JP2000022506A - 台形波形出力機能を有する非反転増幅回路 - Google Patents
台形波形出力機能を有する非反転増幅回路Info
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- JP2000022506A JP2000022506A JP10191131A JP19113198A JP2000022506A JP 2000022506 A JP2000022506 A JP 2000022506A JP 10191131 A JP10191131 A JP 10191131A JP 19113198 A JP19113198 A JP 19113198A JP 2000022506 A JP2000022506 A JP 2000022506A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 直線勾配の出力波形が得られ、且つ飽和電圧
まで出力が上昇しない安価なアナログ制御回路として台
形波形出力処理を実現する。 【解決手段】 制御信号20と入力信号Vinとの差で
ある第1の信号Vi1を増幅して第1の出力信号Voを
出力する為の比較部1と、前記比較部1からの前記第1
の出力信号Voを時間に関して積分し、出力信号として
前記制御信号20を出力する為の積分部2とを具備し、
前記制御信号20が前記入力信号Vinと実質的に等し
い時に、前記比較部1が前記入力信号Vinの変化に応
答して前記第1の信号Vi1を増幅して前記第1の出力
信号Voを出力し、前記積分部2が前記第1の出力信号
Voを受けて前記出力信号Voutを出力する事を特徴
とする。
まで出力が上昇しない安価なアナログ制御回路として台
形波形出力処理を実現する。 【解決手段】 制御信号20と入力信号Vinとの差で
ある第1の信号Vi1を増幅して第1の出力信号Voを
出力する為の比較部1と、前記比較部1からの前記第1
の出力信号Voを時間に関して積分し、出力信号として
前記制御信号20を出力する為の積分部2とを具備し、
前記制御信号20が前記入力信号Vinと実質的に等し
い時に、前記比較部1が前記入力信号Vinの変化に応
答して前記第1の信号Vi1を増幅して前記第1の出力
信号Voを出力し、前記積分部2が前記第1の出力信号
Voを受けて前記出力信号Voutを出力する事を特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は台形波形出力機能を
有する非反転増幅回路に関し、特に加減速処理機能を持
たないモータドライブの駆動回路に簡単なアナログ回路
を付加して実質的に勾配機能を持たせ台形波形出力を行
う為の非反転増幅回路に関する。
有する非反転増幅回路に関し、特に加減速処理機能を持
たないモータドライブの駆動回路に簡単なアナログ回路
を付加して実質的に勾配機能を持たせ台形波形出力を行
う為の非反転増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】モータを駆動する為のモータドライバで
あるモータ駆動回路は、矩形波電圧を出力する。加減速
機能を持たないこのようなモータドライバには、勾配を
持ったアナログ指令を与える必要がある。
あるモータ駆動回路は、矩形波電圧を出力する。加減速
機能を持たないこのようなモータドライバには、勾配を
持ったアナログ指令を与える必要がある。
【0003】このようなアナログ指令を与える機能を安
価に実現する為の手段として、上位コントローラのソフ
トウエアにより勾配を与えることが考えられる。この考
えに基づくソフトウエアは、処理の負担がかかり、プロ
グラムのスキャン毎のデータ更新を含むことになり、勾
配を与えるべき指令電圧が直線でなくて階段状になりア
ナログ性が失われる。
価に実現する為の手段として、上位コントローラのソフ
トウエアにより勾配を与えることが考えられる。この考
えに基づくソフトウエアは、処理の負担がかかり、プロ
グラムのスキャン毎のデータ更新を含むことになり、勾
配を与えるべき指令電圧が直線でなくて階段状になりア
ナログ性が失われる。
【0004】アナログ回路で勾配を持たせる為の手段と
して、図4(a)及び(b)に示す一次遅れ回路、又図
5(a)及び(b)に示す積分回路が知られている。
して、図4(a)及び(b)に示す一次遅れ回路、又図
5(a)及び(b)に示す積分回路が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一次遅れ回路を用いる
場合は、電圧変化が自然対数曲線を描くことになり、積
分回路を用いる場合には直線勾配出力を得ることができ
るが、出力をモニタしながら指令を変化させなければ飽
和電圧までその出力が振り切れてしまう。
場合は、電圧変化が自然対数曲線を描くことになり、積
分回路を用いる場合には直線勾配出力を得ることができ
るが、出力をモニタしながら指令を変化させなければ飽
和電圧までその出力が振り切れてしまう。
【0006】直線勾配の出力が得られ、且つ飽和電圧ま
で出力が上昇しない安価なアナログ制御回路、特にモー
タドライバ用の直線勾配制御駆動回路、即ち台形処理機
能を有する非反転増幅回路が求められている。
で出力が上昇しない安価なアナログ制御回路、特にモー
タドライバ用の直線勾配制御駆動回路、即ち台形処理機
能を有する非反転増幅回路が求められている。
【0007】本発明の目的は、直線勾配の出力が得ら
れ、且つ飽和電圧まで出力が上昇しない安価なアナログ
制御回路として台形処理を行う非反転増幅回路を提供す
ることにある。又直線勾配の出力が得られ、飽和電圧ま
で出力が上昇しない安価なアナログ制御回路であり、そ
の出力勾配を変化可能な台形処理を行う非反転増幅回路
を提供することにある。
れ、且つ飽和電圧まで出力が上昇しない安価なアナログ
制御回路として台形処理を行う非反転増幅回路を提供す
ることにある。又直線勾配の出力が得られ、飽和電圧ま
で出力が上昇しない安価なアナログ制御回路であり、そ
の出力勾配を変化可能な台形処理を行う非反転増幅回路
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、本発明の台形波形出力機能を有する非反転増幅回路
は、制御信号と入力信号との差である第1の信号を増幅
して第1の出力信号を出力する為の比較部と、前記比較
部からの前記第1の出力信号を時間に関して積分し、出
力信号として前記制御信号を出力する為の積分部とを具
備し、前記制御信号が前記入力信号と実質的に等しくな
った時に、前記比較部が前記入力信号の変化に応答して
前記第1の信号を増幅して前記第1の出力信号を出力
し、前記積分部が前記第1の出力信号を受けて前記出力
信号を出力する事を特徴とする。
に、本発明の台形波形出力機能を有する非反転増幅回路
は、制御信号と入力信号との差である第1の信号を増幅
して第1の出力信号を出力する為の比較部と、前記比較
部からの前記第1の出力信号を時間に関して積分し、出
力信号として前記制御信号を出力する為の積分部とを具
備し、前記制御信号が前記入力信号と実質的に等しくな
った時に、前記比較部が前記入力信号の変化に応答して
前記第1の信号を増幅して前記第1の出力信号を出力
し、前記積分部が前記第1の出力信号を受けて前記出力
信号を出力する事を特徴とする。
【0009】又、前記比較部は演算増幅器を具備し、前
記制御信号は前記演算増幅器の非反転入力端子に入力さ
れ、前記入力信号は前記演算増幅器の反転入力端子に入
力されている事を特徴とする。
記制御信号は前記演算増幅器の非反転入力端子に入力さ
れ、前記入力信号は前記演算増幅器の反転入力端子に入
力されている事を特徴とする。
【0010】更に、前記比較部は演算増幅器と前記出力
信号の電圧増幅率に変化を与える為の可変増幅率抵抗部
とを具備し、前記可変増幅率抵抗部は縦続接続された第
1の抵抗素子と第2の抵抗素子から成り、前記第1の抵
抗素子は接地され、前記第2の抵抗素子は前記制御信号
に接続され、前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子
の接続点が前記反転入力端子に接続されており、前記入
力信号は前記演算増幅器の前記反転入力端子に入力され
ている事を特徴とする。
信号の電圧増幅率に変化を与える為の可変増幅率抵抗部
とを具備し、前記可変増幅率抵抗部は縦続接続された第
1の抵抗素子と第2の抵抗素子から成り、前記第1の抵
抗素子は接地され、前記第2の抵抗素子は前記制御信号
に接続され、前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子
の接続点が前記反転入力端子に接続されており、前記入
力信号は前記演算増幅器の前記反転入力端子に入力され
ている事を特徴とする。
【0011】更に、前記積分部は演算増幅器と、前記出
力信号の勾配に変化を与える抵抗素子及び容量素子から
成る積分回路であり、前記抵抗素子は前記第1の出力信
号に接続され、前記容量素子は前記制御信号に接続さ
れ、前記抵抗素子と前記容量素子の接続点は前記演算増
幅器の反転入力端子に接続されている事を特徴とする。
力信号の勾配に変化を与える抵抗素子及び容量素子から
成る積分回路であり、前記抵抗素子は前記第1の出力信
号に接続され、前記容量素子は前記制御信号に接続さ
れ、前記抵抗素子と前記容量素子の接続点は前記演算増
幅器の反転入力端子に接続されている事を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の台形処理機能を有す
る非反転増幅回路について、添付図面を参照して詳細に
説明する。最初に本発明の第一の実施の形態に係る台形
処理機能を有する非反転増幅回路について説明する。図
1を参照して、本構成は比較回路である比較部1と積分
回路である積分部2とから成る。
る非反転増幅回路について、添付図面を参照して詳細に
説明する。最初に本発明の第一の実施の形態に係る台形
処理機能を有する非反転増幅回路について説明する。図
1を参照して、本構成は比較回路である比較部1と積分
回路である積分部2とから成る。
【0013】比較部1は、演算増幅器(以下 比較回路
のオペアンプ3と呼ぶ)を備えている。比較回路のオペ
アンプ3における非反転入力端子4には、後述する積分
回路の出力端子12に接続されており、出力信号である
制御信号20が入力される。又比較回路のオペアンプ3
における反転入力端子5とアース端子である基準電圧端
子6との間には、指令電圧(入力信号)として入力電圧
Vinが印加される。比較回路の出力端子7には、非反
転入力端子4と、反転入力端子5とから入力される電圧
の電圧差(第1の信号Vi1)を増幅した電圧(第1の
出力信号Vo)が出力される。
のオペアンプ3と呼ぶ)を備えている。比較回路のオペ
アンプ3における非反転入力端子4には、後述する積分
回路の出力端子12に接続されており、出力信号である
制御信号20が入力される。又比較回路のオペアンプ3
における反転入力端子5とアース端子である基準電圧端
子6との間には、指令電圧(入力信号)として入力電圧
Vinが印加される。比較回路の出力端子7には、非反
転入力端子4と、反転入力端子5とから入力される電圧
の電圧差(第1の信号Vi1)を増幅した電圧(第1の
出力信号Vo)が出力される。
【0014】積分部2は、演算増幅器(以下 積分回路
のオペアンプ8と呼ぶ)と、抵抗9及びコンデンサ11
とを備えている。積分部2は、第1の出力信号Voを時
間に関して積分し、出力信号として制御信号20を出力
する。本実施の形態では抵抗素子9は120kΩ、コン
デンサ(容量素子)11は10μFと選択している。積
分回路のオペアンプ8における非反転入力端子15は、
基準電圧端子6に接続されており、又積分回路のオペア
ンプ8における反転入力端子14は、抵抗9とコンデン
サ11との間の基準電圧点17に接続されている。抵抗
9の、コンデンサ11に接続されていない端子は比較回
路の出力端子7に接続されており、又コンデンサ11
の、抵抗9に接続されていない端子は積分回路の出力端
子12に接続されている。
のオペアンプ8と呼ぶ)と、抵抗9及びコンデンサ11
とを備えている。積分部2は、第1の出力信号Voを時
間に関して積分し、出力信号として制御信号20を出力
する。本実施の形態では抵抗素子9は120kΩ、コン
デンサ(容量素子)11は10μFと選択している。積
分回路のオペアンプ8における非反転入力端子15は、
基準電圧端子6に接続されており、又積分回路のオペア
ンプ8における反転入力端子14は、抵抗9とコンデン
サ11との間の基準電圧点17に接続されている。抵抗
9の、コンデンサ11に接続されていない端子は比較回
路の出力端子7に接続されており、又コンデンサ11
の、抵抗9に接続されていない端子は積分回路の出力端
子12に接続されている。
【0015】上述のように、比較回路の非反転入力端子
4は積分回路の出力端子12と接続されており、更に積
分回路は基準電圧点17と積分回路8の出力端子12と
の間に負帰還増幅回路を形成している。
4は積分回路の出力端子12と接続されており、更に積
分回路は基準電圧点17と積分回路8の出力端子12と
の間に負帰還増幅回路を形成している。
【0016】上記負帰還増幅回路について、積分回路の
オペアンプ8の出力端子は積分回路の出力側端子12に
一致し、積分回路の反転入力端子14が基準電圧点17
に一致し、積分回路の非反転入力端子15が基準電圧点
17の基準電圧に一致するように、その負帰還が作用す
る。ここで基準電圧点17における基準電圧を基準電圧
端子6のアース電圧に一致させることで、積分回路の反
転入力端子14と積分回路の非反転入力端子15間の電
圧は、零Vになるようにその負帰還回路が形成される。
オペアンプ8の出力端子は積分回路の出力側端子12に
一致し、積分回路の反転入力端子14が基準電圧点17
に一致し、積分回路の非反転入力端子15が基準電圧点
17の基準電圧に一致するように、その負帰還が作用す
る。ここで基準電圧点17における基準電圧を基準電圧
端子6のアース電圧に一致させることで、積分回路の反
転入力端子14と積分回路の非反転入力端子15間の電
圧は、零Vになるようにその負帰還回路が形成される。
【0017】次に、本発明の第一の実施の形態に係る台
形波形出力機能を有する非反転増幅回路の動作について
図2に示すタイミングチャートを参照して詳細に説明す
る。
形波形出力機能を有する非反転増幅回路の動作について
図2に示すタイミングチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0018】基準電圧端子6に印加される指令電圧Vi
nは、図2に示すように、0V→+5V→0V→−5V
→0Vの矩形波である。比較回路の出力電圧Voは、図
2に示すように、その飽和電圧として±12Vである。
nは、図2に示すように、0V→+5V→0V→−5V
→0Vの矩形波である。比較回路の出力電圧Voは、図
2に示すように、その飽和電圧として±12Vである。
【0019】積分回路は積分回路のオペアンプ8を介し
て負帰還回路を形成している為、積分回路のオペアンプ
8への入力電圧Vi2(積分回路の非反転入力端子15
からの入力電圧と積分回路の反転入力端子14からの入
力電圧との電位差、第2の信号とする)が、常に0Vに
近づくように、積分回路2の出力電圧(出力信号)Vo
utを変化させる(以下、平衡則と呼ぶ)。入力電圧V
i2が常に0Vに近づいているので、図1における充電
電流Icは、出力電圧Voを抵抗9の抵抗値で割った値
である。
て負帰還回路を形成している為、積分回路のオペアンプ
8への入力電圧Vi2(積分回路の非反転入力端子15
からの入力電圧と積分回路の反転入力端子14からの入
力電圧との電位差、第2の信号とする)が、常に0Vに
近づくように、積分回路2の出力電圧(出力信号)Vo
utを変化させる(以下、平衡則と呼ぶ)。入力電圧V
i2が常に0Vに近づいているので、図1における充電
電流Icは、出力電圧Voを抵抗9の抵抗値で割った値
である。
【0020】図2に示すように、指令電圧Vinが0V
の状態から+5Vの状態に変化すると(図2において、
時間区間(13)から(14)への変化時)、比較器の
オペアンプ3に対する入力電圧Vi1が0Vから−5V
に転じ、その出力電圧Voは、負の飽和出力電圧−12
Vになる。充電電流Icは、−0.1mA(=−12V
/120kΩ)となり、コンデンサ11に流入する。
の状態から+5Vの状態に変化すると(図2において、
時間区間(13)から(14)への変化時)、比較器の
オペアンプ3に対する入力電圧Vi1が0Vから−5V
に転じ、その出力電圧Voは、負の飽和出力電圧−12
Vになる。充電電流Icは、−0.1mA(=−12V
/120kΩ)となり、コンデンサ11に流入する。
【0021】積分回路の出力端子12における出力電圧
Voutは上記平衡則に従い、10V/秒の勾配で電圧
が上昇する。これは以下の式 −12V/120kΩ → Ic t=CV → V/
t=Ic/C→ V/t=0.1mA/10μF=10
V に基づく。
Voutは上記平衡則に従い、10V/秒の勾配で電圧
が上昇する。これは以下の式 −12V/120kΩ → Ic t=CV → V/
t=Ic/C→ V/t=0.1mA/10μF=10
V に基づく。
【0022】積分回路の出力端子12における出力電圧
Voutが0.5秒後に+5Vに達すると、比較回路の
オペアンプ3に対する入力電圧Vi1が0Vになり、出
力電圧Voも0Vになる。出力電圧Voが0Vになる
と、充電電流Icが0Aになり、出力電圧Voutは変
化しなくなり、+5Vで安定する。
Voutが0.5秒後に+5Vに達すると、比較回路の
オペアンプ3に対する入力電圧Vi1が0Vになり、出
力電圧Voも0Vになる。出力電圧Voが0Vになる
と、充電電流Icが0Aになり、出力電圧Voutは変
化しなくなり、+5Vで安定する。
【0023】指令電圧Vinが5Vの状態から0Vの状
態に変化すると(図2において、時間区間(14)から
(15)への変化時)、比較回路のオペアンプ3に対す
る入力電圧Vi1が0Vから+5Vに転じ、その出力電
圧Voは、正の飽和出力電圧+12Vになる。充電電流
Icは、+0.1mA(=+12V/120kΩ)とな
り、コンデンサ11に先程とは逆方向に流入する。
態に変化すると(図2において、時間区間(14)から
(15)への変化時)、比較回路のオペアンプ3に対す
る入力電圧Vi1が0Vから+5Vに転じ、その出力電
圧Voは、正の飽和出力電圧+12Vになる。充電電流
Icは、+0.1mA(=+12V/120kΩ)とな
り、コンデンサ11に先程とは逆方向に流入する。
【0024】積分回路の出力端子12における出力電圧
Voutは、前記とは逆に、10V/秒の勾配で電圧が
下降する。積分回路の出力端子12における出力電圧V
outが0.5秒後に0Vに達すると、入力電圧Vi1
が0Vになり、比較回路の出力端子7における出力電圧
Voも0Vになる。出力電圧Voが0Vになると、充電
電流Icが0Aになり、出力電圧Voutは変化しなく
なり、0Vで安定する。
Voutは、前記とは逆に、10V/秒の勾配で電圧が
下降する。積分回路の出力端子12における出力電圧V
outが0.5秒後に0Vに達すると、入力電圧Vi1
が0Vになり、比較回路の出力端子7における出力電圧
Voも0Vになる。出力電圧Voが0Vになると、充電
電流Icが0Aになり、出力電圧Voutは変化しなく
なり、0Vで安定する。
【0025】指令電圧Vinが0Vの状態から−5Vの
状態に変化すると(図2において、時間区間(15)か
ら(16)への変化時)、比較回路のオペアンプ3に対
する入力電圧Vi1が0Vから+5Vに転じ、その出力
電圧Voは、正の飽和出力電圧+12Vになる。充電電
流Icは、+0.1mAとなり、コンデンサ11に流入
する。
状態に変化すると(図2において、時間区間(15)か
ら(16)への変化時)、比較回路のオペアンプ3に対
する入力電圧Vi1が0Vから+5Vに転じ、その出力
電圧Voは、正の飽和出力電圧+12Vになる。充電電
流Icは、+0.1mAとなり、コンデンサ11に流入
する。
【0026】積分回路の出力端子12における出力電圧
Voutは、前記と同様に10V/秒の勾配で電圧が下
降する。出力電圧Voutが0.5秒後に−5Vに達す
ると、入力電圧Vi1が0Vになり、出力電圧Voも0
Vになる。比較回路の出力端子7における出力電圧Vo
が0Vになると、充電電流Icは0Aになり、積分回路
の出力端子12における出力電圧Voutは変化しなく
なり、−5Vで安定する。
Voutは、前記と同様に10V/秒の勾配で電圧が下
降する。出力電圧Voutが0.5秒後に−5Vに達す
ると、入力電圧Vi1が0Vになり、出力電圧Voも0
Vになる。比較回路の出力端子7における出力電圧Vo
が0Vになると、充電電流Icは0Aになり、積分回路
の出力端子12における出力電圧Voutは変化しなく
なり、−5Vで安定する。
【0027】指令電圧Vinが−5Vの状態から0Vの
状態に変化すると、比較回路の反転入力端子5における
入力電圧Vi1が0Vから−5Vに転じ、その比較回路
の出力端子7における出力電圧Voは、負の飽和出力電
圧−12Vになる。充電電流Icは、−0.1mAとな
り、コンデンサ11に逆方向に流入する。
状態に変化すると、比較回路の反転入力端子5における
入力電圧Vi1が0Vから−5Vに転じ、その比較回路
の出力端子7における出力電圧Voは、負の飽和出力電
圧−12Vになる。充電電流Icは、−0.1mAとな
り、コンデンサ11に逆方向に流入する。
【0028】積分回路の出力端子12における出力電圧
Voutは、前記と同様に、10V/秒の勾配で電圧が
下降する。出力電圧Voutが0.5秒後に0Vに達す
ると、比較回路の反転入力端子5における入力電圧Vi
1が0Vになり、比較回路の出力端子にける出力電圧V
oも0Vになる。出力電圧Voが0Vになると、充電電
流Icが0Aになり、出力電圧Voutは変化しなくな
り0Vで安定する。
Voutは、前記と同様に、10V/秒の勾配で電圧が
下降する。出力電圧Voutが0.5秒後に0Vに達す
ると、比較回路の反転入力端子5における入力電圧Vi
1が0Vになり、比較回路の出力端子にける出力電圧V
oも0Vになる。出力電圧Voが0Vになると、充電電
流Icが0Aになり、出力電圧Voutは変化しなくな
り0Vで安定する。
【0029】以上述べたように、本発明の台形処理機能
を有する非反転増幅回路の動作は図2から明確なように
時間区間の変化((13)→(14)、(14)→(1
5)、(15)→(16)、(16)→(17))の4
つのステップにより実現できることが分かる。これは、
制御信号20と入力電圧Vinが実質的に等しい時に、
比較部1が入力電圧Vinの変化に応答して第1の信号
Vi1を増幅して第1の出力信号Voを出力し、積分部
2が第1の出力信号Voに応答して出力信号Voutを
出力する事による。本第一の実施の形態では抵抗9の抵
抗値とコンデンサ11の値を設定しているが、各々の値
を変化させることにより、その勾配を変えることができ
る。
を有する非反転増幅回路の動作は図2から明確なように
時間区間の変化((13)→(14)、(14)→(1
5)、(15)→(16)、(16)→(17))の4
つのステップにより実現できることが分かる。これは、
制御信号20と入力電圧Vinが実質的に等しい時に、
比較部1が入力電圧Vinの変化に応答して第1の信号
Vi1を増幅して第1の出力信号Voを出力し、積分部
2が第1の出力信号Voに応答して出力信号Voutを
出力する事による。本第一の実施の形態では抵抗9の抵
抗値とコンデンサ11の値を設定しているが、各々の値
を変化させることにより、その勾配を変えることができ
る。
【0030】次に、本発明の第二の実施の形態に係る台
形処理機能を有する非反転増幅回路について説明する。
図3を参照して、本構成は比較回路である比較部1と積
分回路である積分部2とから成る。
形処理機能を有する非反転増幅回路について説明する。
図3を参照して、本構成は比較回路である比較部1と積
分回路である積分部2とから成る。
【0031】前述した第一の実施の形態と比較して、本
構成では可変増幅率抵抗部21が設けられている。可変
増幅率抵抗部21は第1の抵抗素子R1と第2の抵抗素
子R2から成る。積分回路の出力端子12と比較回路の
反転入力端子4との間には第1の抵抗素子R1が介設さ
れ、又基準電圧端子6と比較回路入力側一端子4との間
には第2の抵抗素子R2が介設されている。第1の抵抗
素子R1及び第2の抵抗素子R2の各々の値を変更する
ことにより、その積分回路の出力端子12における出力
電圧を分圧して変更することが可能となる。又第一の実
施の形態同様に、抵抗9の抵抗値とコンデンサ11の値
を変化させることにより、その勾配を変えることができ
る。
構成では可変増幅率抵抗部21が設けられている。可変
増幅率抵抗部21は第1の抵抗素子R1と第2の抵抗素
子R2から成る。積分回路の出力端子12と比較回路の
反転入力端子4との間には第1の抵抗素子R1が介設さ
れ、又基準電圧端子6と比較回路入力側一端子4との間
には第2の抵抗素子R2が介設されている。第1の抵抗
素子R1及び第2の抵抗素子R2の各々の値を変更する
ことにより、その積分回路の出力端子12における出力
電圧を分圧して変更することが可能となる。又第一の実
施の形態同様に、抵抗9の抵抗値とコンデンサ11の値
を変化させることにより、その勾配を変えることができ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明による台形処理機能を有する非反
転増幅回路は、比較部と積分部の結合である簡単な回路
構成により、台形処理が実現可能である。加減速機能を
持たないモータドライバ及び一般の回路にこのような簡
単な手段でその機能を持たせることができる。
転増幅回路は、比較部と積分部の結合である簡単な回路
構成により、台形処理が実現可能である。加減速機能を
持たないモータドライバ及び一般の回路にこのような簡
単な手段でその機能を持たせることができる。
【図1】図1は、本発明の第一の実施の形態を示す回路
図である。
図である。
【図2】図2は、各入力・出力電圧の時間フローチャー
ト図である。
ト図である。
【図3】図3は、本発明の第二の実施の形態を示す回路
図である。
図である。
【図4】図4(a)は、従来の勾配を与える1次遅れ回
路図であり、図4(b)は、入力・出力電圧の波形図で
ある。
路図であり、図4(b)は、入力・出力電圧の波形図で
ある。
【図5】図5(a)は、従来の勾配を与える積分回路で
あり、図5(b)は、入力・出力電圧の波形図である。
あり、図5(b)は、入力・出力電圧の波形図である。
1 :比較部(比較回路) 2 :積分部(積分回路) 3 :比較回路のオペアンプ 4 :比較回路の非反転入力端子 5 :比較回路の反転入力端子 6 :基準電圧端子点 7 :比較回路の出力端子 8 :積分回路のオペアンプ 9 :積分回路の抵抗素子 11 :積分回路の容量素子(コンデンサ) 12 :積分回路の出力端子 14 :積分回路の反転入力端子 15 :積分回路の非反転入力端子 17 :基準電圧点 20 :制御信号 21 :可変増幅率抵抗部 Vin :入力信号 Vi1 :第1の信号 Vo :第1の出力信号 Vi2 :第2の信号 Vout:出力信号 R1 :第1の抵抗素子 R2 :第2の抵抗素子
Claims (5)
- 【請求項1】 制御信号と入力信号との差である第1の
信号を増幅して第1の出力信号を出力する為の比較部
と、 前記比較部からの前記第1の出力信号を時間に関して積
分し、出力信号として前記制御信号を出力する為の積分
部とを具備し、 前記制御信号が前記入力信号と実質的に等しい時に、前
記比較部が前記入力信号の変化に応答して前記第1の信
号を増幅して前記第1の出力信号を出力し、前記積分部
が前記第1の出力信号を受けて前記出力信号を出力する
事を特徴とする台形波形出力機能を有する非反転増幅回
路。 - 【請求項2】 前記比較部は演算増幅器を具備し、前記
制御信号は前記演算増幅器の非反転入力端子に入力さ
れ、前記入力信号は前記演算増幅器の反転入力端子に入
力されている事を特徴とする請求項1記載の台形波形出
力機能を有する非反転増幅回路。 - 【請求項3】 前記比較部は演算増幅器と前記出力信号
の勾配に変化を与える為の可変増幅率抵抗部とを具備
し、前記可変増幅率抵抗部は縦続接続された第1の抵抗
素子と第2の抵抗素子から成り、前記第1の抵抗素子は
接地され、前記第2の抵抗素子は前記制御信号に接続さ
れ、前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子の接続点
が前記反転入力端子に接続されており、前記入力信号は
前記演算増幅器の前記反転入力端子に入力されている事
を特徴とする請求項1記載の台形波形出力機能を有する
非反転増幅回路。 - 【請求項4】 前記積分部は演算増幅器と、前記出力信
号の勾配に変化を与える抵抗素子及び容量素子から成る
積分回路であり、 前記抵抗素子は前記第1の出力信号に接続され、前記容
量素子は前記制御信号に接続され、前記抵抗素子と前記
容量素子の接続点は前記演算増幅器の反転入力端子に接
続されている事を特徴とする請求項1乃至3記載の台形
波形出力機能を有する非反転増幅回路。 - 【請求項5】 制御信号が入力信号と実質的に等しくな
った時に、前記入力信号の変化に応答して第1の信号を
増幅して第1の出力信号を出力するステップと、前記第
1の信号は前記制御信号と前記入力信号との差であり、 前記第1の出力信号を受けて、時間に関して積分し出力
信号として前記制御信号を出力するステップとから成る
事を特徴とする非反転増幅器の台形波形出力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10191131A JP2000022506A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 台形波形出力機能を有する非反転増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10191131A JP2000022506A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 台形波形出力機能を有する非反転増幅回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000022506A true JP2000022506A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16269403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10191131A Withdrawn JP2000022506A (ja) | 1998-07-07 | 1998-07-07 | 台形波形出力機能を有する非反転増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000022506A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002141782A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Denso Corp | 台形波出力回路 |
JP2002344297A (ja) * | 2001-05-17 | 2002-11-29 | Denso Corp | 電気負荷の駆動装置 |
-
1998
- 1998-07-07 JP JP10191131A patent/JP2000022506A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002141782A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Denso Corp | 台形波出力回路 |
JP2002344297A (ja) * | 2001-05-17 | 2002-11-29 | Denso Corp | 電気負荷の駆動装置 |
JP4569040B2 (ja) * | 2001-05-17 | 2010-10-27 | 株式会社デンソー | 電気負荷の駆動装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |