JP2000022621A - 中継増幅器動作状態監視システム - Google Patents

中継増幅器動作状態監視システム

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JP2000022621A
JP2000022621A JP18342498A JP18342498A JP2000022621A JP 2000022621 A JP2000022621 A JP 2000022621A JP 18342498 A JP18342498 A JP 18342498A JP 18342498 A JP18342498 A JP 18342498A JP 2000022621 A JP2000022621 A JP 2000022621A
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telephone terminal
signal
telephone
terminal
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Toshiyuki Morita
俊之 森田
Takayuki Sato
孝之 佐藤
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Fujitsu Network Solutions Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯電話の不感地域を解消するために使用する
中継増幅器が正常に動作しているか否かを、課金料金を
付加されることなく、電話端末により監視すること。 【解決手段】第1のアンテナ2と、不感地域に設置され
た第2のアンテナ3と、その中間に接続された増幅手段
を有する中継増幅手段1と、この中継増幅手段1により
携帯電話サービスが可能な地域に設置された携帯電話器
端末4とを備えた被監視装置と、公衆回路網6に接続さ
れ、前記携帯電話器端末4に通話する有線電話器端末7
と、前記有線電話器端末7に対し前記携帯電話器端末4
の呼出し制御を行うとともにこの呼出しにもとづく応答
の呼出し信号を確認する制御手段8とを備えた監視装置
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば携帯電話の不
感地域を解消するために使用する中継増幅器が正常に動
作しているか否かを、遠隔地から監視する中継器動作状
態監視システムに係り、特に課金料金を加算されること
なく、安価に監視することのできる中継器動作状態監視
システムを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年携帯電話が普及しつつあるが、携帯
電話は地下街やビルの地下室等では電波が到達せず、不
感地域となるためそのままでは使用できない。このよう
な不感地帯を解消し、携帯電話システムの利用範囲を拡
大するために、中継増幅器が使用される。
【0003】図5に示す如く、この中継増幅器30−0
は、屋外に設置したアンテナ30−1と、地下に設置し
たアンテナ30−2を信号増幅器20−3を介して接続
するものである。信号増幅器30−3は双方向増幅器で
構成されており、アンテナ30−1で受信した屋外の電
波を増幅してアンテナ30−2により地下に輻射した
り、逆に地下で携帯電話器より発信された電波を地下の
アンテナ30−2で受信して増幅し屋外のアンテナ30
−1から監視局に送出するものである。
【0004】このシステムでは、監視局と、不感地域解
消用に設置された中継増幅器30−0は、端末器の信号
を中継するだけであって自分の動作状態、つまり正常に
動作しているか否かをシステムの動作状態を監視する監
視局に伝える手段がない。
【0005】そのため従来では中継増幅器に監視局と連
絡するための送信機能を付加していた。この送信機能と
して、有線電話回線を接続し、中継増幅器の動作状態
を伝送すること、中継増幅器に監視局と連絡する送信
手段を設け、電波によりその動作状態を伝送することが
考えられている。
【0006】前記の監視システムとしては、図6に示
す如く、公衆回路網に接続された電話器端末30−5を
設け、中継増幅器30−0から出力されたその障害情報
を障害情報転送回路30−4を経由してこの電話器端末
30−5に送出する。障害情報転送回路30−4では監
視装置を有する監視局の電話番号を保持しており、中継
増幅器30−0から障害情報が伝達されたとき、監視局
の電話番号とともにこれを電話器端末30−5に送出す
る。これにより電話器端末30−5は、NTT網の如き
公衆回路網接続端子30−6を介して有線の公衆回路網
を経由して監視局と接続されるので、中継増幅器30−
0からの障害情報を監視局の監視装置に伝達することが
できる。
【0007】また前記の監視システムとしては、図7
に示す如く、専用の携帯電話器端末30−8を設け、中
継増幅器30−0から出力されたその障害情報を障害情
報転送回路30−7を経由してこの携帯電話器端末30
−8に送出する。障害情報転送回路30−7では監視装
置を有する監視局の電話番号を保持しており、中継増幅
器30−0から障害情報が伝達されたとき、監視局の電
話番号とともにこれを携帯電話器端末30−8に送出す
る。これにより携帯電話器端末30−8は監視局にこの
障害情報をアンテナ30−9を介して送出し、監視局の
監視装置にこれを伝達するものである。
【0008】ところで前記の有線電話回線を使用して
監視装置に障害情報を転送する方式では、電話器端末3
0−5は呼出し信号を確認すると線路を閉じ端末応答信
号を送出して通話路を構成した後、音声帯域内に監視用
の単信号(システムの構築のときにとり決められる信号
であり、例えば1KHz、1秒間10回)を装置の動作
状態を通知する信号として送出することが必要であり、
監視局では呼出し音を確認後、通話路を構成してこの単
信号の返送の有無をもって中継増幅器30−0の正常動
作を認識する方策が必要であり、電話器端末側では呼出
しがあると中継増幅器が正常な場合、電話回線線路を自
動的に閉塞する端末応答信号送出機能と単信号を送出す
る機能を付けなければならない。
【0009】このため、このシステムで監視をするとき
呼び出しをする度に前記端末応答信号が送出され、この
信号で電話料金が一通話課金される。このため、長い期
間になるとこの課金金額も無視できないものとなるのみ
ならず、前記監視信号送出機能も必要となり、しかも中
継増幅器の設置場所まで新たに電話線を敷設する必要が
生じ高価な端末を設定することが必要となる。
【0010】また前記の電波を使用するシステムで
は、VHF帯あるいはUHF帯の電波を利用して監視局
で監視するものとなるが、監視用のために使用する場
合、携帯電話器端末とは目的が別のため無線局としての
扱いとなり、専用の電波の割当てを受けることが必要で
無線局としての扱いとなり、申請許可のための手続が複
雑となる。その上、監視装置の設置された監視局と電波
を送受信する機器と、自局の呼び出し確認と中継増幅装
置からくる障害信号に自局の番号等を付加した装置の動
作状態を知らせる信号を送信する機能が必要である。
【0011】しかもVHF帯、UHF帯の電波を利用し
ても電波の到達距離には限界があり、例えば関東地方全
域といった広い範囲を一箇所で監視することができず、
監視局を多数設置することも必要となる。また広い範囲
の監視を行う場合は監視局、端末局とも一定の送信電力
を必要とする無線装置が必要となりシステム構成上現実
的ではない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の問題点
を改善し、通話料の課金がされない基本料金だけで運用
できる、既存の電話網を活用した、携帯電話端末用の中
継増幅装置等の動作状態を監視する監視システムを提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。図1において、1は中継増幅器、2はアンテ
ナであって屋外に設置されたもの、3は不感地域に設置
されたアンテナ、4は携帯電話器端末、5は電源線、6
は公衆回路網、7は有線電話器端末、8は制御部、9は
監視データ蓄積部、10は公衆回路網との接続端子であ
る。
【0014】本発明の携帯電話器用の中継増幅器の動作
状態監視システムでは下記の構成により前記課題を達成
することができる。 (1)第1のアンテナ2と、不感地域に設置された第2
のアンテナ3と、第1のアンテナ2から受信した信号を
増幅して第2のアンテナ3に送出または第2のアンテナ
3から受信した信号を増幅して第1のアンテナ2に送出
する増幅手段を有する中継増幅手段1と、この中継増幅
手段1から電源電力が供給され、中継増幅手段1に接続
されたアンテナを経由して公衆回路網6と通信可能な携
帯電話器端末4とを備えた被監視装置と、公衆回路網6
に接続され、前記携帯電話器端末4に通話する有線電話
器端末7と、前記有線電話器端末7に対し前記携帯電話
器端末4の呼出し制御を行うとともにこの呼出し信号と
同時に公衆回路網6から呼出される呼出し音を確認する
制御手段8とを備えた監視装置とを具備したことを特徴
とする。
【0015】(2)第1のアンテナ2と、不感地域に設
置された第2のアンテナ3と、第1のアンテナ2から受
信した信号を増幅して第2のアンテナ3に送出または第
2のアンテナ3から受信した信号を増幅して第1のアン
テナ2に送出する増幅手段を有する中継増幅手段1と、
この中継増幅手段1から電源電力が供給され、中継増幅
手段1を経由して公衆回路網6と通信可能な携帯電話器
端末4とを備えた被監視装置と、公衆回路網に接続さ
れ、前記携帯電話器端末に通話する第2の携帯電話器端
末と、この第2の携帯電話器端末に対し前記中継増幅手
段側の携帯電話器端末を呼出し制御を行うとともにこの
呼出し信号と同時に公衆回路網6から出力される呼出し
音を確認する制御手段とを備えた監視装置とを具備した
ことを特徴とする。
【0016】(3)第1のアンテナ2と、不感地域に設
置された第2のアンテナ3と、第1のアンテナ2から受
信した信号を増幅して第2のアンテナ3に送出または第
2のアンテナ3から受信した信号を増幅して第1のアン
テナ2に送出する増幅手段を有する中継増幅手段1と、
この中継増幅手段に発生した障害を示す障害情報を受信
したとき、電話器端末により監視装置に通話制御する転
送手段とを備えた被監視装置と、公衆回路網に接続され
た電話器端末と、この電話器端末に対する呼出し信号に
続いて送られる相手の相手の電話番号を読取る識別手段
と、この相手の電話番号を保持する番号記憶手段とを備
えた監視装置とを具備したことを特徴とする。
【0017】これにより下記の作用効果を奏する。 (1)本来通話ができない不感地域に置かれた携帯電話
器端末に有線電話器端末から電話をかけ、呼出し音を確
認することにより、その中継増幅装置が正常に動作して
いるものと判断できるので、呼出し音を確認するだけで
有線電話器端末の受話器が切断信号を送出すれば、端末
応答信号が送出されないので、通話用の電話料金の課金
されることなく、中継増幅装置の正常状態を判断でき
る。もし呼出し音が確認されなければ中継増幅装置の異
常状態と判断する。
【0018】(2)本来通話ができない不感地域に置か
れた携帯電話器端末に携帯電話器端末から電話をかけ、
呼出し音を確認することでその中継増幅装置が正常に動
作しているものと判断でき、端末応答信号が送出されな
いため通話用の電話料金の課金されることなく中継増幅
器の正常状態を判断できる。携帯電話器端末より通話制
御するので、監視装置の設けられた監視局が移動できる
移動監視局においても監視することができ、機動性を高
めることができる。すなわち保守者が他の装置の障害等
で巡回しながらでも動作状態が把握できる。
【0019】(3)中継増幅装置に障害が発生したとき
にのみ発呼信号確認後、所定の電話番号を自動的に送出
して電話をかけ、相手局を呼出す呼出し音を確認し、1
〜2分後に自動的に切断信号を送出して通信を終了する
が、この間に番号通知サービス機能により発信番号が受
信局に通知される。この発信番号を監視装置で読取り、
障害の発生した中継増幅器を認識することができ、監視
装置の電話器端末は相手の電話番号を読取るだけで端末
応答信号を送出しないので、通話料金は課金されない。
【0020】
【発明の実施の形態】A.本発明の第一の実施の形態 本発明の第一の実施の形態を図2にもとづき説明する。
図2は本発明の第一の実施の形態を示し、1は中継増幅
器、2、3はアンテナ、4は携帯電話器端末、5は電源
線、6は公衆回路網、7は電話器端末、8は制御部、9
は監視データ蓄積部、10は公衆回路網との接続端子で
ある。
【0021】中継増幅器1はアンテナ2、3の一方のア
ンテナで受信した電波を増幅して他方のアンテナから輻
射するものであり、具体的にはアンテナ2により受信し
た電波を増幅してアンテナ3から輻射し、またアンテナ
3で受信した電波を増幅してアンテナ2から輻射するも
のであり、双方向増幅器により構成される信号増幅器1
−0を具備している。
【0022】アンテナ2は屋外に設置されたものであ
り、アンテナ3は地下の如き不感地域に設置されたもの
である。携帯電話器端末4は、不感地域にアンテナ3を
設置することにより電話サービスが可能となる地域内に
設置され、中継増幅器1の動作が正常か否かを監視する
ためのものであり、例えばその電源電力を電源線5によ
り中継増幅器1より受けるものであり、中継増幅器1の
近傍に配置されている。
【0023】公衆回路網6は、例えばNTT(日本電信
電話株式会社)の電話回路網であり、有線の電話回路網
と無線の携帯電話網を具備しており、有線電話器端末同
志で通話を行ったり、有線電話器端末と携帯電話器端末
で通信を行ったり、また携帯電話器端末同志で通話を行
うものである。
【0024】電話器端末7は中継増幅器1・・・の動作
監視のため監視装置に設置された有線の電話器端末であ
り、接続端子10により公衆回路網6と接続されるとと
もに、制御部8とも接続されている。
【0025】制御部8は、監視装置が中継増幅器1・・
・の監視用のために上記の如く設置された監視用の携帯
電話器端末4・・・を順次呼出し、その呼出し音を確認
し、確認結果を監視データ蓄積部9に送出するものであ
る。このために呼出すべき監視用の携帯電話器端末の各
電話番号を記憶し、一定時間毎にこれを呼出す番号送出
部8−1と、この監視用の携帯電話器端末と、図示省略
した携帯電話基地局との回線設定にもとづき公衆回路網
6からこの呼出しをかけた電話器端末7に向けて送出さ
れる呼出し音を確認する呼出音確認部8−2を備えてい
る。
【0026】監視データ蓄積部9は、電話器端末7から
前記監視用の携帯電話器端末4・・・の呼出しにより携
帯電話器端末4が通話可能状態であることを示す呼出し
音の有無を示すデータを蓄積するものであり、このデー
タを点検保守管理用に使用するものである。
【0027】次に図2に示す本発明の動作を監視局から
中継増幅器1の動作状態を監視する場合について説明す
る。 (1)まず監視局の制御部8の番号送出部8−1が中継
増幅器1を監視するための携帯電話器端末4の電話番号
を、図示省略した記憶回路より読出し、これを電話器端
末7に送る。
【0028】これにより電話器端末7はこの携帯電話器
端末4に対するダイヤル番号を公衆回路網6に送出す
る。 (2)これにより公衆回路網6ではその携帯電話網を経
由してこのダイヤル番号がアンテナ2に受信され、中継
増幅器1で増幅され、不感地域に設置されたアンテナ3
より輻射され、携帯電話器端末4を呼び出す。
【0029】(3)呼出し信号を受けた携帯電話器端末
4は、図示省略した携帯電話基地局と空いている回線を
設定して通話路を構成する。そして通話可能となると、
呼出しを掛けた監視局の電話器端末7に向け公衆回路網
6から呼出し音を送出する。
【0030】(4)監視局では電話器端末7に対して送
出されたこの呼出し音が制御部8の呼出音確認部8−2
で確認されると、電話器端末7に対して切断信号を送出
して携帯電話器端末4への呼出し信号送出を止めさせ、
また中継増幅器1又は携帯電話器端末4が正常であるこ
とを監視データ蓄積部9に記憶させる。
【0031】ところで中継増幅器1が正常でなければ携
帯電話器端末4への呼出し信号送出が行われないので、
電話器端末7に対して呼出し音が送出されることはな
い。従ってこの呼出し音の有無を確認することにより中
継増幅器1の動作状態を識別することができる。このよ
うにして携帯電話器端末4は応答信号を公衆回路網6に
対して送出していないので課金されることなく、中継増
幅器1の動作状態を識別できる。
【0032】なお制御部8では、携帯電話器端末4に対
して前記の呼出動作を行ったのちに一定時間以内に電話
器端末7に対して呼出し音が送出されないことを確認し
たとき、中継増幅器装置1の障害発生と認識し、警報を
出力する。そしてこれを監視データ蓄積部9に記憶さ
せ、別に表示する。なお携帯電話器端末4が通話不能の
時はその旨の音声通知がある。
【0033】ところで、制御部8、監視データ蓄積部9
をパーソナル・コンピュータで構成してもよい。このよ
うにして、監視装置を設けた監視局に居ながらにして、
全国に設置した各中継増幅装置の状態を監視可能とする
ことができ、省力化、価格逓減に寄与することができ
る。しかも不感地帯に設置した端末器の通話可能状態を
確認するだけの方式のため、通話料金が課金されないと
いう利点もある。
【0034】B.本発明の第二の実施の形態 本発明の第二の実施の形態を図3にもとづき説明する。
図3は本発明の第二の実施の形態を示す。図中他と同記
号は同一部を示し、11は携帯電話網、12はアンテ
ナ、13は携帯電話器端末、14はアンテナ、15は制
御部、16は監視データ蓄積部である。
【0035】第二の実施の形態では、監視用の携帯電話
器端末4を呼出すために、携帯電話器端末13を使用
し、上記と同様に呼出し音の確認により中継増幅器の動
作状態の確認を行うものであり、携帯電話器端末13を
使用するため、監視局が所定の場所に固定していなくと
も携帯電話がかけられる地域からならどこでも中継増幅
器の動作状態が確認可能となり、例えば移動監視局を構
成することができ、機動性を高めることができる。
【0036】図3に示す本発明の動作を、移動監視局の
携帯電話器端末13から中継増幅器1の動作状態を監視
する場合について説明する。 (1)まず移動監視局の制御部15の番号送出部15−
1が中継増幅器1を監視するための携帯電話器端末4の
電話番号を、図示省略した記憶回路より読出し、これを
携帯電話器端末13に送る。これにより携帯電話器端末
4に対するダイヤル番号をアンテナ14を介して携帯電
話網11に送出する。
【0037】(2)携帯電話網11では、アンテナ12
を介してこれを受信して増幅したのち、再びアンテナ1
2によりこのダイヤル番号を送出して携帯電話器端末4
を呼び出す。このダイヤル番号はアンテナ2で受信され
て中継増幅器1で増幅されたあとアンテナ3より輻射さ
れ、携帯電話器端末を呼出すことになる。
【0038】(3)呼出された携帯電話器端末4は、携
帯電話網11と空いている回線を設定して通話路を構成
する。そして通話可能であれば呼出しを掛けた移動監視
局の携帯電話器端末13に向け携帯電話網11が呼出し
音を送出する。
【0039】(4)移動基地局では、携帯電話器端末1
3に対して送出されたこの呼出し音が制御部15の呼出
音確認部15−2で確認されると、携帯電話器端末13
に対して携帯電話器端末4へ切断信号を送出して呼出し
を止めさせ、また中継増幅器1又は携帯電話器端末4が
正常であることを監視データ蓄積部16に記憶させる。
【0040】ところで中継増幅器1が正常でなければ携
帯電話器端末4への呼出しが行われないので、携帯電話
器端末13に対して呼出し音が送出されることはない。
したがってこの呼出し音を確認することにより中継増幅
器1の動作状態を識別できる。このようにして携帯電話
器端末4は端末応答信号を携帯電話網11に対して送出
していないので課金されることなく、中継増幅器1の動
作状態を識別できる。
【0041】なお制御部15では、携帯電話器端末4に
対して前記の信号確認動作を行ったのちに一定時間以内
に携帯電話器端末13に対して呼出し音が送出されない
ことを確認したとき、中継増幅器1の障害発生と認識
し、警報を出力する。そしてこれを監視データ蓄積部1
6に記憶させ、別に表示する。また制御部15、監視デ
ータ蓄積部16はパーソナル・コンピュータで構成して
もよい。
【0042】このようにして、保守者が障害の補修等で
移動巡回していながら、通話料金の課金されることな
く、中継増幅装置の動作状態を把握することができる。 C.本発明の第三の実施の形態 本発明の第三の実施の形態を図4にもとづき説明する。
図4(A)は本発明の第三の実施の形態を示し、同
(B)は動作説明図である。図中他と同記号は同一部を
示し、20は公衆回路網、21は障害情報受信部、22
は中継増幅器1側の電話器端末、23は基地局側の電話
器端末、24は相手番号識別部、25は記憶・警報処理
部である。
【0043】障害情報受信部21は中継増幅器1に障害
が発生したとき中継増幅器1からこの障害発生情報を受
信し、監視局側の電話器端末23に対して、一回電話を
かけることを指示する通話指令を送出するものである。
【0044】電話器端末22は予め定められた送信先で
ある監視局側の電話器端末23の電話番号が事前に記憶
されているものであって、障害情報受信部21から通話
指令を受取ったとき、この監視局側の電話器端末23に
対して自動的に発呼するものである。
【0045】相手番号識別部24は監視局側の電話器端
末23に対して呼出しを行った相手の電話器端末の電話
番号を読取るものである。最近電話器端末に呼出しが行
われたとき、その呼出しを行った相手局の電話番号を通
知し、これを表示可能とする、いわゆる電話番号通知サ
ービスが行われている。これは、図4(B)に示す如
く、呼出し信号に続いて相手局の電話番号が通知される
ものである。相手番号識別部24はこの呼出し信号に続
いて送られてくる相手局の電話番号を識別し、この電話
番号を記憶・警報処理部25に送出する。
【0046】記憶・警報処理部25は、相手番号識別部
24から電話番号が伝達されたとき、これを障害の発生
した中継増幅器1に接続された電話器端末22の電話番
号として記憶し、この電話番号及び中継増幅器の設置場
所を表示し、警報を発生し、保守者に障害発生を知らせ
るものである。
【0047】図4に示す本発明の動作を説明する。 (1)図4(A)において、中継増幅器1に障害が発生
したとき、この障害情報の発生が障害情報受信部21に
伝達される。これにより障害情報受信部21は電話器端
末22に対し、一回監視局の電話器端末23に電話をか
けることを指示する通話指令を送出する。これにより電
話器端末22は事前に記憶保持している前記監視局の電
話器端末23への発信局番号に対し自動的に発呼する。
【0048】(2)この番号により接続端子26、公衆
回路網20、接続端子27を経由して基地局側の電話器
端末23が呼び出される。このとき公衆回路網20か
ら、図4(B)に示す如く、呼出し信号に続いて伝達さ
れる相手局の電話番号である相手番号を相手番号識別部
24が読み取り、これを記憶・警報処理部25に通知す
る。これにより記憶・警報処理部25ではこの相手番号
を障害の発生した中継増幅器1を示すものとして記憶
し、この電話番号により図示省略したテーブルを参照し
て中継増幅器1の設置場所を表示し、警報を発生する。
保守者はこれにより障害の発生した中継増幅器1の設置
場所を認識し、この障害に対処する。
【0049】(3)ところで中継増幅器1側の電話器端
末22では、前記自動発呼後一定時間経過してから、例
えば1〜2分後に自動的に終話信号を送出し回線を切断
する。この場合、相手局を呼出す呼出し信号を確認して
から自動的に終了することもできる。この間に番号通知
サービス機能により発信局の電話番号が受信局に通知さ
れ、読取られることになる。
【0050】このように呼出しを受けた監視局の電話器
端末側では相手の電話番号を読取るだけで、端末応答信
号を送出しないので通話料金が課金されることなく、中
継増幅器の障害状態を認識することができる。しかも障
害の発生した中継増幅器側から発呼されるので、監視局
側より順次監視制御を行う必要はないので、監視局にお
ける被監視中継装置に付けられた電話器を順次呼出す回
路が不要となりシステム構成が単純化される。
【0051】勿論相手番号識別部24や記憶・警報処理
部25をパーソナル・コンピュータで構成することがで
きる。以上の説明は携帯電話システムの例について記述
しているが、本発明は勿論これに限定されるものではな
く、簡易携帯電話システム(PHS)でも、同様にして
適用可能なものであり、したがって請求項に記載の携帯
電話器端末とはこれらのものを含むものである。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば下記の効果を奏するもの
である。 (1)本来通話ができない不感地域に置かれた携帯電話
器端末に有線電話器端末から電話をかけ、呼出し音の有
無を確認することにより、その中継増幅装置が正常に動
作しているものと判断できるので、呼出し音を確認する
だけで有線電話器端末の受話器が終話信号を送出する方
式であり、不感地域内の電話器は端末応答信号を送出し
ないので、通話用の電話料金の課金されることなく、中
継増幅装置の正常状態を判断できる。もし呼出し音がな
ければ中継増幅装置の異常状態と判断する。
【0053】(2)本来通話ができない不感地域に置か
れた携帯電話器端末に携帯電話器端末から電話をかけ、
呼出し音の有無を確認することでその中継増幅装置が正
常に動作しているものと判断でき、不感地域内の電話器
は端末応答信号を送出していないため通話用の電話料金
の課金されることなく中継増幅器の正常状態を判断でき
る。携帯電話器端末より通話制御するので、監視装置の
設けられた監視局が移動できる移動監視局においても監
視することができ、機動性を高めることができる。すな
わち保守者が他の装置の障害等で巡回しながらでも動作
状態が把握できる。
【0054】(3)中継増幅装置に障害が発生したとき
にのみ所定の電話番号に自動的に電話をかけ、相手局を
呼び出す呼び出し信号を確認し、一定時間後に自動的に
終話信号を送出して通信を終了するが、この間に番号通
知サービス機能により発信番号が受信局に通知される。
この発信番号を監視装置で読取り、障害の発生した中継
増幅器を認識することができ、監視装置の電話器端末は
相手の電話番号を読取るだけで端末応答信号を送出しな
いので、通話料金は課金されない。また中継増幅装置に
障害が発生したときのみ監視局に電話されるので、監視
局から各中継増幅器側に監視制御を行うことが不要とな
り、システムが簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態である。
【図3】本発明の第二の実施の形態である。
【図4】本発明の第三の実施の形態である。
【図5】従来例(その1)である。
【図6】従来例(その2)である。
【図7】従来例(その3)である。
【符号の説明】
1 中継増幅器 2、3 アンテナ 4 携帯電話器端末 5 電源線 6 公衆回路網 7 電話器端末 8 制御部 9 監視データ蓄積部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K042 AA06 BA11 CA02 DA32 EA04 FA11 JA01 MA01 5K067 AA22 AA33 DD13 DD24 EE02 EE06 EE10 FF07 FF13 FF16 FF18 FF22 HH05 HH17 KK03 LL05 5K072 AA25 BB03 BB13 CC32 DD11 DD15 GG01 GG14 HH05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のアンテナと、不感地域に設置された
    第2のアンテナと、第1のアンテナから受信した信号を
    増幅して第2のアンテナに送出または第2のアンテナか
    ら受信した信号を増幅して第1のアンテナに送出する増
    幅手段を有する中継増幅手段と、 この中継増幅手段により携帯電話サービスが可能になる
    地域内に設置され、中継増幅手段を経由して公衆電話網
    と通信可能な携帯電話器端末と 公衆回路網に接続され、前記携帯電話器端末に通話する
    有線電話器端末と、 前記有線電話器端末に対し前記携帯電話器端末の呼出し
    制御を行うとともにこの呼出しにもとづき電話器端末が
    受信可能状態を示す呼出し信号を確認する制御手段を備
    えた監視装置とを具備したことを特徴とする中継増幅器
    動作状態監視システム
  2. 【請求項2】第1のアンテナと、不感地域に設置された
    第2のアンテナと、第1のアンテナから受信した信号を
    増幅して第2のアンテナに送出または第2のアンテナか
    ら受信した信号を増幅して第1のアンテナに送出する増
    幅手段を有する中継増幅手段と、 この中継増幅手段により携帯電話サービスが可能になる
    地域内に設置され、中継増幅手段を経由して公衆電話網
    と通信可能な携帯電話器端末と公衆回路網に接続され、
    前記携帯電話器端末に通話する第2の携帯電話器端末
    と、 この第2の携帯電話器端末に対し前記中継増幅手段側の
    携帯電話器端末の呼出し制御を行うとともにこの呼出し
    にもとづき電話器端末が受信可能状態を示す呼出し信号
    を確認する制御手段を備えた監視装置とを具備したこと
    を特徴とする中継増幅器動作状態監視システム
  3. 【請求項3】第1のアンテナと、不感地域に設置された
    第2のアンテナと、第1のアンテナから受信した信号を
    増幅して第2のアンテナに送出または第2のアンテナか
    ら受信した信号を増幅して第1のアンテナに送出する増
    幅手段を有する中継増幅手段と、 この中継増幅手段に発生した障害を示す障害情報を受信
    したとき、電話器端末により監視装置に通話制御する転
    送手段とを備えた被監視装置と、 公衆回路網に接続された電話器端末と、 この電話器端末に対する呼出し信号に書込まれた相手の
    電話番号を読取る識別手段と、 この相手の電話番号を保持する番号記憶手段とを備えた
    監視装置とを具備したことを特徴とする中継増幅器動作
    状態監視システム
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011221733A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Nec Corp オンラインストレージシステム、及びオンラインストレージサービスの提供方法
JP2013120993A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Nec Corp 海中ネットワーク管理システム、及び海中ネットワーク管理方法、移動体装置
JP2016129297A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 中国電力株式会社 多重無線通信装置

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