行い品質の改善を確認して再び通話状態となる。基
地局が干渉の悪化を検出した場合にも、子機に対しＴＣ
Ｈ切替指示メッセージを送信する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、干渉が
悪化している状態で子機はＴＣＨ切替指示メッセージを
受信できない場合が多い。ＴＣＨ切替指示メッセージを
受信できない場合、子機はリンク中の基地局に変えて近
隣の他の基地局に接続を切替えるためハンドオーバー処
理を起動するが、ハンドオーバーにおける処理手順は多
くハンドオーバー中は無音になる時間が多い。しかも、
ハンドオーバーを実行しようとしてもトラヒックが高い
場合には、他の基地局に接続することができず通話が切
れてしまうこともある。このように従来は、干渉が生じ
るとユーザーにとって通話品質が著しく阻害されてい
た。
悪化している状態で子機はＴＣＨ切替指示メッセージを
受信できない場合が多い。ＴＣＨ切替指示メッセージを
受信できない場合、子機はリンク中の基地局に変えて近
隣の他の基地局に接続を切替えるためハンドオーバー処
理を起動するが、ハンドオーバーにおける処理手順は多
くハンドオーバー中は無音になる時間が多い。しかも、
ハンドオーバーを実行しようとしてもトラヒックが高い
場合には、他の基地局に接続することができず通話が切
れてしまうこともある。このように従来は、干渉が生じ
るとユーザーにとって通話品質が著しく阻害されてい
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するために請求項１は、複数の移動無線局と、前記移
動無線局と無線リンクする無線基地局とからなる携帯電
話システムにおいて、前記無線基地局は、無線リンク中
の移動無線局との通話チャネル切替手順において新たな
通話チャネルを指定する通話チャネル切替指示メッセー
ジを送信する時、該送信出力を通常の送信レベルよりも
高くする制御手段を具備し、前記移動無線局は前記通話
チャネル切替指示メッセージを受信したとき指示に基き
通話チャネルを切替える制御手段を具備することを特徴
とする。
決するために請求項１は、複数の移動無線局と、前記移
動無線局と無線リンクする無線基地局とからなる携帯電
話システムにおいて、前記無線基地局は、無線リンク中
の移動無線局との通話チャネル切替手順において新たな
通話チャネルを指定する通話チャネル切替指示メッセー
ジを送信する時、該送信出力を通常の送信レベルよりも
高くする制御手段を具備し、前記移動無線局は前記通話
チャネル切替指示メッセージを受信したとき指示に基き
通話チャネルを切替える制御手段を具備することを特徴
とする。
【０００５】また、請求項２は、請求項１において前記
基地局はアダプティブアレーアンテナを具備し移動無線
局との無線通信を行うようにした。
基地局はアダプティブアレーアンテナを具備し移動無線
局との無線通信を行うようにした。
【０００６】また、請求項３は、請求項１において前記
基地局の制御手段は通常より高く送信する前記通話チャ
ネル切替指示メッセージの送信回数に制限を設けるよう
にした。
基地局の制御手段は通常より高く送信する前記通話チャ
ネル切替指示メッセージの送信回数に制限を設けるよう
にした。
【０００７】また、請求項４は、複数の移動無線局と、
前記移動無線局と無線リンクする無線基地局とからなる
携帯電話システムにおいて、前記無線基地局は複数本の
アンテナを具備し、通話中の移動無線局との通話チャネ
ル切替手順において新たな通話チャネルを指定する通話
チャネル切替指示メッセージを送信する時、同じ周波数
で他の基地局と通信している移動無線局に対してはヌル
点を作るように前記各アンテナの重み付けを最適化して
送信するアダプティブアレー制御手段を具備し、前記通
話中の移動無線局は前記通話チャネル切替指示メッセー
ジを受信したとき指示に基き通話チャネルを切替える制
御手段を具備することを特徴とする。これによって、実
効輻射電力（ＥＩＲＰ）を規定の電力に抑えた状態で通
話中の移動無線局に対するゲインを高めて通話チャネル
切替指示メッセージを送信でき、したがって通話中の移
動無線局が該メッセージを受信できる確率が増大しかつ
同じ周波数で他の無線基地局と通信中の移動無線局に対
する妨害もない。
前記移動無線局と無線リンクする無線基地局とからなる
携帯電話システムにおいて、前記無線基地局は複数本の
アンテナを具備し、通話中の移動無線局との通話チャネ
ル切替手順において新たな通話チャネルを指定する通話
チャネル切替指示メッセージを送信する時、同じ周波数
で他の基地局と通信している移動無線局に対してはヌル
点を作るように前記各アンテナの重み付けを最適化して
送信するアダプティブアレー制御手段を具備し、前記通
話中の移動無線局は前記通話チャネル切替指示メッセー
ジを受信したとき指示に基き通話チャネルを切替える制
御手段を具備することを特徴とする。これによって、実
効輻射電力（ＥＩＲＰ）を規定の電力に抑えた状態で通
話中の移動無線局に対するゲインを高めて通話チャネル
切替指示メッセージを送信でき、したがって通話中の移
動無線局が該メッセージを受信できる確率が増大しかつ
同じ周波数で他の無線基地局と通信中の移動無線局に対
する妨害もない。
【０００８】また、請求項５は、請求項１において前記
基地局の制御手段は、前記通話チャネル切替指示メッセ
ージの送信出力を通常よりも高く１回のみ送信するよう
に制御するようにした。したがって、通話中の移動無線
局が通話切替指示メッセージを受信できる確率がさらに
増大し、しかも送信回数が１回なので同じ周波数で他の
基地局と通信中の移動無線局に対して妨害となる恐れは
システム上問題にならないほど極めて少ない。
基地局の制御手段は、前記通話チャネル切替指示メッセ
ージの送信出力を通常よりも高く１回のみ送信するよう
に制御するようにした。したがって、通話中の移動無線
局が通話切替指示メッセージを受信できる確率がさらに
増大し、しかも送信回数が１回なので同じ周波数で他の
基地局と通信中の移動無線局に対して妨害となる恐れは
システム上問題にならないほど極めて少ない。
【０００９】また、請求項６は、複数の移動無線局と、
前記移動無線局と無線リンクする無線基地局とからなる
携帯電話システムにおいて、前記無線基地局は複数本の
アンテナと、通話中の移動無線局との通話チャネル切替
手順において新たな通話チャネルを指定する通話チャネ
ル切替指示メッセージを送信する時、希望する前記移動
無線局に対するゲインが最大になるように前記各アンテ
ナの重み付けを最適化し当該メッセージを１回のみ送信
するアダプティブアレー制御手段を具備し、前記通話中
の移動無線局は前記通話チャネル切替指示メッセージを
受信したとき指示に基き通話チャネルを切替える制御手
段を具備するようにした。同じ周波数で他の基地局と通
話をしている移動無線局が存在している場合、通常のア
ダプティブアレイー送信制御では、周波数有効利用率を
上げるためにその移動無線局に対する妨害を除去するこ
とを優先させ希望する移動無線局に対するゲインを抑え
多少犠牲にしている。これに対し請求項６の発明は通話
チャネル切替指示メッセージの送信に限り１回のみ希望
する通話中の移動無線機に対するゲインが最大になるよ
うに各アンテナの重み付けを最適化してやり、このメッ
セージの送信後は通常のアダプティブアレー制御に戻す
ようにした。この通話チャネル切替指示メッセージの送
信は同じ周波数で通信中の他の移動無線局に対する妨害
となるが、高々１バーストのみの送信であるのでシステ
ム上問題にならない。
前記移動無線局と無線リンクする無線基地局とからなる
携帯電話システムにおいて、前記無線基地局は複数本の
アンテナと、通話中の移動無線局との通話チャネル切替
手順において新たな通話チャネルを指定する通話チャネ
ル切替指示メッセージを送信する時、希望する前記移動
無線局に対するゲインが最大になるように前記各アンテ
ナの重み付けを最適化し当該メッセージを１回のみ送信
するアダプティブアレー制御手段を具備し、前記通話中
の移動無線局は前記通話チャネル切替指示メッセージを
受信したとき指示に基き通話チャネルを切替える制御手
段を具備するようにした。同じ周波数で他の基地局と通
話をしている移動無線局が存在している場合、通常のア
ダプティブアレイー送信制御では、周波数有効利用率を
上げるためにその移動無線局に対する妨害を除去するこ
とを優先させ希望する移動無線局に対するゲインを抑え
多少犠牲にしている。これに対し請求項６の発明は通話
チャネル切替指示メッセージの送信に限り１回のみ希望
する通話中の移動無線機に対するゲインが最大になるよ
うに各アンテナの重み付けを最適化してやり、このメッ
セージの送信後は通常のアダプティブアレー制御に戻す
ようにした。この通話チャネル切替指示メッセージの送
信は同じ周波数で通信中の他の移動無線局に対する妨害
となるが、高々１バーストのみの送信であるのでシステ
ム上問題にならない。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施形態を示すデ
ィジタル携帯電話システムに関し、その無線基地局のブ
ロック図である。図においてアンテナＡＮＴ１〜ＡＮＴ
４はアダプティブアレーアンテナ、１は受信系モジュー
ル、２は送信系モジュール、３はモデム部、４は制御
部、５は電源部、６は送受信切替スイッチである。
ィジタル携帯電話システムに関し、その無線基地局のブ
ロック図である。図においてアンテナＡＮＴ１〜ＡＮＴ
４はアダプティブアレーアンテナ、１は受信系モジュー
ル、２は送信系モジュール、３はモデム部、４は制御
部、５は電源部、６は送受信切替スイッチである。
【００１１】受信系モジュール１は、４本の各アンテナ
毎に受信電波を増幅する低雑音増幅器ＬＮＡと、この入
力信号を周波数変換するダウンコンバータＤ／Ｃと、さ
らにディジタル信号に変換するアナログディジタル変換
器Ａ／Ｄとから構成される。送信系モジュール２は、４
本の各アンテナ毎に、モデム部３からのディジタル変調
信号をアナログ信号に変換するディジタルアナログ変換
器Ｄ／Ａと、これを送信周波数に変換するアップコンバ
ータＵ／Ｃと、送信電力を増幅するパワーアンプＰＡと
から構成される。
毎に受信電波を増幅する低雑音増幅器ＬＮＡと、この入
力信号を周波数変換するダウンコンバータＤ／Ｃと、さ
らにディジタル信号に変換するアナログディジタル変換
器Ａ／Ｄとから構成される。送信系モジュール２は、４
本の各アンテナ毎に、モデム部３からのディジタル変調
信号をアナログ信号に変換するディジタルアナログ変換
器Ｄ／Ａと、これを送信周波数に変換するアップコンバ
ータＵ／Ｃと、送信電力を増幅するパワーアンプＰＡと
から構成される。
【００１２】モデム部３は複数のＣＰＵから構成されて
おり、送受信データの変復調及びディジタル信号処理に
よる位相制御を行う。その制御としては、受信系モジュ
ール１の最終段で変換されたディジタル信号の例えばＤ
／Ｕ（ｄｅｓｉｒｅ（希望波）／ｕｎｄｅｓｉｒｅ（干
渉波））が最大となるよう合成し復調する。また、各ア
ンテナでの受信の位相を算出して、送信時にはアンテナ
端で同等の位相になるように制御する。それによって子
機の方向に送／受信とも指向性をもたせる。また、干渉
波と遅延波の到来方向にヌル点を作ることによって、任
意の方向に指向性を持たせてビームを絞って送信させ
る。さらに、周囲の基地局や通話中或はデータのやり取
りをしている子機以外の子機に対して下り方向に与える
干渉を減少させる。
おり、送受信データの変復調及びディジタル信号処理に
よる位相制御を行う。その制御としては、受信系モジュ
ール１の最終段で変換されたディジタル信号の例えばＤ
／Ｕ（ｄｅｓｉｒｅ（希望波）／ｕｎｄｅｓｉｒｅ（干
渉波））が最大となるよう合成し復調する。また、各ア
ンテナでの受信の位相を算出して、送信時にはアンテナ
端で同等の位相になるように制御する。それによって子
機の方向に送／受信とも指向性をもたせる。また、干渉
波と遅延波の到来方向にヌル点を作ることによって、任
意の方向に指向性を持たせてビームを絞って送信させ
る。さらに、周囲の基地局や通話中或はデータのやり取
りをしている子機以外の子機に対して下り方向に与える
干渉を減少させる。
【００１３】制御部４は複数のＣＰＵから構成されアダ
プティブアレー制御をはじめとする基地局全体の制御を
行う。制御としては、モデム部３に対して必要なパラメ
ータ及びタイミングを指示し、モデム部３が受信し復調
したデータを処理する。また、エアーに送出すべきデー
タを作成しモデム部３に渡す。また、制御部４はＩＳＤ
Ｎ回線及びＰＳＴＮ（アナログ回線）とのインターフェ
ースの処理もする。特に、本発明に関連しては、ＴＣＨ
切替指示メッセージをモデム部３に渡すととも同時に重
み付けによる送信出力の制御を指示する。なお、ＴＣＨ
切替手順は従来例の図２に示すシーケンスチャートに従
うものとする。シーケンス自体は従来と同じである。一
つの方法では、ＴＣＨ切替指示メッセージのみをｘｄＢ
高い送信出力で１回のみ送信する。此処で出力を高くす
るＴＣＨ切替メッセージの送信回数を１回に制限するの
は、なるべく他の子機い干渉を与えないためである。一
般的にアダプティブアレイ技術を搭載している基地局で
は、通話をしている子機に向け送信ビームを絞ってお
り、従来のオムニ送信や選択ダイバーシチに比べてより
高い電力を子機に供給でき、これは他の子機に対して妨
害を抑圧することになる。又、同じ周波数で通信してい
る子機に対しては、ヌル点を作るように送信する。従っ
てアダプティブアレイ技術を搭載する基地局であればＴ
ＣＨ切替指示メッセージをｘｄＢ高い送信出力で送信し
ても他の子機に対して通話品質に影響が出るほどの干渉
をより与えないようにできる。なお、アダプティブアレ
イ技術を搭載しない基地局であっては、１回のみの送信
で送信出力を設定通りに正しく送信することは困難であ
るので、子機がＴＣＨ切替指示メッセージを受信できな
い場合もある。子機は、ＴＣＨ切替指示メッセージを受
信すると、図２のシーケンスに従い指定された新たなＴ
ＣＨに切替える制御を行う。
プティブアレー制御をはじめとする基地局全体の制御を
行う。制御としては、モデム部３に対して必要なパラメ
ータ及びタイミングを指示し、モデム部３が受信し復調
したデータを処理する。また、エアーに送出すべきデー
タを作成しモデム部３に渡す。また、制御部４はＩＳＤ
Ｎ回線及びＰＳＴＮ（アナログ回線）とのインターフェ
ースの処理もする。特に、本発明に関連しては、ＴＣＨ
切替指示メッセージをモデム部３に渡すととも同時に重
み付けによる送信出力の制御を指示する。なお、ＴＣＨ
切替手順は従来例の図２に示すシーケンスチャートに従
うものとする。シーケンス自体は従来と同じである。一
つの方法では、ＴＣＨ切替指示メッセージのみをｘｄＢ
高い送信出力で１回のみ送信する。此処で出力を高くす
るＴＣＨ切替メッセージの送信回数を１回に制限するの
は、なるべく他の子機い干渉を与えないためである。一
般的にアダプティブアレイ技術を搭載している基地局で
は、通話をしている子機に向け送信ビームを絞ってお
り、従来のオムニ送信や選択ダイバーシチに比べてより
高い電力を子機に供給でき、これは他の子機に対して妨
害を抑圧することになる。又、同じ周波数で通信してい
る子機に対しては、ヌル点を作るように送信する。従っ
てアダプティブアレイ技術を搭載する基地局であればＴ
ＣＨ切替指示メッセージをｘｄＢ高い送信出力で送信し
ても他の子機に対して通話品質に影響が出るほどの干渉
をより与えないようにできる。なお、アダプティブアレ
イ技術を搭載しない基地局であっては、１回のみの送信
で送信出力を設定通りに正しく送信することは困難であ
るので、子機がＴＣＨ切替指示メッセージを受信できな
い場合もある。子機は、ＴＣＨ切替指示メッセージを受
信すると、図２のシーケンスに従い指定された新たなＴ
ＣＨに切替える制御を行う。
【００１４】又、別の方法として当該基地局と通信をし
ている子機に対して最大ゲインとなるように各アンテナ
の重み付けを最適化させて送信する。
ている子機に対して最大ゲインとなるように各アンテナ
の重み付けを最適化させて送信する。
【００１５】通常子機側での干渉でＴＣＨ切替をしなけ
ればならないのは、Ｃ／Ｉ（希望波と妨害波との差）が
小さくなるためである。其処で上記の方法を使用するこ
とによってＴＣＨ切替指示メッセージをｙｄＢ通常の送
信出力より高く送信すれば、子機の方ではこのＣ／Ｉが
ｙｄＢ改善されることになる。その結果、本来なら正し
く復調できなかったこのＴＣＨ切替指示メッセージを正
しく復調する確率が増大する。ＴＣＨ切替指示メッセー
ジを子機が受信出来さえすれば、新しいＴＣＨでは基本
的に干渉がない周波数を通話に使用するので、通話品質
が改善される。もしこのＴＣＨ切替指示メッセージを子
機が受信出来なければ、何回かリトライした後他の基地
局と接続するためハンドオーバを起動する。このハンド
オーバでは、他の基地局に対してＴＣＨでなく制御チャ
ネル（ＣＣＨ）で最初からシーケンスを開始する。した
がって通話状態になる迄に時間がかかるし、他の基地局
にＴＣＨのリソースが空いてない場合も考えられ、途中
で呼が落ちる可能性も高く、通話品質を著しく阻害する
要因になる。アダプティブアレイ技術を搭載している基
地局では、送信の重み付けを変えることにより送信出力
を制御することが可能なので、通常の通話チャネルの送
信出力からｙｄＢ高い送信出力を、正確に送信すること
が可能である。
ればならないのは、Ｃ／Ｉ（希望波と妨害波との差）が
小さくなるためである。其処で上記の方法を使用するこ
とによってＴＣＨ切替指示メッセージをｙｄＢ通常の送
信出力より高く送信すれば、子機の方ではこのＣ／Ｉが
ｙｄＢ改善されることになる。その結果、本来なら正し
く復調できなかったこのＴＣＨ切替指示メッセージを正
しく復調する確率が増大する。ＴＣＨ切替指示メッセー
ジを子機が受信出来さえすれば、新しいＴＣＨでは基本
的に干渉がない周波数を通話に使用するので、通話品質
が改善される。もしこのＴＣＨ切替指示メッセージを子
機が受信出来なければ、何回かリトライした後他の基地
局と接続するためハンドオーバを起動する。このハンド
オーバでは、他の基地局に対してＴＣＨでなく制御チャ
ネル（ＣＣＨ）で最初からシーケンスを開始する。した
がって通話状態になる迄に時間がかかるし、他の基地局
にＴＣＨのリソースが空いてない場合も考えられ、途中
で呼が落ちる可能性も高く、通話品質を著しく阻害する
要因になる。アダプティブアレイ技術を搭載している基
地局では、送信の重み付けを変えることにより送信出力
を制御することが可能なので、通常の通話チャネルの送
信出力からｙｄＢ高い送信出力を、正確に送信すること
が可能である。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、干渉を回
避するために通話チャネルの切替えを行う場合、基地局
は新たな通話チャネルを指示する通話チャネル切替指示
メッセージの出力レベルを高くして送信するので、移動
無線局は通話チャネル切替指示メッセージを受信できる
ようになり、速やかに通話チャネルの切替えを完了し通
話を再開できる。また、基地局にアダプティブアレイア
ンテナを備え無線通信するようにすれば、通話チャネル
切替指示メッセージのみ送信レベルを設定通りに高める
ことが容易に行なえ、しかも移動無線局にビームを絞っ
て送信するので他の移動無線局への干渉を防止できる。
また、送信出力を高める通話チャネル切替指示メッセー
ジの送信回数に制限を設けることにより他の移動無線局
への干渉を防止できる。
避するために通話チャネルの切替えを行う場合、基地局
は新たな通話チャネルを指示する通話チャネル切替指示
メッセージの出力レベルを高くして送信するので、移動
無線局は通話チャネル切替指示メッセージを受信できる
ようになり、速やかに通話チャネルの切替えを完了し通
話を再開できる。また、基地局にアダプティブアレイア
ンテナを備え無線通信するようにすれば、通話チャネル
切替指示メッセージのみ送信レベルを設定通りに高める
ことが容易に行なえ、しかも移動無線局にビームを絞っ
て送信するので他の移動無線局への干渉を防止できる。
また、送信出力を高める通話チャネル切替指示メッセー
ジの送信回数に制限を設けることにより他の移動無線局
への干渉を防止できる。
【図１】本発明の一実施形態を示す図。
【図２】従来の通話チャネル切替え手順を示すシーケン
スチャート。
スチャート。
ＡＮＴ１〜ＡＮＴ４：アンテナ １：受信系モジュール ２：送信系モジュール ３：モデム部 ４：制御部 ５：電源部 ６：送受信切替スイッチ
Claims (6)
- 【請求項１】複数の移動無線局と、前記移動無線局と無
線リンクする無線基地局とからなる携帯電話システムに
おいて、前記無線基地局は、通話中の移動無線局との通
話チャネル切替手順において新たな通話チャネルを指定
する通話チャネル切替指示メッセージを送信する時、該
送信出力を通常の送信レベルよりも高くする制御手段を
具備し、前記移動無線局は前記通話チャネル切替指示メ
ッセージを受信したとき指示に基き通話チャネルを切替
える制御手段を具備することを特徴とする携帯電話シス
テム。 - 【請求項２】前記基地局はアダプティブアレーアンテナ
を具備し移動無線局との無線通信を行うことを特徴とす
る請求項１に記載の携帯電話システム。 - 【請求項３】前記基地局の制御手段は通常よりも出力を
高く送信する前記通話チャネル切替指示メッセージの送
信回数に制限を設けたことを特徴とする請求項１に記載
の携帯電話システム。 - 【請求項４】複数の移動無線局と、前記移動無線局と無
線リンクする無線基地局とからなる携帯電話システムに
おいて、前記無線基地局は複数本のアンテナと、通話中
の移動無線局との通話チャネル切替手順において新たな
通話チャネルを指定する通話チャネル切替指示メッセー
ジを送信する時、同じ周波数で他の基地局と通信してい
る移動無線局に対してはヌル点を作るように前記各アン
テナの重み付けを最適化して送信するアダプティブアレ
ー制御手段を具備し、前記通話中の移動無線局は前記通
話チャネル切替指示メッセージを受信したとき指示に基
き通話チャネルを切替える制御手段を具備することを特
徴とする携帯電話システム。 - 【請求項５】前記基地局の制御手段は、前記通話チャネ
ル切替指示メッセージの送信出力を通常よりも高く１回
のみ送信するように制御することを特徴とする請求項４
に記載の携帯電話システム。 - 【請求項６】複数の移動無線局と、前記移動無線局と無
線リンクする無線基地局とからなる携帯電話システムに
おいて、前記無線基地局は複数本のアンテナと、通話中
の移動無線局との通話チャネル切替手順において新たな
通話チャネルを指定する通話チャネル切替指示メッセー
ジを送信する時、希望する前記移動無線局に対するゲイ
ンが最大になるように前記各アンテナの重み付けを最適
化し当該メッセージを１回のみ送信するアダプティブア
レー制御手段を具備し、前記通話中の移動無線局は前記
通話チャネル切替指示メッセージを受信したとき指示に
基き通話チャネルを切替える制御手段を具備することを
特徴とする携帯電話システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10183434A JP2000023225A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 携帯電話システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10183434A JP2000023225A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 携帯電話システム |
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|---|---|
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Family
ID=16135714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10183434A Pending JP2000023225A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 携帯電話システム |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000023225A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7340277B2 (en) | 2000-11-30 | 2008-03-04 | Nec Corporation | Adaptive antenna for controlling the weighting on a plurality of antenna elements |
| US7499430B2 (en) | 2002-05-03 | 2009-03-03 | Lg Electronics Inc. | Switch frame, method of transmitting the switch frame and a quality indicator channel structure including the switch frame |
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1998
- 1998-06-30 JP JP10183434A patent/JP2000023225A/ja active Pending
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